電気委員会
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会
会議録情報#0
付託事件
○日本発送電株式会社水力発電工事に
関する請願(第百十号)
○水利使用料金の増徴に関する陳情
(第三百二十八号)
—————————————
昭和二十二年九月二十九日(月曜日)
午後一時三十二分開会
—————————————
本日の会議に付した事件
○今冬渇水期における綜合燃料対策に
関する件
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この発言だけを見る →○日本発送電株式会社水力発電工事に
関する請願(第百十号)
○水利使用料金の増徴に関する陳情
(第三百二十八号)
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昭和二十二年九月二十九日(月曜日)
午後一時三十二分開会
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本日の会議に付した事件
○今冬渇水期における綜合燃料対策に
関する件
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佐
佐々木良作#1
○委員長(佐々木良作君) それでは委員会を開会いたします。先達ての打合会の席上で決定願いました方針に從いまして、今日の委員会は綜合燃料対策について政府から説明を求めて、それについて檢討を加えて頂くことになつております。この前の打合会の決定に從いまして次のような文書で以て内閣に提出して置きまして、それの答弁を求めるわけですから、御了解を得ますためにちよつと朗読をします。それは提出は九月の二十二日になつておりまして、「今冬綜合燃料対策説明要求の件」としまして、「今冬渇水期電力対策に就て先般説明を受けたが、尚充分檢討いたしたいので左記により、安本、商工、農林、運輸等関係各廳を網羅して電力を含む綜合燃料対策につき、本委員会に於て、左記の如き、内閣としての責任ある綜合的説明を承りたい。」以上のような前文を附けまして、「記」といたしまして、「一、説明要求事項」として、イ、として「発電並びに電力配当計画(十一月以降三月迄月別)」月別に十一月以降丁度冬の期間全部を取つたわけです。月別に発電並びに電力配当計画、「ロ、瓦斯、薪炭、其他燃料の生産、配給、輸送計画」、これも同じように「十一月以降三月迄月別」それからハ、としまして「家庭用燃料配給基準並びに其の内訳」、それから、「ニ、前項の計画に破綜を生じたる場合の処置対策」、それと附帯しまして、尚右に関する配付資料を持参して説明して貰いたいということを、電氣委員長名義で内閣総理大臣宛に提出したわけであります。正式に委員会から政府に資料を求める際は議長を経ることになつておりますから、この文書を議長に提出しまして、議長の了解を得て議長から内閣に送付したわけです。從いましてこの説明要求のポイントは、この間の打合会で檢討して頂きましたように、電氣だけを聽いても、その電氣の計画は炭の配給計画が前提となつており、炭の配給計画はまた交通運輸の輸送計画が前提となつていて、別々に聽いたのではさつぱりどこを突いていいのか見当が付かないような状態でありましたので、包括的な説明を求めたいという趣旨に基ずいたわけであります。この説明要求に対しまして、現在政府からこちらに通知がありましたのは、安定本部から長官及び次長、それから安定本部の動力局長、それから安定本部の生活物資局次長等、その外運輸省から業務局長、農林省から農政局長、商工省から電力局長、それから石炭廳から瓦斯課長、以上が説明員として説明に見えるというふうな連絡であります。現在のところ石炭廳の瓦斯課長と商工省の電力局長とそれから安本の生活物資局長の坂田さんの、以上三人が見えておるだけで、安定本部長官は今閣議があるので、二時になつたらこちらへお伺いしたいという連絡がありまして、他からは見えておらんので、ちよつと待つておつた次第であります。
今申上げましたように、今日の委員会での政府側の説明は、委員会として例えばこの事項を安本に、或いはこの事項を電力局長に、というような説明の求め方ではなくして、委員会としては綜合的な説明を内閣から綜合的に、各々の所管が分れておろうし、その所管に從つて綜合的な説明を承わりたいというわけでありますから、この見える予定になつておろ方々は各々その中で適当に分担されるなり、或いは連絡を取られて、綜合的な説明が承われると思うわけであります。尚ちよつとこの際申上げたいのですが、これは正式の委員会の問題ではありませんが、実は昨日緊急でありましたので、皆さんの御了解の得る暇がなかつたわけですが、この関東地方の水害地帯に対しまして、急に暇ができましたものですから、思い付いて電氣委員長といたしまして水害地の各現場、つまり主として変電所です。小さい変電所ですが、大体小松川管内から金杉管内、包括的に殆んど網羅して各変電所を訪れて、そうして復旧の状況を聽き、同時に一日も早く電氣が送れるように激励鞭撻して参りましたから、事後報告になつて大変申訳ありませんが、御了解得たいと思います。
尚委員の方に御了解を得たいと思いますのは、御承知のように委員会の傍聽は、委員長の許可を得て云々ということになつております。この問題がこういうふうに論議されることが分りましたので、後程御討議願おうと思つておりますが、今年の冬の電氣についての陳情が参つております。東京都電力協議会、つまりこれは大体電氣の消費者の團体の方、それから電氣事業者の方及び労働組合の方が、この委員会の傍聽をしたいと申出ておられましたので、人数の入れる限り許可いたしましたから、一つ御了解得たいと思います。尚この前の話もありましたので、先程の委員長懇談会におきまして、綜合燃料対策でありますので、特に農林省、それから運輸省、商工省、他の委員会でも必要がありましたならばお出で下さるように言つておりますし、そうして説明を求めることも了解を得てありますから、御了承頂きたいと思います。申落しまして失礼いたしましたが、この前の打合会でこの説明を二十六日に求めておつたわけですが、政府の方から関係筋の了解を得る点もあるし、その他連絡の必要もあるので、一、二日延ばして貰えないかという話がありまして、この前のときに内容的な説明を十分し得るようにということがありましたので、連絡の結果私一存を以て今日に延期いたしましたわけです。御了解得たいと思います。
それでは先程の説明事項に從いまして、或いはこれの政府側の説明の便宜等で、或いは少し変更があるかもしれませんが、包括的に適当に分担して頂きまして政府側から説明を求めたいと思います。最初安本の電力課長が先程申上げました電力並びに電力配当計画について十一月以降三月までの問題について説明されるそうであります。
この発言だけを見る →今申上げましたように、今日の委員会での政府側の説明は、委員会として例えばこの事項を安本に、或いはこの事項を電力局長に、というような説明の求め方ではなくして、委員会としては綜合的な説明を内閣から綜合的に、各々の所管が分れておろうし、その所管に從つて綜合的な説明を承わりたいというわけでありますから、この見える予定になつておろ方々は各々その中で適当に分担されるなり、或いは連絡を取られて、綜合的な説明が承われると思うわけであります。尚ちよつとこの際申上げたいのですが、これは正式の委員会の問題ではありませんが、実は昨日緊急でありましたので、皆さんの御了解の得る暇がなかつたわけですが、この関東地方の水害地帯に対しまして、急に暇ができましたものですから、思い付いて電氣委員長といたしまして水害地の各現場、つまり主として変電所です。小さい変電所ですが、大体小松川管内から金杉管内、包括的に殆んど網羅して各変電所を訪れて、そうして復旧の状況を聽き、同時に一日も早く電氣が送れるように激励鞭撻して参りましたから、事後報告になつて大変申訳ありませんが、御了解得たいと思います。
尚委員の方に御了解を得たいと思いますのは、御承知のように委員会の傍聽は、委員長の許可を得て云々ということになつております。この問題がこういうふうに論議されることが分りましたので、後程御討議願おうと思つておりますが、今年の冬の電氣についての陳情が参つております。東京都電力協議会、つまりこれは大体電氣の消費者の團体の方、それから電氣事業者の方及び労働組合の方が、この委員会の傍聽をしたいと申出ておられましたので、人数の入れる限り許可いたしましたから、一つ御了解得たいと思います。尚この前の話もありましたので、先程の委員長懇談会におきまして、綜合燃料対策でありますので、特に農林省、それから運輸省、商工省、他の委員会でも必要がありましたならばお出で下さるように言つておりますし、そうして説明を求めることも了解を得てありますから、御了承頂きたいと思います。申落しまして失礼いたしましたが、この前の打合会でこの説明を二十六日に求めておつたわけですが、政府の方から関係筋の了解を得る点もあるし、その他連絡の必要もあるので、一、二日延ばして貰えないかという話がありまして、この前のときに内容的な説明を十分し得るようにということがありましたので、連絡の結果私一存を以て今日に延期いたしましたわけです。御了解得たいと思います。
それでは先程の説明事項に從いまして、或いはこれの政府側の説明の便宜等で、或いは少し変更があるかもしれませんが、包括的に適当に分担して頂きまして政府側から説明を求めたいと思います。最初安本の電力課長が先程申上げました電力並びに電力配当計画について十一月以降三月までの問題について説明されるそうであります。
吉
吉岡俊男#2
○説明員(吉岡俊男君) 安定本部の電力課長の吉岡でございます。今年の多の電力配当計画につきましては、この前御説明申上げましたように、電力調整要領によつて実施するわけでありますが、安定本部からの訓令は去る九月十三日に出ましたが、これに基ずく省令、商工省の省令が近く出ると思いますが、まだ発布になつておりません関係で、その安定本部の訓令による配当計画はまだ完全なものができていないわけであります。目下準備中でありますので、本日ははつきりした配当計画は申上げられないわけでありますが、一應現在考えておりまする見込み量について御説明にしたいと思います。
先ず水力は都市によつて又月によつていろいろ変動がありますが、一應平年並程度の水量があると仮定いたしまして、水力の供給力を算定いたし、火力発電の方は石炭の配当量によつていろいろ変るわけでありますが、現在安定本部の方では下期約百四十万トン程度配炭できるという予想の下にいろいろ計画を立てておりますので、これは勿論毎月々々確定的な数字は決めるわけでありますが、一應下期としては百四十万とし予定されておりますので、これを採つて火力発電を想定したわけであります。そういたしますと、お手許にあります供給力、これは発電端電力量でありますが、この供給力という欄の数字になるわけであります。これを水力火力に分けなかつたのでありますが、この中、水力が十一月が二十三億一千万キロワツト・アワー、十二月が二十二億五千万キロワツト・アワー、一月が十九億九千万キロワツト・アワー、二月が十七億九千万キロワツト・アワー、三月が二十二億八千万キロワツト・アワーと想定しております。火力は十一月が一億三千二百万キロワツト・アワー、十二月が一億七千六百万キロワツト・アワー、一月が三億三千万キロワツト・アワー、二月が三億一千万キロワツト・アワー、三月が一億四千万キロワツト・アワーでありまして、この合計がここに出ておるわけでありますが、これを昨年の実績と比較して見ますと、昨年の実績は水力火力合わせまして、十一月が二十三億三千万キロワツト・アワー、十二月が二十四億七千五百万キロワツト・アワー、一月が二十五億一千九百万キロワツト・アワー、二月が二十億一千万キロワツト・アワー、三月が二十四億三千三百万キロワツト・アワーとなつておりまして、合計においては月によつては幾分違いますが、十一月以降の合計においては大体昨年度の数字になるのであります。昨年は特に一月が非常に豊水でありまして、過去数十年來の最大水期でありました関係上、一月の供給実績が非常に多かつたのでありますが、今年は一月が昨年よりも減つておりますのは、平時水を考えたからであります。
この発言だけを見る →先ず水力は都市によつて又月によつていろいろ変動がありますが、一應平年並程度の水量があると仮定いたしまして、水力の供給力を算定いたし、火力発電の方は石炭の配当量によつていろいろ変るわけでありますが、現在安定本部の方では下期約百四十万トン程度配炭できるという予想の下にいろいろ計画を立てておりますので、これは勿論毎月々々確定的な数字は決めるわけでありますが、一應下期としては百四十万とし予定されておりますので、これを採つて火力発電を想定したわけであります。そういたしますと、お手許にあります供給力、これは発電端電力量でありますが、この供給力という欄の数字になるわけであります。これを水力火力に分けなかつたのでありますが、この中、水力が十一月が二十三億一千万キロワツト・アワー、十二月が二十二億五千万キロワツト・アワー、一月が十九億九千万キロワツト・アワー、二月が十七億九千万キロワツト・アワー、三月が二十二億八千万キロワツト・アワーと想定しております。火力は十一月が一億三千二百万キロワツト・アワー、十二月が一億七千六百万キロワツト・アワー、一月が三億三千万キロワツト・アワー、二月が三億一千万キロワツト・アワー、三月が一億四千万キロワツト・アワーでありまして、この合計がここに出ておるわけでありますが、これを昨年の実績と比較して見ますと、昨年の実績は水力火力合わせまして、十一月が二十三億三千万キロワツト・アワー、十二月が二十四億七千五百万キロワツト・アワー、一月が二十五億一千九百万キロワツト・アワー、二月が二十億一千万キロワツト・アワー、三月が二十四億三千三百万キロワツト・アワーとなつておりまして、合計においては月によつては幾分違いますが、十一月以降の合計においては大体昨年度の数字になるのであります。昨年は特に一月が非常に豊水でありまして、過去数十年來の最大水期でありました関係上、一月の供給実績が非常に多かつたのでありますが、今年は一月が昨年よりも減つておりますのは、平時水を考えたからであります。
佐
佐々木良作#3
○委員長(佐々木良作君) 説明中でありますが、説明中に数字なんかが出まして、ちよつと聽き落したとかなんとか簡單な御質問ならば、直ぐその際にやつて貰つた方が片付くと思いますから、そういうふうに御了解願いたいと思います。
この発言だけを見る →吉
吉岡俊男#4
○説明員(吉岡俊男君) その外の月は、大体去年程度ぐらいになつておるわけであります。こういう供給力からこれをどのように各需要に配当して行くかということでありますが、先ず進駐軍用の需要は優先的に取られるわけでありますので、これを眞つ先に想定して差引いたわけであります。昨年の十一月から三月での実績きは二億二千八百万キロワツト・アワーあつたのでありますが、今年は進駐軍の家族の住宅が非常に増加いたしておりますので、その増加状況を考えて約倍近くの四億五千万キロワツト・アワーというものを想定したわけであります。
電燈でありますが、これは本年は從量電燈につきましては、或る一定の基準で以て配当をすることを考えておりますので、まだ細かい基準が確定いたしておりませんから、はつきりした数字は申上げられませんが、一應ここに十五億二千二百万キロワツト・アワーとして想定してございます。これを昨年と比較いたしますと、昨年は十三億四千百万キロワツト・アワーであつたのでありまして、昨年よりも約一三%程度余計に見込んでおりますが、これは一つは定額の電燈需要家が相当増加いたしまして、これらはメーダーがないわけでありますので、送電時間は電燈をつけるという想定で一應予想したわけであります。
電熱需要でございますが、これが今度の家庭燃料綜合対策によつて決められた数字でありまして、これは決定した数字でございます。十一月が一億五千万キロワツト・アワー、後十二月から三月まで毎月一億キロワツト・アワーというものを予定しております。これは各種燃料、特に薪炭の家庭に対する需給状況から、最近限度この程度のものは必要であるという要求に基ずいて想定したわけであります。十一月が特に多いのは、十一月で割合豊水期でありまして、水力発電が多いという関係と、尚十一月以降配当制度になるわけでありますが、その過渡期においては各家庭においてなかなか十分なる準備ができなかろうという二つの点から、十一月は特に多く見込んで、後十二月から以降はエネルギー的に考えまして、火力発電を焚いてまで電熱を送るということは非常に不経済であるという見地から、極力圧縮した関係であります。これを昨年の実績と比較して見ますと大体毎月別に申上げて見たいと思いますが、十一月が一億三千百万キロワツト・アワー、十二月が一億四千万キロワツト・アワー、一月が一億二千八百万キロワツト・アワー、二月が一億二千万キロワツト・アワー、三月が八千八百万キロワツト・アワー、五ヶ月の合計が六億七百万キロワツト・アワーとなつております。從つて去年よりも九%減となつておりまするが、これは正規のルートを通しての配当数字であります。從つて擅用、つまり料金を拂わずに家庭が使つておる擅用電力はここに含んでいないわけであります。
序ででありますが、擅用電力でありますが、最近戰後都市の住宅が燒けまして、その後にできた住宅は大部分メーターを持つていない定額需要なのであります。從つてそういう需要家ではどうしても黙つて、つまり配電会社との契約をせずに電力を使われる傾向があるわけであります。これを極力抑えるようには努力いたしておりますが、何分配電会社の方にも手が足りないし、それからメーターがないという関係でうまく行つていないわけでありますが、昨年の実績は、十一月から三月までの合計において約十億一千百万キロワツト・アワーという厖大なものがあつたわけであります。それでこれが全部家庭用に、或いは又電熱用に使われたわけではないと思います。
尚この擅用の想定につきましても、いろいろ想定方法に疑義があります関係上、これがすべて本当に盗まれた電氣だとは言えないとも思います。というのは、この擅用の出し方は、実際各需要家が使つたメーターに出たキロワツト・アワーは、変電所で送つた電力量に損失を考えて、これくらい需要家が使つただろうと思われる電力量との差を取つたのでありまして、この損失の考え方によつて、この擅用電力は非常に変つて來るわけであります。併し各需要家、特に家庭等の電力需要が非常に増加しました関係上、各配電線路の送電損失は非常に増加しております。ですからその損失の見方が十分であれば、この擅用の数字は低くなつて出るわけでありますし、その損失の見方が少なければ擅用が多くなつて來るという関係から、必ずしもこれは正確な数字として申せないのであります。が、併し一應の配電会社の計算によりますと、十億一千百万キロワツト・アワーという大きなものがあります。この中、家庭で使われた電力はどれくらいであろうかということは非常にむずかしいのでありますが、大体七割から八割くらいは家庭の電熱器として使われておるのではなかろうかというような工合に推定しております。
今度はこれを今囘の綜合燃料対策によつて、各家庭の必要とする燃料は確保するということになりましたので、いわゆる割当外の擅用電力というものは、十分取締らなければならんし、又取締つてもいいものであろうと思われます。それでは私共はこれを非常に抑えて、今年はこれを半分程度にまで持つて行きたいというような希望を持つております。それがためにワツトアワー・メーターとか或いはカレント・リミツター等法増産を計画を立ててやつておるのでありますが、これが思うように行きません関係上、予定通り行くかどうかは疑問でありますが、併し極力配電会社の協力を得て抑えたいと思つております。
次は、大口電力でありますが、大口電力は日発又は配電会社から五百キロワツト・アワー以上受電しておる大口需要家をいうのであります。これは当然今後の生産計画によつて内容が変つて來るわけでありますが、一應全体の枠が押えられておる関係上、この程度になるという数字であります。これを昨年の実績と比較して見ますというと、十一月から三月までの合計におきまして、昨年は四十三億二千六百万キロワツト・アワー、從つて大口に送れる電氣は約二・九%減となるわけであります。併しこれは決定したわけではありませんから、今後変るかも知れませんが、一應こういうことになります。小口電力は五百キロワツト以下の電力でありますが、これも昨年の数字と比較いたしますと、昨年は十一月から三月までの合計において十五億三千三百万キロワツト・アワーでありましたから、今囘の配当計画によりますと約八%減となります。併しこの大口にしろ小口にしろ配当し得る電力が減つたから、直ちに生産が減るというようには考えられないのではないかと思います。御承知のように戰後水力が非常に余つておるということで、電力の消費を奬励した時もあります。從つて大口乃至小口電力の中には、相当電氣製塩とか電氣ボイラーとかを使つておる需要家があります。從つて或いは相当電力を無駄に使つておる需要家もあるのではないかと思います。從つてこういうものを或る程度締めるということは、むしろ電力使用の合理化を促進することになるのであつて、必ずしも生産の減退になるとは考えられないと思います。このようにして想定いたしましたものの合計がここにある数字でありますが、これを昨年と比較いたしますと、昨年の合計が八十億三千五百万キロワツト・アワーでありますので、僅かながら昨年よりは増加するという結果になつております。
以上まだはつきり決定した数字でございませんのですが、一應現在考えておる供給見込量につきまして御説明申上げました。
この発言だけを見る →電燈でありますが、これは本年は從量電燈につきましては、或る一定の基準で以て配当をすることを考えておりますので、まだ細かい基準が確定いたしておりませんから、はつきりした数字は申上げられませんが、一應ここに十五億二千二百万キロワツト・アワーとして想定してございます。これを昨年と比較いたしますと、昨年は十三億四千百万キロワツト・アワーであつたのでありまして、昨年よりも約一三%程度余計に見込んでおりますが、これは一つは定額の電燈需要家が相当増加いたしまして、これらはメーダーがないわけでありますので、送電時間は電燈をつけるという想定で一應予想したわけであります。
電熱需要でございますが、これが今度の家庭燃料綜合対策によつて決められた数字でありまして、これは決定した数字でございます。十一月が一億五千万キロワツト・アワー、後十二月から三月まで毎月一億キロワツト・アワーというものを予定しております。これは各種燃料、特に薪炭の家庭に対する需給状況から、最近限度この程度のものは必要であるという要求に基ずいて想定したわけであります。十一月が特に多いのは、十一月で割合豊水期でありまして、水力発電が多いという関係と、尚十一月以降配当制度になるわけでありますが、その過渡期においては各家庭においてなかなか十分なる準備ができなかろうという二つの点から、十一月は特に多く見込んで、後十二月から以降はエネルギー的に考えまして、火力発電を焚いてまで電熱を送るということは非常に不経済であるという見地から、極力圧縮した関係であります。これを昨年の実績と比較して見ますと大体毎月別に申上げて見たいと思いますが、十一月が一億三千百万キロワツト・アワー、十二月が一億四千万キロワツト・アワー、一月が一億二千八百万キロワツト・アワー、二月が一億二千万キロワツト・アワー、三月が八千八百万キロワツト・アワー、五ヶ月の合計が六億七百万キロワツト・アワーとなつております。從つて去年よりも九%減となつておりまするが、これは正規のルートを通しての配当数字であります。從つて擅用、つまり料金を拂わずに家庭が使つておる擅用電力はここに含んでいないわけであります。
序ででありますが、擅用電力でありますが、最近戰後都市の住宅が燒けまして、その後にできた住宅は大部分メーターを持つていない定額需要なのであります。從つてそういう需要家ではどうしても黙つて、つまり配電会社との契約をせずに電力を使われる傾向があるわけであります。これを極力抑えるようには努力いたしておりますが、何分配電会社の方にも手が足りないし、それからメーターがないという関係でうまく行つていないわけでありますが、昨年の実績は、十一月から三月までの合計において約十億一千百万キロワツト・アワーという厖大なものがあつたわけであります。それでこれが全部家庭用に、或いは又電熱用に使われたわけではないと思います。
尚この擅用の想定につきましても、いろいろ想定方法に疑義があります関係上、これがすべて本当に盗まれた電氣だとは言えないとも思います。というのは、この擅用の出し方は、実際各需要家が使つたメーターに出たキロワツト・アワーは、変電所で送つた電力量に損失を考えて、これくらい需要家が使つただろうと思われる電力量との差を取つたのでありまして、この損失の考え方によつて、この擅用電力は非常に変つて來るわけであります。併し各需要家、特に家庭等の電力需要が非常に増加しました関係上、各配電線路の送電損失は非常に増加しております。ですからその損失の見方が十分であれば、この擅用の数字は低くなつて出るわけでありますし、その損失の見方が少なければ擅用が多くなつて來るという関係から、必ずしもこれは正確な数字として申せないのであります。が、併し一應の配電会社の計算によりますと、十億一千百万キロワツト・アワーという大きなものがあります。この中、家庭で使われた電力はどれくらいであろうかということは非常にむずかしいのでありますが、大体七割から八割くらいは家庭の電熱器として使われておるのではなかろうかというような工合に推定しております。
今度はこれを今囘の綜合燃料対策によつて、各家庭の必要とする燃料は確保するということになりましたので、いわゆる割当外の擅用電力というものは、十分取締らなければならんし、又取締つてもいいものであろうと思われます。それでは私共はこれを非常に抑えて、今年はこれを半分程度にまで持つて行きたいというような希望を持つております。それがためにワツトアワー・メーターとか或いはカレント・リミツター等法増産を計画を立ててやつておるのでありますが、これが思うように行きません関係上、予定通り行くかどうかは疑問でありますが、併し極力配電会社の協力を得て抑えたいと思つております。
次は、大口電力でありますが、大口電力は日発又は配電会社から五百キロワツト・アワー以上受電しておる大口需要家をいうのであります。これは当然今後の生産計画によつて内容が変つて來るわけでありますが、一應全体の枠が押えられておる関係上、この程度になるという数字であります。これを昨年の実績と比較して見ますというと、十一月から三月までの合計におきまして、昨年は四十三億二千六百万キロワツト・アワー、從つて大口に送れる電氣は約二・九%減となるわけであります。併しこれは決定したわけではありませんから、今後変るかも知れませんが、一應こういうことになります。小口電力は五百キロワツト以下の電力でありますが、これも昨年の数字と比較いたしますと、昨年は十一月から三月までの合計において十五億三千三百万キロワツト・アワーでありましたから、今囘の配当計画によりますと約八%減となります。併しこの大口にしろ小口にしろ配当し得る電力が減つたから、直ちに生産が減るというようには考えられないのではないかと思います。御承知のように戰後水力が非常に余つておるということで、電力の消費を奬励した時もあります。從つて大口乃至小口電力の中には、相当電氣製塩とか電氣ボイラーとかを使つておる需要家があります。從つて或いは相当電力を無駄に使つておる需要家もあるのではないかと思います。從つてこういうものを或る程度締めるということは、むしろ電力使用の合理化を促進することになるのであつて、必ずしも生産の減退になるとは考えられないと思います。このようにして想定いたしましたものの合計がここにある数字でありますが、これを昨年と比較いたしますと、昨年の合計が八十億三千五百万キロワツト・アワーでありますので、僅かながら昨年よりは増加するという結果になつております。
以上まだはつきり決定した数字でございませんのですが、一應現在考えておる供給見込量につきまして御説明申上げました。
佐
岡
吉
岡
吉
佐
佐々木良作#10
○委員長(佐々木良作君) よろしければ次の説明を承わりたいと思いますが、いかがでございますか、よろしうございますか……。それでは次にロを後廻しにしまして、ハの家庭用燃料の配給基準竝びにその内訳ということを中心にしまして、安本の生活物資局長坂田さんから御説明を伺います。
この発言だけを見る →坂
坂田英一#11
○政府委員(坂田英一君) 本年度の下半期の季節的家庭燃料需要期に臨みまして、漸次渇水期に亘る電力の事情というのに対処すると同時に、最低限度の家庭燃料はできるだけ適正公平にその供給を確保する措置を講じておるわけでありますが、これがために今度の冬に臨んでの食生活上どうしても確保しなければならないと認められる熱カロリー量の家庭燃料につきましては、薪炭、それから電熱、それから煉豆炭、ガス、この四つにわたつて極力合理的な綜合調整の割当確保を図つて参るということであります。
それにつきまして、全体として一應どういう輪郭になるかと申しますると、先ず暖い所、寒い所、いろいろありまするので、八ブロツクに分けまして、基準は違うのでありますが、それを六大都市に例を取つて見ますると、十月から來年の三月までの下半期におきまして、全部木炭に換算いたしまして、九俵というものを確保することによつて進んでおるわけであります。六大都市は全部九俵ということであります。この内訳は、勿論それぞれの事情によつて違いますが、東京の例を取つてみますと、木炭が一・四俵、それから普通薪が、これは皆木炭換算でありますが、一・二俵、煉豆炭が三俵、ガスが〇・六俵、電氣が二・八俵、合計九俵という目安を以て確保する考え方を以て進んでおるわけであります。それに要しまする全体の数量は、木炭においてこれは全國的でありますが、十月から三月までに三千三百四十六万余俵、薪は一億三千百四十五万束、煉豆炭は千七百三十一万包であります。電熱が十月から三月までに七億キロワツト・アワー、ガスが五千三百万立方メートルという大体の総計のことを目途として進んでおるわけであります。尚この調整割当方法等につきましては、例えば電熱のごときものは原則として、九州は別でありますが、薪炭の輸送関係等も考えなければなりませんので、薪炭の移入消費府縣内の市制施行地に重点的に割当てるといつた方針を採つて参りたい。それからその他電熱の関係において、從量世帶に限つて需要量の供給をするが、定額世帶に対しては家庭用電熱の使用を原則として認めないようにして参る。或いはさようないろいろの電熱の関係から見て参いるわけであります。
それからガス関係におきましては、これはフルタイムのところが非常に少いわけでありますが、ガスのフルタイムの供給地帶につきましては、薪炭とか、煉豆炭とか、電熱の割当等は原則として行わないような方向を取つて参りたい。
それから煉豆炭等の割当てにつきましては輸送関係もありまするので、でき得る限り薪炭の移入府縣所在の煉炭工場において重点的に操業をいたすことにして、できるだけそういうような輸送節減の方途を講じながら進んで参りたい。薪炭等の割当て等につきましても以上の三つのものと綜合いたしまして、例えばガスのフルタイムのようなところは薪炭は成るべくやらんようにするといつたような、そういう全体を綜合して埋合わすことにして、薪炭を用いて行くわけであります。勿論木炭竝びに薪炭を合わせての話であります。大体さようなことにいたしまして、最近限度木炭に換算して九俵を加工する。こういうことで進んでおります。
この発言だけを見る →それにつきまして、全体として一應どういう輪郭になるかと申しますると、先ず暖い所、寒い所、いろいろありまするので、八ブロツクに分けまして、基準は違うのでありますが、それを六大都市に例を取つて見ますると、十月から來年の三月までの下半期におきまして、全部木炭に換算いたしまして、九俵というものを確保することによつて進んでおるわけであります。六大都市は全部九俵ということであります。この内訳は、勿論それぞれの事情によつて違いますが、東京の例を取つてみますと、木炭が一・四俵、それから普通薪が、これは皆木炭換算でありますが、一・二俵、煉豆炭が三俵、ガスが〇・六俵、電氣が二・八俵、合計九俵という目安を以て確保する考え方を以て進んでおるわけであります。それに要しまする全体の数量は、木炭においてこれは全國的でありますが、十月から三月までに三千三百四十六万余俵、薪は一億三千百四十五万束、煉豆炭は千七百三十一万包であります。電熱が十月から三月までに七億キロワツト・アワー、ガスが五千三百万立方メートルという大体の総計のことを目途として進んでおるわけであります。尚この調整割当方法等につきましては、例えば電熱のごときものは原則として、九州は別でありますが、薪炭の輸送関係等も考えなければなりませんので、薪炭の移入消費府縣内の市制施行地に重点的に割当てるといつた方針を採つて参りたい。それからその他電熱の関係において、從量世帶に限つて需要量の供給をするが、定額世帶に対しては家庭用電熱の使用を原則として認めないようにして参る。或いはさようないろいろの電熱の関係から見て参いるわけであります。
それからガス関係におきましては、これはフルタイムのところが非常に少いわけでありますが、ガスのフルタイムの供給地帶につきましては、薪炭とか、煉豆炭とか、電熱の割当等は原則として行わないような方向を取つて参りたい。
それから煉豆炭等の割当てにつきましては輸送関係もありまするので、でき得る限り薪炭の移入府縣所在の煉炭工場において重点的に操業をいたすことにして、できるだけそういうような輸送節減の方途を講じながら進んで参りたい。薪炭等の割当て等につきましても以上の三つのものと綜合いたしまして、例えばガスのフルタイムのようなところは薪炭は成るべくやらんようにするといつたような、そういう全体を綜合して埋合わすことにして、薪炭を用いて行くわけであります。勿論木炭竝びに薪炭を合わせての話であります。大体さようなことにいたしまして、最近限度木炭に換算して九俵を加工する。こういうことで進んでおります。
飯
坂
坂田英一#13
○政府委員(坂田英一君) お手許に差上げてありますが、六大府縣都市家庭燃料配当計画のところに、木炭一俵は普通薪五束、煉豆炭ならば一・五包、ガスは二十六位方メートル、電氣が七十七キロワツト・アワー、こういうことになつております。
この発言だけを見る →西
坂
坂田英一#15
○政府委員(坂田英一君) これは先程申しましたように、ガスのある所へはそういうものは行かんといつたように、戸別的に見ますと、いろいろ差があろうと思いますが、全体を大ざつぱに平均しますと、木炭で一・四俵、普通薪で一・二俵煉豆炭は三・三俵、ガスが〇・六俵、電氣が二・八俵、こういうことになつております。これも差し上げてあると思います。
この発言だけを見る →佐
坂
佐
坂
佐
正
正木崇#21
○説明員(正木崇君) お手許に差上げてございます資料の二項、昭和二十二年度下半期ガス供給計画をお開き願います。これは十月以降の石炭の配当がまだ確定しておりませんので、一應の推定に過ぎないと御承知願いたいのでございますが、これは石炭が三千万トン出ました場合に、一体ガスにいくら石炭が配当されるであろうかということを計算しましたときに、百二十六万トンの配炭があるという見込になつております。それを基礎にして算定した数字が差上げました表であります。この中で一番問題になりますのは特殊需要でありまして、昨年の実績を基礎にして推定いたしました。果してこの程度に收まるかどうか。はつきり分りません。その他の工業用、公用、医療用、商業用、家庭用に強く影響して参りますので、非常に不安定な計画と言わざるを得ないのであります。この計画は一應地区は区別してございませんが、先程経済安定本部から説明がございましたように、ガスは東京、横濱、名古屋、大阪、京都、神戸の一部と、小倉、佐世保の全部は二十四時間の供給を特殊需要のためにやつておりまする関係で、その地区内にある一般需要は相当多量のガスが使える計算になつております。併しながらこの点につきましても臨時物資需給調整法に基ずきまして、昨年の十二月にガスの使用制限規則を出しております。それによりまして一メートル当り一ケ月の使用量を十二立方メートルというふうに制限してございますが、この計画によりますると、十二立方メートルも供給できないような状況になつております。併しこれは平均の数字でございまするので、その他の地区の供給を極度に減らすことによりまして、バランスを取るような計画になつております。この表の一番右側にメートルの個数がございますが、これは家庭用だけではございませんので、家庭用の供給見込をメートル数で割つただけでは、直ちに一戸の一メートル当りの供給見込量は出て参りませんけれども、大体の計算では一ケ月一戸当り供給立方メートルというのが平均になつておりまするが、それは只今申上げましたように、二十四時間の供給区域における供給量の関係で、薪炭との綜合配給の観点から、経済安定本部では二十四時間地区におきまする供給を、約三十立方メートル前後に抑え、その他の地区は四・三立方メートルに抑えるというふうに聞いております。併しながらこれは一應石炭の配給計画を基礎にいたしました計画でありまするので、石炭の輸送或いは出炭の影響を多分に受ける虞れがありまするので、二十四時間地区以外の地区におけるガスの供給見込量は、非常に不安定な要素を含んでおるということを、御承知置き願いたいのであります。
この発言だけを見る →佐
佐々木良作#22
○委員長(佐々木良作君) 数字その他について御説明を求めたい方がありましたら……なければ次に移りたいと思います。次の説明を求めてよろしうございますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
佐
安
安孫子藤吉#24
○説明員(安孫子藤吉君) 最初に安本から出ておりまする資料について概略申上げたいと思います。三枚目の資料でございますが、昭和二十二年度の下半期の薪炭、加工炭の供出計画はこの表の通りでありまして、本年の十月から來年の三月までの間に、木炭におきまして百十四万トン。普通薪におきまして二千五百八十七万五千層積石。煉豆炭が三十三万二千トン。炭團が七万五千キロ、こういう計画で只今進んでおります。尚その下の欄の輸送計画でありますが、二十二年度の下半期におきまする生産縣から消費縣向の薪炭の輸送計画量を計画いたしております。木炭につきましては鉄道輸送と海上輸送と二つに分れまして、鉄道輸送が十九万四千トン、海上輸送は五万五千トン。その下の欄の普通薪、これが鉄道輸送が百九十八万二千五百層積石、海上輸送は三十一万層積石、こういう計画で進んでおります。
それから一枚おめくり願いまして、下半期の全体の配給計画でございますが、供出計画は木炭、普通薪、煉豆炭、炭團と分れまして、下半期の供出計画は、木炭におきまして百十四万トン。これは前の表と同じ数字でありまして、その次に家庭用、事務用、鉱工業用、農林海業用、官需用、其他用、瓦斯用、特殊用とこういう内訳になつております。尚その小計がありまして、その下に中央調整用というものがございまして、合計が右のようになるわけであります。圧倒的に家庭用が大部分であります。普通薪につきましても総計が二千五百八十七万五千層積石、その内訳が出ておりまして、煉豆炭、炭團についても同樣であります。
それから次の頁は二十二年度下半期の薪炭の六大消費地向の輸送計画でございます。月々六大消費地向に比較いたしておるのであります。目下この輸送計画に基ずきまして、運輸当局と折衝をいたしておるような次第でございます。
その次の頁は先程生活物資局長からお話のありました配当計画でございますから、省略をいたします。大体以上のような計数でありますが、見通しその他について多少補足を申上げて置きたいと思います。
今年の第一四半期を取つて見ますと、昨年の第一四半期よりも薪及び炭につきましては、大体二割程度のよい成績であつたのであります。その原因は一つは農山村におきまする労務者が多少増加したということもありまするが、大体は昨年は食糧加配がなかつたのでありますけれども、本年この薪炭生産につきまして食糧加配があつたのであります。昨年の十一月頃からその話が出まして食糧加配がありましたが、これが一番大きかつた原因だろうと思います。その外昨年冬山増産等をやりましたのでその持越しが本年度において供出されて來たという事情も手傳つて、本年度の第一四半期は昨年の同期に比べまして多少より成績を見たのであります。然らば今後もそうした樂観的な見通しができるかということになるのでありますが、第二四半期以降まだはつきり数字を締め上げておりませんが、供出状況を見ますると段々惡くなつております。これは一つは第二四半期に入りまして食糧の加配が制度的にはありましても、消費都府縣におきましては現物化がなかなか困難であつたことが手傳いまして、結局そのために政府供出が確保されず、薪炭の横流れが相当顯著な傾向になつたことも大きな原因ではなかろうかと存じます。尚その外に、只今は改定いたされましたけれども、薪炭の價格等の問題もありますからして、まあそうした事情から段々惡い状況になつて來ておつたのであります。特に昨今に相成りまして東北地方の水害、ひいては関東地方の大水害のために奧地の搬出路等が崩壞し、或いは炭窯の決壞等によりまして相当今年の冬の薪炭供給については、当初計画いたしておりましたところを割るというような状況が顯著になつて來ているわけであります。從いましてこの儘の状態では甚だ憂慮すべきものであるという観点から、安定本部が中心になりまして、いろいろな薪炭綜合燃料対策に合せまして、薪炭の緊急対策を考慮いたして、大体の大筋を立てておるのでありまするが、薪炭につきましてはどうしても薪炭生産者に対しまする食糧加配の増量とその確保ということが一つの問題になつて來るのであります。これは関係方面と只今折衝いたしておりまして、近く何らかの結論が出ると、かように考えておるわけであります。その外供出リンクの報奬物資の特配を考えております。又薪炭の供出が非常に惡いと申しますか、横流れする一つの原因は、金の支拂いが惡いということが一つであるのであります。これは價格が上りましたにも拘わらず、薪炭需給調節特別会計の借入れ限度がそのままになつておりまして、大体五億一千一百万円であります。この金繰りの関係からいたしまして、支拂いに相当支障を來たしておりますので、これはこの借入限度を三十億円に引き上げて支拂いの迅速化を図りたい、かように考えまして薪炭需給調節特別会計の改正法案を本國会に提出いたしまして、御審議を願う段取りに相成つておる次第であります。その外先程も安定本部の方からお話がございましたように、煉豆炭の増産をやつて、これを重点的に消費都市の集中するということを補強的にやつて参りたい。まあこういうようなことを考えておるようなわけであります。尚現在の薪炭の滯荷状況がどうなつておるかということを申上げますと、大体木炭におきまして十一万六千トン、普通薪におきまして二百六万層積石ばかりの山元、中間土場、駅頭とを合せまして滞荷があるのであります。緊急に消費都市に輸送したいということを、一般の輸送計画と合せまして、目下いろいろ輸送当局と折衝いたしておるような状況であります。大体の状況を御説明申上げました。
この発言だけを見る →それから一枚おめくり願いまして、下半期の全体の配給計画でございますが、供出計画は木炭、普通薪、煉豆炭、炭團と分れまして、下半期の供出計画は、木炭におきまして百十四万トン。これは前の表と同じ数字でありまして、その次に家庭用、事務用、鉱工業用、農林海業用、官需用、其他用、瓦斯用、特殊用とこういう内訳になつております。尚その小計がありまして、その下に中央調整用というものがございまして、合計が右のようになるわけであります。圧倒的に家庭用が大部分であります。普通薪につきましても総計が二千五百八十七万五千層積石、その内訳が出ておりまして、煉豆炭、炭團についても同樣であります。
それから次の頁は二十二年度下半期の薪炭の六大消費地向の輸送計画でございます。月々六大消費地向に比較いたしておるのであります。目下この輸送計画に基ずきまして、運輸当局と折衝をいたしておるような次第でございます。
その次の頁は先程生活物資局長からお話のありました配当計画でございますから、省略をいたします。大体以上のような計数でありますが、見通しその他について多少補足を申上げて置きたいと思います。
今年の第一四半期を取つて見ますと、昨年の第一四半期よりも薪及び炭につきましては、大体二割程度のよい成績であつたのであります。その原因は一つは農山村におきまする労務者が多少増加したということもありまするが、大体は昨年は食糧加配がなかつたのでありますけれども、本年この薪炭生産につきまして食糧加配があつたのであります。昨年の十一月頃からその話が出まして食糧加配がありましたが、これが一番大きかつた原因だろうと思います。その外昨年冬山増産等をやりましたのでその持越しが本年度において供出されて來たという事情も手傳つて、本年度の第一四半期は昨年の同期に比べまして多少より成績を見たのであります。然らば今後もそうした樂観的な見通しができるかということになるのでありますが、第二四半期以降まだはつきり数字を締め上げておりませんが、供出状況を見ますると段々惡くなつております。これは一つは第二四半期に入りまして食糧の加配が制度的にはありましても、消費都府縣におきましては現物化がなかなか困難であつたことが手傳いまして、結局そのために政府供出が確保されず、薪炭の横流れが相当顯著な傾向になつたことも大きな原因ではなかろうかと存じます。尚その外に、只今は改定いたされましたけれども、薪炭の價格等の問題もありますからして、まあそうした事情から段々惡い状況になつて來ておつたのであります。特に昨今に相成りまして東北地方の水害、ひいては関東地方の大水害のために奧地の搬出路等が崩壞し、或いは炭窯の決壞等によりまして相当今年の冬の薪炭供給については、当初計画いたしておりましたところを割るというような状況が顯著になつて來ているわけであります。從いましてこの儘の状態では甚だ憂慮すべきものであるという観点から、安定本部が中心になりまして、いろいろな薪炭綜合燃料対策に合せまして、薪炭の緊急対策を考慮いたして、大体の大筋を立てておるのでありまするが、薪炭につきましてはどうしても薪炭生産者に対しまする食糧加配の増量とその確保ということが一つの問題になつて來るのであります。これは関係方面と只今折衝いたしておりまして、近く何らかの結論が出ると、かように考えておるわけであります。その外供出リンクの報奬物資の特配を考えております。又薪炭の供出が非常に惡いと申しますか、横流れする一つの原因は、金の支拂いが惡いということが一つであるのであります。これは價格が上りましたにも拘わらず、薪炭需給調節特別会計の借入れ限度がそのままになつておりまして、大体五億一千一百万円であります。この金繰りの関係からいたしまして、支拂いに相当支障を來たしておりますので、これはこの借入限度を三十億円に引き上げて支拂いの迅速化を図りたい、かように考えまして薪炭需給調節特別会計の改正法案を本國会に提出いたしまして、御審議を願う段取りに相成つておる次第であります。その外先程も安定本部の方からお話がございましたように、煉豆炭の増産をやつて、これを重点的に消費都市の集中するということを補強的にやつて参りたい。まあこういうようなことを考えておるようなわけであります。尚現在の薪炭の滯荷状況がどうなつておるかということを申上げますと、大体木炭におきまして十一万六千トン、普通薪におきまして二百六万層積石ばかりの山元、中間土場、駅頭とを合せまして滞荷があるのであります。緊急に消費都市に輸送したいということを、一般の輸送計画と合せまして、目下いろいろ輸送当局と折衝いたしておるような状況であります。大体の状況を御説明申上げました。
飯
安
佐
佐々木良作#27
○委員長(佐々木良作君) それでは一般説明の最後に、この前項の、つまり今説明されたような計画の破綻を生じた場合にどう対処するか、特にこの質問の要点は、計画されたものがうまく行かなかつた場合、先程の家庭用の燃料配給基準が、例えばまあ九俵なら九俵と押えられているが、それがどういうふうに、どういう対策で確保されるかということが中心になつておる質問なのですが、そういうことについて、一つ一般説明の最後にお伺いしたいのですが……
この発言だけを見る →坂
坂田英一#28
○政府委員(坂田英一君) 今の問題でありますが、主として家庭燃料の六大都市木炭換算の九表の確保問題がどういうふうに立てられておるかという問題が主であると思います。それは電熱がス等につきましては、大体先程申しました数量の確保に向うわけでありまして、それを保有と申しますか、むしろどちらかと申しますと、根幹を成しておりまする薪炭、煉豆炭というものがどうなるかといつたようなことに対しての問題であると思うのでありますが、それにつきましては、先程林政部長の方から、見通し、其の他の見通しから來るところの確保策についての大体の概要をお話になつたのでありますが、この薪炭及び煉豆炭によるところの家庭燃料の確保問題につきましては、先程のお話によつて大体の了承を得ておるのでありますが、更に補足して申しますならば、要するにこの薪炭生産者の最も困つております点はやはり山で働く人々の関係でありますので、主食の関係が非常に困難を來たすわけであります。つまり山中において労働する人々でありますから、從つてこれらの確保につきましては、主食加配の確保という問題を的確に掴んで行くようにいたしたい。こう存じておるわけであります。それから尚この必要物資、例えば地下足袋或いは繊維製品といつたようなもの、これらにつきましても、この供給量、いわゆる供出にリンクして配給をするということ、こういうことによりまして、作業衣等についても確保を図つて参るという策を取つて参ることにいたしておるわけであります。それから尚價格等につきましても、先程林政部長が御話になりましたように、地方の実情に即應する改訂を加えておるわけであります。尚民有林以外に國有林の薪炭用立木の拂下計画量の増大、その計画化をやつて参るということ、これらのことを実行に移して行くわけであります。尚先程お話がありましたような、いわゆる薪炭需給調節特別会計の制度の改正等についても、林政部長がお話に相成りました通りであります。尚先程もお話がありましたように、煉豆炭の供給確保というものが、輸送等について極めて困難の情勢に際しましては極めて必要でありますので、それらをでき得る限り輸送の困難な六大都市等を中心にして、生産を進めるように無煙炭の供給ということを図つて参るということであります。これらの方策を徹底いたしますることによりまして、でき得る限り目標の達成を進めて行きたい。こう存じております。仮にその問題が、この確保が困難になつた場合を想定しての問題は、でき得る限り私共としてはこの計画を確保するように進めたいと存ずるのでありますが、仮にその目標を達成し得ないような事態が起るということを想像いたしまするならば、これは第一義として、やはり家庭燃料に第一義的な重点的な考え方を持つて参りますので、從つて薪炭等はその方向に確保が困難であります場合は、勢い他の用途の方が食い込まれるというより外にないわけでありまして、併し我々としましては、そういうことのないように、先程申しましたような方策を強力に進めて行きたい、こう存じておるわけであります。
この発言だけを見る →佐
佐々木良作#29
○委員長(佐々木良作君) 一般的な説明は以上のことで終了したわけでありますが、この一般的な説明に対しまして、最初の発電並びに配電、発電並びに電力の配当計画から始めて現在までのすべての説明に対しまして、自由な御質疑をして頂きたいと思います。質問がありましたらどうぞ。
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