文教科学委員会
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会
会議録情報#0
平成三十年十二月六日(木曜日)
午前十時開会
─────────────
委員の異動
十二月四日
辞任 補欠選任
杉尾 秀哉君 蓮 舫君
十二月五日
辞任 補欠選任
太田 房江君 橋本 聖子君
蓮 舫君 斎藤 嘉隆君
十二月六日
辞任 補欠選任
赤池 誠章君 井原 巧君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 上野 通子君
理 事
石井 浩郎君
江島 潔君
神本美恵子君
吉良よし子君
委 員
赤池 誠章君
井原 巧君
今井絵理子君
衛藤 晟一君
小野田紀美君
大野 泰正君
橋本 聖子君
水落 敏栄君
新妻 秀規君
浜田 昌良君
斎藤 嘉隆君
伊藤 孝恵君
大島九州男君
高木かおり君
山本 太郎君
松沢 成文君
衆議院議員
文部科学委員長
代理 大野敬太郎君
文部科学委員長
代理 渡海紀三朗君
文部科学委員長
代理 三谷 英弘君
文部科学委員長
代理 大島 敦君
国務大臣
文部科学大臣 柴山 昌彦君
国務大臣 櫻田 義孝君
大臣政務官
厚生労働大臣政
務官 新谷 正義君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 源新 英明君
国家公務員倫理
審査会事務局長 池本 武広君
総務大臣官房審
議官 稲岡 伸哉君
文部科学大臣官
房文教施設企画
・防災部長 平井 明成君
文部科学省総合
教育政策局長 清水 明君
文部科学省初等
中等教育局長 永山 賀久君
文部科学省高等
教育局長 義本 博司君
スポーツ庁次長 今里 讓君
文化庁次長 中岡 司君
厚生労働省子ど
も家庭局児童虐
待防止等総合対
策室長 藤原 朋子君
参考人
公益財団法人日
本オリンピック
委員会常務理事 松丸喜一郎君
─────────────
本日の会議に付した案件
○特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行
入場券の適正な流通の確保に関する法律案(衆
議院提出)
○研究開発システムの改革の推進等による研究開
発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に
関する法律の一部を改正する法律案(衆議院提
出)
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関
する調査
(日本語教育機関の質の保証に関する件)
(ゴルフ場利用税及び国家公務員倫理規程にお
けるゴルフ規制に関する件)
(東京オリンピック・パラリンピックにおける
食材の調達基準に関する件)
(教員の働き方改革に関する件)
(放課後等デイサービスの現状と課題に関する
件)
(学校給食の無償化に関する件)
(小学校における英語教育に関する件)
(特別支援学校に係る設置基準策定の必要性に
関する件)
(東京オリンピックのゴルフ競技会場選定に関
する件)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時開会
─────────────
委員の異動
十二月四日
辞任 補欠選任
杉尾 秀哉君 蓮 舫君
十二月五日
辞任 補欠選任
太田 房江君 橋本 聖子君
蓮 舫君 斎藤 嘉隆君
十二月六日
辞任 補欠選任
赤池 誠章君 井原 巧君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 上野 通子君
理 事
石井 浩郎君
江島 潔君
神本美恵子君
吉良よし子君
委 員
赤池 誠章君
井原 巧君
今井絵理子君
衛藤 晟一君
小野田紀美君
大野 泰正君
橋本 聖子君
水落 敏栄君
新妻 秀規君
浜田 昌良君
斎藤 嘉隆君
伊藤 孝恵君
大島九州男君
高木かおり君
山本 太郎君
松沢 成文君
衆議院議員
文部科学委員長
代理 大野敬太郎君
文部科学委員長
代理 渡海紀三朗君
文部科学委員長
代理 三谷 英弘君
文部科学委員長
代理 大島 敦君
国務大臣
文部科学大臣 柴山 昌彦君
国務大臣 櫻田 義孝君
大臣政務官
厚生労働大臣政
務官 新谷 正義君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 源新 英明君
国家公務員倫理
審査会事務局長 池本 武広君
総務大臣官房審
議官 稲岡 伸哉君
文部科学大臣官
房文教施設企画
・防災部長 平井 明成君
文部科学省総合
教育政策局長 清水 明君
文部科学省初等
中等教育局長 永山 賀久君
文部科学省高等
教育局長 義本 博司君
スポーツ庁次長 今里 讓君
文化庁次長 中岡 司君
厚生労働省子ど
も家庭局児童虐
待防止等総合対
策室長 藤原 朋子君
参考人
公益財団法人日
本オリンピック
委員会常務理事 松丸喜一郎君
─────────────
本日の会議に付した案件
○特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行
入場券の適正な流通の確保に関する法律案(衆
議院提出)
○研究開発システムの改革の推進等による研究開
発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に
関する法律の一部を改正する法律案(衆議院提
出)
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関
する調査
(日本語教育機関の質の保証に関する件)
(ゴルフ場利用税及び国家公務員倫理規程にお
けるゴルフ規制に関する件)
(東京オリンピック・パラリンピックにおける
食材の調達基準に関する件)
(教員の働き方改革に関する件)
(放課後等デイサービスの現状と課題に関する
件)
(学校給食の無償化に関する件)
(小学校における英語教育に関する件)
(特別支援学校に係る設置基準策定の必要性に
関する件)
(東京オリンピックのゴルフ競技会場選定に関
する件)
─────────────
上
上野通子#1
○委員長(上野通子君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、杉尾秀哉さん及び太田房江さんが委員を辞任され、その補欠として橋本聖子さん及び斎藤嘉隆さんが選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、杉尾秀哉さん及び太田房江さんが委員を辞任され、その補欠として橋本聖子さん及び斎藤嘉隆さんが選任されました。
─────────────
上
上野通子#2
○委員長(上野通子君) 特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律案を議題といたします。
提出者衆議院文部科学委員長代理三谷英弘さんから趣旨説明を聴取いたします。三谷衆議院文部科学委員長代理。
この発言だけを見る →提出者衆議院文部科学委員長代理三谷英弘さんから趣旨説明を聴取いたします。三谷衆議院文部科学委員長代理。
三
三谷英弘#3
○衆議院議員(三谷英弘君) 特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律案につきまして、提案の趣旨及び内容について御説明申し上げます。
近年、音楽コンサートを中心とするライブエンターテインメントの市場規模は大きく拡大してきており、平成十三年から平成二十九年の間で市場規模が約二倍に拡大したとする民間団体による調査結果も公表されているところであります。
一方、音楽コンサート等の興行の入場券が転売目的で購入され、興行主の同意を得ずに定価を大幅に超える価格で第三者に転売される例が後を絶たず、興行入場券の適正な流通が阻害されていること等が大きな問題となっております。
このような転売行為については、各都道府県の条例等に違反するとして摘発された事例もあるところでありますが、最近においては、インターネット上の転売仲介サービス等を通した興行入場券の転売行為が横行しており、現行法令では十分に対応できない状況にあります。
また、平成三十二年東京オリンピック競技大会、東京パラリンピック競技大会等が開催されるに当たり、国際オリンピック委員会から入場券の不正転売対策を講ずるよう求められているところでもあります。
このように、音楽やスポーツ等の興行に係る入場券について転売対策を講ずることが喫緊の課題であることに鑑み、本案は、興行入場券のうち、興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を明示している等の要件に該当するものを特定興行入場券として不正転売を禁止するとともに、その防止等に関する措置等を定めることにより興行入場券の適正な流通を確保しようとするものであり、その主な内容は次のとおりであります。
第一に、何人も特定興行入場券の不正転売や不正転売を目的とした譲受けをしてはならないことを定め、これに違反した者に対する罰則を定めることとしております。
第二に、興行主等は特定興行入場券の不正転売の防止や興行入場券の適正な流通の確保に努めることとし、国及び地方公共団体はこれに対して必要な助言、協力を行うよう努めることとしております。
第三に、国及び地方公共団体は特定興行入場券の不正転売に係る相談体制の充実に努めることとし、興行主等は興行入場券の適正な流通の確保のための情報提供等に努めなければならないこととしております。
第四に、国及び地方公共団体並びに興行主等は、興行の振興の重要性に関する国民の関心、理解を深めるよう、興行入場券の適正な流通に関する広報活動の充実等に努めることとしております。
第五に、国及び地方公共団体は、興行振興施策を講ずるに当たり、興行入場券の適正な流通が確保されるよう適切な配慮をすることとしております。
最後に、本案は、一部の規定を除き、公布の日から起算して六月を経過した日から施行することとしております。
以上が本案の趣旨及び内容であります。
何とぞ御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
この発言だけを見る →近年、音楽コンサートを中心とするライブエンターテインメントの市場規模は大きく拡大してきており、平成十三年から平成二十九年の間で市場規模が約二倍に拡大したとする民間団体による調査結果も公表されているところであります。
一方、音楽コンサート等の興行の入場券が転売目的で購入され、興行主の同意を得ずに定価を大幅に超える価格で第三者に転売される例が後を絶たず、興行入場券の適正な流通が阻害されていること等が大きな問題となっております。
このような転売行為については、各都道府県の条例等に違反するとして摘発された事例もあるところでありますが、最近においては、インターネット上の転売仲介サービス等を通した興行入場券の転売行為が横行しており、現行法令では十分に対応できない状況にあります。
また、平成三十二年東京オリンピック競技大会、東京パラリンピック競技大会等が開催されるに当たり、国際オリンピック委員会から入場券の不正転売対策を講ずるよう求められているところでもあります。
このように、音楽やスポーツ等の興行に係る入場券について転売対策を講ずることが喫緊の課題であることに鑑み、本案は、興行入場券のうち、興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を明示している等の要件に該当するものを特定興行入場券として不正転売を禁止するとともに、その防止等に関する措置等を定めることにより興行入場券の適正な流通を確保しようとするものであり、その主な内容は次のとおりであります。
第一に、何人も特定興行入場券の不正転売や不正転売を目的とした譲受けをしてはならないことを定め、これに違反した者に対する罰則を定めることとしております。
第二に、興行主等は特定興行入場券の不正転売の防止や興行入場券の適正な流通の確保に努めることとし、国及び地方公共団体はこれに対して必要な助言、協力を行うよう努めることとしております。
第三に、国及び地方公共団体は特定興行入場券の不正転売に係る相談体制の充実に努めることとし、興行主等は興行入場券の適正な流通の確保のための情報提供等に努めなければならないこととしております。
第四に、国及び地方公共団体並びに興行主等は、興行の振興の重要性に関する国民の関心、理解を深めるよう、興行入場券の適正な流通に関する広報活動の充実等に努めることとしております。
第五に、国及び地方公共団体は、興行振興施策を講ずるに当たり、興行入場券の適正な流通が確保されるよう適切な配慮をすることとしております。
最後に、本案は、一部の規定を除き、公布の日から起算して六月を経過した日から施行することとしております。
以上が本案の趣旨及び内容であります。
何とぞ御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
上
上野通子#4
○委員長(上野通子君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。──別に御発言もないようですから、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
この発言だけを見る →これより質疑に入ります。──別に御発言もないようですから、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
上
上野通子#5
○委員長(上野通子君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
上
上
上野通子#7
○委員長(上野通子君) 研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
提出者衆議院文部科学委員長代理渡海紀三朗さんから趣旨説明を聴取いたします。渡海衆議院文部科学委員長代理。
この発言だけを見る →提出者衆議院文部科学委員長代理渡海紀三朗さんから趣旨説明を聴取いたします。渡海衆議院文部科学委員長代理。
渡
渡海紀三朗#8
○衆議院議員(渡海紀三朗君) 研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の趣旨及び内容について御説明申し上げます。
近年、我が国の科学技術イノベーション力が相対的に低下してきている一方で、世界的には、破壊的なイノベーションにより、これまでにない社会経済活動が創出されております。このような中、我が国が国際競争を勝ち抜くためには、これまでの研究開発力の強化に向けた取組はもとより、イノベーション創出の活性化に更に重点を置いた制度改革を行うことが喫緊の課題であります。
本案は、科学技術イノベーション創出の活性化を通じて知識、人材及び資金の好循環を実現することが極めて重要であることに鑑み、産学官連携によるイノベーションの創出の促進、研究開発法人及び大学等の経営能力の強化の推進、若年者である研究者の雇用の安定、特定公募型研究開発業務に係る基金の設置等について定めるものであり、その主な内容は次のとおりであります。
第一に、法律の目的において科学技術イノベーション創出の活性化を通じた知識、人材、資金の好循環の実現の重要性を明記するとともに、題名を科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に改めることとしております。
第二に、研究開発法人及び大学等は社会からのニーズに的確かつ迅速に応えられるよう経営能力の強化に取り組むこととするとともに、国はその取組を支援する旨を定めることとしております。
第三に、産学官連携とベンチャー創出力及び成長力の強化に向けて、組織的な産学官連携の推進に向けた研究開発法人及び大学等の体制整備、研究開発法人による出資の拡大等について定めることとしております。
第四に、新たな政策ニーズに対応して迅速に研究開発プログラムを立ち上げることができるよう、個別の法改正によらず、資金配分機関である五つの研究開発法人に基金を設けることができることとしております。
第五に、人材の育成及び活躍の促進を図るため、若手研究者が安定し、かつ自立して研究することができる環境の整備等について定めることとしております。
その他、地方創生への貢献、エビデンスの活用による科学技術イノベーション政策の推進等について定めることとしております。
最後に、本案の施行期日は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。
以上が本法律案の趣旨及び内容であります。
何とぞ御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
この発言だけを見る →近年、我が国の科学技術イノベーション力が相対的に低下してきている一方で、世界的には、破壊的なイノベーションにより、これまでにない社会経済活動が創出されております。このような中、我が国が国際競争を勝ち抜くためには、これまでの研究開発力の強化に向けた取組はもとより、イノベーション創出の活性化に更に重点を置いた制度改革を行うことが喫緊の課題であります。
本案は、科学技術イノベーション創出の活性化を通じて知識、人材及び資金の好循環を実現することが極めて重要であることに鑑み、産学官連携によるイノベーションの創出の促進、研究開発法人及び大学等の経営能力の強化の推進、若年者である研究者の雇用の安定、特定公募型研究開発業務に係る基金の設置等について定めるものであり、その主な内容は次のとおりであります。
第一に、法律の目的において科学技術イノベーション創出の活性化を通じた知識、人材、資金の好循環の実現の重要性を明記するとともに、題名を科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に改めることとしております。
第二に、研究開発法人及び大学等は社会からのニーズに的確かつ迅速に応えられるよう経営能力の強化に取り組むこととするとともに、国はその取組を支援する旨を定めることとしております。
第三に、産学官連携とベンチャー創出力及び成長力の強化に向けて、組織的な産学官連携の推進に向けた研究開発法人及び大学等の体制整備、研究開発法人による出資の拡大等について定めることとしております。
第四に、新たな政策ニーズに対応して迅速に研究開発プログラムを立ち上げることができるよう、個別の法改正によらず、資金配分機関である五つの研究開発法人に基金を設けることができることとしております。
第五に、人材の育成及び活躍の促進を図るため、若手研究者が安定し、かつ自立して研究することができる環境の整備等について定めることとしております。
その他、地方創生への貢献、エビデンスの活用による科学技術イノベーション政策の推進等について定めることとしております。
最後に、本案の施行期日は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。
以上が本法律案の趣旨及び内容であります。
何とぞ御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
上
吉
吉良よし子#10
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。
本法案は、日本の科学技術イノベーション力が相対的に大きく低下しているという問題意識の下で提出されていると伺っております。確かに様々な指標からそのことは言えると思うのですが、問題は本法案に掲げられた施策で研究力が本当に向上するのかどうかということです。
例えば、本法案には、若手研究者が安定的かつ自立して研究できる環境整備についても規定が盛り込まれているわけですが、今、大学では、新規採用の凍結など、人件費の抑制の影響を若手研究者が受けている状況があります。例えば、国立大学では、四十歳未満の若手教員、二〇〇七年から二〇一七年までの十年の間に全体で千四百二十六人減っていると、二〇一七年十月時点で国立大学八十六大学のうち六十三大学が採用抑制を実施中と言います。
ここで提案者に伺います。こうした若手研究者の雇用の不安定さを改善し、基礎研究始め自由な発想で研究できる環境づくりのためには、大学の基盤的経費である運営費交付金の確保、科学研究費補助金の拡充が何よりも重要だと考えますが、その点いかがかと。本法律案の検討の過程でその点について議論したのか、伺いたいと思います。いかがでしょう。
この発言だけを見る →本法案は、日本の科学技術イノベーション力が相対的に大きく低下しているという問題意識の下で提出されていると伺っております。確かに様々な指標からそのことは言えると思うのですが、問題は本法案に掲げられた施策で研究力が本当に向上するのかどうかということです。
例えば、本法案には、若手研究者が安定的かつ自立して研究できる環境整備についても規定が盛り込まれているわけですが、今、大学では、新規採用の凍結など、人件費の抑制の影響を若手研究者が受けている状況があります。例えば、国立大学では、四十歳未満の若手教員、二〇〇七年から二〇一七年までの十年の間に全体で千四百二十六人減っていると、二〇一七年十月時点で国立大学八十六大学のうち六十三大学が採用抑制を実施中と言います。
ここで提案者に伺います。こうした若手研究者の雇用の不安定さを改善し、基礎研究始め自由な発想で研究できる環境づくりのためには、大学の基盤的経費である運営費交付金の確保、科学研究費補助金の拡充が何よりも重要だと考えますが、その点いかがかと。本法律案の検討の過程でその点について議論したのか、伺いたいと思います。いかがでしょう。
大
大野敬太郎#11
○衆議院議員(大野敬太郎君) 委員御指摘のとおり、若手研究者の雇用の安定化あるいは研究者が自由な発想で研究を行える環境づくりというのは非常に重要だと我々も認識をしておりまして、その点、予算の拡充、委員も御指摘のとおり、予算の拡充というのは重要であるというふうに認識をしてございます。
現行の研究開発力強化法におきましても、研究開発法人や大学等について柔軟かつ弾力的に科学技術の振興に必要な資源の確保を図る旨が規定されておりまして、従来より必要な予算の拡充を政府に求めてきているところでございます。
今回の法改正では、その予算の拡充の重要性を認識した上で、併せて取り組むべき制度整備について措置をしたところでありまして、引き続き、予算の拡充と制度の改革、両輪でこれは進めていくことが重要だと考えてございます。
なお、この上で申し上げますと、今回の改正案では、研究資金の確保とその柔軟な執行に資するような迅速な基金の造成に関して規定を追加するなど、予算の拡充について配慮をしているということでございます。
この発言だけを見る →現行の研究開発力強化法におきましても、研究開発法人や大学等について柔軟かつ弾力的に科学技術の振興に必要な資源の確保を図る旨が規定されておりまして、従来より必要な予算の拡充を政府に求めてきているところでございます。
今回の法改正では、その予算の拡充の重要性を認識した上で、併せて取り組むべき制度整備について措置をしたところでありまして、引き続き、予算の拡充と制度の改革、両輪でこれは進めていくことが重要だと考えてございます。
なお、この上で申し上げますと、今回の改正案では、研究資金の確保とその柔軟な執行に資するような迅速な基金の造成に関して規定を追加するなど、予算の拡充について配慮をしているということでございます。
吉
吉良よし子#12
○吉良よし子君 予算の拡充も含めた法案だということですけれども、趣旨はただイノベーションと、出口のところに重視をして好循環を図るというところになってしまっているという点がやはり私は問題じゃないかと思うんですね。やはり、基盤的経費、特に国立大学の運営費交付金の削減というのが若手研究者の採用抑制等に大きな影響を及ぼしているというのはもう言うまでもないことだと思うわけです。
今回、この科学技術の状況に係る総合的意識調査、文科省の調査の報告書というのを持ってきましたけれども、(資料提示)ここでも、膨大な自由記述からは、多くの教員や研究者が研究現場の現状に閉塞感を感じている様子が見えるなどの記述があるわけです。
実際、このデータ集というのも見ました。この自由記述欄、自由記述が全部書かれているわけですけど、御覧のとおり、この附箋したところ全てのページに、運営費交付金が足りない、研究費が足りないという声が上がっているわけなんです。もうそれだけ、大学の現場、研究者の現場では予算が少な過ぎるという声が上がっているのは事実なわけですね。
実際、その報告書の結果の結論の中でも、特に新規採用の凍結、人件費抑制の影響を最も受けやすいのが若手研究者だと、雇用の不安定さに対する懸念が示されているとか、若しくは、博士課程後期の学生を指導するための十分な経費や時間がないという意見も見られ、学生の教育にも影響が生じている可能性があるという指摘もされているわけです。
こうしたものを見れば、若手研究者が安定的かつ自立して研究できる環境整備のためには、法人化以降削減されてきた国立大学の運営費交付金、私学助成といった基盤的経費の増額こそ求められているのは明らかだと思うわけです。
ただ一方、財務省、財政審は、来年度予算から、国立大学の運営費交付金の競争的な部分、短期的評価に基づく再配分を現状より更に拡大することまで目指すとしている。これ、本当にとんでもない話だと思うんですけれども、大臣、まずこの運営費交付金、増額することと同時に、こうした再配分の拡大はこれ以上行わないということを今ここで明言するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →今回、この科学技術の状況に係る総合的意識調査、文科省の調査の報告書というのを持ってきましたけれども、(資料提示)ここでも、膨大な自由記述からは、多くの教員や研究者が研究現場の現状に閉塞感を感じている様子が見えるなどの記述があるわけです。
実際、このデータ集というのも見ました。この自由記述欄、自由記述が全部書かれているわけですけど、御覧のとおり、この附箋したところ全てのページに、運営費交付金が足りない、研究費が足りないという声が上がっているわけなんです。もうそれだけ、大学の現場、研究者の現場では予算が少な過ぎるという声が上がっているのは事実なわけですね。
実際、その報告書の結果の結論の中でも、特に新規採用の凍結、人件費抑制の影響を最も受けやすいのが若手研究者だと、雇用の不安定さに対する懸念が示されているとか、若しくは、博士課程後期の学生を指導するための十分な経費や時間がないという意見も見られ、学生の教育にも影響が生じている可能性があるという指摘もされているわけです。
こうしたものを見れば、若手研究者が安定的かつ自立して研究できる環境整備のためには、法人化以降削減されてきた国立大学の運営費交付金、私学助成といった基盤的経費の増額こそ求められているのは明らかだと思うわけです。
ただ一方、財務省、財政審は、来年度予算から、国立大学の運営費交付金の競争的な部分、短期的評価に基づく再配分を現状より更に拡大することまで目指すとしている。これ、本当にとんでもない話だと思うんですけれども、大臣、まずこの運営費交付金、増額することと同時に、こうした再配分の拡大はこれ以上行わないということを今ここで明言するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
柴
柴山昌彦#13
○国務大臣(柴山昌彦君) 問題意識は非常によく理解できるところです。
我々、国立大学の基盤的経費である運営費交付金について、来年度、二〇一九年度概算要求においては、対前年度三百十六億円増の一兆千二百八十六円を計上させていただいているところです。是非、応援をよろしくお願いしたいと思います。
それと、一方で、文部科学省といたしましては、国立大学の教育研究の継続性、安定性と評価に基づく改革インセンティブ向上、この双方のバランスを考慮することが重要であると考えておりまして、各国立大学が計画的かつ戦略的に改革に挑戦することを進められるような評価と配分の在り方をしっかりと検討しながら、その基盤となる国立大学の運営費交付金の確保に取り組んでまいりたいというように思います。
済みません、ちょっと私、一兆一千二百八十六円と言ってしまったかもしれませんが、一兆一千二百八十六億円でございます。しっかりと予算要求をしていきたいというように思います。
この発言だけを見る →我々、国立大学の基盤的経費である運営費交付金について、来年度、二〇一九年度概算要求においては、対前年度三百十六億円増の一兆千二百八十六円を計上させていただいているところです。是非、応援をよろしくお願いしたいと思います。
それと、一方で、文部科学省といたしましては、国立大学の教育研究の継続性、安定性と評価に基づく改革インセンティブ向上、この双方のバランスを考慮することが重要であると考えておりまして、各国立大学が計画的かつ戦略的に改革に挑戦することを進められるような評価と配分の在り方をしっかりと検討しながら、その基盤となる国立大学の運営費交付金の確保に取り組んでまいりたいというように思います。
済みません、ちょっと私、一兆一千二百八十六円と言ってしまったかもしれませんが、一兆一千二百八十六億円でございます。しっかりと予算要求をしていきたいというように思います。
吉
吉良よし子#14
○吉良よし子君 予算要求は是非しっかりしていただきたいんですけれども、評価と配分の在り方、バランスなどのお話がありました。ただ、この配分方法の見直しについては、国大協も、高等教育、科学技術又は学術研究全体の衰弱化、崩壊をもたらしかねないと厳しく批判もしているわけですし、この声を受けて予算編成にも臨むことを強く求めます。
また、先日の日本経済新聞では、ノーベル生理学・医学賞を受賞される本庶特別教授のインタビューが掲載されていましたけれども、その中で、政府はイノベーションを起こそうと躍起ですねという問いに、政府が旗を振ってするものではない、政府がこれをしなさい、あれをしなさいと言うのは全くばかげている、政府は出口を強調し過ぎだ、イノベーションはあくまでも結果だと言っています。やはり、国、政府は、基盤となる経費こそきちんと確保して、あれこれ口を出さないということが大事だということも併せて申し上げたいと思います。
そしてもう一点、研究開発力強化法には女性研究者への支援も書かれています。将来の女性研究者、女性医師の養成という点では、東京医科大学が長年にわたり入試に際し女性であることのみを理由にして不利な点数調整を行った、このことを私、看過できないわけです。
東京医科大の行為は、もう重大な女性差別、人権侵害だと思うわけですが、文科省が他の医科大学、医学部も含め行った調査では、他の医学部でもそうした実態があったということも明らかになりました。十月の中間まとめではその大学名の公表は見送られて、これが本当問題だと思うんですけれども、これまで全国でどれだけの女性受験生が、その周囲が、この点数調整によって泣き、人生、生き方を変えさせられたのかという問題だと思うんです。
来年春の大学入試が本格化する前に、こうした差別的な取扱いを行ってきた大学名、これを明らかにすることが文科省として最低限行うべきことだと思うのですが、大臣、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →また、先日の日本経済新聞では、ノーベル生理学・医学賞を受賞される本庶特別教授のインタビューが掲載されていましたけれども、その中で、政府はイノベーションを起こそうと躍起ですねという問いに、政府が旗を振ってするものではない、政府がこれをしなさい、あれをしなさいと言うのは全くばかげている、政府は出口を強調し過ぎだ、イノベーションはあくまでも結果だと言っています。やはり、国、政府は、基盤となる経費こそきちんと確保して、あれこれ口を出さないということが大事だということも併せて申し上げたいと思います。
そしてもう一点、研究開発力強化法には女性研究者への支援も書かれています。将来の女性研究者、女性医師の養成という点では、東京医科大学が長年にわたり入試に際し女性であることのみを理由にして不利な点数調整を行った、このことを私、看過できないわけです。
東京医科大の行為は、もう重大な女性差別、人権侵害だと思うわけですが、文科省が他の医科大学、医学部も含め行った調査では、他の医学部でもそうした実態があったということも明らかになりました。十月の中間まとめではその大学名の公表は見送られて、これが本当問題だと思うんですけれども、これまで全国でどれだけの女性受験生が、その周囲が、この点数調整によって泣き、人生、生き方を変えさせられたのかという問題だと思うんです。
来年春の大学入試が本格化する前に、こうした差別的な取扱いを行ってきた大学名、これを明らかにすることが文科省として最低限行うべきことだと思うのですが、大臣、いかがでしょうか。
柴
柴山昌彦#15
○国務大臣(柴山昌彦君) 今、東京医科大学の事案についてお話をいただきましたが、文部科学省では今年八月から医学部入試に関する緊急調査を実施しているわけなんですが、その過程において、複数の大学において不適切である可能性の高い事案が判明をしており、このこと自体本当に、今議員が御指摘をしてくださったとおり、大変遺憾だと私どもも考えております。
ただ、今、現時点においては、全ての大学を対象として訪問調査、あるいはその際に生じた疑問点等についての事実関係の確認のキャッチボールをまさにさせていただいている最中でありまして、現時点においては、文部科学省からまだ具体の大学名を公表する段階ではないというようには考えております。不適切な事案があった大学については、大学が自主的に公表するとともに、速やかな対応をお願いしたいということを既に私どもの方から大学側に繰り返し伝えさせていただいているところです。
その一方で、今お話があるように、全国の受験生がもう目の前に迫ってきている今年度の受験に臨むようにすることが極めて重要でありますので、今御紹介をいただいた全ての大学で今度の入学者選抜が適切に行われるよう、最終的な調査結果の取りまとめを待たずに、十月二十三日に中間まとめを公表するとともに、私どもからのメッセージを強く発出をしております。
今年中に、最終まとめについて引き続き全力で取り組んでいるところであり、受験生の立場に立って、準備が整い次第……
この発言だけを見る →ただ、今、現時点においては、全ての大学を対象として訪問調査、あるいはその際に生じた疑問点等についての事実関係の確認のキャッチボールをまさにさせていただいている最中でありまして、現時点においては、文部科学省からまだ具体の大学名を公表する段階ではないというようには考えております。不適切な事案があった大学については、大学が自主的に公表するとともに、速やかな対応をお願いしたいということを既に私どもの方から大学側に繰り返し伝えさせていただいているところです。
その一方で、今お話があるように、全国の受験生がもう目の前に迫ってきている今年度の受験に臨むようにすることが極めて重要でありますので、今御紹介をいただいた全ての大学で今度の入学者選抜が適切に行われるよう、最終的な調査結果の取りまとめを待たずに、十月二十三日に中間まとめを公表するとともに、私どもからのメッセージを強く発出をしております。
今年中に、最終まとめについて引き続き全力で取り組んでいるところであり、受験生の立場に立って、準備が整い次第……
上
柴
上
吉
吉良よし子#19
○吉良よし子君 今公表しないというのは本当問題だと思うんですよね。受験生との信頼関係の上でも、今本当に不信が広がっているわけですから、それを払拭するためにも公表が必要ですし、やはり不適切な事例ではなくて女性差別なんですよ。この差別を許さないという立場を文科省が示すためにもこの大学名の公表は欠かせないということを申し上げて、質問を終わります。
この発言だけを見る →山
山本太郎#20
○山本太郎君 自由党共同代表、山本太郎です。社民との会派、希望の会を代表し、研究開発力強化法改正案についてお聞きします。
まず、配付資料を見ながら始めたいと思います。
資料の一、IMF、国際通貨基金のデータ、戦争、紛争をしていない国々百八十か国以上を比較したものです。二十年間の政府総支出、政府総支出、つまり国が人々にどれぐらい投資をしたのかとも言えるグラフ化ですね。日本、どこにいますか。最下位です。つまり、人々に投資をしない世界一のどけち国家が日本だということが明らかになっています。
資料の二、同じデータです、名目成長率のグラフです。つまり、二十年でどれぐらい成長しましたかということ。日本、どこにいますか。最下位です。グラフにもならない。投資がなければ成長もない。当たり前ですよね。二十年のデフレの犯人は誰だ。政府ですよ、これまでの歴代の。間違った経済政策が原因。民主党云々って言いますけど、三年とか四年しかやっていませんからね、ほとんど自民党なんです。
一方、教育ではどうなんだって話です。資料の三、二〇一八年、OECDの高等教育における支出のグラフ。高等教育機関への公的支出、対GDP比はOECDの中で最下位、北欧諸国と比べれば支出は三分の一以下。人々に金を使わないどけち国家の世界一ですから、当然教育に関してもどけち、これ当たり前の話なんですね。
景気回復をうたわれる総理御自身が教育分野に関しても財政支出を減らすこと自体、今少し来年の予算増えるとかって話ですけれども、基本は減っていますよね。景気回復をうたっている総理自身が教育分野に関しても財政支出を減らすこと自体、これ経済の仕組み理解されていないのか、若しくは意図を持って予算を削りに掛かっているのかのどちらかになりますよね。私は後者だと思っています。
国立大学に入る国からの運営費交付金、これを政府の行政改革の一環で二〇〇四年から毎年一%ずつ減額。それに加え、政府は、国立大学中期計画の改革計画書を出させて、その評価に応じて運営費交付金を傾斜配分する仕組みを一六年に導入決定。要は、国が認める学問、研究には予算付けされるが、そこから外れれば予算が減る。国が行っている傾斜配分によって学問の自由を事実上制限しているのが現政権です。選択と集中の姿をした学問の破壊でしかありません。
本法案の中に、ごめんなさい、これお伝えしていないんですけれども、本法案の中に大学の軍事研究、これに対する歯止めになるようなものって何か入っていますかね。
この発言だけを見る →まず、配付資料を見ながら始めたいと思います。
資料の一、IMF、国際通貨基金のデータ、戦争、紛争をしていない国々百八十か国以上を比較したものです。二十年間の政府総支出、政府総支出、つまり国が人々にどれぐらい投資をしたのかとも言えるグラフ化ですね。日本、どこにいますか。最下位です。つまり、人々に投資をしない世界一のどけち国家が日本だということが明らかになっています。
資料の二、同じデータです、名目成長率のグラフです。つまり、二十年でどれぐらい成長しましたかということ。日本、どこにいますか。最下位です。グラフにもならない。投資がなければ成長もない。当たり前ですよね。二十年のデフレの犯人は誰だ。政府ですよ、これまでの歴代の。間違った経済政策が原因。民主党云々って言いますけど、三年とか四年しかやっていませんからね、ほとんど自民党なんです。
一方、教育ではどうなんだって話です。資料の三、二〇一八年、OECDの高等教育における支出のグラフ。高等教育機関への公的支出、対GDP比はOECDの中で最下位、北欧諸国と比べれば支出は三分の一以下。人々に金を使わないどけち国家の世界一ですから、当然教育に関してもどけち、これ当たり前の話なんですね。
景気回復をうたわれる総理御自身が教育分野に関しても財政支出を減らすこと自体、今少し来年の予算増えるとかって話ですけれども、基本は減っていますよね。景気回復をうたっている総理自身が教育分野に関しても財政支出を減らすこと自体、これ経済の仕組み理解されていないのか、若しくは意図を持って予算を削りに掛かっているのかのどちらかになりますよね。私は後者だと思っています。
国立大学に入る国からの運営費交付金、これを政府の行政改革の一環で二〇〇四年から毎年一%ずつ減額。それに加え、政府は、国立大学中期計画の改革計画書を出させて、その評価に応じて運営費交付金を傾斜配分する仕組みを一六年に導入決定。要は、国が認める学問、研究には予算付けされるが、そこから外れれば予算が減る。国が行っている傾斜配分によって学問の自由を事実上制限しているのが現政権です。選択と集中の姿をした学問の破壊でしかありません。
本法案の中に、ごめんなさい、これお伝えしていないんですけれども、本法案の中に大学の軍事研究、これに対する歯止めになるようなものって何か入っていますかね。
大
山
山本太郎#22
○山本太郎君 そうですよね。ヤジあっ、軍事研究の定義が分からないというとぼけ方もありですよ、今お声をいただきましたけど、自民党側から。デュアルユースという言い方にも言い換えられますよね。
本法には既に、我が国及び国民の安全に係る研究開発として防衛を含む開発研究に必要な資源の配分を行うという規定が既にあるわけですから、歯止めなんてあるはずもないんですね。
これ、ちょっとお聞きしたいんですけど、政府の方向性、政府の方向性をこれ補完するために、閣法ではなく審議時間が短いこの議法で出されたというわけではないですよね。これ確認させてください。
この発言だけを見る →本法には既に、我が国及び国民の安全に係る研究開発として防衛を含む開発研究に必要な資源の配分を行うという規定が既にあるわけですから、歯止めなんてあるはずもないんですね。
これ、ちょっとお聞きしたいんですけど、政府の方向性、政府の方向性をこれ補完するために、閣法ではなく審議時間が短いこの議法で出されたというわけではないですよね。これ確認させてください。
渡
渡海紀三朗#23
○衆議院議員(渡海紀三朗君) 決してそういうことではありません。
政府は政府でいろんな決定をされておるわけでありますが、やはり我々、これ約半月ぐらいにわたっていろんなヒアリングもし、なおかつ、その結果としていろんな議論をさせていただいて、むしろ政府に対していろんなことを促すというプログラム法になっているということは是非御理解をいただきたいというふうに思っております。
ですから、再三議論になります若手研究者の問題であるとかそういった問題について、現状でいろんなことが行われておりますが、それだけでは不十分だというような認識もございます。また、先ほどから議論になっています運営費交付金の問題につきましては、我々も、同じような危機意識というものが今特に国立大学等を中心に広がっているということは、私は党内の大学改革の議論をまとめさせていただきましたから、よく分かっているつもりでございます。
そういう中において今何が求められているか、これは、大学自身もやっぱり変わらなきゃいけないということであろうと思います。それをどういう形でやっていくかということに関してはいろんな御意見があろうかなというふうに思っているところでございまして、余り私が長くしゃべっていると山本先生の時間を取ってしまうわけでありますけれども、やっぱりまず大学が自ら、先ほどから盛んに出ているように、大学に余り政府は口出すなと、当然です。それは私は当然だと思いますが、しかし、じゃ、かといって大学の中で改革が行われていないという現状をほっておいていいというものでは私はないというふうにも思っているところでございまして、その辺のところをどのようにバランスを取っていくかということは非常に重要な問題であると思います。
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ですから、再三議論になります若手研究者の問題であるとかそういった問題について、現状でいろんなことが行われておりますが、それだけでは不十分だというような認識もございます。また、先ほどから議論になっています運営費交付金の問題につきましては、我々も、同じような危機意識というものが今特に国立大学等を中心に広がっているということは、私は党内の大学改革の議論をまとめさせていただきましたから、よく分かっているつもりでございます。
そういう中において今何が求められているか、これは、大学自身もやっぱり変わらなきゃいけないということであろうと思います。それをどういう形でやっていくかということに関してはいろんな御意見があろうかなというふうに思っているところでございまして、余り私が長くしゃべっていると山本先生の時間を取ってしまうわけでありますけれども、やっぱりまず大学が自ら、先ほどから盛んに出ているように、大学に余り政府は口出すなと、当然です。それは私は当然だと思いますが、しかし、じゃ、かといって大学の中で改革が行われていないという現状をほっておいていいというものでは私はないというふうにも思っているところでございまして、その辺のところをどのようにバランスを取っていくかということは非常に重要な問題であると思います。
山
山本太郎#24
○山本太郎君 ありがとうございます。ちょっと球を投げたらしっかりとお話しいただけるという、もう政治家のかがみのようなお話でした。ありがとうございます。
入口を絞ったんだから出口が大変なことになるだろうと、大学経営が大変だろうと、だから出口を何とか活性化して、今窮地に立たされている大学経営を何とかしたいんだという思いでこの議員立法を出されたということをお話しされたと思います。ありがとうございます。
本法案では、若年の研究者の雇用の安定に触れられています。これ、非常に問題意識としては共通している部分だと思います、私とも提案者とも。主に任期付博士研究員、いわゆるポスドクについて、十二条の二、本法案の十二条の二では雇用の安定等に資するために必要な施策を講ずるとあるんですけど、どんな施策でしょうか。
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本法案では、若年の研究者の雇用の安定に触れられています。これ、非常に問題意識としては共通している部分だと思います、私とも提案者とも。主に任期付博士研究員、いわゆるポスドクについて、十二条の二、本法案の十二条の二では雇用の安定等に資するために必要な施策を講ずるとあるんですけど、どんな施策でしょうか。
大
大島敦#25
○衆議院議員(大島敦君) 御質問ありがとうございます。
私も、国立の研究所、ほぼ全て行っておりまして、研究者の方と意見交換をさせていただいています。その中で、やはり我が国が成長を続け新たな価値を生み出していくためには、この科学技術イノベーションを担う創造性豊かな若手研究者の育成、確保が不可欠であると考えております。
このために、例えば、優秀な若手研究者を雇用した研究機関への支援、業績評価の適正化や年俸制、クロスアポイントメントの導入などによる人事給与マネジメント改革の推進、科研費など競争的研究費における若手研究者支援の重点化などに取り組むことが必要と認識をしておりまして、先生が御指摘になりました改正案第十二条の二の規定を踏まえて、国、研究開発法人、大学等において若手研究者の雇用の安定化が進み、この部分が大切でして、若手研究者の雇用の安定化が進み、その活躍が促進されるよう、思い切った施策が政府で講じられることを期待をしているところです。
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このために、例えば、優秀な若手研究者を雇用した研究機関への支援、業績評価の適正化や年俸制、クロスアポイントメントの導入などによる人事給与マネジメント改革の推進、科研費など競争的研究費における若手研究者支援の重点化などに取り組むことが必要と認識をしておりまして、先生が御指摘になりました改正案第十二条の二の規定を踏まえて、国、研究開発法人、大学等において若手研究者の雇用の安定化が進み、この部分が大切でして、若手研究者の雇用の安定化が進み、その活躍が促進されるよう、思い切った施策が政府で講じられることを期待をしているところです。
山
山本太郎#26
○山本太郎君 ありがとうございます。
これ、一応若年研究者ということなんですけど、ちょっと今、研究に関わっているとかというところ以外にも、以前国の失策で大量に生み出された、何ていうんですかね、超高学歴、それだけじゃなく本当に専門的知識を持った、もう今や中年に差しかかった人たち、たくさんいらっしゃるんですね。その人たちもカバーされているかといったら、恐らくされていないと思うんです。
科学分野におけるロスジェネ問題といえば、九六年から二〇〇〇年に実施したポスドク一万人計画が発端。博士号取得者一万人にするって国が旗振ったんですけど、結局、ロスジェネ世代、これ、どんかぶりなんですよ。大量の博士号取得者が出たけれども、生活困窮状態を今も続けている。奨学金返せず自己破産、収入二百万、借金六百万などの見出しがあふれるほどですよ。この方々に何とか、もちろん若年もそうなんですけれども、ポストを与えていただきたいんですね。今教えていただいたことは今あるパイの中でやりくりするだけの話で、今までの延長線上でしかないんです。
じゃ、何があるかといったら、資料の四、二〇一五年の四月、生物科学学会連合が皆さんに対して要請しているんですよ。何か。国家・地方公務員の採用に博士号取得者の枠を要請していますということなんですけれども。ほかにも、国会議員のスタッフとかにもこれを例えばもう一人公費で雇えるようにするとか。アメリカの国会議員見てみたら、雇っている秘書、日本の比じゃないですよ。人口比で見ても日本の方が少ないという状態なんですね。
こんな感じで霞が関、永田町というようなところにもエリアを広げて、こういうポスドク、ロスジェネ世代から今の若年層にわたる人たちまで、本当に人材を活用するという意味でそういう枠を広げていくというような取組というのは、これから先生方、先輩方は議員立法などでやっていくおつもりはあるのでしょうか、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →これ、一応若年研究者ということなんですけど、ちょっと今、研究に関わっているとかというところ以外にも、以前国の失策で大量に生み出された、何ていうんですかね、超高学歴、それだけじゃなく本当に専門的知識を持った、もう今や中年に差しかかった人たち、たくさんいらっしゃるんですね。その人たちもカバーされているかといったら、恐らくされていないと思うんです。
科学分野におけるロスジェネ問題といえば、九六年から二〇〇〇年に実施したポスドク一万人計画が発端。博士号取得者一万人にするって国が旗振ったんですけど、結局、ロスジェネ世代、これ、どんかぶりなんですよ。大量の博士号取得者が出たけれども、生活困窮状態を今も続けている。奨学金返せず自己破産、収入二百万、借金六百万などの見出しがあふれるほどですよ。この方々に何とか、もちろん若年もそうなんですけれども、ポストを与えていただきたいんですね。今教えていただいたことは今あるパイの中でやりくりするだけの話で、今までの延長線上でしかないんです。
じゃ、何があるかといったら、資料の四、二〇一五年の四月、生物科学学会連合が皆さんに対して要請しているんですよ。何か。国家・地方公務員の採用に博士号取得者の枠を要請していますということなんですけれども。ほかにも、国会議員のスタッフとかにもこれを例えばもう一人公費で雇えるようにするとか。アメリカの国会議員見てみたら、雇っている秘書、日本の比じゃないですよ。人口比で見ても日本の方が少ないという状態なんですね。
こんな感じで霞が関、永田町というようなところにもエリアを広げて、こういうポスドク、ロスジェネ世代から今の若年層にわたる人たちまで、本当に人材を活用するという意味でそういう枠を広げていくというような取組というのは、これから先生方、先輩方は議員立法などでやっていくおつもりはあるのでしょうか、いかがでしょうか。
上
渡
渡海紀三朗#28
○衆議院議員(渡海紀三朗君) 当面そのことを議員立法でやろうという議論にはまだなっておりませんが、これは政府がこういった法律の要請に応えてしっかりと検討すべき問題であると。大きな意味で、先生が今おっしゃいましたポスドク問題等については我々もいろんな課題があるというふうに認識をしておりますし、様々な方法を通じてこういう問題がしっかりと解決されるようにこれからも努力をさせていただきたいというふうにも思っているところでございます。
この発言だけを見る →山