予算委員会

1997-10-14 参議院 全379発言

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会議録情報#0
平成九年十月十四日(火曜日)
   午前九時開会
    —————————————
   委員の異動
 十月二日
    辞任         補欠選任
     福本 潤一君     市川 一朗君
 十月三日
    辞任         補欠選任
     戸田 邦司君     高橋 令則君
 十月九日
    辞任         補欠選任
     市川 一朗君     牛鳴  正君
 十月十三日
    辞任         補欠選任
    大河原太一郎君     上野 公成君
     斎藤 文夫君     野村 五男君
     高橋 令則君     勝木 健司君
     笠井  亮君     筆坂 秀世君
 十月十四日
    辞任         補欠選任
     及川 一夫君     上山 和人君
    —————————————
  出席者は左のとおり。
    委員長         岩崎 純三君
    理 事
                岡部 三郎君
                小山 孝雄君
                永田 良雄君
                成瀬 守重君
                木庭健太郎君
                直嶋 正行君
                竹村 泰子君
                照屋 寛徳君
                山下 芳生君
    委 員
                阿部 正俊君
                石井 道子君
                石渡 清元君
                板垣  正君
                上野 公成君
                金田 勝年君
                久世 公堯君
                沓掛 哲男君
                田沢 智治君
                武見 敬三君
                谷川 秀善君
                野村 五男君
                南野知惠子君
                平田 耕一君
                真鍋 賢二君
                依田 智治君
                荒木 清寛君
                今泉  昭君
                牛嶋  正君
                加藤 修一君
                勝木 健司君
                小林  元君
                田村 秀昭君
                浜四津敏子君
                益田 洋介君
                山本  保君
                伊藤 基隆君
                久保  亘君
                角田 義一君
                大渕 絹子君
                上山 和人君
               日下部禧代子君
                上田耕一郎君
                筆坂 秀世君
                山田 俊昭君
   国務大臣
       内閣総理大臣   橋本龍太郎君
       法 務 大 臣  下稲葉耕吉君
       外 務 大 臣  小渕 恵三君
       大 蔵 大 臣  三塚  博君
       文 部 大 臣  町村 信孝君
       厚 生 大 臣  小泉純一郎君
       農林水産大臣   島村 宜伸君
       通商産業大臣   堀内 光雄君
       運 輸 大 臣  藤井 孝男君
       郵 政 大 臣  自見庄三郎君
       労 働 大 臣  伊吹 文明君
       建 設 大 臣  瓦   力君
       自 治 大 臣
       国 務 大 臣
       (国家公安委員  上杉 光弘君
       会委員長)
       国 務 大 臣
       (内閣官房長官) 村岡 兼造君
       国 務 大 臣
       (総務庁長官)  小里 貞利君
       国 務 大 臣
       (北海道開発庁
       長官)      鈴木 宗男君
       (沖縄開発庁長
       官)
       国 務 大 臣
       (防衛庁長官)  久間 章生君
       国 務 大 臣
       (経済企画庁長  尾身 幸次君
       官)
       国 務 大 臣
       (科学技術庁長  谷垣 禎一君
       官)
       国 務 大 臣
       (環境庁長官)  大木  浩君
       国 務 大 臣
       (国土庁長官)  亀井 久興君
        —————
       会計検査院長   疋田 周朗君
        —————
   政府委員
       内閣参事官
       兼内閣総理大臣  洞   駿君
       官房人事課長
       内閣審議官    安達 俊雄君
       内閣官房内閣外
       政審議室長
       兼内閣総理大臣  平林  博君
       官房外政審議室
       長
       内閣法制局長官  大森 政輔君
       内閣法制第一
       部長       秋山  收君
       内閣総理大臣官
       房管理室長    榊   誠君
       行政改革会議事
       務局次長     八木 俊道君
       総務庁長官官房
       審議官      西村 正紀君
       総務庁行政管理
       局長       河野  昭君
       防衛庁参事官   山崎隆一郎君
       防衛庁参事官   別府 信宏君
       防衛庁防衛局長  佐藤  謙君
       防衛庁運用局長  太田 洋次君
       防衛庁装備局長  鴇田 勝彦君
       防衛施設庁長官  萩  次郎君
       防衛施設庁総務
       部長       西村 市郎君
       防衛施設庁施設
       部長       首藤 新悟君
       防衛施設庁建設
       部長       熊谷 悟朗君
       防衛施設庁労務
       部長       柳澤 協二君
       経済企画庁調整
       局長       塩谷 隆英君
       経済企画庁調査
       局長       新保 生二君
       科学技術庁長官
       官房長      沖村 憲樹君
       科学技術庁長官
       官房審議官    興  直孝君
       環境庁長官官房
       長        岡田 康彦君
       環境庁企画調整
       局地球環境部長  浜中 裕徳君
       国土庁土地局長  窪田  武君
       法務省刑事局長  原田 明夫君
       法務省入国管理
       局長       伊集院明夫君
       外務省総合外交
       政策局軍備管   阿部 信泰君
       理・科学審議官
       外務省総合外交
       政策局国際社会  朝海 和夫君
       協力部長
       外務省アジア局
       長        阿南 惟茂君
       外務省北米局長  高野 紀元君
       外務省条約局長  竹内 行夫君
       大蔵大臣官房長  武藤 敏郎君
       大蔵大臣官房総
       務審議官     溝口善兵衛君
       大蔵省主計局長  涌井 洋治君
       大蔵省主税局長  薄井 信明君
       大蔵省理財局長  伏屋 和彦君
       大蔵省証券局長  長野 彪士君
       大蔵省銀行局長  山口 公生君
       国税庁次長    船橋 晴雄君
       文部大臣官房長  小野 元之君
       文部大臣官房総
       務審議官     富岡 賢治君
       文部省生涯学習
       局長       長谷川正明君
       文部省初等中等
       教育局長     辻村 哲夫君
       文部省体育局長  工藤 智規君
       厚生大臣官房審
       議官       江利川 毅君
       厚生省健康政策
       局長       谷  修一君
       厚生省保健医療
       局長       小林 秀資君
       厚生省医薬安全
       局長       中西 明典君
       厚生省老人保健
       福祉局長     羽毛田信吾君
       厚生省保険局長  高木 俊明君
       農林水産大臣官
       房長       堤  英隆君
       農林水産省農産
       園芸局長     高木  賢君
       食糧庁長官    高木 勇樹君
       通商産業大臣官
       房審議官     杉山 秀二君
       通商産業省産業
       政策局長     江崎  格君
       資源エネルギー
       庁長官      稲川 泰弘君
       資源エネルギー
       庁石油部長    林  良造君
       中小企業庁長官  林  康夫君
       中小企業庁次長  中村 利雄君
       運輸省鉄道局長  小幡 政人君
       郵政大臣官房総
       務審議官     濱田 弘二君
       労働大臣官房長  渡邊  信君
       建設大臣官房長  小野 邦久君
       建設大臣官房総
       務審議官     小鷲  茂君
       建設省河川局長  尾田 栄章君
       建設省道路局長  佐藤 信彦君
       建設省住宅局長  小川 忠男君
       自治大臣官房総
       務審議官     嶋津  昭君
       自治省行政局長  松本 英昭君
       自治省行政局選
       挙部長      牧之内隆久君
       自治省財政局長  二橋 正弘君
       自治省税務局長  湊  和夫君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        宮本 武夫君
   参考人
       日本銀行総裁   松下 康雄君
    —————————————
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○予算の執行状況に関する調査
    —————————————
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岩崎純三#1
○委員長(岩崎純三君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 予算の執行状況に関する調査についての理事会における協議の結果を御報告いたします。
 本日の質疑は総括質疑方式とし、質疑割り当て時間は百六十分とすること、各会派への割り当て時間は、自由民主党六十九分、平成会四十五分、民主党・新緑風会十五分、社会民主党・護憲連合十五分、日本共産党十二分、二院クラブ四分とすること、質疑順位についてはお手元に配付いたしておるとおりでございます。
    —————————————
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岩崎純三#2
○委員長(岩崎純三君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 予算の執行状況に関する調査のため、本日の委員会に日本銀行総裁松下康雄君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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岩崎純三#3
○委員長(岩崎純三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    —————————————
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岩崎純三#4
○委員長(岩崎純三君) 予算の執行状況に関する調査を議題といたします。
 これより質疑を行います。勝木健司君。
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勝木健司#5
○勝木健司君 平成会・新進党の勝木健司でございます。
 私は朝が弱いですから、夜は強いんですけれども、少し機嫌が、余りにこにこできませんけれども、よろしくおつき合いのほどお願いしたいというふうに思います。
 総理も風邪を引かれておるということでありますから、きょうあたりはゆっくり寝られて、あしたに備えていただきたいというふうに思います。
 さて、今回の改造内閣でありますが、新内閣発足以来二週間で農水大臣、総務庁長官が辞任された。あと一カ月もすればまた二、三人辞任されるんじゃないかといううわさも流れておるわけでありますが、この改造人事は何のためだったのか。行革実行内閣だと思いましたら、そうでもないような、族議員が復活をしておるということで、派閥順送り、定期異動人事、目的のないおかしな改造だというふうに新聞も論評をしておるわけでありますが、今回の内閣改造の必要性というのが本当にあったのかどうか、総理の見解をお伺いしたいというふうに思います。
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橋本龍太郎#6
○国務大臣(橋本龍太郎君) たまたま、これは党のことでありますけれども、自由民主党の総裁の任期が参りまして、総裁選挙が行われるということになるとともに、その時点で人事を行うべきかどうかを考え、その中に、現在活躍をしていただいている、そして重要改革を続けていただいているそうした方々に残っていただきたいということと、同時に新たな人材を登用したいということと、双方の思いの中から改造に踏み切りました。
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勝木健司#7
○勝木健司君 どうも総理の記者会見等のやりとりの中では、新聞がそういうふうに仕立てたんじゃないかというようなことも書かれておったわけでありますが、やはり今回のこの改造内閣が何のための改造内閣かということがはっきりしておらなければ、国民はわかりにくいんじゃないかというふうに思います。
 さて、佐藤人事でありますけれども、佐藤総務庁長官の辞任については、これまでの内閣では入閣後の言動とかあるいはスキャンダルの発覚で辞任をされたというケースはあるわけでありますが、佐藤さんの辞任については今までとはちょっと違うんじゃないかということで、やはりこれは任命権者の問題であって、総理自身の問題じゃないかということで、責任は重いというふうに思うわけであります。
 そこで、総理はいろんな発言をこの佐藤起用に際して、一度過ちを犯した者は二度とチャンスを与えられてはいけないのかとか、あるいは批判を承知の上で考えに考え抜いた決断、批判を吹き飛ばす活躍をしてほしいということであえて起用をされておるわけでありますが、その後、間違った、ごめんなさいということでは済まされないだろうというふうに思います。橋本総理のこの起用に関しての見解、また政治の感覚、倫理感覚等々も含めて御所見をお伺いしたいと思います。
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橋本龍太郎#8
○国務大臣(橋本龍太郎君) 私は、本会議でも申し上げましたように、「政治により高い倫理性を求める世論の重みに十分思いをいたさなかったことを深く反省するとともに、多大な御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。」という言葉を使いましたが、これがすべてを統一した上で私の率直な気持ちでございます。
 そして、そこまでの中で私の頭の中に、例えば永年勤続表彰を受けておられる議員である、あるいはWTO、国会移転等の重要な特別委員会で委員長として役割を果たしてこられた、さらに党の行政改革の責任者として、かつて私自身も取り組んだことのある仕事でありますけれども、特殊法人への切り込みというのは非常な抵抗を呼ぶものでありましたが、こうした点を推し進めていただいていたこと、そうしたことにより、大きな期待をかけたいというのは率直な気持ちでありました。
 ただ、その上で私は、世論の重みというものに十分思いをいたさなかった、この点おわびを申し上げるというのは率直な気持ちでありますし、その責任は御指摘のとおり私自身が負うべきものであります。その責任を全うしますためにも、今取り組んでおりますそれぞれの仕事に全力を尽くしていくことが私自身の責任の果たし方、そのように考えております。
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勝木健司#9
○勝木健司君 今のお話を聞いておりますと、佐藤氏の任命に際しては間違っておらなかったというような感じで私は受けとめますし、後で世論の重みがあってこういう形を痛感したということであったと。その起用に際しては、自民党の中での行革での貢献とかいろんな理由を言われまして、そういう形で起用されたということで、その起用に際しての判断は今でもやっぱり正しかったというふうに思っておられるわけですか、お伺いしたいと思います。
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橋本龍太郎#10
○国務大臣(橋本龍太郎君) その当時そう考えましたということを今私は率直に申し上げました。そしてその上で、おわびを申し上げますと。これは所信表明に際しましても素直に私は自分の見方の誤りをおわびいたしておるつもりであります。
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勝木健司#11
○勝木健司君 おわびで済むような問題じゃないんじゃないかというふうに私は思うわけであります。
 政官業癒着の汚職事件を起こした者である、そういう人を、この国会の、政権の最重要課題であります、まして橋本総理の右腕として改革の先頭に立つべき総務庁長官に起用しょうとされておった、あるいは公務員の綱紀粛正を行う、それを担う総務庁長官に相ふさわしいのかどうかということも含めて、やはり世論はそういうことで怒っておるんじゃないかというふうに思うわけであります。
 そういった意味で、信念に基づく任命であるならば、世論はどうあれ、きのう小沢党首も言っておりましたけれども、トップリーダーとしては貫徹することがやっぱり大事じゃないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
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橋本龍太郎#12
○国務大臣(橋本龍太郎君) 私自身に対する御批判は素直に甘受いたします。そして、その御批判も、自分自身のこれからの仕事への取り組みをより一層真剣に、より一層慎重に努力をしていく、その責任をより重くするもの、そのように受けております。
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勝木健司#13
○勝木健司君 誤りを認めるのであれば、やはり任命権者自体の問題でありますから、辞任を待つ、辞任の工作をするというよりも、その前に罷免、更迭するのが筋じゃないかというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
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橋本龍太郎#14
○国務大臣(橋本龍太郎君) 私は、佐藤さん御自身が辞任の際述べられましたような思いで辞表を提出されたと思いますし、私はそれを受け取りました。
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勝木健司#15
○勝木健司君 それは、総理が言われる永田町だけの論理じゃないでしょうか。国民はそうは思っておらないというふうに思います。自発的辞任の強制じゃないかということで、これはやっぱり橋本総理の責任逃れの何物でもないんじゃないかというふうに思います。
 そして、今日のこの我が国の置かれた状況を考えますと、この改革への官僚、自民党内の抵抗の増大など、もう既にいろんな動きが、総理の言うことを聞かなくてもいいようなそういう動きがどんどん出ておるわけでありまして、総理のリーダーシップはどこにいったんだと。トップリーダーとしての責任は、そういう形で逃れたことによってもっと大きな問題に広がろうとしておるわけでありますが、その辺についての総理の見解を、責任をどうされるのか。要するに、反省をされておるということであれば、反省を踏まえて何をされるのかということも含めて具体的にお伺いしたいと思います。
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橋本龍太郎#16
○国務大臣(橋本龍太郎君) 今たまたま行政改革を例にとられ、同時に進めております他の改革にも触れられたわけでありますが、私は、それぞれの改革は、この国の将来を考えるとき、確かに一時的な痛みを伴う部分を多数持っておりますけれども、その上でやり上げていかなければならない重要な問題ばかりだと思っております。
 そして、その内容について、私は自由な議論が行われることを否定するつもりはありません。その上で、お互いがここまでなら、あるいはここまではやり遂げなければならないと合意したものに向けてまっしぐらに進んでいくべき課題だと思います。
 そして、行政改革会議が中間報告をまとめましたものにつき、いろいろな今御議論が、委員は自民党と言われましたが、自民党だけではなく、与党、野党を問わず、国政に参画されるすべての方々あるいはそれを報道されるマスコミの方々も、それぞれの思いでさまざまな御意見をいただいております。よりよいものをその中からまとめ上げる、その努力を今後ともに続けてまいりたい。
 そして、十一月末と申し上げておりますけれども、その時点で行革会議として、与党の御意見も伺いながら、こういう方向でというものをきちんとお示しができるようにこの作業にできる限りの時間をとりたい、充てたい、率直に今そう考えております。
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勝木健司#17
○勝木健司君 行革で責任を果たすということだろうというふうに思いますが、行革のことについてはまた後ほど質問をさせていただきたいと思います。
 次に、現閣僚また自民党の政調会長とのかかわりということでありますが、泉井問題であります。
 この大きな明治維新以来の大改革を強力に進めていこうとしますと、国民の政治への信頼回復が大前提になろうかというふうに思うわけであります。
 そういう意味で、この佐藤氏任命と相並びまして、橋本内閣の主要閣僚あるいは党幹部への石油卸商泉井氏による献金疑惑の解明が今国会の最優先課題であり、国会の責務であろうかというふうに思うわけであります。
 そういう点につきましては、総理はどういう考え方を持っておられますか。
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橋本龍太郎#18
○国務大臣(橋本龍太郎君) 現に泉井氏は司法の手により裁判が行われております。そして、これについて私がいかなる形であれ言及することは司法と行政の間において慎むべきことであると存じます。
 その上で、政治家自身さまざまな疑惑が取りざたされるなら、その場を選んでみずからその誤解を解く、これはそれぞれの方の責任でなされるべきもの、そのように私は思います。
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勝木健司#19
○勝木健司君 主要閣僚の小渕外務大臣あるいは三塚大蔵大臣も献金の受領を認められておる、また自民党の山崎政調会長も認めているということでありますが、そのとおりでありますかどうか、それぞれ確認をさせていただきたいと思います。
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三塚博#20
○国務大臣(三塚博君) そのとおりであります。
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小渕恵三#21
○国務大臣(小渕恵三君) 衆議院で本会議でも申し上げましたが、過去さかのぼりまして、同窓の知人として私の政治活動に対して協力を得てきたことは事実でございます。
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勝木健司#22
○勝木健司君 泉井氏も証人喚問には積極的に出る、いつでも呼ばれれば出るということでありますので、こういう証人喚問は与党の決断次第ですぐにでも可能な状況にあるんじゃないかというふうに思うわけでありますけれども、ここで総理自身、口先だけじゃなしに、心から政治に対する信頼回復をやろうというふうに考えるならば、やはり政府・与党内にそういう泉井調査チームをつくって調査結果を国民に明らかにする、そういう国民に対する責任というものもあるんじゃないかというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。
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橋本龍太郎#23
○国務大臣(橋本龍太郎君) 泉井氏と申し上げるべきなのか泉井被告と言うべきなのか、多分、泉井被告と言わせていただきます。
 現在裁判中になっております問題のみでなく、泉井被告が何カ月かの間捜査当局に取り調べを受け、あるいはマスコミにおいてもさまざまな報道がなされておりますように、いろいろなことを言っておられるわけです。法に違反することがあれば、私は当然ながら当局は厳正な対応をするものと思います。
 その上で、与党三党は「政治倫理等に関する三党確認」というものを合意いたしました。そして、政治倫理の確立に向けて国民の信頼回復に最大限努めていく、そういう決意を既に明らかにいたしております。
 個別の事案を云々するという以前に、やはり政治全体の倫理というものを与党三党の中においては論議をする。その中には、当然ながら政治資金の問題もありますし、さまざまな角度からの議論が深められてまいる、そのように期待もいたしております。
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勝木健司#24
○勝木健司君 与党三党の中でも自民党以外の二党は証人喚問を要求されておるんじゃないでしょうか。
 また、信頼回復につながるということであれば、総理・総裁である橋本総理が喚問をおくらせるのは、やっぱり総理みずからが疑惑隠しに加担しているんじゃないかというふうに国民には映るわけであります。積極的にみずからやるべきだ、それは当然やるべきだということであれば、山崎政調会長初めいろんな疑惑が持たれておる方に対して積極的に証人喚問を受けろという指導性を発揮されてもいいんじゃないかと思いますが、その点いかがでしょうか。
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橋本龍太郎#25
○国務大臣(橋本龍太郎君) 今、我が党所属の議員の名前まで挙げられて御発言をいただきました。私は、証人喚問というものは本来院で御判断をいただくべきものであり、行政府の長がこれを云々する性格のものではないと思います。
 その上で、私は本会議でも繰り返し申し上げたと存じますけれども、国民の政治不信の払拭のために政治家が常に自戒し襟を正さなければならないと考える、その意味において、明らかにしなければならないことは、適切な場で政治家みずからの判断で明らかにされるべきもの、そう考えておりますということを申し上げております。行政府の長として申し上げられる限界までを申し上げていると思っております。
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勝木健司#26
○勝木健司君 みずからの判断で求めるということでありますが、自民党の総裁、与党の総裁でもあるわけでありますから、そこの政調会長初めいろんな主要閣僚については、そういう形でどんどん積極的にやるということが大事じゃないか。そういうことが国民の信頼回復につながっていくし、これからのいろんな大きな改革の手始めにも、国民の信頼回復にもつながっていくというふうにも思いますが、その点いかがでしょうか。
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橋本龍太郎#27
○国務大臣(橋本龍太郎君) 今、改めて確認をした上で御答弁を申し上げておりますが、さまざまな形で紙上取りざたされております方々、閣僚にお願いをいたします時点でそれぞれの方に、私はきちんと御説明はできますねという確認はいたしております。
 今、大蔵大臣と話しておりましたのは、それを再確認したということであります。
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勝木健司#28
○勝木健司君 三塚大蔵大臣、証人喚問はいつでも受けて立つということですか。
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三塚博#29
○国務大臣(三塚博君) 私がここで答弁しておりますことは証人と同じです。
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