経済産業委員会

2001-05-23 衆議院 全170発言

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会議録情報#0
平成十三年五月二十三日(水曜日)
    午前十時開議
 出席委員
   委員長 山本 有二君
   理事 伊藤 達也君 理事 栗原 博久君
   理事 竹本 直一君 理事 中山 成彬君
   理事 田中 慶秋君 理事 中山 義活君
   理事 達増 拓也君
      衛藤征士郎君    小此木八郎君
      大村 秀章君    梶山 弘志君
      後藤田正純君    左藤  章君
      高木  毅君    西川 公也君
      根本  匠君    馳   浩君
      林  義郎君    平井 卓也君
      松宮  勲君    茂木 敏充君
      保岡 興治君    北橋 健治君
      後藤 茂之君    後藤  斎君
      鈴木 康友君    中津川博郷君
      肥田美代子君    松本  龍君
      山内  功君    山田 敏雅君
      石井 啓一君    斉藤 鉄夫君
      土田 龍司君    大森  猛君
      塩川 鉄也君    大島 令子君
      西川太一郎君    宇田川芳雄君
    …………………………………
   経済産業大臣       平沼 赳夫君
   経済産業副大臣      古屋 圭司君
   経済産業副大臣      松田 岩夫君
   経済産業大臣政務官    大村 秀章君
   経済産業大臣政務官    西川太一郎君
   政府特別補佐人
   (公正取引委員会委員長) 根來 泰周君
   政府参考人
   (経済産業省商務情報政策
   局長)          太田信一郎君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁長官) 河野 博文君
   経済産業委員会専門員   中谷 俊明君
    —————————————
委員の異動
四月二十六日
 辞任         補欠選任
  石原 伸晃君     谷津 義男君
  松野 博一君     中山 成彬君
五月一日
 辞任         補欠選任
  青山  丘君     河村 建夫君
  岸田 文雄君     北村 直人君
同月七日
 辞任         補欠選任
  河村 建夫君     根本  匠君
  新藤 義孝君     今村 雅弘君
  中野  清君     栗原 博久君
  谷津 義男君     西川 公也君
  山口 泰明君     大村 秀章君
同月八日
 辞任         補欠選任
  今村 雅弘君     後藤田正純君
  北村 直人君     平井 卓也君
  中馬 弘毅君     衛藤征士郎君
  馳   浩君     虎島 和夫君
同日
 辞任         補欠選任
  虎島 和夫君     馳   浩君
同月二十三日
 辞任         補欠選任
  梶山 弘志君     左藤  章君
  赤羽 一嘉君     斉藤 鉄夫君
同日
 辞任         補欠選任
  左藤  章君     梶山 弘志君
  斉藤 鉄夫君     赤羽 一嘉君
同日
 理事青山丘君及び岸田文雄君同月一日委員辞任につき、その補欠として栗原博久君及び竹本直一君が理事に当選した。
同日
 理事新藤義孝君同月七日委員辞任につき、その補欠として伊藤達也君が理事に当選した。
同日
 理事馳浩君同月八日委員辞任につき、その補欠として中山成彬君が理事に当選した。
    —————————————
五月十八日
 商工会法の一部を改正する法律案(内閣提出第五二号)
四月十三日
 脱原発に関する請願(北川れん子君紹介)(第一二〇四号)
 脱原発への政策転換に関する請願(家西悟君紹介)(第一三四〇号)
 同(川田悦子君紹介)(第一三四一号)
 中小企業・国民本位の景気回復に関する請願(石井郁子君紹介)(第一三四二号)
 同(奥田建君紹介)(第一三四三号)
 同(志位和夫君紹介)(第一三四四号)
 同(春名直章君紹介)(第一三四五号)
 著作物再販制度の維持に関する請願(肥田美代子君紹介)(第一三四六号)
 台湾への原発輸出に対する外為法上の許可反対に関する請願(家西悟君紹介)(第一三四七号)
同月二十日
 中小企業・国民本位の景気回復に関する請願(徳田虎雄君紹介)(第一三六五号)
 同(川内博史君紹介)(第一四一〇号)
 同(赤嶺政賢君紹介)(第一四八二号)
 同(石井郁子君紹介)(第一四八三号)
 同(小沢和秋君紹介)(第一四八四号)
 同(大幡基夫君紹介)(第一四八五号)
 同(大森猛君紹介)(第一四八六号)
 同(木島日出夫君紹介)(第一四八七号)
 同(児玉健次君紹介)(第一四八八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第一四八九号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第一四九〇号)
 同(志位和夫君紹介)(第一四九一号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第一四九二号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第一四九三号)
 同(中林よし子君紹介)(第一四九四号)
 同(春名直章君紹介)(第一四九五号)
 同(不破哲三君紹介)(第一四九六号)
 同(藤木洋子君紹介)(第一四九七号)
 同(松本善明君紹介)(第一四九八号)
 同(矢島恒夫君紹介)(第一四九九号)
 同(山口富男君紹介)(第一五〇〇号)
 同(吉井英勝君紹介)(第一五〇一号)
 著作物再販制度の維持に関する請願(肥田美代子君紹介)(第一三六六号)
 出版物再販制の廃止反対に関する請願(鈴木淑夫君紹介)(第一四〇九号)
五月十七日
 繊維製品の輸入急増対策に関する請願(野田毅君紹介)(第一五二八号)
 中小企業・国民本位の景気回復に関する請願(木島日出夫君紹介)(第一五二九号)
 同(矢島恒夫君紹介)(第一五七四号)
 同(平岡秀夫君紹介)(第一六〇九号)
同月二十二日
 中小自営業の女性事業主・起業家に対する支援策の充実等に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一八八一号)
 同(荒井聰君紹介)(第一八八二号)
 同(石井郁子君紹介)(第一八八三号)
 同(石井一君紹介)(第一八八四号)
 同(小沢和秋君紹介)(第一八八五号)
 同(大幡基夫君紹介)(第一八八六号)
 同(大森猛君紹介)(第一八八七号)
 同(奥田建君紹介)(第一八八八号)
 同(鹿野道彦君紹介)(第一八八九号)
 同(金子哲夫君紹介)(第一八九〇号)
 同(鎌田さゆり君紹介)(第一八九一号)
 同(菅野哲雄君紹介)(第一八九二号)
 同(木島日出夫君紹介)(第一八九三号)
 同(北橋健治君紹介)(第一八九四号)
 同(玄葉光一郎君紹介)(第一八九五号)
 同(小林憲司君紹介)(第一八九六号)
 同(古賀一成君紹介)(第一八九七号)
 同(児玉健次君紹介)(第一八九八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第一八九九号)
 同(今野東君紹介)(第一九〇〇号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第一九〇一号)
 同(佐藤敬夫君紹介)(第一九〇二号)
 同(志位和夫君紹介)(第一九〇三号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第一九〇四号)
 同(菅原喜重郎君紹介)(第一九〇五号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第一九〇六号)
 同(筒井信隆君紹介)(第一九〇七号)
 同(土井たか子君紹介)(第一九〇八号)
 同(土肥隆一君紹介)(第一九〇九号)
 同(徳田虎雄君紹介)(第一九一〇号)
 同(中林よし子君紹介)(第一九一一号)
 同(原口一博君紹介)(第一九一二号)
 同(春名直章君紹介)(第一九一三号)
 同(平岡秀夫君紹介)(第一九一四号)
 同(不破哲三君紹介)(第一九一五号)
 同(藤木洋子君紹介)(第一九一六号)
 同(松本善明君紹介)(第一九一七号)
 同(松本龍君紹介)(第一九一八号)
 同(矢島恒夫君紹介)(第一九一九号)
 同(山内惠子君紹介)(第一九二〇号)
 同(山岡賢次君紹介)(第一九二一号)
 同(山口富男君紹介)(第一九二二号)
 同(山元勉君紹介)(第一九二三号)
 同(吉井英勝君紹介)(第一九二四号)
同月二十三日
 中小自営業の女性事業主・起業家に対する支援策の充実等に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二〇〇六号)
 同(石井郁子君紹介)(第二〇〇七号)
 同(小沢和秋君紹介)(第二〇〇八号)
 同(大幡基夫君紹介)(第二〇〇九号)
 同(大森猛君紹介)(第二〇一〇号)
 同(木島日出夫君紹介)(第二〇一一号)
 同(古賀一成君紹介)(第二〇一二号)
 同(児玉健次君紹介)(第二〇一三号)
 同(穀田恵二君紹介)(第二〇一四号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第二〇一五号)
 同(志位和夫君紹介)(第二〇一六号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第二〇一七号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第二〇一八号)
 同(中林よし子君紹介)(第二〇一九号)
 同(春名直章君紹介)(第二〇二〇号)
 同(不破哲三君紹介)(第二〇二一号)
 同(藤木洋子君紹介)(第二〇二二号)
 同(松本善明君紹介)(第二〇二三号)
 同(松本龍君紹介)(第二〇二四号)
 同(矢島恒夫君紹介)(第二〇二五号)
 同(山口富男君紹介)(第二〇二六号)
 同(吉井英勝君紹介)(第二〇二七号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第二〇五八号)
 中小企業・国民本位の景気回復に関する請願(塩川鉄也君紹介)(第二〇五六号)
 繊維製品の輸入急増対策に関する請願(山本幸三君紹介)(第二〇五七号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 理事の補欠選任
 政府参考人出頭要求に関する件
 商工会法の一部を改正する法律案(内閣提出第五二号)
 経済産業の基本施策に関する件
 私的独占の禁止及び公正取引に関する件

     ————◇—————
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山本有二#1
○山本委員長 これより会議を開きます。
 理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い、現在理事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山本有二#2
○山本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 それでは、理事に
      伊藤 達也君    栗原 博久君
      竹本 直一君    中山 成彬君
を指名いたします。
     ————◇—————
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山本有二#3
○山本委員長 次に、平沼経済産業大臣から発言を求められておりますので、これを許します。平沼経済産業大臣。
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平沼赳夫#4
○平沼国務大臣 このたび、新内閣のもとで再び経済産業大臣を拝命いたしました平沼赳夫でございます。引き続きどうぞよろしくお願いを申し上げます。
 小泉内閣のもと、私たちは、二十一世紀にふさわしい経済社会システムを確立すべく、新たな改革に乗り出そうといたしております。
 改革の道筋は平たんではないかもしれません。しかし、新しい時代を切り開く挑戦の芽は我が国の至るところで生まれ始めており、私たちに求められていることは、痛みを恐れず、強い意思を持って改革を実現していくことであります。
 私は、昨年七月に通商産業大臣に任命され、さらに本年一月から初代の経済産業大臣として、経済構造改革の推進等、経済産業行政に全力で取り組んでまいりましたが、今般、決意も新たに、真に豊かで誇りに満ちた自立型の日本経済を構築すべく、全力を傾注してまいる所存でございます。
 まず取り組むべき課題は、日本経済再生のための経済構造改革の断行であります。
 このため、まずは、先般取りまとめられた緊急経済対策を速やかに実行に移す必要があります。経済産業省といたしましても、産業再生法の活用等により、不良債権処理とあわせ、企業の前向きな事業再構築による産業再生を進めてまいります。
 また、昨年末に経済構造の変革と創造のための行動計画を取りまとめ、二百六十項目に及ぶ具体的な施策の実施に鋭意取り組んできておりますが、この行動計画をさらに重点化、拡大すべく、具体的な提案をしていきたいと考えております。産業構造改革・雇用対策本部においては、この提案等を踏まえて、新しい市場や雇用の創出に向けた施策を早急に検討し、迅速に実行してまいります。
 また、不良債権処理や企業再建に伴う影響を最小化するとともに、中小企業の多様で活力ある成長発展を目指して、円滑な資金供給の確保等、中小企業政策の推進に全力で取り組んでまいります。
 さらに、我が国経済の中長期的な成長のためには、新しい市場の創出のためのイノベーションの推進、エネルギー・環境制約の克服と成長要因への転換、IT革命への対応等に取り組むことが必要です。
 このため、産業技術力の強化によりイノベーションを促進すべく、産学官連携による重点的、戦略的な研究開発、科学技術システム改革を推進いたします。
 環境政策につきましては、大都市圏エコタウン構想の推進等、効率的な循環型経済システムの形成を目指すとともに、地球温暖化問題については、米国の京都議定書への参加を強く働きかけ、七月に開催されるCOP6再開会合に向けた交渉に全力を尽くしてまいります。
 エネルギー政策については、環境保全、効率化、安定供給といった政策目標を実現するための幅広い検討を進めるとともに、省エネルギー、新エネルギー、原子力立地の推進と原子力安全の確保、プルサーマル計画の実施等を着実に進めてまいります。
 IT革命への対応につきましては、電子商取引の特質に応じたルール整備、電子政府の実現、IT人材の育成等の施策を推進してまいります。
 一方、世界各国では、国内の制度改革を競う一方、自国に有利な形で各国制度間の調和を追求する動きが活発化しており、我が国といたしましても、国内経済政策と表裏一体のものとして、戦略的な対外経済政策を推進する必要があります。
 このため、本年十一月のWTO閣僚会議に向けて、十分に幅広い交渉を行う新ラウンドを立ち上げるべく最大限の努力をするとともに、日シンガポール新時代経済連携協定の年内合意、日米間の新たな経済対話の枠組みの具体化等、多層的なアプローチで政策を展開してまいります。
 以上申し述べた課題への取り組みの一環として、今国会に所要の法案を提出しているところであり、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。国民各位の御理解のもと、経済産業行政に全力を挙げてまいる所存でございますので、御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。拍手
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山本有二#5
○山本委員長 次に、松田経済産業副大臣、古屋経済産業副大臣、西川経済産業大臣政務官及び大村経済産業大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。松田経済産業副大臣。
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松田岩夫#6
○松田副大臣 経済産業副大臣に再任されました松田岩夫でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 引き続き平沼大臣を補佐し、経済構造改革をさらに推し進め、日本経済を自律的な回復軌道に一刻も早く乗せるべく、全力で取り組んでまいる所存でございます。
 山本委員長を初め、委員の皆様方には、これまで同様御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。拍手
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山本有二#7
○山本委員長 次に、古屋経済産業副大臣。
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古屋圭司#8
○古屋副大臣 このたび経済産業副大臣を拝命いたしました古屋圭司でございます。昨年は商工委員長をさせていただきましたが、縁あり、所を変えて、経済産業省に参りました。
 企業の創造的な経済活動を促進し新規産業を創出するなど、二十一世紀にふさわしい経済社会システムを確立すべく、平沼大臣を支えつつ、経済産業行政に全力を傾注してまいる覚悟でございます。
 山本委員長を初め、委員の皆様方の御指導、御支援をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。拍手
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山本有二#9
○山本委員長 次に、西川経済産業大臣政務官。
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西
西川太一郎#10
○西川大臣政務官 経済産業大臣政務官の西川太一郎でございます。再び経済産業省で働くことになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 平沼大臣のもと、これまで経済産業行政の推進に取り組んでまいりましたが、時代に即応した行政ニーズに適切に対応すべく、さらに全力を尽くしてまいる所存でございます。
 山本委員長を初め、委員の皆様方には引き続き法案等の御審議をお願いすることになりますが、これまでにも増して御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。拍手
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山本有二#11
○山本委員長 次に、大村経済産業大臣政務官。
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大村秀章#12
○大村大臣政務官 このたび経済産業大臣政務官を拝命いたしました大村秀章でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 経済社会を取り巻く環境が内外ともに大きく変化する中で、平沼大臣を支え、課題の山積する経済産業行政の遂行に一生懸命邁進をしてまいりたいと考えております。
 山本委員長を初め、委員の皆様方には大変お世話になりますが、特段の御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。拍手
     ————◇—————
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山本有二#13
○山本委員長 経済産業の基本施策に関する件並びに私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 両件調査のため、本日、政府参考人として経済産業省商務情報政策局長太田信一郎君及び資源エネルギー庁長官河野博文君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山本有二#14
○山本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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山本有二#15
○山本委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。北橋健治君。
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北橋健治#16
○北橋委員 民主党のネクストキャビネットで経済産業省を担当しております北橋健治でございます。
 このたびは、小泉新政権発足に当たりまして平沼大臣が再任をされました。心からお祝い申し上げたいと思います。内外ともに厳しい情勢ではございますが、経済産業の再生に向かって精いっぱい御活躍をいただきますように、お祈りをしたいと思っております。
 最初に、各委員会でそうなんですけれども、それぞれの大臣の基本的な政治姿勢について、私ども民主党が注目をしております事柄について若干触れさせていただきたいと思っております。
 まず、日本とアジアの近隣諸国との関係は極めて重要でございますが、その中で台湾との関係におきまして、李登輝氏が来日されるに当たって、そのビザを発給するかどうかについては、政府・与党内部にかなりの議論が惹起されたところであります。これは、政府・与党のみならず野党、各界においても、大変難しい、また重要なテーマとして論議されたわけでございます。
 今回のビザ発給について、大臣は基本的にどのような評価をされておられるでしょうか。御所見を承りたいと思います。
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平沼赳夫#17
○平沼国務大臣 私は、政治家として、この李登輝さんの訪日の問題のときに、中国との、いわゆる一つの中国、こういう前提がございますけれども、李登輝さんは既に総統をおやめになっておられます、それからまた、台湾の国民党の総裁というのもおやめになっておられて、一私人として、そして心臓に疾患を持っておられる、こういうような状況の中で、日本の医療を受ける必然性があった、こういうことでございましたので、一部新聞報道にも出ておりましたけれども、閣僚懇談会の席でも、そういう前提があるのであればビザの発給はやむを得ないのではないか、こういうことも発言をさせていただきました。
 したがいまして、一私人、こういう形でございますから、私は、中国政府の御理解も得られる、そういう認識の上に立って閣僚懇談会の中でもそういう発言をさせていただいたところでございます。
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北橋健治#18
○北橋委員 新聞報道によりますと、李登輝前総統はまた訪日したいという希望を表明されているようでございますが、その場合はどうされますか。
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平沼赳夫#19
○平沼国務大臣 私も医学的なことはそう詳しくないわけでございますけれども、この心臓疾患というのは、やはりある程度期間を経て再治療の必要がある、こういうようなことでございます。そういう形で、さらに治療が必要であるということであれば、政治目的でなくて一私人として来られることであれば、例えばヨーロッパも既にそういう形でビザの発給をしておりますし、それからアメリカもそういう形で発給するやに聞いております。
 ですから、そういう観点からいえば、もちろん中国政府との連携は密にしていかなければなりませんけれども、一私人として再度そういう形で要求があったときには、当然発給しても構わない、私はこのように思っています。
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北橋健治#20
○北橋委員 こういう重大な外交案件については、政府、閣僚内部で一致した対応がまさに重要でございますが、今回は、政府内部でも賛否両論できしんだときもございました。
 田中外務大臣は、四月二十七日のインタビューに答えて、こう言われています。
 また訪日したいと希望していますがという問いに対しまして、今回は、民間人で人道上という判断だった、でも、これが二度三度となると政治問題化するでしょう、李氏は、政治的な発言をしなくても、政治的な影響を与えるということをねらっているかもしれないわけだから、私だったらもっと時間をかけた、病状を含めて考える必要がある、なぜ日本かというと、ドクターがたまたまいるからというが、その方が亡くなったらどうするんですかと。
 極めて慎重な発言をされておられますが、この考え方とは異なるのでしょうか。
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平沼赳夫#21
○平沼国務大臣 田中大臣は、外務大臣としてある程度いろいろなことを考慮されて御発言になったのではないかと私は推測しておりますが、その後、予算委員会等一緒に出させていただいておりまして、そして、各予算委員からの質問に対しましては、その辺に関してはそれほど細かく具体的にはお述べになっておられない、こういうようなことも私は予算委員会に出て承知をしております。
 一つのお考えだと思っておりますけれども、私は、一政治家として、私人であれば、お迎えをするということがヨーロッパやアメリカの例を見ても当然のことだ、こういうふうに思います。
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北橋健治#22
○北橋委員 明快な大臣の御答弁をいただきまして、ありがとうございました。この問題についてはいずれまた議論をする場があるでしょうから、その場に譲らせていただきます。
 二番目に、小泉さんが自民党総裁選挙のときからはっきり明言をされて、各界から注目されたことが幾つかありますが、靖国神社の公式参拝と憲法改正、とりわけ九条も含めて思い切った発言をされております。そして、集団的自衛権の行使については、容認できるんだという踏み込んだ発言もされてきたわけでございます。
 これは、総裁選で勝たれて総理になられてからでも、同様の趣旨の発言をめぐってこれまで幾つか国会でもやりとりがあったところでございますが、平沼大臣は、靖国神社の公式参拝についてはどのような所見をお持ちでしょうか。
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平沼赳夫#23
○平沼国務大臣 私は、五年前に運輸大臣もさせていただきました。そして昨年の七月に通商産業大臣を拝命し、さらに引き続いて経済産業大臣をさせていただいています。
 運輸大臣のときも、実は八月十五日、靖国神社には私は私人として参拝をさせていただきました。
 私は、国に殉じてくださった方々、その方の霊に対して感謝の誠をささげるということはやはり一政治家として必要なことだ、こういう信念に基づいて、私人として今まで参拝をさせていただいたわけです。
 小泉総理が、やはり同様の、国に殉じてくださった英霊に対して公式に参拝をされる、こういうことを表明されているわけであります。これに関しては、過去も閣僚の何人かは、公式、こういう形で参拝した事例もありますし、たしか中曽根内閣のときに、当時の藤波官房長官のもとで、靖国神社の参拝は憲法に照らして憲法違反にはならない、こういう見解も出ておりますから、恐らく小泉総理は、その見解に従って公式に参拝される、こういう形で表明をされているのではないか、このように思っておりまして、それは政治家である、総理大臣である小泉総理の御判断だ、このように思っております。
 ただ、やはり、憲法二十条の政教分離の問題がありますけれども、一応当時、藤波官房長官のもとのいわゆる懇談会の結論の中で、公式参拝、それは憲法違反にならない、こういう見解も出ておりますから、そういう中での参拝である、私はこのように認識をしております。
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北橋健治#24
○北橋委員 平沼大臣のこれまでのいろいろな政治的コメントについては、過去私ども、集められるだけのものを集めて読ませていただいております。非常に明快で、しかも大変いろいろな気配りのある御発言を常にされていると敬意を表する一人でございます。
 私人として参拝するのは私ももちろんいたします。そうすると、公式参拝というものは、総理がどう言われようともそれはやはり問題がある、あくまでも、過去の閣僚懇談会で出たような憲法解釈の範囲内で、許される範囲内でやるべきだというお考えで間違いないですね。
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平沼赳夫#25
○平沼国務大臣 私は、当然、そういう見解が出ていればそういう形だと思います。
 さらに言わせていただきますと、私の場合には、そういう御英霊に対して本当に感謝の気持ちをささげるということに関しては、公式も非公式もない、あくまでも人間、平沼赳夫としてお参りする、こういうような形で今までやってきたわけでございます。
 そういう意味では、今回、小泉総理が参拝をされるということでありますけれども、その範囲内でお参りをされるのではないか。わかりませんけれども、私は、今のところは、そういう範囲の中でお参りをされるのではないか、このように推測をしております。
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北橋健治#26
○北橋委員 八月の、総理並びに閣僚各位の行動を見守りたいと思います。いずれにしても、政教分離を定めた日本国憲法の精神に抵触しかねない重大な問題になり得ますので、公式参拝には我々は反対であります。そのことを表明させていただき、今後を見守らせていただきたいと思います。
 あと一点、集団的自衛権の行使について大臣の所見を承りたいと思います。これは、自民党単独政権時代から現在に至るまで、内閣法制局は容認をいたしておりません。それを小泉総理は、現行憲法の解釈でできるんだということを自民党総裁選以来発言をされて、非常に私どもも注目をいたしております。
 これは極めて問題のある発言だと思っているんですが、大臣は、集団的自衛権の行使はできるとお考えでしょうか。総理の見解に賛同されますか、それとも別の見解をお持ちでしょうか。
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平沼赳夫#27
○平沼国務大臣 私は、予算委員会等で、総理がこの集団的自衛権に対しての各委員からの質問に答えられているのを聞いておりました。そういう中で、この集団的自衛権に関して、公海上だとか自国の領海の中で、例えば共同の演習をしているときに一方が攻撃を受けた、それに対してやはり武力を行使せざるを得ないというのは当たり前のことではないか、こういう趣旨の総理の見解があったわけでありまして、私は、この集団的自衛権というものに関しては、小泉総理がそういう限られた条件を設定しながら言われていることに関しては、解釈上それは成り立つと思っております。
 しかし、かつて、例えばきのうも議論がございましたけれども、ベトナム戦争でありますとか、ソ連のチェコ侵攻、アフガン侵攻、そういった形の中で、それが強行された、そういう非常に規模の大きなものになると、それはやはり憲法上制約があるのではないか。
 ですから、私は総理大臣とこれは議論をしておりませんけれども、どうもやりとりを聞いていると、小泉総理もそこまで大きな拡大的な解釈という形ではなくて、あくまでも限定された中で、やはり同盟関係を結んでいる国と限られた中で、そういう状況が起こったときには、当然それに対しては同盟国として武力行使もあり得る、こういうことですから、その部分では、小泉総理の解釈は九条の解釈上許される範囲ではないかな、私自身はそういうふうに思っています。
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北橋健治#28
○北橋委員 これまでの内閣法制局の解釈を一歩踏み出すものと聞こえたんですけれども、一定の条件、制約のもとでは、これは日本国憲法も認められているんだという御発言ですけれども、これまでの内閣法制局の解釈というのは、現行憲法の解釈をどのようにやってみても、やはりこれは無理なんだ。だからこそ憲法改正の議論が出てきていると思うんですけれども、そうではないわけですか。今までの内閣法制局の見解をさらに踏み出そうとされるわけですか。
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平沼赳夫#29
○平沼国務大臣 限定的な中で、自国の領海ですとか公海上でそういう演習をやっているときに不当な攻撃を受けたときには、当然そういう形で行使をするということは、時代によっていろいろ、例えば九条一つとってもいろいろな形で解釈というものの変遷があるわけであります。
 ですから、厳密に言えば、やはり憲法九条というものをしっかりと直していくことが根本でございますけれども、しかし、法制局のそういう見解があるかもしれませんけれども、ああいう限定的な中では解釈上可能ではないかな、私自身はそう思っております。よく総理ともその辺はまだ詰めた議論をさせていただいておりませんけれども、今、やりとりを聞いている過程においては、私はそういう認識を持っているわけであります。
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