予算委員会
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会
会議録情報#0
平成三年十二月十二日(木曜日)
午前十時一分開会
―――――――――――――
委員の異動
十一月十五日
辞任 補欠選任
星野 朋市君 野末 陳平君
真島 一男君 平井 卓志君
庄司 中君 吉田 達男君
三重野栄子君 櫻井 規順君
勝木 健司君 橋本孝一郎君
十一月十八日
辞任 補欠選任
北村 哲男君 種田 誠君
常松 克安君 白浜 一良君
針生 雄吉君 片上 公人君
十一月十九日
辞任 補欠選任
諫山 博君 上田耕一郎君
十二月四日
辞任 補欠選任
西川 潔君 下村 泰君
十二月五日
辞任 補欠選任
須藤良太郎君 川原新次郎君
十二月六日
辞任 補欠選任
川原新次郎君 須藤良太郎君
十二月十一日
辞任 補欠選任
野末 陳平君 星野 朋市君
平井 卓志君 野村 五男君
片上 公人君 猪熊 重二君
十二月十二日
辞任 補欠選任
種田 誠君 会田 長栄君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 中村 太郎君
理 事
井上 吉夫君
鹿熊 安正君
前田 勲男君
吉川 芳男君
梶原 敬義君
久保 亘君
佐藤 三吾君
太田 淳夫君
吉岡 吉典君
委 員
井上 章平君
石井 道子君
石原健太郎君
遠藤 要君
大島 友治君
合馬 敬君
北 修二君
斎藤栄三郎君
斎藤 文夫君
須藤良太郎君
関口 恵造君
田中 正巳君
西田 吉宏君
野村 五男君
星野 朋市君
会田 長栄君
國弘 正雄君
小林 正君
櫻井 規順君
清水 澄子君
種田 誠君
細谷 昭雄君
前畑 幸子君
村沢 牧君
森 暢子君
吉田 達男君
猪熊 重二君
白浜 一良君
中西 珠子君
上田耕一郎君
乾 晴美君
高井 和伸君
寺崎 昭久君
橋本孝一郎君
下村 泰君
国務大臣
内閣総理大臣 宮澤 喜一君
法 務 大 臣 田原 隆君
外 務 大 臣 渡辺美智雄君
大 蔵 大 臣 羽田 孜君
文 部 大 臣 鳩山 邦夫君
厚 生 大 臣 山下 徳夫君
農林水産大臣 田名部匡省君
通商産業大臣 渡部 恒三君
運 輸 大 臣 奥田 敬和君
郵 政 大 臣 渡辺 秀央君
労 働 大 臣 近藤 鉄雄君
建 設 大 臣 山崎 拓君
自 治 大 臣
国 務 大 臣 塩川正十郎君
(国家公安委員
会委員長)
国 務 大 臣 加藤 紘一君
(内閣官房長官)
国 務 大 臣 岩崎 純三君
(総務庁長官)
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 伊江 朝雄君
(沖縄開発庁長
官)
国 務 大 臣 宮下 創平君
(防衛庁長官)
国 務 大 臣
(経済企画庁長 野田 毅君
官)
国 務 大 臣
(科学技術庁長 谷川 寛三君
官)
国 務 大 臣 中村正三郎君
(環境庁長官)
国 務 大 臣 東家 嘉幸君
(国土庁長官)
政府委員
内閣審議官
兼内閣総理大臣 野村 一成君
官房参事官
内閣官房内閣外
政審議室長
兼内閣総理大臣 有馬 龍夫君
官房外政審議室
長
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一 大森 政輔君
部長
防衛庁長官官房 村田 直昭君
長
防衛庁防衛局長 畠山 蕃君
防衛庁教育訓練 小池 清彦君
局長
防衛庁経理局長 宝珠山 昇君
防衛庁装備局長 関 收君
防衛施設庁施設 大原 重信君
部長
防衛施設庁建設 新井 弘文君
部長
経済企画庁調整 吉冨 勝君
局長
経済企画庁総合 富金原俊二君
計画局長
経済企画庁調査 小林 惇君
局長
科学技術庁原子 石田 寛人君
力局長
環境庁長官官房 森 仁美君
長
国土庁長官官房 藤原 良一君
長
国土庁計画・調 田中 章介君
整局長
国土庁土地局長 鎭西 迪雄君
国土庁地方振興 小島 重喜君
局長
国土庁防災局長 鹿島 尚武君
法務省刑事局長 井嶋 一友君
外務大臣官房外 渡邊 泰造君
務報道官
外務省アジア局 谷野作太郎君
長
外務省北米局長 松浦晃一郎君
外務省欧亜局長 兵藤 長雄君
外務省経済局長 林 貞行君
外務省経済協力 川上 隆朗君
局長
外務省条約局長 柳井 俊二君
外務省国際連合 丹波 實君
局長
外務省情報調査 佐藤 行雄君
局長
大蔵大臣官房長 篠沢 恭助君
大蔵大臣官房総 日高 壮平君
務審議官
大蔵大臣官房審 石坂 匡身君
議官
大蔵省主計局長 斎藤 次郎君
大蔵省理財局長 寺村 信行君
大蔵省証券局長 松野 允彦君
大蔵省銀行局長 土田 正顕君
国税庁次長 冨沢 宏君
文部大臣官房長 野崎 弘君
文部大臣官房総 井上 孝美君
務審議官
文部省初等中等 坂元 弘直君
教育局長
文部省教育助成 遠山 敦子君
局長
文部省高等教育 前畑 安宏君
局長
文部省高等教育 奥田與志清君
局私学部長
文部省学術国際 長谷川善一君
局長
文部省体育局長 逸見 博昌君
厚生大臣官房総 大西 孝夫君
務審議官
厚生省援護局長 熊代 昭彦君
農林水産大臣官 馬場久萬男君
房長
農林水産省経済 川合 淳二君
局長
食糧庁長官 京谷 昭夫君
林野庁長官 小澤 普照君
通商産業省貿易 高島 章君
局長
運輸大臣官房長 豊田 実君
郵政大臣官房長 木下 昌浩君
郵政大臣官房経 山口 憲美君
理部長
労働大臣官房長 齋藤 邦彦君
労働省職業安定 若林 之矩君
局長
建設大臣官房長 望月 薫雄君
建設省道路局長 藤井 治芳君
建設省住宅局長 立石 真君
自治大臣官房総 滝 実君
務審議官
自治省行政局長 紀内 隆宏君
自治省行政局選 吉田 弘正君
挙部長
自治省財政局長 湯浅 利夫君
事務局側
常任委員会専門 宮下 忠安君
員
説明員
会計検査院総務 阿部 杉人君
審議官
参考人
日本銀行総裁 三重野 康君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○平成三年度一般会計補正予算(第1号)(内閣
提出、衆議院送付)
○平成三年度特別会計補正予算(特第1号)(内
閣提出、衆議院送付)
○平成三年度政府関係機関補正予算(機第1号)
(内閣提出、衆議院送付)
―――――――――――――
この発言だけを見る →午前十時一分開会
―――――――――――――
委員の異動
十一月十五日
辞任 補欠選任
星野 朋市君 野末 陳平君
真島 一男君 平井 卓志君
庄司 中君 吉田 達男君
三重野栄子君 櫻井 規順君
勝木 健司君 橋本孝一郎君
十一月十八日
辞任 補欠選任
北村 哲男君 種田 誠君
常松 克安君 白浜 一良君
針生 雄吉君 片上 公人君
十一月十九日
辞任 補欠選任
諫山 博君 上田耕一郎君
十二月四日
辞任 補欠選任
西川 潔君 下村 泰君
十二月五日
辞任 補欠選任
須藤良太郎君 川原新次郎君
十二月六日
辞任 補欠選任
川原新次郎君 須藤良太郎君
十二月十一日
辞任 補欠選任
野末 陳平君 星野 朋市君
平井 卓志君 野村 五男君
片上 公人君 猪熊 重二君
十二月十二日
辞任 補欠選任
種田 誠君 会田 長栄君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 中村 太郎君
理 事
井上 吉夫君
鹿熊 安正君
前田 勲男君
吉川 芳男君
梶原 敬義君
久保 亘君
佐藤 三吾君
太田 淳夫君
吉岡 吉典君
委 員
井上 章平君
石井 道子君
石原健太郎君
遠藤 要君
大島 友治君
合馬 敬君
北 修二君
斎藤栄三郎君
斎藤 文夫君
須藤良太郎君
関口 恵造君
田中 正巳君
西田 吉宏君
野村 五男君
星野 朋市君
会田 長栄君
國弘 正雄君
小林 正君
櫻井 規順君
清水 澄子君
種田 誠君
細谷 昭雄君
前畑 幸子君
村沢 牧君
森 暢子君
吉田 達男君
猪熊 重二君
白浜 一良君
中西 珠子君
上田耕一郎君
乾 晴美君
高井 和伸君
寺崎 昭久君
橋本孝一郎君
下村 泰君
国務大臣
内閣総理大臣 宮澤 喜一君
法 務 大 臣 田原 隆君
外 務 大 臣 渡辺美智雄君
大 蔵 大 臣 羽田 孜君
文 部 大 臣 鳩山 邦夫君
厚 生 大 臣 山下 徳夫君
農林水産大臣 田名部匡省君
通商産業大臣 渡部 恒三君
運 輸 大 臣 奥田 敬和君
郵 政 大 臣 渡辺 秀央君
労 働 大 臣 近藤 鉄雄君
建 設 大 臣 山崎 拓君
自 治 大 臣
国 務 大 臣 塩川正十郎君
(国家公安委員
会委員長)
国 務 大 臣 加藤 紘一君
(内閣官房長官)
国 務 大 臣 岩崎 純三君
(総務庁長官)
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官) 伊江 朝雄君
(沖縄開発庁長
官)
国 務 大 臣 宮下 創平君
(防衛庁長官)
国 務 大 臣
(経済企画庁長 野田 毅君
官)
国 務 大 臣
(科学技術庁長 谷川 寛三君
官)
国 務 大 臣 中村正三郎君
(環境庁長官)
国 務 大 臣 東家 嘉幸君
(国土庁長官)
政府委員
内閣審議官
兼内閣総理大臣 野村 一成君
官房参事官
内閣官房内閣外
政審議室長
兼内閣総理大臣 有馬 龍夫君
官房外政審議室
長
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一 大森 政輔君
部長
防衛庁長官官房 村田 直昭君
長
防衛庁防衛局長 畠山 蕃君
防衛庁教育訓練 小池 清彦君
局長
防衛庁経理局長 宝珠山 昇君
防衛庁装備局長 関 收君
防衛施設庁施設 大原 重信君
部長
防衛施設庁建設 新井 弘文君
部長
経済企画庁調整 吉冨 勝君
局長
経済企画庁総合 富金原俊二君
計画局長
経済企画庁調査 小林 惇君
局長
科学技術庁原子 石田 寛人君
力局長
環境庁長官官房 森 仁美君
長
国土庁長官官房 藤原 良一君
長
国土庁計画・調 田中 章介君
整局長
国土庁土地局長 鎭西 迪雄君
国土庁地方振興 小島 重喜君
局長
国土庁防災局長 鹿島 尚武君
法務省刑事局長 井嶋 一友君
外務大臣官房外 渡邊 泰造君
務報道官
外務省アジア局 谷野作太郎君
長
外務省北米局長 松浦晃一郎君
外務省欧亜局長 兵藤 長雄君
外務省経済局長 林 貞行君
外務省経済協力 川上 隆朗君
局長
外務省条約局長 柳井 俊二君
外務省国際連合 丹波 實君
局長
外務省情報調査 佐藤 行雄君
局長
大蔵大臣官房長 篠沢 恭助君
大蔵大臣官房総 日高 壮平君
務審議官
大蔵大臣官房審 石坂 匡身君
議官
大蔵省主計局長 斎藤 次郎君
大蔵省理財局長 寺村 信行君
大蔵省証券局長 松野 允彦君
大蔵省銀行局長 土田 正顕君
国税庁次長 冨沢 宏君
文部大臣官房長 野崎 弘君
文部大臣官房総 井上 孝美君
務審議官
文部省初等中等 坂元 弘直君
教育局長
文部省教育助成 遠山 敦子君
局長
文部省高等教育 前畑 安宏君
局長
文部省高等教育 奥田與志清君
局私学部長
文部省学術国際 長谷川善一君
局長
文部省体育局長 逸見 博昌君
厚生大臣官房総 大西 孝夫君
務審議官
厚生省援護局長 熊代 昭彦君
農林水産大臣官 馬場久萬男君
房長
農林水産省経済 川合 淳二君
局長
食糧庁長官 京谷 昭夫君
林野庁長官 小澤 普照君
通商産業省貿易 高島 章君
局長
運輸大臣官房長 豊田 実君
郵政大臣官房長 木下 昌浩君
郵政大臣官房経 山口 憲美君
理部長
労働大臣官房長 齋藤 邦彦君
労働省職業安定 若林 之矩君
局長
建設大臣官房長 望月 薫雄君
建設省道路局長 藤井 治芳君
建設省住宅局長 立石 真君
自治大臣官房総 滝 実君
務審議官
自治省行政局長 紀内 隆宏君
自治省行政局選 吉田 弘正君
挙部長
自治省財政局長 湯浅 利夫君
事務局側
常任委員会専門 宮下 忠安君
員
説明員
会計検査院総務 阿部 杉人君
審議官
参考人
日本銀行総裁 三重野 康君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○平成三年度一般会計補正予算(第1号)(内閣
提出、衆議院送付)
○平成三年度特別会計補正予算(特第1号)(内
閣提出、衆議院送付)
○平成三年度政府関係機関補正予算(機第1号)
(内閣提出、衆議院送付)
―――――――――――――
中
中村太郎#1
○委員長(中村太郎君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
まず、平成三年度補正予算三案審査についての理事会決定事項について御報告いたします。
質疑は、本日十二日及び十三日の二日間行うこととし、総括質疑方式とすること、質疑割り当て時間の総計は二百二十一分とし、各会派への割り当て時間は、自由民主党四十分、日本社会党・護憲共同九十八分、公明党・国民会議三十分、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合それぞれ十五分、参院クラブ八分とすること、質疑順位についてはお手元に配付いたしておりますとおりとすること、以上でございます。
ただいま御報告いたしました理事会決定のとおり取り運ぶことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →まず、平成三年度補正予算三案審査についての理事会決定事項について御報告いたします。
質疑は、本日十二日及び十三日の二日間行うこととし、総括質疑方式とすること、質疑割り当て時間の総計は二百二十一分とし、各会派への割り当て時間は、自由民主党四十分、日本社会党・護憲共同九十八分、公明党・国民会議三十分、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合それぞれ十五分、参院クラブ八分とすること、質疑順位についてはお手元に配付いたしておりますとおりとすること、以上でございます。
ただいま御報告いたしました理事会決定のとおり取り運ぶことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
中
中
中村太郎#3
○委員長(中村太郎君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成三年度補正予算三案の審査のため、本日の委員会に日本銀行総裁三重野康君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →平成三年度補正予算三案の審査のため、本日の委員会に日本銀行総裁三重野康君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
中
中
中村太郎#5
○委員長(中村太郎君) 平成三年度一般会計補正予算、平成三年度特別会計補正予算、平成三年度政府関係機関補正予算、以上三案を一括して議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。大蔵大臣羽田孜君。
この発言だけを見る →まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。大蔵大臣羽田孜君。
羽
羽田孜#6
○国務大臣(羽田孜君) 平成三年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでございますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たりまして、その内容を申し上げます。
最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。
まず、歳出面におきましては、災害関係経費の追加六千八十四億円、給与改善費三千二百六十七億円、義務的経費の追加八百八億円、貿易保険特別会計へ繰り入れ二百三十五億円、住宅・都市整備公団補給金等一千六百六十七億円、地方交付税交付金四千四十二億円等を計上いたしております。これらによる歳出追加額は一兆七千二百八十六億円となっておりますが、他方、既定経費の節減七千四百八十七億円、地方交付税交付金の減額五千七百八十九億円及び給与改善予備費の減額一千三百五十億円により、総額一兆四千六百二十六億円を修正減少することといたしております。
なお、一般会計及び特別会計におきまして、一般公共事業等の所要の国庫債務負担行為の追加を行うことといたしております。
一方、歳入面におきましては、租税及び印紙収入につき二兆七千八百二十億円の減収を見込む一方、建設公債を一兆三千八百七十億円増発するほか、その他収入二千五百八十五億円の増収を見込み、さらにこれらをもってしてもなお財源が不足することから、前年度の決算上の純剰余金九千十百八十四億円について、臨時異例の措置ではありますが、その全額を不足財源に充当することとしており、この結果、前年度剰余金受け入れとして一兆四千二十五億円を計上いたしております。
なお、この剰余金の処理につきましては、別途平成二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案を提出して御審議をお願いすることといたしております。
以上によりまして、平成三年度一般会計補正予算の総額は、歳入歳出とも当初予算に対し二千六百六十億円増加し、七十兆六千百三十五億円となっております。
特別会計予算につきましては、交付税及び譲与税配付金特別会計、貿易保険時別会計など十八特別会計において所要の補正を行うことといたしております。
政府関係機関予算につきましては、国民金融公庫及び中小企業金融公庫において所要の補正を行うことといたしております。
財政投融資計画につきましては、国有林野事業特別会計、国民金融公庫等五機関に対し、総額六千二百四十一億円の追加を行うことといたしております。
以上、平成三年度補正予算につきましてその内容を御説明いたしましたが、なお詳細にわたる点につきましては、政府委員をして補足説明をさせていただきます。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。
この発言だけを見る →最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。
まず、歳出面におきましては、災害関係経費の追加六千八十四億円、給与改善費三千二百六十七億円、義務的経費の追加八百八億円、貿易保険特別会計へ繰り入れ二百三十五億円、住宅・都市整備公団補給金等一千六百六十七億円、地方交付税交付金四千四十二億円等を計上いたしております。これらによる歳出追加額は一兆七千二百八十六億円となっておりますが、他方、既定経費の節減七千四百八十七億円、地方交付税交付金の減額五千七百八十九億円及び給与改善予備費の減額一千三百五十億円により、総額一兆四千六百二十六億円を修正減少することといたしております。
なお、一般会計及び特別会計におきまして、一般公共事業等の所要の国庫債務負担行為の追加を行うことといたしております。
一方、歳入面におきましては、租税及び印紙収入につき二兆七千八百二十億円の減収を見込む一方、建設公債を一兆三千八百七十億円増発するほか、その他収入二千五百八十五億円の増収を見込み、さらにこれらをもってしてもなお財源が不足することから、前年度の決算上の純剰余金九千十百八十四億円について、臨時異例の措置ではありますが、その全額を不足財源に充当することとしており、この結果、前年度剰余金受け入れとして一兆四千二十五億円を計上いたしております。
なお、この剰余金の処理につきましては、別途平成二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案を提出して御審議をお願いすることといたしております。
以上によりまして、平成三年度一般会計補正予算の総額は、歳入歳出とも当初予算に対し二千六百六十億円増加し、七十兆六千百三十五億円となっております。
特別会計予算につきましては、交付税及び譲与税配付金特別会計、貿易保険時別会計など十八特別会計において所要の補正を行うことといたしております。
政府関係機関予算につきましては、国民金融公庫及び中小企業金融公庫において所要の補正を行うことといたしております。
財政投融資計画につきましては、国有林野事業特別会計、国民金融公庫等五機関に対し、総額六千二百四十一億円の追加を行うことといたしております。
以上、平成三年度補正予算につきましてその内容を御説明いたしましたが、なお詳細にわたる点につきましては、政府委員をして補足説明をさせていただきます。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。
中
中村太郎#7
○委員長(中村太郎君) 以上で平成三年度補正予算三案の趣旨説明は終了いたしました。
なお、政府委員の補足説明は省略し、これを本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →なお、政府委員の補足説明は省略し、これを本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
中
中
梶
梶原敬義#10
○梶原敬義君 おはようございます。
平成三年度の補正予算外三案に対する質疑に入る前に、幾つかのことを聞いておきたいと思います。
最初に、これは私の地元のことですが、十一月十日から約十日間、大分県の日出生台演習場で四年前に続きまして二回目の日米合同演習が行われました。湯布院というのは、もう御承知のとおりに温泉町、温泉で有名な自然環境のいいところです。ここに隣接をしている演習場でございますが、世界が軍縮の方向に進んでおる中で、わざわざハワイから米軍に五百人来ていただいて一緒に合同演習をする。当然、地域住民の大きな反対運動が起こりました、九州全域から。なぜこういう時期に既定方針とはいいながら日米軍事演習なのか、こういう気持ちでいっぱいでございます。これは県民の多くの気持ちだと思いますが、この点についてお尋ねをします。
次に、去る七月三十日午前九時五十五分ごろ起きた対戦車ミサイル、誘導装置つきのミサイルですが、この誤射事故について、どういう事故なのか、それが一つ。
事故発生と同時に民有林の所有者、地元の人たちにすぐ連絡をしなかったのはなぜか。
それから、玖珠町の役場に通知をしたのは発生時から随分経過して後のことでありますが、その点はいかがになっておるか。
それから、事故の原因をいまだかつてその地域の皆さんに明らかに発表していない。にもかかわらず、来春からまた訓練を再開するという報道記事が大きく出ておりますが、この点について簡潔にお答え願いたいと思います。
この発言だけを見る →平成三年度の補正予算外三案に対する質疑に入る前に、幾つかのことを聞いておきたいと思います。
最初に、これは私の地元のことですが、十一月十日から約十日間、大分県の日出生台演習場で四年前に続きまして二回目の日米合同演習が行われました。湯布院というのは、もう御承知のとおりに温泉町、温泉で有名な自然環境のいいところです。ここに隣接をしている演習場でございますが、世界が軍縮の方向に進んでおる中で、わざわざハワイから米軍に五百人来ていただいて一緒に合同演習をする。当然、地域住民の大きな反対運動が起こりました、九州全域から。なぜこういう時期に既定方針とはいいながら日米軍事演習なのか、こういう気持ちでいっぱいでございます。これは県民の多くの気持ちだと思いますが、この点についてお尋ねをします。
次に、去る七月三十日午前九時五十五分ごろ起きた対戦車ミサイル、誘導装置つきのミサイルですが、この誤射事故について、どういう事故なのか、それが一つ。
事故発生と同時に民有林の所有者、地元の人たちにすぐ連絡をしなかったのはなぜか。
それから、玖珠町の役場に通知をしたのは発生時から随分経過して後のことでありますが、その点はいかがになっておるか。
それから、事故の原因をいまだかつてその地域の皆さんに明らかに発表していない。にもかかわらず、来春からまた訓練を再開するという報道記事が大きく出ておりますが、この点について簡潔にお答え願いたいと思います。
宮
宮下創平#11
○国務大臣(宮下創平君) お答え申し上げます。
なぜ今どき軍事演習かという最初のお尋ねでございますけれども、私どもは、自衛隊の存立の目的からいたしまして、平素やっぱり精強な部隊を錬成していくということが非常に重要でございまして、このことが我が自衛隊の任務とも言えると存じます。そういう意味で日夜厳しい訓練をいたしておりまして、今先生がおっしゃいましたように、所要の計画とはいえというお言葉ではございますけれども、私ども一定の訓練計画に基づいてやらせていただいておりますので、この点は御了承いただきたいと存じます。
それから、どういう事故がというお尋ねでございますが、これは本年の七月三十日に、大分県の日出生台の演習場におきまして、七九式の対舟艇対戦車誘導弾、御指摘の誘導弾でございますが、この演習場の外に落下した事故でございまして、私どもどしてはまことに遺憾な事故であると考えております。この事故につきまして、事件発生後私どもといたしましては、同種の対戦車誘導弾の射撃訓練を全国的に中止いたしまして、現在、事故原因の調査を進めるとともに、今後の安全対策を検討しているところでございます。防衛庁といたしましては、事故原因がはっきりするまで調査をいたしますが、それから安全対策の検討が終了するまではこの射撃訓練を中止していきたい、再開するつもりはございません。
なお、地元への連絡がおくれた、あるいはなぜ役場に連絡をしなかったというような事実関係でございますので、詳細は教育訓練局長から答弁させていただきます。
以上でございます。
この発言だけを見る →なぜ今どき軍事演習かという最初のお尋ねでございますけれども、私どもは、自衛隊の存立の目的からいたしまして、平素やっぱり精強な部隊を錬成していくということが非常に重要でございまして、このことが我が自衛隊の任務とも言えると存じます。そういう意味で日夜厳しい訓練をいたしておりまして、今先生がおっしゃいましたように、所要の計画とはいえというお言葉ではございますけれども、私ども一定の訓練計画に基づいてやらせていただいておりますので、この点は御了承いただきたいと存じます。
それから、どういう事故がというお尋ねでございますが、これは本年の七月三十日に、大分県の日出生台の演習場におきまして、七九式の対舟艇対戦車誘導弾、御指摘の誘導弾でございますが、この演習場の外に落下した事故でございまして、私どもどしてはまことに遺憾な事故であると考えております。この事故につきまして、事件発生後私どもといたしましては、同種の対戦車誘導弾の射撃訓練を全国的に中止いたしまして、現在、事故原因の調査を進めるとともに、今後の安全対策を検討しているところでございます。防衛庁といたしましては、事故原因がはっきりするまで調査をいたしますが、それから安全対策の検討が終了するまではこの射撃訓練を中止していきたい、再開するつもりはございません。
なお、地元への連絡がおくれた、あるいはなぜ役場に連絡をしなかったというような事実関係でございますので、詳細は教育訓練局長から答弁させていただきます。
以上でございます。
小
小池清彦#12
○政府委員(小池清彦君) お答え申し上げます。
事故が起きましたのが平成三年七月三十日の九時五十五分でございます。そして、玖珠警察署へ通報いたしましたのが午後二時ごろでございました。お尋ねの玖珠町への通報は午後四時ごろでございました。事故が発生後、部隊といたしましては事故の状況の把握等をまず第一に行いまして、上級部隊等に報告するとともに、警察署への通報それから仲田地区の方々へのおわび、ただいまの玖珠町への通報を行ったところでございます。
そういうことで、警察署へは午後二時に通報したのでございます。玖珠町の方へはこの部隊の長が参上したんじゃないかと思いますけれども、若干おくれる結果になりました。この点は若干おそかったんじゃないかなという感じがいたしますが、おわび申し上げる次第でございます。
この発言だけを見る →事故が起きましたのが平成三年七月三十日の九時五十五分でございます。そして、玖珠警察署へ通報いたしましたのが午後二時ごろでございました。お尋ねの玖珠町への通報は午後四時ごろでございました。事故が発生後、部隊といたしましては事故の状況の把握等をまず第一に行いまして、上級部隊等に報告するとともに、警察署への通報それから仲田地区の方々へのおわび、ただいまの玖珠町への通報を行ったところでございます。
そういうことで、警察署へは午後二時に通報したのでございます。玖珠町の方へはこの部隊の長が参上したんじゃないかと思いますけれども、若干おくれる結果になりました。この点は若干おそかったんじゃないかなという感じがいたしますが、おわび申し上げる次第でございます。
梶
梶原敬義#13
○梶原敬義君 昭和六十二年七月三日本院の決算委員会、六十二年七月六日の第百九回の国会における参議院の警告決議の中で、上富良野でりゅう弾砲がこの演習地からまた越えて、それも非常に何カ月もして通告するという事件が起こっておりますが、この警告決議の内容を少し説明していただきたいと思います。
この発言だけを見る →宮
宮下創平#14
○国務大臣(宮下創平君) 先生御指摘の六十二年七月三日の参議院決算委員会におきます警告決議におきまして、これ説明ということでございますが、ちょっと読ませていただきます。
内閣に対し、次のとおり警告する。
近時、航空自衛隊三沢基地、新田原基地等に
所属する自衛隊機の墜落、同百里基地における
ミサイル不時作動、陸上自衛隊上富良野演習場
におけるりゅう弾砲の誤射等の事故が続発し、
またこれらの事故の中には過誤によるとみられ
るもの、あるいは事故発生の公表が遅れたもの
があったことは、誠に遺憾である。
政府は、基地周辺住民等の生命及び財産の安
全を守り、また、国有財産の損失を防ぐため、
過去の教訓を生かし、事故の再発防止に万全を
期すべきである。
このような警告決議を受けまして、当時の防衛庁長官が、庁を挙げて今まで事故防止に、再発防止には取り組んできたところでありますが、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも各種事故の防止につきましてさらに一層努力してまいりますという決意を述べられております。
私ども、今、通告の遅延の問題等の御指摘がございましたが、何よりもまず事故を防止することが重要でございますから、今後とも事故防止策につきましては一層努力してまいる所存でございます。
この発言だけを見る →内閣に対し、次のとおり警告する。
近時、航空自衛隊三沢基地、新田原基地等に
所属する自衛隊機の墜落、同百里基地における
ミサイル不時作動、陸上自衛隊上富良野演習場
におけるりゅう弾砲の誤射等の事故が続発し、
またこれらの事故の中には過誤によるとみられ
るもの、あるいは事故発生の公表が遅れたもの
があったことは、誠に遺憾である。
政府は、基地周辺住民等の生命及び財産の安
全を守り、また、国有財産の損失を防ぐため、
過去の教訓を生かし、事故の再発防止に万全を
期すべきである。
このような警告決議を受けまして、当時の防衛庁長官が、庁を挙げて今まで事故防止に、再発防止には取り組んできたところでありますが、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも各種事故の防止につきましてさらに一層努力してまいりますという決意を述べられております。
私ども、今、通告の遅延の問題等の御指摘がございましたが、何よりもまず事故を防止することが重要でございますから、今後とも事故防止策につきましては一層努力してまいる所存でございます。
梶
梶原敬義#15
○梶原敬義君 問題は、民有林に着弾して、そしてその後片づけをして、そしてその後警察に届け、役場に届けたと、そしてその民有林の地域の住民には知らせないまま後片づけをした、それは事実ですか。
この発言だけを見る →小
小池清彦#16
○政府委員(小池清彦君) 破裂した砲弾の破片の回収等も行ったわけでございますが、とにかく事故の状況を把握することが第一でございますのでそれを行いまして、その後上級部隊への報告、警察への通報を行いまして、それから仲田地区へのおわびに駐屯地司令が参上いたしますとともに、玖珠町の方にも御連絡に参上したと、こういうことでございます。
この発言だけを見る →梶
宮
宮下創平#18
○国務大臣(宮下創平君) 今の具体的ケースにつきましては、私詳細に承知しておりません、申しわけございませんが。
一般的に申しますと、やはりそういう事故の発生した場合は、その外れた弾がどのような状況にあるかということを確認することは、これは第一でございますが、同時にやっぱり通報がおくれたということは反省すべきじゃないかと、私お伺いしていて感じました。しかし、現場に危険な状況のもとで役場の人がお見えになるとかそういうようなことでありますと大変なことになりますから、そこは通報はしても、現場の処理はまず自衛隊が一義的に弾を発見するとか、そういうことでなければならない、このように思っております。
この発言だけを見る →一般的に申しますと、やはりそういう事故の発生した場合は、その外れた弾がどのような状況にあるかということを確認することは、これは第一でございますが、同時にやっぱり通報がおくれたということは反省すべきじゃないかと、私お伺いしていて感じました。しかし、現場に危険な状況のもとで役場の人がお見えになるとかそういうようなことでありますと大変なことになりますから、そこは通報はしても、現場の処理はまず自衛隊が一義的に弾を発見するとか、そういうことでなければならない、このように思っております。
梶
梶原敬義#19
○梶原敬義君 そういうものをひそかに隠してやるというやり方はいろいろと過去もあるんですが、そういう自衛隊のあり方に対して検討していただきたいと思います。
次に移ります。
総理大臣、私は、かつて総理大臣を非常に尊敬しておりましたし、また期待の念もありました。最近は少し失望をしておるんですが、しかし、何とか頑張ってほしいなという気持ちも今あります。
率直にこれから総理大臣の政治姿勢なりをお聞きしたいんですが、一国の総理、トップの指導者となると、やっぱり国民に対してうそのない政治が最大の政治道徳ではないか、このように思うんですが、この点いかがでしょうか。
この発言だけを見る →次に移ります。
総理大臣、私は、かつて総理大臣を非常に尊敬しておりましたし、また期待の念もありました。最近は少し失望をしておるんですが、しかし、何とか頑張ってほしいなという気持ちも今あります。
率直にこれから総理大臣の政治姿勢なりをお聞きしたいんですが、一国の総理、トップの指導者となると、やっぱり国民に対してうそのない政治が最大の政治道徳ではないか、このように思うんですが、この点いかがでしょうか。
宮
梶
梶原敬義#21
○梶原敬義君 それと、やっぱり勇気が必要だろうと思うんです。こんなことを言っていいかどうか、失礼に当たるかわかりませんが、私は考えるんですが、あの太平洋戦争に突き進む軍部、軍閥の力が非常に強くなったときに、もし仮に宮澤さんが総理大臣であったらどうしているだろう、流されていたんではないかなと、最近の政治姿勢を見てそういう感じがするんですが、いやそうじゃないと、そういうような御答弁をいただきたいんですが、いかがですか。
この発言だけを見る →宮
宮澤喜一#22
○国務大臣(宮澤喜一君) 自分にいろいろ反省いたすべきことがございまして、それは深く反省をいたしておりますが、またこのような重い仕事をお預かりいたしましたので、国の進路を間違いなく国民と御一緒に決めてまいりたいと思います。
どうぞ何かにつけまして御教示を賜りたいと存じます。
この発言だけを見る →どうぞ何かにつけまして御教示を賜りたいと存じます。
梶
梶原敬義#23
○梶原敬義君 中曽根元総理大臣が十一月十四日の毎日新聞のインタビューに答えていろんなことを言われております。御存じであろうと思うんですが、その一つが、政治改革のめどが立たない中での自民党最高顧問は早過ぎないかという記者の質問に対して、私や竹下君がリクルート問題で皆さんに迷惑をかけたのは大変遺憾だった。今回は宮澤首相からそういうお話があったので、日本は重要な段階にきていると考え、召集令状が来たような気持ちでお受けしたと答えております。総理大臣はどういう気持ちで竹下さんや中曽根さん、まさに問題の人を最高顧問にされたのか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →宮
宮澤喜一#24
○国務大臣(宮澤喜一君) 私自身過去に不行き届きがございまして、昭和六十三年に大蔵大臣を辞任いたしたのでございますが、このような誤りは二度と繰り返してはならない、一生をかけまして心を戒めておるところでございます。その後に衆議院の選挙がございまして、私としては選挙民からは二度とこういうことを繰り返さないように、もう一度心を改めて一生懸命やれ、そういう信任を受けた、激励を受けたものと考えておるのでございますが、私どもの先輩、同僚の中にも同様の経験をされた方がおられまして、そういう方々も私と同じような心境におられることを私自身承知いたしております。
したがいまして、そういう有能な先輩、同僚の皆さんが選挙民からそのような戒めと激励を受けて国政にもう一度参加をしておられます以上、そういう方々の力量、経験は十分に国のために発揮していただくことが大事なことであろう、このように考えまして、中曽根元首相にもそういうお願いを申し上げましたし、また党の人事、内閣の大事につきましてもそのような考えを持ちまして適材適所の配置をお願いいたしておるところでございます。これは、決して過去のことを忘れていいというような軽々しい気持ちでございませんことは、どうぞお認めをお願いいたしたいと思います。(「よし」と呼ぶ者あり)
この発言だけを見る →したがいまして、そういう有能な先輩、同僚の皆さんが選挙民からそのような戒めと激励を受けて国政にもう一度参加をしておられます以上、そういう方々の力量、経験は十分に国のために発揮していただくことが大事なことであろう、このように考えまして、中曽根元首相にもそういうお願いを申し上げましたし、また党の人事、内閣の大事につきましてもそのような考えを持ちまして適材適所の配置をお願いいたしておるところでございます。これは、決して過去のことを忘れていいというような軽々しい気持ちでございませんことは、どうぞお認めをお願いいたしたいと思います。(「よし」と呼ぶ者あり)
梶
梶原敬義#25
○梶原敬義君 よしというかけ声がしますが、私は危険なものを感じます。
宮澤政権の戦後史における位置づけをという質問に対しまして、中曽根さんはこう答えているんですね。吉田方式というか、戦後の保守本流というものは私の内閣のときでもう脱却している。防衛費の対一%枠をやめて西側同盟を明確にした。そして、それを竹下君は継承したし、その路線があったから湾岸問題でもPKO、平和維持活動までみんなやれという方に党は動いた。海部君というのはそこまでいっていなかったんで党が強制したわけです。宮澤君もこの線に沿っていくと思う、こういうことです。これは非常に危険な思想である。これはどうお考えですか。
この発言だけを見る →宮澤政権の戦後史における位置づけをという質問に対しまして、中曽根さんはこう答えているんですね。吉田方式というか、戦後の保守本流というものは私の内閣のときでもう脱却している。防衛費の対一%枠をやめて西側同盟を明確にした。そして、それを竹下君は継承したし、その路線があったから湾岸問題でもPKO、平和維持活動までみんなやれという方に党は動いた。海部君というのはそこまでいっていなかったんで党が強制したわけです。宮澤君もこの線に沿っていくと思う、こういうことです。これは非常に危険な思想である。これはどうお考えですか。
宮
宮澤喜一#26
○国務大臣(宮澤喜一君) そこは大変難しいところでございますけれども、私自身は、戦後この憲法のもとに今日まで我が国が歩いてまいりました道というのは積極的に評価をすべきである、そのことは世界から見ても同じように評価をされておると考えておるものでございます。
そこで問題は二つありまして、一つは、それは基本的にそうであるけれども、昔の我が国には昔の我が国なりの幾つかすぐれたところもある、そういうものが全部否定されてよいというわけではない、やっぱり尊重すべきものは尊重すべきである、それは私はそのとおりであると思います。
もう一つの問題は、これだけ我が国がいわば世界の経済大国になって、国際的なほとんどすべての問題に我が国の一挙手一投足というものが影響を与えるような立場になってきた今日、終戦直後の日本ではない、そういう日本は日本としての新しい国際的ないろいろ務めを果たさなければならない、そういう考え方。殊に、これは昨年の湾岸戦争において広く国民の間にそういう意識が起こったわけでございますけれども、そのような国際的貢献は我々の憲法が許す範囲において我々は最大限の努力をいたす必要がある。憲法が許しておりませんことはやることはできない、やってはならない。今、日本がそういういわば国際的な責任を持つように至ったことについて、それは敗戦直後の我が国と同じではない。そういう考え方そのものは私は理のあるところである、こう考えておるわけでございます。
この発言だけを見る →そこで問題は二つありまして、一つは、それは基本的にそうであるけれども、昔の我が国には昔の我が国なりの幾つかすぐれたところもある、そういうものが全部否定されてよいというわけではない、やっぱり尊重すべきものは尊重すべきである、それは私はそのとおりであると思います。
もう一つの問題は、これだけ我が国がいわば世界の経済大国になって、国際的なほとんどすべての問題に我が国の一挙手一投足というものが影響を与えるような立場になってきた今日、終戦直後の日本ではない、そういう日本は日本としての新しい国際的ないろいろ務めを果たさなければならない、そういう考え方。殊に、これは昨年の湾岸戦争において広く国民の間にそういう意識が起こったわけでございますけれども、そのような国際的貢献は我々の憲法が許す範囲において我々は最大限の努力をいたす必要がある。憲法が許しておりませんことはやることはできない、やってはならない。今、日本がそういういわば国際的な責任を持つように至ったことについて、それは敗戦直後の我が国と同じではない。そういう考え方そのものは私は理のあるところである、こう考えておるわけでございます。
梶
梶原敬義#27
○梶原敬義君 どうもありがとうございました。大分ニュアンスを感じ取ることができました。
次に移りますが、宮澤総理は所信表明演説で、我が国が国際社会において名誉ある地位を占め、国民が誇りを感ずることができる晶格ある国となるよう全力を挙げて取り組むと述べておられますが、これは内政と外交問題があります。内政問題で最も重要な課題の一つは、今いろいろ問題になっております政治の浄化、政治改革、この姿勢が強くインパクトが感じられない、この点いかがでしょうか。
この発言だけを見る →次に移りますが、宮澤総理は所信表明演説で、我が国が国際社会において名誉ある地位を占め、国民が誇りを感ずることができる晶格ある国となるよう全力を挙げて取り組むと述べておられますが、これは内政と外交問題があります。内政問題で最も重要な課題の一つは、今いろいろ問題になっております政治の浄化、政治改革、この姿勢が強くインパクトが感じられない、この点いかがでしょうか。
宮
宮澤喜一#28
○国務大臣(宮澤喜一君) 私自身の問題を含めましてそのように世間に御心配をかけたということは、これは政治家一人一人の倫理の問題でございます。これが基本であることはもう申し上げるまでもないことでございますけれども、他方で、政治制度そのものにもこのような倫理が守られるような制度的な改変、改革が必要であるというふうに考えてまいりました。それは海部前総理がいわば政治生命をかけて改革を図られようとしたことでございますが、それが中道になりました。したがいまして、私はそういう海部さんの御抱負をそのまま何とか実現いたしたいということで、これを内政の最も大切な課題として考えまして、所信表明でもそのことを申し上げました。
問題としては、政治資金というものの、むやみに政治に金がかかるという状況を制度的に改める必要がある。また、入り用な資金はその流れが透明でなければならない。また、それらのことから選挙区制度そのものにもやはり無関係なことでないので改革が必要であろう。この三つの点にわたるわけでございますけれども、それにつきましては各党が協議をされるということで協議会が設けられるに至りました。
その協議会に対しまして、今まで国会に御審議をいただきまして廃案となりましたような、そういったようなもろもろの要素を協議会でぜひ御協議を願って具体的な結論を導き出していただきたいと念願をいたしておりますが、たまたま国勢調査等々の結果、一票の重みというものが世間から非常に問われている。裁判所においてもこれを非常に問題にしておられるわけでございますので、そのこととあわせますと、この政治改革もいつまでも時間をかけてよろしいというものではない。やはり私ができるならば一年ぐらいの目途でということをお願いいたしておりますのは、そのような考えからでございます。
この発言だけを見る →問題としては、政治資金というものの、むやみに政治に金がかかるという状況を制度的に改める必要がある。また、入り用な資金はその流れが透明でなければならない。また、それらのことから選挙区制度そのものにもやはり無関係なことでないので改革が必要であろう。この三つの点にわたるわけでございますけれども、それにつきましては各党が協議をされるということで協議会が設けられるに至りました。
その協議会に対しまして、今まで国会に御審議をいただきまして廃案となりましたような、そういったようなもろもろの要素を協議会でぜひ御協議を願って具体的な結論を導き出していただきたいと念願をいたしておりますが、たまたま国勢調査等々の結果、一票の重みというものが世間から非常に問われている。裁判所においてもこれを非常に問題にしておられるわけでございますので、そのこととあわせますと、この政治改革もいつまでも時間をかけてよろしいというものではない。やはり私ができるならば一年ぐらいの目途でということをお願いいたしておりますのは、そのような考えからでございます。
梶
梶原敬義#29
○梶原敬義君 次に移ります。
リクルートの江副さんと公私にわたりまして非常に親しかった、そして行革審の委員や各種の政府の委員に任命をいたしました。そしてみずからこの疑獄に関与した中曽根総理、選挙に勝った、洗礼をされたからそれで事が済むというようなものではない、やっぱり議員をやめて反省するべきが大体もう世論の常識だと私は思うんですよ。しかし、それは今理屈を言っておられるわけで、私はそう思います。と同時に、宮澤総理を支えておられます、党の関係で言いますと、まず最高顧問に中曽根、竹下、そして三役の中にロッキード関係者、そしてリクルート関係者が今度入ってきた。そして、大臣の中に総理を初めとして四人ずつとおられる。
こういうようなことを考えますと、一体これはどうなっておるのか、尊敬しておる宮澤総理の神経がどうもよくわからない。品格ある国づくりが果たしてこれで内政問題を中心としてできるのかどうなのか、この点について非常に私は疑義を持っておるものであります。
この点についてもう一度お考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →リクルートの江副さんと公私にわたりまして非常に親しかった、そして行革審の委員や各種の政府の委員に任命をいたしました。そしてみずからこの疑獄に関与した中曽根総理、選挙に勝った、洗礼をされたからそれで事が済むというようなものではない、やっぱり議員をやめて反省するべきが大体もう世論の常識だと私は思うんですよ。しかし、それは今理屈を言っておられるわけで、私はそう思います。と同時に、宮澤総理を支えておられます、党の関係で言いますと、まず最高顧問に中曽根、竹下、そして三役の中にロッキード関係者、そしてリクルート関係者が今度入ってきた。そして、大臣の中に総理を初めとして四人ずつとおられる。
こういうようなことを考えますと、一体これはどうなっておるのか、尊敬しておる宮澤総理の神経がどうもよくわからない。品格ある国づくりが果たしてこれで内政問題を中心としてできるのかどうなのか、この点について非常に私は疑義を持っておるものであります。
この点についてもう一度お考えを伺いたいと思います。