予算委員会

2010-11-01 衆議院 全251発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成二十二年十一月一日(月曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 中井  洽君
   理事 岡島 一正君 理事 川内 博史君
   理事 城井  崇君 理事 小林 興起君
   理事 武正 公一君 理事 中川 正春君
   理事 塩崎 恭久君 理事 武部  勤君
   理事 大口 善徳君
      阿知波吉信君    石田 三示君
      石田 芳弘君    磯谷香代子君
      糸川 正晃君    打越あかし君
      金森  正君    金子 健一君
      川島智太郎君   木村たけつか君
      櫛渕 万里君    黒田  雄君
      阪口 直人君    高野  守君
      高邑  勉君    竹田 光明君
      橘  秀徳君    玉城デニー君
      津島 恭一君    豊田潤多郎君
      長島 一由君    早川久美子君
      平山 泰朗君    福田 昭夫君
      三宅 雪子君    水野 智彦君
      森本 哲生君    山田 良司君
      湯原 俊二君    横粂 勝仁君
      渡部 恒三君    小里 泰弘君
      金子 一義君    金田 勝年君
      小泉進次郎君    佐田玄一郎君
      齋藤  健君    菅原 一秀君
      田村 憲久君    平  将明君
      橘 慶一郎君    野田  毅君
      馳   浩君    山本 幸三君
      赤松 正雄君    遠山 清彦君
      赤嶺 政賢君    笠井  亮君
      阿部 知子君    服部 良一君
      浅尾慶一郎君    山内 康一君
      田中 康夫君
    …………………………………
   内閣総理大臣       菅  直人君
   総務大臣         片山 善博君
   法務大臣         柳田  稔君
   外務大臣         前原 誠司君
   財務大臣         野田 佳彦君
   厚生労働大臣       細川 律夫君
   農林水産大臣       鹿野 道彦君
   経済産業大臣       大畠 章宏君
   国土交通大臣
   国務大臣
   (沖縄及び北方対策担当) 馬淵 澄夫君
   環境大臣
   国務大臣
   (防災担当)       松本  龍君
   防衛大臣         北澤 俊美君
   国務大臣
   (内閣官房長官)     仙谷 由人君
   国務大臣
   (経済財政政策担当)   海江田万里君
   国務大臣
   (国家戦略担当)     玄葉光一郎君
   国務大臣
   (行政刷新担当)
   (公務員制度改革担当)  蓮   舫君
   内閣官房副長官      古川 元久君
   外務副大臣        伴野  豊君
   財務副大臣        五十嵐文彦君
   財務副大臣        櫻井  充君
   厚生労働副大臣      藤村  修君
   農林水産副大臣      篠原  孝君
   農林水産副大臣      筒井 信隆君
   外務大臣政務官      山花 郁夫君
   財務大臣政務官      吉田  泉君
   財務大臣政務官      尾立 源幸君
   厚生労働大臣政務官    小林 正夫君
   環境大臣政務官      樋高  剛君
   防衛大臣政務官      松本 大輔君
   政府参考人
   (法務省刑事局長)    西川 克行君
   政府参考人
   (海上保安庁長官)    鈴木 久泰君
   予算委員会専門員     春日  昇君
    —————————————
委員の異動
十一月一日
 辞任         補欠選任
  竹田 光明君     平山 泰朗君
  橘  秀徳君     磯谷香代子君
  早川久美子君     櫛渕 万里君
  水野 智彦君     石田 三示君
  山口  壯君     木村たけつか君
  湯原 俊二君     横粂 勝仁君
  小里 泰弘君     田村 憲久君
  齋藤  健君     橘 慶一郎君
  馳   浩君     平  将明君
  遠山 清彦君     赤松 正雄君
  富田 茂之君     大口 善徳君
  笠井  亮君     赤嶺 政賢君
  阿部 知子君     服部 良一君
  山内 康一君     浅尾慶一郎君
  下地 幹郎君     田中 康夫君
同日
 辞任         補欠選任
  石田 三示君     水野 智彦君
  磯谷香代子君     橘  秀徳君
  木村たけつか君    阪口 直人君
  櫛渕 万里君     早川久美子君
  平山 泰朗君     竹田 光明君
  横粂 勝仁君     湯原 俊二君
  田村 憲久君     小里 泰弘君
  平  将明君     馳   浩君
  橘 慶一郎君     齋藤  健君
  赤松 正雄君     遠山 清彦君
  大口 善徳君     富田 茂之君
  赤嶺 政賢君     笠井  亮君
  服部 良一君     阿部 知子君
  浅尾慶一郎君     山内 康一君
  田中 康夫君     下地 幹郎君
同日
 辞任         補欠選任
  阪口 直人君     山口  壯君
同日
 理事富田茂之君同日委員辞任につき、その補欠として大口善徳君が理事に当選した。
同日
 理事大口善徳君同日委員辞任につき、その補欠として富田茂之君が理事に当選した。
    —————————————
十月二十九日
 平成二十二年度一般会計補正予算(第1号)
 平成二十二年度特別会計補正予算(特第1号)
 平成二十二年度政府関係機関補正予算(機第1号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 理事の補欠選任
 政府参考人出頭要求に関する件
 予算の実施状況に関する件(国民生活等)
 記録提出についての報告
     ————◇—————
この発言だけを見る →
中井洽#1
○中井委員長 これより会議を開きます。
 理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
中井洽#2
○中井委員長 御異議なしと認めます。
 それでは、理事に大口善徳君を指名いたします。
     ————◇—————
この発言だけを見る →
中井洽#3
○中井委員長 この際、御報告いたします。
 去る十月十三日、本委員会において、予算の実施状況に関する件の調査に関し、本年九月七日の尖閣諸島沖での我が国巡視船と中国漁船との衝突事案をめぐる問題について、那覇地方検察庁に対し、本年九月七日の尖閣諸島沖での我が国巡視船と中国漁船との衝突事案の映像記録の提出を求めることに決し、翌十四日、議長を経由して要求いたしました。
 本件につきましては、去る十月二十七日、当該映像記録が提出されましたので、御報告をいたします。
     ————◇—————
この発言だけを見る →
中井洽#4
○中井委員長 予算の実施状況に関する件について調査を進めます。
 本日は、国民生活等についての集中審議を行います。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として法務省刑事局長西川克行君、海上保安庁長官鈴木久泰君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
中井洽#5
○中井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
この発言だけを見る →
中井洽#6
○中井委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。武部勤君。
この発言だけを見る →
武部勤#7
○武部委員 まず、十月二十日未明、奄美大島で集中豪雨がありまして、三名の方が亡くなりました。道路も電線も、すべてのライフラインがずたずたになって、島民の方々は生きた心地がしなかったであろう、こう思います。亡くなられた方々に改めてお悔やみを申し上げ、そして被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。
 我が党は、小池総務会長を団長に、現地に調査団を派遣いたしました。長島災害対策特別委員長、そして地元の徳田毅君であります。
 この災害の対応を見まして、私は、地元の佐呂間町で十八年十一月に竜巻災害がありましたときのことを思い出します。当時は、溝手防災担当大臣が数時間後に関係者と一緒に現地入りしてくれました。これが地元民にとって一番大きな勇気になったと思います。さらには、数々、あえて超法規的と言っていいと思いますけれども、かなりの重厚な対策が打たれました。
 そして、今度の奄美大島の大災害に対しましての政府の対応でありますが、東防災担当副大臣が現地入りしたのは三日後だということですね。宮崎県の口蹄疫での対応、私はあえて政府に申し上げておきますけれども、こうした災害などに対しては、迅速に万全の体制をとるということが被災地の皆様方のみずからが立ち上がろうとするその勇気をサポートすることになりますので、ぜひ今後、十分注意を喚起し、徹底して指示を関係者にしていただきたいと思います。
 それから、国会が不正常な形になろうとしておりますが、先週金曜日、野党が抗議する中、民主党が議運委員長の職権で、一方的に補正予算の審議入りを強行しました。私は、民主党は冷静さを取り戻して国民に謝罪し、勝手に決めた日程を撤回した上で、自民党初め野党と再協議すべき、このように申し上げたいと思います。
 そもそも、十月一日に召集された国会でありますが、なかなか補正予算が出てこなかったんです。やっと先週の金曜日、二十九日に提出されて、これは菅内閣の、民主党の努力不足、準備不足で提出が大幅におくれたということでありますので、このことを指摘しておかなければならない、このように思います。
 そして、小沢元代表の政治と金の問題。北海道五区の選挙結果をどのように認識しておられるのでありましょうか。民主党がどうしてこの問題に対して誠意を持った対応ができないのか、不可解であります。
 しかも、この問題は、三月二日、鹿野道彦当時予算委員長が、証人喚問、国会招致等については重大な問題でありますので、適宜適切なときに対応したいと考える、与野党各党の御協力を願いたいというような発言もあったんですね。だから、きのうきょう始まった問題じゃないですよ、これは。
 私は、小沢元代表も証人喚問に潔く出てくるべきであろうと思いますし、国民の皆さんも、小沢さんは国会で説明責任をしっかり果たすべきだと言っているじゃないですか。なぜ民主党は結論を出さないのですか、出せないのですか。
 菅総理、あなたは党の代表として全くリーダーシップを発揮していません。岡田幹事長も、この小沢問題が補正予算審議に影響を与えるということを懸念している、こう言っているわけであります。
 この点について、簡潔に総理大臣の考えをお聞かせください。
この発言だけを見る →
菅直人#8
○菅内閣総理大臣 昨日夜、ベトナムから戻ってまいりまして、きょうは早速予算委員会ということで、ちょうどベトナムでのいろいろなことについても御質問いただければありがたい、このように思っております。
 また、奄美大島で亡くなられた三名の方を含めて、本当に大変お見舞いを申し上げたいと思います。
 何か今、内閣からの現地入りがおくれたようなことをおっしゃいましたけれども、私の記憶が間違っていなければ、飛行機など、飛行場などが大雨のために入れない状況で、入れるようになってすぐ東副大臣が出かけ、私もそのときも報告をいただきました。また、昨日は、名古屋の会議の終わった松本担当大臣がやはり現地入りをして、ベトナムの方にも電話で報告をいただいたところでありまして、決して内閣としての対応がおくれたというふうには思っておりません。全力を挙げてやっているということを国民の皆さんにもお伝えしたいと思っております。
 そこで、今、小沢議員についてのお尋ねであります。
 小沢議員御本人、国会で決めた決定には私はいつでも従うということを記者会見でも表明されており、何らかの形で国会で説明されることは私は必要だし、またそのことは御本人も了解をされている、このように理解をいたしております。
 いずれにしても、政治家の説明責任については本人の意思がまず第一であり、現在、岡田幹事長を中心として、本人の意向の確認などを行う努力を行っている最中であります。
 そして、今、与野党でのいろいろな場面での議論が行われていると思いますが、そうした幹事長の努力をさらにお願いしておりますけれども、その上で、この国会でも申し上げましたように、何らかの形で最終的に判断をしなければいけない段階になれば、私もそうした党としての最終的な判断をいたしたい。もうしばらくといいましょうか、岡田幹事長の方に御努力をお願いいたしているところであります。
この発言だけを見る →
武部勤#9
○武部委員 政府の対応についてですけれども、地元の徳田毅代議士は翌日現地入りしていますよ。そういう言いわけがましいことを言うことが国民の信頼を損ねるんですよ。
 それから、小沢さんの問題につきましても、これは今の話だとしばらく時間をくれというような話ですけれども、民主党というのは、幹事長が所属国会議員に何度声をかけても会えない政党なんですか。そういう政党は、私は世界じゅうで珍しいんじゃないかと思いますよ。私は、非常に不誠実だと。これは小沢さん個人の問題だけじゃないんですよ。まさに国民は民主党の自浄能力を疑っているんですよ。私はこのことを強く申し上げます。
 それから、今ベトナムのことを聞いてくれという話でありますが、今回、日中首脳会談が中国側が突然拒否してできなかった。いわゆるドタキャンというんですかね。何が原因だったんでしょう。中国は日本側に責任があると発言しておりますけれども、総理はその非難を受け入れるんですか。中国に反論する考えがあるんですか。
 さらに、今回の首脳懇談というんですか、十分間の立ち話的な懇談。こんなことでうれしそうな顔をしちゃいけませんよ。正式な会談ができなかったことは残念なのでまた話し合いましょう、今度はもう少し時間をとってやれればいいですね、そんな気持ちで、雰囲気で一方的に中国から会談を拒否された。私は、日本国の総理大臣の態度とは思えませんね。菅首相が温家宝総理に対して尖閣諸島の我が国の立場、漁船事件の我が方の正当性、反日暴動の損害賠償など、こういったことを話したんでしょうか。お聞かせください。
この発言だけを見る →
菅直人#10
○菅内閣総理大臣 ベトナムに十月の二十八日に参りまして、昨日の夜帰ってまいりました。
 この間、メコン五カ国との会談、ASEAN十カ国との会談。さらには、ASEAN十カ国に日本、韓国、中国を交えたASEANプラス3の会談。さらに、インド、オーストラリアなどが加わったASEANプラス6の会談。さらには、東アジア首脳会談、これには今度からアメリカとロシアも入るということで、両国の国務大臣あるいは外務大臣も出席された会談。さらに、その後、改めてベトナムへの公式訪問を行いまして、そうした幾つかの会談の結果、ベトナムにおける原子力発電所さらにはレアアースの開発などで我が国をパートナーとして決めるという決定をいただきました。
 そういった中にあって、日韓中の三カ国会談も行いました。その席では、李明博大統領あるいは温家宝首相と私と三カ国でいろいろな課題についてはしっかりと話し合うことができました。ただ、残念なことは、日中の二カ国で会談を行うことにその日の外務大臣会議の席でそれを進めようという話になっていて、一たん日程がその日韓中の三カ国会談の後にやりましょうということになっていたんですが、残念ながら、その三カ国会議をやっているときに何か事務方からそれが難しくなったという中国のことがあったということであります。
 私としては、残念なことではありましたけれども、翌朝、その東アジア首脳会議の前のいわば正式な会場に入る前に集まる場所がありまして、そこで各首脳と立ち話をしていたときに、温家宝首相もその部屋にやってこられまして、そして私のところにも来られて、そこで私の方から残念でしたねと申し上げ、温家宝総理も残念だということを言われました。
 短時間の会議ではありましたけれども、その中で、まずは、ブリュッセルで会ったときに民間交流は大いにやりましょうということを言っておりまして、現実にもその後、民間交流、例えば上海の万博に七百名の日本の若者が行くとか、いろいろなことが進んでおりまして、それはよかったですねという話をお互い確認いたしました。また、引き続き戦略的互恵関係の推進に努力したいということを申し上げ、温家宝総理からも同じような趣旨の話がありました。そして、そういう場面でありましたので、もう少し時間をとった会談を今後行いたいところですねということで、その点も同じようなお考えを表明されました。
 そういったことで、正式な二国間会談ということにならなかったことは残念ではありますけれども、私たちから見ると、それは中国側の何らかのいわば理由があって直前にやめられたことで、残念ではあるけれども、しかし我が国としてはこれに対して冷静に対応してきている、このように思っております。
この発言だけを見る →
武部勤#11
○武部委員 総理、あなた一人で今五分しゃべっているんですよ。言うべきことを全然言っていないじゃないですか。
 国連で中国の温家宝首相が、国家主権と領土保全については一切譲歩しないと演説しました。これは、聞きようによっては、何が何でも尖閣を奪ってやるというふうに言っても過言でないんじゃないですか。そうでなければ、わざわざ国連で、こんな時期に、領土保全に関して一切譲歩しないなんて言わないでしょう。
 同じ国連の場で、菅総理は尖閣諸島についてどんなスピーチをしましたか。
この発言だけを見る →
菅直人#12
○菅内閣総理大臣 まず、私が尖閣諸島の件でどういう言い方をしているかについては、本会議の席の所信表明で明確に私のこの問題に対しての姿勢ははっきりといたしております。
 言うまでもありません。尖閣諸島は我が国固有の領土であって、ここにおいて領土問題は存在しない、これが我が国の立場であります。
 逆に言えば、どこかでこの問題を言うときに、領土問題であるかのような誤解を、それが残っているかのような誤解を招くようなことを言うことそのものが、私は今の我が国の姿勢としては間違っている、このように思っております。
 せんだっての国連の総会では、いわゆるミレニアム開発の問題など、そういった課題があったわけでありまして、そういった意味で、私からそうした場面で他のことを言うことは、逆に領土問題が存在するかのごとき誤解を招くことになると思いましたから、その中で課題になっている問題について発言をいたしました。
この発言だけを見る →
武部勤#13
○武部委員 何をあなたはとんちんかんなことを言っているんですか。意図的にそういう発言をしているんですか。許しませんよ、あなた。
 国連でどういうスピーチをしたかということを聞いているんだ。それは、何もしなかったら、しなかったと答弁すればそれでいいじゃないか。しかも、国会で演説している、そんなことで一体、尖閣諸島が我が国の領土だとアピールできるんですか。
 国民の皆さんが思っていることは、私から申し上げましょう。尖閣諸島が我が国固有の領土であるというならば、そして、そこでの犯罪行為を中国は認めず、逆に自国の領土であるかのように宣伝しているんですから、ここは、実態を明らかにするためにも、また世界にアピールするためにも、ビデオを公開すべきですよ。ビデオを公開すべきです。あなたは何を言っている。ヤジ大体、飛んでいるとかなんとかと言っているけれども、のうてんきも甚だしい。
 当予算委員会において全会一致で決議しまして、国会法百四条に基づいて国政調査権によりビデオを提出要求し、私はけさ見ました。ヤジ笑い事ではないぞ。笑い事ではないぞ。国民がどういう思いで見ているか。わずか七分弱の、編集したものですよ。
 ビデオテープの提出に当たりましては、那覇地検及び官房長官からは、刑事訴訟法第四十七条の趣旨にかんがみ、慎重に取り扱えとの要望書が出されました。刑事訴訟法四十七条は、「訴訟に関する書類は、公判の開廷前には、これを公にしてはならない。但し、公益上の必要その他の事由があつて、相当と認められる場合は、この限りでない。」とされています。
 検察当局が国政調査という公益上の必要があると判断されたことについては多とします。ただ、公判の開廷前は公にしてはならないというんですが、捜査当局は、それでは、この中国人船長を起訴するんですか。中国人船長は帰国しており、仮に起訴するのであれば起訴状を送達しなければならないでしょう。送達できるんですか、刑事局長。
この発言だけを見る →
西
西川克行#14
○西川政府参考人 お答えを申し上げます。
 現在、この衝突事件については、那覇地方検察庁で処分保留ということになっておりまして、今後、適切な時期を見て那覇地方検察庁で処分がなされると考えておりますが、起訴、不起訴は決まっておりません。
 それから、起訴するに当たりまして送達ができるのかどうかということでございますが、起訴状の送達が必要ということになります。これにつきましては、仮定の話ということになりますけれども、中国当局の協力が必要ということになろうと思います。
この発言だけを見る →
武部勤#15
○武部委員 送達できないでしょう。できないことは、はっきりできないと言った方がいい。
 処分保留で中国に帰した時点で、検察は、はなから起訴処分することを放棄したんじゃありませんか。起訴するつもりのないのに、刑訴法四十七条を挙げて慎重に取り扱えという要望書自体は、ナンセンスですよ、これは。国会、国民をばかにしているとしか言いようがない。もう一度答えてください。
この発言だけを見る →
西
西川克行#16
○西川政府参考人 処分関係については、先ほど申し上げたとおりでございます。
 今回の那覇地検の要望書につきましては、刑事訴訟法四十七条に基づいて、衆議院からの提出に基づいて、公益上の必要性があると考えたということと、これを公にした場合の今後の海上保安庁の海上警備・取り締まり活動の秘匿性、関係者の名誉、人権への配慮という種々の要素を総合考慮して提出をさせていただいたものであり、かつ、要望もさせていただいたということでございます。
この発言だけを見る →
武部勤#17
○武部委員 官房長官は先般、我が党の石破君の質問に対して、事実上そういうことになるだろう、つまり、公判はできないと述べているんですよね。認めたんですよ。国会の発言をしっかり重視して、踏まえて対処してください。
 きょう私はビデオを見ましたけれども、これはもう明らかに悪質そのものの事案だ、それはわかりました。特に、「みずき」に体当たりしたときは、これはまさに意図して体当たりした、急にぐっと回り込んで。前原さんが前に言ったとおりですよ。
 これは、なぜ国民に見せてはいけないものか。そして、接舷したのは領海を出てからですね。領海を出てからです。その間二時間。私は、このことを公にすべきだと思います。
 今、菅総理は、声高にこの尖閣問題を叫べば、取り上げれば、逆に領土問題が浮上すると言わんかのような、そういうふうに聞こえる発言をしておられる。私はそれは逆だと思いますよ。これは、国民に今度の実態をしっかり知らしめた上で、国民の皆さん方と今度の尖閣諸島をめぐる問題をしっかり共有する、事実関係を共有するということが私は主権国家として非常に大事なことだ、このように思います。
 ところで、政府の外交失策を憂える国民は非常に多くなっていまして、きょうも世論調査では、外交が理由で菅内閣の支持率が下がったという解説も聞きました。国内で抗議デモも行われたことが報道されております。
 そして、中国人漁船に対する刑事告発は、那覇地検に九件されていると聞いています。しかし、本日まだ告発は受領されていないと聞いておりますが、それは事実ですか。
この発言だけを見る →
西
西川克行#18
○西川政府参考人 告発がなされているという事実については承知をしておりますが、その告発を受理したかどうかということにつきましては、捜査機関の活動にかかわる問題ということですので、答弁を差し控えさせていただきます。
この発言だけを見る →
武部勤#19
○武部委員 ここに告発状の写しがあります。法律家に見てもらう限りによりますと、要件に欠けるところはないということです。要件が整っている以上、検察官は告発を受理しなければならない義務があるんじゃないですか。この告発がなされてから既に半月以上も受理されず、たなざらしにされている。告発人らが地検に尋ねたところ、受理するか否か今協議中だということです。
 中国人船長が公務執行妨害を行ったことは、海保が逮捕し地検が勾留してきた以上、客観的に明らかではないですか。今さら何を協議するのか、御答弁ください。
この発言だけを見る →
西
西川克行#20
○西川政府参考人 告発状の告発の要件がなされているかということについて部内で協議をしているものと承知をしておりますが、要件が整っていればいずれ受理するということになろうというふうに思っております。
この発言だけを見る →
武部勤#21
○武部委員 それはいつですか。あすですか、あさってですか。何日たっているんですか。普通は一週間程度と私は聞いておりますけれども。もう一度答弁してください。いつですか。
この発言だけを見る →
西
西川克行#22
○西川政府参考人 現在協議している最中ということで、いつというのは決まっていないというふうに承知しております。
この発言だけを見る →
武部勤#23
○武部委員 これは本当におかしいですね。このまま時間がたてば風化する、そう疑われても仕方ないですよ、これは。私は、まことにその対応について許しがたいものを感じます。しっかり、一日も早く受理するように求めます。
 次に、総理に伺いますが、九月二十九日、細野議員が尖閣諸島中国漁船衝突事件に関連して訪中したことは知っていますか。
この発言だけを見る →
菅直人#24
○菅内閣総理大臣 承知しています。
この発言だけを見る →
武部勤#25
○武部委員 細野議員は、中国側とどんなことを話してきたんですか。
この発言だけを見る →
菅直人#26
○菅内閣総理大臣 私の指示で出かけたわけではありません。そして、帰国後も直接に話は聞いておりません。
この発言だけを見る →
武部勤#27
○武部委員 それでは、私の知る限りのことを申し上げましょう。
 細野議員は、官房長官の密使として訪中し、同席したコンサルタントや中国外務省幹部らと足かけ七時間、関係改善の前提について会談したんです。官房長官、間違いありませんね。
この発言だけを見る →
仙谷由人#28
○仙谷国務大臣 武部先生がどういう御調査でそういう事実を挙げられているのか、私はその根拠もわかりませんし、そういう事実はありません。
この発言だけを見る →
武部勤#29
○武部委員 また新聞を根拠にと言うと、低劣な質問と官房長官はおっしゃるかもしれませんが、細野議員は、大変なことを戴秉国国務委員と約束したんですよ。一つは、衝突ビデオは公開しないということ。二つ目は、沖縄の仲井真知事の尖閣視察の中止要請。そうですね。細野議員が屈辱的条件を日本に持ち帰った後、それまでビデオ公開の話も出ていた政府・民主党が、急に非公開を主張するようになった。また、沖縄の仲井真知事の尖閣視察も取りやめになったということです。
 官邸から密使として細野議員が派遣され、中国に行って性急に屈辱的条件を整えて、それに沿った解決が図られた。外務省は、細野合意をよかったと思いますか、外務大臣。
この発言だけを見る →
← 戻る