法務委員会

1966-05-24 参議院 全247発言

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会議録情報#0
昭和四十一年五月二十四日(火曜日)
   午前十一時開会
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   出席者は左のとおり。
     委員長        和泉  覚君
     理 事
                木島 義夫君
                松野 孝一君
                稲葉 誠一君
     委 員
                斎藤  昇君
                鈴木 万平君
                中野 文門君
                中山 福藏君
                亀田 得治君
                藤原 道子君
                柳岡 秋夫君
                野坂 参三君
   政府委員
       法務省民事局長  新谷 正夫君
       法務省刑事局長  津田  實君
       法務省人権擁護
       局長       堀内 恒雄君
       大蔵省証券局長  加治木俊道君
       厚生省医務局長  若松 栄一君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        増本 甲吉君
   説明員
       国税庁調査査察
       部長       志場喜徳郎君
    —————————————
  本日の会議に付した案件
○検察及び裁判の運営等に関する調査
 (近江絹絲事件に関する件)
 (病院における患者及び看護婦の人権問題に関
する件)
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和泉覚#1
○委員長(和泉覚君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
 本日は、まず、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題とし、近江絹絲事件に関する件について調査を行ないます。亀田君。
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亀田得治#2
○亀田得治君 前回に引き続きまして、近江絹絲の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。
 最初に、刑事局長にお尋ねをいたします。
 先日、五月十二日だったと思いますが、刑事局長から、資料として「近江絹絲紡績株式会社の各期決算粉飾状況」、こういう一覧表を出していただきましたが、以下この表につきまして若干お聞きしたいと思うのですが、その前に、この表は、大阪地方検察庁で作成されたものそのままのものか、あるいは、大阪地検からの報告を受けてそうして法務省の刑事局で作成されたものか、そういう点についてちょっと確かめておきたいと思います。
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津田實#3
○政府委員(津田實君) ただいま御指摘のありました亀田委員に御提出申し上げました「近江絹絲紡績株式会社の各期決算粉飾状況」の表でありますが、これは、記録に基づきまして大阪地方検察庁が取り調べました結果を報告を求めまして、それを刑事局におきまして取りまとめたものでございます。
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亀田得治#4
○亀田得治君 そういたしますと、大阪地検からはもっと詳細な報告説明というものが来ておると、それをもとにして刑事局のほうでつくりあげたと、こう理解していいわけですね。
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津田實#5
○政府委員(津田實君) そのとおりでございます。
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亀田得治#6
○亀田得治君 それからこの表では八十一期から八十七期までのものが出ておるわけですが、実は、私のほうの希望としては、八十八、八十九、九十の各期についても同じような表をつくっていただきますと、非常に問題点の論議に便宜なわけですが、この点は電話でもちょっとお聞きしたわけですが、このような表をつくりあげるだけの材料というものがないということになるのでしょうか。
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津田實#7
○政府委員(津田實君) 八十八期以後の分につきましては、その内容につきまして詳細の捜査をいたしておりませんので、かような形で結論を出すことができないわけでございます。その意味におきまして、八十八期以後における内容は一応確定できないという状況でございます。
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亀田得治#8
○亀田得治君 じゃ、まあそういう前提で以下若干お聞きしていくことにいたします。まず、第一の八十一期でございますが、これによりますと、粉飾額が九千八百万円となっております。そこで、お聞きしたいのは、この九千八百万円の粉飾はいかなる勘定項目で行なわれたものか、明らかにしてほしいと思います。
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津田實#9
○政府委員(津田實君) 実は、これは結論だけしか書いてございません。八十一期から八十三期までは結論だけしか書いてないわけであります。これは一応八十四期以後を中心にして、八十四期以後につきましては粉飾のしかたについてある程度刑事局のほうでわかっておりますが、八十一から八十三期までは、ここに書いた結論以上のものはいまちょっとこまかくはわかっていないわけであります。
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亀田得治#10
○亀田得治君 項目だけでもわからないわけでしょうか。
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津田實#11
○政府委員(津田實君) 項目もただいま手元ではわかりません。
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亀田得治#12
○亀田得治君 これはお調べ願えればわかることだと思いますが、再調査していただきたいと思います。八十一、二、三まで同じようでございますが、その点をひとつ要請しておきます。
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津田實#13
○政府委員(津田實君) 承知いたしました。
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亀田得治#14
○亀田得治君 そうすると、次は八十四期ですが、八十四期の粉飾が二億四千五百万、こういう数字が出ておるわけですが、この粉飾項目は何でございましょうか。
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津田實#15
○政府委員(津田實君) この八十四期の決算に際しましては、同期の真実の損益は、当期損失金二億三千二百三万七千五百十五円……
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亀田得治#16
○亀田得治君 七円ですね。
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津田實#17
○政府委員(津田實君) 二億三千二百三万七千五百十五円のほかに……
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亀田得治#18
○亀田得治君 この表が違いますか。
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津田實#19
○政府委員(津田實君) 八十一期から八十三期までの間に計上して繰り越されていた架空利益合計三億三千八百万円を加えると、合計五億七千三万七千五百十七円の損失を生じていたのでありますが、右繰越架空利益を架空でないものとして、さらに買掛金勘定を架空に減額することによりまして二億四千五百万円の架空利益を計上し、当期純利益金として差引千二百九十六万二千四百八十三円があったようにし、これに前期繰越利益剰余金二千二百六十三万五千九百六十三円と配当引当準備金戻し入れ八千七百万円を加えて、合計一億二千二百五十九万八千四百四十六円を利益金とし、そのうちから法定利益準備金百万円、納税引当金四百万円、株主配当金九千万円、役員賞与金四百万円、後期繰越利益剰余金二千三百五十九万八千四百四十六円の利益処分をしているわけであります。
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亀田得治#20
○亀田得治君 そうすると、二億四千五百万円というのは、買掛金の粉飾だけですね。
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津田實#21
○政府委員(津田實君) これは全体としてただいま申し上げたようなかっこうになっているわけでありまして、まあ結果的にそういうことに言えるといえば言えるかもしれません。
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亀田得治#22
○亀田得治君 それから、先ほど、二億三千二百三万七千五百十七円を十五円と言われましたが、これは七と違いますか。私のほうのいただいた表は七となっておりますが。表のマルBですね。
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津田實#23
○政府委員(津田實君) 二億三千二百三万七千五百十五円と申しましたのは、十七円の誤りでございます。
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亀田得治#24
○亀田得治君 八十五期ほどういうふうになるのでしょうか。ただいま八十四期について非常に内訳の詳しい御説明ございましたが、八十五期についてひとつ御説明願いたいと思います。
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津田實#25
○政府委員(津田實君) 八十五期につきましては、同期の真実の損益は、当期損失金一億二千二百三十七万五千三百六十六円のほか、八十一期から八十四期までの間に計上して繰り越されていた架空利益合計五億八千三百万円を加えますと、合計七億五百三十七万五千三百六十六円の損失を生じていたのでありますが、右繰越の架空利益を架空でないものとし、さらに買掛金勘定を架空に減額する等の方法によって一億三千三百万円の架空利益を計上し、当期純益金として差引千六十二万四千六百三十四円が存したように装い、これに前期繰越利益剰余金二千三百五十九万八千四百四十六円と配当引当準備金戻し入れ四千万円を加え、合計七千四百二十二万三千八十円を利益金とし、そのうちから法定利益準備金百万円、納税引当金三百万円、株主配当金六千万円、後期繰越利益剰余金一千二十二万三千八十円の利益処分を行なっているわけであります。
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亀田得治#26
○亀田得治君 この粉飾額の一億三千三百万と——表のマルBですね、書いてある点、ただいまの説明で買掛金等と言われたわけですが、この粉飾は数項目にわたっているのだと思いますが、その内訳がおわかりでしたら明らかにしてほしいと思います。
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津田實#27
○政府委員(津田實君) これはただいままとめてきましたわけで、この内訳はただいまはちょっとわかっておりません。
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亀田得治#28
○亀田得治君 まあこれもずっと内訳があって出てきている数字ですから、次回までにちょっとお調べいただきたいと思います。
 それから八十六期ですね、八十六期について御説明願いたいと思います。
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津田實#29
○政府委員(津田實君) 八十六期につきましては、真実の損益は、当期利益金一億三千八百七十四万七千三百二十四円をあげたのでありますが、そのほかに八十一期から八十五期までの間に計上して繰り越されていた架空利益合計七億一千六百万円が存在しますところ、差引五億七千二十五万二千六百七十六円の損失を生じていたのでありますが、右繰越の架空利益を架空でないものとし、単に前期架空利益を計上し、原料勘定五千百万円のみを消却し、当期純益金としては八千七百七十四万七千三百二十四円のみを計上し、これに前期繰越利益剰余金一千二十二万三千八十円を加え、合計九千七百九十七万四百四円を利益金として、このうちから法定利益準備金四百五十万円、納税引当金二千三百万円、株主配当金六千万円、後期繰越利益剰余金一千四十七万四百四円の利益処分を行なっておるわけであります。
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