地方行政委員会法務委員会連合審査会
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会
会議録情報#0
昭和三十六年二月六日(月曜日)
午後二時五分開議
出席委員
地方行政委員会
委員長 濱田 幸雄君
理事 金子 岩三君 理事 中島 茂喜君
理事 丹羽喬四郎君 理事 太田 一夫君
理事 阪上安太郎君
天野 公義君 伊藤 幟君
宇野 宗佑君 小澤 太郎君
大竹 作摩君 亀岡 高夫君
仮谷 忠男君 久保田円次君
田川 誠一君 永田 亮一君
渡邊 良夫君 安宅 常彦君
佐野 憲治君 二宮 武夫君
野口 忠夫君 松井 誠君
山口 鶴男君 和田 博雄君
門司 亮君
法務委員会
委員長 池田 清志君
理事 田中伊三次君 理事 馬場 元治君
理事 林 博君 理事 山口六郎次君
理事 井伊 誠一君 理事 猪俣 浩三君
理事 坂本 泰良君
井村 重雄君 一萬田尚登君
上村千一郎君 小島 徹三君
千葉 三郎君 南條 徳男君
羽田武嗣郎君 長谷川 峻君
山村新治郎君 阿部 五郎君
木原津與志君 坪野 米男君
畑 和君 原 彪君
中村 高一君 田中幾三郎君
志賀 義雄君
出席国務大臣
内閣総理大臣 池田 勇人君
法 務 大 臣 植木庚子郎君
国 務 大 臣 安井 謙君
出席政府委員
内閣官房長官 大平 正芳君
法制局長官 林 修三君
総理府総務長官 藤枝 泉介君
警察庁長官 柏村 信雄君
警視監
(警察庁警備局
長) 三輪 良雄君
検 事
(刑事局長) 竹内 壽平君
公安調査庁長官 藤井五一郎君
自治事務官
(選挙局長) 松村 清之君
委員外の出席者
警 視 総 監 小倉 謙君
警 視 監
(警視庁公安部
長) 石岡 実君
専 門 員 圓地与四松君
専 門 員 小木 貞一君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
治安に関する件
――――◇―――――
〔濱田地方行政委員長、委員長席に着く〕
この発言だけを見る →午後二時五分開議
出席委員
地方行政委員会
委員長 濱田 幸雄君
理事 金子 岩三君 理事 中島 茂喜君
理事 丹羽喬四郎君 理事 太田 一夫君
理事 阪上安太郎君
天野 公義君 伊藤 幟君
宇野 宗佑君 小澤 太郎君
大竹 作摩君 亀岡 高夫君
仮谷 忠男君 久保田円次君
田川 誠一君 永田 亮一君
渡邊 良夫君 安宅 常彦君
佐野 憲治君 二宮 武夫君
野口 忠夫君 松井 誠君
山口 鶴男君 和田 博雄君
門司 亮君
法務委員会
委員長 池田 清志君
理事 田中伊三次君 理事 馬場 元治君
理事 林 博君 理事 山口六郎次君
理事 井伊 誠一君 理事 猪俣 浩三君
理事 坂本 泰良君
井村 重雄君 一萬田尚登君
上村千一郎君 小島 徹三君
千葉 三郎君 南條 徳男君
羽田武嗣郎君 長谷川 峻君
山村新治郎君 阿部 五郎君
木原津與志君 坪野 米男君
畑 和君 原 彪君
中村 高一君 田中幾三郎君
志賀 義雄君
出席国務大臣
内閣総理大臣 池田 勇人君
法 務 大 臣 植木庚子郎君
国 務 大 臣 安井 謙君
出席政府委員
内閣官房長官 大平 正芳君
法制局長官 林 修三君
総理府総務長官 藤枝 泉介君
警察庁長官 柏村 信雄君
警視監
(警察庁警備局
長) 三輪 良雄君
検 事
(刑事局長) 竹内 壽平君
公安調査庁長官 藤井五一郎君
自治事務官
(選挙局長) 松村 清之君
委員外の出席者
警 視 総 監 小倉 謙君
警 視 監
(警視庁公安部
長) 石岡 実君
専 門 員 圓地与四松君
専 門 員 小木 貞一君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
治安に関する件
――――◇―――――
〔濱田地方行政委員長、委員長席に着く〕
濱
濱田幸雄#1
○濱田委員長 これより地方行政委員会、法務委員会連合審査会を開会いたします。
両委員長の協議によりまして、地方行政委員長たる私が本連合審査会の委員長の職務を行なうことと相なりました。よろしく諸君の御協力をお願い申し上げます。
これより治安に関する件につきまして調査を進めます。両委員会の理事連合打合会の協議に従いまして議事を進めることとし、直ちに質疑に入ります。田中伊三次君。
この発言だけを見る →両委員長の協議によりまして、地方行政委員長たる私が本連合審査会の委員長の職務を行なうことと相なりました。よろしく諸君の御協力をお願い申し上げます。
これより治安に関する件につきまして調査を進めます。両委員会の理事連合打合会の協議に従いまして議事を進めることとし、直ちに質疑に入ります。田中伊三次君。
田
田中伊三次#2
○田中(伊)委員 まず警察庁長官に伺います。現在わが国の右翼団体、その右翼団体の数はどれくらいあるか、それからその右翼団体に属しております人員の数は全体としてどのくらいあるか、第三にはその右翼団体に属するものの中で、いわゆるテロをやりそうな危険人物と目されるものは、人員がどれくらいあるか、さらにそれが東京に何人くらいおるか、これだけのことを数字だけでけっこうですから、先にお答え願いたい。
この発言だけを見る →柏
柏村信雄#3
○柏村政府委員 お答え申し上げます。右翼団体と申しましても定義いたすのに非常に困難でございます。警察として注意をいたさなければならないいわゆる暴力行為等に出るおそれのある右翼団体の数について申し上げたいと思いますが、それは二十数団体、構成員約一万でございます。しかしそのうちテロを含めまして暴力行為等に出るおそれのあるものは約千名と考えております。しかもその大部分と申しますか、相当数が東京に在住しておるというふうに考えております。
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田中伊三次#4
○田中(伊)委員 ずいぶんおるものですね、暴力行為に出そうなものの数が千名。私はもう一つ伺いたいのは、凶器を持つ。凶器といってもいろいろな意味がありましょう。性質上の凶器もあれば用法上の凶器というものもありましょうが、凶器を持って暴力行為に及びそうな危険のあるものはそのうちどれくらいおりますか、東京で。
この発言だけを見る →柏
柏村信雄#5
○柏村政府委員 情勢の変化によりまして、そういう危険性を強く持つ場合とそうでない場合とございますので、数もしかと申し上げるわけには参りませんが、常に非常に危険な状態において凶器等を所持するおそれがあるというものは百名くらいおります。
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田中伊三次#6
○田中(伊)委員 その百名くらいな人々、これは大した数ではありませんね。その百名くらいの人々に対して警察は警備という観点に立って、常に情報をとっておるでしょうか。その情報のとり方はいろいろ世間で言われておるが、情報のとり方はどういう具体的な努力によってどういう方法でおとりになっておりますか。
この発言だけを見る →柏
柏村信雄#7
○柏村政府委員 情報のとり方は、これはまさに警察の手の内でございまして、具体的に申し上げることは困難かと思いますが、たとえばその団体に属する比較的穏健な者から直接その団体の状況を聞くとか、あるいは近所の者によってその団体の構成員の行動等を聞く、あるいは直接尾行、張り込みをいたすような場合もございます。そういうことによって動静を観察いたしておるわけでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#8
○田中(伊)委員 この情報をおとりになるということも大事なことだが、情報をとることよりもっと大事なことが警察の任務の上からはある。それは彼らの行動を監視をするということが、こういう事件が起こってくるということから考えるともっと大事だ。情報情報というが、情報をとることもいいが、危険なる人間のことも監察するということが大事であろうと思う。これはどんなやり方をしておりますか。
この発言だけを見る →柏
柏村信雄#9
○柏村政府委員 私ども情報収集と申しておりますが、犯罪に至る前あるいは犯罪後におきまして、その者についての監視をするということまで含めまして、情報収集というふうに申しておるわけでございます。本人の監視につきましては、協力者によって事情を見るということもございますけれども、非常に危険な者につきましては私服の警察官をもってこれを尾行し、あるいは張り込みをするというような方法をとっておるわけでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#10
○田中(伊)委員 このたびの申しわけのない事件を犯した少年であります。少年法に基づいて名をここで言いませんが、問題の少年ということでこれから申し上げます。問題の少年が、問題になっておる愛国党にいつ参加をしたのかということを、警察はいつ知ったのですか。
この発言だけを見る →柏
田
小
小倉謙#13
○小倉説明員 私からお答えいたします。私の管内、東京で大体注意を要する者は約三百名ございます。その中には入っております。というのは、愛国党に所属しておるということで注意をしておりますが、しかし上京してきましてから日わずかでございます。特異な行動もございませんので、その二百名の中に入っておりますけれども、御指摘の百名という中には入っておらないのであります。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#14
○田中(伊)委員 この少年の身元は――事件が起こったわけではないわけですが、情報をとり行動を監視するという以上は、十七才になる少年がある団体に入党をした、加入をした、こういう事実はわかっておるわけでありますが、この少年の身元は洗ったのですか洗わないのですか。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#15
○三輪政府委員 お答えいたします。警視庁におきましては愛国党に入党をいたしましたのがわかりましてからその身元を割り、長崎県等にその前の情報を連絡を求めておるのでございます。長崎におりましたときに特異な事情はないということを承知いたしておるのでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#16
○田中(伊)委員 身元を洗ってみた結果、これが危険人物のワクの中に入っておるという警視総監の話でありますが、どういう点を抑えた結果、危険人物と認定をしたのか、その点は具体的に一つ。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#17
○三輪政府委員 山口二矢事件が起こりましてから、愛国党に地方の若い者で入党を申し入れる者が間々あったわけでございます。本人の従来の長崎県における特典な――警察的に見て特異な事態はございませんでした。その後家出をし転々として、愛国党に入った。しかも愛国党に入るということは、入る際に、自分の意見はこういうことであるというようなことを述べて、いわば採用されるわけでございます。愛国党という団体が特別ああいう団体でございます関係から、警視庁としてはこの者をその監視の中に入れまして、ただいま報告も手元にございますけれども、その後何日にどこでどうしたということを把握いたしておるのでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#18
○田中(伊)委員 それほど具体的に少年の行動を抑えてみて、これは感心をせぬ者だということで、あぶない部門の中に加えられておったということが明瞭になったわけですね。
そこで私は進んで伺いたい。十一月ころに発刊をしたものでしょうが、問題の中央公論という十二月号の雑誌に問題となっておる「夢譚」 時間がかかりますから内容を申しませんが、そういう「夢譚」と称せられるものが発表せられた。警察はこの「夢譚」というものに対して右翼がだんだんと動きかけたということはいつごろ知ったのですか。
この発言だけを見る →そこで私は進んで伺いたい。十一月ころに発刊をしたものでしょうが、問題の中央公論という十二月号の雑誌に問題となっておる「夢譚」 時間がかかりますから内容を申しませんが、そういう「夢譚」と称せられるものが発表せられた。警察はこの「夢譚」というものに対して右翼がだんだんと動きかけたということはいつごろ知ったのですか。
三
田
田中伊三次#20
○田中(伊)委員 右翼が動きかけたということを知った以上は、どういう団体に属する右翼の何という者が何月何日どういう場所に出かけて行ってどういう抗議をした、どういう言葉で腕をまくったということは、一々警察は御存じでしょうね。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#21
○三輪政府委員 各団体が抗議に参りました状況は承知をいたしておりまして、あらかじめその情報を入手して警察官が立ち合い、その状況もつぶさに承知をいたしております。また現場におきまして不法行為にわたるおそれがある場合には警告をして、これを制止いたしておるのでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#22
○田中(伊)委員 どの団体に属する者がいつどういう場所でどういう抗議を行なったか、そこでどういう不穏な言動を吐いたか、これの一々については、ここは裁判所じゃございませんから私は聞こうとしない。私がここで聞きたいと思うことは、そういう具体的な事実があったとするならば、私は結論だけを聞いておきたいが、団体数はどれぐらいな団体数に及んで、人間はどれくらいな人間が、回数は何回ぐらいにわたって中央公論を中心にして弾劾的行動に出ておるか、こういうことを一つ聞いておきたい。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#23
○三輪政府委員 お答えをいたします。中央公論礼に対する抗議といたしましては、団体数で申しますると五団体でございまして、それが六回にわたって会社に対して抗議をしておるのでございます。人数につきましては、時によって違います。一名で行った場合もございますが、最大は二十五名の者が行っておる機会がございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#24
○田中(伊)委員 この中央公論の本社に向かってそういう行動に出たことはこれはわかりましたが、中央公論社の出版最高責任者と見られるべき問題の嶋中君の宅に対してはどういう動きがあったのか。時間がかかりますから私がしゃべっておきますが、聞くところによると脅迫の電話がかかっておる、命がないぞという電話、それから人の訪問もある、脅迫の文書もきている。嶋中君のみならず、問題の小説をものした作者の家庭に対しても、これに似たようなことがあったと聞くのであります。どういう内容のものですか。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#25
○三輪政府委員 最初に、先ほどのお尋ねに対して数を数え違いましたので、おわびをして訂正いたします。九団体五十五名でございます。
それから脅迫状の問題でございますが、これは会社の方にはまあ脅迫状と言えますものですかどうですか、三十数通、そのうち十数通につきましてはほぼ内容が脅迫になるおそれがありますものとして、警察で捜査をいたしてございます。お宅の方につきましては、脅迫の電話ということはございませんが、一月の二十一日に御連絡をしたときに、近ごろときどき夜に電話がかかり、御主人はおるかということで、不在の旨を告げると、そのまま名を言わずに切ってしまう電話がかかることがあるということを伺ったのでございます。お宅について脅迫状があったということは聞いておりませんし、またお宅に脅迫的な意味で人がたずねて行ったということも承知いたしておりません。問題の小説の作家に対しましては、これは所在が明らかでないというようなことが週刊誌等に出ております。留守宅に向かって三十数通の脅迫状が出ておりまして、その中で所在の明らかなものにつきまして、これは任意取り調べをいたしておるものも一件ございます。なおその留守宅と申しますか、たまたまおられたわけですけれども、そこにたずねていった者がございまして、警察に知らせがあり、これをすぐ取り調べましたけれども、危害を加えるという目的でもなし、またそういうものも持っておりませんで、所在を確かめる趣旨であったということでございますので、厳重に説諭をして帰したことがございます。
この発言だけを見る →それから脅迫状の問題でございますが、これは会社の方にはまあ脅迫状と言えますものですかどうですか、三十数通、そのうち十数通につきましてはほぼ内容が脅迫になるおそれがありますものとして、警察で捜査をいたしてございます。お宅の方につきましては、脅迫の電話ということはございませんが、一月の二十一日に御連絡をしたときに、近ごろときどき夜に電話がかかり、御主人はおるかということで、不在の旨を告げると、そのまま名を言わずに切ってしまう電話がかかることがあるということを伺ったのでございます。お宅について脅迫状があったということは聞いておりませんし、またお宅に脅迫的な意味で人がたずねて行ったということも承知いたしておりません。問題の小説の作家に対しましては、これは所在が明らかでないというようなことが週刊誌等に出ております。留守宅に向かって三十数通の脅迫状が出ておりまして、その中で所在の明らかなものにつきまして、これは任意取り調べをいたしておるものも一件ございます。なおその留守宅と申しますか、たまたまおられたわけですけれども、そこにたずねていった者がございまして、警察に知らせがあり、これをすぐ取り調べましたけれども、危害を加えるという目的でもなし、またそういうものも持っておりませんで、所在を確かめる趣旨であったということでございますので、厳重に説諭をして帰したことがございます。
田
田中伊三次#26
○田中(伊)委員 ごく最近のことのようですが、この問題をめぐって、いわゆる国民大会というものが右翼の手によって開かれた。この国民大会でどういう動きがあったかということは、警察はこれを知っておるはずですね。国民の名において断固死刑にすべきだというような、非常に極端な文言を用いた演説が行なわれ、いろいろな決議が行なわれておる。これは御存じですか。
この発言だけを見る →三
三輪良雄#27
○三輪政府委員 一月三十日日比谷公会堂におきまして行なわれた演説をさしておられるものと思いますが、承知をいたしておりますし、情報収集並びに警戒のために、警察官を派遣いたしております。演説の内容等も、私ども自身が派遣した者からも聞いておりますし、その演説の内容につきましては翌日の帝都日日新聞に出ております。そういうものにつきまして捜査当同としての検討はいたしておるところでございます。
この発言だけを見る →田
田中伊三次#28
○田中(伊)委員 そこで警視総監に伺いたい。警備の最高責任者たるあなたの御意見を聞くのであります。今警備局長からお話のような内容の事件、そういう動静の中でございます。最高責任者としてこれに対処して、これは非常に具体的に聞くのでありますが、どのような警備上の対策を講ぜられたか。こういう情勢があるのは、これは動かぬのですね。この情勢は平穏でない。だれが見ても、何か起こりそうだ。九団体、五十五名の者が、腕をめくって談判をしておる。胸ぐらをとってなぐったという事実もある。命があると思っておるかという脅迫もある。国民大会の席においては、血相を変えていろいろな言動が行なわれておる。部下から全部聞いて知っているでしょう。警視総監は事を未然に防止をする目的から、具体的などういう努力を払われたか。こうした、ああしたということをお聞きしたい。
この発言だけを見る →小
小倉謙#29
○小倉説明員 私がこの「風流夢譚」を承知いたしましたのは、「中央公論」が発刊いたしましてほとんど直後でございます。こういう小説が出た、その内容について相当反響を呼んでおるということで、これは右翼が問題にするぞということで公安部長から話を受けまして、直ちに情報収集を開始したのであります。はたせるかな、右翼が動き出したのであります。従いましてこの問題につきましては、当初から私承知をいたしております。従いまして、どことどこには特に気をつけなくちゃいかぬ。具体的に申しますならば、中央公論社はもちろん、社長宅、それから深沢七郎氏宅、また前の編集長の竹森氏宅、こういうところは、特に気をつけなくちゃいかぬということで、その警戒の方法等につきましても、具体的に本庁と関係の署と打ち合わせをさせまして、警らの強化あるいは警察官の自宅訪問等による密接な連絡、警戒、注意ということに、できるだけの措置を講じてきたつもりでございます。
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