議院運営委員会

2008-10-21 参議院 全72発言

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会議録情報#0
平成二十年十月二十一日(火曜日)
   午後一時三十分開会
    ─────────────
   委員の異動
 十月二十日
    辞任         補欠選任   
     青木  愛君     川崎  稔君
     川上 義博君     柳澤 光美君
     今野  東君     大塚 耕平君
     那谷屋正義君     大久保 勉君
     松野 信夫君     行田 邦子君
     室井 邦彦君     富岡由紀夫君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         西岡 武夫君
    理 事
                池口 修次君
                小川 勝也君
                榛葉賀津也君
                秋元  司君
                世耕 弘成君
                魚住裕一郎君
    委 員
                大久保 勉君
                大塚 耕平君
                川崎  稔君
                行田 邦子君
                佐藤 公治君
                富岡由紀夫君
                直嶋 正行君
                中村 哲治君
                柳澤 光美君
                礒崎 陽輔君
                島尻安伊子君
                伊達 忠一君
                西田 昌司君
                長谷川大紋君
                丸川 珠代君
                義家 弘介君
                山本 博司君
                鰐淵 洋子君
   委員以外の議員
       議員       仁比 聡平君
       議員       渕上 貞雄君
        ─────
       議長       江田 五月君
       副議長      山東 昭子君
        ─────
   事務局側
       事務総長     小幡 幹雄君
       事務次長     橋本 雅史君
       議事部長     東海林壽秀君
       委員部長     諸星 輝道君
       記録部長     富山 哲雄君
       警務部長     井高 育央君
       庶務部長     古賀 保之君
       管理部長     中村  剛君
       国際部長     高橋 邦夫君
   参考人
       検査官候補者
       検査官      山浦 久司君
       日本銀行副総裁
       候補者
       日本銀行理事   山口 廣秀君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○検査官の任命同意に関する件
○日本銀行副総裁の任命同意に関する件
    ─────────────
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西
西岡武夫#1
○委員長(西岡武夫君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 検査官及び日本銀行副総裁の任命同意に関する件のため、本日の委員会に参考人として検査官候補者・検査官山浦久司君及び日本銀行副総裁候補者・日本銀行理事山口廣秀君の出席を求め、所信を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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西
西岡武夫#2
○委員長(西岡武夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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西
西岡武夫#3
○委員長(西岡武夫君) 次に、検査官及び日本銀行副総裁の任命同意に関する件を議題といたします。
 候補者から所信を聴取いたします。
 まず、山浦久司さんにお願いいたします。山浦久司さん。
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山浦久司#4
○参考人(山浦久司君) 山浦久司でございます。
 本日はこのような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
 昨年、国会の御同意を得まして、本年二月に会計検査院の検査官に就任し、この八か月間、検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に携わってまいりました。とりわけ、会計検査院法第二十条以降の規定に基づきます基本的な検査権限の行使はもとよりでありますけれども、第三十条の二に規定する国会並びに内閣に対する随時報告あるいは第三十条の三に規定します国会からの検査要請に対する報告などについて、民間人として、かつ学識経験者としての視点も取り入れながら、検査を実施する事務総局の指揮に当たってまいりました。
 近年の我が国の経済社会、極めて厳しい環境の下にあります。また、これを反映しまして、行財政に対しても国民の皆様の厳しい目線が注がれております。そして、これらは行政の説明責任の向上、さらには不正や無駄の撲滅などについての国民の皆様からの強い要求へとつながりまして、同時に、会計検査院の活動の更なる機能強化が求められるようになったものと理解しております。
 会計検査院として、国民のこのような要望を踏まえまして、不正、不当な事態に対して、正確性、合規性の観点から厳正な検査を行うことはもとより、経済性、効率性及び有効性の観点からの検査も重視し、また行財政の透明性、説明責任の向上や事業運営の改善に資するための分析や評価を行っていくことが重要であると考えております。
 今後とも、国民の皆様の関心の所在や国会における御審議の状況に常に注意を払い、いろいろな御意見に耳を傾けながら、誠心誠意、検査官として努力し、職務に精励してまいりたいと存じますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
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西
西岡武夫#5
○委員長(西岡武夫君) ありがとうございました。
 次に、山口廣秀さんにお願いいたします。山口廣秀さん。
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山口廣秀#6
○参考人(山口廣秀君) 日本銀行理事の山口でございます。
 本日は所信を述べる機会を与えていただきまして、誠に光栄に存じます。
 私は、日本銀行に入行して以来三十年余り、ほぼ一貫して中央銀行の実務に携わってまいりました。一昨年理事に就任して以降は、金融政策、金融システム、内部管理等の仕事に従事してまいりました。
 日本銀行の使命は、物価の安定と信用秩序の維持を達成することであります。これら二つのことが実現されて初めて我が国経済が持続的に発展していくための基盤が整うということであります。それだけに、日本銀行に課された使命は誠に重大であると認識しております。
 日本銀行は、あくまでも中央銀行という銀行であります。したがいまして、使命の達成も、銀行業務、言い換えますと、銀行券の発行、預金の提供、貸出しの実行といった業務を通じて行うことになります。ここに、行政機関ではない日本銀行の特徴がありますし、日本銀行の仕事に中央銀行としての専門性が求められるゆえんがあると考えています。
 内外の経済金融情勢に目を向けますと、現在、国際金融資本市場及び金融システムは、米欧を中心に近年例を見ないほどの緊張下にあります。景気は米国等で減速の動きがはっきりしてきていますし、インフレ率は世界的になお高い水準となっています。先行きについては、金融と実体経済のマイナスの相互作用がどのように展開するのかといったこととも関連して、見通しが大変難しくなっています。
 一方、我が国の状況を見ますと、金融資本市場は欧米に比べれば落ち着いていますが、緊張感が次第に広がっています。株価や円相場は極めて神経質な展開を示しています。景気は、輸出の伸び悩みなどから既に停滞局面に入っていますし、当面停滞を続ける見通しです。消費者物価は、このところ前年比二%台半ばの上昇となり、ここしばらくはこれに近い上昇率を続けると見られます。我が国経済の先行きにつきましても、国際的な経済金融の動きが見通しにくいということでありますだけに、不確実性が更に高まっております。
 このように内外経済についての情勢判断が非常に難しくなっている下にありまして、日本銀行の政策運営のかじ取りも一段と難しさを増しています。仮に副総裁を拝命することになりました場合には、果たすべき役割を十分にわきまえて職務に邁進することがこれまで以上に重要になっていると考えます。
 副総裁の役割として特に大事であると思いますのは、第一に、言うまでもありませんが、総裁をしっかりと補佐することであります。これまでに培ってきました知識や経験を生かしながら、金融政策を始めとして、日本銀行の遂行する政策・業務運営全般にわたって総裁を適切に補佐していかなければならないと考えます。
 二つ目は、日本銀行がその組織力を最大限に発揮できるよう努力することであります。組織は人であります。日本銀行に長く勤務した経験を基に、職員一人一人の持てる力や専門性を引き出し、日本銀行の組織力をフルに発揮させていくことが重要な任務であると考えます。
 仮に副総裁を拝命することになるとすれば、ただいま申し述べた役割を十分に認識し、また独立性と透明性という日本銀行の政策運営を律する基本原則をしっかり踏まえながら、全身全霊を傾けて職務に取り組む所存であります。
 どうかよろしくお願い申し上げます。
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西
西岡武夫#7
○委員長(西岡武夫君) ありがとうございました。
 以上で候補者からの所信の聴取は終了いたします。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
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西
西岡武夫#8
○委員長(西岡武夫君) 速記を起こしてください。
 まず、検査官候補者に対する質疑を行います。
 質疑を希望される方は、挙手の上、委員長の指名を受けてから御発言いただきたくお願いをいたします。
 なお、質疑及び答弁の際は着席のままで結構でございます。
 それでは、質疑のある方は順次御発言願います。
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柳澤光美#9
○柳澤光美君 民主党・新緑風会・国民新・日本の柳澤光美でございます。
 本日は、本当に御苦労さまでございます。
 山浦検査官にお伺いをしたいと思います。
 検査官は、今年の二月に就任をされて八か月になられる、大変な御尽力を、御活躍をされているというふうにお伺いしております。特に、会計学の専門家として外から入られて、この八か月間、実際会計検査をされる中で、やってみて、会計検査の在り方、一つは非常に思った以上にいい点、それからもう一つはいろいろやはり外から見られてこの辺は問題だなというふうに考えられる点を率直に少しお聞かせいただければというふうに思います。
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山浦久司#10
○参考人(山浦久司君) ありがとうございます。
 確かに、私、会計学それから監査論の専門家として学界から検査官に就任したのでありますけれども、むしろ検査官になって思ったことは、やはり一国民それから一納税者としての視点、これがやはり大事だ、その上で専門家としての知見をプラスして検査官会議に臨むと、こういう姿勢を貫いてまいりました。
 実際に入ってみますと、国の財政構造すべてを見渡せる立場にありますし、問題点多々出てきまして、そういった意味で私自身が自分の人生の中で非常に貴重な、しかも有意義な仕事をさせていただくと、これはもう最大の検査官に就任して私自身が感じております良い点でございます。
 その上で、私自身、検査官として特に意を砕いてまいりましたのは、何か会計上の問題を見付けた場合には、その機関で過去に同じような問題があったんではないか、即座にそれを調べるように、それから再発防止のためにはどうしたらいいか、それを検査院としてできるだけの知恵を出して相手に対して伝えるように、それから同じような問題はきっとほかの省庁とか機関にもあるんじゃないか、それも調べるように、こういうことで、しかもそれを迅速性を持って調べるようにと、こういったことで指示してまいりました。
 そういう検査報告を聞きながら、我が国の財政とか予算の執行の仕方とか非常に多くの問題を見付けさせていただきました。そして、それで、それなりの私なりの視点から検査に当たっての指揮をしてまいりました。
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柳澤光美#11
○柳澤光美君 ありがとうございます。
 私も決算委員会に所属しておりまして、参議院の決算委員会は決算重視ということで、むしろ党派を超えて決算重視を図ってまいりまして、そんな中で、会計検査院の役割というのは非常に重い。党派を超えて必要であれば会計検査院法を変えても検査の充実を図るべきだというような議論も今起きておりまして、この後、特に山浦さんの方でこんなことを今やってもらえると有り難いというような要望なり決意なりをちょっとお聞かせいただければというふうに思いますけれども。
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山浦久司#12
○参考人(山浦久司君) 基本的には、平成十七年に院法の改正が行われまして、例えば国会等への随時報告それからフォローアップのための権限とかいろんなものが加えられまして、現時点では私どもはその院法に従って粛々と仕事をすると。
 もちろん、院法改正の動きについてまた内容について私どももちろん把握しておりますし、意見は述べさせてもらっておりますけれども、今私自身は現在の制度的な仕組みの中で精いっぱいのことをやるということで、あとはもう国会議員の方々の御見識ですね、院法の改正についてよろしくお願いしたいと思っている次第です。
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柳澤光美#13
○柳澤光美君 ありがとうございました。
 終わります。
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秋元司#14
○秋元司君 自由民主党の秋元司でございます。
 今日は大変御苦労さまでございます。時間がありませんので、私の方から幾つか質問をさせていただきますので、端的にお答えいただければ有り難いと思います。
 まず一点目であります。
 昨日今日、地方自治体の不正経理というのが非常に発覚する中に、ある意味これは残念なことでありますけれども、逆を言いますと、非常に会計検査院の皆さんの御尽力のおかげでこういったことが今世の中に暴かれたということでございます。
 ただ、不正経理というのは当然直していかなくちゃいけない、そういった思いでありますけれども、いろいろと各地方自治体の話を聞きますと、なかなか国の予算というものが、特に補助金というものに対して非常に使い勝手が悪いということも言われているのも事実であり、我々国会に携わる者としては、いわゆる今後ともこの縦割り行政というものをどういうふうに考えていくのか、そして予算というものを、特に限られた予算というものをどのように使っていくのかということも同時に考えていかなきゃならないということを、そういった状態に直面しているわけでありまして、そういった観点からこの会計というものを、会計監査というものに携わっている皆様の所見としてお伺いしたいわけでありますけれども。
 公会計というのは、性質上どうしても単年度主義という、これに限られてきたわけでありますけれども、他の国においては、一年間予定した予算が例えば余った場合、繰り越すのか又はほかの事業に充てるのか、そういったことからいわゆる複式簿記の発生主義会計というものに対して我が国もいろいろと議論していく必要性が私はあるんじゃないかなという思いがございますけれども、この道に携わっているプロとしてこの件に対する所見をお伺いしたいと思います。
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山浦久司#15
○参考人(山浦久司君) 財政法の第十二条におきまして、国の毎会計年度における経費はその年度の歳入をもってこれを支弁すると、こういう会計年度独立の原則というんでしょうか、これを規定しているところでありまして、この制度そのものは、我が国の会計制度が会計年度独立の原則に基づいた制度になっている理由というのは、国会の審議の確保とかあるいは財政の健全性の維持のためであると、こういうふうに理解しております。
 ただ、原則は原則でありますけれども、例外的な措置として、財政法で十四条から十五条にかけて歳出予算を年度を超えて使うことができると、こういうことがあります。ただ、確かにこれは使い勝手が悪いということはよく言われております。
 ただ、この件に関して検査院の立場としては、やはり法を遵守するという基本的な姿勢は崩すことができませんので、ここは少し頑固だと言われてもやはりこの点は維持せざるを得ないと。もし、これについて国会の方で御審議されるんであれば、我々としてはそれについて従順に付いていくという、こういう姿勢であります。
 それから、発生主義に関しては、確かに今独立行政法人とかあるいは国立大学法人ですね、それからあと今度特別会計にも入ってきましたし、その発生主義会計で示される会計情報それから従来の年度決算の収支情報、これは複合的に非常に有用な情報を出すものと思っております。
 我々としても、今後とも従来の単年度主義の決算情報に加えて発生主義会計に基づく財務情報の検査にも力を注いでいるところであります。そのつもりでいます。
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秋元司#16
○秋元司君 ありがとうございます。
 今おっしゃっていただきましたように、独立行政法人等もやはり今新しくこの企業会計というものを導入する中で進んでいる、またこの方向というのは今後減ることはないのかなという思いでありますから、この発生主義会計については当然国会とのかかわり方ということにも非常に関係してくると思いますので、我々も真剣に議論してまいりたいと思いますので、是非積極的なアドバイスをいただきたいなと思っております。
 最後に、これも先ほど申し上げたように、非常に今回地方自治体の不正経理の問題が議論されておりますけれども、その中で毎年この監査報告というもの、検査報告というものをしていただいて、しっかりそれを公開して、大体こういう傾向があるということをそれなりに毎年説明いただいていると思うんですけれども、一方で、非常に複雑で分かりにくいという声もあると思うんですが、そういった要望にこたえまして、今後不正経理がありそうな傾向と対策みたいなのを今後は作られてオープンにすることが明日の不正防止又は勘違いというものをなくすことにつながるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
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山浦久司#17
○参考人(山浦久司君) 心得ておきます。
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秋元司#18
○秋元司君 以上です。
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魚住裕一郎#19
○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。
 私、今、愛知県に住んでおりまして、何かもう今十二道府県のことで本当に大きな話題となっているところでありまして、報道を見るたびに会計検査院頑張っているなという印象はあるわけでございます。しっかり頑張っていけますように国会としても応援していきたいと思います。
 そこで、今平成十九年度決算報告の取りまとめという形になっていると思いますが、その中には参議院の決算委員会の要請した検査事項も記載が入るだろうというふうに承知しております。
 このような決算委員会を始めとする国会の委員会と会計検査院との関係、連携、決算の参議院でございますけれども、どのような認識をお持ちなのか、一言お願いいたします。
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山浦久司#20
○参考人(山浦久司君) 我々にとって国会の審議は非常に参考になると同時に、ある意味では我々の検査の後押しになります。
 例えば、昨年から今年にかけて審議された内容として道路特会の問題があります。例えばタクシーとかあるいは例のマッサージチェアの問題であるとか、いろいろ無駄遣いが指摘されておりますけれども、実は検査院の権限として、国会で通った予算の範囲内であればその使い方までなかなか指摘できなかった。ところが、国会の審議を通して新しい切り口を得たと。そういった意味での我々にとって非常に検査の要するに切り口、これを力を得たと、こういうことはあります。
 そのほか、我々としては随時報告を順次やっております。それから、当然せんだっての五つの検査要請、これもすべて受け入れまして特別の検査チームを組んで、そして今進めているところであります。その検査の結果については、近いうちに順次出てくることになると思います。
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魚住裕一郎#21
○魚住裕一郎君 国会、参議院に対してのお励ましのお言葉だというふうに思っているわけでございますが、国会でも、先ほどお話がありましたけれども、やはり会計検査院の機能の充実強化、これをしっかり今議論をしております。我が公明党も、無駄遣い防止という観点から権限強化するあるいは不正会計処理を行った公務員に対する罰則強化等を今議論をしているところでございますけれども、国会の方でよろしくお願いしますということではなくして、現場においでになってこの会計検査院の充実強化についてどのような御所見をお持ちなのか、よろしくお願いいたします。
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山浦久司#22
○参考人(山浦久司君) これにつきましても基本的には国会の場で審議していただくということでありますけれども、先ほど柳澤先生、秋元先生御指摘あったんですけれども、それに対して私自身答えましたとおり、検査院としては現在の法律の枠内であらん限りの力を尽くしていくということで、その方針で検査活動を指揮してまいっております。その上で、フォローアップとかあるいはいろんな公務員罰則規定、検査権の強化につながるものであれば本当に我々としては是非歓迎したいところであります。
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魚住裕一郎#23
○魚住裕一郎君 終わります。
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川崎稔#24
○川崎稔君 民主党・新緑風会・国民新・日本の川崎でございます。
 山浦参考人、今日はありがとうございます。
 私の方からは、所信の中でも述べられたわけですが、検査の観点についてちょっとお伺いしたいというふうに思っております。
 会計検査院法第二十条、ここで正確性、合規性、経済性、効率性及び有効性という観点で検査を行うということになっているわけでございますが、従前からどちらかといえば正確性とかあるいは合規性というのはきっちりやっておられるが、経済性、効率性及び有効性、この辺りの観点についてはややチェックが少ないんではないかという指摘が聞かれてきたところであります。もとより、平成十八年度の決算検査報告、こちらの方を拝見しますと、経済性あるいは効率性、有効性の観点からの検査を重視するということを確かに言っておられるわけですが、そういう意味でこういった点をかなり意識されておられるというのは私ども十分承知しているところであります。
 その上でなんですが、参考人の方でこの経済性、効率性、有効性、こういった観点に関して現状をどう認識されておられるのか、あるいはこれからどう取り組んでいこうと思われているのか、その辺りをお聞かせください。
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山浦久司#25
○参考人(山浦久司君) まず、経済性、効率性につきましては、コスト削減を求めるとかあるいは資産等の有効活用とか、そういう点でかなり指摘は数多くしているつもりでございます。
 ただ、有効性につきましては、若干検査院の検査権限との関係で問題があることは理解しております。特に有効性の視点から検査を進めますと、どうしても政策評価に入っていくと。その政策評価そのものが一つの法制度等に結び付いておりますと、なかなかこれを検査院の観点から指摘できない。したがって、私たちのアプローチは、いったん政策が施行されまして、そしてその結果として予算の執行が行われる、そして行われた結果、例えば政策効果が出ていないとか、あるいは例えば具体的に言いますと、物を作ってそれが十分に活用されていないとか、そういった視点から指摘すれば、それが次の政策に反映されていくだろうと。ですから、言わば政策評価に直接に我々はかかわることはできないけれども、一つの政策評価のサイクルの一環を担うと、こういう立場を貫いていこうと思っております。
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川崎稔#26
○川崎稔君 その観点から申し上げると、総務省の行政評価局の方で行っておられる行政評価というものがございます。その関係をどう考えておられるのか、その相互の連携というのをどう意識されておられるのか、その辺りについての御所見はいかがでしょうか。
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山浦久司#27
○参考人(山浦久司君) 総務省の方にもこちらとの連携があると承知しておりまして、特に検査報告については総務省の方も十分に評価してそれをこの行政評価に反映させると。またあわせて、財務省の予算査定の問題、こちらの方にも検査院の検査結果が反映されると。そういう仕組みの中で我々の活動結果が生かされていけばいいと、こういうふうに思っております。
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川崎稔#28
○川崎稔君 終わります。
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礒崎陽輔#29
○礒崎陽輔君 自由民主党の礒崎陽輔でございます。
 今日は、山浦参考人、大変お疲れさまでございます。
 私も、先ほどから何回か出ておりますけれども、十二道府県で折しも会計検査院の会計報告が出されたわけであります。私も長い間地方行政に携わっておった人間でありますけれども、こんなことをまだやっているのかという感じが本当にぬぐえないで残念な思いがいたしております。もちろん、いろんなものがあるとは思うんですけれどもね。特に、やはり公共事業費の中に事務費が付いているというところに私大きな問題があるんだとは思います。そこがまあちょっと政策の中なのかもしれませんけれど。
 それはまあ別といたしまして、山浦参考人から今回の十二道府県に関する会計検査の結果についての率直な御感想をお聞きしたいと思います。
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