外務委員会

2017-12-06 衆議院 全277発言

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会議録情報#0
平成二十九年十二月六日(水曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 中山 泰秀君
   理事 小田原 潔君 理事 木原 誠二君
   理事 新藤 義孝君 理事 鈴木 貴子君
   理事 山口  壯君 理事 末松 義規君
   理事 寺田  学君 理事 遠山 清彦君
      小渕 優子君    神山 佐市君
      神田  裕君    木村 次郎君
      黄川田仁志君    国光あやの君
      熊田 裕通君    高村 正大君
      佐々木 紀君    杉田 水脈君
      鈴木 隼人君    辻  清人君
      渡海紀三朗君    中曽根康隆君
      細田 健一君    堀井  学君
      山田 賢司君    阿久津幸彦君
      篠原  豪君    山川百合子君
      小熊 慎司君    吉良 州司君
      岡本 三成君    岡田 克也君
      穀田 恵二君    森  夏枝君
    …………………………………
   外務大臣         河野 太郎君
   外務副大臣        佐藤 正久君
   経済産業副大臣      武藤 容治君
   防衛副大臣       山本ともひろ君
   法務大臣政務官      山下 貴司君
   外務大臣政務官      岡本 三成君
   外務大臣政務官      堀井  学君
   政府参考人
   (内閣官房内閣参事官)  鈴木 達也君
   政府参考人
   (法務省大臣官房審議官) 佐々木聖子君
   政府参考人
   (外務省大臣官房国際文化交流審議官)       宮川  学君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 大鷹 正人君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 相木 俊宏君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 川村 博司君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 宇山 智哉君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 牛尾  滋君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 鯰  博行君
   政府参考人
   (外務省中南米局長)   中前 隆博君
   政府参考人
   (外務省中東アフリカ局長)            岡   浩君
   政府参考人
   (外務省領事局長)    相星 孝一君
   政府参考人
   (国税庁課税部長)    山名 規雄君
   政府参考人
   (水産庁次長)      山口 英彰君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁電力・ガス事業部長)      村瀬 佳史君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房審議官)           馬場崎 靖君
   政府参考人
   (原子力規制庁長官官房核物質・放射線総括審議官) 片山  啓君
   政府参考人
   (防衛省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官)           小波  功君
   政府参考人
   (防衛装備庁装備政策部長)            中村 吉利君
   政府参考人
   (防衛装備庁プロジェクト管理部長)        石川  武君
   外務委員会専門員     辻本 頼昭君
    —————————————
委員の異動
十二月六日
 辞任         補欠選任
  黄川田仁志君     神山 佐市君
  辻  清人君     国光あやの君
  山田 賢司君     細田 健一君
同日
 辞任         補欠選任
  神山 佐市君     神田  裕君
  国光あやの君     木村 次郎君
  細田 健一君     山田 賢司君
同日
 辞任         補欠選任
  神田  裕君     黄川田仁志君
  木村 次郎君     辻  清人君
    —————————————
十二月一日
 女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求めることに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第一五七号)
 同(赤嶺政賢君紹介)(第二五三号)
 同(笠井亮君紹介)(第二五四号)
 同(穀田恵二君紹介)(第二五五号)
 同(志位和夫君紹介)(第二五六号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第二五七号)
 同(田村貴昭君紹介)(第二五八号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第二五九号)
 同(畑野君枝君紹介)(第二六〇号)
 同(藤野保史君紹介)(第二六一号)
 同(宮本岳志君紹介)(第二六二号)
 同(宮本徹君紹介)(第二六三号)
 同(本村伸子君紹介)(第二六四号)
 沖縄県民の民意尊重と、基地の押しつけ撤回に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一六七号)
 同(笠井亮君紹介)(第一六八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第一六九号)
 同(志位和夫君紹介)(第一七〇号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第一七一号)
 同(田村貴昭君紹介)(第一七二号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第一七三号)
 同(畑野君枝君紹介)(第一七四号)
 同(藤野保史君紹介)(第一七五号)
 同(宮本岳志君紹介)(第一七六号)
 同(宮本徹君紹介)(第一七七号)
 同(本村伸子君紹介)(第一七八号)
同月四日
 オスプレイの飛行中止と配備撤回に関する請願(本村伸子君紹介)(第三四五号)
 東京・横田基地へのオスプレイ配備計画の撤回、普天間基地のオスプレイの飛行中止に関する請願(宮本岳志君紹介)(第三四六号)
 辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去に関する請願(志位和夫君紹介)(第三四七号)
 沖縄県民の民意尊重と、基地の押しつけ撤回に関する請願(穀田恵二君紹介)(第三四八号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第三八三号)
 女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求めることに関する請願(山尾志桜里君紹介)(第三八二号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 国際情勢に関する件
     ————◇—————
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中山泰秀#1
○中山委員長 これより会議を開きます。
 この際、佐藤外務副大臣、岡本外務大臣政務官及び堀井学外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務副大臣佐藤正久君。
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佐藤正久#2
○佐藤副大臣 おはようございます。このたび外務副大臣を拝命いたしました佐藤正久でございます。
 北朝鮮の核・ミサイル開発、力による一方的な現状変更の試み、保護主義の台頭、テロ、暴力的過激主義の拡大など、世界は、国際秩序を揺るがすさまざまな課題に直面しております。こうした中、国家国民の安全、安心を守るため、職務を果たしてまいります。
 特に、担当であります北米、中南米、中東、アフリカ諸国との関係強化に努めます。また、国連外交、安全保障、戦略的対外発信や文化外交に注力するとともに、在外邦人の安全確保、国際的なテロ対策にも全力で取り組んでまいります。
 中山委員長を初め理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。拍手
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中山泰秀#3
○中山委員長 次に、外務大臣政務官岡本三成君。
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岡本三成#4
○岡本大臣政務官 おはようございます。外務大臣政務官の岡本三成です。
 平和主義、人間主義を高く掲げて、対話によって諸外国との信頼関係を構築するとともに、経済交流を進める中で、諸外国とよきパートナーとなるため、尊敬し合える関係を構築してまいります。
 特に、担当であります北米、中南米諸国との関係強化に努めます。また、軍縮・不拡散、科学技術及び経済分野の課題に注力するとともに、在外邦人の安全確保、国際的なテロ対策にも全力で取り組んでまいります。
 私、議員になりまして五年間、一貫いたしましてこの外務委員会に所属をさせていただきまして、この委員会の中で、委員お一人お一人が外交には与党も野党もないという姿勢で真摯に議論されていらっしゃる姿に心から感銘をいたしまして、私自身、この外務委員会のメンバーであることを最大の誇りとしております。今回、政府の一員として働かせていただけることに本当に心から感謝をしております。
 中山委員長を初め理事、委員の皆様方の御指導を今後ともよろしくお願いいたします。
 ありがとうございます。拍手
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中山泰秀#5
○中山委員長 次に、外務大臣政務官堀井学君。
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堀井学#6
○堀井(学)大臣政務官 おはようございます。外務大臣政務官を拝命いたしました堀井学でございます。
 国民の安全、安心が第一とのビジョンのもと、総合的な安全保障を確立し、国民の生命と財産を守るべく、必ずや成果を出し、国民の負託に応えてまいります。
 特に、担当である欧州、中東、アフリカ諸国との関係強化に努めます。また、国連外交、安全保障分野の課題に積極的に取り組むとともに、法の支配の強化に努めます。
 なお、三人の政務官の中で、私が特に本委員会を担当することとなっております。
 中山委員長を初め理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。拍手
     ————◇—————
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中山泰秀#7
○中山委員長 国際情勢に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房国際文化交流審議官宮川学君、大臣官房審議官大鷹正人君、大臣官房審議官相木俊宏君、大臣官房審議官川村博司君、大臣官房審議官宇山智哉君、大臣官房審議官牛尾滋君、大臣官房参事官鯰博行君、中南米局長中前隆博君、中東アフリカ局長岡浩君、領事局長相星孝一君、内閣官房内閣参事官鈴木達也君、法務省大臣官房審議官佐々木聖子君、国税庁課税部長山名規雄君、水産庁次長山口英彰君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長村瀬佳史君、国土交通省大臣官房審議官馬場崎靖君、原子力規制庁長官官房核物質・放射線総括審議官片山啓君、防衛省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官小波功君、防衛装備庁装備政策部長中村吉利君及びプロジェクト管理部長石川武君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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中山泰秀#8
○中山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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中山泰秀#9
○中山委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。末松義規君。
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末松義規#10
○末松委員 立憲民主党の末松義規でございます。
 ちょっと、五年間のブランクがございますので、何かと失礼があったらお許しをいただきたいと思います。
 私の方は、きょうは北朝鮮の核・ミサイル開発について質問をさせていただきます。
 まず、立憲民主党の、今、外交部会長もやっておりますので、外交政策について、立憲民主党は専守防衛を旨として、平和的外交をあくまでも追求していくということを、まず申し上げたいと思います。そして、河野外務大臣におかれましては、一回生の議員のときに一緒にアメリカに出張させていただいた、そういう懐かしい思い出がございます。
 さて、では、時間も少ないので、質問をさせていただきます。
 今、私、北朝鮮について非常に危機感を強めております。それは皆さんと一緒だと思うんですが。
 特に、アメリカのティラーソン国務長官が今更迭されるかされないかというような情報が出てきている。ティラーソンさんというのが、元エクソン・モービルの会長であって、ロシアとも太いパイプを持っている。そして、ロシアの外交もにらみながらやっているんでしょうか、非常に平和的な外交交渉にこだわってきている人でございます。それが、トランプ大統領と仲たがいをしているような、こういった報道も出てきている中、更迭ということで、平和的外交をトランプ大統領が変えようとしているのかという気がするわけでございます。
 一方、トランプ大統領につきましては、フリン、日本人には覚えやすい名前かもしれませんけれども、フリン元大統領補佐官が司法取引を行って、大統領のロシア疑惑で決定的な証言をするんじゃないか。そうすると、大統領の弾劾ということも現実的な形で秒読み段階になってくると言われている。こう考えますと、トランプ大統領として、国民の目を戦争ということに引きつけていくという動機も十分考えられるな、こういう報道もなされておりますが。
 そういった意味で、今、北朝鮮に対して、国際社会を挙げて、特に日本、アメリカが音頭をとって、経済的圧力を加えていくという、安倍総理の言い方をかりますと、最大限の圧力を北朝鮮に加えていくんだ、こういう、対話から圧力、一挙に段階が変わってきた、それを進めていくということでございます。
 そういった、アメリカの武力行使というような、こういう事態も想定され始めている中で、外交交渉として、圧力というのは基本的には北朝鮮を経済的に締め上げていく、こういうことでございますが、まず、外交圧力、最大限締め上げていくという、これについて、河野外務大臣にその政府のお立場をお聞きしたいと思います。
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河野太郎#11
○河野国務大臣 まず最初に申し上げたいのは、今回の北朝鮮の危機は、北朝鮮が一方的に国際社会を挑発してきたということでございます。
 誰も朝鮮半島で紛争を起こしたいと思っている人は国際社会の中にいないのにもかかわらず、北朝鮮が一方的に挑発を繰り返しているということを、まず申し上げなければいけないと思います。
 そして、この北朝鮮に関して言えば、一九九四年でしたか、米朝枠組み合意がございました。二〇〇五年には六者会合の共同声明というのがございました。いずれも北朝鮮はほごにしてきた。そして、核、ミサイルの開発を続けてまいりました。そういうことを振り返ってみると、さあ、お話をしましょうといって話をしても、恐らくこの危機に何ら変わりはないということなんだろうと思います。
 今、国際社会がやらねばならないことは、朝鮮半島を非核化する、それがこの危機のいわばゴールでなければならないというところは、日米韓中ロ、いずれも当初から一致をしておりますし、この五カ国だけでなく、国際社会、ゴールが朝鮮半島の非核化というところは、ぶれたことはないんだろうというふうに思っております。
 そのためには、北朝鮮が核、ミサイルを放棄するということを明白に意思表示することがまず大事なんだろうと思います。そのための方策として、国際社会は安保理で経済制裁のための決議をやりましたので、この安保理決議を国際社会が完全に履行する、これが北朝鮮に対して圧力をかけることになる。本来、北朝鮮は、勤勉な労働力もありますし、豊富な資源もありますから、方向性を間違わなければ経済的に繁栄することができる国なんだろうと思います。
 北朝鮮の今の体制に対して、現在北朝鮮がとっているコースを続けていっても北朝鮮に明るい未来は来ないということを認識させ、このコースを変更させる、そのための圧力をかけ続ける必要があるというふうに認識しております。
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末松義規#12
○末松委員 今の大臣のお言葉は、私たちもそこは是認できるわけでございます。私ども、武力の行使というのは当然避けなければいけないと思っておりますけれども。
 その中で、今、北朝鮮の対応を見てみますと、大臣からもございましたように、譲歩をする意思が見えない。きのうも衆議院でも決議がございました。この決議の中にも書いてございましたけれども、北朝鮮の反応として、金正恩氏が国家核武力完成の歴史的大業というようなことを言って、全く妥協あるいは譲歩する気がない。この選択がないとすると、では、経済的圧力を最大限まで持っていくと、二つのシナリオが浮かび上がってくる。一つは北朝鮮の暴発、二つ目は、暴発の前か後かは知りませんけれども、アメリカを中心とする国々あるいは国家が、今度はそれを、プリエンプティブにか、あるいはリタリエーションか、どちらかで武力行使をしていくということになるわけでございます。今、我々として、日本としてぎりぎりの段階に差しかかっているんだなという認識を、少なくとも政治家は持っていなきゃいけないと思うわけでございます。
 そういった中で、河野外務大臣も、さきの安保委員会でこの話をしておられましたけれども、国益を守るために全力でやる、これはもう当然ですけれども、その国益、これを再度私は確認をしたいんですね。
 私なんかが思うには、何が国益かと。一番、北朝鮮との関係でいけば、核、ミサイルが飛んでくる、そして大きな被害を受ける。あるいは、核ではなくても、バイオあるいはケミカル、こういったミサイルを受けるかもしれない、あるいは原発の被害を受けるかもしれない、あるいはテロで原発がいろいろと混乱させられるかもしれない、あるいは難民が押し寄せてくるかもしれない、さらに、テロという、一般的にテロが出てくるかもしれない。こういう避けるべき事態というのがあると思うんですが、その辺はどういうふうにお考えになっておられますか。
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河野太郎#13
○河野国務大臣 国益と言う場合に、大きく三つぐらい柱があると思います。
 一つが、自由と民主主義を基調とする我が国の平和と安全を維持し、その存立を全うするということ。さらには、経済発展を通じて繁栄を実現し、我が国の平和と安全をより強固にする。それと、もう一つは、基本的価値あるいはルールに基づく国際秩序を維持していくということなんだろうと思います。
 この危機の中にあっては、まず我が国の国民の生命、身体、財産、その安全をしっかりと守っていくというのが何よりも大事なことになってくるんだろうと思います。
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末松義規#14
○末松委員 具体的な形で、一番の大きな、私が申し上げたような、そういったことについてはコメントはございますか。
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河野太郎#15
○河野国務大臣 済みません、ちょっと質問の趣旨がよくわからないんですけれども。
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末松義規#16
○末松委員 一番我々が、一般の国民の皆さんが心配しているのは、要するに、核ミサイルが飛んできてどこか日本に当たると、これは物すごく大きな被害がありますよね。いわゆる、具体的には、そういったことを避けなきゃいけない、こういうことがありますよねということを申し上げているんですよ。原発がミサイル攻撃を受けるとか、北朝鮮の暴発ですよ、あるいはテロが起こるかもしれないとか、そういったことを当然外務大臣として、国益、今、一般論じゃなくて北朝鮮との関係で想定される事態、そこについて御認識を伺ったんです。
 別にそんなに難しい話じゃないと思いますけれどもね。
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河野太郎#17
○河野国務大臣 申し上げましたように、我が国の国民の生命、身体、財産、これをしっかり守るというところに尽きると思います。
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末松義規#18
○末松委員 そこで具体的な話がないということであれば、私の方で先に進めさせていただきます。
 経産省も来ておられると思いますから。
 原発へのテロとか攻撃、これがもし、北朝鮮の工作員とかいう話も報道でよくなされています、そういった意味で、原発で何かあったら、福島のような事態が生じることは二度とあってはならないと思います。そこについて、経産省の方から、そういった予防あるいは対応について、よろしくお願いします。
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武藤容治#19
○武藤副大臣 おはようございます。私の方から答弁させていただきます。
 今、委員の先生がおっしゃられたように、ミサイルやテロといった不測の事態から原子力発電所を守ることは、我々経産省にとっても極めて重要な課題であると認識しております。
 原子力発電所へのミサイル攻撃に対しては、政府としてはですが、海上自衛隊や航空自衛隊の迎撃を組み合わせて、多層防衛により対処することとしております。
 また、いわゆるテロに対しましては、関係法令に基づき、原子力規制委員会が事業者に対して、例えば、テロリストの侵入を阻止するためのさまざまな防護措置を求めることによって対処をされております。
 その上で、武力攻撃事態などに該当すれば、事態の状況に応じて、国民保護法等の関係法令や国民保護計画等に基づき、警報の発令や住民の避難等の措置を迅速かつ的確にとることとしております。
 並行して、原子力発電所については、こうした事態に至れば、原子力規制委員会が、これら関係法令や同計画等に基づきまして、原子力発電所の運転停止を原子力事業者に命ずることとしております。
 加えて、平素より、さまざまな事態を想定しまして、関係機関が連携をして国民保護のための訓練等を実施するもので、いかなる事態に対しても国民の安全を守るために備えをしておるところであります。
 経済産業省としましても、これまでも、関係機関及び事業者との連携を密にしながら、こうした事態に際しまして事業者が迅速に対応できるように指導をしてきております。また、万が一原子炉の運転停止等が生じた場合には、直ちに電力の安定供給の確保に必要な対策を講じてまいりたいと思っています。
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末松義規#20
○末松委員 とにかく、そこは万全を期して、そして、アラートといいますか、警戒の度合いをぜひ高めていくということで、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、引き続き河野外務大臣に申し上げたいんですが、あってはならないことだということですけれども、もし米国が北朝鮮に対してプリエンプティブな攻撃、武力行使に踏み切るというような事態の場合、日本としてとるべき対応というのはどういうふうに想定しておられるでしょうか。
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河野太郎#21
○河野国務大臣 もとより日本として北朝鮮を含む他の国の体制を力により変更することを目標として掲げたことはございません。米国がどのように今後対応するか、予断をすることは差し控えたいと思いますが、日米間、今この北朝鮮をめぐる問題、緊密に連携をしているところでございますので、これからもしっかり対応できるようにしてまいりたいと思います。
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末松義規#22
○末松委員 私も、外務省にいるときに湾岸危機、一九九一年だったんですけれども、アメリカが攻撃をするといったときに、未明でしたけれども直前にアメリカからも連絡があって、それを外務次官等に、手分けしてみんなで幹部をたたき起こした、そういう経験がありますものですから、そういった中、ぜひそこはしっかりと万全の形でやっていただくという形なのかなというのを私は想定しているわけでございます。
 もう時間がありませんので、この点についてはこれ以上言いません。また別の機会に言いますけれども。
 防衛省の方にも御質問を申し上げます。
 先ほど言いました核、あるいはケミカル、あと生物、ABC兵器と言われる、これが弾道ミサイルによって日本に北朝鮮から飛来する、こういったことがやはり一番国民が恐れていることでございます。
 それに対してどのような対応ができるのか。迎撃ミサイルというのがまず最初に考えられます。今現在、SM3とかあるいはペトリオットとか、こういうことで迎撃体制をやっているということですけれども。
 私の方でいろいろと調べてみると、北朝鮮が、ロフテッド軌跡というんですか、高高度からミサイルを発射して、四千キロとか、あるいは三千五百とか二千五百とか、そういう非常に高高度、宇宙に一回上げて、そして落として、マッハ十五とか二十とか、そういうミサイルで仮に我が国を攻撃するというような場合、例えば東京に落ちてくるとか、こういった場合、迎撃能力で、どうもSM3とかその辺は、ジェーン年鑑なんか見ますと、大体七十キロから五百キロ程度までしか高度が上がらない、こういうことを聞くと非常に不安に思うわけですよ。
 迎撃なんかできないじゃないか、こう思うわけなんですけれども、そこら辺について、どうでしょう、防衛省。
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山本ともひろ#23
○山本副大臣 おはようございます。お答え申し上げます。
 我が国の弾道ミサイル防衛は、海上自衛隊のイージス艦による上層での迎撃、加えて陸上での航空自衛隊のPAC3による下層での迎撃を組み合わせた多層防衛というシステムになっておりまして、北朝鮮による弾道ミサイルの脅威から国民の生命財産を守るべく、万全の体制をとっているところでございます。
 具体的には、大気圏外で迎撃を行うSM3ブロック1Aミサイルを搭載したイージス艦については、現在、日本全国を防護するためには三隻必要であるという状況であります。また、PAC3については、一個高射隊でおよそ半径数十キロの範囲を防護することができます。
 その上で、現在、北朝鮮によるロフテッド軌道による攻撃等が委員御指摘のとおり懸念をされていますが、我が国の弾道ミサイル防衛システムについては、我が国に飛来する弾道ミサイルへの対処能力を有しており、現在進めているSM3ブロック2AやPAC3MSEといった能力向上型迎撃ミサイルの取得により、ロフテッド軌道をとるものも含め、弾道ミサイル攻撃への対処能力は向上するものと考えております。
 引き続き、これらの迎撃ミサイルの取得も含め、防衛省・自衛隊として、我が国の弾道ミサイル防衛に万全を期してまいります。
 また、お尋ねの、迎撃ミサイルの個別的な、具体的な性能については、我が国の手のうちを明かすことになりますのでお答えは差し控えさせていただきますが、一般論で申し上げれば、ロフテッド軌道をとることにより迎撃を回避することを企図して発射された弾道ミサイルについては、迎撃がより困難になるとは考えております。
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末松義規#24
○末松委員 答弁をお読みになるのはいいんですけれども。本当に、SM3でも五百キロしか飛ばないよ、届かないよと。今言われたSM3のブロック2Aですか、これも二〇二一年配備ですよね。まだ配備されていませんよね。だから、今、喫緊が非常に危険だということ。
 この最新のSM3ブロック2Aにしたって、これは報道によれば、届く距離は、高度は一千キロが限度と言うじゃないですか。それだったら、今、山本副大臣が言われた、要するに、困難になるということだけ言ったって、国民は不安になるだけなんですよ。まあ私がこう言ったからといって、では事態が改善するかということはないんですけれども、本当にちょっとそこは、国民の不安を、要は、ロフテッド軌道で来たら困難ですという一言だったら、これはちょっと無責任じゃないですか。
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山本ともひろ#25
○山本副大臣 お答え申し上げます。
 確かに、難易度が上がるという意味合いでは、より困難でありますよという答弁を申し上げましたけれども、それをもちまして迎撃できないと言っているわけではございませんし、先ほども申し上げましたとおり、個別具体的な性能を我が方から明らかにするということは、相手を利することにもなりますので答弁は差し控えさせていただきますが、我々防衛省・自衛隊は、二十四時間三百六十五日、国民の生命と財産を守るというかたい決意のもと職務に精励しておりますので、御安心をいただきたいと思います。
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末松義規#26
○末松委員 決意はいい、決意はいいんですよ、それは。私は何も文句を言っていない。能力がどうなんだということを本当に問題視しているわけですよ。
 時間もありませんので、もうちょっと。
 例えば、ケミカルのサリンとかあるいはよく天然痘のウイルスなんかを北朝鮮が持っているという話で、この前の北朝鮮のあの木造船が漂流したとき、みんな、こちらは防護服に身を包んで日本側は対応していましたけれども。こういった、弾頭にそういうのを積んでやってきた場合とか、多弾頭で来た場合、たくさんです、一挙に来た場合、こういった能力はどうなんですか、対応できるんですか。
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山本ともひろ#27
○山本副大臣 お答え申し上げます。(末松委員「答弁短くしてくださいね」と呼ぶ)
 委員御指摘の生物兵器、化学兵器等々を搭載した弾道ミサイルが飛んできた場合ですが、弾道ミサイル、見た目で何が搭載されているのかというのはわかりませんので、どの弾道ミサイルが飛んできても、先ほど申し上げたとおり、イージス艦あるいはPAC3で迎撃をする。
 一般論から申し上げますと、迎撃した段階の爆発、そういった熱等々によって生物化学兵器等々は無力化されるものと承知をしております。
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末松義規#28
○末松委員 無力されればいいなと、期待だけ申し上げておきますよ。
 実際にアメリカ等で実験をやっていると思うんですね、SM3にしたってペトリオットにしたって。これを聞くと、成功したときだけアメリカは報告しているとか、心もとない実験結果しか聞いていないんですけれども、アメリカの実験結果というのは、さきに質問していたとおり、教えてくれますか。
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山本ともひろ#29
○山本副大臣 お答え申し上げます。
 お尋ねの件ですが、アメリカのミサイル防衛庁の発表に基づきますと、SM3シリーズは迎撃試験をこれまで三十七回行っておりまして、そのうち二十九回命中をしている。パーセンテージで申し上げれば七八・四%成功をしている。
 また、イージス・アショアなどは、二〇一五年十二月にハワイで最初の迎撃試験を実施して成功していると承知をしております。
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