予算委員会

2024-02-19 衆議院 全139発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
令和六年二月十九日(月曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 小野寺五典君
   理事 上野賢一郎君 理事 加藤 勝信君
   理事 島尻安伊子君 理事 橋本  岳君
   理事 牧島かれん君 理事 奥野総一郎君
   理事 山井 和則君 理事 漆間 譲司君
   理事 佐藤 英道君
      井出 庸生君    伊東 良孝君
      伊藤 達也君    石破  茂君
      今村 雅弘君    岩屋  毅君
      衛藤征士郎君    小田原 潔君
      越智 隆雄君    奥野 信亮君
      金田 勝年君    亀岡 偉民君
      後藤 茂之君    田中 和徳君
      平  将明君    橘 慶一郎君
      塚田 一郎君    中谷 真一君
      平沢 勝栄君    古屋 圭司君
      牧原 秀樹君    宮路 拓馬君
      山本 有二君    若林 健太君
      渡辺 博道君    井坂 信彦君
      石川 香織君    梅谷  守君
      大西 健介君    小山 展弘君
      山岸 一生君    米山 隆一君
      早稲田ゆき君    池下  卓君
      池畑浩太朗君    奥下 剛光君
      林  佑美君    掘井 健智君
      岬  麻紀君    守島  正君
      赤羽 一嘉君    金城 泰邦君
      角田 秀穂君    福重 隆浩君
      宮本  徹君    田中  健君
      緒方林太郎君
    …………………………………
   総務大臣         松本 剛明君
   法務大臣         小泉 龍司君
   外務大臣         上川 陽子君
   財務大臣         鈴木 俊一君
   文部科学大臣       盛山 正仁君
   厚生労働大臣       武見 敬三君
   農林水産大臣       坂本 哲志君
   経済産業大臣       齋藤  健君
   国土交通大臣       斉藤 鉄夫君
   防衛大臣         木原  稔君
   国務大臣
   (内閣官房長官)     林  芳正君
   国務大臣
   (復興大臣)       土屋 品子君
   国務大臣
   (防災担当)       松村 祥史君
   国務大臣
   (全世代型社会保障改革担当)           新藤 義孝君
   国務大臣
   (地方創生担当)     自見はなこ君
   財務副大臣        赤澤 亮正君
   環境大臣政務官      朝日健太郎君
   政府参考人
   (内閣官房就職氷河期世代支援推進室次長)     畠山 貴晃君
   政府参考人
   (内閣府政策統括官)   高橋 謙司君
   政府参考人
   (内閣府男女共同参画局長)            岡田 恵子君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進事務局審議官)        岩間  浩君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進事務局審議官)        豊岡 宏規君
   政府参考人
   (復興庁統括官)     宇野 善昌君
   政府参考人
   (復興庁統括官)     桜町 道雄君
   政府参考人
   (総務省自治行政局選挙部長)           笠置 隆範君
   政府参考人
   (出入国在留管理庁次長) 丸山 秀治君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部長)   笠原  隆君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  浅沼 一成君
   政府参考人
   (厚生労働省人材開発統括官)           岸本 武史君
   政府参考人
   (農林水産省大臣官房総括審議官)         杉中  淳君
   政府参考人
   (農林水産省大臣官房総括審議官)         宮浦 浩司君
   政府参考人
   (農林水産省農産局長)  平形 雄策君
   政府参考人
   (農林水産省経営局長)  村井 正親君
   政府参考人
   (経済産業省大臣官房審議官)           浦田 秀行君
   政府参考人
   (国土交通省国土政策局長)            黒田 昌義君
   政府参考人
   (国土交通省都市局長)  天河 宏文君
   政府参考人
   (国土交通省水管理・国土保全局長)        廣瀬 昌由君
   政府参考人
   (国土交通省道路局長)  丹羽 克彦君
   政府参考人
   (国土交通省鉄道局長)  村田 茂樹君
   政府参考人
   (防衛省防衛政策局長)  加野 幸司君
   政府参考人
   (防衛省整備計画局長)  青柳  肇君
   政府参考人
   (防衛装備庁装備政策部長)            坂本 大祐君
   予算委員会専門員     齋藤 育子君
    ―――――――――――――
委員の異動
二月十六日
 辞任         補欠選任
  田中 和徳君     小森 卓郎君
  石川 香織君     山田 勝彦君
  米山 隆一君     近藤 和也君
  宮本  徹君     高橋千鶴子君
同日
 辞任         補欠選任
  小森 卓郎君     田中 和徳君
  近藤 和也君     米山 隆一君
  山田 勝彦君     石川 香織君
  高橋千鶴子君     宮本  徹君
同月十九日
 辞任         補欠選任
  牧原 秀樹君     小田原 潔君
  宮路 拓馬君     中谷 真一君
  若林 健太君     橘 慶一郎君
  奥下 剛光君     池下  卓君
  林  佑美君     岬  麻紀君
  角田 秀穂君     福重 隆浩君
同日
 辞任         補欠選任
  小田原 潔君     牧原 秀樹君
  橘 慶一郎君     若林 健太君
  中谷 真一君     宮路 拓馬君
  池下  卓君     掘井 健智君
  岬  麻紀君     池畑浩太朗君
  福重 隆浩君     角田 秀穂君
同日
 辞任         補欠選任
  池畑浩太朗君     林  佑美君
  掘井 健智君     奥下 剛光君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 令和六年度一般会計予算
 令和六年度特別会計予算
 令和六年度政府関係機関予算
     ――――◇―――――
この発言だけを見る →
小野寺五典#1
○小野寺委員長 これより会議を開きます。
 令和六年度一般会計予算、令和六年度特別会計予算、令和六年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般的質疑を行います。
 この際、お諮りいたします。
 三案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房就職氷河期世代支援推進室次長畠山貴晃君、内閣府政策統括官高橋謙司君、内閣府男女共同参画局長岡田恵子君、内閣府地方創生推進事務局審議官豊岡宏規君、内閣府地方創生推進事務局審議官岩間浩君、警察庁刑事局長渡邊国佳君、復興庁統括官宇野善昌君、復興庁統括官桜町道雄君、総務省自治行政局選挙部長笠置隆範君、法務省刑事局長松下裕子君、出入国在留管理庁次長丸山秀治君、国税庁次長星屋和彦君、文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部長笠原隆君、厚生労働省医政局長浅沼一成君、厚生労働省人材開発統括官岸本武史君、農林水産省大臣官房総括審議官杉中淳君、農林水産省大臣官房総括審議官宮浦浩司君、農林水産省農産局長平形雄策君、農林水産省経営局長村井正親君、経済産業省大臣官房審議官浦田秀行君、国土交通省国土政策局長黒田昌義君、国土交通省都市局長天河宏文君、国土交通省水管理・国土保全局長廣瀬昌由君、国土交通省道路局長丹羽克彦君、国土交通省鉄道局長村田茂樹君、防衛省防衛政策局長加野幸司君、防衛省整備計画局長青柳肇君、防衛装備庁装備政策部長坂本大祐君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
小野寺五典#2
○小野寺委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
この発言だけを見る →
小野寺五典#3
○小野寺委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。橘慶一郎君。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#4
○橘委員 今日は質問の機会をいただきまして、本当にありがとうございます。
 元旦に能登半島で起きました地震でお亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げ、今なお大変御苦労されている被災された方々皆様に、是非頑張ってくださいということでエールを送りたいと思います。
 奈良時代に能登地域は、富山県と一緒に一つの国、越中国をつくっておりました。国司大伴家持が珠洲から私の富山の方へ船で帰ってきたときに詠んだ歌がございます。万葉集の巻十七、四千二十九番、これを詠ませていただいて、質問に入ります。
  珠洲の海に朝開きして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり
 では、よろしくお願い申し上げます。拍手
 能登では、本当に多くの方が、まだ一万三千人に上る方が避難をされており、水の復旧もまだあと三万軒残っているというふうに聞いております。
 ただ、富山県の方は、おかげさまでそういったことについては一応その状況を脱しまして、政府の方からは松村防災大臣を始めいろいろな形で御支援を賜り、また、ここにいらっしゃる諸先生方にも大変心を寄せていただき、また、自衛隊の皆さん、あるいは職員の皆さん、そしてボランティアの皆さん、本当にありがたいことだと思っております。
 ただ、能登の方にもっと一生懸命お願いしたいという気持ちはありながらも、私の富山県でもいろいろな悩みを抱えているところであります。今日は、富山の問題に絞って幾つか御質問させていただきたいと思います。
 富山の状況について、新聞報道をおつけしております。特に、液状化ということについては、新潟県も含め各地で被害が出ております。被災された方々は、建物を再建すべきか、あるいはどうしようか。そのためにも、面的にどのように復興していくか、そういう住民のコンセンサスを取るためにも、どういう対策工法があるのかとか、どういう公的支援があるのかとか、そういう情報も差し上げて、そういうものが手厚くなる中でいろいろと復興の道筋をたどりたいな、こういう思いが強うございます。
 是非、対処方針を国土交通省の方にお伺いいたします。
この発言だけを見る →
天河宏文#5
○天河政府参考人 お答えいたします。
 令和六年能登半島地震により、新潟県など広い範囲で液状化による甚大な宅地被害が発生しております。今後の地域の復興に向けては、被災自治体が方針を示し、住民の皆様の思いを酌み取りながら進めていくことが重要です。
 このため、国土交通省におきましては、被災自治体の職員を対象とした会議を実施し、対策工法や過去の災害における取組事例について情報提供しているところでございます。
 また、先般決定いたしました被災者の生活となりわい支援のためのパッケージにおきまして、宅地等の復旧に引き続き、地方公共団体が行う公共施設と隣地宅地等の一体的な液状化対策を支援することとしております。
 被災した方々が安全に安心して住み続けられるよう、熊本地震における取組も踏まえ、地方公共団体が実施する液状化に関する住民への情報提供や液状化対策への支援にしっかりと取り組んでまいります。
 以上でございます。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#6
○橘委員 ありがとうございます。
 東日本大震災、そして熊本地震、そういうたびに、こういう問題について対策がよりきめ細かに、また、事例に学んで新しい取組も導入いただいているわけでありますが、今回は大変多くの方々、多くの地域がございますので、是非、対策工法と支援の方をよろしくお願いしたいと思います。
 次に、上下水道の問題であります。
 大変揺れが大きくて大きく被害があり、そのことによって、断水やトイレの問題など、非常に御苦労があったわけであります。
 そこで、上下水道管の状況を見ますと、私の思いとしては、耐震補強をどれくらい進めていたかということによって地域差がどうも出ているように感じられるところであります。管路の早期復旧はもちろんでありますが、これから将来に向けて、平時の管路の耐震化事業ということは、どの地域においても、より積極的に進めるべきだと思っております。
 こういったことに対するこれからの政府の取組について、国土交通省の方に、今回厚労省さんから、水道も一括して管理されることになるわけでありますから、お答えを求めたいと思います。お願いします。
この発言だけを見る →
廣瀬昌由#7
○廣瀬政府参考人 お答え申し上げます。
 被災地の復旧復興のためには、上下水道一体となった一刻も早い復旧が重要と認識しております。
 今回の災害対応に当たっては、委員御指摘のとおり、本年四月から水道整備、管理行政が国土交通省に移管されることを踏まえ、従来の自治体の相互支援の枠組みに加え、国土交通省、厚生労働省からも現地に職員を派遣し、関係団体とも連携して、上下水道一体となった早期復旧に向けて取り組んでいるところです。
 また、委員御指摘のとおり、災害に備え、平時から耐震化事業を進めることは極めて重要であり、これまでも両省において、管路や浄水場、下水処理場などの耐震化を支援してきたところです。
 引き続き、上下水道一体となった早期復旧に全力を挙げるとともに、地震時においても被害の最小化を図るため、今回の被害の実態調査も踏まえて、平時からの耐震化についてもしっかりと推進してまいります。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#8
○橘委員 ありがとうございます。
 上下水道事業は企業会計でやっているということもあって、どのくらい設備投資をするかいろいろ悩むわけでありますが、こういったものを後押しする上においても、国の補助であったり、あるいは地方財政措置であったりいろいろなことを、また人口の少ない地域についても考えていただければ幸いに思っております。
 続いて、農業、漁業の問題であります。
 坂本農林水産大臣にも能登の方へお出ましいただいておりまして、ありがとうございます。
 なりわい再建への支援ということで、特に、私ども富山県の場合は、米作、米に特化した農業生産構造になっております。やはり、田植の前にどこまで農地、水路を復旧できるかな。
 それから、海の方においても、海の底の方で生息しておりますカニであったり、あるいはホタルイカであったり、こういうものの漁についても、今回の地震では、海の中でも地盤が崩れたり、いろいろなことが起きております。漁場被害等への対応を併せて大臣にお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
坂本哲志#9
○坂本国務大臣 私自身、一月二十一日、それから二月四日、能登の方に行ってまいりました。私が体験いたしました熊本地震と同じところもあれば、違ったところもあります。漁業者の皆さん方、農業者の皆さん方とお話をしまして、今委員が言われましたように、一日でも早く再開したいというような願いでいっぱいでございました。
 そういうことで、まず、農地あるいは用排水、そして林地、林道、漁港、このインフラ整備をやります。あわせて、農業用機械、漁場、漁船、そして漁具の再建、これを目指します。同時に、金融支援や共済の早期支払いをやる。こういう重層的な対応策をしっかりやってまいりたいというふうに思っております。
 今日、私は、朝五時、日本の海産物の輸出拡大のために、在日のASEANの大使を豊洲市場に招きまして、競り市を見学していただきました。試食もしていただきました。仲卸店も見ていただきました。仲卸店には、もう既に能登産のイワシ、サバ、ナマコ、そして富山湾の氷見のブリ、ホタルイカ、こういったものも並んでおりました。
 少しずつ始まったなというような気がいたします。全力で対応してまいりたいというふうに思っております。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#10
○橘委員 ありがとうございます。
 ホタルイカはそろそろシーズンに入っております。本当にありがとうございます。是非、みんなが安心できるように、また重層的な対策をお願いしたいと思います。
 富山県も全域が被災者再建支援法の適用を受けることになりました。家屋の損壊は一万戸に上っております。そしてまた、事業所被災への対応など、きめ細かい被災者支援から各種インフラの復旧まで、地元の県、市町村、自治体の財政負担というものを首長さん方あるいは自治体の方々は大変懸念されております。
 復興基金のことであったり、あるいは特別地方交付税のことであったり、いろいろな手だてがあるかと思いますが、ポイントは、自治体が安心して思い切り復興に取り組む、そして、住民の方々がその上で安心して前を向いて歩いていけるということであろうと思っております。
 このことについて、総務省としての手当てを総務大臣にお伺いいたします。
この発言だけを見る →
松本剛明#11
○松本国務大臣 私どもとしても、被災自治体の行財政をお支えするのは大変大切な使命であるというふうに認識しているところで、財政の面でも、一月九日、二月九日に特別交付税の繰上げ交付を決定するなど、順次支援を進めさせていただいているところでございます。
 国とともに行われる復旧復興の事業につきましては、例えば、災害廃棄物の処理事業は被災市町村にとって大変大きな財政負担となりますが、国庫補助が二分の一、地方負担の九五%に交付税措置、これは、地方債を発行して元利償還を普通交付税でする、特別交付税で措置を講じるなどですが、実質的な地方負担は事業費の二・五%以下になるようにということで対応しております。
 なりわい再建支援事業についても、地方負担に最大九五%の交付税措置を講じることとしておりますし、また、公共土木施設の災害復旧事業については、激甚災害指定に伴い国の補助率のかさ上げが行われ、地方負担の全額に地方債を充当し、元利償還金の九五%に交付税措置を講じるということで、国とともに行う事業の地方負担についても大幅に軽減できるように私どもも努めているところでございます。
 また、きめの細かい事業を行う中で、地方が独自に国の事業に当たらないものとか地方の特性を生かした単独事業なども行われる中では、単独事業を支援する地方債の仕組みであるとか特別交付税などを活用して、財政手段を様々活用して、しっかりと財政を支えていくようにしたいと思っております。
 なお、お触れになりました復興基金につきましては、復興が長期にわたると考えられたときにこれまで設けた例があるというふうには承知をしておりますけれども、今、私どもとしては、国として行うべき支援策をできる限り早く実施していくことが大事で、その実施状況を見つつ、また、各県市町村の復旧復興の事業を見つつ、どのような財政措置が適切かを考えて、しっかりと対応してまいりたいと思っております。
 これからも、全体として被災自治体の財政運営に支障が生じないように、丁寧に実情を把握し、申しましたように、地方交付税、地方債など様々な地方財政措置を使って、しっかりと支えてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#12
○橘委員 それぞれの事業種目にきめ細かく、ありがとうございます。適債性を拡大したり、また、三月には通常で特別地方交付税の交付決定もあるということでありましょうから、是非、多面的によろしくお願い申し上げたいと思います。
 続いて、これは今回の被災のちょっと教訓的なことで国土交通大臣にお伺いしていきたいわけでありますが、地域の骨格と言える高規格道路として能越自動車道というのがあるわけですけれども、残念ながら、今回、七尾―穴水間で甚大な被害を被りまして、今、奥能登の復旧復興の歩みを遅らせる結果になっていると思います。
 これを直轄工事で対応いただけるということで、大変ありがたいわけでありますが、やはり強靱な幹線道路として、命の道として、是非この能越自動車道をしっかり復旧をいただきたいと思います。大臣の御見解をお伺いいたします。
この発言だけを見る →
斉藤鉄夫#13
○斉藤(鉄)国務大臣 この度の地震によりまして、能登半島を南北に結ぶ能越自動車道におきまして、盛土の崩壊、路面の亀裂など甚大な被害が発生し、現在も一部区間で通行止めが続いております。
 このような中、先月二十三日に、能越自動車道の石川県が管理する区間のうち、被害が甚大な七尾市から穴水町までの区間につきましては、権限代行によりまして、国が管理する区間の復旧と併せて、国が責任を持って本格復旧を行うことと決定いたしました。
 この本格復旧に当たりましては、委員御指摘のとおり、被災状況や半島地域の特性を踏まえて、土工構造物などの技術基準について有識者委員会で検討した上で、強靱な幹線道路として本格復旧に取り組んでまいりたい、このように計画しております。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#14
○橘委員 ありがとうございます。
 そして、半島地域ということをもう一度考えてみたときに、間が狭まっていて、後から扇のように広がるということで、真ん中のところがやはりしっかりしていないとこういうことになるということで、半島の独特な地理的特性によって災害の出方が違うんだな、このことを感じました。
 能登半島も対象となっております半島振興法でございますが、超党派の皆さんのお力を得ながらずっと対策を進めてきているわけでありますけれども、令和七年三月三十一日に失効いたします。国土強靱化の視点も加えて、新たな視点で更にこの施策を継続する必要があるのではないかと思いますが、所管省庁としての国交省さんの見解をお伺いいたします。
この発言だけを見る →
斉藤鉄夫#15
○斉藤(鉄)国務大臣 能登半島を含む半島地域は、三方を海に囲まれ、平地に恵まれないなど、地理的条件に不利性を抱えております。特に、災害時には交通や情報の途絶の危険性が高く、風水害や大規模地震に伴う津波等の被害も懸念されます。
 今回の地震では、地震の揺れや津波による被害に加え、山がちな半島の先という特性からくるインフラの大規模な損壊、代替ルートの少なさ、これによるライフラインの寸断、途絶など、甚大な被害が生じているところでございます。改めて、半島地域における安全、安心な暮らしを実現するため、防災機能を強化するための交通基盤整備、加えて、全国を上回る人口減少、高齢化を踏まえた生活環境の整備の必要性を認識しております。
 半島振興法につきましては、先ほど委員御指摘のとおり、令和七年三月三十一日に法期限を迎えます。橘委員におかれましては、前回の法延長におきまして大変御尽力をいただいて、ありがとうございます。
 国土交通省としましても、現在、国土審議会において議論を重ねているところでございまして、御指摘の国土強靱化の視点も含めた、引き続きの検討を今進めているところでございます。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#16
○橘委員 大臣、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 今回の能登地震で、私の選挙区の氷見市に、福島県から災害応援ということで毎週のように職員の方が来ていただいております。その中には、東日本大震災で大変御苦労されている浜通りの町村の職員の方々も来ていただいております。大変頭の下がる思いでおります。
 そこで、浜通りにおいて、今、原子力災害において帰還困難区域になっているところに、特定復興再生拠点区域というのがつくられました。さらに、特定帰還居住区域というのが設定され、今年度からモデル事業も始まり、各町で、今、住民の意向を踏まえ、再生計画というのが作成されまして、新年度からは事業が本格化いたします。
 大熊、浪江、富岡、三町の計画は既に策定されておりますが、どれくらいの面積、対象戸数になったのか、そしてまた、残る双葉町の状況はどうなのか、復興大臣、土屋大臣にお伺いいたします。
この発言だけを見る →
土屋品子#17
○土屋国務大臣 橘先生には、日頃、党の東日本大震災復興の事務局長として大変お世話になっております。
 今のお話ですけれども、大熊町、浪江町及び富岡町の特定帰還居住区域の面積は合計で約千三百七十ヘクタールでございまして、当該区域において帰還意向を示されている世帯数は五百四十六世帯になります。
 そして、双葉町については、帰還意向調査の結果を踏まえ、昨年九月に町の一部区域を対象にした計画を認定したところでございます。残る区域についても、意向を反映するため、対象区域の拡大など、計画の変更に向けた検討が進められているものと承知しております。
 復興庁としても、帰還を希望する住民が一日でも早く帰還できるよう、計画の変更に向けて、引き続き、双葉町などの自治体と丁寧に調整を進めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#18
○橘委員 ありがとうございます。
 今回は、帰還意向がある方をみんな対象にするということで、また逐次、意向も何度も確認をいただいて、是非施策の実を上げていただきたいと思います。
 最後に、ちょっと時間が厳しくなりましたが、F―REI、研究教育機構、こちらがいよいよこれから本格化してまいります。理事長は、私の地元から山崎理事長が出ております。このことについて、頑張るよということでお答えいただければと思います。
この発言だけを見る →
土屋品子#19
○土屋国務大臣 F―REIのことをどうもありがとうございます。山崎理事長が本当にリーダーシップをしっかり持って頑張っておられます。
 それで、今、産学連携体制の構築を進める取組として、昨年十月に仙台市で産学官ネットワークセミナーを開催しました。そのほか、地域の金融機関や大学、高等専門学校ともこれまでに八件の連携協力に関する基本合意書等を締結しているところでございます。
 また、地元との関係も大事でございまして、地元の市町村とも座談会を開催したり、地域のニーズやシーズを把握しているところでありますが、これからも、地元と一体となって、しっかりと、F―REIのこれからの未来に向けて、立派なものにしていきたいと思います。
この発言だけを見る →
橘慶一郎#20
○橘委員 ありがとうございます。終わります。
この発言だけを見る →
小野寺五典#21
○小野寺委員長 これにて橘君の質疑は終了いたしました。
 次に、中谷真一君。
この発言だけを見る →
中谷真一#22
○中谷(真)委員 委員長を始め皆様、今日は質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。心から感謝を申し上げて、質問に早速入りたいというふうに思います。
 まず、防衛大臣に二つお伺いしたいと思います。
 まず一つ目は、手元の資料がございますけれども、陸上自衛隊の方面隊について質問をしたいというふうに思います。
 私は、この方面隊、いわゆる軍令から外して、軍政に専念させるべきというふうに思っているところであります。今回、この国会で審議されますが、統合作戦司令部をつくるわけであります。これはまさに統合作戦の一元化を進めるということで、非常に重要な意味を持っております。ただ、陸上自衛隊での指揮が一元化できていないのではないかという懸念があるわけであります。
 それは、二〇一八年に陸上総隊をつくりました。通常はこの陸上総隊に指揮を一元化していく必要があるというふうに思いますが、五個方面隊を維持している、これを軍令に入れているがゆえに、それがなかなか難しくなっている。本来はこの上位に陸上総隊があるべきですが、これが横並びになっているというところであります。それでは一元化できないわけであります。
 この五個方面隊がつくられた経緯というのは、まさに一元化させないために、戦後、五つに分けていったわけでありまして、陸上総隊をつくったということは、陸上自衛隊の悲願であったはずであります。
 ですから、ここで、軍令からはこの方面隊を外して、そして、軍政、いわゆる管理に専念させることによって一元化を進める必要があるというふうに考えているところであります。これについて防衛大臣の見解をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →
木原稔#23
○木原国務大臣 委員の問題意識というのはよく分かるところであります。
 二〇一八年に陸上総隊ができました。それで、統合作戦司令部もこれから、検討しているところであります。
 そういう中で、陸上総隊司令官というのは、事態に応じて各部隊の全国運用等を行う一方で、個別の地域で生じる事態における部隊運用については、それぞれの地域の実情等を踏まえて実施することが必要であろうかと思います。
 そのために、平素からは地方自治体を始めとする地域の関係機関との調整を行い、各地域の実情を熟知する各方面総監が担当地域において事態の態様を踏まえた部隊運用を行うことができる現行の組織体制の骨格を維持することは、これは私は引き続き妥当性があるんじゃないかなと思っています。
 その中で、もし仮に、委員がおっしゃるように、各方面総監部が、各方面隊を廃止した場合、どうなるのかなと思ってちょっと考えたんですけれども、そうなった場合に、陸上総隊司令官が日本全国の地域の情勢の細部を網羅的に把握しなきゃいけない、それはなかなかちょっと困難ではないかな。
 例えば、能登半島地震の災害派遣を今やっていますが、当初、JTFで運用しておりました。JTFの司令官は、中部方面総監に司令官を任せて、まさに能登という地域特性のあるところに精通した方面総監をJTFの司令官としたということでございます。
 それから、有事を含めたあらゆる事態に対処するためには、師団や旅団は、ふだん所在する地域を離れて機動展開、事態対処を行う必要がございます。機動師団なんかも随分できておりますが、地域との連携の継続性に支障を来す可能性がやはり出てくるんだろうと思います。
 地域の情勢を踏まえつつ、事態の規模、態様に応じた自衛隊の態勢や対応を判断する、そういうことが困難にならないように、方面隊を廃止するということは適切ではない、現時点では、不断に検討は行ってまいりますが、私は現時点ではそのように考えています。
この発言だけを見る →
中谷真一#24
○中谷(真)委員 ありがとうございます。
 これは方面隊を廃止すると言っていることではなくて、管理に専念すべきだと。これはまさに、海上自衛隊がやっている自衛艦隊と地方隊の関係、この関係にしておくべきだというふうに思っています。
 これは、何か起きたときに、例えば、東部方面隊から一個師団を抜いて、そして西部方面隊につける、こういうことをやろうとしたときに、有事だったら絶対に抵抗しますから、東方総監は。しかも同期とかですよ。期別が一緒とかだったら、徹底的に抵抗しますよ。そういった先例というのは、枚挙にいとまがないわけであります。ふだんから群を編成していることになっていますから、非常に柔軟性がない。
 ですから、管理するということに専念するべきだと。これは廃止ではありません、管理に専念すべきということを申し上げたいというふうに思います。是非御検討いただきたいと思います。
 次に、防衛産業の再編について質問したいというふうに思います。
 防衛産業、これは防衛という特性上、やはり海外との技術競争が重要であります。ところが、日本の場合は、国内での競争にとどまっているというふうに見えます。これは特に、日本のマーケットは非常に小さいですが、このマーケットの中に四つの重工があって、四つの電機があるというところでありまして、非常に多いんですね。ほかの国は全部まとめています。一個若しくは二個、国境を越えてまとめているところもあります。
 それは、なぜなら、やはり国が抱えて、そして海外と競争していく。日本の場合だと、ロッキードやノースロップに支配されないとか、レオナルド、BAEに打ちかっていく、そういった企業をつくっていかなきゃいけないというふうに思っているところであります。ただ、そうはなっていない。非常に多くて、ばらばらで、国内で競争させているという状況にあります。
 さらに、三菱重工でさえ本業の一割ぐらいしかないんですよ、防衛は。そうすると、株主を説得できないから、積極的な投資とかができないんです。私は、これをやはり防衛産業だけでしっかりまとめて、六割から七割、防衛で食べているという企業をつくらなければ、これは本気になりませんから。
 ですから、利益率を今回上げました。利益率を上げたので、ここでやはり一社若しくは二社にまとめる、さらに、六割から七割、防衛で食べているというような企業をしっかりつくって、国とまとまって、そして海外と競争していくべきというふうに考えますが、防衛大臣の御意見を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
木原稔#25
○木原国務大臣 防衛生産、技術基盤の重要性というのは、非常に委員も日頃から認識していただいて、また御指導いただいて、大変ありがとうございます。
 我が国の防衛産業ですが、欧米諸国の多くの防衛産業とは若干異なっておりまして、やはり、プライム企業については、委員がおっしゃったように、民需事業を主体とした企業がおおむね一〇%未満の割合で防衛産業を手がけているということであります。こうした事情等から、冷戦後では、欧米ではそういった大きな再編が起こりましたけれども、我が国では、大規模な再編統合というのは我が国においては見られなかったんだろう、そういう分析をしているところです。
 現在の防衛産業も様々な課題を抱えておりますが、今後、競争力を持った防衛産業としていく必要性というのは、まさしく共有させていただいております。防衛事業の比率が高い企業が主体となった防衛産業を構築していくこと、これも重要であろうと思っています。
 その上で、やはり個々の民間企業ですから、その在り方というのはあくまでも各社の経営判断によるものでありますけれども、その上で、国家防衛戦略でも示したとおり、力強く持続可能な防衛産業を構築していく必要というのがございますので、そのためにどのような施策が効果的かを引き続き官民の間でよく意見交換を重ねていく必要があるというふうに考えております。
この発言だけを見る →
中谷真一#26
○中谷(真)委員 これを進めなければ、日本の防衛産業、本当に戦える体制にならないというふうに思います。
 特に、今後、防衛費が増えてきて、三菱重工あたりは一兆円ぐらい多分受注していくようになると思います。そうしますと、一五%の利益を三菱重工は取るんですが、グループでこの利益をほかのところに使っちゃう可能性ありますよ。防衛のお金はやはり防衛で使うべきなんですよね。ですから、ここは是非御検討いただきたいというふうに思います。
 防衛大臣はお忙しいそうでありますから。
この発言だけを見る →
小野寺五典#27
○小野寺委員長 木原大臣は御退出していただいて結構です。
この発言だけを見る →
中谷真一#28
○中谷(真)委員 それでは、次に外務大臣にお聞きしたいと思います。ちょっと、三番と四番併せてお聞きしたいと思います。
 ここに地図がございます。この地図、アメリカを青に塗り、中国を赤に塗って、そして緑に日本、黄色に台湾であります。
 これは、私、何が申し上げたいかというと、米中の対立が今非常に激化しています。これは、地政学的に言いますと、七十数年前に日本とアメリカがいわゆる戦った、これと同じような位置関係にあるというところであります。このときのホットゾーンは、まさに東南アジアから太平洋がホットゾーンでありました。今回、米中も同じであります。
 そう考えたときに、中国は太平洋に出ていきたいわけでありますが、日本列島と台湾がすごく邪魔しているなというのが見えると思います。台湾が欲しいんだろうな、こう感じるところであります。
 この中で、私、申し上げたいのは、今回、ACSAをドイツと結ばれるという審議があるわけでありますが、欧米よりも先に東南アジア、大洋州とやはりこういった検討をしていなきゃいけないというふうに思います。これについて御見解を伺いたいと思います。
 さらに、ホットゾーン、この東南アジアと関係を強くしていくために、私は、AZEC、アジアの脱炭素に貢献していくということは非常に関係が強くなるだろうというふうに思っているところであります。また、日本は独自で水素、アンモニアを作れるわけではないので、供給してこなきゃいけない、そういう意味では、近い、さらには、アジアの脱炭素市場は必ず日本の成長にとって極めて有効だというふうにも思っているところであります。
 中国にできない支援を我々はしていくべきだ、技術を乗っけた。そのために、やはりODA、円借款を使ってこれをやっていくべきだというふうに思います。是非この点、やはり私は、金額まで示して、何年間で、このAZECに一体幾ら使うんだというところをしっかり示すことが日本の意思を示すことになるというふうに思っているところであります。
 この二点について外務大臣の御見解を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
上川陽子#29
○上川国務大臣 まず、ACSAについてでございますが、委員御指摘のとおり、ASEAN及び太平洋島嶼国地域につきましては、地政学的に要衝に位置しておりまして、今後も日本としてこれら地域における各国との関係を強化してまいりたいと考えております。
 その上ででありますが、政府といたしましては、各国との安全保障また防衛協力を進める中で、相手国との二国間関係、また自衛隊と相手国軍隊との協力の実績、さらに具体的ニーズ等も踏まえながら、必要なACSAの締結等に取り組んでまいりたいと考えております。
 加えてAZECについての御質問ということでありますが、御指摘のとおり、ASEAN地域の脱炭素化は極めて重要でありまして、我が国は、各国の実情に応じた多様な道筋によって、経済成長を損なうことなくエネルギー移行を目指す、その意味で、アジア・ゼロエミッション共同体、まさにAZEC構想を立ち上げて協力を進めております。
 この実現に向けましては、ODA、これも積極的に活用いたしまして様々な協力を実施しているところでございますが、円借款やまた海外投融資による再生可能エネルギー事業の支援のほか、技術協力によりますエネルギー移行政策を策定するための支援、こうしたことを行っているところであります。
 さらに、昨年十二月でありますが、日・ASEAN友好協力五十周年特別首脳会議、これに際しましては、岸田総理から、オファー型協力などのODAの新しい取組、これも活用して、AZEC構想の実現を含みます気候変動対策に官民連携して取り組んでいくということにつきましては、対外的に表明をしたところであります。
 現在、我が国の厳しい財政状況に鑑みまして、現時点で、委員おっしゃったように支援額の総額として打ち出すということは考えておりませんが、今後も引き続き、我が国の強みを生かしつつ、ODAも積極的に活用しながら、ASEAN地域の脱炭素化に向けた協力を進めていく方針でございます。
この発言だけを見る →
← 戻る