財務金融委員会
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会
会議録情報#0
本国会召集日(平成二十年九月二十四日)(水曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。
委員長 原田 義昭君
理事 後藤田正純君 理事 田中 和徳君
理事 中川 正春君 理事 松野 頼久君
理事 石井 啓一君
石原 宏高君 江崎洋一郎君
小川 友一君 越智 隆雄君
亀井善太郎君 木村 隆秀君
佐藤ゆかり君 鈴木 馨祐君
関 芳弘君 竹本 直一君
とかしきなおみ君 中根 一幸君
林田 彪君 原田 憲治君
広津 素子君 松本 洋平君
三ッ矢憲生君 宮下 一郎君
盛山 正仁君 山本 明彦君
山本 有二君 吉田六左エ門君
池田 元久君 小沢 鋭仁君
大畠 章宏君 階 猛君
下条 みつ君 鈴木 克昌君
古本伸一郎君 和田 隆志君
谷口 隆義君 佐々木憲昭君
野呂田芳成君 中村喜四郎君
—————————————
九月二十九日
原田義昭君委員長辞任につき、その補欠として田中和徳君が議院において、委員長に選任された。
平成二十年十月二十四日(金曜日)
午前九時三十二分開議
出席委員
委員長 田中 和徳君
理事 江崎洋一郎君 理事 木村 隆秀君
理事 後藤田正純君 理事 竹本 直一君
理事 山本 明彦君 理事 吉田六左エ門君
理事 中川 正春君 理事 松野 頼久君
理事 石井 啓一君
小川 友一君 亀井善太郎君
亀岡 偉民君 鈴木 馨祐君
関 芳弘君 とかしきなおみ君
中根 一幸君 西本 勝子君
萩原 誠司君 林田 彪君
原田 憲治君 平口 洋君
広津 素子君 松本 洋平君
三ッ矢憲生君 宮下 一郎君
盛山 正仁君 安井潤一郎君
山本 有二君 池田 元久君
小沢 鋭仁君 大畠 章宏君
階 猛君 下条 みつ君
園田 康博君 古本伸一郎君
和田 隆志君 谷口 隆義君
佐々木憲昭君 中村喜四郎君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 中川 昭一君
内閣府副大臣 谷本 龍哉君
財務副大臣 竹下 亘君
財務副大臣 平田 耕一君
内閣府大臣政務官 宇野 治君
財務大臣政務官 三ッ矢憲生君
財務大臣政務官 末松 信介君
政府参考人
(金融庁監督局長) 三國谷勝範君
政府参考人
(国税庁次長) 岡本 佳郎君
参考人
(日本銀行総裁) 白川 方明君
財務金融委員会専門員 首藤 忠則君
—————————————
委員の異動
九月二十四日
辞任 補欠選任
とかしきなおみ君 竹下 亘君
同月二十九日
辞任 補欠選任
竹下 亘君 とかしきなおみ君
原田 義昭君 平口 洋君
十月二十四日
辞任 補欠選任
石原 宏高君 安井潤一郎君
越智 隆雄君 西本 勝子君
鈴木 克昌君 園田 康博君
同日
辞任 補欠選任
西本 勝子君 亀岡 偉民君
安井潤一郎君 石原 宏高君
園田 康博君 鈴木 克昌君
同日
辞任 補欠選任
亀岡 偉民君 萩原 誠司君
同日
辞任 補欠選任
萩原 誠司君 越智 隆雄君
同日
理事野田聖子君八月二日委員辞任につき、その補欠として木村隆秀君が理事に当選した。
同日
理事大野功統君及び奥野信亮君九月十九日委員辞任につき、その補欠として吉田六左エ門君及び山本明彦君が理事に当選した。
同日
理事田中和徳君九月二十九日委員長就任につき、その補欠として江崎洋一郎君が理事に当選した。
同日
理事後藤田正純君同日理事辞任につき、その補欠として竹本直一君が理事に当選した。
—————————————
十月十五日
消費税率の引き上げ・大衆増税反対に関する請願(野田佳彦君紹介)(第八三号)
保険業法の適用除外を求めることに関する請願(松野頼久君紹介)(第一二一号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
財政及び金融に関する件
————◇—————
この発言だけを見る →委員長 原田 義昭君
理事 後藤田正純君 理事 田中 和徳君
理事 中川 正春君 理事 松野 頼久君
理事 石井 啓一君
石原 宏高君 江崎洋一郎君
小川 友一君 越智 隆雄君
亀井善太郎君 木村 隆秀君
佐藤ゆかり君 鈴木 馨祐君
関 芳弘君 竹本 直一君
とかしきなおみ君 中根 一幸君
林田 彪君 原田 憲治君
広津 素子君 松本 洋平君
三ッ矢憲生君 宮下 一郎君
盛山 正仁君 山本 明彦君
山本 有二君 吉田六左エ門君
池田 元久君 小沢 鋭仁君
大畠 章宏君 階 猛君
下条 みつ君 鈴木 克昌君
古本伸一郎君 和田 隆志君
谷口 隆義君 佐々木憲昭君
野呂田芳成君 中村喜四郎君
—————————————
九月二十九日
原田義昭君委員長辞任につき、その補欠として田中和徳君が議院において、委員長に選任された。
平成二十年十月二十四日(金曜日)
午前九時三十二分開議
出席委員
委員長 田中 和徳君
理事 江崎洋一郎君 理事 木村 隆秀君
理事 後藤田正純君 理事 竹本 直一君
理事 山本 明彦君 理事 吉田六左エ門君
理事 中川 正春君 理事 松野 頼久君
理事 石井 啓一君
小川 友一君 亀井善太郎君
亀岡 偉民君 鈴木 馨祐君
関 芳弘君 とかしきなおみ君
中根 一幸君 西本 勝子君
萩原 誠司君 林田 彪君
原田 憲治君 平口 洋君
広津 素子君 松本 洋平君
三ッ矢憲生君 宮下 一郎君
盛山 正仁君 安井潤一郎君
山本 有二君 池田 元久君
小沢 鋭仁君 大畠 章宏君
階 猛君 下条 みつ君
園田 康博君 古本伸一郎君
和田 隆志君 谷口 隆義君
佐々木憲昭君 中村喜四郎君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 中川 昭一君
内閣府副大臣 谷本 龍哉君
財務副大臣 竹下 亘君
財務副大臣 平田 耕一君
内閣府大臣政務官 宇野 治君
財務大臣政務官 三ッ矢憲生君
財務大臣政務官 末松 信介君
政府参考人
(金融庁監督局長) 三國谷勝範君
政府参考人
(国税庁次長) 岡本 佳郎君
参考人
(日本銀行総裁) 白川 方明君
財務金融委員会専門員 首藤 忠則君
—————————————
委員の異動
九月二十四日
辞任 補欠選任
とかしきなおみ君 竹下 亘君
同月二十九日
辞任 補欠選任
竹下 亘君 とかしきなおみ君
原田 義昭君 平口 洋君
十月二十四日
辞任 補欠選任
石原 宏高君 安井潤一郎君
越智 隆雄君 西本 勝子君
鈴木 克昌君 園田 康博君
同日
辞任 補欠選任
西本 勝子君 亀岡 偉民君
安井潤一郎君 石原 宏高君
園田 康博君 鈴木 克昌君
同日
辞任 補欠選任
亀岡 偉民君 萩原 誠司君
同日
辞任 補欠選任
萩原 誠司君 越智 隆雄君
同日
理事野田聖子君八月二日委員辞任につき、その補欠として木村隆秀君が理事に当選した。
同日
理事大野功統君及び奥野信亮君九月十九日委員辞任につき、その補欠として吉田六左エ門君及び山本明彦君が理事に当選した。
同日
理事田中和徳君九月二十九日委員長就任につき、その補欠として江崎洋一郎君が理事に当選した。
同日
理事後藤田正純君同日理事辞任につき、その補欠として竹本直一君が理事に当選した。
—————————————
十月十五日
消費税率の引き上げ・大衆増税反対に関する請願(野田佳彦君紹介)(第八三号)
保険業法の適用除外を求めることに関する請願(松野頼久君紹介)(第一二一号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
財政及び金融に関する件
————◇—————
田
田中和徳#1
○田中委員長 これより会議を開きます。
一言ごあいさつを委員長として申し上げます。
このたび、財務金融委員長の重責を担うことになりました田中和徳でございます。
御承知のとおり、今般の国際金融市場の混乱は、我が国経済にとって深刻な影響を及ぼすことが懸念されております。このような状況において、我が国の財政及び税制のあり方はもとより、金融経済情勢に対しての国民の関心は深く、当委員会に課せられた使命はまことに重大なものがございます。
委員長といたしましても、その責務の重大さを十分に認識し、微力ではございますが、委員各位の御理解、御協力をいただきまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。拍手
————◇—————
この発言だけを見る →一言ごあいさつを委員長として申し上げます。
このたび、財務金融委員長の重責を担うことになりました田中和徳でございます。
御承知のとおり、今般の国際金融市場の混乱は、我が国経済にとって深刻な影響を及ぼすことが懸念されております。このような状況において、我が国の財政及び税制のあり方はもとより、金融経済情勢に対しての国民の関心は深く、当委員会に課せられた使命はまことに重大なものがございます。
委員長といたしましても、その責務の重大さを十分に認識し、微力ではございますが、委員各位の御理解、御協力をいただきまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。拍手
————◇—————
田
田中和徳#2
○田中委員長 この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事後藤田正純君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →理事後藤田正純君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田
田中和徳#3
○田中委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任及び委員の異動並びに私の委員長就任に伴い、現在理事が五名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任及び委員の異動並びに私の委員長就任に伴い、現在理事が五名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田
田中和徳#4
○田中委員長 御異議なしと認めます。
よって
江崎洋一郎君 木村 隆秀君
竹本 直一君 山本 明彦君
及び 吉田六左エ門君
を理事に指名いたします。
————◇—————
この発言だけを見る →よって
江崎洋一郎君 木村 隆秀君
竹本 直一君 山本 明彦君
及び 吉田六左エ門君
を理事に指名いたします。
————◇—————
田
田中和徳#5
○田中委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
財政に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
たばこ事業及び塩事業に関する事項
印刷事業に関する事項
造幣事業に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
以上の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →財政に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
たばこ事業及び塩事業に関する事項
印刷事業に関する事項
造幣事業に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
以上の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田
田
田中和徳#7
○田中委員長 この際、中川財務大臣兼金融担当大臣、竹下財務副大臣、平田財務副大臣、三ッ矢財務大臣政務官、末松財務大臣政務官及び宇野内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。財務大臣兼金融担当大臣中川昭一君。
この発言だけを見る →中
中川昭一#8
○中川国務大臣 おはようございます。
このたび、財務大臣及び金融担当大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。田中委員長、理事の皆さん方、委員の皆さん方、どうぞよろしくお願いをいたします。
本委員会におきます御審議の開始に当たり、ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策及び金融行政等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べさせていただきます。
まず、最近の経済金融情勢に対する政策運営について申し上げます。
去る十月十日に開催されましたG7におきましては、現下の国際的な金融情勢への対応につきまして、集中して議論を行ってまいりました。その結果、現下の危機的状況についての共通の認識のもとで、金融市場を安定化させ、信用の流れを回復するための五項目の行動計画をまとめ、明確なメッセージとして打ち出しました。
G7では、私から、日本の経験を踏まえた金融機関への公的資本注入の意義や、IMFがこの危機に柔軟かつ積極的に対応すべきであり、必要ならば我が国もIMFへの資金貢献を行う用意があることなどを申し上げてまいりました。
我が国の金融システムそのものは、欧米に比べれば相対的に安定しており、セーフティーネットも十分に整備されておりますが、金融資本市場の急激な変動が我が国の金融や実体経済に与える影響については、常に高い緊張感を持って対処していく必要があります。このため、当面必要な対策として、自社株買い規制の緩和、取引所における空売り情報開示の拡充及び政府等保有株式の市中売却の一時凍結を実施いたしております。
現下の経済情勢のもと、中小企業の業況は厳しい状況にあります。民間金融機関におきましては、適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮が求められます。中小企業金融につきましては、これまでもきめ細かい実態把握に努めるなどの対応をしてきておりますが、先般、改めて金融機関の代表者を集め、金融円滑化に向けた要請を行いました。
さらに、本日、国の資本参加による金融機関の資本基盤の強化を通じて、中小企業に対する信用供与の円滑化等、地域経済に対する適切な金融仲介機能を発揮するとの観点から、金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案を、また、保険契約者等の保護を図り、保険業に対する信頼性を維持する観点から、保険業法の一部を改正する法律案を国会に提出させていただくこととしております。何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。
中小企業に対する円滑な金融は、金融機関の最も重要な役割の一つと認識しており、今後とも、情勢の変化に即応しつつ、適時適切に対応できるよう努めてまいります。
また、政府は、安心実現のための緊急総合対策を具体化するため、平成二十年度補正予算を九月二十九日に国会に提出し、その後、国会の御審議を経て、十月十六日に成立したところであります。
さらに、同対策を取りまとめた後の内外の金融経済情勢の変化等新たな事態に対応するため、新しい経済対策、生活対策を早急に策定することとしております。
本対策におきましては、国民生活と日本経済を守るため、三つの分野、すなわち、生活者、金融対策及び中小零細企業等企業活力向上、地方を重点としております。その際、対策の財源は赤字国債に極力依存しないこととしております。
続いて、今後の財政政策及び金融行政等の基本的考え方について申し上げます。
我が国の現状にかんがみれば、国民の不安を払拭するとともに、将来への希望が持てる経済を構築することが重要であると考えております。
他方、我が国財政は極めて厳しい状況にあり、経済や社会保障に悪い影響を与えないためにも、財政健全化に着実に取り組んでいく必要があります。このため、日本経済の持続的で安定した繁栄を図ることを基本として、これまで政府・与党が掲げてきた財政運営上の基本方針である、二〇一一年度までの国、地方の基礎的財政収支の黒字化という目標に向け、努力をしてまいります。
また、政府としては、国民の安心を確かなものとするため、持続可能な社会保障制度の構築とその安定財源確保に向けた中期プログラムを早急に策定することとしております。この中には、基礎年金国庫負担割合を二分の一に引き上げるための前提となる税制抜本改革の姿も含めることとしております。
平成二十一年度予算編成につきましては、従来にも増してめり張りのきいた予算編成に取り組んでまいります。このため、成長力の強化、質の高い国民生活の構築等の重要課題への思い切った予算配分を行うための重要課題推進枠を設け、これに、従来の削減に加え、政策の棚卸し等を通じて捻出した財源を充てることとしております。
金融行政につきましては、国際的な金融市場の動向を十分注視しつつ、これまで申し上げた施策の策定、実施を含め、引き続き、金融システムの安定、利用者保護・利用者利便の向上及び公正、透明で活力ある市場の確立に向けた諸課題に対し、全力を尽くしてまいる所存でございます。
以上、財政政策及び金融行政等に関する私の考えの一端を申し述べました。今後とも、与野党の皆様のお力添えを得て、政策運営に全力を尽くしてまいる所存であります。
田中委員長を初め委員各位におかれましては、御理解と御協力をお願い申し上げます。拍手
この発言だけを見る →このたび、財務大臣及び金融担当大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。田中委員長、理事の皆さん方、委員の皆さん方、どうぞよろしくお願いをいたします。
本委員会におきます御審議の開始に当たり、ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策及び金融行政等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べさせていただきます。
まず、最近の経済金融情勢に対する政策運営について申し上げます。
去る十月十日に開催されましたG7におきましては、現下の国際的な金融情勢への対応につきまして、集中して議論を行ってまいりました。その結果、現下の危機的状況についての共通の認識のもとで、金融市場を安定化させ、信用の流れを回復するための五項目の行動計画をまとめ、明確なメッセージとして打ち出しました。
G7では、私から、日本の経験を踏まえた金融機関への公的資本注入の意義や、IMFがこの危機に柔軟かつ積極的に対応すべきであり、必要ならば我が国もIMFへの資金貢献を行う用意があることなどを申し上げてまいりました。
我が国の金融システムそのものは、欧米に比べれば相対的に安定しており、セーフティーネットも十分に整備されておりますが、金融資本市場の急激な変動が我が国の金融や実体経済に与える影響については、常に高い緊張感を持って対処していく必要があります。このため、当面必要な対策として、自社株買い規制の緩和、取引所における空売り情報開示の拡充及び政府等保有株式の市中売却の一時凍結を実施いたしております。
現下の経済情勢のもと、中小企業の業況は厳しい状況にあります。民間金融機関におきましては、適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮が求められます。中小企業金融につきましては、これまでもきめ細かい実態把握に努めるなどの対応をしてきておりますが、先般、改めて金融機関の代表者を集め、金融円滑化に向けた要請を行いました。
さらに、本日、国の資本参加による金融機関の資本基盤の強化を通じて、中小企業に対する信用供与の円滑化等、地域経済に対する適切な金融仲介機能を発揮するとの観点から、金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案を、また、保険契約者等の保護を図り、保険業に対する信頼性を維持する観点から、保険業法の一部を改正する法律案を国会に提出させていただくこととしております。何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。
中小企業に対する円滑な金融は、金融機関の最も重要な役割の一つと認識しており、今後とも、情勢の変化に即応しつつ、適時適切に対応できるよう努めてまいります。
また、政府は、安心実現のための緊急総合対策を具体化するため、平成二十年度補正予算を九月二十九日に国会に提出し、その後、国会の御審議を経て、十月十六日に成立したところであります。
さらに、同対策を取りまとめた後の内外の金融経済情勢の変化等新たな事態に対応するため、新しい経済対策、生活対策を早急に策定することとしております。
本対策におきましては、国民生活と日本経済を守るため、三つの分野、すなわち、生活者、金融対策及び中小零細企業等企業活力向上、地方を重点としております。その際、対策の財源は赤字国債に極力依存しないこととしております。
続いて、今後の財政政策及び金融行政等の基本的考え方について申し上げます。
我が国の現状にかんがみれば、国民の不安を払拭するとともに、将来への希望が持てる経済を構築することが重要であると考えております。
他方、我が国財政は極めて厳しい状況にあり、経済や社会保障に悪い影響を与えないためにも、財政健全化に着実に取り組んでいく必要があります。このため、日本経済の持続的で安定した繁栄を図ることを基本として、これまで政府・与党が掲げてきた財政運営上の基本方針である、二〇一一年度までの国、地方の基礎的財政収支の黒字化という目標に向け、努力をしてまいります。
また、政府としては、国民の安心を確かなものとするため、持続可能な社会保障制度の構築とその安定財源確保に向けた中期プログラムを早急に策定することとしております。この中には、基礎年金国庫負担割合を二分の一に引き上げるための前提となる税制抜本改革の姿も含めることとしております。
平成二十一年度予算編成につきましては、従来にも増してめり張りのきいた予算編成に取り組んでまいります。このため、成長力の強化、質の高い国民生活の構築等の重要課題への思い切った予算配分を行うための重要課題推進枠を設け、これに、従来の削減に加え、政策の棚卸し等を通じて捻出した財源を充てることとしております。
金融行政につきましては、国際的な金融市場の動向を十分注視しつつ、これまで申し上げた施策の策定、実施を含め、引き続き、金融システムの安定、利用者保護・利用者利便の向上及び公正、透明で活力ある市場の確立に向けた諸課題に対し、全力を尽くしてまいる所存でございます。
以上、財政政策及び金融行政等に関する私の考えの一端を申し述べました。今後とも、与野党の皆様のお力添えを得て、政策運営に全力を尽くしてまいる所存であります。
田中委員長を初め委員各位におかれましては、御理解と御協力をお願い申し上げます。拍手
田
竹
竹下亘#10
○竹下副大臣 このたび、財務副大臣に就任をいたしております竹下亘でございます。
国際金融を取り巻く状況あるいは我が国の財政を取り巻く状況、高い緊迫感を持って対応しなければならない問題が山積をいたしております。中川大臣の御指示のもと、平田副大臣、末松政務官、三ッ矢政務官ともども、力を合わせてしっかりと財務行政を推進していく決意でございます。
田中新委員長を初め財務金融委員会のメンバーの皆さん方の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
この発言だけを見る →国際金融を取り巻く状況あるいは我が国の財政を取り巻く状況、高い緊迫感を持って対応しなければならない問題が山積をいたしております。中川大臣の御指示のもと、平田副大臣、末松政務官、三ッ矢政務官ともども、力を合わせてしっかりと財務行政を推進していく決意でございます。
田中新委員長を初め財務金融委員会のメンバーの皆さん方の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
田
平
平田耕一#12
○平田副大臣 平田耕一でございます。
竹下副大臣と同じく、懸命に相務めます。
どうぞ、委員長初め皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。拍手
この発言だけを見る →竹下副大臣と同じく、懸命に相務めます。
どうぞ、委員長初め皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。拍手
田
三
三ッ矢憲生#14
○三ッ矢大臣政務官 このたび、財務大臣政務官を拝命いたしました三ッ矢憲生でございます。
末松政務官とともに、中川大臣を支え、職務に専念するつもりでございます。
田中委員長初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
この発言だけを見る →末松政務官とともに、中川大臣を支え、職務に専念するつもりでございます。
田中委員長初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
田
末
末松信介#16
○末松大臣政務官 このたび、財務大臣政務官を拝命いたしました末松信介でございます。
三ッ矢政務官とともに、大臣を補佐しつつ、微力ですけれども、精いっぱい頑張ってまいる所存でございます。
田中委員長様初め先生方の御指導のほど、心からお願い申し上げます。参議院で一人でございます。よろしくお願いします。拍手
この発言だけを見る →三ッ矢政務官とともに、大臣を補佐しつつ、微力ですけれども、精いっぱい頑張ってまいる所存でございます。
田中委員長様初め先生方の御指導のほど、心からお願い申し上げます。参議院で一人でございます。よろしくお願いします。拍手
田
宇
宇野治#18
○宇野大臣政務官 内閣府大臣政務官を拝命いたしました宇野治でございます。金融政策担当をさせていただきます。
谷本副大臣が現在参議院に行っておりますので、谷本副大臣とともに、中川大臣を支えて、しっかりとやらせていただきます。
委員長初め委員各位の皆さん方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
————◇—————
この発言だけを見る →谷本副大臣が現在参議院に行っておりますので、谷本副大臣とともに、中川大臣を支えて、しっかりとやらせていただきます。
委員長初め委員各位の皆さん方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。拍手
————◇—————
田
田中和徳#19
○田中委員長 次に、財政及び金融に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として日本銀行総裁白川方明君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として金融庁監督局長三國谷勝範君、国税庁次長岡本佳郎君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として日本銀行総裁白川方明君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として金融庁監督局長三國谷勝範君、国税庁次長岡本佳郎君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田
田
亀
亀井善太郎#22
○亀井(善)委員 亀井善太郎でございます。
本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。また、本日は、中川大臣、白川総裁、御出席をいただきまして、ありがとうございます。
先ほど大臣からもお話がありましたとおり、金融情勢、経済情勢、大変厳しい状況があります。その中で、きょうは特に中小企業の金融について、これは大変大きな影響がございますので、この点について幾つか御質問をさせていただきたいと存じます。
まず初めに、これは委員長の御理解をいただいて、今資料をお手元に配らせていただいております。一枚目が、日銀の短観の、いわゆる貸し出し態度判断DIと言われているものでございます。融資態度が改善しているのか悪化しているのか、ここを見ていただきたいと思います。ここのところ、足元、大変厳しい状況になっておりまして、特に中小企業のところはもう既にマイナスになってしまっている、こういう状況でございます。
そしてもう一つ、二枚目でございますけれども、これは、商工会議所等の会員企業、ですからこれはやはり中小企業になりますけれども、この資金繰りの現状でございます。大変厳しいのが特に製造業、建設業、運輸業、こういう状況になっておりまして、今資金繰りが相当悪化しておる、こういったような現状があります。
まず、この点について、政府としての認識がどうなのか、金融庁の方からお伺いできればと存じます。
この発言だけを見る →本日は、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。また、本日は、中川大臣、白川総裁、御出席をいただきまして、ありがとうございます。
先ほど大臣からもお話がありましたとおり、金融情勢、経済情勢、大変厳しい状況があります。その中で、きょうは特に中小企業の金融について、これは大変大きな影響がございますので、この点について幾つか御質問をさせていただきたいと存じます。
まず初めに、これは委員長の御理解をいただいて、今資料をお手元に配らせていただいております。一枚目が、日銀の短観の、いわゆる貸し出し態度判断DIと言われているものでございます。融資態度が改善しているのか悪化しているのか、ここを見ていただきたいと思います。ここのところ、足元、大変厳しい状況になっておりまして、特に中小企業のところはもう既にマイナスになってしまっている、こういう状況でございます。
そしてもう一つ、二枚目でございますけれども、これは、商工会議所等の会員企業、ですからこれはやはり中小企業になりますけれども、この資金繰りの現状でございます。大変厳しいのが特に製造業、建設業、運輸業、こういう状況になっておりまして、今資金繰りが相当悪化しておる、こういったような現状があります。
まず、この点について、政府としての認識がどうなのか、金融庁の方からお伺いできればと存じます。
三
三國谷勝範#23
○三國谷政府参考人 お答えいたします。
アメリカのサブプライムローン問題に端を発しましたグローバルな金融市場の混乱が我が国経済、金融にも大きな影響を及ぼしてきているなどの状況のもとで、中小企業は厳しい状況に直面していると認識しているところでございます。
日本銀行の統計によりますと、全国銀行の中小企業向け貸出残高は、昨年九月以降、前年割れで推移しているところでございます。また、御指摘のとおり、当庁のアンケート調査あるいは日銀短観によりますと、資金繰りや金融機関の貸し出し態度についての中小企業の判断は厳しいものとなっているところでございます。
このように中小企業が厳しい状況にある中で、金融機関においては適切かつ積極的な金融仲介機能を発揮することが求められていると考えているところでございます。
金融庁といたしましては、中小企業に対する円滑な金融は金融機関の最も重要な役割の一つであると認識しており、今後とも各般の施策に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
この発言だけを見る →アメリカのサブプライムローン問題に端を発しましたグローバルな金融市場の混乱が我が国経済、金融にも大きな影響を及ぼしてきているなどの状況のもとで、中小企業は厳しい状況に直面していると認識しているところでございます。
日本銀行の統計によりますと、全国銀行の中小企業向け貸出残高は、昨年九月以降、前年割れで推移しているところでございます。また、御指摘のとおり、当庁のアンケート調査あるいは日銀短観によりますと、資金繰りや金融機関の貸し出し態度についての中小企業の判断は厳しいものとなっているところでございます。
このように中小企業が厳しい状況にある中で、金融機関においては適切かつ積極的な金融仲介機能を発揮することが求められていると考えているところでございます。
金融庁といたしましては、中小企業に対する円滑な金融は金融機関の最も重要な役割の一つであると認識しており、今後とも各般の施策に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
亀
亀井善太郎#24
○亀井(善)委員 ありがとうございます。
やはり厳しいわけでありますね。特に、今金融庁から話がありましたが、サブプライムというよりは、これは後でちょっと日銀にも聞きたいんですけれども、その手前からもうおかしくなっているんだ、私はそう思っております。
そういう中で、銀行の大先輩でもあります中川大臣にぜひお伺いをさせていただきたいんですが、資料の三をごらんいただければと存じます。これは、神奈川県宅建業協会、不動産業界でありますけれども、ここでたまたま今の貸し渋りの現状についてヒアリング調査を行ったものでございます。銀行名はちょっと、いろいろな問題がありますので、これは消させていただきました。A、B、C、Dという形で書かせていただいています。その中で、これは結構ひどい事例があるんですね。私も元銀行員でありますけれども、ちょっとひどいなと思います。
まず一つ目、A、グループ企業で云々ですけれども、定期預金に見合った金額の運転資金の融資を申し込んだが、断られる。それから、Bの銀行の二つ目のところであります。これが私は一番ひどいと思うんですが、総額三千万の融資日取りも決まっていたのに、融資担当が所在不明となる。後日融資不能と通告された。これはちょっとひどい。それからCのところも、これは私、ひどいなと思うのは、Cの一番下であります。当初おおむね大丈夫と回答を得ていた。難しいと言われて融資拒否になった。売却に際し、銀行子会社の不動産会社を中に入れるなどしてオーケーを出す。これは私はちょっとないと思っています。
これは、実際どうなのか、あくまでヒアリング調査でありますから、どうだというところはあるわけでありますけれども、まず、銀行の大先輩として、そういう御経験のある中川大臣に、こういう現状について御意見をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →やはり厳しいわけでありますね。特に、今金融庁から話がありましたが、サブプライムというよりは、これは後でちょっと日銀にも聞きたいんですけれども、その手前からもうおかしくなっているんだ、私はそう思っております。
そういう中で、銀行の大先輩でもあります中川大臣にぜひお伺いをさせていただきたいんですが、資料の三をごらんいただければと存じます。これは、神奈川県宅建業協会、不動産業界でありますけれども、ここでたまたま今の貸し渋りの現状についてヒアリング調査を行ったものでございます。銀行名はちょっと、いろいろな問題がありますので、これは消させていただきました。A、B、C、Dという形で書かせていただいています。その中で、これは結構ひどい事例があるんですね。私も元銀行員でありますけれども、ちょっとひどいなと思います。
まず一つ目、A、グループ企業で云々ですけれども、定期預金に見合った金額の運転資金の融資を申し込んだが、断られる。それから、Bの銀行の二つ目のところであります。これが私は一番ひどいと思うんですが、総額三千万の融資日取りも決まっていたのに、融資担当が所在不明となる。後日融資不能と通告された。これはちょっとひどい。それからCのところも、これは私、ひどいなと思うのは、Cの一番下であります。当初おおむね大丈夫と回答を得ていた。難しいと言われて融資拒否になった。売却に際し、銀行子会社の不動産会社を中に入れるなどしてオーケーを出す。これは私はちょっとないと思っています。
これは、実際どうなのか、あくまでヒアリング調査でありますから、どうだというところはあるわけでありますけれども、まず、銀行の大先輩として、そういう御経験のある中川大臣に、こういう現状について御意見をいただきたいと思います。
中
中川昭一#25
○中川国務大臣 私は亀井委員と同じ職場で仕事をしたことがございます。私は実際融資はやったことがないんでありますけれども、しかし、今御指摘のように、特にバブル崩壊以降いろいろな、日本で十数年前に金融危機を経験した、大変な御苦労をされたと思うんですけれども、それ以来、ある意味では銀行は、さっき申し上げたように、総体的には欧米に比べまして健全的である。ただし、他方、ちょっとしたことで非常に厳しい状況になってくる。これは私自身も、私の地元は北海道ですけれども、にかかわらず、全国でそういう実感を多分ここにいる多くの議員の皆様方は共有しているんじゃないかと思います。そういう中で、こういう、何か融資実行日になったら相手がいなくなっちゃったとか、これは普通、信用をもって成る金融機関としてはあってはならないことだろうと私は思います。
そこで、私、就任以来、いろいろな声を全国で聞くものですから、金融庁、あるいは政府系金融機関を所管しております財務省に、役所あてで私に直接意見が届くようなボックスといいましょうか、メールでも何でもいいんですけれども、毎日こんなにいっぱい来ているのでありますけれども、場合によって、御本人に迷惑がかからなければ、直接その金融機関に役所の方から、あるいは私自身が行ってもらうようにするというシステムをつくったところであります。
あるいは、この国会の場で、こういう実例を御指摘していただくことによって、少しでも、仮に理不尽なことがあるとするならば、あってはならないようにしていくということが、今まさに日本の経済を支え、苦しんでいる金融機関に対する政治の役割ではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →そこで、私、就任以来、いろいろな声を全国で聞くものですから、金融庁、あるいは政府系金融機関を所管しております財務省に、役所あてで私に直接意見が届くようなボックスといいましょうか、メールでも何でもいいんですけれども、毎日こんなにいっぱい来ているのでありますけれども、場合によって、御本人に迷惑がかからなければ、直接その金融機関に役所の方から、あるいは私自身が行ってもらうようにするというシステムをつくったところであります。
あるいは、この国会の場で、こういう実例を御指摘していただくことによって、少しでも、仮に理不尽なことがあるとするならば、あってはならないようにしていくということが、今まさに日本の経済を支え、苦しんでいる金融機関に対する政治の役割ではないかというふうに考えております。
亀
亀井善太郎#26
○亀井(善)委員 ありがとうございます。
まさにあってはならないことでありまして、本当に大先輩、ありがとうございます。
中小企業の金繰り、これは極めて大事なところでありまして、経済ももちろん厳しいんだけれども、やはり金繰りで厳しくなっている、こういう面があろうかと思います。これはやはり金融当局として、金融当局としての日銀の政策は後ほどお伺いいたしますけれども、政府として具体的に、今お話があったような、まさにあってはならないことを防止することも含めて、具体的な政策、どのようなことをお考えなのか、その御見解をぜひお伺いしたいと思います。
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中小企業の金繰り、これは極めて大事なところでありまして、経済ももちろん厳しいんだけれども、やはり金繰りで厳しくなっている、こういう面があろうかと思います。これはやはり金融当局として、金融当局としての日銀の政策は後ほどお伺いいたしますけれども、政府として具体的に、今お話があったような、まさにあってはならないことを防止することも含めて、具体的な政策、どのようなことをお考えなのか、その御見解をぜひお伺いしたいと思います。
中
中川昭一#27
○中川国務大臣 先ほど冒頭申し上げましたように、金融の体質強化をすることによって機能を強化するという改正法案等をこれからぜひ早急に、当委員会あるいは国会で御審議をいただきたいというふうに思っております。
あるいは、先ほど申し上げました大臣目安箱という、余りスマートな名前ではないんですけれども、そういう形で全国からいろいろな御意見をいただき、即時に対応できるような、またいろいろな情報を集めていかなければならないと思っております。
また、先日は、全国を代表する金融業界の代表の方にお集まりをいただきまして、ゆめゆめそういうことのないように、さらに金融行政、とりわけ金融監督行政を所管している私としては、やはり金融庁あるいは財務省に、リスク管理も大事ですけれども、余りにもリスク管理に偏った形で、何かちょっとあつものに懲りてみたいなそういうことがあってはならない。バランスのとれた金融行政というものを、日本のシステムそのものが比較的健全なだけに、血管が丈夫なのに血液を送らないということになると、これはやはり体全体がおかしくなっちゃいますので、その辺をぜひ、当委員会からの御指摘もいろいろいただきながら、私自身も注意深く見守っていかなければならないというふうに思っております。
この発言だけを見る →あるいは、先ほど申し上げました大臣目安箱という、余りスマートな名前ではないんですけれども、そういう形で全国からいろいろな御意見をいただき、即時に対応できるような、またいろいろな情報を集めていかなければならないと思っております。
また、先日は、全国を代表する金融業界の代表の方にお集まりをいただきまして、ゆめゆめそういうことのないように、さらに金融行政、とりわけ金融監督行政を所管している私としては、やはり金融庁あるいは財務省に、リスク管理も大事ですけれども、余りにもリスク管理に偏った形で、何かちょっとあつものに懲りてみたいなそういうことがあってはならない。バランスのとれた金融行政というものを、日本のシステムそのものが比較的健全なだけに、血管が丈夫なのに血液を送らないということになると、これはやはり体全体がおかしくなっちゃいますので、その辺をぜひ、当委員会からの御指摘もいろいろいただきながら、私自身も注意深く見守っていかなければならないというふうに思っております。
亀
亀井善太郎#28
○亀井(善)委員 ありがとうございます。
まさにお話しのとおりで、血液をしっかり流していただくよう、大胆かつきめ細かく、大臣の今お話しのとおりだと思いますので、ぜひよろしくお願いをさせていただきたいと思います。
本日は、日銀の白川総裁にも御出席をいただいております。ありがとうございます。
資料の四をごらんいただきたいんですが、これは景気動向指数と金融政策の関係をあらわした内閣府の資料で、日経ビジネス先週号の資料でございます。
先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、ここのところの足元の景気悪化をサブプライムローン、米国金融危機からの問題だ、こういう指摘があります。私はそうは思っておりません。私は、二〇〇六年三月の金融引き締め転換政策というものがどうであったのかな、正直、ここの部分をしっかり顧みなければいけないのかなと思っています。先ほど皆様にもごらんいただいた資料の一、貸し出し判断DIのところもやはり同じような形で反転しておるわけでありまして、この点について、まず日銀として引き締め転換政策に対する評価をぜひお聞かせいただきたいと存じます。
この発言だけを見る →まさにお話しのとおりで、血液をしっかり流していただくよう、大胆かつきめ細かく、大臣の今お話しのとおりだと思いますので、ぜひよろしくお願いをさせていただきたいと思います。
本日は、日銀の白川総裁にも御出席をいただいております。ありがとうございます。
資料の四をごらんいただきたいんですが、これは景気動向指数と金融政策の関係をあらわした内閣府の資料で、日経ビジネス先週号の資料でございます。
先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、ここのところの足元の景気悪化をサブプライムローン、米国金融危機からの問題だ、こういう指摘があります。私はそうは思っておりません。私は、二〇〇六年三月の金融引き締め転換政策というものがどうであったのかな、正直、ここの部分をしっかり顧みなければいけないのかなと思っています。先ほど皆様にもごらんいただいた資料の一、貸し出し判断DIのところもやはり同じような形で反転しておるわけでありまして、この点について、まず日銀として引き締め転換政策に対する評価をぜひお聞かせいただきたいと存じます。
白
白川方明#29
○白川参考人 お答えいたします。
二〇〇六年の量的緩和政策の解除やその後の政策変更でございますけれども、これは設備、雇用それから債務、いわゆる三つの過剰の調整が終了する中で、経済、物価情勢が着実に改善し、先行きも持続的な成長が続く蓋然性が高いという判断を踏まえまして実施したものでございます。
実際、エネルギー、原材料価格の高騰やあるいは世界経済の減速を背景に我が国の景気が徐々に減速を始めましたのは昨年末ごろからでございまして、それまでは、日本経済は物価安定のもとでの息の長い成長を続けていたというふうに判断しています。
今、日本の景気後退の主たる要因について、サブプライムローン問題ではなくてその以前の問題であるというお話がございました。
私ども、特に春先以降目立ちました景気の停滞でございますけれども、これは原材料、エネルギー価格の高騰に伴ういわゆる交易条件の悪化というものが非常に大きいというふうに考えております。そこにこの夏以降、さらにサブプライムローン問題、世界的な金融市場の混乱が加わってきているというふうに思っております。
問題のエネルギー、原材料価格の上昇でございますけれども、御案内のとおり、ごく最近、この七月まで大変な勢いで上がってまいりました。これは、世界経済全体がいわば巡航速度を超えて非常に高い成長率でこの数年間続けておりまして、その結果、エネルギー、資源価格が大きく上がり、それがある段階を経て下がってきたということだと思います。そういう意味で、その上がる過程というのは、実は世界経済全体の巡航速度以上の成長というものがあって、それが日本経済にも先ほど申し上げた交易条件の悪化を通じて影響してきたというふうに思っております。
したがいまして、委員御指摘のとおり、サブプライムローン問題だけではないという点については、私も同じような認識を持っております。
この発言だけを見る →二〇〇六年の量的緩和政策の解除やその後の政策変更でございますけれども、これは設備、雇用それから債務、いわゆる三つの過剰の調整が終了する中で、経済、物価情勢が着実に改善し、先行きも持続的な成長が続く蓋然性が高いという判断を踏まえまして実施したものでございます。
実際、エネルギー、原材料価格の高騰やあるいは世界経済の減速を背景に我が国の景気が徐々に減速を始めましたのは昨年末ごろからでございまして、それまでは、日本経済は物価安定のもとでの息の長い成長を続けていたというふうに判断しています。
今、日本の景気後退の主たる要因について、サブプライムローン問題ではなくてその以前の問題であるというお話がございました。
私ども、特に春先以降目立ちました景気の停滞でございますけれども、これは原材料、エネルギー価格の高騰に伴ういわゆる交易条件の悪化というものが非常に大きいというふうに考えております。そこにこの夏以降、さらにサブプライムローン問題、世界的な金融市場の混乱が加わってきているというふうに思っております。
問題のエネルギー、原材料価格の上昇でございますけれども、御案内のとおり、ごく最近、この七月まで大変な勢いで上がってまいりました。これは、世界経済全体がいわば巡航速度を超えて非常に高い成長率でこの数年間続けておりまして、その結果、エネルギー、資源価格が大きく上がり、それがある段階を経て下がってきたということだと思います。そういう意味で、その上がる過程というのは、実は世界経済全体の巡航速度以上の成長というものがあって、それが日本経済にも先ほど申し上げた交易条件の悪化を通じて影響してきたというふうに思っております。
したがいまして、委員御指摘のとおり、サブプライムローン問題だけではないという点については、私も同じような認識を持っております。