行政監視委員会

2023-05-15 参議院 全165発言

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会議録情報#0
令和五年五月十五日(月曜日)
   午後一時二分開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月二十五日
    辞任         補欠選任
     広瀬めぐみ君     浅尾慶一郎君
 五月九日
    辞任         補欠選任
     新妻 秀規君     上田  勇君
     梅村  聡君     石井 苗子君
     紙  智子君     吉良よし子君
 五月十日
    辞任         補欠選任
     上田  勇君     新妻 秀規君
     石井 苗子君     梅村  聡君
     吉良よし子君     紙  智子君
 五月十五日
    辞任         補欠選任
     浅尾慶一郎君     神谷 政幸君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         青木  愛君
    理 事
                舞立 昇治君
                松村 祥史君
                田名部匡代君
                新妻 秀規君
                梅村  聡君
                上田 清司君
                倉林 明子君
    委 員
                青山 繁晴君
                浅尾慶一郎君
                井上 義行君
                石井 正弘君
                上野 通子君
                神谷 政幸君
                こやり隆史君
                高野光二郎君
                堂故  茂君
                永井  学君
                長谷川英晴君
                橋本 聖子君
                藤井 一博君
                星  北斗君
                三浦  靖君
                山谷えり子君
                小沢 雅仁君
                柴  愼一君
                田島麻衣子君
                水野 素子君
                宮口 治子君
                竹内 真二君
                平木 大作君
                山本 博司君
                石井  章君
                紙  智子君
                大島九州男君
                伊波 洋一君
   国務大臣
       総務大臣     松本 剛明君
   副大臣
       総務副大臣    尾身 朝子君
       厚生労働副大臣  伊佐 進一君
       国土交通副大臣  石井 浩郎君
   大臣政務官
       デジタル大臣政
       務官       尾崎 正直君
       内閣府大臣政務
       官        自見はなこ君
       厚生労働大臣政
       務官       畦元 将吾君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        岩波 祐子君
   政府参考人
       内閣官房アイヌ
       総合政策室次長  田村 公一君
       内閣官房孤独・
       孤立対策担当室
       長        山本 麻里君
       警察庁次長    緒方 禎己君
       警察庁警備局長  原  和也君
       消費者庁政策立
       案総括審議官   片岡  進君
       こども家庭庁長
       官官房審議官   野村 知司君
       デジタル庁審議
       官        湯本 博信君
       デジタル庁審議
       官        阿部 知明君
       総務省行政評価
       局長       清水 正博君
       総務省自治行政
       局長       吉川 浩民君
       総務省自治行政
       局選挙部長    森  源二君
       総務省統計局長  井上  卓君
       総務省政策統括
       官        阪本 克彦君
       スポーツ庁審議
       官        星野 芳隆君
       文化庁審議官   中原 裕彦君
       厚生労働省大臣
       官房年金管理審
       議官       宮本 直樹君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    鳥井 陽一君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    青山 桂子君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    本多 則惠君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    斎須 朋之君
       農林水産省大臣
       官房審議官    伏見 啓二君
       経済産業省大臣
       官房長      藤木 俊光君
       資源エネルギー
       庁省エネルギー
       ・新エネルギー
       部長       井上 博雄君
       国土交通省大臣
       官房総括審議官  加藤  進君
       国土交通省道路
       局次長     佐々木正士郎君
   説明員
       会計検査院事務
       総局次長     篠原 栄作君
   参考人
       独立行政法人国
       立公文書館理事  山谷 英之君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関
 する調査
 (行政評価等プログラムに関する件)
 (政策評価の現状等に関する件)
 (行政評価・監視活動実績の概要に関する件)
    ─────────────
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青木愛#1
○委員長(青木愛君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る十二日までに、広瀬めぐみ君が委員を辞任され、その補欠として浅尾慶一郎君が選任されました。
    ─────────────
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青木愛#2
○委員長(青木愛君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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青木愛#3
○委員長(青木愛君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に新妻秀規君及び梅村聡君を指名いたします。
    ─────────────
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青木愛#4
○委員長(青木愛君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房アイヌ総合政策室次長田村公一君外二十四名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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青木愛#5
○委員長(青木愛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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青木愛#6
○委員長(青木愛君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に独立行政法人国立公文書館理事山谷英之君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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青木愛#7
○委員長(青木愛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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青木愛#8
○委員長(青木愛君) 行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。
 まず、行政評価等プログラムに関する件、政策評価の現状等に関する件及び行政評価・監視活動実績の概要に関する件について、総務省から説明を聴取いたします。松本総務大臣。
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松本剛明#9
○国務大臣(松本剛明君) 本委員会におかれましては、総務省の行政評価機能を御活用いただきつつ、行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査を精力的に行っておられることに対し、深く敬意を表します。
 それでは、昨年十一月十四日の本委員会に対する御報告以降に公表した案件について御説明申し上げます。
 初めに、本年三月に閣議決定いたしました政策評価に関する基本方針の一部変更について御報告いたします。
 社会経済情勢の変化に対応できる行政の実現には、政策の効果と現状を把握の上、機動的かつ柔軟に軌道修正を行いながら前進する政策展開が必要です。
 このため、政策の特性に応じた政策効果の把握、分析を行い、政策形成過程において必要となる情報を適切に活用できるよう、政策評価制度の運用を見直しました。
 本基本方針の下で行われる取組を通じて新たな挑戦や前向きな軌道修正を行うことが、行政の無謬性にとらわれない望ましい行動として高く評価されることを目指してまいります。
 次に、行政評価等プログラムは、行政評価局の毎年度の運営方針を定めたものであり、本年五月に決定の上、公表いたしました。本年度においては、政策形成、評価の改革に対応し、各府省の政策評価の取組支援、各府省の政策を前に進める調査の実施、個別の行政相談事案への丁寧な対応とその業務の改善などに取り組んでまいります。
 続いて、各府省の行政運営の改善に関する調査の結果につきまして、「遺留金等に関する実態調査」など三件について、それぞれ関係府省に勧告等を行いました。
 総務省の活動が本委員会の調査に一層資するよう、今後とも真摯に取り組んでまいります。
 委員長、理事、委員の先生方におかれましては、よろしく御指導を賜りますようお願いを申し上げます。
 詳細につきましては、行政評価局長から説明させます。
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青木愛#10
○委員長(青木愛君) 次に、補足説明を聴取いたします。清水行政評価局長。
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清水正博#11
○政府参考人(清水正博君) それでは、詳細を御説明いたします。お手元の「「政策評価に関する基本方針」の一部変更等の概要について」と題したA4横置きの資料を御覧ください。
 初めに、政策評価に関する基本方針の一部変更について御説明いたします。
 資料一ページを御覧ください。
 本方針は、政策評価法に基づき、各府省が政策評価の計画を策定する際の指針を定めるものです。
 今般の変更においては、有効性の観点からの評価を一層重視し、政策効果の把握、分析機能を強化するため、政策の特性に応じた評価が可能となるよう、評価方式等を見直すことや、意思決定過程における活用を推進することとしました。
 総務省においては、政策効果の把握、分析の手法等の調査研究を進めるとともに、得られた知見や方法の共有、各府省におけるデータ利活用や人材育成の支援などに取り組み、各府省の前向きな挑戦を後押ししてまいります。
 次に、行政評価等プログラムについて御説明いたします。
 資料の二ページを御覧ください。
 今般の政策形成、評価の改革の趣旨を踏まえ、令和五年度においては、政策評価について、意思決定で求められるエビデンスの水準や分析手法等に関し、政策評価審議会での議論も踏まえ、技術的ガイドラインを策定すること、行政運営改善調査について、各府省の課題解決につながるよう、できていないことの指摘ではなく、政策効果を把握、分析し、改善方策を提示することを重視して実施すること、行政相談について、個々の相談事案への対応と課題解決の状況等などについて分析を行い、相談業務の運営を改善することなどに重点的に取り組みます。
 次に、行政評価局が行った調査につきまして、前回の御報告後に行いました三件の勧告等について御説明いたします。
 資料の三ページを御覧ください。
 本年一月に公表した「外国人の日本語教育に関する実態調査」は、日本語教室の開催の参考となる取組や、求められる国の支援内容などを把握するため、地方公共団体の実情、意見、要望などを調査したものです。
 その結果に基づき、外国人のニーズの把握等に関して地方公共団体が求めるノウハウ等について情報提供を行うことなどを文化庁に通知しました。
 資料の四ページを御覧ください。
 本年三月に公表した「遺留金等に関する実態調査」は、市区町村等における引取り者のない死亡人の遺留金等の処理や保管の実態を調査したものです。
 その結果に基づき、市区町村等の負担軽減のため、市区町村等が相続人に優先して死亡人の預貯金を引き出し葬祭費用に充てることができる法的根拠を明示し、市区町村等や金融機関に周知すること、弁済供託の活用により葬祭費用充当後の残余遺留金の処理が円滑に進むよう運用を改善することなどを厚生労働省及び法務省に求めました。
 資料の五ページを御覧ください。
 本年四月に公表した「災害時の道路啓開に関する実態調査」は、現場における道路啓開への備えを進めるため、国、地方公共団体等の取組状況を調査したものです。
 その結果に基づき、地方整備局等が主体となって協議会等を設置するとともに、協議を通じ、道路啓開計画の策定を推進すること、道路管理者が人員、資機材の確保を行うよう取組を促すことなどを国土交通省に求めました。
 御説明は以上でございます。本委員会の御審議に行政評価機能が一層資するよう今後とも取り組んでまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
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青木愛#12
○委員長(青木愛君) 以上で説明の聴取は終わりました。
 これより質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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青山繁晴#13
○青山繁晴君 ありがとうございます。自由民主党の青山繁晴です。
 本日も、主権者におかれましては、たくさん傍聴の現場に来ていただき、心から感謝申し上げます。
 本日は、短い時間でありますが、安倍元総理、岸田現総理に相次ぎました総理への襲撃テロについて、警護の在り方について警察庁にお伺いしたいと思います。
 これからいたします質問は、全て行政組織としての警察庁に問うものでありまして、警察官の方々に問うものではありません。
 不肖私は議員よりも民間の専門家の時代の方がはるかに長いんですが、事件記者から始まりまして、フランスの国家憲兵隊やアメリカのFBIを始め、世界の治安当局とも連携をし、今も連携を続けております。そのために、民間時代に警察学校の講義などもしておりましたけれども、日本の警察官の清潔さ、それから練度、志、いずれも、不肖私が愛国者だから申すんではなくて、客観的に見て世界の警察のトップレベルないしはトップであると考えます。
 課題は、その警察官を訓練する上層部、あるいはもう一度申しますと行政組織としての警察庁にあります。なぜかというと、自衛官もそうですけれども、警察官も訓練してないことはできませんので、いざとなったときに訓練の在り方がそのまま裸で出てくるわけであります。
 まずは、直近の岸田文雄現総理大臣への襲撃事件についてお尋ねしたいんですけれども、なるべく客観性を期すために、改めて世界の治安当局の意見も暗号化された電話などでお尋ねいたしました。
 そうすると、さっき組織名挙げましたけれども、具体的にどこがどう聞いたということは申し上げませんが、一番多かったのが、日本のメディアでは比較的褒めそやしたところもあったところの、爆発物と思われるものを警護官がとっさに蹴ったことなんですね。もう一度申しますが、警護官そのもののことを問うているのではありません。
 ただ、普通、要人警護というのは、銃器に加えて爆発物の警護も事前に訓練を徹底的にいたします。そのときに、目の前に爆発物があったときに、それを逆に、総理への逆方向であっても足で蹴るというのは信じられないことであり、これについて、私自身も今国会議員務めておりますから、随分世界から聞かれました。私としては、もう答えに窮しながらも、いや、とにかく総理から遠ざけようとしたんでしょうということは答えているんですけれども、答えていて実は自分でも納得できないです。
 これについて、まず警察庁の御説明をお聞きします。
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原和也#14
○政府参考人(原和也君) お答えを申し上げます。
 御指摘の点につきましては、四月十五日に、岸田総理の警護に従事しておりました警察官が、聴衆の頭上を越えて投擲され、地面に落下して足下に転がってきたものに対して対処を行った件であると承知をいたしております。
 今回の和歌山県における警護の状況につきましては、現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解いただければと思います。
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青山繁晴#15
○青山繁晴君 私は、いわゆる与党質問というのはやりませんので、今の答弁で誰が納得できるでしょうか。
 犯行については、これから公判も行われ、その公判を待たないと安倍総理の暗殺事件も含めて簡単にお答えできないというのはよく分かるんですけれども、警護の課題というものは既に出てきていますから、お答えできないでは私たちの務めも果たせないわけです。
 もう一度お聞きします。蹴ったことをどう思われますか。
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原和也#16
○政府参考人(原和也君) お答えを申し上げます。
 御指摘の点につきましては、四月十五日に、警護に従事しておりました警察官が、聴衆の頭上を越えて投擲され、地面に落下して足下に転がってきたものに対し対処を行った件であると承知をいたしております。
 繰り返しとなりますけれども、現在、和歌山県警察において本件についての確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございまして、警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解いただければと思います。
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青山繁晴#17
○青山繁晴君 民間で通用せずに、こういう国会も含めた一種の官の世界で一番通用しちゃっているのが、つまびらかにできませんとかそういう段階ではないという言葉であって、あれから随分時間もたって、総理も間もなくサミットを迎えるぐらいになっているわけですから、警護の在り方について検討していないということはあり得ないわけです。
 堂々巡りしていたら時間が失われるだけですから一応先に進みますが、先に進んでも同じことであって、皆さん御記憶だと思うんですが、一九八一年の三月の末に、ワシントンDCでレーガン大統領、現職の大統領が襲撃されるという事件がありました。あのときは爆弾ではなくて銃器であったわけですが、あのときレーガン大統領は左胸に着弾しましたけれども、犯人は相当銃の言わば私的な訓練をしていて、何発も撃ったわけですね。ですから、大統領の押さえ付け方がもしアメリカの治安当局間違っていれば、連弾を浴びてレーガン政権はそこで終わったと思います。
 これ、実に四十二年たっているわけで、警察庁におかれても当然何度も何度も勉強をされ、アメリカとの連携、いかに連携してきたかも私は聞いておりますので、学んできたはずが、今回それが生かされていません。
 今質問しているの一人ですから、あえて自分一人でやりますが、今回の岸田総理を私とすると、その警護官がこの左手とすると、皆さん、あの映像ある程度残っているので御記憶だと思うんですが、総理を言わば立たせたまま、もちろん囲みましたけれども、だから安倍総理の事件のときよりはましになっているんですけれども、囲みましたけれども、立ったまま移動されているわけですよね。
 これ、実際はどうしなきゃいけないかというと、私が岸田総理とすると、当然こうしないといけないんです。もう総理大臣だろうが遠慮なくこのようにして、人間、ヘルメットかぶっていないし頭が一番弱いので、生命の維持を一番重視しなきゃいけませんから、総理にも内々で実は訓練を受けていただいて、いきなり警護官に頭押さえられたからといって動揺せずに、まあ総理たる者簡単に動揺なさりませんが、それでもこの沿った動きをしていただいて、総理車がすぐ近くにいて、総理車がどれほど防御力があるかというのは一種の機密事項ですけれども、簡単に言うと、携行ロケット弾にも耐えられます。したがって、総理車の中に入っていれば安全と言えるわけですけれども、だから、レーガン大統領は大統領専用車の中に押し込まれて、その後撃たれてもそれ以上の被害はなかったわけです。
 そうすると、二問目は、その爆発物を蹴ったという事実に加えて、その総理が退避なさるときの、ほぼ立ったまま誘導していたということについてはどうお考えなんでしょうか。
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原和也#18
○政府参考人(原和也君) お答えを申し上げます。
 御指摘の点につきましては、投擲がなされた後、警護員が防護用のかばんを展張して総理を防護しつつ、他の警護員とともに総理を囲みながら緊急に退避を行った点についてであると承知をいたしております。
 繰り返しとなりますが、当該警護の状況につきましては、現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところであり、警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解願いたいと思います。
 その上で、警察におきましては、従来より、外国の警護当局とは様々な形で交流をしてきており、緊急事態における対処要領等についても幅広く意見交換するなどしてきたところでございます。
 引き続き、外国の警護当局と緊密に連携した上で、警護に関する最新の知見を取り入れつつ、警護の充実強化に努めてまいりたいと考えております。
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青山繁晴#19
○青山繁晴君 さっき申しましたとおり、私は、いわゆる与党質問、与党質問が悪いというわけじゃないですよ、しないと言っているのは、繰り返しになりますがという答弁はやめていただきたいんですよ。繰り返し同じことおっしゃって、主権者もお聞きになっているんですよ、国会に対しておかしな態度だと思いませんか、警備局長。今の点、お答えください。
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原和也#20
○政府参考人(原和也君) 現在の状況として、まず、和歌山県警察において状況の確認を行うとともに、警察庁において精査を行っているという状況でございます。現時点、警護措置の評価についてお答えができる段階にはございませんということを御理解願えればと思っております。
 今後、和歌山県警察における確認及び警察庁による精査を踏まえて必要な説明をさせていただきたいと考えております。
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青山繁晴#21
○青山繁晴君 今後必要な説明をするということをおっしゃったんで、僅かに、まあ〇・一ミリ前進だとは思いますが。
 それぞれ国会議員の方でこの事件を受けて警察庁にお尋ねにもなっていると思いますし、それから私たちの自由民主党では、党の正式機関で警察に対して問答も行いました。そのときに今日おいでの警備局長が私たちに説明されたところを、これは公開していいと思いますから、今この場で言える範囲で申しますと、容疑者、あくまでまだ容疑者ですけれども、容疑者が爆発物を投げ込んでから五十秒後に爆発したと。おっしゃったのはそれだけです。
 ただ、その後、私の知っているところも含めて、あるいは海外も含めて、破片がどういうふうに飛んだかというのは民間でもう調査結果がとっくに出ています、複数出ています。どこも一致しているのが、大体時速百四十キロで、金属の破片がたまさか総理の方向に飛ばずに、これも実は恐ろしいことなんですが、聴衆の方に飛んでいったんですよね。それで、一番低い高さですと一メートル八十あるかないかだったということも大体分かっていますので、破片は複数飛んでいます、したがって、多少背が高い人であれば顔や頭に当たった可能性もある。つまりは、総理の方向にはこれもたまたま飛ばなかった。聴衆の方に飛んでいったけれども、国民の中に犠牲が出なかったのは、偶然当たらなかっただけですね。
 そうすると、この今の話でも随分幾つも課題が出てきまして、爆発するまでに五十秒あったと。レーガン大統領は、狙撃が始まってから大統領車の中に入るまでに九秒から十秒の間でした。これでも掛かった方です。こういうときの一秒というのは本当に長いですから。五十秒も爆発しなかったわけです。これも大変な幸運で、しかも、その五十秒たったときに総理はどこにいらっしゃったんでしょうか。
 私が現場をできるだけ調べた限りでいえば、総理はまだ総理車には乗っておられなかったと思いますし、それから、その現場から和歌山県警本部まで車で十分ぐらいなんですけど、もちろんそこには入っておられない。そうすると、今警備局長からお話があったとおり、総理を警護官の方が囲んで、安全を目指して退避していただいている最中に殺傷力の十分ある破片が飛んだわけですよね。
 そうすると、これ、今ここに至るまで私は言うべきかどうか迷いもしたんですが、あえて言うと、訓練のたまものによって私たちの岸田総理、民主的に選ばれた、与野党問わず選ばれた岸田総理が守られたというよりは、運に助けられたと言わざるを得ない。運に助けられる警護というのは、G7を開催するような国であってはならないんです。そのことをどうお考えなんでしょうか。
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原和也#22
○政府参考人(原和也君) お答え申し上げます。
 今回の事件におきましては、身辺警護員による警護措置に加えて、一般の方の協力もあって、総理への危害を防止することはできたと考えております。
 他方で、今回の事件の発生を許したという点につきまして、更にどのようなことができたのかという観点から、当該警護の状況について、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。
 昨年の警護の検証、見直しの結果、情勢の変化に的確に対応するため、警護についての不断の見直しを行うとされましたことから、警護の状況についての確認等の結果を踏まえた上で、警護の充実強化に努めてまいりたいと考えております。
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青山繁晴#23
○青山繁晴君 警備局長一人を責めるわけじゃないけれども、一個答えていただいてないです。
 五十秒たって爆発したときに総理はどこにいらっしゃいましたか。
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原和也#24
○政府参考人(原和也君) 今回の警護の状況につきましては、現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてお答えすることができる段階ではないことを御理解いただければと思います。
 繰り返しになりますけれども、今後、和歌山県警察における確認及び警察庁による精査を踏まえて必要な説明をさせていただきたいと思います。
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青山繁晴#25
○青山繁晴君 繰り返しになりますけどというのはやめてくださいというのを繰り返し私も申しますが、答弁のたびに警察の威信が地に落ちるの分かりませんか。警察が抑止力持ってなくて、どうやって要人警護できるんですか。百万人の警察官あてがうわけにいかないんですよ。だから、そうやって自らを守るような姿勢が、むしろ警護の現場の警察官の日々の努力を傷つけていくということをお気付きになりませんか。
 その上で、改めてお聞きしますが、今回の岸田現総理への襲撃事件の全体像を精査していくと、そもそも、安倍事件と同じような銃器による襲撃はある程度予期していても、爆発物に対する備えが実に甘かったんではないか。予期してないとまでは言いませんよ、さすがに。そこまでレベルは低くないけれども、しかし備えが足りなかったんじゃないか。この点をお聞きします。
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原和也#26
○政府参考人(原和也君) 今回の警護におきましては、警察犬を活用するなどした演説会場の事前検索、爆発物処理班の演説会場周辺への配置といった爆発物対策を実施したところでございます。
 その上で、当該警護の状況については、現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解願えればと思います。
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青山繁晴#27
○青山繁晴君 あっという間に残りもう三分ぐらいなんですけれども、安倍元総理が暗殺された事件、冒頭に警察官そのものを責めるんじゃないとわざわざ申し上げたのは、実は以下申し上げることだからですが、あのとき、警視庁の専門の警護官は、まあ何人と言いませんけど、極めて数少なかった。そのうち一人でも安倍総理に飛びかかっていれば安倍さんは命を落とすことはなかった可能性が高いと思います。それにもかかわらず、この行政監視委員会は警察庁長官には来ていただいてないですけど、私は、議員の務めとして、警察庁長官が、なぜ警護官が安倍総理に飛びかからなかったのかという説明を国民に直接すべきだということを何度も何度も申し上げました。ついにそれに答えがないまま、岸田総理の新たな事件にも至ったわけです。
 皆さん、これ与野党問わず、ちょっと聞いていただきたいことがありまして、実は警察には担当大臣がいません。国家公安委員長ということになっていますが、国家公安委員長は本当は担当大臣ではありません。本来は内務大臣がいなければいけません。日本は、敗戦後、GHQによって幾つかのことがなされましたけど、そのうちの一つが内務省の廃止でありました。かつての特権を握り締めた内務省であっていいとは全く思いません。しかし、それならそれで、民主主義に基づく新しい内務省をつくるべきでした。担当大臣がいないということは、今日のような答弁でもまかり通ってしまうおそれがあるわけです。
 ですから、私たちは、できれば、考え方の違い乗り越えて警察担当の内務大臣をつくるべきだと考えていますけれども、この件は警察庁の次長にお答え願えますでしょうか。
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緒方禎己#28
○政府参考人(緒方禎己君) 現行の警察法は、警察行政の民主的運営と政治的中立性を確保するため、合議制の民主的管理機関として国家公安委員会を置き、警察庁を管理させるとともに、政府の治安責任の明確化を図るため、国家公安委員会を代表する委員長について国務大臣をもって充てることとしております。
 その上で、国家公安委員会では、警察行政の在り方について種々御議論いただくとともに、その議論の状況等については、国家公安委員会を代表する国家公安委員会委員長が国会の場や記者会見等において御説明申し上げているところです。安倍元総理銃撃事件における警護上の問題点についても、そのようにさせていただいているところであります。
 いずれにせよ、警察行政に関する説明責任を果たしていくことは極めて重要と認識しており、警察庁としても、引き続き、国家公安委員会への適切な報告、国民や国会への丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。
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青山繁晴#29
○青山繁晴君 時間が来ておりますので、終わります。ありがとうございます。
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