農林水産委員会

2025-05-28 衆議院 全192発言

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会議録情報#0
令和七年五月二十八日(水曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 御法川信英君
   理事 鈴木 貴子君 理事 西田 昭二君
   理事 葉梨 康弘君 理事 神谷  裕君
   理事 野間  健君 理事 渡辺  創君
   理事 池畑浩太朗君 理事 長友 慎治君
      大空 幸星君    大西 洋平君
      加藤 竜祥君    栗原  渉君
      小池 正昭君    小森 卓郎君
      武村 展英君    田野瀬太道君
      根本  拓君    根本 幸典君
      長谷川淳二君    平沼正二郎君
      宮下 一郎君    森下 千里君
      簗  和生君    山本 大地君
      若山 慎司君    石川 香織君
      岡田 華子君    金子 恵美君
      小山 展弘君    近藤 和也君
      西川 将人君    野田 佳彦君
      福田 淳太君    緑川 貴士君
      柳沢  剛君    山田 勝彦君
      空本 誠喜君    林  佑美君
      前原 誠司君    和田有一朗君
      許斐亮太郎君    玉木雄一郎君
      村岡 敏英君    庄子 賢一君
      角田 秀穂君    八幡  愛君
      北神 圭朗君
    …………………………………
   農林水産大臣       小泉進次郎君
   農林水産副大臣      笹川 博義君
   農林水産大臣政務官    庄子 賢一君
   政府参考人
   (財務省主計局次長)   前田  努君
   政府参考人
   (農林水産省大臣官房総括審議官)         山口  靖君
   政府参考人
   (農林水産省大臣官房危機管理・政策立案総括審議官)            谷村 栄二君
   政府参考人
   (農林水産省大臣官房輸出促進審議官)       高山 成年君
   政府参考人
   (農林水産省農産局長)  松尾 浩則君
   政府参考人
   (農林水産省畜産局長)  松本  平君
   政府参考人
   (農林水産省経営局長)  杉中  淳君
   政府参考人
   (水産庁長官)      森   健君
   農林水産委員会専門員   千葉  諭君
    ―――――――――――――
委員の異動
五月二十八日
 辞任         補欠選任
  栗原  渉君     若山 慎司君
  根本  拓君     大西 洋平君
  簗  和生君     加藤 竜祥君
  山本 大地君     小森 卓郎君
  福田 淳太君     野田 佳彦君
  空本 誠喜君     前原 誠司君
  林  佑美君     和田有一朗君
  許斐亮太郎君     玉木雄一郎君
同日
 辞任         補欠選任
  大西 洋平君     根本  拓君
  加藤 竜祥君     簗  和生君
  小森 卓郎君     山本 大地君
  若山 慎司君     栗原  渉君
  野田 佳彦君     福田 淳太君
  前原 誠司君     空本 誠喜君
  和田有一朗君     林  佑美君
  玉木雄一郎君     許斐亮太郎君
    ―――――――――――――
五月二十八日
 ハタハタ漁業資源に関する請願(緑川貴士君紹介)(第一四六二号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 農林水産関係の基本施策に関する件
     ――――◇―――――
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御法川信英#1
○御法川委員長 これより会議を開きます。
 農林水産関係の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として農林水産省大臣官房総括審議官山口靖君、大臣官房危機管理・政策立案総括審議官谷村栄二君、大臣官房輸出促進審議官高山成年君、農産局長松尾浩則君、畜産局長松本平君、経営局長杉中淳君、水産庁長官森健君、財務省主計局次長前田努君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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御法川信英#2
○御法川委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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御法川信英#3
○御法川委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。鈴木貴子君。
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鈴木貴子#4
○鈴木(貴)委員 おはようございます。
 早速でありますが、限られた時間でありますので質問に入らせていただきたいと思いますが、私は、北海道の中でも、北海道七区、釧路管内、根室管内、そして北方四島を地元としておりますけれども、北海道も、最近、おかげさまでおいしいお米で有名になってまいりましたが、私の地元はお米を作っておりません。そういう意味では、ある種忖度なく、この米の問題、そしてまた、もちろん消費者の目線も踏まえながら質疑をさせていただきたいなと思っております。
 大臣、就任時の記者会見の際に、総理からの指示書のポイントの一つとして、消費者に安定した価格で米を供給できるよう強力に推進するという御指示があったというふうに述べられておりましたし、昨日伺いました所信の中でも、冒頭の早い部分で同趣旨のことを述べられております。
 一方で、大臣発言で、例えば備蓄米を随意契約、五キロ二千円台に、また、放出する量は際限なくというような発言があったのは、正直申し上げて様々な反響を呼んでいると思っております。おととい月曜日、我々、この委員会の視察を行かせていただきまして、米どころ新潟にもお伺いをしてきたんですけれども、そのときにも、皆さん、大変、大臣への期待と併せて、真意のほどはどうなんだというような、そんな御意見があったところであります。
 加えて、昨年、おかげさまでこの基本法の改正をさせていただいて、その際に、食料の価格形成に当たっては、食料の持続的な供給に要する合理的な費用が考慮されるよう必要な施策を講ずることというのが明記をされ、これを受けて、法案も提出をされながら、食料のまさに持続的な供給ができる食料システム確立、そして、合理的な費用、価格形成、これをまさに政府一体となって、今、導入を目指しているはずであります。まさに適正価格で報われる生産者、生産現場と、消費者双方の理解というのが食料安全保障の確立の基本的な土台であると我々は考えております。
 ここで、ちょっと統計なんですけれども、一方で、農水省の統計によりますと、二〇年の全国の米の作付面積のうち、五ヘクタール未満の米農家が約半分です。この規模の農家の所得を今度見てみますと、近年は何と常にマイナス、赤字で生産されています。地域の担い手とされる十から十五ヘクタールの農家ですら、平均所得は二百五十万に満たない年すらあります。
 努力が報われていない、まさにこの構造にこそ、私は小泉大臣にメスを入れていただきたい。米農家が二十年前から六割減っているというのも現実であります。収益性の低さというのは、生産基盤の弱体化、結果としては米の供給が不安定になる、ひいては、消費者、全ての国民にしわ寄せを、マイナスの影響を生じてしまうんじゃないでしょうか。
 そういう意味では、様々な反響を、大臣、これまでの発言で呼んでおりますけれども、改めて申し上げます。米の適正価格については、大臣、何とお考えでしょうか。やはり物理的、社会的、経済的に安定して食料を入手する、そのためには生産基盤というものはセットであると考えますが、大臣、考えはいかがでしょうか。
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小泉進次郎#5
○小泉国務大臣 おはようございます。本日は、理事、委員、そして委員長、どうぞよろしくお願いいたします。
 今鈴木貴子委員から御指摘をいただいた、適正価格は何かというのは、後段で今鈴木委員が申し上げた中身と私の思いは全く異存はございません。生産者の方の思い、そして消費者の立場、この一致するところを、納得価格といいますか、そのことを見出すというのは、私はこれから極めて重要だと思っております。
 ただ、今は米は高過ぎます。去年と比べて二倍、そして、地域によっては二・五倍、上がっているところがあります。この一年間で、日本の食料品は、最近のデータでいうと約八%ぐらい、消費者物価指数の中でも極めて高い値上がりを見せていますけれども、やはり米は、二倍、二・五倍は、急激に上がり過ぎている。
 このことを受けまして、私が懸念をしているのは、消費者の方が、お米を買うのではなく、パンや麺やシリアル、米から小麦への購買行動のシフトが一部で今見られるということであります。
 この消費者の皆さんの米離れを防ぐためには、一回、熱過ぎているマーケットに水を差さなきゃいけない、冷静にさせなきゃいけない。その思いで、今、備蓄米の二千円、これが、ありがたいことに、今既に令和四年産米の二十万トンにヒットする勢いで、今後は、令和三年産米の十万トンの備蓄の放出、これを、これからは町のお米屋さん、そして中小のスーパーに対象をこれから広げて、そして出していきたいと思っております。
 そうなると、令和三年産米は、二千円よりも更に安いです、千八百円程度になると思うので。これから、棚には、今のブランド米の五千円前後のもの、そして、一回目から三回目の備蓄の放出で、大体三千円台から四千円近辺の備蓄米、そして、これから、一部の事業者は、来週、週明けの月曜日に二千円の備蓄米を店頭で並べることができると言っていますので、来週は二千円の備蓄米、そして、その後に、町のお米屋さんや中小のスーパーに五キロで千八百円程度、こういったものが並んでいって、消費者の皆さんに多様な選択肢が提供できる可能性が出てきたということであります。
 生産者の方に御理解いただきたいのは、これはあくまでも、今熱過ぎているこの米のマーケットに一回冷静になってもらって、そして今後、しっかりと消費者の立場からも、生産者のこれからの持続的な営みを、理解を持って、そして敬意の念を持って支えていけるような、そんな大事な議論をする一つの入口にしたい、そんな思いで取り組んでいることを、丁寧にこれからも説明させていただきたいと思っております。
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鈴木貴子#6
○鈴木(貴)委員 ありがとうございます。
 水を差すということ、確かに必要性も分かるところであります。
 ただ、一方で、この令和三年米の、いわゆる古米、古々米とも言われるものの放出ですから、二千円台になる、普通のお米よりも低くなるというのは、これはある種当たり前なんだと思います。劇薬でも何でもない、当たり前のことを今当たり前にやっていただいているんだと思いますが、それが、大臣が御発言で、就任されてすぐに、二千円台にしますと言うと、これは枕言葉が、やはり真意のほどというか、そこが足りなかったのではないのかなと、率直にそこは真摯に、僣越ながら、反省といいますか、発信の仕方というものを是非とも考えていただきたいと思っております。
 今の大臣の答弁でも、持続可能な生産基盤あっての食料安全保障なんだというお考えを持っているということ、せっかくのこのメッセージといいますかお考えというものは、やはり全体に共有をしなくてはいけないと思っています。今日もたくさんのマスコミの皆さんが注目をしておられますけれども、やはりマスコミの書き方、見出しは何かといえば、五キロ二千円台。やはりそこには足りない枕言葉があったんだと思っています。是非、そういったことも含めて、大臣には、米担当大臣として引き続き頑張っていただきたいと思っております。
 そして、もう一つ言わせていただきますと、小泉大臣というか、今のこの石破政権を含めて、やはり今のメッセージの出し方では、米の価格を下げるというメッセージを総理がいみじくも出してしまっているという結果だと思います。私は、やはり、政治が出すメッセージはそれではないんだ、価格に対して政治が直接的にそこまで言う必要があったのか。やはり安定供給なんだというまずメッセージを、ばんと一番最初に打ち出していただきたい。でなければ、今の石破政権に、私は、目先の対応はあっても中長期的な食料安全保障に対しての信念というものがないと、非常に残念に思っております。
 そうでないと言うのであれば、そういったメッセージを出していただきたい。是非ともその点をお願いさせていただきますし、そのためにも大臣、生産、販売、流通、備蓄の在り方を検証することと、この四月の基本計画の閣議決定に合わせて、基本計画の実効性確保のための農業構造転換集中対策の推進に関する決議、この中で明記がされております。国としての、やはり今回の件、何が起こったのかということを、まず抜本的な、根源的な検証が私は必要なんだと思います。
 我々はコロナのときにも学んだはずなんです。手指消毒のアルコールが足りない、いやいや、アルコールはあるんだ、アルコールのそれを入れるプラスチックの器が足りないんだと。何が今本当に課題になっているのかというののやはり検証があっての再発防止というか、二度と起こしてはいけないということだと思います。
 そこで、九年度以降の米政策を検討するに当たって、平成十四年に策定した米政策改革大綱のように、関係者の意見を幅広く聞いた上で、まさに生産者そして消費者、もう川上から川下まで幅広く聞いた上で、腰を据えて議論を進めることが絶対だと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
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小泉進次郎#7
○小泉国務大臣 まず、私の発信について御指摘がありましたけれども、御理解をいただきたい面というのは、生産者の皆さんに対するメッセージと、そして消費者へのメッセージ、これに加えて、今、マーケットと向き合っています。価格が下がらない、そういったマーケット、そしてまた高いものを抱え続けている、そういったところに対して、何とかこれを放出をしてもらいたい、ちゃんと店頭に並べてもらいたい。そういったことを考えたときに、このマーケットとの向き合いの中で、明確なメッセージを発信しなければ、このマインドをなかなか変えることができない。
 なので、今回、無制限に放出をするということも含めて、こちらが断固たる決意で安定した価格に落ち着かせていくということも兼ね備えたメッセージを発信をしなければ、今の局面は変えられないという判断もあってこういった説明をさせていただいていることを、引き続き丁寧に説明をさせていただきたいと思います。
 そして、今御指摘のありました、九年度以降の米政策の検討に対してしっかりと検証をということでありますが、本委員会の皆様からも、三月二十五日に、「今後検討される新たな水田政策の下においても、米の生産・流通・備蓄政策全般について必要な検証を行うこと。」という決議をいただいております。この決議に基づいて、現場も含めて幅広い御意見を丁寧にお伺いをした上で検証、検討をしっかりと行ってまいりたいと思います。
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鈴木貴子#8
○鈴木(貴)委員 ありがとうございます。
 大臣の強い御意思は感じられます。ただ、強いメッセージも大事ですが、明確なメッセージというものがやはり大事だと思っています。
 意図の共有があってこそ、まさに石破総理も、たしか信頼と共感、共感という言葉をお使いにもなられますけれども、やはりそこがあって初めての歩み寄りであったり、共同歩調というんでしょうか、そこにつながっていくと思いますし、今の例えば答弁を伺っていても、無制限の放出というような強いある種のメッセージ、言葉を使ってでもメッセージを発信しないといけない局面、そこまで来ているんだ。
 しかしながら、聞いていると、いやいや、とはいえ、備蓄米は無制限じゃないよね、そもそも備蓄米自体に限りがあるんだから、無制限というと、備蓄米を全部放出した辺りに、もしかしてまた何か安いお米がやってくるのか、どこまで政府が介入してくるのかというような懸念がまさにあるということ。これは我々も、新潟の視察のときにも、実際に、大臣の無制限放出のその真意もちょっと俺たちは酌み取りかねているんだというような御発言があったところであります。
 大臣の一挙手一投足というものは大きなインパクトがあります。大きな期待というものも我々は感じてきました。そして、先ほども申し上げたように、我々、農業委員会の会長の諸橋さんという方ともお話をしましたが、担い手、やはり若い人たちが誇りを持って、夢や希望を持って、自分たちの息子や娘にも、孫の代にも誇れる中山間であるとか米であるとか、ふるさと、コミュニティーを残したいと、強い思いを持っておられましたから、是非とも大臣にはその点を考慮していただきたいと思っております。
 是非この無制限の部分も御答弁をいただければと思いますが、いかがでしょうか。
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小泉進次郎#9
○小泉国務大臣 鈴木委員が、まさか、何かこの先も考えているのではないかと、ある意味、そう思っていただくことも、マーケットに対しては大事な局面もあるんです。
 そういったことも含めて、あらゆる選択肢は排除せずに、必ず、今高過ぎている、平均四千二百円、この一年間で二倍、これは抑制しなければいけない、こういったメッセージを発信するときに、ここまではやるけれども、これはやりませんというふうに最初から言って、その本気度がマーケットに伝わるでしょうか。
 やはり、そういった思いで向き合いつつ、一方で、鈴木委員がおっしゃるような、生産者の皆さんの思いもそのとおりであります。ですので、これをなぜ今やっているのかという思いを、何とかこの米離れを深刻にさせない、そういった生産者の方の思いをちゃんと共有できるような、日本の消費の在り方につなげていくための大事な一歩にさせていただければと、そんな思いを丁寧に発信したいと思います。
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鈴木貴子#10
○鈴木(貴)委員 物流倉庫関係の課題も取り上げさせていただきたいんですけれども、やはりマーケットというのは、買う人、そして、流通に携わる人もそうですが、生産もあってであります。米離れ、確かに米離れを防がないといけない、これは絶対だと思いますが、米をまず作らなくなっては、そもそも、元も子もない。一番の我々が危惧している、ここまで来たら危惧しないといけない米離れというのは、米の生産をやめるということ。これもやはり考えていかなくてはいけないなと思って、今答弁を伺わせていただきました。
 自民党は物流倉庫議連というものがありまして、せんだって、事務局長を務めておられます井林先生といろいろ、るるお米の話をしていたら、備蓄米を保管をする倉庫の関係にも今大きな課題があるんだと。というのが、今回の大規模放出によって五万二千坪、東京ドームにして約四個分プラスアルファの倉庫が今、がら空きの状況になっていると。
 今後、どんどん放出をされていくと、もちろんそこのがら空きの状態がどんどん増えていくわけでありますけれども、この逸失保管料が月額で四億六千万との試算も出ている。もう倉庫業の皆さんは、大変今危機的な状況に。かつ、この保管料をカバーするような補償の措置というものが今用意がされておらず、それぞれの皆さん方が身を切っていただいているという状況であります。
 備蓄米という制度を支える上では、まさに保管体制というものもパッケージでしっかりと考えていかなくては成り立っていかないのではないのかなと思っております。
 特に、今回、このように備蓄米から民間米に名義変更された時点で、物を保管するために預けるときに、その物の価値を示す、いわゆる保険を決めるための価値基準となるような金額、寄託申込価額というそうなんですけれども、それが一気に上昇をしたと。しかしながら、今、倉庫会社がこの追加の保険料というものを全て負担をされているということであります。
 今回、備蓄米の買戻しに関しては、今まで一年というものが五年であったりであるとか、買戻しが不要であるとか、保管をする側の皆さんにとっても非常に今不透明な状況が続いております。
 まさに、食料安全保障、そしてまた備蓄米というものを安定的に、この制度自体を維持していく上では、この倉庫業界が置かれている現状というものをしっかりと受け止めていただかなくてはいけないと思っております。
 大臣、是非、現状に対しての受け止めと、考えられ得る支援策について、前向きな御答弁をお願いしたいと思います。
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小泉進次郎#11
○小泉国務大臣 政府備蓄米は、不作や災害などにより米の供給が不足する場合に機動的に活用することとしていることから、保管期間があらかじめ定まっているものではありません。
 このため、政府備蓄米の保管に係る受託事業体と倉庫業者との間の契約においては、保管期間や保管数量を約定するのではなく、保管料単価のみを定めて、実際に保管した期間に応じて保管料を支払うということになっています。
 しかしながら、倉庫業者の方々からは、今回の備蓄米の売渡しに対して、見込んでいた収入が得られないという声も伺っているところです。
 まずは、今後、米の産地に対して、農政局などを通じて、政府備蓄米の保管倉庫を民間流通米の保管先として利用可能であることをよく周知していきたいと考えています。
 さらに、倉庫業者の現状にも配慮しつつ、どのような対応が可能か、農水省内で検討してまいりたいと考えています。
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鈴木貴子#12
○鈴木(貴)委員 大臣、是非とも、前向きに検討していただきまして、全体でパッケージとしてこの制度というものの維持を、安定的な制度の確立をお願いしたいと思っております。
 最後に一点、水産であります。
 水産総合調査会の会長として、そして水産部会長として提言を取りまとめさせていただきました。今、国土強靱化というのが国民の皆さんにも浸透してきたと思いますが、やはり今の劇的な海面そして海洋の環境変化、私は、もっと水産庁は緊張感を持って、危機感を持って取り組んでいかないといけない、水産業強靱化計画と銘打った、今までにないような、一歩も二歩も前のめりな政策というものが必要だと思いますが、現状認識と今後の展開、水産政策について、是非とも御意見をいただければと思います。
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小泉進次郎#13
○小泉国務大臣 ありがとうございます。
 鈴木貴子水産部会長には、私が調査会としてお支えをいただいて、本当にありがとうございました。
 今、大臣になったわけですから、政府の側で、水産業の発展に向けて、そして激変している海洋環境に合わせた政策をしっかりと実行して水産業の強靱化を実現をしていきたいと思いますので、是非、党の方からバックアップいただければと思います。よろしくお願いします。
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鈴木貴子#14
○鈴木(貴)委員 ありがとうございました。
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御法川信英#15
○御法川委員長 次に、西田昭二君。
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西
西田昭二#16
○西田(昭)委員 おはようございます。自由民主党、能登半島出身の西田昭二でございます。
 この度は、就任して直ちに米の高騰対策に大変な御尽力をいただいている小泉新大臣に質問の機会をいただき、誠にありがとうございます。
 私の場合は、まず最初に、能登半島地震から質問をさせていただきたいと思います。
 能登半島地震発災から一年と五か月、そしてまた、その後の奥能登豪雨災害から八か月が経過をいたしたわけでございます。国からの様々な支援、そしてまた全国の皆様方からの温かい御支援、御協力によって、復旧復興の歩みを能登は進めているところでございます。
 そしてまた、この委員会においても、復旧復興に対する様々な対策や支援の提言や質問をいただいて、本当に心から感謝を申し上げるところでございます。
 小泉大臣におかれましても、発災後から何度も何度も能登に足を運んでいただいたわけでございます。
 私も、ちょうど五月でありました、一緒に同行させていただきました。五月であれば、田植の時期でございます。棚田名勝百選に選ばれております白米千枚田、これも大きな災害の被害を受けたところでございます。何とか田植に間に合わせたいということで復旧を進め、そのときの田植に御一緒させていただいたかなと思っているところでございます。
 また、八月には、最大隆起四メートルの漁港や、隆起をした様々な場所を一緒に視察をさせていただきました。当時の小泉議員から、行く先々で農林水産業の復旧復興に対する地元の被災者の皆さん方に寄り添うような力強いメッセージを発していただいて、励ましをいただいたと思っているところでございます。また、その後の国に対する復旧復興の様々な提言をいただいておりました。ありがとうございました。
 また、その後に、九月でございました、能登半島の豪雨災害。本当に更なる甚大な被害でございました。土砂や流木によって家々が押し潰され、残念ながら貴い命を失われたわけでございます。田んぼもかなり地震によって被害を受けておりましたが、何とか復旧が進んで、収穫目前の水稲が、約四百ヘクタール、水田が土砂に埋もれてしまいました。本当に、生きる希望も、心が折れてしまった、そんな状況の中でありましたけれども、関係機関の皆様方の力強い御協力、そしてまた応援によって復旧が進み、そしてまた水田においても復旧が進んでいるところでございます。
 本当に、二重の被害を受けて大変な、苦しみながらその復旧活動に取り組ませていただいているところでございます。今、農林水産大臣に着任をされたわけでございます。能登の基幹産業、それはもちろん農林水産業と言っても過言ではございません。この農林水産業の再生こそが私は能登半島地域の復興の一番の原動力になるものと思っております。
 小泉大臣におかれましては、その能登半島の復旧復興に対する力強い決意、メッセージをお示しをいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
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小泉進次郎#17
○小泉国務大臣 ありがとうございます。
 まずは、能登半島地震そして豪雨によりましてお亡くなりになられた方々、また被災をされた方々に心からお悔やみとお見舞いを改めて申し上げたいと思います。西田先生とは何度も現地を回らせていただきました。
 そして、私は、この災害に見舞われる前から輪島の白米千枚田の田んぼの一区画を名誉会員という形でいただいているものですから、昨年でしたか、石川県の馳知事とそして西田先生と一緒に田植作業もやらせていただいて、おいしい絶景米というお米もいただきました。本当にありがとうございました。
 この能登の持っている可能性、そして農林水産業の価値、こういったものを最大限に高めるべく私も、日時、国会等のスケジュールもありますけれども、しかるべきタイミングで現場の復旧そして復興状況なども現場で拝見したい、そういうふうに思っております。
 まだまだ、一部進んだとはいえ、課題も多くあるのも現場から寄せられております。そういったことをしっかりと受け止めて、復興に対して、農林水産省を挙げて復興支援、復旧支援、全力で取り組んでいきたいと思います。
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西
西田昭二#18
○西田(昭)委員 小泉大臣から復旧復興に対する力強いメッセージをいただいたと思っておりますし、被災者の皆さん方も本当に心から大きく励まされるものだと思っているところでございます。
 是非、今度は本当に現職の大臣として被災地を訪れていただき、しっかりと多くの方々を励ましていただき、復旧復興に対する道筋をしっかりつけていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 次に、政府はこれまで、米の流通の目詰まりを解消するために、入札により備蓄米三十一万トンを売り渡してきたわけでございますけれども、残念ながら、備蓄米は店頭までは十分な量が届かず、スーパーでの米の価格は高い状況で推移をしているところでございます。
 こうした状況を踏まえて、消費者が求める安価で安定的な米の供給を図る緊急措置として、随意契約による政府の備蓄米の売渡しを決定したと理解をしているところでございます。
 この随意契約による政府備蓄米の売渡しでは、備蓄米三十万トンを六十キロ当たり平均で税抜きで一万七百円で販売することにより、小売価格が五キロ当たり二千円程度となり、国民の皆様が少しでも早く安定した価格で購入することができることを期待するわけでありますが、一方で、備蓄米を大量に売り渡したことによって、もし令和七年産米が不作となった場合、日本全体で米が不足する事態に陥るのではないのか。また、政府として令和七年産米の生産についてどのように見込んでおられるのか。また、不作となった場合にはどのような対策を検討しているのか。政府の見解を伺いたいと思います。
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小泉進次郎#19
○小泉国務大臣 今、複数の質問があったと思います。まとめてお答えさせていただければと思います。
 まず、七年産の主食用米の見込み、これもお尋ねがありましたが、買入れを当面中止している備蓄米と合わせて百三十三・四万ヘクタール、これは昨年から四十万トン増の七百十九万トンが主食用に回る見込みです。この見込みだとすると過去五年の中で最大でもあります。
 そして、七年産米について、相当程度の生産の増大が今申し上げたように見込まれますが、仮に不作になった場合はどうするのかということでありますが、その時点での流通在庫と政府の備蓄米で不足分に対応することになります。
 一方で、政府の備蓄米を今出していますから、仮に全てを売り渡したらどうするんだということも、今御指摘もありました。全てを売り渡してもなお対応が必要な場合には、国民が最低限度必要とする食料の供給について、国が保有するミニマムアクセス米も活用は可能であります。
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西
西田昭二#20
○西田(昭)委員 今回の米不足の状況、そしてまた様々な経済情勢については、私は米政策の転換期となるものと思っておりますので、小泉大臣におかれましては、中心となって様々な対策を講じていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 また、先ほど震災復興について大臣の決意をお伺いをさせていただきましたが、復興途上にある地元を回っていますと、復興のための将来ビジョンについて尋ねられることが多いわけでありますが、その際には、能登半島の地理的条件を生かして復興を加速するための海業の振興が必要だと強く感じているところでございます。
 私の地元である能登地域においても水産業の復旧復興の取組が進められているところでございますが、こうした取組と併せて、農村の地域資源を生かした海業の推進をしていただき、地域のポテンシャルを最大限に生かすことが能登の復興につながるものと思っております。
 海業の振興と併せた漁業の地域の活性化に向けて、海業の取組を全国的に進めるべきと考えておりますが、政府の考えについてお伺いをさせていただきたいと思います。
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小泉進次郎#21
○小泉国務大臣 今、西田先生からは、海業について御質問をいただきました。
 海業、これは私も石川県で、今回被災された自治体の関係者からも、海業の活用で何かしら復興に向けた取組をできないかという声もいただいております。
 農水省としても、漁港において海業に取り組みやすくなるような、漁港漁場整備法を改正をして創設した漁港施設等活用事業の推進、そして、地域が海業に一歩踏み出すための立ち上げに必要な取組の実証等を新たに創設をしています。
 海業振興の先行事例を創出をして、広く普及を図っていくための、海業の推進に取り組む地区の公表を行って、これらの地区に対して助言や情報提供をするとともに、海業推進全国サミットの開催などに取り組んできました。
 こういったこともやってきましたが、今後、さらに、子供体験活動との連携や海業展開を港湾でも進めることなど、五百件の新たな取組の実現といった目標の達成に向けて全国展開を加速化していきたいと思いますので、是非積極的な能登のアイデアも寄せていただければと思います。
 ありがとうございます。
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西
西田昭二#22
○西田(昭)委員 ありがとうございます。
 是非とも海業の推進にもお力添えを賜りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 最後に、農林水産業は国の基でございます。地域を支え、暮らしや経済を支えている重要な産業というのは、もう言うまでもありません。農林水産業を守り、将来にわたり国民に食料を安定的に供給することは国の責務でございます。
 先般閣議決定された食料・農業・農村基本計画においては、農業経営の収益力の向上、農業者の所得の向上を実現することを目指すこととされております。そのための生産構造の大転換を図るため、既存の予算とは別枠で思い切った規模の予算の確保をすべき旨、自民党では決議がなされたところでございます。
 そこで、小泉大臣にお伺いをいたしますが、基本計画の実効性の確保のための食料政策の具体化と、加えて、昨年から高止まりが続いている米価格の高騰なども踏まえて、消費者の皆様のことをしっかりと考えた農政を進めていくため、今後どのように農政に取り組んでいくのか、大臣の意気込みについて伺いたいと思います。
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小泉進次郎#23
○小泉国務大臣 今、西田先生からは、今後の農政に対する思いを述べよという御質問ですが、やはり今の農政に求められていることは、間違いないのは、これは委員会の皆様からも日頃から御指摘をいただいているとおり、生産者の皆さんが意欲を持ってこれからも農業を営むことができることに注力をすること、あわせて、消費者の立場から考えたときの今の米の高騰などに対する的確な対応というのも、私は農林水産省にとっては極めて重要なことであろうと思っています。
 この生産者の立場と消費者の立場を矛盾させることなく一致させていく努力、こういったことは、私はこれからしっかりとやっていかなければいけないと思っているので、まず、目の前のこの米の高騰に対して、しっかりと落ち着いたマーケットの環境をつくっていくように頑張っていきたいと思います。
 そして、先生から御指摘いただいた自民党の決議のことも踏まえながら、今後、五年間の農業構造転換集中対策期間、この中でやらなければいけないことは様々ありますので、集中的に将来への投資を行って、生産者にとっては将来にわたり効率的に農業に取り組めるようになると同時に、消費者にとっても安定的に農産物が手に入るようになる、さらに、生産コストの低減によって農産物の輸出競争力も生まれるようになる。こういった方向性で、一人一人の農家の皆さんの思いと一人一人の消費者、生活者の皆さんの思いを踏まえた農政を展開してまいりたいと考えております。
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西
西田昭二#24
○西田(昭)委員 農政には本当に様々な課題が山積しているわけでございますけれども、小泉大臣には、本当にリーダーシップを発揮していただいて、米政策の推進に全力で取り組んでいただきますようお願い申し上げ、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。
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御法川信英#25
○御法川委員長 次に、野田佳彦君。
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野田佳彦#26
○野田(佳)委員 大臣、おはようございます。
 委員長、三月もお世話になりました。あのとき大雪が降ってしまいましたけれども、今日もまたよろしくお願いをいたします。
 先ほど、今、能登のお話がございました。我が党も近藤和也議員が奮闘しておりますけれども、能登のお話を聞いていて記憶がよみがえってきたんですけれども、大臣と委員会でこうやって相まみえるのは二回目なんですね。一回目は、二〇一一年の九月、私は内閣総理大臣で、予算委員会で十五分ほど大臣から御質問をいただきました。そのときは、東日本大震災の復興について、現地、現場に行った的確な質問をされたという記憶が今よみがえってまいりました。今日も是非かみ合った議論をしたいというふうに思います。
 具体的な問題に入る前に、基本的な認識をお尋ねをしたいと思うんです。
 今日は、米の高騰、米価の高騰について絞って質問をしていきたいと思うんですけれども、この米価の高騰の原因なんですけれども、これは、昨年秋の猛暑のまさに不作の問題、あるいは訪日客が急増したということの消費増などのまさに米不足、いわゆる米不足が原因だったのか。それとも、流通の問題ですね、目詰まりの問題。どちらかというと前大臣はこちらが真犯人じゃないかと思っていたように思うんですけれども、大臣はどうお考えなのか。
 というのは、やはり、問題の本質をよくつぶさに検討して理解しておかないと、問題解決はできないと思うんです。正しい処方箋を書くには正しい診断が必要だと思うんです。まず、基本認識からお伺いしたいと思います。
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小泉進次郎#27
○小泉国務大臣 まず、野田代表におかれましては、十四年も前の委員会の質問も御記憶をいただいているということ、大変恐縮で、また、ありがたく存じます。今日はよろしくお願いいたします。
 今、野田代表の方からは、この高騰の理由は何なのか、前大臣の思いというのは流通の目詰まりだったのではないか、じゃ、私はどう思っているのかということでありますけれども、今代表がおっしゃった中で、私も複数、いろいろなところから声を聞きます。
 インバウンドの消費が予想よりも多く米の消費につながって、結果としてそこは不足感が出ているのではないかとか、そういったこともありますが、ただ、この六年産米については、生産量は前年より増えているんですよね。減っていて今不足なのではなくて、十八万トン増加する中で、減っているのはどこかというと、全農さんを始めとする集荷業者への生産者の出荷量が減っているんです。集荷量が三十一万トン減少している。
 なので、恐らく、一般の方からすると、こんなに足りないから、米の生産量が減っているというふうに思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、実はそれは増えているんです。ただ、この集荷量が減っている。ですので、こういったところがどうなのかというのが、流通全体を見て検証というのは、私は、代表がおっしゃるとおり、今後必要だと思います。
 どこが増えているかというと、集荷業者以外のところが増えているんですよね。ここが前年より四十四万トン増えているということであります。この結果、例年とは異なる調達ルートとして、業者間の取引市場からスポット的に高い価格で仕入れることが必要となった。
 ですので、私は生産者の方と、この前、日曜日に埼玉県に行って米農家さんと話をしたときに、これは全国植樹祭の後にお話をしたんですが、今スポットで五万という数字なども出たりしている中で、何も手を打たないと、もしかしたら、それは六万とか更に上がりかねないような状況なので、ここは備蓄米の放出というのも理解をできるという声を生産者からもいただきました。こういったスポットで高い価格が入っていることも一つは、今現状としてはあります。
 また、米の不足感が継続する中で、集荷業者から生産者に支払われる概算金が前年と比べて高い中で、集荷と卸の間の相対取引価格、これも秋以降継続して上昇しているとともに、端境期まで在庫をもたさなきゃいけないということをやはり卸の皆さんも考えますから、余り大量に出さずに、少しじわじわと出さなきゃいけないということも含めた不足感というものが、棚の現状だったり、消費者の皆さんの感覚としても私は出ているのが現状なのではないかなと捉えています。
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野田佳彦#28
○野田(佳)委員 しっかりと分析をした上で、今いろいろお話しされましたけれども、それに対しての処方箋をしっかり書いていくということが大事だと思います。気合が入っていることは分かりますけれども、気合だけではなくて、正しい分析が前提だと思いますので、お願いをしたいと思います。
 もう一つ、大事な総括は、備蓄米の放出は前大臣の下でも三回行われました。これをどう総括するかなんですね。結果的には、残念ながら店頭に十分に出回っていないこととか、高騰は変わっていませんよね。先週も五キロ当たりの値段は高くなったし、今週も高くなっている。ずっと引き続き異常な高騰が続いたままで、効果がないじゃないですか。
 私は、三回の従来の備蓄米の放出、これをどう総括するか。是非お伺いしたいのは、確かに同じ政権の新旧大臣だから言いにくい部分があるかもしれないけれども、それは、トランプ大統領がバイデン大統領を全否定するようなことはできないかもしれないけれども、正しい総括がないと次に進めないと思いますよ。是非、御見解をお聞かせいただきたいと思います。
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小泉進次郎#29
○小泉国務大臣 まず、一回目から三回目、一般競争入札という形で十万トンずつ備蓄米の放出をやられたわけです。そういった中で明らかになっている一つは、なかなか店頭に並ばないことです。スピードが足りない。そして、もう一つは、一般競争入札ですから、高い値を入れた方が落とすわけです。そのことが結果として、そこまで国民の皆さんも期待したほどの値下がり効果がなかった。
 これを受けて、私は一週間前に就任をしたときに農水省の中で議論をしたのは、既に四回目の一般競争入札をそのままやっていたら、実は今日が一般競争入札の四回目の初日に当たる日だったんです。だけれども、そこを続けていても、このスピードは加速化はできないだろう、こういったことも判断をし、私の判断でありますが、随意契約という形に変えて、競り上がることがない、そういった形を取りました。
 そして、もう一つの課題であるスピード感を持ってということは、流通の形を変えなければいけないので、対象を大手の小売さんにさせていただいて直接届ける、こういった形をもって、結果として、週明けには事業者の方が努力をしてくださったおかげで二千円の備蓄米が店頭に並ぶことになっている。このスピード感は、やはり今後、様々な、いろいろな課題もあるかもしれませんが、まずはこの随意契約で今までの課題を乗り越えるということに、今は一定程度効果が出てきたのではないでしょうか。
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