厚生労働委員会

2021-04-09 衆議院 全345発言

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会議録情報#0
令和三年四月九日(金曜日)
    午前九時五分開議
 出席委員
   委員長 とかしきなおみ君
   理事 大岡 敏孝君 理事 門  博文君
   理事 菅原 一秀君 理事 長尾  敬君
   理事 橋本  岳君 理事 中島 克仁君
   理事 長妻  昭君 理事 伊佐 進一君
      青山 周平君    安藤 高夫君
      上野 宏史君    大串 正樹君
      大隈 和英君    神山 佐市君
      神田  裕君    菅家 一郎君
      木村 次郎君    木村 哲也君
      木村 弥生君    国光あやの君
      後藤 茂之君    後藤田正純君
      高村 正大君    佐藤 明男君
      塩崎 恭久君    繁本  護君
      高木  啓君    武井 俊輔君
      中谷 真一君    中村 裕之君
      百武 公親君    簗  和生君
      山田 美樹君    渡辺 孝一君
      阿部 知子君    池田 真紀君
      稲富 修二君    大島  敦君
      川内 博史君    黒岩 宇洋君
      白石 洋一君    津村 啓介君
      西村智奈美君    山川百合子君
      山井 和則君    早稲田夕季君
      高木美智代君    桝屋 敬悟君
      宮本  徹君    青山 雅幸君
      高井 崇志君
    …………………………………
   議員           早稲田夕季君
   厚生労働大臣       田村 憲久君
   内閣府副大臣       藤井比早之君
   厚生労働副大臣     三原じゅん子君
   厚生労働副大臣      山本 博司君
   内閣府大臣政務官     岡下 昌平君
   財務大臣政務官      船橋 利実君
   文部科学大臣政務官    鰐淵 洋子君
   厚生労働大臣政務官    大隈 和英君
   厚生労働大臣政務官    こやり隆史君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)
   (内閣府規制改革推進室次長)           彦谷 直克君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  梶尾 雅宏君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房審議官) 海老原 諭君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 石月 英雄君
   政府参考人
   (財務省主計局次長)   宇波 弘貴君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房総括審議官)         山田 雅彦君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  迫井 正深君
   政府参考人
   (厚生労働省健康局長)  正林 督章君
   政府参考人
   (厚生労働省医薬・生活衛生局長)         鎌田 光明君
   政府参考人
   (厚生労働省労働基準局長)            吉永 和生君
   政府参考人
   (厚生労働省職業安定局長)            田中 誠二君
   政府参考人
   (厚生労働省雇用環境・均等局長)         坂口  卓君
   政府参考人
   (厚生労働省子ども家庭局長)           渡辺由美子君
   政府参考人
   (厚生労働省社会・援護局長)           橋本 泰宏君
   政府参考人
   (厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長)    赤澤 公省君
   政府参考人
   (厚生労働省保険局長)  浜谷 浩樹君
   政府参考人
   (経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官)         山本 和徳君
   政府参考人
   (国土交通省総合政策局次長)           大高 豪太君
   参考人
   (独立行政法人地域医療機能推進機構理事長)    尾身  茂君
   厚生労働委員会専門員   吉川美由紀君
    ―――――――――――――
委員の異動
四月九日
 辞任         補欠選任
  小島 敏文君     神山 佐市君
  田畑 裕明君     菅家 一郎君
  百武 公親君     神田  裕君
  尾辻かな子君     黒岩 宇洋君
  白石 洋一君     阿部 知子君
同日
 辞任         補欠選任
  神山 佐市君     中村 裕之君
  神田  裕君     百武 公親君
  菅家 一郎君     中谷 真一君
  阿部 知子君     白石 洋一君
  黒岩 宇洋君     池田 真紀君
同日
 辞任         補欠選任
  中谷 真一君     高木  啓君
  中村 裕之君     簗  和生君
  池田 真紀君     尾辻かな子君
同日
 辞任         補欠選任
  高木  啓君     田畑 裕明君
  簗  和生君     小島 敏文君
    ―――――――――――――
四月八日
 高齢者の医療の確保に関する法律の一部を改正する法律案(西村智奈美君外十名提出、衆法第一一号)
 全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出第二一号)
同日
 じん肺とアスベスト被害根絶等に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第六四五号)
 同(笠井亮君紹介)(第六四六号)
 同(穀田恵二君紹介)(第六四七号)
 同(志位和夫君紹介)(第六四八号)
 同(清水忠史君紹介)(第六四九号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第六五〇号)
 同(田村貴昭君紹介)(第六五一号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第六五二号)
 同(畑野君枝君紹介)(第六五三号)
 同(藤野保史君紹介)(第六五四号)
 同(宮本徹君紹介)(第六五五号)
 同(本村伸子君紹介)(第六五六号)
 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第六五七号)
 同(石崎徹君紹介)(第六五八号)
 同(大西健介君紹介)(第六五九号)
 同(岡田克也君紹介)(第六六〇号)
 同(吉良州司君紹介)(第六六一号)
 同(城内実君紹介)(第六六二号)
 同(菊田真紀子君紹介)(第六六三号)
 同(岸本周平君紹介)(第六六四号)
 同(工藤彰三君紹介)(第六六五号)
 同(小宮山泰子君紹介)(第六六六号)
 同(佐々木隆博君紹介)(第六六七号)
 同(佐藤公治君紹介)(第六六八号)
 同(佐藤茂樹君紹介)(第六六九号)
 同(櫻井周君紹介)(第六七〇号)
 同(重徳和彦君紹介)(第六七一号)
 同(下条みつ君紹介)(第六七二号)
 同(鈴木淳司君紹介)(第六七三号)
 同(関芳弘君紹介)(第六七四号)
 同(田嶋要君紹介)(第六七五号)
 同(田畑裕明君紹介)(第六七六号)
 同(高市早苗君紹介)(第六七七号)
 同(高木啓君紹介)(第六七八号)
 同(高木美智代君紹介)(第六七九号)
 同(武村展英君紹介)(第六八〇号)
 同(寺田学君紹介)(第六八一号)
 同(寺田稔君紹介)(第六八二号)
 同(冨樫博之君紹介)(第六八三号)
 同(中曽根康隆君紹介)(第六八四号)
 同(西岡秀子君紹介)(第六八五号)
 同(根本幸典君紹介)(第六八六号)
 同(原田義昭君紹介)(第六八七号)
 同(福井照君紹介)(第六八八号)
 同(福田昭夫君紹介)(第六八九号)
 同(福山守君紹介)(第六九〇号)
 同(船田元君紹介)(第六九一号)
 同(古川元久君紹介)(第六九二号)
 同(細田健一君紹介)(第六九三号)
 同(馬淵澄夫君紹介)(第六九四号)
 同(前原誠司君紹介)(第六九五号)
 同(松田功君紹介)(第六九六号)
 同(三原朝彦君紹介)(第六九七号)
 同(宮澤博行君紹介)(第六九八号)
 同(宮下一郎君紹介)(第六九九号)
 同(村井英樹君紹介)(第七〇〇号)
 同(本村伸子君紹介)(第七〇一号)
 同(森山裕君紹介)(第七〇二号)
 同(八木哲也君紹介)(第七〇三号)
 同(山口俊一君紹介)(第七〇四号)
 同(山口壯君紹介)(第七〇五号)
 同(吉野正芳君紹介)(第七〇六号)
 同(井野俊郎君紹介)(第七三五号)
 同(井林辰憲君紹介)(第七三六号)
 同(伊藤忠彦君紹介)(第七三七号)
 同(石破茂君紹介)(第七三八号)
 同(泉田裕彦君紹介)(第七三九号)
 同(稲富修二君紹介)(第七四〇号)
 同(今枝宗一郎君紹介)(第七四一号)
 同(岩田和親君紹介)(第七四二号)
 同(上杉謙太郎君紹介)(第七四三号)
 同(江田康幸君紹介)(第七四四号)
 同(遠藤利明君紹介)(第七四五号)
 同(小野寺五典君紹介)(第七四六号)
 同(小渕優子君紹介)(第七四七号)
 同(大岡敏孝君紹介)(第七四八号)
 同(大口善徳君紹介)(第七四九号)
 同(大野敬太郎君紹介)(第七五〇号)
 同(勝俣孝明君紹介)(第七五一号)
 同(門博文君紹介)(第七五二号)
 同(金子恵美君紹介)(第七五三号)
 同(金子万寿夫君紹介)(第七五四号)
 同(金田勝年君紹介)(第七五五号)
 同(菅家一郎君紹介)(第七五六号)
 同(岸田文雄君紹介)(第七五七号)
 同(北村誠吾君紹介)(第七五八号)
 同(後藤田正純君紹介)(第七五九号)
 同(斉藤鉄夫君紹介)(第七六〇号)
 同(斎藤洋明君紹介)(第七六一号)
 同(武部新君紹介)(第七六二号)
 同(根本匠君紹介)(第七六三号)
 同(野田毅君紹介)(第七六四号)
 同(長谷川嘉一君紹介)(第七六五号)
 同(原口一博君紹介)(第七六六号)
 同(原田憲治君紹介)(第七六七号)
 同(日吉雄太君紹介)(第七六八号)
 同(平口洋君紹介)(第七六九号)
 同(堀井学君紹介)(第七七〇号)
 同(堀越啓仁君紹介)(第七七一号)
 同(渡辺周君紹介)(第七七二号)
 同(浅野哲君紹介)(第七八三号)
 同(岡本あき子君紹介)(第七八四号)
 同(橘慶一郎君紹介)(第七八五号)
 同(玉木雄一郎君紹介)(第七八六号)
 同(矢上雅義君紹介)(第七八七号)
 同(吉田統彦君紹介)(第七八八号)
 同(岡本充功君紹介)(第八〇八号)
 同(鬼木誠君紹介)(第八〇九号)
 同(高村正大君紹介)(第八一〇号)
 同(近藤昭一君紹介)(第八一一号)
 同(階猛君紹介)(第八一二号)
 同(古田圭一君紹介)(第八一三号)
 同(御法川信英君紹介)(第八一四号)
 同(緑川貴士君紹介)(第八一五号)
 同(山井和則君紹介)(第八一六号)
 子供のための予算を大幅に増やし国の責任で安全・安心な保育・学童保育の実現を求めることに関する請願(矢上雅義君紹介)(第七八二号)
 医療・介護の負担増の中止を求めることに関する請願(吉田統彦君紹介)(第七八九号)
 七十五歳以上医療費窓口負担二割化撤回に関する請願(吉田統彦君紹介)(第七九〇号)
 同(近藤昭一君紹介)(第八一八号)
 社会保障の連続削減を中止し、充実を求めることに関する請願(穀田恵二君紹介)(第八〇五号)
 減らない年金、頼れる年金を求めることに関する請願(清水忠史君紹介)(第八〇六号)
 七十五歳以上医療費窓口負担二割化に反対することに関する請願(宮本徹君紹介)(第八〇七号)
 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守ることに関する請願(近藤昭一君紹介)(第八一七号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案(内閣提出第二一号)
 高齢者の医療の確保に関する法律の一部を改正する法律案(西村智奈美君外十名提出、衆法第一一号)
 厚生労働関係の基本施策に関する件
 令和二年度子育て世帯生活支援特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案起草の件
     ――――◇―――――
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とかしきなおみ#1
○とかしき委員長 これより会議を開きます。
 厚生労働関係の基本施策に関する件について調査を進めます。
 令和二年度子育て世帯生活支援特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案起草の件について議事を進めます。
 本件につきましては、先般来各会派間において御協議をいただき、今般、意見の一致を見ましたので、委員長において草案を作成し、委員各位のお手元に配付しております。
 その起草案の趣旨及び内容について、委員長から御説明申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、今般、政府は、特に困難な状況にあると想定される低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行う観点から、子供一人当たり五万円の子育て世帯生活支援特別給付金を支給することとしたところであります。
 本案は、当該給付金の支給の趣旨に鑑み、その支給を受けることとなった者が自ら給付金を使用することができるようにするため、令和二年度子育て世帯生活支援特別給付金の支給を受ける権利の差押え等を禁止するとともに、給付金として支給を受けた金銭の差押えを禁止する措置を講じようとするものであります。
 なお、この法律は、公布の日から施行することとしております。
 以上が、本起草案の趣旨及び内容であります。
    ―――――――――――――
 令和二年度子育て世帯生活支援特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
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とかしきなおみ#2
○とかしき委員長 お諮りいたします。
 お手元に配付いたしております草案を令和二年度子育て世帯生活支援特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案の成案とし、これを委員会提出の法律案と決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
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とかしきなおみ#3
○とかしき委員長 起立総員。よって、そのように決しました。
 なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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とかしきなおみ#4
○とかしき委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
     ――――◇―――――
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とかしきなおみ#5
○とかしき委員長 引き続き、厚生労働関係の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、参考人として独立行政法人地域医療機能推進機構理事長尾身茂君の出席を求め、意見を聴取し、また、政府参考人として内閣官房内閣審議官・内閣府規制改革推進室次長彦谷直克君、内閣審議官梶尾雅宏君、内閣府大臣官房審議官海老原諭君、外務省大臣官房参事官石月英雄君、財務省主計局次長宇波弘貴君、厚生労働省大臣官房総括審議官山田雅彦君、医政局長迫井正深君、健康局長正林督章君、医薬・生活衛生局長鎌田光明君、労働基準局長吉永和生君、職業安定局長田中誠二君、雇用環境・均等局長坂口卓君、子ども家庭局長渡辺由美子君、社会・援護局長橋本泰宏君、社会・援護局障害保健福祉部長赤澤公省君、保険局長浜谷浩樹君、経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官山本和徳君、国土交通省総合政策局次長大高豪太君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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とかしきなおみ#6
○とかしき委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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とかしきなおみ#7
○とかしき委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。木村弥生さん。
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木村弥生#8
○木村(弥)委員 自由民主党の木村弥生です。
 本日は、一般質問で、私は、日本の潜在力のパワーを生かしていく、誰もがより健康で活躍する社会について質問したいと思います。
 コロナ禍で大きなパラダイムシフトが起きています。これまでの、同じ属性の人たちが、主に男性の安定雇用によって生産性が保たれて、そして福祉が成り立っていた。しかしながら、今、少子化となり、人口減少社会の中で、一人一人が潜在力を発揮できる、意欲があれば就労できる、自分の存在が承認されることで、貧困や孤独を解消し、ひいては生きがいを感じながら健康につながっていく、そんな社会になっていくようにと私は考えております。
 そこで、一つ目の質問であります。
 コロナ対策、我が京都におきましても感染が急拡大しております。西脇府知事も蔓延防止等重点措置の適用を要請するという報道がありました。ワクチンの接種が順調に進むように、安定的な供給をいま一度要望したいところでございます。
 そこで、一つ目の質問であります。
 潜在看護職の活用について、二月四日の衆議院の予算委員会で質問いたしました。かつてないほどの規模で、今回、ワクチンの接種が全国展開されてまいります中で、この人材確保として、日本で看護職の資格を持ちながら今現場で働いていない、いわゆる潜在看護職、今、全国で七十万人と推計されております。推計と申しますのは、運転免許のような更新制ではないからであります。
 その潜在看護職の活用を予算委員会で提案いたしましたところ、翌週のNHKのニュースで、その潜在看護職たちが、今こんなときだからこそ役に立ちたいと、復職した看護師たちの活躍が取材をされておりました。
 また、我が京都府の看護協会におきましても、こういった潜在看護職たちの、ワクチンの接種の人材としての研修を行ったところでございます。
 ただ、今、全国展開する中で、その時給が各自治体によって違います。それはもちろん、都市部と地方とでは物価等も違いますし、感染の広がりも違うのは理解しておりますが、ただ、余りにも時給が低いと、自治体の看護師に対しての専門性の理解が乏しいのではないかとすら疑うような、そういうところもあるのは事実であります。
 そこで、質問であります。こういった時給の差異について国は把握しているのでしょうか、お聞かせください。
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正林督章#9
○正林政府参考人 時給の差異は恐らくあるんだと思いますけれども、それを網羅的には把握はしておりません。
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木村弥生#10
○木村(弥)委員 確かに、それは、いろいろと地域によっての事情があるので、そこまで国がコミットしないという、そういったことも分かりますけれども、それでも、時給が低くても自分たちが役に立つのならと、看護職の皆さんの独特の本当に責任感や使命感で集まっているという話も聞きます。
 今、その人材確保状況というのは、そちらもいかがなんでしょうか。
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正林督章#11
○正林政府参考人 お答えします。
 現在、自治体において、看護師の確保を含め、ワクチン接種に係る人的体制を整備していただいております。
 一部の自治体においては看護師が不足している会場もあることから、看護職員の確保に向けて、都道府県ナースセンターを通じた潜在看護職員や、民間の職業紹介事業所、事業者の活用、それから僻地のワクチン接種会場への看護職員の派遣について、自治体宛てに確保策を周知し、看護職員の確保に努めているところではございます。
 こうした取組を通じて、自治体の状況を適切に把握しながら、ワクチンの接種が円滑に行われるよう、引き続き看護師の確保に向けた支援をしてまいりたいと考えております。
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木村弥生#12
○木村(弥)委員 ありがとうございます。
 予算委員会のときに、コロナで亡くなった看護師はいらっしゃるんですかという質問をしたときに、そういった把握はしていないというお答えでありました、全体的なというお答えは田村大臣からあったかと思いますけれども。
 どこで、どういうふうに、今まだ確保できていないかということはこれからだと思いますけれども、東日本大震災のときもそうでしたけれども、こういった非常に厳しい状況のときに看護師は本当に頑張ります。自分たちの職責を果たそうと、そして、元々責任感と、あと非常に心優しい人たちが多いところを、やはりそこに甘えてほしくないです。きちんと専門性を評価して、そして、そういった対応を国としても支援するというのが、潜在看護職たち、先ほど七十万人推計でいると言いましたけれども、国の姿勢を今やはり見守っているんだ、そういうところもあると思いますので、是非そこのところをお酌みおきいただければありがたいです。
 二つ目の質問をいたします。夜勤要員の確保であります。
 結局、実習がコロナでできない中で、もちろん、例えば、シミュレーションのいろいろな機材等々を購入するための支援はしていただきました中で、やはりリアリティーショックというものがあります。
 私が四十で看護師になったという話は、もう委員の皆様、御存じの方が多いと思いますけれども、私が大学病院で看護師、新人になりましたとき、夜勤に入ったのは、忘れもしない六月の一日でございました。
 しかしながら、いろいろな中で、夜勤に入る時間がなかなか、今大変延びているという状況の中で、新人がまだまだ夜勤要員としてしっかりと確保できない中で、非常に医療体制は厳しいと聞いております。
 そこで、そういった例年よりも遅くなっている状況の中で、国としての策は講じているんでしょうか。
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迫井正深#13
○迫井政府参考人 令和二年九月に実施をされました日本看護協会の調査によりますと、新人看護職員の夜勤の独り立ちをする時期が例年より遅れていると回答した病院、約三割であったと承知をいたしておりまして、新人研修が計画どおり進まず、演習の機会の確保が難しい状況にあったことがその要因と考えられます。
 それから、令和三年度の新人看護職員においては、看護基礎教育の臨地実習の体験が少ないことなどから、例年よりも職場での業務修得に時間を要することなどが考えられております。
 厚生労働省といたしまして、こうした新人看護職員を指導する看護職員の負担軽減を図りまして、新人看護職員の職場適応を促進することを目的とした、新型コロナウイルス感染症の影響による看護基礎教育での実習の経験不足を補いまして、就業先の新人看護職員研修では補えない臨床現場での体験学習の機会を確保するための事業を令和三年度において実施をいたしております。
 それから、新人看護職員を迎える各現場に対しまして、基礎教育の状況を踏まえた丁寧なオリエンテーション、あるいはOJTの機会を確保した新人看護職員研修を計画していただくよう、令和二年十二月に事務連絡を発出し、対応をお願いしておりまして、引き続き、こうした取組を通じまして、看護職員、新人看護職員の職場適応を促進してまいりたいというふうに考えております。
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木村弥生#14
○木村(弥)委員 ありがとうございます。
 私がいた大学病院は、婦人科病棟でしたけれども、五十人のベッドで二人から三人で夜勤をやっていた、非常に責任を伴うところでありますので、そこのところはしっかりとやっていただきたいと思います。
 三番目です。保健所の体制支援について。
 昨年の十一月の二十日の厚労委員会で、私、質問いたしました。保健師の増員を訴えまして、当時、田村大臣と、また総務省から宮路大臣政務官が、非常に心強い御答弁をいただいて、結果、令和三年度予算において、感染症対応の業務に従事する保健師が一・五倍、二年間で九百名の増員というのが決定したのは大変感謝しております。
 そういった中で、まだまだ保健師、保健所が、依然として現場は厳しくて、そして混乱と不安を抱えていて、疲弊しているのが現状でございます。
 こういった中で、地元から聞いた話で、入院できずに自宅療養を余儀なくされておられます要介護者、障害のある方たちに対して、臨時的にケアをしよう、そういった訪問看護や訪問介護事業者の人たちが、その汗が報われるようにしていただきたい、要は、柔軟な対応をしていただきたいということです。
 質問通告のときには個別支援計画の作成のことについて書きましたけれども、ここは、要は、しゃくし定規に対応するのではなく、きちんと柔軟性を持って、そういうことを国としても支えていくのだ、そういう言葉をいただければと思います。
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赤澤公省#15
○赤澤政府参考人 介護サービスや障害福祉サービスは利用者やその家族の生活に欠かせないもので、必要なサービス等が提供されるよう、ケアマネジャー等が、自治体と連携の上、調整することが重要であると考えております。
 介護サービス、障害者サービスの提供に当たって個別サービス計画等を作成しなければならないとされておりますが、緊急的にサービスを提供することになった場合には、提供する予定のサービスの内容を事前に口頭で説明し、同意を得ていれば、必ずしもサービス提供前に個別サービス計画等を作成する必要性はなく、報酬請求前までに作成すればよいものと考えておりまして、そういう柔軟な取扱いができると考えておるところでございます。
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木村弥生#16
○木村(弥)委員 きっと全国の保健所でそういった混乱が生じていると思いますので、是非そこのところはきちんとフォローしていただければと思います。
 コロナについての質問は終わりです。
 子供庁の創設についての期待を質問します。
 チルドレンファーストの子ども行政のあり方勉強会が我が党の若手議員を中心に立ち上がりまして、私も呼びかけ人の一人であります。三月の十九日に子供庁の創設に向けた緊急提言というものを官邸に提出して、菅総理からも、強い決意を持って取り組むという発言をいただきました。
 私が取り組んでおります日本版DBS、小児犯罪の、性犯罪の前科がないことを証明する書類を、子供と関わる職業、これはボランティアも含めてであります、に就く者は雇用主に提出するという、義務づけるこの制度。その創設についても、子供政策の、子供庁の勉強会が二月に実施したアンケートは、二週間で一万七千人、そして合計で四万八千の意見があった中で、三百件の、無犯罪証明書の提出の制度化を求めるという意見もありました。党の行革本部で、縦割り行政の打破PTや、また、自民、公明の有志による、わいせつ教員根絶立法検討ワーキングチームでも取り組んでいる問題であります。
 この子供庁の創設の目的は、縦割りを克服し、府省庁横断の一貫性を確保するための強い権限と総合調整機能を持たせるとあります。縦割り行政の打破、そして国民のために働くというのは、菅政権の真骨頂であります。現段階で明確な答弁は難しいと思いますが、田村大臣の決意をお聞かせください。
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田村憲久#17
○田村国務大臣 自民党の国会議員の有志の会、勉強会をやっておられて、子供庁の創設に向けた提言をいただいているというふうにお聞きいたしております。
 国の方も、内閣府の子ども・子育て本部を中心に、幼児教育、子育て、更に言えば保育等々いろいろなもの、こういうものを進めておるわけであります。
 今、一元的に進めておりますが、それ以外にも、我が省所管しておりますような分野、障害児の問題もあると思います、それから福祉の問題、子供の貧困の問題、さらには虐待の問題、本当に幅広い子供に関わる問題があるわけでございます。どういうような形で、その分野、所管をしていくのか、年齢で分けるという形なのか、いろいろな切り口があると思います。
 いずれにいたしましても、子供というものを、縦割りではなくて一つの形の中において様々な問題を解決に向かって検討していくこと、これは大変重要であろうというふうに思いますし、それ自体、国民の皆様方に、チルドレンファーストというお話がございましたけれども、子供を大切にする、そういう社会であり政府である、こういうようなメッセージが伝わるということでもございます。
 いただいた提言、しっかりと受け止めさせていただきながら、検討させていただきたいというふうに考えております。
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木村弥生#18
○木村(弥)委員 ありがとうございます。
 これは決して行政の肥大化というものではなく、しっかりと子供たちが隙間なく支援できるような、大切にするんだという、そういった国からのメッセージをこれからも打ち出していければと思います。
 次の質問、ちょっと時間がないので、子供宅食についてであります。
 先ほど児童虐待のお話もありました。子供宅食、私、議連の幹事長を務めております中で、支援対象児童等見守り強化事業につきましては、本当にありがたいことに、令和二年度第三次補正予算、また令和三年度に活用できる形で、非常に、十分の十の予算が計上されたところでありますが、全国の自治体におきましては、翌年度の予算の見通しが立たないという不安で、ちゅうちょしている原因であります。
 こういった点も踏まえて、予算の執行率と、そして本事業の評価、そして今後の見通しについて、ちょっと済みません、一回でまとめて御答弁いただければと思います。
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渡辺由美子#19
○渡辺政府参考人 御指摘のございました、まず、この事業の執行状況でございますが、令和二年度の二次補正で三十一億、それから三次補正で三十六億計上したところでございますが、現時点での執行状況、令和三年三月現在でございますが、六十五市区町村で五・一億円となってございます。
 この事業は、まさに宅食等を中心に、地域に根差した民間団体と自治体が協働するという取組でございまして、コロナ禍はもとより、コロナ後も見据えて、子供の見守りや安全確保に重要な役割を果たしているものと考えております。
 ただ、なかなかこの民間団体、市町村との連携ということに慣れていないということもありまして、市町村の側、民間団体、共に戸惑いもあるということで、私どもとしては、例えばオンラインセミナーなどで、実際にこの事業に従事していらっしゃる方に直接呼びかけることなども含めて、事業の周知等を行っておりまして、まだ予算の執行状況も必ずしも高いものではございませんので、今後ともしっかりと事業が活用されるように取り組んでまいりたいと考えております。
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木村弥生#20
○木村(弥)委員 今まで福祉は申請してというのがありましたけれども、この子供宅食はアウトリーチ型出前福祉と言われています。こういった形で本当に支援できるようにと思いますので、是非お願いいたします。
 ちょっと次の質問を抜かして、障害者優先調達推進法の方をお願いします。
 コロナを機に大きく変わったことの一つとして、今まで、例えば移動することがなかなか難しかった人たちが、それぞれの能力に応じて、テレワークや、またそういった社会参加の動きが加速したと思います。まさに、潜在力を発揮できる仕組みづくりが求められています。
 障害者優先調達推進法について調べました。これは、物品やサービスを国や地方公共団体が優先的に障害者の雇用施設等々から購入するというものでありますが、残念ながら余り進んでおりません。これは、私は障害者の方たちの経済面の自立に非常に資するものだと思っておりますけれども、例えば、金額ベースでいいましても非常に少額の案件しか発注されていない、こういったことが、各省庁における内部規定がありましたけれども、それが実はなかったということが分かりました。こういうことをしっかりと捉えて、更に進めていただきたい。
 この法律に大変力を入れて頑張られたという山本副大臣に、是非その決意をお聞かせいただけたらと思います。
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山本博司#21
○山本副大臣 ありがとうございます。
 障害者優先調達推進法、議員立法、私も関わらせていただきまして、問題意識は木村委員と共通、同じだと思っております。
 まさしく、この法律に基づきまして障害者就労施設の受注機会を確保して拡大をするということは、そこで就労する障害者の自立の促進の観点から、大変重要であると思っている次第でございます。
 今、各府省においては、毎年度、この物品調達のための方針を作成して、そして、その目標達成に向けて真摯に取り組んでいると思いますけれども、まだまだ委員御指摘の課題はあると思います。
 厚労省としては、そうした意味で、各府省の調達の促進をするために、例えば、各府庁とそれから障害者就労施設を橋渡しする障害者優先調達情報交換会、例えば、二十三の府省庁七十二名、施設側が、共同発注とか特例子会社とか、八十四名の方々が交換をして、新たな取引先を拡大したとか、そういったことであるとか、さらに、取組事例の公表、こういったことを通じて実施をしているところでございまして、引き続き、委員御指摘の調達に向けた取組の推進をしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
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木村弥生#22
○木村(弥)委員 ありがとうございます。
 山本副大臣と、医療的ケア児のことでも一緒に頑張っております。宮城県、福岡県では協定を結んでいます。是非、ソーシャルファームの視点を含めて、多様な方々が生きがいを持って働ける、そんな環境づくりが孤独からの脱却にも健康維持にもつながると思いますので、是非そこのところを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。
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とかしきなおみ#23
○とかしき委員長 次に、高木美智代さん。
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高木美智代#24
○高木(美)委員 公明党の高木美智代でございます。
 おはようございます。
 本日、基本的対処方針分科会が早朝から開かれたと伺っておりまして、手続が進めば、蔓延防止等重点措置が東京、京都、沖縄に適用される見込みと承知しております。是非とも、厚労省の皆様、昼夜問わず、今日まで御激闘と思いますが、改めて、医療提供体制の確保を始め、対処に万全を期していただきたいことをまずお願いをさせていただきます。
 やはり、感染者数を減らして、医療提供体制の逼迫、特に医療病床の逼迫を防ぐには、ワクチンが有効であると思っております。
 私は、昨年五月、我が党にワクチン・治療薬開発推進プロジェクトチームが設置されまして、その座長としても働かせていただいており、先般も、三月下旬になりますが、熊本の製薬会社の視察を行いまして、その課題等につきまして意見交換をしてきたところでございます。
 やはり、今声が高まっているのは、国産ワクチンを何とか早く使えるようにできないものかというお声が強くあります。
 そこで、まず最初に、国産ワクチン開発の重要性に対する田村大臣の御認識を伺っておきたいと思います。
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田村憲久#25
○田村国務大臣 国産ワクチンを開発して国内でこれを製造できるということは、非常に大きな意味があると思います。
 今、ファイザーのワクチンだけ、これだけが承認をされて国内に入ってきておりますが、これはヨーロッパ等々、EU等々の制約がある中で、非常に確保を、これは河野大臣に御苦労をいただいているわけであります。
 国内で製造できることができれば、そういうこともしっかりと解消できるわけでありますし、もっと申し上げれば、開発も国内であればもっと自由度が高まるわけであります。また、海外に対してのいろんな国際貢献ということもあり得てくるわけでございます。
 国といたしましても、ワクチンの研究開発、製造、それから臨床試験、こういうものに対して支援を行っておるわけでありますけれども、国内で幾つかのメーカーが、開発事業者が、今、研究開発をしていただいております。
 例えば、DNAワクチンですとアンジェスというところが主体でやっておられますし、メッセンジャーRNAワクチンですと第一三共、それから、組み換えたんぱくワクチンが塩野義、不活化ワクチンがKMバイオロジクスという形でやっていただいておりますが、この中で、今言ったKMバイオロジクスと、それからメッセンジャーRNAの第一三共、これがいよいよ治験に入ったというような形でございまして、臨床試験に入る中で、いろんな期待、DNAワクチン、アンジェスはもうちょっと先に入っておりますけれども、それぞれが今、ワクチンの開発に一生懸命努力をいただいているわけでありまして、是非とも、ワクチン開発、成功していただければ、我々としても期待をするところでございます。
 いずれにいたしましても、国内でのワクチン製造、もちろん開発、これは大変重要なものだというふうに考えております。
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高木美智代#26
○高木(美)委員 ありがとうございます。
 私も、やはり国産ワクチンという、日本企業が開発できる、新しい技術をつくり出せるようにするということは非常に大きな意味があると思っておりまして、一つ、やはり国民の命の安全保障、特に、今後何回このコロナワクチンを接種することになるか分からない。輸入が止まれば、今大臣から御答弁いただきましたとおり、そういう場合を想定すべきだとも思います。また、変異株への対応、日本固有のものが出た場合どうするのか、こうしたことを考えますと、やはり必要である。
 また、もう一つは、我が国経済のためという視点もあると思います。
 外国産ワクチンを購入するために莫大な額の国税が海外に流れているわけでございます。国産を使えるようになれば、税収入を少なくとも回収することができる。また、さらには国際貢献、中国は今ワクチン外交を展開していると言われておりますけれども、我が国は、そもそも、東南アジア諸国など、医療提供とか人材育成を始め非常に多くの貢献をしてきたわけでありまして、こうした我が国の一つのステータスというものは守るべきであるというふうに思っております。
 そこで、今大臣が、しっかりと後押しをしていきたいというお話もございました。そこで、関係企業などは、第三相試験を早ければ六、七月から始めていきたいと。しかし、日本では感染者数が少ない、国際的にはワクチン接種がもう既に始まっているので、国際的にも数万人規模の単位の治験は困難である、非常にここで困っております。
 今、有事と大臣は先般もおっしゃっていらっしゃいましたが、私も、まさにそういう事態を考えますと、アメリカのEUAのように、緊急承認の運用を考えてもいいのではないかと思います。若しくは条件付承認という手法もあります。
 中和抗体価で効果が確認でき、安全性が確保できれば推進するというお考えはあるのかどうか。また、そのほか、国産ワクチンの治験を早める手法としてどのようなお考えをお持ちなのか。お示しいただきたいと思います。
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鎌田光明#27
○鎌田政府参考人 お答えいたします。
 国産ワクチンあるいは国内における治験の促進という観点、こうした緊急時でございますので、現在におきましても、実務的でございますけれども、治験相談なりを積極的に行うですとか迅速に行う、また、審査におきましても、最優先で迅速に行って対応しているところでございます。
 私どもといたしましては、こうした緊急時におきましても、国民の安全性、信頼性を確保する観点からは、科学的データに基づき有効性、安全性等をしっかり確認するということが基本方針でございまして、今お話のありました特例承認などにつきましても、アメリカのEUAで承認されましたレムデシビル、あるいは今回のファイザーワクチン、これも、データを確認した上で迅速に対応、あるいは、御指摘のありました条件付早期承認制度というのもございますけれども、この際もやはりデータというものをきちんと確認していく必要があるんだと考えております。
 それで、先生がおっしゃった、国内で第三相ができるのかということでございますけれども、この点は、ワクチンの接種が進めば大規模治験が難しくなるというのは、日本のみならず各国が直面する課題ということでございまして、現在、国際的に、発症予防効果を検証するプラセボ対照試験に代わる評価方法等に関する議論を国際規制当局間で進めているところでございます。
 今後、この議論が更に進むように、私どもとしては積極的に提案をしたりしているところでございますので、積極的に国際的議論が進むよう努力するとともに、それから、こうした状況、議論の内容というものを、国内のワクチン開発をされている企業に対しましても適切に情報提供、あるいは相談指導に乗るというようなことを進めてまいりたいと考えております。
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高木美智代#28
○高木(美)委員 ちょっと、鎌田局長と少し議論をさせていただきたいと思います。
 やはり、まず、治験をどうするか、入口が非常に重要でありまして、データがそろえばという先ほどのお話では、とても不十分になります。要するに、二万人、そしてまた更にプラセボで二万人、こんな四万人なんというのは難しく、日本ではとてもできない。先ほど申し上げたように、日本では感染者数が少ない、また、世界でもワクチンが普及し始めている、こんな数万人規模の治験が果たしてできるのかどうか。できないというのは、もう明確であるわけであります。
 第一三共、塩野義は、新型インフル、前回のときに設備を用意をし、その間もずっと投資をしながら設備を守り続けてくれておりましたけれども、これも持ち腐れになってしまうという状況にあります。メッセンジャーRNA、また組み換えたんぱく、これは要するに、このままでは日本では開発できない、こういうことになってしまうわけです。
 ファイザーなどの三社は、どこも承認を得たものではありません。アメリカの緊急使用、まさにEUAで、大規模な治験と組み合わせて実施をしているものです。
 このままいきますと、世界二番手のワクチン開発は日本ではできないということになります。それでいいのかどうかということです。
 先ほど、WHOなどの国際的議論に参画したい、その議論を待ちたいとおっしゃっていましたけれども、こんな議論はすぐには結論が出るはずないじゃないですか。
 ということを考えますと、やはり我が国独自のものをどういうふうにしていくのか、ここが重要だと思いますけれども、局長、どうですか。
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鎌田光明#29
○鎌田政府参考人 まず、先ほどの国際的な議論ですけれども、確かに、いつ結論が出るのかということについては、話し合っている途上でございますので、確たることは申し上げることはできないんですが、私どもとしては、やはり大規模な治験を進めることの難しさということは認識しておりまして、大規模な第三相試験に代わって、発症予防を検証するプラセボ対照試験に代わる評価方法なども我々としては具体的に提案をしながらこの議論を進めるというのが、まず大きな方針、基本的な方針でございます。
 また、今回のコロナ対応に限らず、日本での治験環境の難しさというのは、今回の感染症での感染状況がございますし、また、国内の治験体制という意味では、治験を行う医療機関などの体制というのもございます。そういったものは進める一方で、もう一つ、やはり国際的な治験、共同治験を支援するということも私どもは考えられると思います。
 今回の補正におきましても、詳しくは別の担当でございますけれども、そちらにおきましても、国際共同治験を進めるとか、支援するとか、そういうところでありますので、それは、疾病あるいは製品に応じて、支援の在り方、あるいは治験をどこまで求めるかということは、具体的に議論すべきものと考えております。
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