予算委員会

2018-03-14 参議院 全218発言

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会議録情報#0
平成三十年三月十四日(水曜日)
   午前九時開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月九日
    辞任         補欠選任
     伊藤 孝江君     三浦 信祐君
     山添  拓君     大門実紀史君
     福島みずほ君     山本 太郎君
   アントニオ猪木君    薬師寺みちよ君
 三月十二日
    辞任         補欠選任
     上野 通子君     足立 敏之君
     島田 三郎君     宮島 喜文君
     滝沢  求君     小川 克巳君
     中泉 松司君     小野田紀美君
     舞立 昇治君     佐藤  啓君
     山田  宏君     自見はなこ君
     吉川ゆうみ君     進藤金日子君
     和田 政宗君     徳茂 雅之君
     大門実紀史君     山添  拓君
 三月十三日
    辞任         補欠選任
     足立 敏之君     上野 通子君
     小川 克巳君     滝沢  求君
     小野田紀美君     中泉 松司君
     佐藤  啓君     舞立 昇治君
     自見はなこ君     山田  宏君
     進藤金日子君     今井絵理子君
     徳茂 雅之君     和田 政宗君
     宮島 喜文君     島田 三郎君
     元榮太一郎君     西田 昌司君
     杉  久武君     矢倉 克夫君
     浅田  均君     藤巻 健史君
 三月十四日
    辞任         補欠選任
     今井絵理子君     吉川ゆうみ君
     西田 昌司君     元榮太一郎君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         金子原二郎君
    理 事
                石井 準一君
                宇都 隆史君
                高野光二郎君
                二之湯武史君
                丸川 珠代君
                横山 信一君
    委 員
                青山 繁晴君
                朝日健太郎君
                有村 治子君
                上野 通子君
                太田 房江君
                こやり隆史君
                島田 三郎君
                滝沢  求君
                中泉 松司君
                中野 正志君
                西田 昌司君
                平野 達男君
                舞立 昇治君
                松川 るい君
                元榮太一郎君
                山田  宏君
                吉川ゆうみ君
                和田 政宗君
                渡邉 美樹君
                熊野 正士君
                竹内 真二君
                三浦 信祐君
                矢倉 克夫君
                片山 大介君
                藤巻 健史君
               薬師寺みちよ君
   国務大臣
       内閣総理大臣   安倍 晋三君
       財務大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(金融)
       )        麻生 太郎君
       厚生労働大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(拉致問
       題))      加藤 勝信君
       経済産業大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(原子力
       損害賠償・廃炉
       等支援機構))  世耕 弘成君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(経済財
       政政策))    茂木 敏充君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(規制改
       革、地方創生)
       )        梶山 弘志君
   副大臣
       財務副大臣    木原  稔君
   大臣政務官
       経済産業大臣政
       務官       平木 大作君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        小野 亮治君
   政府参考人
       内閣官房TPP
       等政府対策本部
       政策調整統括官  澁谷 和久君
       人事院事務総局
       人材局長     福田 紀夫君
       内閣府大臣官房
       審議官      田中愛智朗君
       消費者庁次長   川口 康裕君
       法務省刑事局長  辻  裕教君
       財務省理財局長  太田  充君
       経済産業大臣官
       房審議官     中川  勉君
   説明員
       会計検査院事務
       総局第三局長   戸田 直行君
   参考人
       日本銀行総裁   黒田 東彦君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○平成三十年度一般会計予算(内閣提出、衆議院
 送付)
○平成三十年度特別会計予算(内閣提出、衆議院
 送付)
○平成三十年度政府関係機関予算(内閣提出、衆
 議院送付)
    ─────────────
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金子原二郎#1
○委員長(金子原二郎君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 議事に先立ち、申し上げます。
 民進党・新緑風会、日本共産党、希望の会(自由・社民)、立憲民主党の所属委員の出席が得られません。理事をして出席の要請をいたさせますので、しばらくお待ちください。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
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金子原二郎#2
○委員長(金子原二郎君) 速記を起こしてください。
 平成三十年度総予算三案に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 本日は、TPP・経済財政・内外の諸情勢に関する集中審議を行うこととし、質疑は往復方式で行い、質疑割当て時間は二百十一分とし、各会派への割当て時間は、自由民主党・こころ八十二分、公明党六十分、日本維新の会四十五分、無所属クラブ二十四分とすること、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。
    ─────────────
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金子原二郎#3
○委員長(金子原二郎君) 平成三十年度一般会計予算、平成三十年度特別会計予算、平成三十年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、TPP・経済財政・内外の諸情勢に関する集中審議を行います。
    ─────────────
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金子原二郎#4
○委員長(金子原二郎君) この際、茂木国務大臣より、TPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)に関する報告を聴取いたします。茂木国務大臣。
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茂木敏充#5
○国務大臣(茂木敏充君) 先週、チリで開催されたTPP11協定の署名式に関して御報告申し上げます。
 三月七日から十日までチリに出張し、三月八日に開催されたTPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)の署名式及び閣僚会合に参加してきました。
 署名式に先立つ閣僚会合においては、TPP11交渉において我が国が果たした主導的な役割に対し、多くの国から謝意が表明されました。また、各国とも早期発効に向けて速やかに国内手続を進めるとの前向きな発言がありました。私からは、協定の早期発効、円滑な実施に向け、我が国が引き続き各国との連絡調整など必要な事務局的機能を果たしていきたいと発言し、参加国からの支持、賛同が得られたところです。
 また、閣僚会合においてTPP11に関する閣僚声明が採択され、署名式において十一か国を代表して私が発表いたしました。この閣僚声明においては、今後各国において本協定を迅速に発効させるために国内手続を完了すること、また、本協定に新たに加入することを希望する国・地域によって示された関心を歓迎する旨が盛り込まれました。
 昨年七月、箱根での首席交渉官会合以降、我が国が議論を主導し、私自身も、ベトナム・ダナン閣僚会合で共同議長を務めたり、関係国の閣僚との協議を重ね、僅か半年で署名に向けた準備を整え、三月八日に協定に署名することができました。
 多くの困難な課題がありましたが、それを克服し、このように非常に速いスピードで署名に至ることができました。TPPというハイスタンダードかつバランスの取れた協定によって、二十一世紀型の新たなルールによる自由で公正な市場をアジア太平洋につくり上げることになります。我が国にとってはもちろん、世界の成長センターであるアジア太平洋地域にとって極めて大きな成果であり、この上はTPP協定を早期に発効させることが重要であると考えております。
 署名により最終確定したTPP11協定と関連国内法案については、できるだけ早く国会に提出し、承認を求めていきたいと考えています。我が国が率先して動くことが早期発効に向けた機運を高める上でも重要で、参加国もそれを期待しています。委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
    ─────────────
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金子原二郎#6
○委員長(金子原二郎君) 次に、学校法人森友学園に対する国有地売却等に関する決裁文書に関し、財務省理財局長太田充君から説明を聴取いたします。太田理財局長。
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太田充#7
○政府参考人(太田充君) 森友学園の国有地の売却に関する決裁文書の書換えにつきましては、国会において大変大きな問題になっており、一昨日、三月十二日月曜日に調査結果を整理をさせていただきました。その結果、昨年二月下旬から四月にかけて、財務省理財局において決裁文書の書換えが行われておりました。
 決裁文書の書換えの状況については、既に委員の皆様方には資料をお届けをさせていただいているところではございますが、資料全体で七十八ページのうち六十二ページで書換えが行われておりました。書換えの主たるものは、貸付決議書、売払決議書、特例承認に関する五つの決裁文書になりますが、主としてその書換えの内容を反映する形で九件の決裁文書についても書換えが行われ、合計十四件の決裁文書で書換えが行われておりました。
 書換えが行われた経緯や目的については、最終的に調査結果を踏まえる必要がありますが、書き換えられた文言を見る限り、それまでの国会での答弁が誤解を受けることとならないようにするために行われたと見られます。
 なお、これらの書換えより二年近く前に決裁文書の一つについて資料の一ページを抜き取っていたことが昨日判明しており、併せて御報告をさせていただきます。
 いずれにいたしましても、行政文書の内容について書換えを行うようなことはあってはならないことであり、書き換えられた資料を国会に提出し、国会の御審議に混乱を招いてしまったことにつきましては、国会を冒涜するものであるとの御批判は免れないものと考えております。
 大変申し訳ありません。深くおわび申し上げます。
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金子原二郎#8
○委員長(金子原二郎君) 委員長から一言申し上げます。
 ただいま財務省から本委員会の場で改めての説明はありましたが、これは、財務省に対して決裁文書を含む様々な文書提出を求めてきた本委員会に対する冒涜であるだけではなく、行政全般に対する国民の信頼性を失わせる言語道断の行為であります。
 また、昨年来の資料要求や答弁要求、本委員会理事会からの調査報告要求に対し、財務省からは不誠実な対応が繰り返されてきました。この結果、国会審議が混乱し、国民の求める予算委員会の論戦の貴重な機会が失われたことは、誠に遺憾であります。
 財務省には、引き続き、捜査機関に対して全面的な協力を行いつつ、自らも事実関係の解明に全力で当たっていただくよう、委員長として強く求めます。あわせて、二度とこのような事態が起こることがないよう、原因をしっかりと究明した上で、根本的な対策を講じ、徹底するように求めます。
 この際、麻生財務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。麻生財務大臣。
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麻生太郎#9
○国務大臣(麻生太郎君) 今ほど委員長から今回の決裁文書の書換えについて厳しいお言葉を頂戴しました。決裁を終えた行政文書について書換えを行うというようなことは極めてゆゆしきことであって、誠に遺憾であります。私としても深くおわびを申し上げる次第です。
 今後、進行中の捜査にも全面的に協力をいたすとともに、二度とこうした事態が起こらないよう、財務省として引き続き更なる調査を進め、その上で信頼回復に向けて必要な対応を行ってまいりたいと考えております。また、国会からのお尋ねについて説明責任を果たせるよう、財務省を挙げて最大限努力をしてまいりたいと考えております。
    ─────────────
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金子原二郎#10
○委員長(金子原二郎君) これより質疑を行います。西田昌司君。
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西
西田昌司#11
○西田昌司君 自民党の西田昌司でございます。
 今回のこの財務省による文書書換えの疑惑というのは、本当に我々もいまだに信じられない思いでした。この国の省庁の中でも一番の省庁だと思われ、恐らく自覚もしていたでしょう、自負もあったでしょう、その官庁の中でこういう改ざんがあったというのは本当に許し難いことです。今もその報告がありましたけれども、今日はこの問題を中心に総理や財務大臣にも御質問させていただきたいと思います。
 まず、麻生財務大臣、今一応説明があったんですけれども、もう一度改めてお伺いしますが、佐川国税庁長官、当時の理財局長を事実上更迭をされたわけですが、なぜこの時期にこの処分を行ったのかと、この至る経緯をもう一度国民に納得できるように御説明ください。
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麻生太郎#12
○国務大臣(麻生太郎君) 佐川につきましては、先週金曜日、三月の九日に退職したいと申出が来たものでありまして、本人がそういう意向であれば、これ以上国税庁長官の仕事を担わせるわけにはいかないと判断したものであります。
 その上で、佐川本人からも申出があったとおり、佐川は、決裁文書の国会提出時の担当局長、また、国会審議を混乱させ、行政文書の管理状況についての批判を集めるなどなど、国有財産行政に対する信頼というものを失ったと言わざるを得ません。これを考えますと、処分なしで退職を認めるというわけにはいかないと考え、その日のうちに減給二〇%、三か月の懲戒処分を実施した上で退職をさせたものであります。
 また、佐川を退職させるに当たりまして、私の方から佐川に対しては、今後とも捜査当局による捜査、いわゆる地検の捜査のことです、また財務省が行う調査等々に対して真摯に協力すべきこと、また、捜査や調査の結果次第では更に重い懲戒処分に相当するという判断をせざるを得ないという可能性も否定はできません。したがって、仮にそうなった場合には、退職後でも私の指示には従ってもらうということを申し渡し、佐川もこれを了解をいたしております。
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西
西田昌司#13
○西田昌司君 それは今までから発表されてきたことなんですが、まず、そこでお聞きしたいのは、この文書の書換え、この事実を知ったのは、麻生大臣が知ったのはいつだったんですか。
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麻生太郎#14
○国務大臣(麻生太郎君) 文書の書換えにつきましては、三月の十一日と記憶しています。
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西
西田昌司#15
○西田昌司君 それで、佐川さんが辞められたんですが、そのときに佐川さんから、国会を混乱したということだけじゃなくて、そもそも書換えがあったことについて、自分がその部下に命じてやったとか、具体的なそういう話はそこで発言なかったんですか。
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麻生太郎#16
○国務大臣(麻生太郎君) 佐川がどのような話をしたかという細目にわたって、その三月十一日の段階で直接本人から聞いたわけではありません。
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西
西田昌司#17
○西田昌司君 では、今大臣が知る範囲で、この事件は、誰がどのように何のために改ざんしたのかと、そういうことについてもう少し具体的に説明してください。
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麻生太郎#18
○国務大臣(麻生太郎君) 私の方から、事務方より、書換えが行われた経緯また目的についてということで、最終的には書換えの経緯につきましての調査結果を踏まえる必要があろうと考えておりますが、本件の書換えは昨年の二月下旬から四月にかけて森友学園に関する国有地売却についての国会対応を担当しておりました本省理財局において、本省の理財局において行われたものであり、書き換えられた文書等々を読む限り、見ますと、それまでの国会での答弁というものが誤解を受けることにならないようにするために行われたと見られるとの報告を受けております。
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西
西田昌司#19
○西田昌司君 その理由もちょっと納得できないんですが、ちょっと念のために聞いておきますが、麻生大臣、麻生大臣が文書の書換えを指示したことはもちろんないでしょうね。
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麻生太郎#20
○国務大臣(麻生太郎君) 私の方から文書の書換えを指示したという御指摘は当たりません、ありません。
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西
西田昌司#21
○西田昌司君 総理にも同じ質問をしておきます。ないでしょうね。
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安倍晋三#22
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 当然、私から文書の書換えを指示したことは全くございません。
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西
西田昌司#23
○西田昌司君 それで、この事件は、一年前、私、実は質問もしたんですけれども、当初から、いわゆる森友学園が国有地を払下げを受けて学園開設しようとしたと、そのときに、名誉校長に総理の夫人の名前があったと。そういうことから、いかにも総理が政治的な圧力で、しかも安いお金で売却をさせたのではないかということが一方的にこれ論じられてきました。そして、今もこの事件がもう一度論じられて、テレビなんかでは、この森友学園で安倍総理夫人ありがとうございますと言っている子供たちの絵が毎日流されるんですよ。これ見ていると、本当に私でもそういう事件だったのかなと思ってしまうぐらい、これを毎日毎日流されるとそういう思いになるんですが、ここでもう一度この事件についてちょっと整理をしておきたいんです。
 ということで、法務省の刑事局長にお聞きしますが、森友事件は、今言ったように、この国有地の売却が政治家の口利き等で不当に安く売却されたのではないかという疑惑なんです、疑惑そのものはね。籠池さんはそういうふうにお願いしたんだというふうなことを言っていましたけれども。ところが、実際には、その籠池さん自身が今刑事被告人になって勾留中なんですよね。その罪は、一体何の罪で今勾留されているんですか、ちょっと教えてください。
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辻裕教#24
○政府参考人(辻裕教君) お尋ねの学校法人森友学園の前理事長及びその妻につきましては、大阪地検におきまして、平成二十九年八月二十一日、国土交通省所管の補助金の不正受給に関して詐欺罪により公判請求しております。また、同じく平成二十九年九月十一日、大阪府及び大阪市が交付する補助金の不正受給に関しまして詐欺罪及び詐欺未遂罪により公判請求しているというふうに承知しております。
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西
西田昌司#25
○西田昌司君 今ありましたように、取りあえずなっているのは詐欺罪ですよ。詐欺というのは人をだます、そういうことで、その容疑で今公判にかけられようとしているんですけれども、その詐欺になっている容疑者の意見が一方的にまた流されるわけですね。
 よく言われるのは、総理からといってお金をもらいましたとか、そういう話も言っていますけれども、それも、もう一度、自分が総理にもらったお金だから返しに行くんだと言ってテレビの前に現れたときには、百万円をもらったから百万円返すと言いながら、見たら、表と裏側に一万円札が付いているだけで中身は真っ白な紙が入っていたと、これは皆さん方は御存じだと思うんですけれどもね。要するに、だから、元々、そういう極めて悪質な詐欺罪という容疑者で、容疑を掛けられている方が元々首謀者となっている事件だったということをもう一度確認したいんですね。
 それで、現実には、あのときの土地の売却について私が質問しましたけれども、要するに、籠池さん側から、ごみが出てきたと、この国有地にごみが出てきたら、こんな土地では小学校を建てられないじゃないか、どうしてくれるんだということで、このままでは訴訟になるぞと、訴訟するぞということが言われたわけですね。ところが、そうなっちゃうと、国の方も損害賠償は幾らになるか分からないと。しかも、学校側にしても開校日が決まっていますから、じゃ、そこで、それではこの瑕疵担保責任を免責すると。つまり、これ以上何かごみが出てきても、もうこれ以上国は責任持ちませんよということをお互い了解して、弁護士さんも入って了解の上で実は土地の売買が行われたということですから、不当に安くなったという事実は全くなかったわけなんです。そのことが私の去年の質問で、これ国交省も含めて説明していたわけなんですが。
 ただ、それでも、不当に安くやったんじゃないのかと、こういう疑惑がずっと残っていましたよ。そこで、この参議院の予算委員会で、会計検査院にもう一度調査しろと、こういうことにもなったわけなんです。そこで調査されたんですが、その中で、結局、じゃ、今言ったように、不当に安く売ったというようなそういう事実は出てきたのか、そのことをまず会計検査院に聞きたい。
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戸田直行#26
○説明員(戸田直行君) お答え申し上げます。
 今回の報告書は、国会法第百五条の規定による会計検査の要請を受けて検査した事項につきまして、会計検査院法第三十条の三の規定により国会に報告したものでございます。
 一方、会計検査院が憲法第九十条の規定に基づいて作成し、毎年度内閣へ送付しております決算検査報告におきましては、検査の結果、法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認めた事項をいわゆる不当事項として掲記いたしておりますが、今回の報告書は決算検査報告とは異なる報告書でございまして、いわゆる不当事項が掲記されるものではございません。
 今回の報告書におきましては、必ずしも適切とは認められない事態、より慎重な調査検討が必要であったと認められる事態などについて記述をしてございますが、これまで決算検査報告において不当事項として掲記したものと比べますと、国損額を明確に算定することができないなどの点で不当事項として決算検査報告に掲記することは難しいものであると考えているところでございます。
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西
西田昌司#27
○西田昌司君 かいつまんで言うと、そういう不当事項はなかったということであるわけなんですね。そういう形で一応これは、この事件自体は整理が付いていたはずだったんです。
 ところが、今年になってもう一度これが再燃してきたのは、そのときのこの書類ですね、これが新たに出てきたと。それが当初国会に報告していた書類とは内容が違うということが出てきたわけなんですけれども、その内容につきまして言う前に、これ一応、総理も見られましたね、私も、これが改ざん前の文書だということを見たんですが、そこで驚いたのは、何かそこに新しい事実があったのかというと全くないわけなんです。というか、私が先ほど言ったように、この籠池さんとの間の交渉の経緯が詳しく書いてあって、まさに私の、国会の答弁の中で明らかになってきたのがそのまま出ているだけなんですよね。
 そこに安倍昭恵夫人のお名前も出たりしているんですけれども、そのこと自体が、消すこと自体が果たして意味があるのかと。むしろそういうことを、この報道なんかでは、総理に要らぬ疑念が掛からないように、そのために消したんではないかと、こういうふうに言われたりしているんですけれども、私はそのまま公表していただいて全く問題がなかったと思うし、かえって、そういう削られることによって、とんでもない、御夫人も総理も迷惑を受けたと思っているんですけれども、この出てきた情報について、まさに総理自身、どういうふうにお考えになりますでしょうか。
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安倍晋三#28
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私も、これは十一日に報告を受けたわけでございますが、この書換え前の文書、割と大部ではありますが、読まさせていただいたところでございますが、この書換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないということは明らかであろうと、こう思うわけであります。
 妻に関する記述についても、この産経のウエブに出ているもの、既に公開されたものについて引用されているところ、もう一点は籠池氏の発言が書かれているだけであろうと思うわけでございまして、この書換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないということは明らかでありました。
 繰り返しになりますが、これまでも申し上げてきたとおり、私や妻がこの国有地払下げや学校の認可に、もちろん事務所も含めて、一切関わっていないということは明確にさせていただきたいと思います。
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西
西田昌司#29
○西田昌司君 それで、しかも、今総理もお話しになりましたけれども、そこで言っているのは、安倍昭恵夫人がこう言っていたと。つまり、これは、いい土地ですから進めてくださいと夫人が言っていたと籠池さんが言っているんですね。これは訳の分からない話で、要するに籠池さんの話が書かれているわけなんですけど。
 籠池さんという人は、元々、私、証人喚問で言いましたけれども、お金もないのに、寄附金もほとんど集まっていない、その寄附金も改ざんして集まったようにしていっているということが今明らかになっていますけれども、皇室と御縁があるというふうにうわさが出るように、わざわざ自分の幼稚園のホームページには皇室の来られたような雰囲気で情報公開しているけれども、実は全く関係なくて、天皇陛下が御幸されたときに旗を振りに園児が行った写真を写しているだけの話で、全く関係ないんですね。つまり、これははっきり言いましてかたりというやつですよね。まさに詐欺罪の、何かかたりというようなことが平気でされているわけで、そのことがまさに書いているわけなんですよ。
 そこで、ちょっとこれは質問通告、総理にしておきましたので確認したいんですけれども、昭恵夫人にお聞きになって、そういうふうに、ここの土地、良さそうですから進めてくださいと言われたことがあったんでしょうか。
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