北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

2022-03-11 参議院 全184発言

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会議録情報#0
令和四年三月十一日(金曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月九日
    辞任         補欠選任
     朝日健太郎君     丸川 珠代君
     中西  哲君     岡田  広君
 三月十日
    辞任         補欠選任
     島村  大君     加田 裕之君
     長峯  誠君     石田 昌宏君
     小沢 雅仁君     白  眞勲君
     勝部 賢志君     打越さく良君
     三浦 信祐君     高瀬 弘美君
 三月十一日
    辞任         補欠選任
     石田 昌宏君     馬場 成志君
     加田 裕之君     進藤金日子君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         山谷えり子君
    理 事
                清水 真人君
                宮本 周司君
                森 ゆうこ君
                竹内 真二君
    委 員
                石田 昌宏君
                衛藤 晟一君
                岡田  広君
                加田 裕之君
                進藤金日子君
                豊田 俊郎君
                馬場 成志君
                丸川 珠代君
                有田 芳生君
                打越さく良君
                白  眞勲君
                高瀬 弘美君
                柳田  稔君
                東   徹君
                武田 良介君
                舩後 靖彦君
                浜田  聡君
   国務大臣
       外務大臣     林  芳正君
       国務大臣     松野 博一君
   副大臣
       防衛副大臣    鬼木  誠君
   大臣政務官
       文部科学大臣政
       務官       鰐淵 洋子君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        神田  茂君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       岡本  宰君
       警察庁長官官房
       審議官      森元 良幸君
       外務省総合外交
       政策局長     岡野 正敬君
       外務省アジア大
       洋州局長     船越 健裕君
       文部科学省国際
       統括官      田口  康君
       防衛省防衛政策
       局次長      大和 太郎君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に
 関する調査
 (北朝鮮のミサイル発射に関する件)
 (拉致問題解決に向けた国際的連携に関する件
 )
 (拉致問題の啓発・広報に関する件)
 (拉致問題への取組に関する件)
 (日朝平壌宣言と日朝間におけるストックホル
 ム合意に関する件)
    ─────────────
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山谷えり子#1
○委員長(山谷えり子君) ただいまから北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、中西哲君、朝日健太郎君、小沢雅仁君、勝部賢志君、三浦信祐君、島村大君及び長峯誠君が委員を辞任され、その補欠として岡田広君、丸川珠代君、白眞勲君、打越さく良君、高瀬弘美君、加田裕之君及び石田昌宏君が選任されました。
    ─────────────
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山谷えり子#2
○委員長(山谷えり子君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山谷えり子#3
○委員長(山谷えり子君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に竹内真二君を指名いたします。
    ─────────────
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山谷えり子#4
○委員長(山谷えり子君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官岡本宰君外五名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山谷えり子#5
○委員長(山谷えり子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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山谷えり子#6
○委員長(山谷えり子君) 北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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清水真人#7
○清水真人君 自由民主党の清水真人でございます。
 本日は三月十一日ということでございます。十一年前の震災にて亡くなられた方々に改めて追悼の意を表すとともに、いまだまだ避難されている方にお見舞いを申し上げたいと思います。
 また、北朝鮮によって拉致をされた御家族の帰国かなわぬままに、拉致被害者の家族会代表として十四年にわたって救出活動の先頭に立たれてきました飯塚繁雄前代表が昨年十二月に亡くなられました。拉致被害者家族の方々に改めて心からお悔やみを申し上げますとともに、御冥福をお祈りしたいと思います。
 さて、北朝鮮は、二一年十二月の第八期第四回党中央委員会総会を開き、金正恩委員長が二二年の課題として、国家防衛力強化を遅滞なく、より力強く推進し、現代戦に応じた威力ある戦闘技術の開発、生産性を強くすることを求めるとともに、第八回の中央委員会政治局会議において、米国の敵視政策と軍事的脅威が黙過することのできない危険ラインに至ったとし、対北朝鮮敵対行為を抑圧できるように物理的手段を強化させる、また、信頼構築措置を全面的に再考する、さらに、今まで暫定的に中止していた全ての活動を再稼働させると言ったところであります。
 このことは、中断をしていた核開発やICBM発射実験を再開するのではないかというふうに思われていたところでありますが、先般ニュースにあったとおり、この二十七日と五日のものはICBM級であったということであります。昨年、一昨年と比べても非常にハイペースで繰り返されるミサイルの発射は、ミサイル技術、攻撃能力の向上につながるものであるとともに、我が国のみならず、周辺地域、そして国際平和の維持の観点からも見過ごすことのできないものであります。
 北朝鮮のミサイル開発の現状と、こうした行為に対する我が国防衛の観点からの見解をまずお伺いいたします。
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鬼木誠#8
○副大臣(鬼木誠君) お答えします。
 北朝鮮は、我が国を射程に収める弾道ミサイルを数百発保有するとともに、極めて速いスピードで弾道ミサイル開発を継続的に進めており、極超音速ミサイルと称するものや変則軌道で飛翔する弾道ミサイルなどを立て続けに発射してきました。また、特に今年に入ってから極めて高い頻度で、かつ新たな態様での発射を執拗に繰り返しております。加えて、北朝鮮が二月二十七日及び三月五日に発射した弾道ミサイルについては、これまで得られた情報を基に、米国政府とも緊密に連携しつつ更なる分析を進めた結果、発射されたものはいずれも大陸間弾道ミサイル、ICBM級の弾道ミサイルであり、これは二〇二〇年十月に実施された軍事パレードで初めて確認されたものと同一であるとの評価に至りました。
 北朝鮮は、昨年一月に発表した兵器開発の五か年計画に沿って各種ミサイルの発射試験等を進めている旨、累次にわたって表明しております。北朝鮮が急速かつ着実に各種の弾道ミサイル関連技術や運用能力の向上を図ってきていることは明らかです。これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できません。また、国際社会がロシアによるウクライナ侵略に対応している中にあっても、国際社会に対する挑発を一方的にエスカレートさせるような発射を強行しており、重ねて断じて容認できません。
 北朝鮮が発射する弾道ミサイルについての発射兆候の早期把握や迎撃はより困難になってきており、技術の進歩に応じて迎撃能力を高める不断の努力が重要であります。具体的には、迎撃ミサイル、PAC3の能力向上など、取組を引き続き進めてまいります。
 また、国民の命や暮らしを守るために十分な備えができているのかという問題意識の下、ミサイル迎撃能力の向上だけでなく、いわゆる敵基地攻撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討してまいります。
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清水真人#9
○清水真人君 また、金正恩氏は、ICBM施設を視察して拡張も指示したということであります。そうした点についてもしっかりと注意をしていっていただければと思います。
 こうした環境下の中で、拉致問題解決に導くためには関係諸国との連携が何よりも大切であろうというふうに思っております。林外務大臣も様々な外相会合等にて各国の理解と支持を得たということでありまして、その活動には敬意を表するところであります。
 北朝鮮が非常に影響力のある国として中国が挙げられると思いますが、中国に対しても我が国の歴代政権は支持と理解を得ていたということであります。中国の外相も、まあちょっとロシア寄りの発言をしているのかなと思いましたら、今回その表現を少し変えたというところがありました。少し安心をしているところでありますが、今後もしっかりと中国との連携を深めていかなければならないと考えておりますが、その点についてお伺いをいたします。
 また、先ほどアメリカという話が出てまいりました。やはり、北朝鮮が見ているのはアメリカ、非常にこれは大きな意味を成すんだろうというふうに思っております。先ほども話もしましたが、信頼構築措置を全面的に再考すると言ってはいるものの、これは裏を返せばアメリカに目を向けさせたい、そんなところもあるのかなというふうに思っております。
 こうした中で、我が国は今までもアメリカと緊密な強い連携を取ってきたところでありますが、今後、更にそれをどのように深化していくのか、お伺いをしたいと思います。
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船越健裕#10
○政府参考人(船越健裕君) お答え申し上げます。
 拉致問題につきましては、委員御指摘のとおり、米国や中国を含む関係国に対してハイレベルであらゆる機会を捉え日本の立場を繰り返し説明してきており、多くの国から支持と理解を得てきているところでございます。
 御指摘のアメリカに関しましては、一月に行われました日米首脳テレビ会談におきましても、岸田総理から拉致問題の即時解決に向けて引き続きの理解と協力を求め、バイデン大統領から改めて力強い支持を得たところでございます。
 また、外務大臣、外相間でも、例えば一月に行われました日米安全保障協議会、いわゆる2プラス2や、二月に行われました日米豪印、クアッドの外相会合、及び日米韓の、韓国は韓国の韓でございます、外相会合におきまして、外務大臣から拉致問題の即時解決に向けた各国の理解と協力を求め、各国から支持を得たところでございます。
 御指摘の中国に関しましては、例えば昨年十月の日中首脳会談におきまして、岸田総理大臣から拉致問題を含む北朝鮮への対応につきまして提起をいたしまして、引き続き日中で連携をしていくことを確認いたしました。また、外務大臣の間でも、例えば十一月に行われた日中外相会談におきまして、林大臣から王毅国務委員に対しまして拉致問題を直接提起しているところでございます。
 今後とも、引き続き、御指摘のとおり、アメリカと緊密に連携しながら、中国を含む国際社会とも協力しつつ、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するべく、全力で努力してまいるつもりでございます。
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清水真人#11
○清水真人君 中国、アメリカともしっかりと連携を取っていただければと思います。
 そして、共に大切なのが隣国である韓国との関係であろうかというふうに思っております。
 昨日、韓国の次期大統領選にて尹錫悦氏が当選したわけでありますが、未来志向の日韓関係をつくると関係改善に向けた発言をしているところであります。正式な就任は五月ということでありますが、次期大統領ともなるべく早期に首脳や外相会談を持ち、拉致に関しても連携していくことの確認を取っていただきたいというふうに思っていたところですが、岸田総理が電話会談を既にしたということでもあります。
 拉致問題やミサイル発射に関しても緊密に連携していくことで一致したとのことでありますが、外務大臣としてはどのように緊密に連携をしていくお考えか、お伺いいたします。
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林芳正#12
○国務大臣(林芳正君) 三月の九日に行われました韓国大統領選挙において尹錫悦韓国次期大統領が選出をされまして、岸田総理、そして私からも祝意を示すメッセージを発出したところでございます。
 今委員からも御指摘があったとおりでございまして、拉致問題を含めて、北朝鮮へ対応するということに当たりましては、日韓、そして日米韓、この連携が極めて重要になるわけでございます。今既に御指摘もいただきましたけれども、そうした観点もあって、岸田総理から尹次期大統領と電話会談行いまして、拉致問題を含む北朝鮮への対応についても緊密に連携をしていくことで一致をしたところでございます。
 この尹次期大統領始め新政権とも緊密に連携しながら、拉致問題の解決に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。
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清水真人#13
○清水真人君 様々な諸懸案あろうかと思いますが、そうしたものとともに、最重要課題であるこの拉致問題にもしっかりと取り組んでいただければと思います。
 次に、若い方たちへの拉致問題に対しての啓発事業についてお伺いをいたします。
 啓発アニメ「めぐみ」について、学校教育で活用するように拉致担当大臣と文部大臣の連名で教育委員会等にも要請をして、今見ていただいているところであると思いますが、実際どの程度上映されているのか、手短にお伺いをしたいと思います。
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岡本宰#14
○政府参考人(岡本宰君) お答えします。
 お尋ねの件につきましては、学校にはアニメ「めぐみ」を視聴した場合に報告していただきますようアンケート調査への協力を依頼しておりますが、そのアンケート調査の回収状況について見ますと、平成二十八年度において三百十五校であったものが、大臣連名通知発出後の平成三十年度には千八百八十七校に増加し、直近の令和二年度は二千九百五十五校となっており、大幅な増加が見られます。
 なお、アニメ「めぐみ」を視聴した全ての学校がアンケート調査に回答しているものではないと思われますので、実際にはもっと多くの学校で視聴されているものと考えております。
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清水真人#15
○清水真人君 非常にいい啓発アニメだというふうに思っております。できれば、小学校には小学校なりの、中学には中学なりの、高校には高校なりの啓発ができるような、そんな具体的な材料をつくっていただいて、文科省と協力しながら、こうした問題が風化することのないように、対応をしっかりと確実に続けていっていただければと思います。
 最後に、ロシアのウクライナの侵略もありまして、国際情勢はより複雑化をしているというふうに感じております。国際的な支持、協力を各国から仰ぎつつ、同時並行的に、日本の主体的な取組、例えば国内では、先ほども質問しましたが、風化させないための啓蒙活動による国民の一体感の醸成、そして北朝鮮への直接的な働きかけを行っていく必要性があると思っております。
 拉致被害者の即時一括帰国に向けた決意を改めて拉致担当大臣、外務大臣にそれぞれお伺いいたします。
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松野博一#16
○国務大臣(松野博一君) お答えをいたします。
 拉致問題解決のためには、日本国民が心を一つにして、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現への強い意思を示すことが重要であり、コロナ禍の中にあっても、政府は、新型コロナウイルス感染防止対策を適切に講じつつ、全国各地で映画やアニメ等の上映会、集会、舞台劇等を開催をしているところであります。
 昨年六月及び十二月にはオンライン配信も活用しながら国際シンポジウムを開催したほか、令和三年度は教員等を対象とした研修をオンラインで行うとともに、拉致問題啓発舞台劇を無観客で収録しオンライン配信する等、様々な工夫を凝らして啓発活動に取り組んでいるところであります。
 引き続き、拉致問題に関する理解と支援を得るためにいかなる方策が効果的かという観点から、不断の検討を行いつつ、拉致問題に関する啓発活動に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 その上で、国民の皆様から力強い後押しを受けながら、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動していく決意であります。
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林芳正#17
○国務大臣(林芳正君) 拉致問題は岸田内閣の最重要課題であります。御家族も御高齢となる中、拉致問題の解決には一刻の猶予もないと考えております。
 委員御指摘のとおり、拉致問題の解決に向けては、米国バイデン政権を始めとする関係国と引き続き緊密に連携し、国際世論も味方に付けながら、我が国自身が主体的に取り組むことが重要であると考えております。
 全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するため、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
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清水真人#18
○清水真人君 時間ですので、終了いたします。
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有田芳生#19
○有田芳生君 立憲民主党の有田芳生です。
 初めに、韓国の大統領選挙の結果に関わってお聞きをいたします。
 二〇一七年に北朝鮮がICBM、大陸間弾道ミサイルを発射したり六度目の核実験を行ったことによって、北朝鮮とアメリカの間が一触即発の危機を迎えました。しかし、その翌年に平昌オリンピックを通じて南北の融和が始まりまして、結果的に今の政権と北朝鮮の首脳部が三回会談を行いました。その前提として、トランプ政権も変化を来して、金正恩総書記と二回の首脳会談を行いました。やはり、韓国の動きというのは非常に大きな影響を与えると思うんですよね。
 そこで、今回、尹政権が誕生するということで、二月二十四日に政権公約を尹陣営は出しておりますけれども、もし選挙に勝てば南北関係どうするのかというようなことも書かれているはずですので、そこら辺の内容の御紹介と評価について、外務省にまずお聞きをいたします。
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船越健裕#20
○政府参考人(船越健裕君) お答え申し上げます。
 今委員から御指摘いただきました尹錫悦韓国次期大統領の公約集については承知をしております。その点、公約集につきましては、御指示でございましたので、北朝鮮の完全な非核化、南北関係の正常化、共同繁栄、人権状況の推進等についての項目の下、様々な政策的なオプションが記されているものと承知しております。その中には、現政権の取組と軌を一にする内容も、また、一見異なると思われる内容も含まれているところでございます。
 尹錫悦韓国次期大統領が南北関係について実際どのような政策を取っていかれるか、また、それが南北関係にどのような影響を与えるかについて、政府の立場から予断してお答えすることは適切ではございませんので、お答えは差し控えたいと考えますが、当然、韓国の北朝鮮政策というのは極めて重要な意味を持つものだと考えております。
 北朝鮮への対応に当たりましては、日韓、日米韓の連携は極めて重要だと考えておりまして、今朝、岸田総理が尹次期大統領と電話会談を行い、北朝鮮への対応につきまして緊密に連携していくことで一致をしたところでございます。
 北朝鮮への対応に当たりまして、尹次期大統領始め、韓国の新政権と緊密に連携をしていきたいと考えております。
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有田芳生#21
○有田芳生君 外務省の今では出身者になりますけれども、金丸訪朝、それから二〇〇二年九月の小泉訪朝、そして次の二〇〇四年の小泉さんの二回目の訪朝、その先遣隊の副責任者、そして最後は責任者を務めた外務省の当時、山本栄二さんという方が、昨日、「北朝鮮外交回顧録」という新書を出されました。
 そこの評価ですと、今外務省から御説明いただきましたけれども、韓国に保守政権ができた場合は、これまでの韓国の歴史から見ても南北関係というのは進まないんだという評価をされているんですよね。しかも、アメリカはトランプ政権からバイデン政権になって、下から積み上げる交渉をやるということで、いろんなことをやっているんだけど北朝鮮側が反応してこない。山本さんの評価は、そういう状況にあって北朝鮮側が日本に接近してくる可能性があると評価されているんですよね。
 非常に優れた新書なんだけれども、私はそうは思っていないんです。今の日朝関係というのは非常に厳しい状況にいまだあるというふうに判断しておりますので、その点については後ほど詳しく議論ができればというふうに思いますけれども、まず、そういうことを前提にしながら、最初、単純なことからお聞きをしたいと思います。
 先日、この場所で松野拉致問題担当大臣の所信をお聞きしておりまして、あれっと思ったことがあるんです。それは何かというと、一番最後に近い部分ですけれども、啓発活動と並行して、拉致被害者や北朝鮮の人々に向けてのラジオ放送も実施しております、これ政府も行っておりますが、今日傍聴されている荒木和博さんも民間団体としてずっとラジオ放送やっていらっしゃいますけれども、そのくだりで、今後とも、拉致被害者への激励や北朝鮮の人々に向けた情報発信の一層の拡充強化を図りたいと思います、これ私はずっと、本当にこんなラジオ放送やっていたって拉致被害者が北朝鮮で聞くことできるんだろうかと思っていたんです。でも、聞いていたんですね。
 例えば、帰国された地村保志さんは、政府への聞き取りの文書の中で、やっぱりラジオをひっそり聞いていたという。だから、非常に意味あることだと思うんです。ですから、これからも続けていただきたいと思いますけれども、その次に、一層の拡充強化を図りたいと思いますの後に、同時に、あらゆる事態への対応にも万全を期してまいります、これ今回初めて入ったのかなと思ったら、前回もありました、調べてみたら。
 このあらゆる事態への対応、ラジオ放送で、どういう意味なんでしょうか。
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松野博一#22
○国務大臣(松野博一君) お答えをさせていただきます。
 あらゆる事態とは、北朝鮮にいかなる事態が生じても所要の対応を行ってまいるという趣旨でございますが、個別具体の事態に関しましては、仮定の話でもあり、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
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有田芳生#23
○有田芳生君 だけど、その個別具体を想定されてあらゆる事態なわけでしょう、それを想定されているわけでしょう。例えばどういう事態なんですか。
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松野博一#24
○国務大臣(松野博一君) 先ほど答弁をさせていただいたとおりでございますけれども、個別の、個別具体の事態に関しましては、仮定の話でもあり、お答えは差し控えさせていただきたいということでございます。
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有田芳生#25
○有田芳生君 要するに、内乱であるとか崩壊したときに、拉致被害者に向けてどういうラジオ放送をするかということでしょう。
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松野博一#26
○国務大臣(松野博一君) 繰り返しで大変恐縮でございますけれども、個別の具体的な事態に関しては、仮定の話でもありますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
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有田芳生#27
○有田芳生君 具体的にはいいにしても、あらゆる事態への対応を準備されているということですね。
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松野博一#28
○国務大臣(松野博一君) これも先ほど答弁をさせていただきましたけれども、北朝鮮にいかなる事態が生じても所要の対応を行ってまいるということでございます。
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有田芳生#29
○有田芳生君 だから、あらゆるシミュレーションの中で国際情勢の変化を捉えて、北朝鮮の中に何かが起きたときに、そのあらゆる事態への対応、しているわけだから、その場合のシミュレーションはあるわけですね。中身は聞いていません。
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