予算委員会第一分科会

1965-02-25 衆議院 全283発言

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会議録情報#0
昭和四十年二月二十五日(木曜日)
   午前十時十五分開議
 出席分科員
   主査 植木庚子郎君
      井出一太郎君    稻葉  修君
      小川 半次君    川崎 秀二君
      八木 徹雄君    石橋 政嗣君
      辻原 弘市君    泊谷 裕夫君
      野原  覺君    村山 喜一君
   兼務 大原  亨君 兼務 加藤 清二君
   兼務 帆足  計君 兼務 玉置 一徳君
 出席国務大臣
        文 部 大 臣 愛知 揆一君
 出席政府委員
        総理府事務官
        (中央青少年問
        題協議会事務局
        長)      赤石 清悦君
        警  視  監
        (刑事局長)  日原 正雄君
        大蔵事務官
        (主税局長)  泉 美之松君
        文部政務次官  押谷 冨三君
        文部事務官
        (初等中等教育
        局長)     福田  繁君
        文部事務官
        (大学学術局
        長)      杉江  清君
        文部事務官
        (体育局長)  前田 充明君
        文部事務官
        (管理局長)  齋藤  正君
        文部事務官
        (文化財保護委
        員会事務局長) 宮地  茂君
        運輸事務官
        (観光局長)  増川 遼三君
        海上保安庁長官 今井 榮文君
        労働基準監督官
        (労働基準局
        長)      村上 茂利君
        自治事務官
        (財政局長)  柴田  護君
 分科員外の出席者
        大蔵事務官
        (主計官)   小田村四郎君
        運輸事務官
        (気象庁次長) 大森 重義君
        自治事務官
        (行政局公務員
        課長)     松浦  功君
        自治事務官
        (財政局財政課
        長)      岡田 純夫君
        日本国有鉄道総
        裁       石田 礼助君
        日本国有鉄道常
        務理事     今村 義夫君
    —————————————
二月二十五日
 分科員石橋政嗣君委員辞任につき、その補欠と
 して泊谷裕夫君が委員長の指名で分科員に選任
 された。
同日
 分科員泊谷裕夫君委員辞任につき、その補欠と
 して村山喜一君が委員長の指名で分科員に選任
 された。
同日
 分科員村山喜一君委員辞任につき、その補欠と
 して石橋政嗣君が委員長の指名で分科員に選任
 された。
同日
 第二分科員玉置一徳君、第三分科員大原亨君、
 加藤清二君及び第五分科員帆足計君が本分科兼
 務となった。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 昭和四十年度一設会計予算中文部省所管
 昭和四十年度特別会計予算中文部省所管
     ————◇—————
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植木庚子郎#1
○植木主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
 昭和四十年度一般会計予算、及び同特別会計予算中、文部省所管を議題といたします。
 この際申し上げます。本日は質疑通告が十三名ありますので 質疑時間は 先に申し上げましたとおり、本分科会の本務員については一時間、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度とし、時間厳守に御協力をお願いいたします。
 質疑の通告がありますので、順次これを許します。野原覺君。
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野原覺#2
○野原(覺)分科員 文教政策の若干の問題で文部大臣にお尋ねをしたいと思います。
 まず最初にお伺いしたいことは、大学の効外移転の問題です。
 本年の二月二日の朝日新聞、「東大の移転、前向きに文相が発言、閣議で了承」、同じく二月二日の日付で読売新聞が「東大移転の機熟す、冨士山ろくへ、田中蔵相談」、それから同じく二月二日の東京新聞を見ますと、「東大を効外に移転、文相と大河内学長一致」、こういう報道が次から次となされております。
 そこでお伺いしたいのは、東大を効外に移転させるという方針を政府は確認しておるのか。そういう方針をとっておるのかどうか。このことです。
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愛知揆一#3
○愛知国務大臣 これはちょっとお答えが長くなって恐縮ですが、経過をこの際申し上げておきたいと思います。
 御案内のように、四十年度の予算に関連いたしまして、大阪大学の移転を決定をいたしましたわけで、その所要の土地の購入等のために所要の法律措置が必要でございますので、法律案の御審議をお願いすべく御提案申し上げているわけであります。
 この法律案を政府部内できめまするときに、これは大阪大学に限らず、将来大都市から効外に大学が移転、あるいは拡充するというような場合に、必要な土地の買収等については同様の措置を講ずるということを、何と申しましょうか、内意と申しましょうか、そういうことを決定いたしたわけでございまして、東大については、ただいま御指摘のように、いろいろ新聞報道等もございますけれども、東大は移転を決定をしたというふうにはまだなっておりません。
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野原覺#4
○野原(覺)分科員 東大の移転は決定をしていないようでございますが、そういたしますと、この際、たとえば阪大というお話がございましたが、国立大学を、過密都市対策あるいは学校の教育環境の面、そういう点を考えて、国立大学をやはり効外に移転さすべきである、そういうような考え方をお持ちであるかどうか。
 それから、もしお持ちであるとすれば、その計画がございましたら、文部大臣個人の考え方でもけっこうでございますから、お述べいただきたい。
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愛知揆一#5
○愛知国務大臣 実は事は大学でございますので、普通の工場等の移転とは質が違う問題だと思っております。したがって、東大等につきましても、東大自身の拡充計画、あるいは自主的な計画というものをあくまで尊重してまいりたい。そういう点から申しますと、過密都市対策であるから大学をまず追い出してかかれというふうな取り上げ方は、私はいたすべきものでない、こういう信念を持って今後も考えていきたいと思います。
 それから、これに関連して、どういうふうな計画があるかというお話でありますが、御案内のように、研究学園都市を今後十年以内に完成をいたしたいという計画は、これは閣議決定をいたしておりまして、国立の諸研究所、いま考えておりますのは三十五カ所くらいございますが、そのほかに大学も、移転と申しますか、その際研究学園都市につくりたい。これもただいま申しましたように、大学の問題でございますから、大学の自主性、創意というものをあくまでたっとんでいかなければなりませんけれども 東京教育大学というようなところが一番適当ではなかろうかということで、寄り寄り内相談をいたしておりますことは事実でございまして、研究学園都市に東京教育大学を、この際りっぱなものにしてそこに移し、かつ拡充をしたい、こういう内々の計画がございますことは事実でございます。
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野原覺#6
○野原(覺)分科員 研究学園都市と申しますと、教育大学だけではなかろうと思うのです。ほかに考えておる大学があるかどうか。
 それから、いま政府がそういう方向をとりつつあるとすれば、その学園都市を設定する場所、それはどういうところを考えておるのか。
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愛知揆一#7
○愛知国務大臣 これは御案内の茨城県土浦の周辺でございまして、現に関係閣僚懇談会の議を経て、閣議でも四十年度から向こう十カ年間に完成するということで、首都圏整備委員会等をはじめといたしまして、関係省庁で事務的にも連絡会議を開催いたしておりますし、ただいま申しました文部省、あるいは別途私の担当いたしております科学技術庁の関係をあわせて申し上げますと、ただいま申しましたように、一大学三十五研究所ということで、これはかなり具体的な検討を開始いたしております。
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野原覺#8
○野原(覺)分科員 ほかに大学がありますか。
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愛知揆一#9
○愛知国務大臣 ただいまのところはございません。
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野原覺#10
○野原(覺)分科員 大学の自主性を尊重されるということですが、教育大学の学校側としては、その計画に賛意を表しておるのかどうか、移転してもよいという意向であるのかどうか。
 それから、新聞によりますと、東京の外語も、その研究学園都市でございますか、そこに考えておるやに私、拝見をしましたが、外語のほうはどうなっておるのか、承りたいと思います。
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愛知揆一#11
○愛知国務大臣 ただいま申し上げましたように、東京教育大学の場合におきましても、あくまで大学の自主的な計画を尊重してまいりたい。
 それから、外語大学については、いま確たる話題にはのぼっておりません。
 それから、東京教育大学につきましては、学内におきましても、研究学園都市に移転するとすれば、こうこういうようなことをその際にあわせて措置してもらいたいというような希望条件等をもあわせまして、いろいろ研究中であるように聞いております。
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野原覺#12
○野原(覺)分科員 研究学園都市の計画を十カ年間でやるとすれば、総予算をどのくらい見積もっておられますか。
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愛知揆一#13
○愛知国務大臣 これは全体の計画のことと、それから土地の買収の問題等もございますから、これは他のしかるべき閣僚、事務当局からお答えしたほうが正確かと思います。
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野原覺#14
○野原(覺)分科員 他のしかるべき閣僚といえば、これはどなたでございましょうね。大蔵大臣かと思うんだけれども、大蔵大臣はきょう見えておりませんし、最もしかるべき閣僚は総理大臣ではなかろうかと思うのですね。やはり文部省としての考え方はございませんか。
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愛知揆一#15
○愛知国務大臣 これは別に隠しだてするわけでも何でもなく、土地買収その他の関係もございましょうし、それから、いま申しましたように、一応いまの段階で一大学三十五研究所というように考えているということでございまして、まだ、その土地の買収費を別にいたしましても、この程度の金がかかるというところをお話し申し上げるだけの十分な用意ができていないわけでございますけれども、場合によれば、大ざっぱの見通し、見当というようなことは、そのほうを研究しておる者から申し上げることもできようかと思って、いまのようなお答えをしたわけでございます。
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野原覺#16
○野原(覺)分科員 大学の自主性を尊重されまして、その上に立ってこのような学園都市ができるということに私どもは賛意を表したいと思うのです。賛意を表したいと思いまするがゆえに、私は、やはりもっと具体的な、十カ年計画でどれだけの予算で、どのような継続的な計画的な仕事を遂行していくのか、そういった綿密なものがお示し願えればけっこうではないかと思ってお尋ねしましたが、まだその時期ではないようであります。
 いつごろそういう総合的な年度計画と申しますか、それはできますか。
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愛知揆一#17
○愛知国務大臣 これは私の個人的な見込みなんでありますけれども、この学園都市の建設というようなことは、決心をすれば早く拍手すべきである、そうして十カ年以内で完成をしたいということをすでに希望としてきめておるくらいでございますから、四十一年度中くらいに具体的な青写真が確定をして、そしてそれまでの間に、とにかく土地の買収を進めておいて、都市計画をつくり、基本となるような土木事業と申しましょうか、環境を整えつつ具体的な施設の配置の青写真を決定する。これはほんとうに私の個人的なあれでございますが、四十一年度中くらいにそういった青写真が確定する。したがって、その際には、向こう十カ年あるいは九カ年の年次別の予算や財政投融資、あるいは民間の投融資というようなことの具体的な資金計画もきまる、そういうふうになりたいものであるなというように私は感じております。
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野原覺#18
○野原(覺)分科員 そこで、次に尋ねしたいことは、その学園都市に、たとえば教育大学が移転をする、あるいはどこそこの研究所が移転をする。そうなりますると、現在使っておる、あのりっぱなビル、校舎等は、どういうようにこれはもっていったらいいか、お使いになるのか。お考えがあれば承っておきたいと思います。
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愛知揆一#19
○愛知国務大臣 先ほど申し上げましたように、東大というようなものについては、これは全く未確定要素ばかり多いわけでございますから、たとえば東大のようなりっぱな建物をもし移転するような場合にどうするかということはしばらく将来の問題として、まだ現実の課題ではなかろうかと私は思います。
 それから、たとえば教育大学等につきましては、中には新しいものもございますし、中には古い建物もございますが、これはやはり今度はそういう面においては東京の都市計画という面からいって、たとえば公園にするのも必要な考え方でございましょう、あるいは図書館等にするのも必要でございましょうし、あるいは先ほど申しました大学の自主的な希望、あるいは条件というようなことから申しまして、歴史的な伝統のある地域に何らかの記念の施設は残したいというような希望もあろうかと思います。それらを十分勘考して考えてまいりたいと思います。
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野原覺#20
○野原(覺)分科員 大阪とか東京といったような過密都市を何とかしなければならぬということが、やはり首都圏整備委員会あるいは近畿圏整備委員会等で問題になっておる。そこで、この学園が郊外に移転した場合に、その学園の建物をどう使うかということは、私は、これはよほど慎重に考えないといけない。土地建物を売却してその金でその学園を郊外に移転させる、こういうようなことになりますと、そこには商社ができ、会社ができ、かえってそれは過密化防止の対策にならない。建物をこわして公園にすれば、これは過密都市対策としては一番適当かと思うのでございますけれども、そういう点も十分配慮してやっていただかなければならぬのではないかと考えておるわけであります。
 それから、新聞報道の誤りだといえばそれまででございますけれども、田中大蔵大臣がえらい御熱心のようでありまして、富士山ろくに東大はぜひ移す、その金は一千億円だ、こういうことを方々でお話しになっておる。このことが東大側に非常に敏感に反映をして、東大でも学内でいろいろ議論が沸騰しておるやに聞くわけですが、この辺はどういうことになっているのか。閣議でそういうお話が出たり、あるいはそういうような方向をとろうというお考えがどこかにあるのじゃございませんか。いかがですか。
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愛知揆一#21
○愛知国務大臣 先ほども申しましたように、最近におきまして閣議におきましての話といいますのは、法律案の閣議決定に際しまして、文部大臣としては、先ほど申しましたように、過密都市から大学を追い出すのであるというような感覚でものをとらえては困るということを念のために発言して了解を得たわけでございまして、富士山ろくその他についてそういう具体的な話は閣議では全然出ておりません。
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野原覺#22
○野原(覺)分科員 以上で東大の移転問題は一応終わっておきたいと思います。
 次にお尋ねしたいことは、教科書の問題です。
 昭和四十年度の予算を見ますと、教科書の無償措置が公立、私立合わせて小学校の六年まで、その金額は五十九億円、こう出ておるわけであります。私どもがいろいろ今日までお伺いしたところによると、文部省としてはこれには御不満を持っておられて、中学校一年までこれは要求しなければならぬ、こういうことで大蔵省と折衝されたやに承っておりますが、その問の経緯を御説明願いたいと思います。
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愛知揆一#23
○愛知国務大臣 ただいま御指摘のとおり、今年度は六十億円ほどの予算を計上いたしております。そして六年までの計画を具体的に進めることができるようになりました。
 当初、文部省といたしましては、前々から四十年度の予算には中学一年まで措置をしたいと考えまして、それに所要の予算が約二十二億円でございますから、約九十億ほどの予算を要求いたしました。それに対する大蔵省の査定は、小学校六年までにしてほしい、それからさらに、半額地方負担にしてはどうかという提案がございました。中学一年までの措置も大事なことでありますが、私どもとしてはこれを国庫で全額やるべきものであるという信念を持っておりますので、そのほうがまた比較的にいえばより大切な問題であろうかと考えました。そこで、いろいろ折衝といいますか、相談をいたしまして、全額国庫負担で、そしてことしはやむを得ずでございますが、六年で、中学一年から三年までの問題は来年度以降において措置をする、それから六年についてはもちろん全額国庫でやる、こういう決着になったわけでございまして、私としてもこの点は残念に思っております。
 しかし、同時に、文教予算も実はたいへん多くの問題をかかえておりますので、公立学校義務教育の関係で申しましても、たとえば僻地教育の充実というようなこともございますし、それからそのほか一々ここにあげるのもいかがかと思いますが、相当たくさんの問題をかかえております。これにきめのこまかい配慮をいたしたいと思います。それから一方におきまして大学の問題、私学の問題、社会教育の問題、あるいは国際文化交流とか、文化財保護とか、各般にわたる問題を持っておりますので、まあ何と申しますか、そういう点から、財政事情等も大蔵大臣から十分承知をいたしました上で、最後のところでこの教科書の中学一年ということは、私としては残念でありますが、あきらめた、後日に問題を残したということになっておるわけであります。
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野原覺#24
○野原(覺)分科員 つまり大蔵省に押し切られたわけです。
 そこで大事なことは、そういたしますと、昭和四十一度の予算には、一挙に中学三年までの無償措置の予算を計上されるかどうか。いかがですか。
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愛知揆一#25
○愛知国務大臣 文部省といたしましては、中学三年までぜひ四十一年度、あるいは四十一年度では一挙に片づかぬかもしれませんけれども、従来から考えておりますような年次計画でこれを完成していきたい。当然四十一年度の予算編成に際しましては強く要求をいたしてまいりたいと思っております。
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野原覺#26
○野原(覺)分科員 政府が国民に公約をいたしましたのは五カ年計画であった。予算でいえば昭和三十七年度に小学校一年、それから三十八、三十九、四十、四十一年度まで。予算では実施年度は一年ずれるようでありますが、この政府の五カ年計画というのは、これはくずされてきたような印象を私どもは受けるのです。その心配は無用でしょうかね。
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愛知揆一#27
○愛知国務大臣 どうもこれは四十一年度、あるいはそれ以降の問題になりますから、野原委員かう御懸念をお持ちになるのもごもっともかと思いますけれども、私といたしましては、この既定の計画を、ずれましたけれども、終期はなんとか前の目標のとおりにやってまいりたい。現在のところはそういうふうに考えております。
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野原覺#28
○野原(覺)分科員 これはよほど決意をもってやらないというと、これは政府の公約違反として私どもは来年度はその責任を追及しなければなりません。これは公約をしておるのです。前の総理大臣池田さんが本会議で公約をしたわけです。私はこの公約については、ここに速記も実は用意をしておるのです。とにかく小学校六年までに押えられたこと自体が、私は公約違反ではないかと思うのです。来年度にならなければ公約違反が問題にならぬかというと、そうじゃないのでありまして、昭和四十年度の予算では中学一年まで行ないますという約束を、教科書の無償措置法案を国会に出したときに、初中局長の福田さんが文部大臣の前で答弁をしておるのです。ところが、今度は大蔵省に二十二億円削除されて、小学校六年までしかこの四十年度予算には計上できていない。私はこれはやはり大きな問題だと思うのですよ。この点について一応文部大臣の御見解を承っておきましょう。
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愛知揆一#29
○愛知国務大臣 ことしは、四十年度については中学一年分まで予算の計上をしたいということを前内閣以来考えておりましたことは、事実御指摘のとおりでございます。しかし、先ほど申しましたような事情で、私としてはまことに遺憾でもあり、申しわけないことに思いますけれども、六年まででがまんせざるを得なくなった、しからば前々からの考えのとおりに、できれば一年ずれただけで、しかし終期は前々からの計画どおりに合わせて実行すべく最大の今後努力をしたい、まあ今日申し上げ得ることはそういうわけでございます。
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