イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
平成十七年五月十一日(水曜日)
午後一時開会
─────────────
委員の異動
四月十五日
辞任 補欠選任
鈴木 寛君 岩本 司君
林 久美子君 福山 哲郎君
五月十日
辞任 補欠選任
有村 治子君 水落 敏栄君
榛葉賀津也君 藤本 祐司君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 太田 豊秋君
理 事
阿部 正俊君
田村耕太郎君
山内 俊夫君
山本 一太君
大塚 耕平君
平野 達男君
柳田 稔君
荒木 清寛君
委 員
大野つや子君
岸 信夫君
後藤 博子君
田浦 直君
田村 公平君
中川 雅治君
二之湯 智君
長谷川憲正君
松村 龍二君
水落 敏栄君
山崎 力君
山本 順三君
浅尾慶一郎君
犬塚 直史君
岩本 司君
尾立 源幸君
大江 康弘君
齋藤 勁君
主濱 了君
富岡由紀夫君
広野ただし君
福山 哲郎君
藤本 祐司君
若林 秀樹君
谷合 正明君
遠山 清彦君
緒方 靖夫君
大田 昌秀君
国務大臣
外務大臣 町村 信孝君
国務大臣
(防衛庁長官) 大野 功統君
国務大臣 村田 吉隆君
副大臣
防衛庁副長官 今津 寛君
外務副大臣 谷川 秀善君
事務局側
常任委員会専門
員 鴫谷 潤君
常任委員会専門
員 泊 秀行君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 堀内 文隆君
内閣官房内閣審
議官 増田 好平君
内閣官房内閣審
議官 大石 利雄君
警察庁刑事局組
織犯罪対策部長 知念 良博君
警察庁警備局長 瀬川 勝久君
防衛庁長官官房
長 北原 巖男君
防衛庁運用局長 大古 和雄君
防衛庁人事教育
局長 西川 徹矢君
消防庁次長 東尾 正君
法務省入国管理
局長 三浦 正晴君
外務大臣官房審
議官 遠藤 善久君
外務大臣官房審
議官 齋木 昭隆君
外務大臣官房審
議官 兒玉 和夫君
外務大臣官房参
事官 小井沼紀芳君
外務大臣官房広
報文化交流部長 近藤 誠一君
外務大臣官房国
際社会協力部長 神余 隆博君
外務省北米局長 河相 周夫君
外務省中東アフ
リカ局長 吉川 元偉君
外務省中東アフ
リカ局アフリカ
審議官 河野 雅治君
外務省経済協力
局長 佐藤 重和君
外務省国際法局
長 林 景一君
厚生労働省医政
局長 岩尾總一郎君
厚生労働省健康
局長 田中 慶司君
─────────────
本日の会議に付した案件
○イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保
支援活動等並びに武力攻撃事態等への対処に関
する調査
(イラクにおける邦人行方不明事件に関する件
)
(国民の保護に関する基本指針、イラク人道復
興支援特措法に基づく自衛隊の部隊の活動状況
及び最近のイラク情勢等に関する件)
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この発言だけを見る →午後一時開会
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委員の異動
四月十五日
辞任 補欠選任
鈴木 寛君 岩本 司君
林 久美子君 福山 哲郎君
五月十日
辞任 補欠選任
有村 治子君 水落 敏栄君
榛葉賀津也君 藤本 祐司君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 太田 豊秋君
理 事
阿部 正俊君
田村耕太郎君
山内 俊夫君
山本 一太君
大塚 耕平君
平野 達男君
柳田 稔君
荒木 清寛君
委 員
大野つや子君
岸 信夫君
後藤 博子君
田浦 直君
田村 公平君
中川 雅治君
二之湯 智君
長谷川憲正君
松村 龍二君
水落 敏栄君
山崎 力君
山本 順三君
浅尾慶一郎君
犬塚 直史君
岩本 司君
尾立 源幸君
大江 康弘君
齋藤 勁君
主濱 了君
富岡由紀夫君
広野ただし君
福山 哲郎君
藤本 祐司君
若林 秀樹君
谷合 正明君
遠山 清彦君
緒方 靖夫君
大田 昌秀君
国務大臣
外務大臣 町村 信孝君
国務大臣
(防衛庁長官) 大野 功統君
国務大臣 村田 吉隆君
副大臣
防衛庁副長官 今津 寛君
外務副大臣 谷川 秀善君
事務局側
常任委員会専門
員 鴫谷 潤君
常任委員会専門
員 泊 秀行君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 堀内 文隆君
内閣官房内閣審
議官 増田 好平君
内閣官房内閣審
議官 大石 利雄君
警察庁刑事局組
織犯罪対策部長 知念 良博君
警察庁警備局長 瀬川 勝久君
防衛庁長官官房
長 北原 巖男君
防衛庁運用局長 大古 和雄君
防衛庁人事教育
局長 西川 徹矢君
消防庁次長 東尾 正君
法務省入国管理
局長 三浦 正晴君
外務大臣官房審
議官 遠藤 善久君
外務大臣官房審
議官 齋木 昭隆君
外務大臣官房審
議官 兒玉 和夫君
外務大臣官房参
事官 小井沼紀芳君
外務大臣官房広
報文化交流部長 近藤 誠一君
外務大臣官房国
際社会協力部長 神余 隆博君
外務省北米局長 河相 周夫君
外務省中東アフ
リカ局長 吉川 元偉君
外務省中東アフ
リカ局アフリカ
審議官 河野 雅治君
外務省経済協力
局長 佐藤 重和君
外務省国際法局
長 林 景一君
厚生労働省医政
局長 岩尾總一郎君
厚生労働省健康
局長 田中 慶司君
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本日の会議に付した案件
○イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保
支援活動等並びに武力攻撃事態等への対処に関
する調査
(イラクにおける邦人行方不明事件に関する件
)
(国民の保護に関する基本指針、イラク人道復
興支援特措法に基づく自衛隊の部隊の活動状況
及び最近のイラク情勢等に関する件)
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太
太田豊秋#1
○委員長(太田豊秋君) ただいまからイラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月十五日、鈴木寛君及び林久美子君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君及び福山哲郎君がそれぞれ選任されました。
また、昨十日、有村治子君及び榛葉賀津也君が委員を辞任され、その補欠として水落敏栄君及び藤本祐司君がそれぞれ選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
去る四月十五日、鈴木寛君及び林久美子君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君及び福山哲郎君がそれぞれ選任されました。
また、昨十日、有村治子君及び榛葉賀津也君が委員を辞任され、その補欠として水落敏栄君及び藤本祐司君がそれぞれ選任されました。
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太
太田豊秋#2
○委員長(太田豊秋君) イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動等並びに武力攻撃事態等への対処に関する調査のうち、イラクにおける邦人行方不明事件に関する件及び国民の保護に関する基本指針、イラク人道復興支援特措法に基づく自衛隊の部隊の活動状況及び最近のイラク情勢等に関する件を議題といたします。
まず、政府から報告を聴取いたします。町村外務大臣。
この発言だけを見る →まず、政府から報告を聴取いたします。町村外務大臣。
町
町村信孝#3
○国務大臣(町村信孝君) 在イラク邦人行方不明事件について御報告します。
五月十日未明、ハート・セキュリティ社ロンドン支店より在ロンドン日本国総領事館に対し、同社イラク支店でコンサルタントを務める邦人、齋藤昭彦さん、四十四歳がイラクで行方不明になったとの連絡が入りました。同社からの連絡によれば、齋藤さんはイラク時間八日夕刻、イラク西部のヒート近郊を十数人で車両にて移動していたところを何者かに襲われた模様であります。
政府としては、現在、外務省や関係在外公館等を通じ、齋藤さんの御家族、ハート・セキュリティ社及びイラクや米国等の関係国政府と緊密に連絡を取りつつ、事実関係を調査中です。
政府としては、引き続き現地における齋藤さんの安否確認を急ぐとともに、仮に齋藤さんの拘束が事実であるとすれば、一刻も早く無事に解放されるよう全力を挙げて取り組む考えであります。
政府としては、このような卑劣なテロ行為を断固非難するとともに、イラクとその国民が安定と平和、発展を手に入れるためにも、国際社会と協調しつつ、引き続きイラクの復興支援を積極的に進める所存です。委員の皆様方の御理解と御協力を賜るようよろしくお願いをいたします。
この発言だけを見る →五月十日未明、ハート・セキュリティ社ロンドン支店より在ロンドン日本国総領事館に対し、同社イラク支店でコンサルタントを務める邦人、齋藤昭彦さん、四十四歳がイラクで行方不明になったとの連絡が入りました。同社からの連絡によれば、齋藤さんはイラク時間八日夕刻、イラク西部のヒート近郊を十数人で車両にて移動していたところを何者かに襲われた模様であります。
政府としては、現在、外務省や関係在外公館等を通じ、齋藤さんの御家族、ハート・セキュリティ社及びイラクや米国等の関係国政府と緊密に連絡を取りつつ、事実関係を調査中です。
政府としては、引き続き現地における齋藤さんの安否確認を急ぐとともに、仮に齋藤さんの拘束が事実であるとすれば、一刻も早く無事に解放されるよう全力を挙げて取り組む考えであります。
政府としては、このような卑劣なテロ行為を断固非難するとともに、イラクとその国民が安定と平和、発展を手に入れるためにも、国際社会と協調しつつ、引き続きイラクの復興支援を積極的に進める所存です。委員の皆様方の御理解と御協力を賜るようよろしくお願いをいたします。
太
岸
岸信夫#5
○岸信夫君 自民党の岸信夫でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいま町村外務大臣より御報告ありましたイラクにおける邦人の行方不明事件について、まず御質問いたします。
事件の概要についてはただいま大臣より御報告をいただきましたけれども、現段階ではまだ拘束されたとの確認が取れてないということです。犯行グループとされるアンサール・スンナなる組織からはウェブサイトにおいてこの齋藤氏の、拘束した旨の声明が出されております。また、昨日より様々な報道が我が国においてもなされておるところです。
現地の情報も錯綜している中で、また事件も進行中ということであり、難しいこともあるとは思いますけれども、分かる範囲で更なる詳細について、また我が国の今後の対応等についてもお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
この発言だけを見る →ただいま町村外務大臣より御報告ありましたイラクにおける邦人の行方不明事件について、まず御質問いたします。
事件の概要についてはただいま大臣より御報告をいただきましたけれども、現段階ではまだ拘束されたとの確認が取れてないということです。犯行グループとされるアンサール・スンナなる組織からはウェブサイトにおいてこの齋藤氏の、拘束した旨の声明が出されております。また、昨日より様々な報道が我が国においてもなされておるところです。
現地の情報も錯綜している中で、また事件も進行中ということであり、難しいこともあるとは思いますけれども、分かる範囲で更なる詳細について、また我が国の今後の対応等についてもお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
町
町村信孝#6
○国務大臣(町村信孝君) 基本的には先ほど申し上げたところが要点でございまして、それに尽きるかなとは思っておりますけれども、もう少し詳しく申し上げますと、八日に、この齋藤氏を含むハート・セキュリティー社関係者十数名だそうでありますけれども、イラクの西部に所在するアルアサドの米軍基地まで物資を運ぶと、こういう仕事に従事をしていたようでございます。齋藤氏は、その車両の警護を行うという役割を担っていたようでございます。同米軍基地に到着をし、同日の午後、齋藤氏ら十数名のそのハート・セキュリティー社関係者が基地を出発して帰路に就いたその夕刻、ヒートという町の近郊において車列が何者かに襲撃をされたということでございます。その際、死亡者が出たほか、行方不明者も出ているということでございます。その辺の人数その他実態は必ずしも正確な情報にはまだ接していないところでございます。
そういう意味で、齋藤氏が拘束されているかどうかを含めて、安否がいまだに不明であるということでございます。
イラク渡航については、今、日本全体としては渡航を自粛するようにというお願いを日本国民にしておるわけでございますけれども、こういう形で齋藤氏のように外国の言わばセキュリティー会社といいましょうか、警備会社に勤務をしたまま海外からそのままイラクに入るというような形についての入国については、残念ながら外務省としては把握しかねるケースかなと、こう思っているところでございます。
しかし、さはさりながら、いろいろなルートで情報、こういう日本人がいるということをイラクにあります大使館で情報が入手できる場合もあるわけでございまして、そういう情報を入手した場合には、渡航を見合わせるように、あるいは先般も、香田証生さんのケースのように、隣国のヨルダンにいて入国をしたいという話があったときには、それを是非控えるようにというような強い勧告をしたりするというケースもございますので、今後ともこうしたことについては、できるだけ入国を延期するように、渡航を見合わせるように、今後とも最大限の努力をしていかなければいけないと、かように考えているところでございます。
この発言だけを見る →そういう意味で、齋藤氏が拘束されているかどうかを含めて、安否がいまだに不明であるということでございます。
イラク渡航については、今、日本全体としては渡航を自粛するようにというお願いを日本国民にしておるわけでございますけれども、こういう形で齋藤氏のように外国の言わばセキュリティー会社といいましょうか、警備会社に勤務をしたまま海外からそのままイラクに入るというような形についての入国については、残念ながら外務省としては把握しかねるケースかなと、こう思っているところでございます。
しかし、さはさりながら、いろいろなルートで情報、こういう日本人がいるということをイラクにあります大使館で情報が入手できる場合もあるわけでございまして、そういう情報を入手した場合には、渡航を見合わせるように、あるいは先般も、香田証生さんのケースのように、隣国のヨルダンにいて入国をしたいという話があったときには、それを是非控えるようにというような強い勧告をしたりするというケースもございますので、今後ともこうしたことについては、できるだけ入国を延期するように、渡航を見合わせるように、今後とも最大限の努力をしていかなければいけないと、かように考えているところでございます。
岸
岸信夫#7
○岸信夫君 政府におかれては、まず、その事件の正確な情報の入手、それから事実確認に努めていただきまして、また、報道されているようなこと、すなわち齋藤氏が実際に拘束されているということであれば、是非とも無事に解放されるように全力を尽くしていただくよう強く要請いたします。
今もちょっとお話ございましたけれども、この齋藤氏の現地での活動でありますけれども、報道なんかによりますと、昨年から既にイラク国内で活動していたんじゃないかと。ハート・セキュリティー社には一年以上前から勤務していたというふうに了解をしています。
今おっしゃられたとおり、現地でのこうした邦人、すなわち自衛隊あるいは大使館、報道関係者以外の邦人というのがどれだけいるのか、その辺りを正確に把握するというのは現実には難しいところかとは思いますけれども、こうした組織で働いている方の場合でしたらまだそうしたところをたどっていく手もあるんではないかと、こういうふうに思います。
今のこうした同様の日本人の方、どれぐらいいるかということは、概数でもつかんでおられるところというのはあるんでしょうか。
この発言だけを見る →今もちょっとお話ございましたけれども、この齋藤氏の現地での活動でありますけれども、報道なんかによりますと、昨年から既にイラク国内で活動していたんじゃないかと。ハート・セキュリティー社には一年以上前から勤務していたというふうに了解をしています。
今おっしゃられたとおり、現地でのこうした邦人、すなわち自衛隊あるいは大使館、報道関係者以外の邦人というのがどれだけいるのか、その辺りを正確に把握するというのは現実には難しいところかとは思いますけれども、こうした組織で働いている方の場合でしたらまだそうしたところをたどっていく手もあるんではないかと、こういうふうに思います。
今のこうした同様の日本人の方、どれぐらいいるかということは、概数でもつかんでおられるところというのはあるんでしょうか。
町
町村信孝#8
○国務大臣(町村信孝君) 正確なこれまた情報はよく分かりませんが、相当数多くの警備に当たる人たちというのが何万人単位でいるということのようでございます。したがいまして、それの関係する会社の数といっても相当多数に上るんであろうかと、こう思われるわけでございまして、そこに日本人がどれだけいるかどうかということは、率直に言って、これは非常に把握することが困難なケースなのかなと、こう思われます。
イラク全体にいる日本人の数は、自衛隊あるいは外務省関係者ははっきり分かっているわけでございますが、それ以外にマスコミ関係者を中心に若干名いるということは、これテレビの画面を通じて容易に知れるところでございまして、これらの方々にも強い勧告をしているわけでございますけれども、これについては絶対現地にとどまるという御意向でございますから、それ以上の退去命令という権限を私ども持っておりませんので致し方ないと思っておりますが、正確に何人ということはこの際は申し上げない方がいいということでございますから、若干名いるという程度にとどめざるを得ないわけでございます。
この発言だけを見る →イラク全体にいる日本人の数は、自衛隊あるいは外務省関係者ははっきり分かっているわけでございますが、それ以外にマスコミ関係者を中心に若干名いるということは、これテレビの画面を通じて容易に知れるところでございまして、これらの方々にも強い勧告をしているわけでございますけれども、これについては絶対現地にとどまるという御意向でございますから、それ以上の退去命令という権限を私ども持っておりませんので致し方ないと思っておりますが、正確に何人ということはこの際は申し上げない方がいいということでございますから、若干名いるという程度にとどめざるを得ないわけでございます。
岸
岸信夫#9
○岸信夫君 確かに、このイラク、ずっと以前からも退避勧告が出ている地域ですし、そこにあえて危険な任務を承知の上で入っておられるわけです。そうしたことから、先方から日本政府の方に連絡をしてくる、滞在をしているということを連絡してくるということはまずないんだとは思いますけれども、さはさりながら、我が国としてはやはり海外での邦人の保護ということには責任があるわけでございますので、是非とも最善の努力を今後続けていただいて、御本人の無事の確認と無事な保護に向けて全力を挙げていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
続きまして、イラクの移行政府の発足に関してであります。
一月の国民議会選挙を経まして、四月の六日にはクルド愛国同盟のタラバーニ氏が大統領に選出されました。クルド人の大統領などということはフセイン政権下では全く考えられなかったことだというふうに思います。翌日には統一イラク連合のジャアファーリ氏が首相に任命されて、四月二十八日に移行政府が承認されスタートしたということですが、まだすべての閣僚が決まっていないようです。
新政権が今後、今年一杯続きます政治プロセスを着実に進めていくということができるようにこの支持をしていくということが、我が国を始めといたしまして国際社会のこれは責務であるというふうにも思うわけですけれども、このスタートしたばかりの新政権について我が国はどのように評価しているか、この辺りについて町村大臣のお考えを聞かせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →続きまして、イラクの移行政府の発足に関してであります。
一月の国民議会選挙を経まして、四月の六日にはクルド愛国同盟のタラバーニ氏が大統領に選出されました。クルド人の大統領などということはフセイン政権下では全く考えられなかったことだというふうに思います。翌日には統一イラク連合のジャアファーリ氏が首相に任命されて、四月二十八日に移行政府が承認されスタートしたということですが、まだすべての閣僚が決まっていないようです。
新政権が今後、今年一杯続きます政治プロセスを着実に進めていくということができるようにこの支持をしていくということが、我が国を始めといたしまして国際社会のこれは責務であるというふうにも思うわけですけれども、このスタートしたばかりの新政権について我が国はどのように評価しているか、この辺りについて町村大臣のお考えを聞かせていただきたいと思います。
町
町村信孝#10
○国務大臣(町村信孝君) 委員御指摘のように、一月の選挙を受けて、四月二十八日に移行政府が発足をするということになりました。大分時間が掛かったではないかという指摘もあるようでございます。確かに、早くできればできるにこしたことがないわけでございますが、言わばこういう民主的な選挙を経、様々なグループを束ねる形で内閣あるいは大統領、議会の議長等を選ぶというのは大変なプロセスであったんだろうと、こう思われます。
まあこれらを派閥に置き換えて考えるとちょっとそれは大変不見識なことかもしれませんが、まあ自民党内の派閥であればある意味じゃささっとできることもあろうかと思いますが、国を挙げて、国を懸けて、しかもいろいろな宗教の違い、地域の違いを乗り越えて一つの統治体制をつくるというのは、多分我々が日本で想像する以上にはるかにそれは困難なことであったんだろうなと、こう思うわけであります。
議長にはスンニ派のハッサニー、これは暫定政府における産業・鉱物大臣が就き、大統領にはクルド愛国同盟のタラバーニー党首がなり、首相には多数派であるシーア派のジャアファリー暫定政府の副大統領が任命をされるというような形、あと、それぞれ副大統領であるとか副議長、あるいは副首相、各閣僚にそれぞれいろいろなバランスを考えた形での人選が行われて発足をしたということのようでございまして、私どもとしてはこれを、新しいイラクが民主的な国家づくりのまた新しい歩を進めたと、こういう意味で歓迎をしているところでございます。私からも、ズィバーリー外相、この方は前暫定政府のときも外務大臣でありまして、私もお目に掛かったことがあるわけでございまして、お祝いの電報を発出したところでございます。
こうした動きを受けまして、今後は八月十五日までに国民議会で憲法の草案を起草すると、そして二か月後の十月十五日までに国民投票を行うと、さらにそれからまた二か月たって、今度はその新憲法に基づく国民議会の選挙を行うと、そして十二月末までに正式なイラク政府を発足すると、こういう段取りが描かれているところでございまして、こういうプロセスを経ながら、やはりイラク社会というのは、私もそう知識があるわけではございませんが、非常に多様性に富んだ社会、国家であるということで、その多様性を反映する形で今後政治プロセスが進展をし、いろんな意味で紆余曲折はあるのかもしれませんが、しっかりとした民主的な国家がこの一年掛けて誕生していくんであろうと思います。
私どもも、今後、いろいろな形でそうしたプロセスを支援をしていきたいと考えているところであります。
この発言だけを見る →まあこれらを派閥に置き換えて考えるとちょっとそれは大変不見識なことかもしれませんが、まあ自民党内の派閥であればある意味じゃささっとできることもあろうかと思いますが、国を挙げて、国を懸けて、しかもいろいろな宗教の違い、地域の違いを乗り越えて一つの統治体制をつくるというのは、多分我々が日本で想像する以上にはるかにそれは困難なことであったんだろうなと、こう思うわけであります。
議長にはスンニ派のハッサニー、これは暫定政府における産業・鉱物大臣が就き、大統領にはクルド愛国同盟のタラバーニー党首がなり、首相には多数派であるシーア派のジャアファリー暫定政府の副大統領が任命をされるというような形、あと、それぞれ副大統領であるとか副議長、あるいは副首相、各閣僚にそれぞれいろいろなバランスを考えた形での人選が行われて発足をしたということのようでございまして、私どもとしてはこれを、新しいイラクが民主的な国家づくりのまた新しい歩を進めたと、こういう意味で歓迎をしているところでございます。私からも、ズィバーリー外相、この方は前暫定政府のときも外務大臣でありまして、私もお目に掛かったことがあるわけでございまして、お祝いの電報を発出したところでございます。
こうした動きを受けまして、今後は八月十五日までに国民議会で憲法の草案を起草すると、そして二か月後の十月十五日までに国民投票を行うと、さらにそれからまた二か月たって、今度はその新憲法に基づく国民議会の選挙を行うと、そして十二月末までに正式なイラク政府を発足すると、こういう段取りが描かれているところでございまして、こういうプロセスを経ながら、やはりイラク社会というのは、私もそう知識があるわけではございませんが、非常に多様性に富んだ社会、国家であるということで、その多様性を反映する形で今後政治プロセスが進展をし、いろんな意味で紆余曲折はあるのかもしれませんが、しっかりとした民主的な国家がこの一年掛けて誕生していくんであろうと思います。
私どもも、今後、いろいろな形でそうしたプロセスを支援をしていきたいと考えているところであります。
岸
岸信夫#11
○岸信夫君 今大臣から伺いましたとおり、この政治プロセス、これから年内、非常に多くのことをこなしていかなければいけないわけです。この政治、政権運営にも予断が許せないような状況だと思います。イラクで民主的な国家、政府が定着いたしまして、社会が復興してイラクの民衆に平和がもたらされていくということは、これはもう中東のみならず世界の平和と安定にとっても大変重要なことだと思います。また、我が国にとりましても、この中東地域、エネルギー資源を大変多く依存しているわけですから、そういう意味でも大変関心の高いところだと思います。
いろいろまだ政治、イラクの国内での混乱ということも続くとは思うんですが、この政治プロセスを進展させていく、このことが大切だと思いますし、万一うまく進まない場合、又は国際的なテロ勢力などの助長していく、こういうことにもつながりかねないわけであります。そういう意味でも、我が国にとって、我が国もこのプロセスの促進の支援ということについては、今大臣もおっしゃられたとおり、大変必要なことではないかというふうに思います。
具体的にその支援策等についてもしお考えがございましたら、お聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →いろいろまだ政治、イラクの国内での混乱ということも続くとは思うんですが、この政治プロセスを進展させていく、このことが大切だと思いますし、万一うまく進まない場合、又は国際的なテロ勢力などの助長していく、こういうことにもつながりかねないわけであります。そういう意味でも、我が国にとって、我が国もこのプロセスの促進の支援ということについては、今大臣もおっしゃられたとおり、大変必要なことではないかというふうに思います。
具体的にその支援策等についてもしお考えがございましたら、お聞かせいただきたいと思います。
町
町村信孝#12
○国務大臣(町村信孝君) 国づくりという意味では自衛隊の活動があったりODAというものがあるわけですが、特にこの政治プロセスについての支援について限定をして申し上げますと、主として二つに分かれまして、一つは選挙支援でございます。
何しろ長い間この選挙というものをやってこなかった国でございますから、研修をするという形で、昨年の十二月から、十二月二十四日から二十八日まで、イラク独立選挙委員会の八名の方をお招きをして研修というものをやり、さらに第二回目の研修も、今年の、近々でございますが、五月十七日から二十五日まで、独立選挙委員会の十四名の方々をお招きをしてこの研修をやるということであります。地方自治体の方にも出向いて、どういう形で地方自治体の選挙管理というものをやっているのかと、そんな実態についてもよく見たり、あるいは実務研修をするということにしております。
もう一つは、憲法制定のプロセス、憲法制定の支援をするということでございまして、五月二十四日から三十一日までの八日間、日本にイラクから十名ほどの方をお呼びしまして、この中には、女性を含む国会議員、それから内閣の役所の方、学界、こういう方々を十名ほどお呼びをしようと。日本からも、例えば明治憲法とか戦後の憲法の制定のプロセスに詳しい方であるとか、あるいはアジア諸国からも、例えばインドネシアあるいはマレーシア、これらの国々における憲法制定の、あるいは憲法改正の経験を語ってもらったり、あるいはイスラム国でございますインドネシアもマレーシアも、イスラムの言わば宗教と憲法というものをどういう形でうまく両立をさせていくのかというような実態も話してもらえるのかなと、こう思っております。
今のところ、五月二十四日から三十一日ということなんですが、ちょっとイラクからどなたがお見えになられるのかということが、いまだ現時点ではっきりしておりませんで、場合によると多少延期をすることもあるのかもしれませんが、できるだけ早くこういうような場を設定をしてお役に立てればいいなと、このように考えて努力をしてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →何しろ長い間この選挙というものをやってこなかった国でございますから、研修をするという形で、昨年の十二月から、十二月二十四日から二十八日まで、イラク独立選挙委員会の八名の方をお招きをして研修というものをやり、さらに第二回目の研修も、今年の、近々でございますが、五月十七日から二十五日まで、独立選挙委員会の十四名の方々をお招きをしてこの研修をやるということであります。地方自治体の方にも出向いて、どういう形で地方自治体の選挙管理というものをやっているのかと、そんな実態についてもよく見たり、あるいは実務研修をするということにしております。
もう一つは、憲法制定のプロセス、憲法制定の支援をするということでございまして、五月二十四日から三十一日までの八日間、日本にイラクから十名ほどの方をお呼びしまして、この中には、女性を含む国会議員、それから内閣の役所の方、学界、こういう方々を十名ほどお呼びをしようと。日本からも、例えば明治憲法とか戦後の憲法の制定のプロセスに詳しい方であるとか、あるいはアジア諸国からも、例えばインドネシアあるいはマレーシア、これらの国々における憲法制定の、あるいは憲法改正の経験を語ってもらったり、あるいはイスラム国でございますインドネシアもマレーシアも、イスラムの言わば宗教と憲法というものをどういう形でうまく両立をさせていくのかというような実態も話してもらえるのかなと、こう思っております。
今のところ、五月二十四日から三十一日ということなんですが、ちょっとイラクからどなたがお見えになられるのかということが、いまだ現時点ではっきりしておりませんで、場合によると多少延期をすることもあるのかもしれませんが、できるだけ早くこういうような場を設定をしてお役に立てればいいなと、このように考えて努力をしてまいりたいと思います。
岸
岸信夫#13
○岸信夫君 どうもありがとうございます。
続きまして、現在の治安の状況と今後の見通しについてお伺いしたいというふうに思います。
ようやく新政権が立ち上がったところでありますけれども、またこれがスムースにいかないということになると反対勢力やテロ勢力を勢い付けてしまう、こういうこともあると思います。この一か月ほどを見てみますと、戦闘行為というものも一部の地域では大変激しさを増している。米軍やイラクの治安部隊、警察や民間人も含めて犠牲者もかなりの数に上っているようですけれども、まず、イラク全体の治安の状況について政府がどのように認識しておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →続きまして、現在の治安の状況と今後の見通しについてお伺いしたいというふうに思います。
ようやく新政権が立ち上がったところでありますけれども、またこれがスムースにいかないということになると反対勢力やテロ勢力を勢い付けてしまう、こういうこともあると思います。この一か月ほどを見てみますと、戦闘行為というものも一部の地域では大変激しさを増している。米軍やイラクの治安部隊、警察や民間人も含めて犠牲者もかなりの数に上っているようですけれども、まず、イラク全体の治安の状況について政府がどのように認識しておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
吉
吉川元偉#14
○政府参考人(吉川元偉君) イラクの治安情勢についてのお尋ねでございます。
この委員会でも累次御報告しておりますとおり、一月の三十日の国民議会選挙が終わった後、また四月二十八日の移行政府が発足した後も、地域によりその脅威の度合いは異なっておりますが、駐留多国籍軍、イラクの治安部隊と武装勢力の衝突、車爆弾、ロケット弾によるテロの事案というのが発生しており、依然予断を許さない状況が続いているというふうに認識しております。
前暫定政府のアラウィー首相、それから新しく首相になりましたジャアファリ首相、いずれも政府が取り組むべき最優先課題として治安対策を掲げております。そのために、特にイラクの治安組織を強化するということをこれまで努力してきており、我々のイラク側から得ている情報によりますと、現在、四月の末に、十分な訓練が施され十分な装備を持ったイラクの軍と警察というのが合計十五万九千人ぐらいに上っているという報告を受けております。同じ数字が二月の四日付けでは十三万六千人でございましたので、確実と言えるかどうか分かりませんが、この治安組織の拡充という努力が実を上げているというふうに認識しております。
この発言だけを見る →この委員会でも累次御報告しておりますとおり、一月の三十日の国民議会選挙が終わった後、また四月二十八日の移行政府が発足した後も、地域によりその脅威の度合いは異なっておりますが、駐留多国籍軍、イラクの治安部隊と武装勢力の衝突、車爆弾、ロケット弾によるテロの事案というのが発生しており、依然予断を許さない状況が続いているというふうに認識しております。
前暫定政府のアラウィー首相、それから新しく首相になりましたジャアファリ首相、いずれも政府が取り組むべき最優先課題として治安対策を掲げております。そのために、特にイラクの治安組織を強化するということをこれまで努力してきており、我々のイラク側から得ている情報によりますと、現在、四月の末に、十分な訓練が施され十分な装備を持ったイラクの軍と警察というのが合計十五万九千人ぐらいに上っているという報告を受けております。同じ数字が二月の四日付けでは十三万六千人でございましたので、確実と言えるかどうか分かりませんが、この治安組織の拡充という努力が実を上げているというふうに認識しております。
岸
岸信夫#15
○岸信夫君 今お話ございましたとおり、この治安の任務というのは今後現地の方に移行していくと、これが大きな流れだと思います。
自衛隊のおりますムサンナ県、サマワですけれども、この地域の治安の状況についてお尋ねいたします。
三月にオランダ軍からイギリス軍に治安の維持の任務が移行され、また四月にはオーストラリア軍が新たにサマワに到着したということです。サマワにおける治安状況というのはもちろん予断を許さないものの、ほかの地域と比較すればまだ安定している、こういった状況に変化はないというふうに了解しておりますけれども、この治安任務の移管される中で治安の維持の体制が十分保たれていると今でも考えてよいのかどうか。また、この中には当然、自衛隊との情報の共有、連携ということも大変重要だと思います。また、今お話ありましたイラクの治安組織の充実状況も大変重要だと思いますけれども、こういったことを含めて、政府の認識をもう一度お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →自衛隊のおりますムサンナ県、サマワですけれども、この地域の治安の状況についてお尋ねいたします。
三月にオランダ軍からイギリス軍に治安の維持の任務が移行され、また四月にはオーストラリア軍が新たにサマワに到着したということです。サマワにおける治安状況というのはもちろん予断を許さないものの、ほかの地域と比較すればまだ安定している、こういった状況に変化はないというふうに了解しておりますけれども、この治安任務の移管される中で治安の維持の体制が十分保たれていると今でも考えてよいのかどうか。また、この中には当然、自衛隊との情報の共有、連携ということも大変重要だと思います。また、今お話ありましたイラクの治安組織の充実状況も大変重要だと思いますけれども、こういったことを含めて、政府の認識をもう一度お伺いしたいと思います。
吉
吉川元偉#16
○政府参考人(吉川元偉君) サマワの治安状況についてのお尋ねがございました。
先生おっしゃったとおり、私どもは、サマワにつきましては他の地域と比較して比較的安定した状況が続いていると、こういう認識でございます。バグダッドのイラクの政府、それから駐留多国籍軍の見解等を聞きましても、サマワが置かれておりますムサンナ県というのが全イラクにおいて多分最も治安上安定した地域の一つであるというような認識が一般的であるというふうに私どもとしては認識しております。
この発言だけを見る →先生おっしゃったとおり、私どもは、サマワにつきましては他の地域と比較して比較的安定した状況が続いていると、こういう認識でございます。バグダッドのイラクの政府、それから駐留多国籍軍の見解等を聞きましても、サマワが置かれておりますムサンナ県というのが全イラクにおいて多分最も治安上安定した地域の一つであるというような認識が一般的であるというふうに私どもとしては認識しております。
岸
岸信夫#17
○岸信夫君 ありがとうございます。
自衛隊の活動状況、今後の方針についてお伺いいたします。
今、現地には第五次の派遣部隊が任務を行っております。また、今月には第六次の部隊が派遣されておるわけであります。特別措置法に基づく基本計画によりますと、自衛隊の派遣期間、今年の十二月十四日までというふうになっておりますけれども、この当面の期限までを考えますと、あと第七次、第八次ぐらいの派遣部隊というものを編成していく、こういうことがこれから必要になってくるんじゃないかというふうにも思います。
政治プロセスの進展とかあるいは自衛隊の任務遂行状況によって、活動の終了時期、撤収時期を見極める必要も出てくるタイミングがあるのではないかと、こういうふうにも思うわけでありますが、このことについては、米軍やあるいはイギリス軍などの動向にもよるところも大きいとは思いますけれども、そうした自衛隊の活動、今後の方針についての見通し等お聞かせいただければと思います。大野長官、お願いします。
この発言だけを見る →自衛隊の活動状況、今後の方針についてお伺いいたします。
今、現地には第五次の派遣部隊が任務を行っております。また、今月には第六次の部隊が派遣されておるわけであります。特別措置法に基づく基本計画によりますと、自衛隊の派遣期間、今年の十二月十四日までというふうになっておりますけれども、この当面の期限までを考えますと、あと第七次、第八次ぐらいの派遣部隊というものを編成していく、こういうことがこれから必要になってくるんじゃないかというふうにも思います。
政治プロセスの進展とかあるいは自衛隊の任務遂行状況によって、活動の終了時期、撤収時期を見極める必要も出てくるタイミングがあるのではないかと、こういうふうにも思うわけでありますが、このことについては、米軍やあるいはイギリス軍などの動向にもよるところも大きいとは思いますけれども、そうした自衛隊の活動、今後の方針についての見通し等お聞かせいただければと思います。大野長官、お願いします。
大
大野功統#18
○国務大臣(大野功統君) まず、今後の自衛隊の活動でございます。
委員御存じのとおり、給水活動、公共施設の修復活動、そして医療活動、この三つをやっておりましたけれども、給水活動につきましては、ODAによる給水機、浄水機が行き渡りまして、この辺は、このところは二月、今年の二月四日からこの給水・浄水活動はやめているところでございます。ただ、公共施設の修復活動、道路の修復あるいは学校等の修復でございますが、これはまだまだ需要が存在しておりますし、また医療活動につきましても、例えばどういうふうに病人を運び込んでいくか、そういう技術指導、医療指導でございますが、現地には十分需要があるわけでございます。
その中で今後どのように考えていくか。まず私は、切り口としては三つか四つあると思うんです。
一つは、やはり政治プロセスが、イラクにおける政治プロセスがどのように進展していくんだろうか。町村外務大臣の方から、いろいろ問題はあったけれども今のところこういう点まで来ていると、こういうお話がありました。そういう政治プロセスの進展を十分見極めていくことが一つ問題点だと思います。
それからもう一つは、ムサンナ県の治安状態がどうなっていくんだろうか、この点は今委員もお触れになりましたけれども、いわゆるオランダ軍が撤収してイギリス軍、そしてオーストラリア軍が、この両軍が治安の維持に当たると、あるいは現地の治安機関の育成に当たる、こういう仕事をやっております。したがいまして、こういうイギリス軍、オランダ軍と、失礼しました、オーストラリア軍と日本の自衛隊、三者の間で連絡を密にして情報を交換しながら協力関係を強化していかなきゃいけない。
せんだって、ゴールデンウイークの間でございますけれども、私、オーストラリアへ行ってまいりまして、ヒル国防相と会って、毛利元就の三本の矢の話を出して、三者で協力していく、絶対大丈夫だと、こういう話もしてまいりましたけれども、やっぱり協力関係、これはもう本当に大事なことだと思っております。そういう観点がやはり一つ必要だと思います。
それから、イラクの経済社会の復興の状況が一つあると思います。これ先ほども申し上げましたけれども、これはなかなか復興の状況という切り口で見ますと、まだまだ道半ばだなという感じがしておりますが、そういう切り口も大事だなと。
それからもう一つは国際社会の動向、これを見ていくことも大事だなと。
こんな四つの切り口を見ながら考えていかなきゃいけない問題でありますけど、今現在で見ます限り、自衛隊につきましては自衛隊の活動の需要は十分ある、ニーズは十分ある、そしてやはり自衛隊が真剣に取り組んでおります人道復興支援活動、この安全確保を十分注意しながらやっていかなきゃいけないなと。問題は、早くこれが治安、今言ったような四つの観点から良くなってきて、自衛隊がやっている仕事が本当に民間の手で、イラク人の手でなされていくことが望ましいな、そんな日が一日も早く来ることを我々も一生懸命今頑張って期待していきたい、このように思っております。
この発言だけを見る →委員御存じのとおり、給水活動、公共施設の修復活動、そして医療活動、この三つをやっておりましたけれども、給水活動につきましては、ODAによる給水機、浄水機が行き渡りまして、この辺は、このところは二月、今年の二月四日からこの給水・浄水活動はやめているところでございます。ただ、公共施設の修復活動、道路の修復あるいは学校等の修復でございますが、これはまだまだ需要が存在しておりますし、また医療活動につきましても、例えばどういうふうに病人を運び込んでいくか、そういう技術指導、医療指導でございますが、現地には十分需要があるわけでございます。
その中で今後どのように考えていくか。まず私は、切り口としては三つか四つあると思うんです。
一つは、やはり政治プロセスが、イラクにおける政治プロセスがどのように進展していくんだろうか。町村外務大臣の方から、いろいろ問題はあったけれども今のところこういう点まで来ていると、こういうお話がありました。そういう政治プロセスの進展を十分見極めていくことが一つ問題点だと思います。
それからもう一つは、ムサンナ県の治安状態がどうなっていくんだろうか、この点は今委員もお触れになりましたけれども、いわゆるオランダ軍が撤収してイギリス軍、そしてオーストラリア軍が、この両軍が治安の維持に当たると、あるいは現地の治安機関の育成に当たる、こういう仕事をやっております。したがいまして、こういうイギリス軍、オランダ軍と、失礼しました、オーストラリア軍と日本の自衛隊、三者の間で連絡を密にして情報を交換しながら協力関係を強化していかなきゃいけない。
せんだって、ゴールデンウイークの間でございますけれども、私、オーストラリアへ行ってまいりまして、ヒル国防相と会って、毛利元就の三本の矢の話を出して、三者で協力していく、絶対大丈夫だと、こういう話もしてまいりましたけれども、やっぱり協力関係、これはもう本当に大事なことだと思っております。そういう観点がやはり一つ必要だと思います。
それから、イラクの経済社会の復興の状況が一つあると思います。これ先ほども申し上げましたけれども、これはなかなか復興の状況という切り口で見ますと、まだまだ道半ばだなという感じがしておりますが、そういう切り口も大事だなと。
それからもう一つは国際社会の動向、これを見ていくことも大事だなと。
こんな四つの切り口を見ながら考えていかなきゃいけない問題でありますけど、今現在で見ます限り、自衛隊につきましては自衛隊の活動の需要は十分ある、ニーズは十分ある、そしてやはり自衛隊が真剣に取り組んでおります人道復興支援活動、この安全確保を十分注意しながらやっていかなきゃいけないなと。問題は、早くこれが治安、今言ったような四つの観点から良くなってきて、自衛隊がやっている仕事が本当に民間の手で、イラク人の手でなされていくことが望ましいな、そんな日が一日も早く来ることを我々も一生懸命今頑張って期待していきたい、このように思っております。
岸
岸信夫#19
○岸信夫君 どうもありがとうございます。
自衛隊のこの活動についての国民に対する広報の件であります。
大変現地のニーズに即した活動を自衛隊の皆さんに続けていただいておるわけでございまして、また一方で現地の住民の雇用を創出するということもあって大変地元住民の方には喜ばれておる、こういった活動を続けているこの自衛隊の現状というものが余り正確に伝わってこないんではないか、来ていないんではないかという気がするわけであります。国内の、日本国内の広報活動を充実しなければいけない、こういうことはもちろんなんですけれども、一方でイラクの国内あるいは中東地域、そしてヨーロッパやアメリカ含めた国際社会、更に言えば中国や韓国、こういった国に対しても、我が国がイラクでイラクの復興に尽力している、国際社会の安定に大変寄与しているんだと、こういうことをもっと積極的にPRしていかなければいけないんじゃないかと、こういうふうに考えます。
今のこうした広報活動について、現状、そして今後どのようにやっていくおつもりがあるかどうか、こうしたことをお伺いしたいというふうに思います。
この発言だけを見る →自衛隊のこの活動についての国民に対する広報の件であります。
大変現地のニーズに即した活動を自衛隊の皆さんに続けていただいておるわけでございまして、また一方で現地の住民の雇用を創出するということもあって大変地元住民の方には喜ばれておる、こういった活動を続けているこの自衛隊の現状というものが余り正確に伝わってこないんではないか、来ていないんではないかという気がするわけであります。国内の、日本国内の広報活動を充実しなければいけない、こういうことはもちろんなんですけれども、一方でイラクの国内あるいは中東地域、そしてヨーロッパやアメリカ含めた国際社会、更に言えば中国や韓国、こういった国に対しても、我が国がイラクでイラクの復興に尽力している、国際社会の安定に大変寄与しているんだと、こういうことをもっと積極的にPRしていかなければいけないんじゃないかと、こういうふうに考えます。
今のこうした広報活動について、現状、そして今後どのようにやっていくおつもりがあるかどうか、こうしたことをお伺いしたいというふうに思います。
大
大野功統#20
○国務大臣(大野功統君) 岸委員御指摘のとおりでございます。現地サマワでは住民の中で自衛隊の活動というのは大変な共感を呼んでいる、そして高く評価され、受け入れられている。これは、私は昨年の十二月にサマワへ参りましてこの目で確かめてまいりました。しかし、この活動が意外に、日本国内でどうなっているんだ、国際的にどうか、こういう点は我々一生懸命やっているつもりなんですが、先生御指摘のとおり、これからもやっていかなきゃいけない、広報活動を重点的にやっていかなきゃいけない、このように思っております。
現在やっておりますことを全部挙げますと時間掛かります。掛かりますので、もう本当に主な点だけ申し上げたいと思いますが、例えば防衛庁といたしまして、政府広報の枠組みを活用しながらイラク市民や国際社会に向けた広報として、アラビア語版、英語版のホームページによる広報をやっております。それから、海外メディアからの取材にも対応いたしております。私もこういうメディアに対応してやっております。アラビア語版パンフレットを作成してこれを配っております。現地のテレビ、新聞による広報もやっております。私も、中東衛星TV、アル・ジャジーラに出演さしていただいたことございます。英語版パンフレットの作成配布をやっております。英語版政府広報誌への関連記事を掲載しております。現地部隊による広報活動もさしていただいております。
そして、現地部隊が、本当にこれは本来の人道復興支援活動ではないんですけれども、余暇に例えば文化活動をやる、これは大変この現地の人の共感を呼んでいる。そして、そのことが、せんだってオーストラリアのヒル国防相と会ったときも、サマワの日本人、日本自衛隊の宿営地へ行って太鼓の演奏を聴いたと、大変高い評価をする、ああいうことをやりながら支援、人道復興支援活動をやっているんだなと、こういうことをおっしゃっていました。そういう意味で、こういうこともやはり広報活動の一環として日本の自衛隊の活動を広めていく道かなと、こんなふうに思います。
その他まだ一杯あるんですけども、時間の関係で、後ほどもし御興味あれば事務的に御説明をさしていただきたいと思います。
この発言だけを見る →現在やっておりますことを全部挙げますと時間掛かります。掛かりますので、もう本当に主な点だけ申し上げたいと思いますが、例えば防衛庁といたしまして、政府広報の枠組みを活用しながらイラク市民や国際社会に向けた広報として、アラビア語版、英語版のホームページによる広報をやっております。それから、海外メディアからの取材にも対応いたしております。私もこういうメディアに対応してやっております。アラビア語版パンフレットを作成してこれを配っております。現地のテレビ、新聞による広報もやっております。私も、中東衛星TV、アル・ジャジーラに出演さしていただいたことございます。英語版パンフレットの作成配布をやっております。英語版政府広報誌への関連記事を掲載しております。現地部隊による広報活動もさしていただいております。
そして、現地部隊が、本当にこれは本来の人道復興支援活動ではないんですけれども、余暇に例えば文化活動をやる、これは大変この現地の人の共感を呼んでいる。そして、そのことが、せんだってオーストラリアのヒル国防相と会ったときも、サマワの日本人、日本自衛隊の宿営地へ行って太鼓の演奏を聴いたと、大変高い評価をする、ああいうことをやりながら支援、人道復興支援活動をやっているんだなと、こういうことをおっしゃっていました。そういう意味で、こういうこともやはり広報活動の一環として日本の自衛隊の活動を広めていく道かなと、こんなふうに思います。
その他まだ一杯あるんですけども、時間の関係で、後ほどもし御興味あれば事務的に御説明をさしていただきたいと思います。
岸
岸信夫#21
○岸信夫君 ありがとうございます。
先ほどもちょっと触れました中国や韓国、こうした国に対しても、我が国はこれだけ世界の平和に今寄与しているんだと、こういうことをPRしていくということもこれ大変大事なことじゃないかというふうに考えますけども、町村大臣、もし御意見ございましたらお聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →先ほどもちょっと触れました中国や韓国、こうした国に対しても、我が国はこれだけ世界の平和に今寄与しているんだと、こういうことをPRしていくということもこれ大変大事なことじゃないかというふうに考えますけども、町村大臣、もし御意見ございましたらお聞かせいただきたいと思います。
町
町村信孝#22
○国務大臣(町村信孝君) 今、自衛隊の活動を内外にPRするという点については大野大臣からお答えをいただきました。
それに加えまして、やはり日本の国というものを知ってもらうPR、なかなか中東というのは、縁が深い割には先方に対するPRが今まで手薄であったと、そんな反省もありながら、先方のマスコミ関係者を日本に呼んだり、あるいはこちらから積極的なPR活動を仕掛けていくというようなことも大いに政府全体としても心掛けているところでございます。
今委員特に言われました中国、韓国への例えば今言ったような自衛隊の平和活動、復興活動のPR、そういうものができているかという、私ちょっとまだそこ調べておりませんのでよく調べてみたいと思いますが、多分そこまではできていないのではないのかなという気がいたします。
私どもは、戦後六十年、日本の平和な国としてのそうした活動に自信があるからこそ、様々な国際舞台でより一層の場を求めて、今活動の範囲を広げているところであります。そういう活動が適正にどれだけ近隣諸国に理解をされているかどうかという問題指摘は大変、今委員からいただきまして、重要なポイントであると、かように受け止めましたので、大いにそうした面も今後心掛けてやっていかなければいけない、このように受け止めた次第でございます。
この発言だけを見る →それに加えまして、やはり日本の国というものを知ってもらうPR、なかなか中東というのは、縁が深い割には先方に対するPRが今まで手薄であったと、そんな反省もありながら、先方のマスコミ関係者を日本に呼んだり、あるいはこちらから積極的なPR活動を仕掛けていくというようなことも大いに政府全体としても心掛けているところでございます。
今委員特に言われました中国、韓国への例えば今言ったような自衛隊の平和活動、復興活動のPR、そういうものができているかという、私ちょっとまだそこ調べておりませんのでよく調べてみたいと思いますが、多分そこまではできていないのではないのかなという気がいたします。
私どもは、戦後六十年、日本の平和な国としてのそうした活動に自信があるからこそ、様々な国際舞台でより一層の場を求めて、今活動の範囲を広げているところであります。そういう活動が適正にどれだけ近隣諸国に理解をされているかどうかという問題指摘は大変、今委員からいただきまして、重要なポイントであると、かように受け止めましたので、大いにそうした面も今後心掛けてやっていかなければいけない、このように受け止めた次第でございます。
岸
岸信夫#23
○岸信夫君 どうぞ引き続き最善の努力を続けていただくようお願いいたします。
続きまして、国民の保護に関する基本指針についてお伺いいたします。
この基本指針が閣議決定されたと、こういうことでございますが、国民の生命と財産を守るという、この国の責務を果たすための枠組みが具体化の運びになるもので、村田大臣始めとする関係者の皆さんの御努力を多とするものであります。
国民の一人一人の価値観が多様化しておる中で、あらゆる脅威に対して国民を守っていかなければいけないわけでありますけども、この国民の保護措置の実施に当たっては、各省庁、都道府県あるいは地方自治体、そして公共事業者の多くの関係者がかかわってくるわけであります。こうした例えば組織一つ一つが、縦割りの弊害とかあるいはセクショナリズムなどの弊害が出てくることのないように、きちんと機能するように連携を取っていく、このことが大変重要なんじゃないかと、こういうふうに思います。
また、国民の協力がなくしてはこれもう機能していかない、大変不可欠のものだと思います。そのための啓発ということも、これはまた大変重要なことだと思います。
大臣から、この基本指針の策定についての評価及び今後の取組ですね、保護に関する計画、業務計画も含めて、こういったものの現場への落とし込みということのスケジュール等、お聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →続きまして、国民の保護に関する基本指針についてお伺いいたします。
この基本指針が閣議決定されたと、こういうことでございますが、国民の生命と財産を守るという、この国の責務を果たすための枠組みが具体化の運びになるもので、村田大臣始めとする関係者の皆さんの御努力を多とするものであります。
国民の一人一人の価値観が多様化しておる中で、あらゆる脅威に対して国民を守っていかなければいけないわけでありますけども、この国民の保護措置の実施に当たっては、各省庁、都道府県あるいは地方自治体、そして公共事業者の多くの関係者がかかわってくるわけであります。こうした例えば組織一つ一つが、縦割りの弊害とかあるいはセクショナリズムなどの弊害が出てくることのないように、きちんと機能するように連携を取っていく、このことが大変重要なんじゃないかと、こういうふうに思います。
また、国民の協力がなくしてはこれもう機能していかない、大変不可欠のものだと思います。そのための啓発ということも、これはまた大変重要なことだと思います。
大臣から、この基本指針の策定についての評価及び今後の取組ですね、保護に関する計画、業務計画も含めて、こういったものの現場への落とし込みということのスケジュール等、お聞かせいただきたいと思います。
村
村田吉隆#24
○国務大臣(村田吉隆君) 有事法制担当大臣としてお答えをいたしますが、平成十五年に事態対処法ができまして、そして昨年には国民保護法が成立したわけでございまして、そういう意味で国民の保護に関します法制が一応整ったわけでございまして、国民保護法に基づきまして本年の三月に、今委員が御指摘なさいましたように、国民の保護に関する基本指針を作りまして閣議決定したところでございます。
この評価でございますが、長年の懸案でありました武力攻撃あるいはテロの際に国民の生命、財産を守るというのが政府に課せられた重大な重い、重たい責任でございますが、そうした国民の生命、財産を保護するための基本的な体制が整備されたものと、こういうふうに考えております。
それで、スケジュールでございますが、基本指針に基づきまして、今年度中を目途に指定行政機関それから都道府県の国民保護計画、それから指定公共機関の国民保護業務計画を作ると、こういうことになっておりまして、それに引き続きまして、来年度には市町村の国民保護計画、それから指定地方公共機関の国民保護業務計画が作成されると、こういうことになっておりまして、そうしたことで、国民保護法に基づく一連の計画が整備されると、こういうことになるわけでございます。
で、今委員も御指摘なさいましたように、国民保護措置の実効性を高めるためには、一つは関係機関あるいは国民の日ごろの訓練が必要であると、こういうふうに考えておりますので、平素からそうした訓練には関係機関とか多くの住民が参加してほしいと、こういうふうに考えておりますし、それから国民の協力が得られるように、やはり啓発が、国民に対する啓発が政府としても、あるいは関係の機関においても必要ではないかというふうに考えているところでございます。
この発言だけを見る →この評価でございますが、長年の懸案でありました武力攻撃あるいはテロの際に国民の生命、財産を守るというのが政府に課せられた重大な重い、重たい責任でございますが、そうした国民の生命、財産を保護するための基本的な体制が整備されたものと、こういうふうに考えております。
それで、スケジュールでございますが、基本指針に基づきまして、今年度中を目途に指定行政機関それから都道府県の国民保護計画、それから指定公共機関の国民保護業務計画を作ると、こういうことになっておりまして、それに引き続きまして、来年度には市町村の国民保護計画、それから指定地方公共機関の国民保護業務計画が作成されると、こういうことになっておりまして、そうしたことで、国民保護法に基づく一連の計画が整備されると、こういうことになるわけでございます。
で、今委員も御指摘なさいましたように、国民保護措置の実効性を高めるためには、一つは関係機関あるいは国民の日ごろの訓練が必要であると、こういうふうに考えておりますので、平素からそうした訓練には関係機関とか多くの住民が参加してほしいと、こういうふうに考えておりますし、それから国民の協力が得られるように、やはり啓発が、国民に対する啓発が政府としても、あるいは関係の機関においても必要ではないかというふうに考えているところでございます。
岸
岸信夫#25
○岸信夫君 我々国民一人一人の命にかかわってくる大変重要なことだと思いますので、是非しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。また、今後のスケジュールについても、保護に関する計画、あと今年、来年度までかけてやられるということですけれども、こういった海外からの脅威等は待ってもらえないんで、是非この辺はしっかりスピードアップしてやっていただきたいと、このように思っております。
時間も参りましたので、以上にいたします。ありがとうございました。
この発言だけを見る →時間も参りましたので、以上にいたします。ありがとうございました。
若
若林秀樹#26
○若林秀樹君 民主党・新緑風会の若林秀樹でございます。
まず、私の方からも、イラクで拘束されたと思われる齋藤昭彦さんの安否の確認、そして拘束されていることが事実であるとすれば、一刻も早い解放に向けての御努力を私の立場からもよろしく冒頭お願い申し上げたいというふうに思っております。
今日は前半、五十分の時間をいただきましたので、前半イラク情勢、そして後半国民の保護指針に関する内容について御質問させていただきたいと思います。
まず、このたび新しいイラクの移行政府ができたということに対しまして、私もこのイラク特別委員会ずっとかかわっておりまして、イラクにも行きましたし、様々なかかわりの中で、時間は掛かりましたけれど非常に感慨深いものを感じておりますし、年内の本格的な正統な政府に向けて本当に順調に推移していってほしいものだなというふうに感じております。
イラクという国は、長い歴史の中ではフセイン政権というのは本当に一部の期間だけでありますので、それ以前はずっとイラク人の手によって統治していたわけでありますから、そういう意味での知恵、能力はすばらしいものが私はあると思っておりますので、正にそこに国際社会としてサポートするということが重要な観点ではないかなというふうに思っておるところであります。
まず初めに、やはり自衛隊派遣のきっかけとなりましたイラクへの攻撃、それに基づく国連決議等で、やっぱり最大の焦点は大量破壊兵器を所持していたかどうかということではないかなというふうに思っております。アメリカの方で出されました米国独立調査委員会の報告によりますれば、攻撃の判断となった情報の誤りを完全に認めているわけでありまして、あのCIAといえどもやはり情報の収集能力がやっぱり不十分だったということをアメリカ政府は認めているわけであります。
本来であれば、大量兵器がなかったわけですから、それに基づいて攻撃することが問われなきゃいけないんですが、アメリカはもう一方のフセイン政権のやっぱり転覆というか、除去というものが一つの大きな目標であったということは事実でありますので、これは余り問題視されていないのではないか。しかし、日本は違うんです。やっぱり、国連決議に基づいて判断し、最終的にはアメリカからの情報でイラクが大量破壊兵器を持っているということを信じてアメリカをサポートしたという意味において、アメリカの立場と私は大分国内的には違うんではないかなというふうに思います。
昨年の、一昨年ですか、そのときの話も、直接アメリカから情報を聞いている、この国会の委員会の中では言えないけど信憑性があるんだということを、基づいて日本政府としては判断しているわけですから、その情報そのものが誤りであったということに対して日本政府としてどういう責任を感じているか、外務大臣にお聞きしたいと思います。
この発言だけを見る →まず、私の方からも、イラクで拘束されたと思われる齋藤昭彦さんの安否の確認、そして拘束されていることが事実であるとすれば、一刻も早い解放に向けての御努力を私の立場からもよろしく冒頭お願い申し上げたいというふうに思っております。
今日は前半、五十分の時間をいただきましたので、前半イラク情勢、そして後半国民の保護指針に関する内容について御質問させていただきたいと思います。
まず、このたび新しいイラクの移行政府ができたということに対しまして、私もこのイラク特別委員会ずっとかかわっておりまして、イラクにも行きましたし、様々なかかわりの中で、時間は掛かりましたけれど非常に感慨深いものを感じておりますし、年内の本格的な正統な政府に向けて本当に順調に推移していってほしいものだなというふうに感じております。
イラクという国は、長い歴史の中ではフセイン政権というのは本当に一部の期間だけでありますので、それ以前はずっとイラク人の手によって統治していたわけでありますから、そういう意味での知恵、能力はすばらしいものが私はあると思っておりますので、正にそこに国際社会としてサポートするということが重要な観点ではないかなというふうに思っておるところであります。
まず初めに、やはり自衛隊派遣のきっかけとなりましたイラクへの攻撃、それに基づく国連決議等で、やっぱり最大の焦点は大量破壊兵器を所持していたかどうかということではないかなというふうに思っております。アメリカの方で出されました米国独立調査委員会の報告によりますれば、攻撃の判断となった情報の誤りを完全に認めているわけでありまして、あのCIAといえどもやはり情報の収集能力がやっぱり不十分だったということをアメリカ政府は認めているわけであります。
本来であれば、大量兵器がなかったわけですから、それに基づいて攻撃することが問われなきゃいけないんですが、アメリカはもう一方のフセイン政権のやっぱり転覆というか、除去というものが一つの大きな目標であったということは事実でありますので、これは余り問題視されていないのではないか。しかし、日本は違うんです。やっぱり、国連決議に基づいて判断し、最終的にはアメリカからの情報でイラクが大量破壊兵器を持っているということを信じてアメリカをサポートしたという意味において、アメリカの立場と私は大分国内的には違うんではないかなというふうに思います。
昨年の、一昨年ですか、そのときの話も、直接アメリカから情報を聞いている、この国会の委員会の中では言えないけど信憑性があるんだということを、基づいて日本政府としては判断しているわけですから、その情報そのものが誤りであったということに対して日本政府としてどういう責任を感じているか、外務大臣にお聞きしたいと思います。
町
町村信孝#27
○国務大臣(町村信孝君) この問題は、既にもう私の前任者を含めて、正にこのイラクへの武力行使が始まる時点から、あるいはその前から様々な国会での御議論があったものと承知をいたしております。そして、この点については、総理大臣始め関係、前川口大臣等も含め、累次発言をし、御説明をしてきたことであると理解をしております。
私も同様の見解を述べてきているところでございますが、これは、イラクは一九九〇年から二〇〇二年にわたる十二年間にわたって累次の国連安保理決議に違反し続けてきたと。そして、ぎりぎりの段階になって最後のチャンスですよという決議が出たにもかかわらず、それに対して対応しなかったということで、そうした最後まで国際社会の真摯な平和に向けての努力というものにこたえようとしなかった。そういう認識があったからこそ私どもは国連決議に基づいて取られた行動を支持したということでございまして、これは二〇〇三年三月二十日の内閣総理大臣談話に典型的にそのことは示してあるわけでございまして、したがって、その大量破壊兵器があればあったでそれは一つのまた論拠になるのかもしれませんが、私どもとしてはその有無にかかわらず、十二年間にわたるイラクの国連決議無視の活動というものに対して、それでは国際社会というものが維持できないんだということで判断をし、そうした武力行使を支持したということでございまして、その点はまず基本的な御理解を賜ればと思います。
それからもう一つは、それでは情報収集の点が、じゃ、日本はどうだったのかというまた別のお問い掛けも含まれていたかと、こう思われます。確かに、アメリカのこの独立調査委員会の報告書はアメリカ自身の情報収集の在り方について検証と提言を行っているということはそのとおりであろうと、こう思います。
翻って、それでは日本はどうかといえば、それはいろいろな外交を展開していく上に際して、優れた情報収集能力、分析能力を高めていかなければいけないという点については、誠にそれは御指摘のとおりであろうと、こう思っております。しかし、十分であるかといえば、それは率直に言って不十分だと言わざるを得ないと私は思っております。
特に、いわゆる一般的な情報とは別の、いわゆる、正に例えば軍事にわたるような話、インテリジェンスと言われている部分の情報というものは、別に開き直って言うつもりではございませんが、本当に戦後それは、そういう部分はむしろやってはいけないんだというような、言わば日本社会あるいは議会の中でのそういうコンセンサスの中で、およそそういうものに人を投入したり、あるいは予算を投入したりすることはやってはならないと。
本当にここ最近のこと、僕は国会の様子が非常に変わってきたのはある意味では大変有り難いことだと、こう思っているぐらいでございまして、だから今の日本の状態がいいとか許されるということではなくて、より一層今ある体制の中でもそうした能力を高める努力をしなきゃなりませんし、私は、さらにもう少し根本的に、これは外務省だけの問題ではなくて、政府全体のそうしたインテリジェンス能力を高めるのはどうしたらいいんだろうかというようなことを含めて、今改めて、改めて外部の有識者の懇談会を私の下につくりまして、そうした能力をどうやって高めていくかというようなことについても御議論をいただき、御提言をいただき、それを実行していきたいと、かように考えております。
この発言だけを見る →私も同様の見解を述べてきているところでございますが、これは、イラクは一九九〇年から二〇〇二年にわたる十二年間にわたって累次の国連安保理決議に違反し続けてきたと。そして、ぎりぎりの段階になって最後のチャンスですよという決議が出たにもかかわらず、それに対して対応しなかったということで、そうした最後まで国際社会の真摯な平和に向けての努力というものにこたえようとしなかった。そういう認識があったからこそ私どもは国連決議に基づいて取られた行動を支持したということでございまして、これは二〇〇三年三月二十日の内閣総理大臣談話に典型的にそのことは示してあるわけでございまして、したがって、その大量破壊兵器があればあったでそれは一つのまた論拠になるのかもしれませんが、私どもとしてはその有無にかかわらず、十二年間にわたるイラクの国連決議無視の活動というものに対して、それでは国際社会というものが維持できないんだということで判断をし、そうした武力行使を支持したということでございまして、その点はまず基本的な御理解を賜ればと思います。
それからもう一つは、それでは情報収集の点が、じゃ、日本はどうだったのかというまた別のお問い掛けも含まれていたかと、こう思われます。確かに、アメリカのこの独立調査委員会の報告書はアメリカ自身の情報収集の在り方について検証と提言を行っているということはそのとおりであろうと、こう思います。
翻って、それでは日本はどうかといえば、それはいろいろな外交を展開していく上に際して、優れた情報収集能力、分析能力を高めていかなければいけないという点については、誠にそれは御指摘のとおりであろうと、こう思っております。しかし、十分であるかといえば、それは率直に言って不十分だと言わざるを得ないと私は思っております。
特に、いわゆる一般的な情報とは別の、いわゆる、正に例えば軍事にわたるような話、インテリジェンスと言われている部分の情報というものは、別に開き直って言うつもりではございませんが、本当に戦後それは、そういう部分はむしろやってはいけないんだというような、言わば日本社会あるいは議会の中でのそういうコンセンサスの中で、およそそういうものに人を投入したり、あるいは予算を投入したりすることはやってはならないと。
本当にここ最近のこと、僕は国会の様子が非常に変わってきたのはある意味では大変有り難いことだと、こう思っているぐらいでございまして、だから今の日本の状態がいいとか許されるということではなくて、より一層今ある体制の中でもそうした能力を高める努力をしなきゃなりませんし、私は、さらにもう少し根本的に、これは外務省だけの問題ではなくて、政府全体のそうしたインテリジェンス能力を高めるのはどうしたらいいんだろうかというようなことを含めて、今改めて、改めて外部の有識者の懇談会を私の下につくりまして、そうした能力をどうやって高めていくかというようなことについても御議論をいただき、御提言をいただき、それを実行していきたいと、かように考えております。
若
若林秀樹#28
○若林秀樹君 今の大臣がおっしゃった前半の部分について否定しません。そういう国際社会の対応に対して協力してこなかった、その側面はあるでしょう。最後は、やはり大量破壊兵器を持っている可能性が一番高いということを信じたわけです、日本は。だからこそパウエルが、パウエル前国務長官が安保理で解説して、詳細なイラストまで持って説得したわけですよね。日本はそこに乗ったわけですよ。小泉総理も、フセインがいないからといって大量兵器がないとは言えないとか訳の分からないようなことを言って、大量破壊兵器はある、そういうことを断定してやったにもかかわらず結果こうだったということに対する私は反省があってもいいんじゃないでしょうか。
もう一度ちょっと御答弁、ニュアンスは大分、去年、おととしからは変わっていると思います、それは。そういう事実はあるんですよ。そこはお認めいただけますか。
この発言だけを見る →もう一度ちょっと御答弁、ニュアンスは大分、去年、おととしからは変わっていると思います、それは。そういう事実はあるんですよ。そこはお認めいただけますか。
町
町村信孝#29
○国務大臣(町村信孝君) ここに平成十五年三月二十日、内閣総理大臣談話、閣議決定というものがございます。
ここを見ると、主として、十二年間にわたり十七本に及ぶ国連安保理決議に違反し続けてきましたと、最後まで平和解決の機会を生かそうとしませんでしたということ、このような認識の下で日本は日本自身の国益を踏まえ、かつ国際社会の責任ある一員として我が国の同盟国等によるイラクに対する武力行使を支持しますということでありまして、この中には、それは確かに委員おっしゃるとおり、背景としてそういうものがあったではないかと言われりゃ、それはそういう背景としてそういうことはあったかもしれませんが、しかし私は、この閣議決定の中に、イラクが大量破壊兵器を保有しているからこうした武力行使が正当化されるという論証は、この二十日前も二十日後も、三月二十日前も二十日後も実はしていないと。もちろん、私も正確ではございませんが、小泉総理のやり取りがあったということはテレビ等を通じて私も見聞きはしておりますが、少なくとも政府の公式な見解は平成十五年三月二十日、閣議決定のとおりだということでございます。
この発言だけを見る →ここを見ると、主として、十二年間にわたり十七本に及ぶ国連安保理決議に違反し続けてきましたと、最後まで平和解決の機会を生かそうとしませんでしたということ、このような認識の下で日本は日本自身の国益を踏まえ、かつ国際社会の責任ある一員として我が国の同盟国等によるイラクに対する武力行使を支持しますということでありまして、この中には、それは確かに委員おっしゃるとおり、背景としてそういうものがあったではないかと言われりゃ、それはそういう背景としてそういうことはあったかもしれませんが、しかし私は、この閣議決定の中に、イラクが大量破壊兵器を保有しているからこうした武力行使が正当化されるという論証は、この二十日前も二十日後も、三月二十日前も二十日後も実はしていないと。もちろん、私も正確ではございませんが、小泉総理のやり取りがあったということはテレビ等を通じて私も見聞きはしておりますが、少なくとも政府の公式な見解は平成十五年三月二十日、閣議決定のとおりだということでございます。