厚生労働委員会

2022-08-19 衆議院 全144発言

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会議録情報#0
令和四年八月十九日(金曜日)
    午前十時四分開議
 出席委員
   委員長 橋本  岳君
   理事 今枝宗一郎君 理事 齋藤  健君
   理事 高階恵美子君 理事 牧原 秀樹君
   理事 山井 和則君 理事 柚木 道義君
   理事 池下  卓君 理事 佐藤 英道君
      青山 周平君    畦元 将吾君
      上田 英俊君    大岡 敏孝君
      勝目  康君    川崎ひでと君
      菅家 一郎君    後藤田正純君
      佐々木 紀君    塩崎 彰久君
      田野瀬太道君    田畑 裕明君
      田村 憲久君    高木 宏壽君
      谷川 とむ君    辻  清人君
      土田  慎君    長谷川淳二君
      深澤 陽一君    古川 直季君
      松本  尚君    三ッ林裕巳君
      阿部 知子君    井坂 信彦君
      中島 克仁君    長妻  昭君
      野間  健君    山崎  誠君
      山田 勝彦君    早稲田ゆき君
      一谷勇一郎君    金村 龍那君
      吉田とも代君    山崎 正恭君
      吉田久美子君    田中  健君
      宮本  徹君    仁木 博文君
    …………………………………
   厚生労働大臣       加藤 勝信君
   厚生労働副大臣      羽生田 俊君
   厚生労働副大臣      伊佐 進一君
   厚生労働大臣政務官    畦元 将吾君
   厚生労働大臣政務官    本田 顕子君
   政府参考人
   (金融庁総合政策局審議官)            三好 敏之君
   政府参考人
   (消防庁審議官)     鈴木 建一君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官)            城  克文君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官)  佐々木昌弘君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  榎本健太郎君
   政府参考人
   (厚生労働省健康局長)  佐原 康之君
   政府参考人
   (厚生労働省医薬・生活衛生局長)         八神 敦雄君
   厚生労働委員会専門員   若本 義信君
    ―――――――――――――
委員の異動
八月十日
 辞任         補欠選任
  加藤 勝信君     西田 昭二君
同月十二日
 辞任         補欠選任
  鈴木 英敬君     田畑 裕明君
  西田 昭二君     大岡 敏孝君
  柳本  顕君     田野瀬太道君
  山本 左近君     青山 周平君
  伊佐 進一君     佐藤 英道君
同月十九日
 辞任         補欠選任
  佐々木 紀君     谷川 とむ君
  堀内 詔子君     辻  清人君
  三谷 英弘君     古川 直季君
  三ッ林裕巳君     菅家 一郎君
  吉田 統彦君     山崎  誠君
同日
 辞任         補欠選任
  菅家 一郎君     三ッ林裕巳君
  谷川 とむ君     佐々木 紀君
  辻  清人君     堀内 詔子君
  古川 直季君     三谷 英弘君
  山崎  誠君     吉田 統彦君
同日
 理事伊佐進一君同月十二日委員辞任につき、その補欠として佐藤英道君が理事に当選した。
    ―――――――――――――
八月五日
 一、保育等従業者の人材確保のための処遇の改善等に関する特別措置法案(岡本あき子君外十二名提出、第二百八回国会衆法第二八号)
 二、介護・障害福祉従事者の人材確保に関する特別措置法案(早稲田ゆき君外十六名提出、第二百八回国会衆法第三〇号)
 三、公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案(落合貴之君外六名提出、第二百八回国会衆法第四〇号)
 四、厚生労働関係の基本施策に関する件
 五、社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び人口問題に関する件
 六、労使関係、労働基準及び雇用・失業対策に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 理事の補欠選任
 政府参考人出頭要求に関する件
 厚生労働関係の基本施策に関する件(新型コロナウイルス感染症対策等)
     ――――◇―――――
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橋本岳#1
○橋本委員長 これより会議を開きます。
 理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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橋本岳#2
○橋本委員長 御異議なしと認めます。
 それでは、理事に佐藤英道君を指名いたします。
     ――――◇―――――
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橋本岳#3
○橋本委員長 この際、加藤厚生労働大臣、伊佐厚生労働副大臣、羽生田厚生労働副大臣、畦元厚生労働大臣政務官及び本田厚生労働大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。加藤厚生労働大臣。
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加藤勝信#4
○加藤国務大臣 この度、厚生労働大臣を拝命いたしました加藤勝信でございます。
 厚生労働委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。
 国民の生活や暮らしを支える厚生労働行政を三度担当することとなりました。その重責は一回目と二回目と変わるものではありませんが、厚生労働行政を取り巻く状況は刻々と変化をしております。
 初心に立ち戻って、まずは新型コロナウイルス感染症対策、そして厚生労働行政の諸課題にしっかりと取り組んでまいります。
 委員長、理事を始め委員の皆様、国民の皆様に一層の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。拍手
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橋本岳#5
○橋本委員長 次に、伊佐厚生労働副大臣。
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伊佐進一#6
○伊佐副大臣 この度、厚生労働副大臣を拝命いたしました伊佐進一でございます。
 主として、医療、子育て支援の分野を担当いたします。
 目下の課題である新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組むとともに、社会保障制度をしっかりと将来世代に伝え、国民の皆様が生涯にわたって安心して暮らすことができるよう、誠実かつ積極的に取り組んでまいります。
 厚生労働委員会の皆様方の御理解と御協力を得ながら、羽生田副大臣、両大臣政務官とともに全力で加藤大臣を補佐してまいる所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。拍手
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橋本岳#7
○橋本委員長 次に、羽生田厚生労働副大臣。
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羽生田俊#8
○羽生田副大臣 この度、厚生労働副大臣を拝命いたしました羽生田俊でございます。
 主として、労働、福祉、年金を担当するということになってございます。
 全ての国民が、幾つになってもやりがいのある、生きがいを持って働き、誰もがその能力を存分に発揮できる社会の実現に向けて、様々な施策に誠心誠意、丁寧に取り組んでまいります。
 厚生労働委員会の皆様方の御理解と御協力を得ながら、伊佐副大臣、両大臣政務官とともに全力で加藤大臣の補佐をしてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。拍手
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橋本岳#9
○橋本委員長 次に、畦元厚生労働大臣政務官。
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畦元将吾#10
○畦元大臣政務官 この度、厚生労働大臣政務官を拝命いたしました畦元将吾でございます。
 両副大臣、本田大臣政務官とともに加藤大臣を補佐して、最大限の努力をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。拍手
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橋本岳#11
○橋本委員長 次に、本田厚生労働大臣政務官。
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本田顕子#12
○本田大臣政務官 この度、厚生労働大臣政務官を拝命いたしました本田顕子でございます。
 両副大臣、畦元大臣政務官とともに加藤大臣を補佐し、最大限努力をしてまいります。皆様方、どうぞよろしくお願い申し上げます。拍手
     ――――◇―――――
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橋本岳#13
○橋本委員長 厚生労働関係の基本施策に関する件、特に新型コロナウイルス感染症対策等について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として金融庁総合政策局審議官三好敏之君、消防庁審議官鈴木建一君、厚生労働省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官城克文君、大臣官房生活衛生・食品安全審議官佐々木昌弘君、医政局長榎本健太郎君、健康局長佐原康之君、医薬・生活衛生局長八神敦雄君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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橋本岳#14
○橋本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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橋本岳#15
○橋本委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。佐々木紀君。
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佐々木紀#16
○佐々木委員 自由民主党の佐々木紀です。
 持ち時間は八分でございますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。
 まず、加藤大臣を始め政務三役の皆様、御就任おめでとうございます。コロナ対策に万全を期していただきたいと思います。特に、真に必要な方にしっかりとした医療体制を築いていくこと、これは肝要かと思いますので、是非その点、御配慮いただければと思います。
 特に、加藤大臣はもう厚労大臣を何回も御経験をされておりますし、前回は、安倍内閣で、まさにコロナが発生した、そして第二波まで、大臣としてその陣頭指揮を執られたわけでございます。その経験を生かして、是非、このコロナを、第七波、今真っただ中でございますけれども、是非克服をしていただきたいというふうに思います。
 そこで厚労大臣にお聞きしますけれども、今、第七波が襲ってきている状況でございますけれども、新規感染者数は全国的に過去最高を記録して高止まりをしているわけでありますけれども、医療機関の逼迫等、課題も生じているわけでございます。一方で、感染者のほとんどは無症状、軽症者だとも言われているわけでございますけれども、現在の感染状況についてどのように評価しているか、大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
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加藤勝信#17
○加藤国務大臣 現在の感染状況については、新規感染者数については、今週先週比で一以下となっているものの、昨日の全国の新規感染者数は二十五万五千五百八人と、これまでに最も高い水準となっております。病床使用率は全国的に増加あるいは高止まりをしておりますし、医療提供体制に大変大きな負荷が生じております。また、重症者数や死亡者数も増加傾向が続き、特に死亡者数については、これまでの最高値を超えて更に増加することも懸念をされているところであります。
 また、今後の感染状況について、いわゆるワクチンの効果が減衰していく、あるいは、夏休みの影響による接触機会が増加、特に今年のお盆は例年のように人の動きがございました、また、オミクロン株のBA・5系統への置き換わりの影響、そうした意味で、新規感染者数の増加が懸念をされているところでもあります。また、八月後半からは地域によっては学校もまた開始されるということで、引き続き感染動向にしっかり注視をしていかなきゃいけないと考えているところでございます。
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佐々木紀#18
○佐々木委員 なかなか厳しい状況かと思います。抜本的な対策や有効な対策がなかなか打ちにくい状況なんだろうかなと思っておりますけれども、しかし、現場の声を是非、こういったときこそ大事にしていただきたいなというふうに思います。
 一部の専門家や自治体からは、この新型コロナの感染法上の扱いについて、現在、二類相当で運用がなされているわけでありますけれども、季節性のインフルエンザと同じ五類に見直すべきだという意見も出ているようでございます。特に、感染者の全数把握について、医療機関や保健所の負担軽減を求める観点から、その見直しを求める声が上がっております。
 エッセンシャルサービスを提供している事業者を中心に、濃厚接触者の待機、やめてはもらえぬかというような意見も出ております。マスクをして仕事をしているわけですから、是非そういったことも考慮していただきたいと思いますし、陽性者の療養期間、これも、無症状は七日であるとか有症状だと十日である、こう一律に決められているわけでございますけれども、症状がなくなったら現場復帰できるようなことも是非させてもらえぬかというような声も出ているわけでもございます。
 これらに対する見解と、厚生労働省として今後どう取り組んでいくか、お伺いしたいと思います。
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佐原康之#19
○佐原政府参考人 お答えいたします。
 発生届による感染者の全数を把握することにつきましては、専門家や知事会あるいは医療関係者などより、医療機関や保健所の負担の観点から、これに代わる仕組みの構築などの提言をいただきまして、まずは届出時の記載事項の簡素化などを行っているところでございます。
 この発生届につきましては、感染症法十二条におきまして医師の義務とされておりまして、これは、感染拡大防止とともに適切な医療の提供のため、患者に対するアプローチの起点となる重要なものでございます。このため、発生届による全数把握の見直しの検討に当たりましては、御指摘のように、自治体や医療関係者そして専門家等の関係者の意見を十分聞きながら検討を進める必要があるというふうに考えております。
 新型コロナウイルスの感染症対策につきましては、感染状況あるいは今後の変異株の発生動向に細心の注意を払いつつ、段階的な見直しを行い、一日も早い社会経済活動の正常化を目指していくことが重要であると考えております。
 全数把握を含めた感染症法上の取扱いの見直し等、今後の取組につきまして、今後の見直しのスケジュールあるいは内容について、現時点で具体的なことを申し上げることはなかなか困難でございますが、時機を逸することなく、適時適切に具体的な検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
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佐々木紀#20
○佐々木委員 是非、検討に当たっては、時機を逸することなくということでございますので、速やかに判断をして、現場の皆さんや自治体の要請に応えていただきたいというふうに思います。
 ちょっと残り時間は微妙なんでございますけれども、やはり、このコロナ対策、重症化させないということはすごく大事なことなんだろうと思っております。これだけ感染が広がると、なかなか感染を予防するというのは難しい状況だと思うので、是非、重症化を防いでいくということ、そのためにはやはり、ワクチン接種、これを進めていくことが大事なんだろうと思います。
 今、オミクロン株対応のワクチンというものが出てきているようでございますけれども、この接種に向けた体制についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
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佐原康之#21
○佐原政府参考人 お答えいたします。
 御質問のオミクロン株対応ワクチンの接種につきましては、八月八日に開催されました審議会におきまして、一、二回目接種を完了した全ての方を対象として、今年十月半ば以降接種を開始することを想定して準備を進めることとしておりまして、引き続き、製薬企業とも調整を進め、できるだけ早い段階で接種開始できるよう取り組んでいるところでございます。
 また、自治体に対しましては、オミクロン株対応ワクチン接種の開始に備えまして、接種券や会場の手配等の準備を進めるようお願いをしているところでございます。
 さらに、オミクロン株対応ワクチン接種の体制確保に必要な費用につきましては、その安全かつ円滑な実施に向けて、地方負担が生じることがないよう、引き続き国が全額を負担する方針でございます。
 厚生労働省としては、オミクロン株対応のワクチンの円滑な接種の実施に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
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佐々木紀#22
○佐々木委員 どうもありがとうございました。先手先手で是非取り組んでいただきたいと思います。
 時間が参りましたので、了とさせていただきます。ありがとうございました。
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橋本岳#23
○橋本委員長 次に、山崎正恭君。
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山崎正恭#24
○山崎(正)委員 公明党の山崎正恭です。
 加藤大臣が就任されまして初めての質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルスの第七波が続いており、昨日は、一日の感染者数として過去最多、全国で二十五万四千五百三十四人の陽性者となり、二十一の道県で過去最多を更新しました。
 そんな中、病床使用率が上がり、全国の医療従事者の方が悲鳴を上げています。経済活動との両立との方針の中、三年ぶりに行動制限のないお盆休みとなりましたが、オミクロン株の中でもより感染力が強いとされるBA・5により、医療従事者の中での感染が広がり、例えば病床使用率が五〇%であっても、マンパワーが不足しており、実際にはその医療機関が対応できるぎりぎりの病床使用率であって、今まで使命感だけで頑張ってきたがもう限界との悲痛な声が上がっています。
 救急体制も逼迫しており、私の地元高知の医療機関でも、先日、救急隊の方から、受入れ医療機関がなく、この要請が十九か所目です、何とか受け入れてもらえないかとお願いされたが、マンパワーが限界で、受け入れたくても受け入れることができない状況となっています。
 さらに、沖縄県本島地域においては、病床使用率が一〇〇%を超え、新型コロナウイルス以外の病床も逼迫し、急病で入院することも難しくなっています。
 そんな沖縄県で、今、ある大きな社会問題が発生しています。それは、新型コロナウイルス感染者の激増に伴い、死亡者も増加していますが、沖縄県南部の火葬場が逼迫しており、コロナ感染で亡くなられた御遺体を火葬することができずに、八月初旬は火葬まで十日待ち、現在は一週間待ちの状態が続いています。
 沖縄県南部の十五市町村から成る南部広域事務組合には、二つの自治体を担当するいなんせ火葬場と八つの自治体を担当する豊見城南火葬場の二つがありますが、例えば、いなんせ火葬場では、午前九時から十二時までに六回、十二時から三時までに六回火葬を行い、午後三時からはコロナ感染者や変死体、流産されたお子さんの火葬などを三回行っていますが、全く追いつかずに、先ほどのような状況となり、やむなく葬儀社が御遺体を何日間も預かるという状況に陥っています。
 本来であれば、政府が発出しているガイドラインに沿って、御遺族に配慮しつつ、死者への尊厳を持って速やかに火葬していくべきで、その意に反して長期保管をすることは、御遺族はもとより、葬祭業者も精神的に非常に負担が強いられております。
 また、御遺体の保管環境においても、東京等、都市部の葬儀社には保冷庫を持った葬儀社があるようですが、沖縄県南部にはそういった葬儀社はなく、一週間以上、ドライアイス等を使って御遺体を保管している状況で、その間の経費は御遺族の負担となりますが、場合によっては葬儀社の持ち出しになっています。さらに、ドライアイス等を追加するときの感染リスクなど、葬祭業者の精神的な負担も増えています。
 こういった状況の中で、何とか一時的にでも、コロナ感染者の方の火葬をできる枠を拡大できないかとの声が上がっています。
 元々、沖縄県は火葬場が足りていない現状があり、特に、今回の南部地域の逼迫となっている一つに、公営火葬場が少ない沖縄本島中部地域から南部地域に火葬に来る方がおられ、南部地域に集中していることも原因となっています。
 また、感染防止の観点からも先ほど言った時間帯での契約となっており、これを変更また追加となると、十五市町村から成る広域事務組合のため、各自治体議会の議決が必要となり、追加予算も必要となるため、なかなかすぐに変更しづらい現状があり、各自治体や請負の火葬場運営業者も本当に一生懸命対応してくれていますが、体制そのものを、一時的とはいえ、大幅に変えていくことが難しく、変更するにしても時間がかかってしまう厳しい状況が続いています。
 そこで、火葬場を管轄する厚生労働省として、沖縄県の火葬施設の稼働状況と課題について、現状認識をお伺いします。
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佐々木昌弘#25
○佐々木政府参考人 沖縄県の火葬場の稼働状況や課題についてお答えいたします。
 まず、稼働状況ですが、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大や、また、今委員御指摘の亡くなられた方の増加に伴い、沖縄本島の南部や中部において、一部の火葬場に逼迫が生じており、同感染症により亡くなられた方の火葬に当たり一週間程度の待機が発生している火葬場もあると承知しております。
 このような火葬場の逼迫状況を改善するため、これまでも、同感染症により亡くなられた方の火葬の受入れを拡大するため、沖縄県庁においては、市町村や各火葬場との調整を進めていただいております。
 ただ、現在の感染状況を踏まえると、受入れの更なる拡大や、県内における広域的な御遺体の搬送、火葬の実施を進めることが課題になっているものと承知しております。
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山崎正恭#26
○山崎(正)委員 ありがとうございました。
 次に、この逼迫した状況を一日も早く打開するには、例えば、焼却時間の延長に対する予算措置として地方創生臨時交付金の活用による支援や、最も早い支援としては一時的な保冷コンテナの設置支援等が考えられると思いますが、火葬場の逼迫改善に向けて政府が財政的支援も含めた支援策を検討すべきだと考えますが、見解を伊佐副大臣にお伺いします。
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伊佐進一#27
○伊佐副大臣 沖縄を始めまして、感染拡大している地域の中では火葬場が逼迫しているということで、関係者の皆様が対応に御尽力いただいているというところ、まず感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 その上で、今、火葬については地方自治体の自治事務というふうになっておりまして、この財政支援の支援策も各自治体で今検討がなされているところだというふうに承知をしております。
 この火葬場に対する支援の具体策としては、地方自治体によっては、先ほど委員もおっしゃっていただいた、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、遺体の保冷庫の整備でありますとか、あるいは、換気対策のための空調環境の改善、消毒液等の感染対策備品の購入というものも支援しているというふうに承知しております。
 委員のおっしゃった沖縄県でありましたら、例えば、宮古島であれば、この臨時交付金を活用した遺体保冷庫の整備、また、大宜味村では、火葬場の感染対策備品の購入を行っているというふうに承知をしております。
 厚労省としましては、引き続き、沖縄県に対して必要な情報提供や助言というものを行っていきながら、また、沖縄県としっかりと連携をさせていただいて、火葬場の逼迫状況の改善に向けた取組を進めてまいりたいというふうに思っております。
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山崎正恭#28
○山崎(正)委員 ありがとうございました。
 あってはならないことですけれども、全国どこでもあり得る状況だと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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橋本岳#29
○橋本委員長 次に、長妻昭君。
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