電気委員会
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会
会議録情報#0
付託事件
○日本發送電株式會社水力發電工事に
關する請願(第百十號)
○電力復興問題調査(今冬期渇水對策
について)に關する件
—————————————
昭和二十二年九月十八日(木曜日)
午後一時二十七分開會
—————————————
本日の會議に付した事件
○電力復興問題調査(今冬期渇水對策
について)に關する件
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この発言だけを見る →○日本發送電株式會社水力發電工事に
關する請願(第百十號)
○電力復興問題調査(今冬期渇水對策
について)に關する件
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昭和二十二年九月十八日(木曜日)
午後一時二十七分開會
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本日の會議に付した事件
○電力復興問題調査(今冬期渇水對策
について)に關する件
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佐
佐々木良作#1
○委員長(佐々木良作君) 大變お待たせしました、開會いたします。十五日の打合會におきまして、今日の委員會では主として今年の冬の渇水期對策につきまして商工省、安定本部竝びに事業者關係から説明を求め、質疑應答を中心にしてやろうというわけだつた次第でありますが、その方面へ連絡しましたところ、現在まで説明員としてお見えになつておるところは經濟安定本部の動力局の吉岡課長、局長は今閣議か何かで差支えて、直ぐこちらへ廻られるそうでありますが、それまで吉岡課長が見えられております。それから商工省からは電力局の技官の三井さん、それから森電業課長、それから事業者からは、今のところ、日發だけで、配電の方が見える豫定になつておりますが、まだ到着されておりませんが、日發關係から調査部長の木村さん、給電課長の山崎さん、それから調査部の竹内さん、この三人が見えております。いずれ役所の方の局長さんも見える筈でありますが、これらの説明員の方から、今年の冬の渇水期對策を中心として説明を求めることに御異議ありませんですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐
佐々木良作#2
○委員長(佐々木良作君) 尚その前に、何時かここで御決定を願いました專門調査員の渡邊一郎氏の外に林さんが見えておりますから御紹介いたします。こちらが林さんでございます。
この発言だけを見る →林
佐
佐々木良作#4
○委員長(佐々木良作君) 尚これは豫定には乘つかつておりませんが、委員の方からもいろいろの御質問もありましたので、特に今度の水害に付きまして、電氣關係にどのような影響があるか、今年の冬の渇水期對策の前にちよつと御説明を願つたらと思いますが、如何でございましようか。
〔「結構ですね」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐
三
三井新次郎#6
○説明員(三井新次郎君) 私電力局の三井でございます。簡單に今度の颱風による電氣設備の水害について御報告申上げます。十五日の臺風の先觸れの雨によりまして、關東地區において相當の被害がありましたことは、新聞に相當詳しく出ておりますので、極く要點だけを申上げます。最初に電力方面に被害の生じましたのはその日の午後五時十分でございますが、鐵道省の信濃川送電線の鐵塔が倒壊いたしまして、そのために信濃川方面から送うておりました電力が全部停電いたしまして、それと前後いたしまして、日發の上越線、これも信濃川の方から參つておるのでありますが、その系統に付いております佐久發電所がやはり利根川の洪水のために侵水いたしまして發電所の附属建物の一部が倒壊いたしました。それ等の關係で相當の電力が一時になくなつたために全系統が壊れまして東京都を中心とした廣い區域に亙つて全停電が起つたのでありますが、それに對しまして直ぐに復舊の手を講じまして、大體東京に對して電力の供給が徐々に開始されましたのはその日の午後五時十分から後十五分、二十分というふうに段々區切つて送電をいたして行きまして、七時半頃から漸次囘復いたしまして、八時半頃には進駐軍關係その他水道、電鐵等に對する送電の手筈が完了いたしました。十六日の朝には緊急でない需要を除きまして約六十萬キロワツトの送電を開始いたしたのであります。その後水力發電所、送電線等に對しまして緊急の復舊工事が行われまして、鐵道省の送電線は十六日の夕方、明る日の夕方、一囘線だけが假工事で復舊いたしました。送電が開始して一囘線は十七日に更に假復舊ができました。現在二囘線とも假施設によつて送電がされております。又佐久發電所の水害に伴いまして、上越線が全停電をいたしたのでありますが、これは佐久支線、佐久の發電所に出ております支線を切り離しまして、十六日の朝假復舊で上越線が送電を開始いたしましたので、東京方面に對します送電幹線といたしましては、現在送電に支障がない状況でございます。今日の午前中の状況で申しますと、これを水害直後の事情と比較して申上げますと、日發、關東配電その他におきまして約七十萬キロ以上の水力發電所が停電又は出力の制限をいたしたのでございますが、現在本日の午前の状況におきましては、合計それが半減いたしまして、約三十二萬キロワツト位のものが停電若しくは出力を制限いたしております。この中には水害前から停電をいたしておるものも多少入つておるのでありますが、この三十二萬キロの電力は、關東地區に對する現在の水力發電可能力に比べましておよそ四分の一程度に相當すると思います。
水力發電所及び送電線につきましては以上の通りでありまして、變電所については日發關係については殆んど被害はありません。關東配電で埼玉縣の方の變電所が濁流に包圍されていると考えられるのでありますが、詳細不明でございます。それから東北地域におきましては、現在までのところ判明いたしておりますところでは、被害は比較的僅少の見込みでありまして、全停電又は出力制限をいたしております水力發電所は、五ヶ所で約二萬キロワツト程度のものでございます。配電線に對しましては、水害地域の状況がまだ判明いたしませんので、目下調査中でございますが、相當甚大な被害があると考えられますので、それ等の復舊につきましては相當の資材その他を必要とするものと考えております。尚先程申しました佐久發電所の被害は、發電所中でも最も猛烈なものなのでございまして、これの復舊には相當の時間を掛けなければならないと思います。今のところその復舊の見込はちよつと立て兼ねておるような状況でございます。佐久發電所は六萬六千キロワツトの發電所でございます。利根川筋におきましては最下流の發電所でございます。
今申しましたのは害の方でございますが、水力の増加に對する影響を極く簡單に申上げますというと、この九月に入りまして八日、九日頃が水力の最低でございましたのでありますが、關東、關西方面を合計で申上げますというと、自然流量の發電所で申上げますが、即ち調整しない……貯水池を持つておらん發電所の自然流量のままで發電したならば、どれだけ出るかという數字で申上げますが、八日、九日頃は關東、關西を合せまして、百三十五萬から百三十八萬キロワツト程度の發電をいたしておつたのであります。これに對してこの十日から僅かばかり雨が降つておつたのでありますが、この十五日の雨によりまして、推定でございますが、百三十五萬乃至八萬キロワツトであつたものが約二百九十萬キロワツトの自然流量を持つたのでございます。倍以上になつたのであります。併し先程申しましたように、關東方面におきましては、その半分に相當するものが發電不能の状態に陷つたような次第であります。十六日はそういうわけで、自然流量が非常にあるに拘わらず、關東方面の供給は相當混亂をいたしております。關西方面は殆んど被害を受けておらんので、相當豐富に電力の供給がされておのたのであります。現在十八日の状況では、この二百九十萬キロワツト程度に上つたものが、約二百四十萬キロワツトをちよつと割つた程度であります。それにいたしましてもこの八日、九日頃の最低であつたものに比べましては、自然流量としては約百萬キロワツト増加しておるのであります。この中には勿論先程申しました、水害のために發電不能になつておるものが出るものとしての勘定でありますが、先程申しましたように關東地區におきましては、約三十萬キロワツト餘りのものが停電又は制限中のものを含んでおります。八日、九日頃の最低の、最渇水の時には、火力は關東、關西を合せまして、約十六萬キロワツトを發電いたしておつたのであります。現在は石炭を節約するために、電壓保持のために必要なる最小限度、即ち二萬キロワツトを發電しておるわけであります。尚貯水池につきましても、冬季對策といたしまして、水を搾つて貯水に努めておるような状況でございます。猪苗代の貯水池に對しましては、この最渇水の時には、相當猪苗代の貯水池を使いましたために、あすこの本湖の、猪苗代本湖の方でございますが、水位が〇・九メーターぐらい近くまで下つておつたのでありますが、現在は一・五メーターにまで囘復をいたしております。尚これを相當節約すると同時に、まだ流れ込みが多少あると思われますので、大體猪苗代貯水につきましては、非常に心配しておりましたけれども、ほぼ計畫程度のものが、即ち渇水を迎えるための準備としては、ほぼ必要なものが溜まるのじやないかというふうに考えておる次第であります。
大體水害については以上であります。
この発言だけを見る →水力發電所及び送電線につきましては以上の通りでありまして、變電所については日發關係については殆んど被害はありません。關東配電で埼玉縣の方の變電所が濁流に包圍されていると考えられるのでありますが、詳細不明でございます。それから東北地域におきましては、現在までのところ判明いたしておりますところでは、被害は比較的僅少の見込みでありまして、全停電又は出力制限をいたしております水力發電所は、五ヶ所で約二萬キロワツト程度のものでございます。配電線に對しましては、水害地域の状況がまだ判明いたしませんので、目下調査中でございますが、相當甚大な被害があると考えられますので、それ等の復舊につきましては相當の資材その他を必要とするものと考えております。尚先程申しました佐久發電所の被害は、發電所中でも最も猛烈なものなのでございまして、これの復舊には相當の時間を掛けなければならないと思います。今のところその復舊の見込はちよつと立て兼ねておるような状況でございます。佐久發電所は六萬六千キロワツトの發電所でございます。利根川筋におきましては最下流の發電所でございます。
今申しましたのは害の方でございますが、水力の増加に對する影響を極く簡單に申上げますというと、この九月に入りまして八日、九日頃が水力の最低でございましたのでありますが、關東、關西方面を合計で申上げますというと、自然流量の發電所で申上げますが、即ち調整しない……貯水池を持つておらん發電所の自然流量のままで發電したならば、どれだけ出るかという數字で申上げますが、八日、九日頃は關東、關西を合せまして、百三十五萬から百三十八萬キロワツト程度の發電をいたしておつたのであります。これに對してこの十日から僅かばかり雨が降つておつたのでありますが、この十五日の雨によりまして、推定でございますが、百三十五萬乃至八萬キロワツトであつたものが約二百九十萬キロワツトの自然流量を持つたのでございます。倍以上になつたのであります。併し先程申しましたように、關東方面におきましては、その半分に相當するものが發電不能の状態に陷つたような次第であります。十六日はそういうわけで、自然流量が非常にあるに拘わらず、關東方面の供給は相當混亂をいたしております。關西方面は殆んど被害を受けておらんので、相當豐富に電力の供給がされておのたのであります。現在十八日の状況では、この二百九十萬キロワツト程度に上つたものが、約二百四十萬キロワツトをちよつと割つた程度であります。それにいたしましてもこの八日、九日頃の最低であつたものに比べましては、自然流量としては約百萬キロワツト増加しておるのであります。この中には勿論先程申しました、水害のために發電不能になつておるものが出るものとしての勘定でありますが、先程申しましたように關東地區におきましては、約三十萬キロワツト餘りのものが停電又は制限中のものを含んでおります。八日、九日頃の最低の、最渇水の時には、火力は關東、關西を合せまして、約十六萬キロワツトを發電いたしておつたのであります。現在は石炭を節約するために、電壓保持のために必要なる最小限度、即ち二萬キロワツトを發電しておるわけであります。尚貯水池につきましても、冬季對策といたしまして、水を搾つて貯水に努めておるような状況でございます。猪苗代の貯水池に對しましては、この最渇水の時には、相當猪苗代の貯水池を使いましたために、あすこの本湖の、猪苗代本湖の方でございますが、水位が〇・九メーターぐらい近くまで下つておつたのでありますが、現在は一・五メーターにまで囘復をいたしております。尚これを相當節約すると同時に、まだ流れ込みが多少あると思われますので、大體猪苗代貯水につきましては、非常に心配しておりましたけれども、ほぼ計畫程度のものが、即ち渇水を迎えるための準備としては、ほぼ必要なものが溜まるのじやないかというふうに考えておる次第であります。
大體水害については以上であります。
佐
佐々木良作#7
○委員長(佐々木良作君) 尚今の説明者の方で、事業者側から、先程のまだ見えてなかつた、配電側から、關東配電の社長の高井さん及び同業務部長の伊賀さんが見えました。尚關西配電の副社長の五島さん、それから九州配電の常務の小川さんが見えましたから、さよう御了解願います。
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大山安#8
○大山安君 誠に勝手なわけでありますが、國土計畫の方で、止むことを得ず至急出なければならんので、時間の關係もありますから、簡單でありますから發言のお許しを願います。
只今商工省のお方の申されることでよく分つたのでありますが、電氣につきまして、重點産業の枠内に入つていないということですが、主として産業に力を入れる場合に、如何なる關係で重點産業の枠内に入れられないかということをちよつとお尋ねしたいのであります。
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佐
大
佐
大
佐
佐々木良作#13
○委員長(佐々木良作君) 今の水害に關しての御質問を先にしたいと思いますが、大山さんは、時間の關係で、外に聽きたいということについての緊急質問にお答え願いましてよろしうございますか。
この発言だけを見る →大
佐
大
佐
松
三
三井新次郎#19
○説明員(三井新次郎君) お答えいたします。十五日の推定、二百九十萬、詳しく申しますると、二百八十八萬九千という數字になつておるのでありますが、これが十六日には大體同じ程度、二百八十七萬二千ということになつております。十七日にはそれが約三十萬キロ減りまして、二百五十七萬一千ということになつております。今朝は二百三十九萬でありますから、更に二十萬キロ減つたのであります。こういう減り方をいたしまするので、一番渇水をいたしておりました百三十何萬というふうに下るまでは、まだ十日やそこいら、十日以上は掛かると思うのでありますけれども、大體九月、十月の状況といたしましては、相當連日といいますか、追いつぎ追いつぎ雨が降つて來るのが毎年の例でございますので、普通ならば現在の二百三十九萬程度の數字を九月平均とすれば、持續するべきものだと考えておるのであります。
この発言だけを見る →佐
佐々木良作#20
○委員長(佐々木良作君) 他に御質問ありませんですか。事業者の方で、この水害に關して御發言ありましたら……。よろしうございますか。他にありませんようでしたら、私ちよつとお伺いしたいのですが。根本的な問題になるかもしれませんが、現在の段階で、役所の方でこの水害の原因調査、或いは今後の電力對策ですね。この水害を契機としての、或いは又この水害の復舊の具體的な計畫、或いは直ぐへの、水害地點、水害工事への電力面の應援對策と、當面の水害を契機としての應援措置、それから復舊計畫、更に大きく水害の原因調査及び大きな今後の開發計畫というものに對して、現在までになにか具體案でもありましたらお伺いしたいのですが。
この発言だけを見る →三
三井新次郎#21
○説明員(三井新次郎君) お答え申上げます。現在のところ、先程申上げました程度のことが、漸くにして通信關係でわかつておるので、まだ通信が非常に不完全でございます。例えば電氣がこちらへ來ておるから、あの發電所が健全に動いておるのだろうというふうに想像しておるような發電所があるような状況でございまして、まだ的確なことを掴んでおらんのでございまして、ここではつきり呈示して、どの程度になつておるというような問題のはつきりしておるのを申上げますというと、まあ佐久發電所などは一番近いので、これは非常にはつきりいたしておるのでありますが、その他でもう既に復舊の對策を立てまして、例えば利根川筋の發電所で申しますというと、小松とか上久屋といつたような發電所につきましては、既に水害で相當發電所の中をやられたのでありますが、小松では十八日の夕刻には既に一臺運轉をする。上久屋等におきましては、二十五日までに一臺を運轉するというふうな、個々の發電所につきましては、これは主として日發の土木及び工務の方で計畫を立てて、私の方で連絡をとつておるのでありますが、具體的な復舊計畫を立てておるのであります。併しこの復舊をやるにつきましては、恐らく相當の資材、特に水車室がやられておる。水車室に土砂が入つておる問題、或いは水が入つたために油が流されておるという問題が、非常に大きいと思うのであります。その油の補給という問題が非常に大問題だと思うのであります。これは現在油は非常に困つておりますので、日發全體の手持をそこへ流して一時その穴埋めをいたしまして、更に物資の方に要求をいたしまして補充をするという手を打たなければならんと考えております。一番問題はその點であります。それから現在日發におきましては、主として關東支店の管内でございまして、關東支店におきまして、どの方面にどういう勞務の應援隊を出さなければならんかというようなことを、昨日あたり具體的に檢討いたしておるように聞いておるのであります。大體應急の措置といたしまして今やつておりますのは、主として日發關係においてやつておるのであります。配電關係のことにつきましては、まだ私どもの方に連絡をいたしておりませんので、現在至急調査をして頂くように配電會社の方に連絡を取つておるような状況でございます。それから將來の計畫といたしましては、何分この水害の根本の原因がどこにあるかという問題は、これは大問題だと思うのでありまして、河川の治水の問題と一緒に根本的な對策を立てなければならんと考えるのでありますが、現在まだ具體的なことを始めておらないのであります。
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水
水橋藤作#23
○水橋藤作君 先程の御報告で關東は相當の被害を受けたが、關西はそれ程でない。我々素人で分りませんが、發電所に六萬六千キロの不測の障害があつたという場合には、これを合理的に關西から關東へ持つて來て、關東の急場を防ぐとか何とか、そういう便法は講ぜられておりますか。又惡いところは惡いで止むを得んと思うのですが。その状況をちよつと……。
この発言だけを見る →三
三井新次郎#24
○説明員(三井新次郎君) お答を申上げます。先程申上げるのを忘れたのでありますが、十六日の、即ち約半減いたしました電力を、關東方面に對しては關東だけでは六十萬キロワツトぐらいの供給しかできなかつたので、關西方面から十五萬キロワツトの應援を受けたのであります。これは現在の発電の融通の限度でございまして、從つて關東に對しては七十五萬キロワツトの供給をいたしたのであります。
この発言だけを見る →佐
佐々木良作#25
○委員長(佐々木良作君) それでは水害關係の状況の説明を聽く件はこの邊にしまして、本論の今年の冬の渇水期對策について説明を求めてよろしうございましようか。どういうふうにいたしましようか。一應この前、休會前に割當制度を中心として電力局長から概略の説明を聽いたわけなのであります。電力局で今持つておる計畫の概要を聽きまして、それを實施するのは、恐らく事業者になるわけですから、實施の見込と云いますか、それを事業者から聽いて、そうしてそれの質問に移りましようか。或いは他に適當な方法がありましたらお申出で願いたい。
〔「それでよろしゆうございます」と呼ぶ者あり〕
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佐
佐々木良作#26
○委員長(佐々木良作君) それでは今年の冬の渇水期對策の説明を聽きまして、後程公報に載つけて置きましたように、G・H・Qを電氣委員として訪問する義務がありますから、その件の御相談をその後にしたいと思います。それでは電力局ですか、安定本部ですか、どちらでも結構ですが、今年の冬の渇水期對策についての概略の御説明を願いたいのです。この前ちよつと聽きましたのは割當制度を中心とした問題だつたわけですが、それの立案は安本が中心だそうですから、そこから話を聽いたら如何がと思います。
〔「よろしゆうございます」と呼ぶ者あり〕
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佐
吉
吉岡俊夫#28
○説明員(吉岡俊夫君) 私安定本部の動力局の電力課長であります。局長にちよつと差支えありますので、私が代りますから惡しからず……。今年の冬の電力の見通しでありますが、いろいろの原因で尚十分でないという見込がつくのであります。これに對してはいろいろな方策を立てておりますが、一つは設備の能力の點から、次は電力量を殖やすための發電用炭の配當の問題、そういのような供給力を殖やす面もいろいろ考えておるわけでありますが、その方面が豫定しておりますものもそう十分なものでありませんので、結局は需要電力の調整をやらなければ、この冬は乘り切つて行けないという見通しが立つのであります。尚電力の需給の状況は、從來は冬の渇水期、或は夏の渇水期というような水力發電が減退した場合に不足を生じ、春の豐水期とか、秋の出水時等には電力が餘つておるというのが從來の状態でありました。それが最近、特に本年度に入つてから電力需要が非常に増加いたしまして、戰時中の最高能力、これは一日平均約一億キロワツト時でありましたが、それを幾分凌駕する程増加して參りました。從つて最豐水期におきましても電力が十分でないというような状態に立ち至つたのであります。そこで今後は一年間を通じて、電力を合理的に調整して行きたいと考えまして、今囘安定本部の訓令を以ちまして、去る十三日に關係方面に電力需給調整要領というものを交付したわけであります。この目的はいろいろありますが、まず最近電力需要が非常に増加しておるのは、一つは各消費者において電力を無駄使いしておる面があるだろう。それでこれを合理的に電力の配分をすることによつてこの無駄使いを矯正して行こうというのが一つの狙いであります。それから次は、去年までは電力制限をやります場合に、或る特定の時期における消費實績を基にして、それの何割制限というような工合に消費規正をやつて來たわけでありますが、これで行きますと、電力を無駄使いした者が結局實績を多く持つていて、渇水時期に得をするという關係で、さつき申しましたような電力の合理的使用が行われないばかりでなく、必ずしも重要でない産業が、實績が多いがために渇水期に餘計に電氣を使うというような不合理なことになります。從つて今後は産業の重要度に應じ、而も産業の生産計畫に應じたように電力を配當したいというのが第二の狙いであります。それから次は、これは國民の生活上必要な電力についてでありますが、從來やはりこれも實績主義で電力規正を行なつて來た關係上、國民によつて電力の使い方に相違がある。詰り電力を普段ふんだんに使つていた人が渇水期にも使える、そのような工合で、各國民の間に不公正な取扱いがあつたわけであります。それで今後はこれを公平に、公正に國民の間に配分したいというのがその又一つの狙いであります。こういうような狙いの下に今度の調整要領はできておるわけでありますが、その内容を簡單に申上げますと、電力の需要をまず四つの分に大きく分けます。一つは産業用の大口電力でありまして、電氣事業者がら電力を五百キロワツト以上貰つておる工場、事業場がこれに入るわけであります。次は産業用の小口電力でありまして、産業用の電力の中、今の大口電力以外のものであります。第三は業務用の電力、ビルデイングとか官廳とか商店というような方面に使われておる電力であります。それから第四が住宅用の電力、このように四種類に分けております。その中産業用の大口電力につきましては、考え方は大體指定生産資材の割當手續と似ておるのでありまして、各需要家から毎四半期ごとに割當の申請書を主務官廳に出して頂きまして、主務官廳がそれを集計査定して、安定本部に需要部門別に電力の割當申請をする。そうして安定本部におきましては、各主務官廳から來ました需要要請と一方供給量、即ち電力の供給し得る量を相定いたしまして、それによつて各需要部門ごとの配當を行なつて、主務官廳にそれを通知いたします。そうすると主務官廳はにれを各工場、事業場別に假割當いたしまして、これを各地方商工局の電力部に通知いたします。それで電力部で配電會社の配電能力その他を考えて、最後の需要家に對する割當證明書を出すということになります。今申しましたように、大體は指定生産資材の割當規定とよく似ておるのでありますが、少し違う點は、最後に電力の主管官廳、つまり各商工局の電力部が間に入りまして、それが割當の切符を切るという點が違うわけであります。これは電力の特性といたしまして、各主務官廳においてはなかなか電力の實態を掴むことがむづかしいという點があります。從つて當分の間は電力部が幾分世話をしなければなるまいという點と、それから電氣を或る會社に割當しましても、配電能力の關係上そこへ電氣が行かないような場合があると困りますので、そういうことを調整するために電力部が間に入つておるわけであります。その點が他のものと少し違う點であります。
それからあとの産業用小口電力及び業務用電力、住宅用電力につきましては、或る一定の基準を設けまして、その基準によつて公平に公正に各需要家に配分するのであります。尚從つて從來のような實績主義じやなしに、例えば住宅用の電力につきましては、ほぼ各需要家共その人數とか、或いは世帶數といふものを考えて決めた適当な公正な基準で配當することにしております。ただ少し趣の違う點は、住宅の電熱用の電力であります。この配當は、昨年はやはり實績主義によつて配當をいたしましたが、その場合に他の燃料、即ち薪炭とかガスとか豆炭というようなものとは全然關連なく配當いたしました。從つて電力を使える家庭は、それだけ餘分に使えたわけであります。今年はこれを改めまして、家庭用の燃料綜合對策というものを立てまして、電力、ガス、薪炭、煉豆炭、こういうようなものを綜合して公平に各家庭の燃料を確保しようということになつております。その場合電力の供給方針といたしましては、元來電力は、熱として使うことは、最もエネルギー的に考えて得ではないのであります。特に渇水期火力發電をして貴重な石炭を燃やしてまでそれを熱として使うことは、エネルギー的に言いまして非常に損であります。それで渇水期の家庭用の電熱用電力は極力これを減らす、他の燃料で補えない場合に、その足らん分だけを最小限度に供給するという方針によつて配當する。併し豐水期、水のありますときには、最近の薪炭状況の非常に苦しいときでありますので、それを幾分でも緩和するという意味で幾分増配する、こういうような方針をとつております。
それから第二は薪炭は特に大都會において苦しいのであります。薪炭の生産地においては比較的入手し易いのでありますが、六大都市その他の薪炭消費地におきましては、輸送の面その他からいたしまして、薪炭の配給が非常に困難である。そういうことを考えまして、電熱の配當を行うのは、原則として薪炭を消費する府縣の都市に限るということにしております。但し薪炭生産地でありましても、市制施行地で必要とする場合には、或程度の配當をしたいと思つております。併し九州は電力事情が非常に惡いので、今年は全然認めないことにしております。
次は殊に都市に限つて配當するわけでありますが、その中でも定額で使う家庭は非常に無制限に使われる虞れがありますので、一應認めないことにしまして、從量、メーターで使う家庭に電熱の使用を認めるということにしております。ガスが二十四時間出る區域、詰り進駐軍へのガス供給區域で、それに從つてガスの出て來る地域におきましては、電熱の配當をしない、こういうように考えております。以上申しましたような方針で今年の冬の電力配當をやりますが、ただその電力は他の物資と違いまして、水力發電というものは非常に變り易いもので供給いたします關係上、その供給力を的確に使うことが非常にむづかしいのであります。それで配當をいたします場合には、一應過去五ヶ年乃至十年間の可能發電力を見まして、普通ならばこのくらい出るだろうという豫想を立ててやりますが、或る場合には渇水をする場合もありますし、又或る場合には水が出る場合もあります。從つてそういうように豫想よりも供給力が下つたり、上つたりした場合には、何らか特別の手を打たなければならんわけであります。他の物資であれば豫想よりも供給力が不足すれば、それは空切符になる。餘ればストツクになつて來るわけでありますが、從つてあるときは次の時期に調整ができますが、電力が足りなければ、サイクルが下がる、又電壓が下る。餘れば水を捨てるのでありまして、そういう變化に應じて時々刻々手を打たなければなりません。從つて電力の調整方針としましては、そういう場合に或る一定の方針で電力の割當を減らしたり、或いは特配したりすることができるように考えております。この方針を現在商工省及び各省に連絡してありますので、現在商工省においてこの具體的の方針を立案中であります。從つて細かいことはその方面で聽いて頂きたいと思います。
この発言だけを見る →それからあとの産業用小口電力及び業務用電力、住宅用電力につきましては、或る一定の基準を設けまして、その基準によつて公平に公正に各需要家に配分するのであります。尚從つて從來のような實績主義じやなしに、例えば住宅用の電力につきましては、ほぼ各需要家共その人數とか、或いは世帶數といふものを考えて決めた適当な公正な基準で配當することにしております。ただ少し趣の違う點は、住宅の電熱用の電力であります。この配當は、昨年はやはり實績主義によつて配當をいたしましたが、その場合に他の燃料、即ち薪炭とかガスとか豆炭というようなものとは全然關連なく配當いたしました。從つて電力を使える家庭は、それだけ餘分に使えたわけであります。今年はこれを改めまして、家庭用の燃料綜合對策というものを立てまして、電力、ガス、薪炭、煉豆炭、こういうようなものを綜合して公平に各家庭の燃料を確保しようということになつております。その場合電力の供給方針といたしましては、元來電力は、熱として使うことは、最もエネルギー的に考えて得ではないのであります。特に渇水期火力發電をして貴重な石炭を燃やしてまでそれを熱として使うことは、エネルギー的に言いまして非常に損であります。それで渇水期の家庭用の電熱用電力は極力これを減らす、他の燃料で補えない場合に、その足らん分だけを最小限度に供給するという方針によつて配當する。併し豐水期、水のありますときには、最近の薪炭状況の非常に苦しいときでありますので、それを幾分でも緩和するという意味で幾分増配する、こういうような方針をとつております。
それから第二は薪炭は特に大都會において苦しいのであります。薪炭の生産地においては比較的入手し易いのでありますが、六大都市その他の薪炭消費地におきましては、輸送の面その他からいたしまして、薪炭の配給が非常に困難である。そういうことを考えまして、電熱の配當を行うのは、原則として薪炭を消費する府縣の都市に限るということにしております。但し薪炭生産地でありましても、市制施行地で必要とする場合には、或程度の配當をしたいと思つております。併し九州は電力事情が非常に惡いので、今年は全然認めないことにしております。
次は殊に都市に限つて配當するわけでありますが、その中でも定額で使う家庭は非常に無制限に使われる虞れがありますので、一應認めないことにしまして、從量、メーターで使う家庭に電熱の使用を認めるということにしております。ガスが二十四時間出る區域、詰り進駐軍へのガス供給區域で、それに從つてガスの出て來る地域におきましては、電熱の配當をしない、こういうように考えております。以上申しましたような方針で今年の冬の電力配當をやりますが、ただその電力は他の物資と違いまして、水力發電というものは非常に變り易いもので供給いたします關係上、その供給力を的確に使うことが非常にむづかしいのであります。それで配當をいたします場合には、一應過去五ヶ年乃至十年間の可能發電力を見まして、普通ならばこのくらい出るだろうという豫想を立ててやりますが、或る場合には渇水をする場合もありますし、又或る場合には水が出る場合もあります。從つてそういうように豫想よりも供給力が下つたり、上つたりした場合には、何らか特別の手を打たなければならんわけであります。他の物資であれば豫想よりも供給力が不足すれば、それは空切符になる。餘ればストツクになつて來るわけでありますが、從つてあるときは次の時期に調整ができますが、電力が足りなければ、サイクルが下がる、又電壓が下る。餘れば水を捨てるのでありまして、そういう變化に應じて時々刻々手を打たなければなりません。從つて電力の調整方針としましては、そういう場合に或る一定の方針で電力の割當を減らしたり、或いは特配したりすることができるように考えております。この方針を現在商工省及び各省に連絡してありますので、現在商工省においてこの具體的の方針を立案中であります。從つて細かいことはその方面で聽いて頂きたいと思います。
佐
佐々木良作#29
○委員長(佐々木良作君) 今安本の吉岡課長から概略的な説明を聽いたわけですが、次に日發關係の説明者の方から、今年の冬の需要の電力量が數字的な基礎に基いてどれくらいあつて、そうしてそれに對して供給力がどれくらいか、結局どのくらい制限するのか、數字的な裏付けの説明を聞いたらと思いますが、その次に配電の計畫の實施についての困難さ、或いは可能か、不可能か、どこにむづかしい點があるかということを承つてみたいと思います。よろしうございますか。それでは日發の方……。
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