予算委員会

1954-12-21 衆議院 全246発言

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会議録情報#0
昭和二十九年十二月二十一日(火曜日)
    午前九時五十二分開議
 出席委員
   委員長 山口喜久一郎君
   理事 西村 直己君 理事 西村 久之君
   理事 川崎 秀二君 理事 中曽根康弘君
   理事 佐藤觀次郎君 理事 今澄  勇君
      相川 勝六君    天野 公義君
      池田 勇人君    尾崎 末吉君
      尾関 義一君    大橋 武夫君
      倉石 忠雄君    迫水 久常君
      津雲 國利君    富田 健治君
      中村  清君    灘尾 弘吉君
      福田 篤泰君    船越  弘君
      本間 俊一君    八木 一郎君
      山中 貞則君    稻葉  修君
      宇都宮徳馬君    河野 金昇君
      椎熊 三郎君    園田  直君
      高瀬  傳君    中村 梅吉君
      中村三之丞君    福田 赳夫君
      古井 喜實君    森   清君
      足鹿  覺君    田中織之進君
      成田 知巳君    松原喜之次君
      三鍋 義三君    横路 節雄君
      淺沼稻次郎君    稲富 稜人君
      川島 金次君    河野  密君
      小平  忠君    堤 ツルヨ君
      久保田 豊君
 出席国務大臣
        内閣総理大臣  鳩山 一郎君
        外 務 大 臣 重光  葵君
        大 蔵 大 臣 一萬田尚登君
        文 部 大 臣 安藤 正純君
        厚 生 大 臣 鶴見 祐輔君
        農 林 大 臣 河野 一郎君
        通商産業大臣  石橋 湛山君
        運 輸 大 臣 三木 武夫君
        郵 政 大 臣 武知 勇記君
        労 働 大 臣 千葉 三郎君
        建 設 大 臣 竹山祐太郎君
        国 務 大 臣 大麻 唯男君
        国 務 大 臣 大村 清一君
        国 務 大 臣 高碕達之助君
        国 務 大 臣 西田 隆男君
        国 務 大 臣 三好 英之君
 出席政府委員
        内閣官房長官  根本龍太郎君
        内閣官房副長官 松本 瀧藏君
        法制局長官   林  修三君
        法務政務次官  櫻内 義雄君
        大蔵事務官
        (主計局長)  森永貞一郎君
        文部政務次官  小高 熹郎君
        通商産業政務次
        官       山本 勝市君
        労働政務次官  志賀健次郎君
 委員外の出席者
        大蔵事務官
        (事務次官)  河野 一之君
        大蔵事務官
        (主税局長)  渡辺喜久造君
        専  門  員 小林幾次郎君
        専  門  員 園山 芳造君
        専  門  員 小竹 豊治君
    —————————————
十二月六日
 委員高橋圓三郎君、加藤常太郎君、廣瀬正雄君、
 横路節雄君及び稲富稜人君辞任につき、その補
 欠として木村俊夫君、宇都宮徳馬君、床次徳二
 君、阿部五郎君及び川俣清音君が議長の指名で
 委員に選任された。
同 日
 委員川俣清音君辞任につき、その補欠として稻
 富稜人君が議長の指名で委員に選任された。
同月七日
 委員小林進君辞任につき、その補欠として堤ツ
 ルヨ君が議長の指名で委員に選任された。
同月十一日
 委員木村俊夫君辞任につき、その補欠として高
 橋圓三郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月十三日
 委員倉石忠雄君及び小林絹治君辞任につき、そ
 の補欠として山口喜久一郎君及び前田正男君が
 議長の指名で委員に選任された。
同月十四日
 委員高橋圓三郎君、山崎巖君、淡谷悠藏君、稻
 富稜人君及び山花秀雄君辞任につき、その補欠
 として熊谷憲一君、山田彌一君、武藤運十郎君
 中澤茂一君及び田中織之進君が議長の指名で委
 員に選任された。
同月十五日
 委員岡田五郎君、尾崎末吉君、葉梨新五郎君及
 び阿部五郎君辞任につき、その補欠として篠田
 弘作君、松岡俊三君、倉石忠雄君及び小川豊明
 君が議長の指名で委員に選任された。
同月十七日
 委員松岡俊三君及び小川豊明君辞任につき、そ
 の補欠として尾崎末吉君及び横路節雄君が議長
 の指名で委員に選任された。
同月十八日
 委員高橋禎一君、武知勇記君、山本勝市君及び
 横路節雄君辞任につき、その補欠として高瀬傳
 君、楠美省吾君、稻葉修君及び森三樹二君が議
 長の指名で委員に選任された。
同月二十日
 委員楠美省吾君、舘林三喜男君、床次徳二君、
 中村三之丞君及び中澤茂一君辞任につき、その
 補欠として園田直君、椎熊三郎君、古井喜賢君、
 森清君及び稲富稜人君が議長の指名で委員に選
 任された。
同月二十一日
 委員植木庚子郎君、熊谷憲一君、小峯柳多君、
 篠田弘作君、原健三郎君、前田正男君、小枝一
 雄君、高瀬傳君、伊藤好道君、滝井義高君、森
 三樹二君、川島金次君及び黒田寿男君辞任につ
 き、その補欠として福田篤泰君、山中貞則君、
 大橋武夫君、天野公義君、津雲國利君、池田勇
 人君、中村三之丞君、田中龍夫君、成田知巳君、
 足鹿覺君、横路節雄君、淺沼稻次郎君及び久保
 田豊君が議長の指名で委員に選任された。
同 日
 委員淺沼稻次郎君辞任につき、その補欠として
 川島金次君が議長の指名で委員に選任された。
同月十一日
 委員長倉石忠雄君が委員長を辞任した。
同月十三日
 山口喜久一郎君が議長の指名で委員長に選任さ
 れた。
同月二十一日
 理事山本勝市君委員辞任につき、その補欠とし
 て川崎秀二君が理事に当選した。
    —————————————
本日の会議に付した事件
 理事の互選
 国政調査承認要求に関する件
 予算の編成並びに実施状況等に関する件
    —————————————
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山口喜久一郎#1
○山口委員長 これより会議を開きます。
 この際一言ごあいさつを申し上げます。このたび不肖私がはからずも予算委員長に選任されましたが、この重責をになうことになりまして、まことにふなれのものでありまして、各位の御鞭撻、御協力によりまして、その職責を果し、大過なきを期して参りたいと念願いたしておるような次第であります。何とぞよろしく御協力をお願いいたします。拍手
    —————————————
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山口喜久一郎#2
○山口委員長 この際お諮りいたします。委員の交代によつて、理事が一名欠員になりましたので、この補欠は先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山口喜久一郎#3
○山口委員長 御異議なしと認めます。よつてその通り決定いたします。理事に川崎秀二君を指名いたします。
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山口喜久一郎#4
○山口委員長 次にお諮りをいたします。予算編成並びに実施状況等に関する件につきまして、議長に対し国政調査の承認要求を行うこととし、その手続は委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議はございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
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山口喜久一郎#5
○山口委員長 御異議なしと認めます。よつてその通り決しました。
 それでは議長の承認を得るため、暫時休憩いたします。そのままお待ちを願います。
   午前九時五十四分休憩
     ————◇—————
   午前九時五十六分開議
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山口喜久一郎#6
○山口委員長 休憩前に引続き会議を開きます。
 予算の編成並びに実施状況等に関する件を議題といたします。
 質疑を行います。津雲国利君。
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津雲國利#7
○津雲委員 まず鳩山首相に御質問申し上げたいと思います。十二月九日に発表せられたいわゆる三派共同声明、すなわち解散の時期と総選挙の終了の時期を明示した、あの共同声明、この発表の前の経緯を見ておりますと、どうも社会党両派の強い要請によつて、その要請に屈して、ああいうことになつたような疑いが私には強いのでございますが、鳩山首相並びに岸幹事長の当時における新聞紙上の談話等を通して見ますと、これは条件では断じてない、かように明言しておりますから、そのいずれであるかにつきまして、率直に御答弁を煩わしたいと思います。
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鳩山一郎#8
○鳩山国務大臣 委員長の御許可を得まして、失礼ですが、すわつたまま答弁さしていただきます。
 ただいま津雲君の御質問の言葉の中にありました通り、社会党の強要によつて、解散を早期にするということを約束した次第ではございません。私どもは日本民主党というものをつくつたのでありますが、国民から民主党の党員として選挙せられた次第でもございませんし、とにかく百二十有余名をもつて、ただちに政権にすわつて、政治を続けてやるというようなことは、きわめて僭越しごくなことと考えまして、どうしても選挙の洗礼を受けた後に政治を行うべきものと思つたのであります。社会党が希望しておつたことは当然でありますが、むしろ社会党の希望を、私は天の声なりというような気分をもつて聞いたのでありまして、決して自分から屈服をして要請に応じたというわけではございません。
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津雲國利#9
○津雲委員 よくわかりました。なおまたあなたの談話でも、岸幹事長の談話というか、民主党の両院議員総会における答弁というようなものを通して見ましても、この三派共同声明は、三党間の約束ではないということを明言いたしております。しかし、私が常識的に考えて、三党の間であの声明を出した以上は、三党間の信義を持つて守らなければならぬ約束であると同時に、これは天下に向つて声明した以上は、国民に対するところの公約でもあるということは当然のことと思う。しかしこれは約束でないとあえて言つておる。そこに私は少し疑念を持つのでありますが、時間がございませんから、この点についてはこれだけ申し上げただけで、御質問申し上げません。
 ただ、ただいま鳩山首相の答弁によりまして、ともかくも国会再開劈頭解散、三月初旬選挙終了、こういういわゆる三派の共同声明は天の声だ、これだけのことは御明言を得てはつきりいたしたと思うのでございます。そうすると、ただいまの御答弁から考えまして、私はこう解釈をいたすのであります。国会再開劈頭解散、三月初旬総選挙終了、こういう趣旨のいわゆる早期解散は、三党の意見が偶然に一致したものである、こう私は解釈するのが今の御答弁から見て無理のない結論であるように考えるのでございます。それでよろしゆうございますか。
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鳩山一郎#10
○鳩山国務大臣 そうでございます。それでけつこうでございます。
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津雲國利#11
○津雲委員 そうすると、もう一ぺん繰返しますが、鳩山総理大臣も民主党の諸君も、国会再開劈頭解散、三月上旬選挙終了ということがわが国情に照して最もいい時期である、最良最善の時期であると断じたに間違いないと思うのでありますが、そう解釈してよろしゆうございますか。
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鳩山一郎#12
○鳩山国務大臣 ただいまの御質問は、国会再開後ただちに解散がよろしいと思うがという御質問ですか。
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津雲國利#13
○津雲委員 その時期が、国会再開劈頭解散、三月上旬選挙、こういういわゆる選挙の時期がわが国現下の国情に照し、なお政治的に支障万般のことを考え、民主党としてもすべてのことを慎重に考えた結果、最善最良の時期であると御判断をなされたものと考えるがどうであるか。こういう意味であります。
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鳩山一郎#14
○鳩山国務大臣 国会再開というのは来年ですね。来年の一月二十日ごろに再開せられた場合に、劈頭に解散するのが適当であるというように考えるかという御質問ですね。
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津雲國利#15
○津雲委員 それが一番いい時期かということです。
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鳩山一郎#16
○鳩山国務大臣 政府としては、政府の所信を一応述べまして、野党諸君の質問を聞くという方が、民主的じやないかというように考えておりますが、まだ解散の時期、方法等についてはきめておりません。
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津雲國利#17
○津雲委員 私の質問の要点が総理にははつきりおのみ込みになれぬようでございますが、声明文に記載してある国会再開劈頭解散、三月上旬選挙終了、こういういわゆる解散のきめ方が、民主政治、議会政治の建前の上では最も重大であり、厳粛であるべきところの解散、選挙ということに対しては、その時期を選ぶことが非常に大事なことであるが、これが天の声だといつてそれをおきめになつたのであるから、民主党としても鳩山首相としても、あるいは鳩山内閣としても、その選挙の時期がわが国現下の国情に照して一番いい時期であると断定したときでなければ、解散もできず、選挙もできないはずでございます。一番いい時期とお考えになつたのか、最善最良の時期とお考えになつたのか、こういう質問でございます。
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鳩山一郎#18
○鳩山国務大臣 三月上旬に選挙をやることが最良の時期のように考えました。
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津雲國利#19
○津雲委員 それでは総理に対する質問は一応やめておきまして、経済閣僚の諸君に簡単にお答えを願いたい。
 高碕経済審議庁長官にお尋ねしますが、ただいまの解散の時期、選挙の時期について総理と御同感でございますか。
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高碕達之助#20
○高碕国務大臣 総理とまつたく同感であります。
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津雲國利#21
○津雲委員 石橋通産大臣も御同感でございますか。答弁はごく簡単でよろしゆうございます。
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石橋湛山#22
○石橋国務大臣 同感であります。
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津雲國利#23
○津雲委員 大蔵大臣一萬田君に御同様の趣旨で伺つておきます。
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一萬田尚登#24
○一萬田国務大臣 同様でございます。
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津雲國利#25
○津雲委員 それでは念のために申し上げておきますが、三月上旬までに選挙を終了する、こういう三派の共同声明は、鳩山内閣の経済閣僚も全部、これがわが国現下の国情に照して最もいい時期であるということに御同感だ、これはさしつかえございませんね。
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山口喜久一郎#26
○山口委員長 だれに御質問でございますか。
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津雲國利#27
○津雲委員 あと河野君だとか、建設大臣とかに伺わなければなりませんが、大体それでよろしゆうございますね。——そのように承知いたします。
 そうするとこの三派の北同声明は、鳩山首相がまだ内閣を組織しなかつた前に御同意になつた声明でございますが、もちろん今日内閣を組織せられたあとでもこれに御同意である——これをかえる御意思のないということはもうはつきりいたしているようでございます。そこで私は重ねて申し上げておくのでございますが、この声明はあくまでも社会党の強要によるものではない、また社会党との約束でもない、これは鳩山さん自身また民主党自体が信念を持つて最もいい時期に解放をし、最もいい時期に選挙をするものであるとお認めになつたことが明瞭であるようでございます。
 そこで私は一萬田さんにお伺いしたいのでございますが、昭和三十年度の予算の規模については、新聞紙で拝見いたしておりますと、昭和二十九年度の規模、すなわち一兆円という範囲に限定する、そうして重点的にただ金の使い道をかえて行くのだ、こういうことのようでございますが、そう了解してさしつかえございませんか。
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一萬田尚登#28
○一萬田国務大臣 今のお言葉で限定するというお言葉がありましたが、これは必ずしも私賛成しません。一兆円予算を組むように努力をあくまで払う、こういう意味でございます。それだけを修正して、あとはよろしゆうございます。
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津雲國利#29
○津雲委員 もう一ぺん一萬田大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、暫定予算を——これはかりに組むとして、暫定予算の性格の上から、私はそれは国政を運営して行くところの最低の費用、たとえば継続費とかあるいは事務費というようなものの範囲に限つてやるべきものと思うのでございますが、大蔵大臣の御見解はいかがでございますか。
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