建設委員会

1961-09-12 参議院 全135発言

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会議録情報#0
昭和三十六年九月十二日(火曜日)
   午前十時二十一分開会
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  委員の異動
八月十日委員斎藤昇君辞任につき、そ
の補欠として西田隆男君を議長におい
て指名した。
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 出席者は左の通り。
   委員長     稲浦 鹿藏君
   理事
           田中 清一君
           松野 孝一君
           武藤 常介君
           内村 清次君
   委員
           岩沢 忠恭君
           小山邦太郎君
           村松 久義君
           木下 友敬君
           田中  一君
           武内 五郎君
           藤田  進君
           田上 松衞君
           小平 芳平君
  国務大臣
   建 設 大 臣 中村 梅吉君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       武井  篤君
  説明員
   経済企画庁総合
   開発局離島振興
   課長      和泉 一雄君
   大蔵省主計局主
   計官      宮崎  仁君
   郵政省郵務局施
   設課長補佐   坂田 英俊君
   建設省計画局長 関盛 吉雄君
   建設省河川局長 山内 一郎君
   建設省道路局長 高野  務君
   建設省住宅局長 斎藤 常勝君
   自治省行政局振
   興課長補佐   山本 成美君
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  本日の会議に付した案件
○建設事業並びに建設諸計画に関する
 調査
 (道路整備五カ年計画策定に関する
 件)
 (集中豪雨による災害対策に関する
 件)
 (昭和三十六年度建設省関係補正予
 算に関する公共工事の建設単価引上
 問題に関する件)
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稲浦鹿藏#1
○委員長(稲浦鹿藏君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
 本日は、建設事業並びに建設諸計画に関する調査といたしまして道路整備五カ年計画に関する件、豪雨災害対策に関する件及び建設省関係の補正予算に関する件につきまして、調査を行ないたいと存じます。
 大臣は閣議が終わり次第来るそうでございます。御了承願います。
 それでは初めに道路整備五カ年計画に関する調査を行ないます。御質疑の方は御発言下さい。
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田中一#2
○田中一君 先般の内閣改造のおりに、それ以前に中村建設大臣は、自分の在任中にこの五カ年計画を閣議決定していきたい、というような御希望があるように聞いておった。ところが大臣、留任したらそれっきり、何らの国会に対する状況報告がないわけです。むろん、これはまあこれから来年の五月まで留任するものとすれば、来年の五月まで待たなきゃならないものかどうか。——仕事の面はこれは三十六年度予算に盛り込んであり、事業はどんどん進行していると思うけれども、一体、どういうふうに進行して、どういう作業が行なわれ、いつごろ少なくとも国民の前にその全貌というものを明らかにされようとするのか、その点伺っておきます。
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高野務#3
○説明員(高野務君) お答えいたします。新道路整備五カ年計画、これをできるだけ早く閣議決定したいと思いまして、関係各省と協議中でございます。七月以来、建設省において各省に説明し、各省とも協議をしておるのでございます。なお調整を要する問題が若干残っておりまして、目下調整に努力している段階でございます。この意見の調整の済み次第、国土開発縦貫自動車道建設審議会及び道路審議会に諮った上、閣議の決定を求めるつもりでございます。私どもといたしましては、何とかいたしまして調整を完了いたしまして、今月中にも閣議決定を求めたいというつもりでやっております。
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田中一#4
○田中一君 未調整の部分というのはどういう問題です。
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高野務#5
○説明員(高野務君) 調整を要する点といたしましては、中央道、東海道の同時着工の問題でございまして、これは昨日も交通閣僚協議会において協議をしている次第でございます。
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田中一#6
○田中一君 その東海道、中央道の高速度道路問題は、未調整部分という……、すでに行なうことがきまっていると思う、むろん五カ年間に行なうこともきまっておると思う。そうすると、新聞等に伝えられるところの三十七年度予算として新しく組み入れる予定の実行予算として、同時に着工するかしないかという点が問題になるのですか。それとも五カ年計画の中に入っておらないのを入れようというのか、どちらです。
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高野務#7
○説明員(高野務君) 建設省といたしましては、この五カ年計画に両自動車国道を計画いたしまして、また、三十七年度予算におきましてはいずれも着工するような予算要求をしておるのでございます。まだ、五ヵ年計画にどの程度に両自動車国道を入れるか、また、同時に着工するかということについても協議中でございます。
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田中一#8
○田中一君 次に伺いたいのは、五カ年計画の路線別の内訳等はもう十分に検討されており、かつまた固まりつつある状況ですか、それともまたそれらのものは、最後的な結論に達しておらないということなのですか、どちらですか。
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高野務#9
○説明員(高野務君) 道路整備五カ年計画を積み上げることにつきましては、路線別の作業を建設省といたしましては終了しているのでございますが、ただ配分の問題等はなお多少大蔵省との協議が終わっておりませんので、最後的に決定するという段階に至っていないが、大体において案はできているということが言えると思います。
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田中一#10
○田中一君 最後の決定はいつごろになって、決定次第それを都道府県にむろんこれは通知しなければならぬのですけれども、国民の前に明らかに全部が全部を発表して、それは動かないものであるということなのか、全然これは公表しないで、そしてある面、調整をしなければならぬ面もなお出てくるという見通しの上に立っているのか、私はこういうように五カ年間にその事業をしばるということになりますと、私は野党ですからあえて言うのですが、心配の面があるのです。これは政治的に選挙等に利用されることがあってはならぬじゃないかということです。技術的に、経済的にほんとうに五カ年間にその整備しなければならぬ対象というものが、良心的の決定を見たならば、それは技術的に経済的に別の変化があった場合はいざ知らず、作為的のもので、それが力によって変更されるようなことがあってはならないという前提に立って伺うのですから、そういう点はどういう見方をしているのですか、伺っておきます。
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高野務#11
○説明員(高野務君) 道路整備五カ年計画は道路整備緊急措置法の規定に基づきまして、道路種別ごとに道路の整備目標と、事業の量を閣議決定されるわけでございまして、路線別計画は公表しないのでございます。また各県に対しましても、その県の事業の量を通知するということにいたしまして、路線別の内訳は通知いたしません。ただ作業の内容といたしまして、路線別の積み上げの作業があるわけでございますから、これを今後五年間の目標にするわけでございます。しかしながら交通量の変化また開発の変遷等によりまして、修正を要するものもあろうかと思います。目標は今後五カ年間の目標として計画を持つわけでございます。多少の修正は要するわけでございます。
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田中一#12
○田中一君 大体日本の道路計画というものは網のような形のものを想定しながら考えているわけですが、今回の場合も従来通りそのような形で普遍的に道を作ればいいということなのですか、あるいは昨年の前国会で言われているように、所得倍増計画に乗った重点的な道路整備ということを考えられるのかその点どちらです。
 それでもう一つは、これはあなたあたりに言うものじゃないかもしらぬけれども、最近新聞等をごらんになっても経済の成長という面からみても、相当所得倍増計画というものに対しては検討されなきゃならぬというような批判も出ているわけです。それはどういうところにあるのか、かつての戸口から戸口という考え方の道路、それからそうではなくて重点的に、政策的な面から新しく積み上げられた今回の五カ年計画か、どちらですか。
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高野務#13
○説明員(高野務君) 五カ年計画の作業をいたしますにあたりましては、所得倍増の計画に即応するように、工業地帯あるいは既成都市の現在ネックになっております道路に重点の相当部分を投入することはもちろんでございます。しかし一級国道のごとく、今後開発すべき地域の開発に貢献するような幹線道路は、これは全国的に整備をして参りたいと思っております。また現在開発されていない地域につきましても、今後の開発を想定いたしまして、計画の相当部分を投入する覚悟でございます。
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田中一#14
○田中一君 経済政策はかりに新聞等で見ても、臨時国会に備えて統一的な意見に固めようじゃないかというような調整を、与党並びに政府部内ではやっているようですが、もしこれが今までの国会の当時の状況から変化された場合には、道路整備五カ年計画もそれに即応して変化するものという見方をしてよろしいか。それともこれは不動なものであって、一応不動なものであるという見方をすべきか、どちらですか。
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高野務#15
○説明員(高野務君) 私どもは諸般の計画を参考にいたしましてきめた計画でございますので、できるだけ私どもの計画を遂行したいと思っております。しかしながら経済情勢の変化あるいは開発計画変更等によりまして、今後修正すべき要素がはっきり出て参りましたならば、それに即応して道路計画もかえていくという必要があろうと思います。
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田中一#16
○田中一君 臨時国会が二十五日に召集されると、それまでに政府並びに与党内の経済政策の調整ということが行なわれると思うのですよ。きょうの新聞を見ても池田首相だけが従来通りの方針を堅持して、楽観的な主張をしておるように新聞に出ております。これは修正される場合には、閣議決定をみようとする現在の道路整備五カ年計画も、変更されるということになるのですか。それともそれはそれとして、一応今道路局長が言っているように、なるべく近い——近いというか、今月中にでもそれが決定されて、その後にくるものとして変更されるということになるのですか。あるいはそうなった場合には三十日、今月一ぱいで閣議決定をみようというのも延びるということなんですか。
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高野務#17
○説明員(高野務君) 先ほども申し上げました通り、道路整備五カ年計画の閣議決定は、道路の種別ごとの整備の目標等が決定されるわけであります。従いまして地域の配分あるいは路線ごとの配分等は、閣議決定そのものにはないわけであります。従いまして五カ年計画そのものは決定していただきまして、その後の情勢に応じまして、路線の配分等、地域の配分等、ある程度修正をして参るということが出てくると思います。
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田中一#18
○田中一君 東海道、中央道の問題が臨時国会までに一応きまるとして、路線はこれはもう確定しておりますか。
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高野務#19
○説明員(高野務君) 東海道、中央道の路線につきまして御質問でございますが、中央道の路線につきましては、私どもといたしましては富士吉田までの間につきましては大月回りのルート、道志回りのルートなどの比較線の調査を実施しております。この中央道の路線につきましては、各ルートの建設費や経済効果等の調査結果に基づきまして、総合的な判定により、最も投資効率の高いルートを選ぶわけでございますが、これについては国土開発縦貫自動車道建設審議会の議を経てきめられるわけでございまして、五カ年計画が決定次第ルートをきめて参りたいと思います。
 また東海道につきましても調査が終わっているわけでございますが、これも五カ年計画の決定次第路線の認定をいたしまして、さらに整備計画の場合に細部にわたって決定して参りたいと思います。従いましていずれも現在まだ決定はしておりません。
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田中一#20
○田中一君 もう少し詳しくお聞きしたいと思うけれども、へたに質問して、へたな答弁が出ると沿道の関係町村並びに住民の方に相当な影響がありますから、この際は私どもはこの事業が、少なくとも三十七年度から着工されるという前提に立って、これ以上追及はしませんけれども、どうか一つその点は慎重に、国民の税金でやるのです、そうして目的は、交通という面だけの意義をもっているところの国土開発従貫自動車道でございません、従ってこの点は慎重にしていただきたいことをお願いしておきます。
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高野務#21
○説明員(高野務君) 路線の決定は慎重にやります。
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田中一#22
○田中一君 それからその他の東北、九州、中国等の自動車道につきましては、これはどの程度まで進んでおって、それから三十六年度はどう、三十七年度以降はどうするというような計画であるか、一つ報告して下さい。
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高野務#23
○説明員(高野務君) 東海道中央道以外の自動車道につきましては、現在東北自動車道、中国自動車道、九州自動車道の調査をしているわけであります。東北自動車道の調査につきましては三十五年度に百五十万円、三十六年度四百五十万円をもちまして調査を実施中でございます。三十七年度は今までの調査に引き続きまして、空中写真撮影及び図画、計画線の調査、経済調査等を行なう計画でございまして、これに要する費用を大蔵省に要求することにしております。なお主要な調査は新道路整備五カ年計画で完了させる考えで、目下大蔵省と折衝中でございます。
 中国自動車道及び九州自動車道につきましては、中国自動車道は三十六年から調査を始めまして、二百五十万円の予算でございます。九州自動車道につきましては二百万円の予算がございまして調査をしているわけでございます。三十七年度は今までの調査に引き続きまして、これも空中写真撮影及び図画、計画線の調査、経済調査などを行なう予定でございます。これらの調査は東北自動車道と同じ考え方で、この五カ年計画で完了するという予定で、今大蔵省と折衝中でございます。
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田中一#24
○田中一君 東海、中央、東北、九州、中国等は大体において道路公団をもってこれに当たらせるというような考え方ですね。
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高野務#25
○説明員(高野務君) これらはいずれも現在のところ、なお有料道路でやる必要があろうと思います。道路公団をして工事を担当させる予定でございます。
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田中一#26
○田中一君 計画局長に伺いますが、オリンピック開催のための街路計画というものは、その終点に持とうとする諸施設の決定を見ないのに、それらのものが行なわれるんだという予備的な意思表示をなされております。予備的というか、たとえば室内体育館にしてもまだきまっておらぬ、おらぬのに明治神宮の脇の今のワシントン・ハイツですか、あそこに持っていくんだという計画でもって、あの辺の町民を計画になっているんだ、補助道路としてやるんだといっておどかしているわけです、東京都は。これはなかなが首をかしげてわからなければ私が午後からでも御案内して、全部路線を都が決定しようとしているかあるいはどうかわからぬけれども、御案内しますが、そういう場合に終点の施設というものができないにかかわらず、そういう施設をやるんだやるんだといっている。これはどういうことなんですか。たくさんあるんです、そういうことが。たとえばワシントン・ハイツの周辺にある、あそこに施設ができるものという前提に立って、補助街路の計画が発表されておるわけです。今のところではあそこがだめになったということになってもその周辺の街路というものはそのままやはり仕事を進めていくつもりなのか、あるいはそれはもう当然中止になるべきものなのか、あるいはそれらの点を計画局としては全貌をほんとうに握っておってやっているのかどうか。その点の総体的な全部のオリンピック計画そのものを一つ説明していただきたいと思います。
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関盛吉雄#27
○説明員(関盛吉雄君) 東京都内のオリンピックの開催時期までに整備を要する施設、特にオリンピック開催時に用いられます主競技場を初めとする競技施設、これと既定の街路計画の事業実施との関係でございますが、オリンピックの開催の当時に用いますところの施設そのものの配置につきましても、都市計画の施設の配置の計画にマッチするように行なわれなければならないということで、昨年来政府におきましても、オリンピックの主催をいたしますのは政府みずからではございませんけれども、その計画に即応いたしまして国が協力をするという建前になっておりますので、その建前を実行する上からいたしましても政府で協議会を持ちまして、オリンピックの組織委員会がきめる際にも、組織委員会の中にも現在閣僚の方も入っておられるわけでございまして、そのようにいたしましてそれらの施設計画全体が東京都の都市計画というものとマッチするような構想で、今日まで進んでおるわけでございます。ただ、今お話の水泳プールに関する体育館の問題が最終的にまだペンディングだという状況でございまして、これは全体の施設計画がペンディングであるというふうにはなっておらないわけでございます。一方東京都内の都市内交通事情というものは非常に逼迫いたしておりますので、既定の都市計画決定に従いまして逐次事業化を進めておったのでございますが、そのうちオリンピック開催時までに、既定の都市計画の中でやることを必要とする路線そのものを、いわゆるオリンピック関連の道路、こう申しておるわけでございまして、ただいまお尋ねのことの一部に補助街路のお話が出たわけでございますが、この道につきましては先般の通常国会の際におきましても、衆議院の委員会でもお尋ねがございまして御説明申し上げたのでございますが、これは根本的な考え方は、東京都の東西の交通を処理するところの一つの補助線でございます。従って、いずれも各路線はオリンピックの施設の設置が、万が一変更されることがありましても、いずれも都市内交通の情勢から緊急に整備を要するものでございますので、ものによりましては一年ほど繰り上げられたものがあるかもしれませんけれども、そのことによってその路線の整備が必要でないというような性質の路線は、今道路整備五カ年計画で取り上げようとしておるものの中には入っておらないというのが実情でございます。
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田中一#28
○田中一君 そうすると、それらのものはみんな、何ですか、政府としてもむろん補助するんでしょうから認めている道路ばかりだというんですね、それは。オリンピック開催までに作るというもの、それからオリンピック後でもいいんだというもの等分類してみるとどうなります。私の言うのは、オリンピックまでに作るんだと言っておきながら、結局道路の終点の施設ができないために変更されるということがありゃせんかというんです。もしそういうものがあるならば、政府が一体仮定の上に立って緊急の、これはオリンピックのためにやるんだということに籍口して、都が主張するものにだまされているんではないかということなんです。大体オリンピックのための道路ならば二、三年のうちに完成しなければならぬ、そうでないものはそう急がんでもいいんではないかという考えが都にもあるわけなんです。ところがそうだと言いながら関連するオリンピックの施設というものが決定していないにかかわらず、そういう点を認めているということはちょっと困るんではないか。私はそういうところに競技場等の施設の決定をするのに困難があるんではないか。今言う通り補助街路なり何なり乗っけて地点を探そうとするから困難があるんではないかと思うんです。そうでなく容易にとれるところはどんどんやったらいいんです、もしやれるとすれば。今補助街路という都市計画上の決定があるからそれに沿ったものにしなければならぬというので、いろいろその地点の決定に困難を来たしているんではないかということなんですが、その点はどうなんですか。
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関盛吉雄#29
○説明員(関盛吉雄君) そういうわけではございませんで、オリンピックの競技場の配置から申しますれば、これは前段に申し上げました通りに、すでに公園計画が都市計画で定まっておる地域につきまして、運動公園的な施設を当然考えるべき必要のあるところ、そういうところに競技場を配置する。それからまた道路は道路で都市内の環状線あるいは放射線の中で、いわゆる放射線のうちでも特に重要な東西交通に必要な路線、あるいは環状線なら環状七号のような緊急な施設、そういったようなものとの関連において必要な補助線というものを、交通の現況に照らし合わせまして今実施いたしておるのでございまして、たまたまそのうち目標として仕事をやります段階におきまして、オリンピックまでにぜひ施設の整備と関連してやらなきゃならぬということにタイミングが合っているものをオリンピック関連道路、こう申し上げておるのでございまして、万が一施設の配置に変更がありましても、ただいま実施しようといたしております街路整備の計画は、そのことをもって交通情勢が急に変わるという情勢にはございませんので、これはぜひとも実施をしなきゃならない路線である、こういうふうにわれわれ認識いたしまして実施いたしておる次第でございます。
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