決算委員会

2006-04-05 参議院 全212発言

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会議録情報#0
平成十八年四月五日(水曜日)
   午前十一時三十分開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月三日
    辞任         補欠選任   
     加藤 敏幸君     浅尾慶一郎君
     谷  博之君     主濱  了君
 三月六日
    辞任         補欠選任   
     浅尾慶一郎君     加藤 敏幸君
     主濱  了君     谷  博之君
     小池  晃君     小林美恵子君
 三月七日
    辞任         補欠選任   
     小林美恵子君     大門実紀史君
 三月八日
    辞任         補欠選任   
     大門実紀史君     小林美恵子君
 三月九日
    辞任         補欠選任   
     森元 恒雄君     常田 享詳君
     藤末 健三君     柳田  稔君
     西田 実仁君     山口那津男君
 三月十日
    辞任         補欠選任   
     常田 享詳君     森元 恒雄君
     加藤 敏幸君     主濱  了君
     柳田  稔君     浅尾慶一郎君
     山口那津男君     西田 実仁君
 三月十三日
    辞任         補欠選任   
     浅尾慶一郎君     藤末 健三君
     主濱  了君     加藤 敏幸君
     小林美恵子君     大門実紀史君
 三月十四日
    辞任         補欠選任   
     西田 実仁君     澤  雄二君
     大門実紀史君     小林美恵子君
 三月十五日
    辞任         補欠選任   
     澤  雄二君     山口那津男君
 三月十六日
    辞任         補欠選任   
     荒井 正吾君     岸  宏一君
     森元 恒雄君     山本 一太君
 三月十七日
    辞任         補欠選任   
     岸  宏一君     荒井 正吾君
     山本 一太君     森元 恒雄君
     山口那津男君     西田 実仁君
 三月二十七日
    辞任         補欠選任   
     坂本由紀子君     大仁田 厚君
 三月二十八日
    辞任         補欠選任   
     大仁田 厚君     坂本由紀子君
 四月四日
    辞任         補欠選任   
     加藤 敏幸君     白  眞勲君
     小林美恵子君     仁比 聡平君
     又市 征治君     大田 昌秀君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         中島 眞人君
    理 事
                国井 正幸君
                小池 正勝君
                直嶋 正行君
                松井 孝治君
                山下 栄一君
    委 員
                荒井 正吾君
                田浦  直君
                中村 博彦君
                西島 英利君
                西銘順志郎君
                野村 哲郎君
                森元 恒雄君
                山内 俊夫君
                山本 順三君
                尾立 源幸君
                神本美恵子君
                佐藤 雄平君
                谷  博之君
                那谷屋正義君
                白  眞勲君
                藤末 健三君
                簗瀬  進君
                和田ひろ子君
                高野 博師君
                西田 実仁君
                仁比 聡平君
                大田 昌秀君
   国務大臣
       外務大臣     麻生 太郎君
       国務大臣
       (防衛庁長官)  額賀福志郎君
   副大臣
       防衛庁副長官   木村 太郎君
       外務副大臣    金田 勝年君
       文部科学副大臣  河本 三郎君
   大臣政務官
       防衛庁長官政務
       官        愛知 治郎君
       財務大臣政務官  野上浩太郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        桐山 正敏君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       伊佐敷眞一君
       内閣官房内閣情
       報調査室内閣衛
       星情報センター
       次長       上原美都男君
       内閣府政策統括
       官        東  良信君
       防衛庁防衛参事
       官        増田 好平君
       防衛庁防衛参事
       官        小島 康壽君
       防衛庁防衛参事
       官        佐々木達郎君
       防衛庁長官官房
       長        西川 徹矢君
       防衛庁防衛局長  大古 和雄君
       防衛庁運用局長  山崎信之郎君
       防衛庁管理局長  横山 文博君
       防衛施設庁長官  北原 巖男君
       防衛施設庁総務
       部長       地引 良幸君
       防衛施設庁施設
       部長       渡部  厚君
       防衛施設庁業務
       部長       長岡 憲宗君
       総務大臣官房審
       議官       綱木 雅敏君
       消防庁次長    大石 利雄君
       法務大臣官房審
       議官       三浦  守君
       外務大臣官房審
       議官       兒玉 和夫君
       外務大臣官房参
       事官       松富 重夫君
       外務大臣官房国
       際社会協力部長  神余 隆博君
       外務省北米局長  河相 周夫君
       外務省欧州局長  原田 親仁君
       外務省国際法局
       長        小松 一郎君
       文部科学省研究
       開発局長     森口 泰孝君
       経済産業大臣官
       房審議官     長谷川榮一君
       国土交通省河川
       局次長      押田  彰君
   説明員
       会計検査院事務
       総局第一局長   諸澤 治郎君
       会計検査院事務
       総局第二局長   千坂 正志君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○平成十六年度一般会計歳入歳出決算、平成十六
 年度特別会計歳入歳出決算、平成十六年度国税
 収納金整理資金受払計算書、平成十六年度政府
 関係機関決算書(内閣提出)
○平成十六年度国有財産増減及び現在額総計算書
 (内閣提出)
○平成十六年度国有財産無償貸付状況総計算書(
 内閣提出)
 (外務省及び防衛庁の部)
    ─────────────
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中島眞人#1
○委員長(中島眞人君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 本日までに、小池晃君、又市征治君及び加藤敏幸君が委員を辞任され、補欠として仁比聡平君、大田昌秀君及び白眞勲君が選任されました。
    ─────────────
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中島眞人#2
○委員長(中島眞人君) 平成十六年度決算外二件を議題といたします。
 本日は、外務省及び防衛庁の決算について審査を行います。
 これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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松井孝治#3
○松井孝治君 民主党・新緑風会の松井孝治でございます。
 私、冒頭に、三月三日のこの本委員会、全般的質疑でテレビ中継された際に質疑が中断した項目について、額賀防衛庁長官に一問御質問をさせていただきたいと思います。
 平成十五年度決算措置要求決議について防衛庁からいただいていたスタンスと最近の官製談合問題をめぐっての防衛庁の問題意識、ここに明らかにそごがあるのではないかという三月三日の我が党の直嶋理事からの御質問に対する答弁、必ずしも十分でないということで、後ほど理事会において事務的に官房長から御説明をいただきました。
 この際、当委員会において、事は参議院と政府との関係でございますので、防衛庁長官の方からいま一度、現時点での防衛庁の姿勢、考え方を御表明いただきたいと思います。
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額賀福志郎#4
○国務大臣(額賀福志郎君) 決算委員の各先生方には、日ごろから御指導いただいておりまして、感謝を申し上げます。
 ただいま松井委員からの御指摘につきまして答弁をさせていただきたいというふうに思っております。
 まず、平成十五年度決算審査措置要求決議に対する措置として一月二十五日に本決算委員会に対し御報告をいたしました趣旨は、防衛庁として同決議を重く受け止め、不当利得返還請求訴訟を東京地方裁判所に提起した旨を報告することが第一の目的でありました。その際、あわせて、防衛庁として過去の反省と教訓を踏まえ、今後に向けて入札における公正性、透明性を確保し、自由な競争の推進に努力していく決意を表明したものであります。
 しかしながら、防衛庁としてこういった決意を示した直後の一月三十日に、防衛施設庁の建設事業に関して幹部職員などが逮捕されましたことは誠に遺憾であり、本決算委員会において改めて深く反省の意を表したいと思います。
 防衛施設庁の事案につきましては、私の統括の下で調査委員会及び検討会を設置し、本事案の事実関係を徹底的に究明するとともに、真に実効性のある再発防止策の検討に全力を傾注しておるところであります。
 私としては、防衛庁全体の問題として、入札における公正かつ自由な競争の確保に更に万全を尽くし、二度とこういった事態を引き起こすことのないよう、私自ら先頭に立って全力で取り組んでいく決意でございますので、御理解をいただきたいと思います。
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松井孝治#5
○松井孝治君 ただいま防衛庁長官から反省とこの問題に対する真摯な取組の表明がございました。この委員会でも、我が会派でも、今日は藤末委員の方からその問題に関連して質疑をさせていただきます。しっかりと御答弁いただきたい、そのことをお願いを申し上げまして、私の質問は終わらせていただきます。
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谷博之#6
○谷博之君 私は、民主党・新緑風会の谷博之でございます。
 質問の機会が与えられましたので、早速質問に入りたいと思います。
 今日は外務省の関係の事柄について幾つかお伺いしたいと思いますが、まずODAに関する問題でございまして、昨年の私は当委員会の決算委員会で質問をさせていただきましたが、コンサルタント会社のPCI、パシフィックコンサルタンツインターナショナル、この会社のことについてお伺いをいたしたいと思います。
 この会社には、二〇〇〇年から二〇〇四年までの間に、コスタリカを始めグアテマラとかエクアドルとかボスニア、こういうような国々に対して、ODAの受注を受けまして、再委託契約を改ざんするなどして水増し請求をしたということで問題になりまして、一応この会社は処分を受けております。そして、十八か月の指名停止ということで三月の二十日までこの処分が行われてきたと、こういうふうに聞いております。
 私は、昨年の当委員会で質問したときにはコスタリカだけの話であったんですが、その後三か国の新たなそういう事実が見付かったということでありまして、これは大変大きな問題でありまして、昨年の当委員会でも警告決議がなされて、その結果、会計検査院が今年の秋までこの問題について調査をしていると、こういうふうに私たちは聞いているわけであります。
 それで、JICAとかJBICなども連携しながらこの調査を進めているようでありますが、その後新たな事実が見付かったかどうか、その後の調査の動きについてお伺いをいたしたいと思います。
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兒玉和夫#7
○政府参考人(兒玉和夫君) お答えいたします。
 先生御指摘のとおり、昨年の六月、参議院の決議を踏まえまして、会計検査院が現在検査を実施中でございます。それと連動する形で、JICA及びJBICにおいても、平成十二年度、二〇〇〇年度でございますけれども、十六年度までの過去五年間にPCIが受注した現地再委託契約について調査を現在まで実施してきたところでございます。
 調査結果についてでございますが、ただいま申しましたように検査院の検査が現在進行中であることを踏まえまして、恐縮ではございますが、現時点で確定的なことを申し上げるのは差し控えさせていただきたいと思います。
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谷博之#8
○谷博之君 先ほど私申し上げましたように、このPCIの問題についてのいわゆる指名停止の処分は三月二十日で一応終わっていると。したがって、その後、このコンサルタント会社は新たな指名なり受注なりを受けることは可能になっているわけですね。
 ただ、問題は、私は一つの外務省の姿勢だと思うんですが、今年の秋に会計検査院の報告が出されるというその間に、もし他の国との間でこういう不正な問題が見付かった場合、これは既に処分を受けたその事案とまた別の新たな事案ということで、これは当然指名停止や登録取消しの対象になるというふうに私は思っておりますが、そういうふうな考え方でよろしいんでしょうか。
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兒玉和夫#9
○政府参考人(兒玉和夫君) お答え申し上げます。
 既にこれまでに重ねました計十八か月にわたります措置、指名停止措置でございますけれども、現地の再委託契約に関する一連の不当な行為を行った事業者に対する措置としては、これはJICAの措置規程の上で最も厳しい、その他の措置の事案と比較した上でも大変厳しい措置であるというふうに考えております。
 他方、会計検査院の検査が今行われているわけでございますが、その結果として、今後、仮に従来の措置事由を超える悪質な事案が判明する場合には別途の措置を検討するということは排除されないと、そういうふうに考えております。
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谷博之#10
○谷博之君 これ、一つは基本的な姿勢だと思うんですけれども、一つは今年の秋の会計検査院の報告待ち、そして、当事者の外務省としてはそれまではどうも積極的な対応をするような雰囲気でもないということでありまして、これは、このPCIの問題については、先ほど申し上げましたように、昨年の決算委員会では公明党の遠山委員も再三にわたって取り上げた、私も何度か質問をさせていただいた、そういう大変重要な問題であり、非常にある意味ではケースとしては悪質と思えるような、そういうケースが非常に多かったと思うんです。
 したがって、私は、何かそういうことで先入観的にこのコンサルタント会社について見るということはいかがかとは思いますけれども、しかし、それはやっぱり外務省の姿勢として、しっかりその後の会計検査院の報告が出るまでやはりこの調査をしていくといいますか、対応していくという、そういうことがやっぱり必要なんだろうというふうに思うんですね。これはあくまで私はその姿勢の問題として強調しておきたいというふうに思っております。
 それで、ODA問題に関連して更にお伺いしたいわけでありますが、お手元に資料としてお配りをいただきましたが、現在、日本のODAのいわゆる供与国ということでいいますと、中国に次いで第二位はどこかというとベトナムです。インドネシアをもう既に抜いておりまして、ODAの供与国の第二位はベトナム。このベトナムで、実は今大変大きな問題が起きているということであります。時間がないので、この出どころがはっきりした新聞のコピーをお配りをさしていただきました。
 簡単に申し上げますと、そのベトナムの交通運輸省のインフラ建設局、ここのところで今大変な贈収賄事件が起きております。その中で、ありていに申し上げますと、この新聞をちょっと読んでいただきますと、このインフラ建設局の、これはPMU18ということで呼ばれておりますが、PMU18事件というふうに言われております。その担当の管理部長あるいは建設会社の社長など数名が逮捕されております。
 四月の四日、昨日には、ついにその担当副大臣が逮捕され、その責任を取って交通運輸省の大臣も辞任をいたしております。大変これは警察の捜査も入って、元々共産主義国であったベトナムの中でこういうふうな事件が発覚をしていると、このことをまず前提に踏まえていただきたいと思うんです。
 中身はどういう不正かというと、ヨーロッパのサッカー賭博に八億二千六百万円もこの幹部がつぎ込んだり、あるいはまた高級乗用車を二台も取得して、あるいは別荘を持ったり、様々な幹部に対する賄賂を贈ったり、こういうふうなことが次々に明るみに出ております。
 問題は、この資金源が一体どこから来ているかということなんです。皆様方のちょっとお手元にお配りした資料を見ていただきますと、資料の二を見ていただきたいと思います。ベトナムPMU18関連の現地報道記事ということで、これは一番下に、現地メディアのネット版をNGOの協力で翻訳し、私の事務所で作成をしておりますが、問題はこの二番、三番。PMU18の汚職事件には日本のODA事業がかかわっていると報じられていると。それから三番に、JBICの円借款事業である国道十八号線の改良事業関連ということで幾つかの問題が既に出ておりまして、この写真に出ておりますように鉄材の代わりに竹が使われていたと報じる記事、これ竹なんですね、これ。それから、土砂の質をごまかして裏金をつくっていたとベトナム会計検査院が指摘している。もう会計検査院が動いているんです。この金額は三億五千四百万円、このように言われております。
 それからまた、この十八号線ではございませんけれども、国道二号線建設工事でアスファルトの厚さを七センチから五センチないし六・四センチにごまかしていたことをベトナム会計検査院が発見している。こういう重大な問題が起きているわけであります。
 これは、今申し上げましたように、何とJBICの円借款事業でこれが行われているということなんですよ、この国道十八号の改良事業。
 そして、資料三を見ていただきたいと思います。これはベトナムPMU18関連の円借款事業一覧ということで、上がJBIC、有償円借款の事業、下の枠が無償の資金協力事業、これはJICAですね、このそれぞれの事業がこのような形で執行されております。上のJBICの真ん中辺りの枠を見ていただきますと、国道十八号線改良事業に既に百五十九億五千万円、これが貸し付けられているんです、この工事に。そしてまた、その下の欄のJICA、これも北部地方橋梁改修計画からトータルで百二億円、これが施工管理に与えられているんですね、総額。
 ここでまずお伺いしたいんですが、この事件で逮捕されたその民間の建設会社、これはホアヴィエトという会社ですけれども、このホアヴィエト社がこの施工に、事業にかかわっているかどうか、お答えいただきたいと思うんです。
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兒玉和夫#11
○政府参考人(兒玉和夫君) お答えいたします。
 ベトナム交通運輸省でございますが、その第十八事業管理局、通称PMU18でございます。それによる今回の疑惑事件でございますが、その中でホアヴィエト社の会長が逮捕されたと承知しております。他方、我が国によるODA事業でございますけれども、ベトナム側の実施機関でありますPMU18が契約をしているベトナム側の事業者の中にこの会社は含まれておりません。
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谷博之#12
○谷博之君 今申し上げましたように、この事業について一番問題にしなければいけないのは、我が国のODAの事業で行われているそういう具体的な事業が、その工事の中に大変構造的な欠陥があると、このように指摘をされているということだと思うんです。つまり、我が国のODAへの信頼はこのことによって著しく傷付けられたと、このように言わざるを得ないと思うのであります。
 昨日の報道を見ておりますと、さらにその現地の報道では、この交通省の道路建設部であるPMU18によって建設された多くの道路と橋は、建設材料の横流しによって急速に質が劣化していると、こういうふうなことも言われておりまして、これは正にこの工事をめぐって構造的なそういう問題が内在をしているというふうに私は言わざるを得ません。
 したがって、今は現地警察の汚職捜査を見守るという状況でございますけれども、建設途上のものは工事をいったん中止をして、施工内容に欠陥がないのかどうか現時点で改めて再調査し、報道の真偽を確かめて日本のODAの質への不信と疑惑を晴らすべきだと、このように思うんですが、大臣、どうでしょう。大臣、いかがですか。
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金田勝年#13
○副大臣(金田勝年君) ただいまの御指摘のベトナムのPMU18の件に関しまして、私ども、ベトナムにあります日本国大使館の方からベトナムの交通運輸省に確認したところによりますと、各国からのODA資金については効率的かつ適切に使用されているという回答に接しているわけであります。
 いずれにしましても、PMU18に関する本件疑惑につきましては現在ベトナムの公安省当局による調査が行われているところでありまして、我が方といたしましてもその結果を注視しているところであります。我が国としては、ODA事業の実施については、ベトナム側の調査結果を踏まえまして適切に対処をしていきたいと、このように考えております。
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谷博之#14
○谷博之君 重ねてお伺いしておきますが、ということは、我が国のODAのこの案件については、契約に基づいて計画どおりに事業は行われ、手抜き工事による欠陥はない、このように我々は考えていいんでしょうか。
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兒玉和夫#15
○政府参考人(兒玉和夫君) PMU18が実施機関になっております事業の中には、先ほど先生のお配りになった資料の中にもそれぞれJBICあるいは無償ということの内訳が出ているわけでございますが、円借款については七件、それから無償資金協力については四件ございます。今日に至るまで、現在までのところ、これらの事業は私どもきっちりフォローしておりまして、着実に進められていると、事業自体、そういうふうに承知しております。
 繰り返しになりますけれども、今、ベトナムの交通運輸省としては、今後、今回のPMU18による日本からの援助を含む各国、これは世銀とかアジア開発銀行の事業も含まれておりますが、そうした事業について総点検をするというふうに聞いております。
 いずれにしても、ベトナム公安省当局による本件調査の結果を注意深く見守り、フォローしていきたいと思っております。
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谷博之#16
○谷博之君 これは、ODAの事業の本来の趣旨というのは、有償、無償で援助をすることによってその相手の国の言うならばインフラ整備とか、あるいは国民生活の向上にそれが寄与するということが一番の目的だと思うんです。そういうことで、貴重な財源がそれぞれの国に言うならば提供されているわけですね。そのことを考えますと、私は、当然その相手国のこういう問題、いわゆる不正があるかないかも含めて、それが本当に有効に使われているか、正しく使われているか、そのことをやっぱりしっかり見抜いていくというのは、これはやはり政府の責任だというふうに思うんですね。そういう点で、今の御答弁は、それはそれとして、現時点では受け止めておきます。
 実は委員長にちょっとお願いがあるんですが、これは、これだけ多額の賄賂や遊興費の資金源がどこから来たのか、現時点では全く不透明だというふうに言わざるを得ませんけれども、捜査結果次第では、これODAにおける偽装事件の可能性がないとは言えない。そういうこともありまして、この問題について当決算委員会としてある意味では看過できないというふうに思っておりまして、是非現地調査を行い、その調査結果をこの当委員会に報告するよう、そしてそのことを外務省に要求していただくように委員会としてひとつ御検討いただきたいと思います。
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中島眞人#17
○委員長(中島眞人君) 理事会で検討いたします。
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谷博之#18
○谷博之君 この問題に関係して、これは資料をお配りいたしました。資料一を見ていただきたいわけでありますが、資料一の右側、タイトルは、外国公務員へ贈賄起訴ゼロ、日本甘いと、こういう記事が出ております。これは外国政府関係者に対する日本企業の贈賄行為についての捜査が不十分、こういうことで、OECD、経済協力開発機構が専門チームを日本に派遣をして、この二月二十一日から三日間、日本の法務・検察当局に事情聴取をしております。
 これはこの記事にも書いてありますけれども、日本は一九九八年にOECD外国公務員贈賄防止条約、これを批准をいたしておりまして、そしてこの批准に基づいて現在三十六か国署名しておりますけれども、その一員として日本は今活動しているわけです。
 御案内かと思いますけれども、既にこの条約が批准された後、アメリカ、スイス、韓国など、合わせて三十件に上る具体的な有罪判決が下りている、こういうことでありますが、日本は一件もそうした事例が、起訴された事例はございません。ここがどうもおかしいということで、OECDは何度か日本に調査をしているんですよ。これはこの記事を見ていただきますといろいろ書かれております。不正競争防止法の改正をしたりいろいろやってきておりますけれども、日本は実態としてはそういう訴追される事件というのは一件もないということです。
 この記事の右側に出ておりますけれども、梅田徹麗澤大学教授の話ということで、海外での日本企業の動向について情報を収集する専門の捜査機関を設け、国内外のNGO等との連携したチェックを毅然とする体制をつくるべきだ、こういうふうに書いてあります。
 これは正に私は必要なことだというふうに思っておりますが、この点についてどのようにお考えでございますか。
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三浦守#19
○政府参考人(三浦守君) お答えいたします。
 検察当局におきましては、不正競争防止法上のいわゆる外国公務員贈賄罪に関するものも含めまして様々な情報収集に努めているものと承知しておりまして、こうした罪に関係します刑事事件として取り上げるべきものがあれば、法と証拠に基づき適切に対処するものと承知しております。
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谷博之#20
○谷博之君 ちょっとそういうふうな感覚でよろしいんでしょうかね。少なくとも、日本の企業が海外で、特にODAの事業なんかでかかわっていくときに、当然その相手の政府、相手の様々な業界との関係というのが出てくるわけですが、それらは少なくとも今の捜査体制では不十分だということをOECDの人たちは指摘しているんですね。
 これは、そもそもこの条約ができたのは、アメリカがロッキード事件を契機にして、正に国際的なこういう疑惑問題についてしっかりとしたチェックをしようということでスタートしたはずなんです。ところが、日本もちらちらこういう問題が新聞報道されています。例えば、平成十四年の九月には、モンゴルのODAをめぐる三井物産による贈賄容疑とOECD外国公務員贈賄防止条約というこういう、外務省が平成十四年の事件をいまだにホームページに載せて、こういう報道をしているんです。
 つまり、それだけ外務省としても、あるいは政府としても非常にこの問題については関心を寄せている事案だというふうに思うんですけれども、にもかかわらず、そういう意味ではそれを取り締まるべき体制というものが不十分だというふうに私は言わざるを得ないのでありまして、外務省のこういうホームページに載せているということからして、大臣、どのように御認識されておられますか、この問題について。
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麻生太郎#21
○国務大臣(麻生太郎君) 基本的にはこの種の話っていうのは常に付いて回る話で、世界じゅう皆同じような問題に悩んでおられるんだと存じます。
 日本としても、そういった状況を踏まえてホームページに過去の事例を挙げておるんでありまして、私どもとしてそれに対して真摯に取り組むという責任はあろうと思いますけれども、この外国の公務員に関する贈賄というのは基本的に端緒が物すごく難しい、どこから始めるかというのが物すごく難しいというところがいま一つなかなか踏み出し切らない大きな背景だと存じます。
 また、日本の場合、たしか司法取引もできないと思いますので、そこのところも話を更に難しくしておると思いますので、これはもっと全部、法体系全体の話を、司法取引の話から始めないと、アメリカとか韓国とかみんな司法取引でやってきているというように、私の浅はかな知識でそのように理解をしておりますので、日本の場合はそれがありませんので向こうに対しての取っ掛かりがなかなか難しいだろうなという感じはいたしますので、是非、この面に限らず、全体な問題として取り組まねばならぬのじゃないかなという感じがいたしております。
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谷博之#22
○谷博之君 外務大臣のお立場とすればそういうところが、まあ御認識でそうなのかなと思いますけれども、しかし、これは事政府全体の問題ですからね。私はそう思うんですよ。ですから、この新聞にも出ていますけれども、東京地検特捜部はこれまでに数回、総合商社による外国公務員への贈賄行為について刑事訴追を検討したけれども、金銭提供が少額だったということであきらめたというふうに書いてありますが、少なくともそういう、まあ法務、検察もそうでしょう。警察もそうでしょう。当然それは外務省もそうだと思うんですが、そういうやっぱり一体となったそういうふうな法体系の整備とか、あるいはそれを取り締まるべき体制整備とか、こういうようなものはやっぱりつくらなきゃいけないと思うんですよ。そのことを実はOECDは言っているんですよ。日本はそこのところが余りにも掛け声だけであって、この条約を批准しているにもかかわらず実態が伴っていないじゃないかということを彼らは指摘していると思うんですよ。
 そのことについて、これは大臣の立場で答えられなければ、どうですか法務省、答えてください。
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三浦守#23
○政府参考人(三浦守君) お答えいたします。
 不正競争防止法上のいわゆる外国公務員贈賄罪を含めまして、いわゆる贈収賄事件につきましては、一般に隠密裏に行われるなどといった捜査の困難性といったものが認められるものと承知しております。
 検察当局といたしましては、そういったことを踏まえまして様々な形で情報収集に努め、これまでも法と証拠に基づいて適切に対処してきているものでありまして、今後ともそのような形で対処がなされるものと承知しております。
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谷博之#24
○谷博之君 これは出どころがはっきりしませんからこれ以上のことは言いませんけれども、いろんなこういうメールが錯綜しておりまして、結局、そでの下も税金が掛かりますとか、どこそこの商社どこそこの会社がどこそこの、これはインドネシアの多分ことだと思うんですが、その政府の高官に賄賂を贈ってくれとか贈っているとか、こういうふうなことが、これはある意味じゃ根拠のない情報かもしれませんけれども、こういうのがどんどん飛び回っています。
 もうこれはある意味では、それはもう今おっしゃるとおりのことなのかもしれませんけれども、やっぱりこういうことが万が一にも事実だとしたら、こういうことをやらしておいていいんですかね。私は、そういう点は日本というのは非常に、このODA事業、特にそうですけれども、大変私は政府として無責任な対応をしているというふうに言わざるを得ないと思うんです。これだけの事件がたくさん起きている、すべてが正しいことをやっている人たちだけの事業ではない。性善説だけじゃない、性悪説のそういう人たちもいるかもしれない。そういうことをチェックするために、この麗澤大学の先生はちゃんとしたそういう一つの縛りをつくりなさいと言っているんですよ。
 それに対して、ここに書いてありますけれども、新聞に出てますよね。相手国と捜査共助の条約がない場合、収賄側の事情聴取が困難だ、リベートを渡す際ブローカーが介在する場合が多く、渡された金銭の趣旨を明確にしづらい、これは新聞の報道ですが。こういうことのためにこれが縛りが掛けられないということになれば、私は、余りにも政府といいますか法務省なり外務省なりの取組というのは非常に私は問題があるというふうに思います。
 これは、この委員会ではこれ以上の答弁出ないのでやめますけれども、しかしこれ、必ずこれは第三弾のOECDからの厳しい私は注文が付いてくると思います。このことをよくひとつ考えて取り組んでいただきたい、このことを申し上げておきたいと思うんです。
 それから次に、今、今度の国会で、行政改革推進法案がいよいよ今月の三日から衆議院の行政改革特別委員会で審議が始まっています。
 その中で政府系の金融機関の見直しの問題も議論をされようとしておりますが、特に私は今回、JICAとJBICの統合の問題についてお伺いしたいと思います。
 これ非常に図式をお示ししないと難しい機構の関係になっているんですが、まずJBIC、国際協力銀行はこの見直しの中で解体をされて円借款の部分をJICAに統合すると、こういうふうな構想がなされておりまして、これは私はある意味では前進かなというふうに思っています。
 ところが、この円借款部分のうち、これは財務省との共管でございまして、これはどうも将来にわたって天下りの道をつくっているんじゃないかというふうに私は推察をしておりまして、まあ問題があるかなというふうに思っておりますが、いずれにしてもこの動きがある。
 一方では、一九九八年七月に当時のジェトロとアジア経済研究所、日本貿易振興会とアジア経済研究所が合併をして、新しい独法のジェトロが誕生しております、日本貿易振興機構という名称でありますが。そうした中でこういう、頭が外務省、財務省、経済産業省、もうそれぞれのいわゆる頭を持ったこういう機関、こういう組織が実は今存在をしているわけですね。そして、この新しく誕生した新ジェトロ、これは今年の一杯で、今年度末までに今の中期計画が終了して、今年度一年掛けて来年度以降の第二期の中期計画を策定するということになっております。
 そこで、行政改革ということを言っているわけですから、新しいジェトロのスリム化を図るためにも私はこのアジア経済研究所、もう一回これ切り離してみたらどうかというふうに思っています。つまり、このアジア経済研究所というのは発展途上国の政治や経済や社会について基本的、総合的に研究をする機関でありまして、特に今回いわゆる合併されておりますけれども、貿易振興というこの側面もそうですけれども、現地の実情を踏まえたODAの効果的な実施の是非についてもある意味では検証する立場、そういう役割も果たしているというふうに思っておりまして、そういう意味でのアジア経済研究所の本来の役割というものを果たすためには、このジェトロから切り離すことが私は大変大きな重要な意味があるというふうに思っています。
 そして、このいわゆるアジア経済研究所の役割も、まあ内部から聞こえてくる話としては、結局一部の役員の報酬は上がった以外に何のいいこともなかったというような声も聞こえてきているわけですが、こういうことではない本当の、アジア経済研究所の本来の活動ができるような、そういう仕組みにすべきだというふうに思いますが、これはどのように考えておられますか。
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長谷川榮一#25
○政府参考人(長谷川榮一君) ただいまの御質問、お答え申し上げます。
 谷先生御指摘のように、日本貿易振興会、当時でございますが、アジア経済研究所を一九九八年の七月に統合したわけでございます。この統合の背景、眼目等申し上げた方がいいかもしれませんけれども、我が国とアジアを中心といたします地域との通商経済関係が大変緊密をしてきたということがございます。
 振り返っていただきますと、世界の貿易、さらにはサービス、投資、こういったものが九〇年代に至りまして顕著に増大をしてきた中で、特にアジア地域ではこの傾向が強かったわけでございます。我が国とアジア諸国との貿易を一例に挙げますと、量もさることながら、内容につきましても、部品であるとか素材であるとか、要するに大変日本の経済、各民間の方が苦しい中で、世界的な競争に勝ち抜くためにアジアとの分業体制をつくったわけでございます。
 実態面でもこういった背景がある中で、我が国が、とりわけ民間の力を生かしていただくということで、もちろん我が国自身、民間自身の業績を上げていただくということもございますけれども、同時にアジアの途上国の発展にも寄与して、そして双方が協力関係を推進するということで、通商、貿易、投資振興、こういったことの厚みを増すというようなことで、アジア経済研究所の保持しております豊富な地域研究の成果を存分に活用できないかといったような時代的な流れがあったというふうに認識をしております。
 折から、御案内のとおり、九七年、九八年にはASEAN地域を中心といたしまして通貨危機等がございまして、当時、日本の企業も現地に出ておられる方々を中心に、特に中小企業の方につきましては想像に難くないわけでございますけれども、大変な状況変化がございまして、こうした厚みのある情報提供あるいは相談事業といったものの必要性が改めてこれは実証されたものであるというふうに思っております。
 世紀変わりまして、近年でございますけれども、御案内のとおり、東アジア経済連携構想あるいはFTA構想、こういったようなものにつきましても、国のリーダーを始めとしまして是非進めたらいいのではないかというようなことで、一部は経済連携協定という形で国会の御承認をいただくに至っております。こういった制度づくりの実態におきましても、ジェトロがアジア経済研究所の研究成果を活用する形で、言わば新ジェトロとして一体となりました産業連関表の作成であるとか、あるいはFTA構想の研究の実施であるとか、こういった実績も上げております。
 したがいまして、今後とも、こういったジェトロと旧アジ研の統合性を高めるということを基本にした上で、関係の諸機関、もちろんJICAもありますけれども、情報交換や連携を密にいたしまして、そういったようなことの考え方、さらには利用者、この方々の声が一番大事でございますので、利用者の方々の声、評価委員会の御意見をいただきながら、御指摘ございましたように平成十九年の三月末までの間に新しい中期目標、中期計画の策定を図っていきたいというふうに思っております。
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谷博之#26
○谷博之君 私、今の御説明ありましたけれども、私なりの考え方を申し上げたいと思うんですが、このアジア経済研究所、アジ研については、再度分離して、先ほど申し上げたいわゆるJICAとJBICの統合した新JICAに統合すべきじゃないかというふうに思っています。これはもう御案内のとおりでありますけれども、この新JICAといいますか、新しく統合されようとしているJICAには、元々そのJICAの国際協力総合研修所とJBICの開発金融研究所、こういう二つの発展途上国の調査研究を行う似たような機能を持っているシンクタンクがあります。これに私はこのアジ研を、アジア経済研究所を統合して新JICAのシンクタンクを一層強化する、これがやはり私は一番筋ではないかというふうに思っておりますが、これ、大臣どう思いますですか。
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麻生太郎#27
○国務大臣(麻生太郎君) 貴重な御意見と考えますけど、ただいま統合を検討しているかといえば、今直ちに統合を研究しているということはございません。EPAやら経済連携協定やら何やらいろいろ、今JICA含めましていろいろと進めておりますけれども、ジェトロって元々貿易を主としてやっている話と、現地に入って工場を造って経済をやろうという話と、もうかなり内容が違っておる背景だとも思いますので、私どもとして、そのジェトロの研究機関でされた資料を有効活用させていただければ私どもとしてはそれで十分なんであって、直ちに今それを統合して一緒にというようなことを考えているわけではございません。
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谷博之#28
○谷博之君 直ちには考えていないということでありますけれども、これは将来の一つの何というか取組といいますかね、そういう考え方としては、やはり私どもはそういうふうに考えておりますので、是非ひとつ御検討いただきたいと思っております。
 それから、最後にもう一つ問題をお聞きしたいと思っておりますが、それは、私前々からいろいろ戦後処理の問題について予算委員会等でも質問もさせていただきましたが、シベリアの抑留問題についてお伺いをしたいと思っています。
 御案内のとおり、三月の二十九日に、ちょうど一年前、二〇〇五年の二月に在ロシア、モスクワの日本大使館がロシア側から、二万七千人のシベリアから北朝鮮に逆送された、移送された方々の名簿を受け取りました。それを、言うならば解読といいますか翻訳をして、その名簿をこの三月二十九日に公開をするといいますか、公開ということでなくて照会受付といいますか、問い合わせがあったものに対してお答えをするという、こういうふうな措置をいよいよスタートしました。
 私は、そこでお伺いしたいんでありますけれども、ロシア政府から日本にこの名簿が渡されたその段階あるいはその後で、ロシア側から例えばコピー代というふうな名目でその経費を費用として請求される、そういうことがあったかどうか。そして、もしそれが請求された場合は、平成十六年度の決算上、どういう名目で幾らそのお金を払ったか、お答えいただきたい。
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原田親仁#29
○政府参考人(原田親仁君) お答えいたします。
 ただいま先生御指摘のとおりに、昨年三月、ロシア国立軍事古文書館より厚生労働省に提供されたいわゆるシベリア抑留者のうち北朝鮮に移送された約二万七千人分の名簿については、三月二十九日より厚生労働省において一般からの照会の受付が開始されたと承知しております。
 昨年三月、この資料の入手に当たりまして、厚生労働省からロシア国立軍事古文書館に対しまして資料の探索及び資料の複写のための必要経費として千百四十八米ドルが支払われたと承知しております。
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