文部科学委員会
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会
会議録情報#0
令和元年十一月二十日(水曜日)
午後一時開議
出席委員
委員長 橘 慶一郎君
理事 池田 佳隆君 理事 上川 陽子君
理事 白須賀貴樹君 理事 馳 浩君
理事 村井 英樹君 理事 川内 博史君
理事 城井 崇君 理事 浮島 智子君
青山 周平君 安藤 高夫君
安藤 裕君 石川 昭政君
上杉謙太郎君 上野 宏史君
小此木八郎君 大串 正樹君
神山 佐市君 佐藤 明男君
櫻田 義孝君 柴山 昌彦君
田畑 裕明君 高木 啓君
高橋ひなこ君 谷川 弥一君
出畑 実君 中村 裕之君
百武 公親君 福井 照君
古川 康君 古田 圭一君
吉良 州司君 菊田真紀子君
中川 正春君 牧 義夫君
村上 史好君 山本和嘉子君
吉川 元君 高木 陽介君
鰐淵 洋子君 畑野 君枝君
森 夏枝君 笠 浩史君
…………………………………
文部科学大臣 萩生田光一君
文部科学大臣政務官
兼内閣府大臣政務官 青山 周平君
政府参考人
(文部科学省大臣官房総括審議官) 串田 俊巳君
政府参考人
(文部科学省総合教育政策局長) 浅田 和伸君
政府参考人
(文部科学省初等中等教育局長) 丸山 洋司君
政府参考人
(文部科学省高等教育局長) 伯井 美徳君
参考人
(独立行政法人大学入試センター理事) 義本 博司君
文部科学委員会専門員 吉田 郁子君
―――――――――――――
委員の異動
十一月二十日
辞任 補欠選任
神山 佐市君 高橋ひなこ君
根本 幸典君 百武 公親君
船田 元君 佐藤 明男君
宮路 拓馬君 古川 康君
同日
辞任 補欠選任
佐藤 明男君 船田 元君
高橋ひなこ君 神山 佐市君
百武 公親君 安藤 高夫君
古川 康君 宮路 拓馬君
同日
辞任 補欠選任
安藤 高夫君 上野 宏史君
同日
辞任 補欠選任
上野 宏史君 根本 幸典君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
文部科学行政の基本施策に関する件(高大接続改革)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午後一時開議
出席委員
委員長 橘 慶一郎君
理事 池田 佳隆君 理事 上川 陽子君
理事 白須賀貴樹君 理事 馳 浩君
理事 村井 英樹君 理事 川内 博史君
理事 城井 崇君 理事 浮島 智子君
青山 周平君 安藤 高夫君
安藤 裕君 石川 昭政君
上杉謙太郎君 上野 宏史君
小此木八郎君 大串 正樹君
神山 佐市君 佐藤 明男君
櫻田 義孝君 柴山 昌彦君
田畑 裕明君 高木 啓君
高橋ひなこ君 谷川 弥一君
出畑 実君 中村 裕之君
百武 公親君 福井 照君
古川 康君 古田 圭一君
吉良 州司君 菊田真紀子君
中川 正春君 牧 義夫君
村上 史好君 山本和嘉子君
吉川 元君 高木 陽介君
鰐淵 洋子君 畑野 君枝君
森 夏枝君 笠 浩史君
…………………………………
文部科学大臣 萩生田光一君
文部科学大臣政務官
兼内閣府大臣政務官 青山 周平君
政府参考人
(文部科学省大臣官房総括審議官) 串田 俊巳君
政府参考人
(文部科学省総合教育政策局長) 浅田 和伸君
政府参考人
(文部科学省初等中等教育局長) 丸山 洋司君
政府参考人
(文部科学省高等教育局長) 伯井 美徳君
参考人
(独立行政法人大学入試センター理事) 義本 博司君
文部科学委員会専門員 吉田 郁子君
―――――――――――――
委員の異動
十一月二十日
辞任 補欠選任
神山 佐市君 高橋ひなこ君
根本 幸典君 百武 公親君
船田 元君 佐藤 明男君
宮路 拓馬君 古川 康君
同日
辞任 補欠選任
佐藤 明男君 船田 元君
高橋ひなこ君 神山 佐市君
百武 公親君 安藤 高夫君
古川 康君 宮路 拓馬君
同日
辞任 補欠選任
安藤 高夫君 上野 宏史君
同日
辞任 補欠選任
上野 宏史君 根本 幸典君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
文部科学行政の基本施策に関する件(高大接続改革)
――――◇―――――
橘
橘慶一郎#1
○橘委員長 これより会議を開きます。
文部科学行政の基本施策に関する件、特に高大接続改革について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として独立行政法人大学入試センター理事義本博司君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として文部科学省大臣官房総括審議官串田俊巳君、総合教育政策局長浅田和伸君、初等中等教育局長丸山洋司君及び高等教育局長伯井美徳君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →文部科学行政の基本施策に関する件、特に高大接続改革について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として独立行政法人大学入試センター理事義本博司君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として文部科学省大臣官房総括審議官串田俊巳君、総合教育政策局長浅田和伸君、初等中等教育局長丸山洋司君及び高等教育局長伯井美徳君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
橘
橘
中
中村裕之#4
○中村(裕)委員 自由民主党の中村裕之です。
きょうは、質問の機会をいただきまして、理事の皆さん、本当にありがとうございます。感謝を申し上げ、質問させていただきます。
文部科学省が取り組んでいる高大接続に関してでありますけれども、高校生に明確な学習目標を提示して、そして高等学校教育、大学教育を改革していく、こういった流れの中で、今まさにセンター試験から共通テストへという切りかえが行われようとしているところでありますが、その目玉であった英語の民間テストが延期をされることになりました。私にとっては非常に残念だという思いであります。
英語四技能をしっかり学ぶことが高校生のときから必要であり、そのことをしっかり試験をした上で大学教育に入っていくという流れが非常に大事だったわけでありますけれども、そのテスト自体が延期をされることによって、高校ではやはり大学入試に即した授業が行われがちでありますので、四技能の必要性は皆さん御存じではあるけれども、高校での授業の力の入れぐあいが変わってくるのではないかというふうに思っています。
しかしながら、そういった中でも、萩生田大臣の延期の判断を評価する声も世の中にはたくさんあることも承知をしております。何といっても、大学受験は公平性が担保されなければいけないんだろうというふうに思います。これは間違いなくそうだろうと思います。やはり不公平感があってはならない、そういった意味で、居住する地域や家庭の所得の状況によって不公平感が残るということはよくなかったということで判断をされたことと思いますが、公平感について少し伺いたいと思います。
今年度で最後となるセンター試験でありますけれども、理科と社会においては、選択する科目によって難易度の違いがある場合が出てくると思います。日本史は難しかったけれども、世界史は易しくて平均点も高かったよというような状況で、社会、理科についてはそういった現象が起こるというふうに思いますけれども、それらの公平感を担保するために、文部科学省はどのような基準でどのような対応を行ってきたのか、まずその点について確認をさせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →きょうは、質問の機会をいただきまして、理事の皆さん、本当にありがとうございます。感謝を申し上げ、質問させていただきます。
文部科学省が取り組んでいる高大接続に関してでありますけれども、高校生に明確な学習目標を提示して、そして高等学校教育、大学教育を改革していく、こういった流れの中で、今まさにセンター試験から共通テストへという切りかえが行われようとしているところでありますが、その目玉であった英語の民間テストが延期をされることになりました。私にとっては非常に残念だという思いであります。
英語四技能をしっかり学ぶことが高校生のときから必要であり、そのことをしっかり試験をした上で大学教育に入っていくという流れが非常に大事だったわけでありますけれども、そのテスト自体が延期をされることによって、高校ではやはり大学入試に即した授業が行われがちでありますので、四技能の必要性は皆さん御存じではあるけれども、高校での授業の力の入れぐあいが変わってくるのではないかというふうに思っています。
しかしながら、そういった中でも、萩生田大臣の延期の判断を評価する声も世の中にはたくさんあることも承知をしております。何といっても、大学受験は公平性が担保されなければいけないんだろうというふうに思います。これは間違いなくそうだろうと思います。やはり不公平感があってはならない、そういった意味で、居住する地域や家庭の所得の状況によって不公平感が残るということはよくなかったということで判断をされたことと思いますが、公平感について少し伺いたいと思います。
今年度で最後となるセンター試験でありますけれども、理科と社会においては、選択する科目によって難易度の違いがある場合が出てくると思います。日本史は難しかったけれども、世界史は易しくて平均点も高かったよというような状況で、社会、理科についてはそういった現象が起こるというふうに思いますけれども、それらの公平感を担保するために、文部科学省はどのような基準でどのような対応を行ってきたのか、まずその点について確認をさせていただきたいと思います。
伯
伯井美徳#5
○伯井政府参考人 お答えいたします。
難易度の差があった場合への対応についてでございますが、現行の大学入試センター試験では、地理歴史科、あるいは公民科、理科につきまして、原則として二十点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には、得点調整として、対象となる科目の得点の換算表を大学入試センターのホームページで公表するという対応をとっております。
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中
中村裕之#6
○中村(裕)委員 今、二十点以上の差があった場合という、そういった基準で得点調整が行われるという答弁でありましたけれども、高校生にとっては、一生の大勝負といいますか、人生のその後を左右する可能性が大きい、高い、そういった試験でありますけれども、それこそ一点、二点で合格しなかったりということになるんだと思うんですね。
この二十点の違いというものに対して、これまで是正の、もっと、十点ぐらいでやってくれとか、そうした要望はなかったんでしょうか。私は非常に、二十点というのは大きな差だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →この二十点の違いというものに対して、これまで是正の、もっと、十点ぐらいでやってくれとか、そうした要望はなかったんでしょうか。私は非常に、二十点というのは大きな差だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
伯
伯井美徳#7
○伯井政府参考人 これまで得点調整は、平成元年の共通第一次学力試験、それから平成十年度の大学入試センター試験、平成二十七年度の大学入試センター試験、この平成二十七年度につきましては、生物と物理で二十一・五四点の平均点差が生じ、得点調整をしたというようなことでございましたが、いずれにせよ、そういう二十点以上の平均得点差が生じ、専門家による議論の結果、得点調整をしたというものでございまして、実績からはそういうことでございます。
この発言だけを見る →中
中村裕之#8
○中村(裕)委員 十年に一度ぐらいそういった現象が起きて、得点調整をされているようでありますけれども、むしろ、得点調整をされなかった年の中で、大きな平均点の差があった年もあるのではないかと私は思うわけです。
今後、共通テストを行っていく上で、こういったことについて公平感を更に高めるような取組をすべきだと私は思うんですが、どのような検討がなされているのか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →今後、共通テストを行っていく上で、こういったことについて公平感を更に高めるような取組をすべきだと私は思うんですが、どのような検討がなされているのか、お伺いしたいと思います。
伯
伯井美徳#9
○伯井政府参考人 大学入学共通テストにおける科目間の難易度の差への対応の方策につきましては、現在、大学入試センターにおいて検討を鋭意進めているところでございます。令和二年六月ごろに令和三年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項を公表しますが、それまでに検討結果を出していきたいということでございます。
この発言だけを見る →中
中村裕之#10
○中村(裕)委員 二十点の差がない場合、例えば十九点、十八点の科目間の平均点の差で得点調整が行われないというのは、つまりは、例えば記述式の採点で、多分、一問のウエートよりも相当高い、二十点という考え方だと思うんですね。それはやはり更に検討していただいて、不公平感がないような、そうした対応をしていただくように御指摘をさせていただきたいと思います。
さて、英語の民間テストが延期になりました。残念ではありますけれども、この英語の民間テストが延期になったことによって、やはり高等学校並びに受験生には大きな動揺が広がっていると思います。
文部科学省としては、この時点で延期をする方が混乱を招くおそれがあるということで十月三十一日までは進んできたわけでありますけれども、最終的には、居住している地域や家庭の所得の差による、そういった問題が解消し切れていないという状況で延期されたわけです。こうした中で延期をされたことによって、文部科学省がかえって混乱を起こすんじゃないかというふうに心配していた点について、これを解消していく必要があるんですね。
早く解消していかなきゃならないと思うんですけれども、文部科学省が御心配をされていた、混乱を起こすという点について、きちんと確認をさせていただきたいと思いますので、御答弁をお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →さて、英語の民間テストが延期になりました。残念ではありますけれども、この英語の民間テストが延期になったことによって、やはり高等学校並びに受験生には大きな動揺が広がっていると思います。
文部科学省としては、この時点で延期をする方が混乱を招くおそれがあるということで十月三十一日までは進んできたわけでありますけれども、最終的には、居住している地域や家庭の所得の差による、そういった問題が解消し切れていないという状況で延期されたわけです。こうした中で延期をされたことによって、文部科学省がかえって混乱を起こすんじゃないかというふうに心配していた点について、これを解消していく必要があるんですね。
早く解消していかなきゃならないと思うんですけれども、文部科学省が御心配をされていた、混乱を起こすという点について、きちんと確認をさせていただきたいと思いますので、御答弁をお願いしたいと思います。
伯
伯井美徳#11
○伯井政府参考人 お答えいたします。
大学入試英語成績提供システムを導入するという方針は、平成二十九年七月に決定したものでございます。高校生はこのことを前提に準備を進めてきたということでございます。また、既に多くの大学、短大がそのシステムを活用した英語の民間試験の利用方法を公表し、一部の民間試験団体は申込手続を開始している。そういう中でシステム導入を延期するということは混乱を招くというふうに考えていたものでございます。
より具体的には、システム導入を延期した場合でも、大学の判断により民間試験を活用するということは、そのこと自体は可能でございますので、そうした場合、システム導入でございますと受験回数を二回までに制限するというようなルールのもとにやっておりましたが、そうした制限がなくなるといったことで混乱が生じるのではないかというふうな懸念をしていたものでございます。
この発言だけを見る →大学入試英語成績提供システムを導入するという方針は、平成二十九年七月に決定したものでございます。高校生はこのことを前提に準備を進めてきたということでございます。また、既に多くの大学、短大がそのシステムを活用した英語の民間試験の利用方法を公表し、一部の民間試験団体は申込手続を開始している。そういう中でシステム導入を延期するということは混乱を招くというふうに考えていたものでございます。
より具体的には、システム導入を延期した場合でも、大学の判断により民間試験を活用するということは、そのこと自体は可能でございますので、そうした場合、システム導入でございますと受験回数を二回までに制限するというようなルールのもとにやっておりましたが、そうした制限がなくなるといったことで混乱が生じるのではないかというふうな懸念をしていたものでございます。
中
中村裕之#12
○中村(裕)委員 いずれにしても、受験生が安心して目標をしっかり持って、共通テストの全体像、自分が受験するテストの全体像をしっかりと把握し、志望校に合わせた目標を持って学習に励むことが重要でありますけれども、そういった受験生の不安を解消することが何よりも重要だと思っています。
今、受験生の不安を解消するということは、文部科学省に課せられた最大の使命であるとともに、国会にもその使命は課せられていると思います。そうした見地から、受験生の不安を解消するために文部科学省としてどのような取組をしているのか、その点について確認をさせてください。
この発言だけを見る →今、受験生の不安を解消するということは、文部科学省に課せられた最大の使命であるとともに、国会にもその使命は課せられていると思います。そうした見地から、受験生の不安を解消するために文部科学省としてどのような取組をしているのか、その点について確認をさせてください。
伯
伯井美徳#13
○伯井政府参考人 英語成績提供システムの導入見送りにつきましては、十一月一日に発表させていただいたところでございますが、先週十五日に、改めて全国の国公私立大学あるいは高等学校の設置者等に対しまして正式にその旨を通知いたしました。
その通知の中におきまして、大学がシステムを介さずに英語の民間試験を独自に活用するということも考えられることから、令和三年度大学入学者選抜における英語の民間試験の活用の有無、活用方法等につきまして、十二月十三日を目途に方針を決定し、公表していただくよう各大学に要請いたしました。
それとともに、各大学の公表した情報を文部科学省において取りまとめ、ホームページであったりSNSであったり、そうしたものを通じて受験生等にきめ細かく提供する予定であるということもあわせてお知らせしたところでございます。
また、今後大臣のもとに設置する予定の検討会議におきまして、大学入試において英語四技能についてどのように評価していくのか、できるだけ公平でアクセスしやすい仕組みとはどのようなものかといった点について、今後一年を目途に検討していく予定でございます。
その際、受験生第一という立場に立ちまして、安心して受験できるような仕組みとすることができるよう検討してまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →その通知の中におきまして、大学がシステムを介さずに英語の民間試験を独自に活用するということも考えられることから、令和三年度大学入学者選抜における英語の民間試験の活用の有無、活用方法等につきまして、十二月十三日を目途に方針を決定し、公表していただくよう各大学に要請いたしました。
それとともに、各大学の公表した情報を文部科学省において取りまとめ、ホームページであったりSNSであったり、そうしたものを通じて受験生等にきめ細かく提供する予定であるということもあわせてお知らせしたところでございます。
また、今後大臣のもとに設置する予定の検討会議におきまして、大学入試において英語四技能についてどのように評価していくのか、できるだけ公平でアクセスしやすい仕組みとはどのようなものかといった点について、今後一年を目途に検討していく予定でございます。
その際、受験生第一という立場に立ちまして、安心して受験できるような仕組みとすることができるよう検討してまいりたいと考えております。
中
中村裕之#14
○中村(裕)委員 各大学は十二月十三日までに民間試験の大学受験での活用を公表するということであります。これが一日も早く公表されて、受験生の目標がきちんと定まっていくことを心から祈るところです。
そうはいいながらも、国大協では、十一月二十九日までに各大学がどのように民間試験を活用するかしないかを公表するということを表明しておりますし、もしかしたら、もう既に学校の方針を公表しているところもあるのかなと思うんですが、ありますでしょうか。また、それはどういった傾向になっているか、教えていただければと思います。
この発言だけを見る →そうはいいながらも、国大協では、十一月二十九日までに各大学がどのように民間試験を活用するかしないかを公表するということを表明しておりますし、もしかしたら、もう既に学校の方針を公表しているところもあるのかなと思うんですが、ありますでしょうか。また、それはどういった傾向になっているか、教えていただければと思います。
伯
伯井美徳#15
○伯井政府参考人 お答えいたします。
御指摘いただきましたように、国立大学につきましては、活用の情報を十一月二十九日に各大学のホームページにおいて公表することを予定しているというものでございます。
また、公私立大学につきましては、これは現在各大学において検討されているところですが、例えば早稲田大学におきましては、商学部、国際教養学部、文化構想学部及び文学部の四学部で独自に英語民間試験を活用することを公表しているものと承知しております。
まだ傾向把握という段階には至っておりませんが、文科省としては、いずれにせよ、十二月十三日を目途に各大学が方針を決定、公表していただきまして、それまでに公表された情報とともに、しっかりと情報提供していきたいと考えております。
この発言だけを見る →御指摘いただきましたように、国立大学につきましては、活用の情報を十一月二十九日に各大学のホームページにおいて公表することを予定しているというものでございます。
また、公私立大学につきましては、これは現在各大学において検討されているところですが、例えば早稲田大学におきましては、商学部、国際教養学部、文化構想学部及び文学部の四学部で独自に英語民間試験を活用することを公表しているものと承知しております。
まだ傾向把握という段階には至っておりませんが、文科省としては、いずれにせよ、十二月十三日を目途に各大学が方針を決定、公表していただきまして、それまでに公表された情報とともに、しっかりと情報提供していきたいと考えております。
中
中村裕之#16
○中村(裕)委員 早稲田大学が早く公表されたと。やはり大学としても、少しでも早く公表して、早稲田大学を目指す学生にきちんとした指標を示そうということなんだろうと思います。たしか早稲田大学は商学部が新たに導入することになるというふうに受けとめていますけれども、こうしたことが各大学で早く進むように期待をするところです。
英検については、予約金の三千円を既に多くの学生から預かっていて、それを返還するのかしないのかというようなさまざまな手続に入っていく上で、民間試験の成績情報提供システムがない段階で、なくなったことによって、必要のない学生は返してもらうとかということがこれから起こってくるわけですけれども、それも、各大学の受験科目、方針が決まらなければ進まない事務になると思いますので、そうしたこともしっかり準備をしていただいて、進めていただくようにお願いをしておきます。
次に、記述式についてであります。
記述式問題についてですけれども、各大学で二次試験で記述式問題を出題するところが多いという指摘があるわけです。東北大学の二〇一六年の調査では、八八%の大学が二次試験で記述式の問題を採用しているというようなデータも出ているわけですけれども、そうした中で、共通テストにおける記述式問題を国語、数学で出していこう、出題するということを、文部科学省はどのようにその必要性を考えてこの施策を進めようとしたのか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →英検については、予約金の三千円を既に多くの学生から預かっていて、それを返還するのかしないのかというようなさまざまな手続に入っていく上で、民間試験の成績情報提供システムがない段階で、なくなったことによって、必要のない学生は返してもらうとかということがこれから起こってくるわけですけれども、それも、各大学の受験科目、方針が決まらなければ進まない事務になると思いますので、そうしたこともしっかり準備をしていただいて、進めていただくようにお願いをしておきます。
次に、記述式についてであります。
記述式問題についてですけれども、各大学で二次試験で記述式問題を出題するところが多いという指摘があるわけです。東北大学の二〇一六年の調査では、八八%の大学が二次試験で記述式の問題を採用しているというようなデータも出ているわけですけれども、そうした中で、共通テストにおける記述式問題を国語、数学で出していこう、出題するということを、文部科学省はどのようにその必要性を考えてこの施策を進めようとしたのか、お伺いしたいと思います。
伯
伯井美徳#17
○伯井政府参考人 お答えいたします。
共通テストあるいは個別選抜かにかかわらず、みずからの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述するということが必要な記述式問題の導入が重要であるというふうに考えているところでございます。
その上で、国立大学の二次試験、東北大学のデータもございましたが、私どもは、国語、小論文、総合問題のいずれも課さないということでデータをとりまして、その場合の学部の募集人員、いずれも記述式を課していないというのが全体の六一・六%、平成二十八年度入試の段階でしたけれども、なっておりましたので、令和二年度からの大学入学共通テストにおいて記述式問題を導入することといたしました。
また、私学で個別試験で記述式問題を課すというのは体制的にも実態的にも非常に困難であるという意見もございましたので、総合的にこういう大学入学共通テストでの記述式問題の導入が決定されたというふうに承知しております。
文科省といたしましては、共通テスト、個別選抜双方において、それぞれの特質を踏まえながら記述式問題の充実を図るということが重要であり、それにより、高校教育あるいは大学教育の充実に好影響を与えるものというふうに認識しております。
この発言だけを見る →共通テストあるいは個別選抜かにかかわらず、みずからの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述するということが必要な記述式問題の導入が重要であるというふうに考えているところでございます。
その上で、国立大学の二次試験、東北大学のデータもございましたが、私どもは、国語、小論文、総合問題のいずれも課さないということでデータをとりまして、その場合の学部の募集人員、いずれも記述式を課していないというのが全体の六一・六%、平成二十八年度入試の段階でしたけれども、なっておりましたので、令和二年度からの大学入学共通テストにおいて記述式問題を導入することといたしました。
また、私学で個別試験で記述式問題を課すというのは体制的にも実態的にも非常に困難であるという意見もございましたので、総合的にこういう大学入学共通テストでの記述式問題の導入が決定されたというふうに承知しております。
文科省といたしましては、共通テスト、個別選抜双方において、それぞれの特質を踏まえながら記述式問題の充実を図るということが重要であり、それにより、高校教育あるいは大学教育の充実に好影響を与えるものというふうに認識しております。
中
中村裕之#18
○中村(裕)委員 東北大学の調査の中身を見ると、例えば、答えに源頼朝と書いたら、それは正解ですと。でも源頼朝という名前を記述するだけで記述式というふうな受けとめもあったようですので、文部科学省の数字とは大分違いますけれども、文部科学省として、その重要性を感じ、導入するということにしてきたわけです。
この共通テストの問題については、プレテストでは採点ミスが〇・三%あったとか、また自己採点において三三・四%の開きがあったとか、そうした課題が明らかになっているところですけれども、こうしたプレテストにおける課題について、その二つでよろしいでしょうか、確認をさせてもらいます。
この発言だけを見る →この共通テストの問題については、プレテストでは採点ミスが〇・三%あったとか、また自己採点において三三・四%の開きがあったとか、そうした課題が明らかになっているところですけれども、こうしたプレテストにおける課題について、その二つでよろしいでしょうか、確認をさせてもらいます。
伯
伯井美徳#19
○伯井政府参考人 プレテストにおける課題認識でございます。
大学入試センターが実施したプレテスト、試行調査におきましては、平成三十年度プレテストでは、国語で約〇・三%、数学で約〇・〇三%程度の採点結果の補正が生じるということ、さらに、国語の採点結果と自己採点の一致率が、平成二十九年、三十年度ともに六割から七割ということで、逆に、そういう不一致が三割程度生じたということで、採点の補正が生じるという採点の質の問題、それから自己採点と採点結果の不一致等の課題が、この二度の試行調査によりまして明らかになったというふうに考えております。
この発言だけを見る →大学入試センターが実施したプレテスト、試行調査におきましては、平成三十年度プレテストでは、国語で約〇・三%、数学で約〇・〇三%程度の採点結果の補正が生じるということ、さらに、国語の採点結果と自己採点の一致率が、平成二十九年、三十年度ともに六割から七割ということで、逆に、そういう不一致が三割程度生じたということで、採点の補正が生じるという採点の質の問題、それから自己採点と採点結果の不一致等の課題が、この二度の試行調査によりまして明らかになったというふうに考えております。
中
中村裕之#20
○中村(裕)委員 五十万人を超える受験生が受験をするテストについて、二十日間で採点をしなければならないということから、民間に採点を委託するという形になっているわけです。
民間が採点をするに当たって、民間事業者が試験実施前にその問題と解答を知り得ることになるのか、どのような状況になっているのか、お伺いします。
この発言だけを見る →民間が採点をするに当たって、民間事業者が試験実施前にその問題と解答を知り得ることになるのか、どのような状況になっているのか、お伺いします。
萩
萩生田光一#21
○萩生田国務大臣 お答えします。
まず、試験実施前においては、試験問題、採点基準、採点マニュアルなど、試験問題及び試験問題を類推できる情報がセンターに承認された者以外の採点者に開示されることはありません。また、採点者への試験実施前の研修でも同様に、これらの情報が使用されることはないと承知しております。
さらに、大学入試センターと採点事業者の間で締結した業務請負契約書において、相手方から知り得た一切の情報を厳に秘密として保持し、第三者に漏えいしてはならないという守秘義務を課しています。仮に、問題漏えいなどの不正が明らかになった場合など、同社が契約上の義務を履行しない場合には、センターは、同社に対して契約解除や損害賠償の請求を行うことができます。
また、採点者については、仕様書において、適正な試験等によって質の高い採点者を確保するとされています。採点者の選抜方法については、大学入試センターと採点事業者が事前に協議することとされており、今後、大学入試センターにおいて必要な対応を求めていくものと承知をしております。
この発言だけを見る →まず、試験実施前においては、試験問題、採点基準、採点マニュアルなど、試験問題及び試験問題を類推できる情報がセンターに承認された者以外の採点者に開示されることはありません。また、採点者への試験実施前の研修でも同様に、これらの情報が使用されることはないと承知しております。
さらに、大学入試センターと採点事業者の間で締結した業務請負契約書において、相手方から知り得た一切の情報を厳に秘密として保持し、第三者に漏えいしてはならないという守秘義務を課しています。仮に、問題漏えいなどの不正が明らかになった場合など、同社が契約上の義務を履行しない場合には、センターは、同社に対して契約解除や損害賠償の請求を行うことができます。
また、採点者については、仕様書において、適正な試験等によって質の高い採点者を確保するとされています。採点者の選抜方法については、大学入試センターと採点事業者が事前に協議することとされており、今後、大学入試センターにおいて必要な対応を求めていくものと承知をしております。
中
中村裕之#22
○中村(裕)委員 事務方になるかもしれませんけれども、採点基準ですとかそうしたもののために事前に問題や答えを知り得るという人は、一万人の採点者ではないということになるんだと思いますが、おおむねどのぐらいの数になろうというふうに考えていらっしゃるか、お伺いします。
この発言だけを見る →伯
伯井美徳#23
○伯井政府参考人 お答えいたします。
試験実施前に試験問題、採点基準を知り得る者というのは、大学入試センターにおいて承認された事業者の特定の人でございます。
ただ、それをどのぐらいの人数の人が、具体的には、採点基準策定委員会にその採点事業者から出席できる者なんですけれども、それをどの程度の人数にするかというのは、現在、センターと事業者の間でさまざまなやりとりをしながら決めていくということでございます。
この発言だけを見る →試験実施前に試験問題、採点基準を知り得る者というのは、大学入試センターにおいて承認された事業者の特定の人でございます。
ただ、それをどのぐらいの人数の人が、具体的には、採点基準策定委員会にその採点事業者から出席できる者なんですけれども、それをどの程度の人数にするかというのは、現在、センターと事業者の間でさまざまなやりとりをしながら決めていくということでございます。
中
中村裕之#24
○中村(裕)委員 そういうことであれば、できるだけ少人数であり、また責任のある立場の方になっていただく必要があると思いますので、その点、御配慮をお願いしたいと思います。
また、記述式の採点者について、大臣からも御答弁をいただいたところですが、新たにアルバイト情報なんかで募集をして、経験のない人も実際に採点に携わるのではないかという不安もあるわけですけれども、事務方、それについては、そうであってはいけないと思うんですが、どうでしょうか。
この発言だけを見る →また、記述式の採点者について、大臣からも御答弁をいただいたところですが、新たにアルバイト情報なんかで募集をして、経験のない人も実際に採点に携わるのではないかという不安もあるわけですけれども、事務方、それについては、そうであってはいけないと思うんですが、どうでしょうか。
伯
伯井美徳#25
○伯井政府参考人 そのとおりでございまして、大学入試センターと事業者が締結した契約書の前データの仕様書におきましても、採点者の確保、選抜方法等について、しっかりとセンターと協議しながら実施するということでございますし、センターと協議した上で必要な研修プログラムを編成するということになっております。
この発言だけを見る →中
萩
萩生田光一#27
○萩生田国務大臣 記述式問題については、一定の条件を設定した上で、その条件への適合性を評価するものであり、多数の受験者の答案を短時間に正確に採点することが必要です。そのため、採点に当たっては、その観点からの処理能力や信頼性、実績などを有する民間事業者を活用することとしております。
大学入試センターにおいては、採点事業者に対し、適正な試験等によって質の高い採点者を確保すること、必要な研修プログラムを行うことなど、採点者の質を向上するための取組を求めるとともに、一次採点は複数名で独立して行うこと、複数名の採点結果が異なる場合には、採点監督者が採点結果の確認や不一致のあった答案の採点などを行い、独立して採点した結果が一致するまで当該答案に対する採点作業を繰り返し行うことなど、採点の正確性を確保するための取組が求められているところです。こうした多層的な組織体制と品質チェックの充実により、採点の質は確保されるものと考えております。
さらに、現在、大学入試センターにおいては、高等学校の協力を得て採点過程を検証し、一連のプロセスを改善するための準備事業を実施しており、この結果等も踏まえつつ、採点の質の維持向上に努めてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →大学入試センターにおいては、採点事業者に対し、適正な試験等によって質の高い採点者を確保すること、必要な研修プログラムを行うことなど、採点者の質を向上するための取組を求めるとともに、一次採点は複数名で独立して行うこと、複数名の採点結果が異なる場合には、採点監督者が採点結果の確認や不一致のあった答案の採点などを行い、独立して採点した結果が一致するまで当該答案に対する採点作業を繰り返し行うことなど、採点の正確性を確保するための取組が求められているところです。こうした多層的な組織体制と品質チェックの充実により、採点の質は確保されるものと考えております。
さらに、現在、大学入試センターにおいては、高等学校の協力を得て採点過程を検証し、一連のプロセスを改善するための準備事業を実施しており、この結果等も踏まえつつ、採点の質の維持向上に努めてまいりたいと思います。
中
中村裕之#28
○中村(裕)委員 事前に問題が漏えいする、解答が漏えいするという心配をできるだけ排除し、そして採点者の質を確保するということは非常に重要なことですので、今大臣が御答弁されたように、しっかりとその質を確保していっていただければと思います。
もう一点、自己採点についても非常に問題になっておりまして、なかなか自己採点が、実際の得点というか点数と合わないという状況があるようです。
これは受験生側の、本人の資質による部分もありますので、一〇〇%一致するというのはなかなかいかないかもしれませんが、そういう中で、萩生田大臣は、きのうの記者会見で、もう一回検証する必要があるというふうに述べられ、検証の仕方も含めて再検討するというような発言をされておるようです。
これは自己採点がしづらいという課題がいまだに残っているという大臣の認識なのかというふうに思うんですけれども、その検証の方法や時期について、大臣にお尋ねしたいと思います。
この発言だけを見る →もう一点、自己採点についても非常に問題になっておりまして、なかなか自己採点が、実際の得点というか点数と合わないという状況があるようです。
これは受験生側の、本人の資質による部分もありますので、一〇〇%一致するというのはなかなかいかないかもしれませんが、そういう中で、萩生田大臣は、きのうの記者会見で、もう一回検証する必要があるというふうに述べられ、検証の仕方も含めて再検討するというような発言をされておるようです。
これは自己採点がしづらいという課題がいまだに残っているという大臣の認識なのかというふうに思うんですけれども、その検証の方法や時期について、大臣にお尋ねしたいと思います。
萩
萩生田光一#29
○萩生田国務大臣 国語の自己採点と採点結果の不一致については、大学入試センターにおいて、正答の条件の意味や内容をわかりやすく整理して高等学校へ周知するとともに、その内容を生かして受験生が何らかの形で自己採点をシミュレートできるような仕組みを提供できないか、今、大学入試センターと協議をしております。
また、現在実施中の大学入学共通テストの準備事業を通じた一連のプロセスの検証、改善を通じて、採点基準のあり方の改善等も図られ、受験生にとって自己採点をしやすくなることにもつながると考えております。
準備事業を通じ採点基準の改善を図りますが、それを利用した自己採点の改善効果を実際に確認することを含め、大学入試センターと協議をしてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →また、現在実施中の大学入学共通テストの準備事業を通じた一連のプロセスの検証、改善を通じて、採点基準のあり方の改善等も図られ、受験生にとって自己採点をしやすくなることにもつながると考えております。
準備事業を通じ採点基準の改善を図りますが、それを利用した自己採点の改善効果を実際に確認することを含め、大学入試センターと協議をしてまいりたいと思います。