外務委員会

2017-03-22 衆議院 全194発言

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会議録情報#0
平成二十九年三月二十二日(水曜日)
    午後二時開議
 出席委員
   委員長 三ッ矢憲生君
   理事 黄川田仁志君 理事 新藤 義孝君
   理事 土屋 品子君 理事 中山 泰秀君
   理事 長尾  敬君 理事 小熊 慎司君
   理事 寺田  学君 理事 岡本 三成君
      今津  寛君    小田原 潔君
      小渕 優子君    大野敬太郎君
      熊田 裕通君    佐々木 紀君
      島田 佳和君    鈴木 隼人君
      武井 俊輔君    辻  清人君
      松島みどり君    山田 美樹君
      石関 貴史君    吉良 州司君
      中川 正春君    原口 一博君
      渡辺  周君    浜地 雅一君
      宮本  徹君    足立 康史君
      玉城デニー君
    …………………………………
   外務大臣         岸田 文雄君
   防衛大臣         稲田 朋美君
   外務副大臣        岸  信夫君
   外務副大臣        薗浦健太郎君
   財務副大臣        大塚  拓君
   防衛副大臣        若宮 健嗣君
   外務大臣政務官      小田原 潔君
   外務大臣政務官      武井 俊輔君
   外務大臣政務官      滝沢  求君
   防衛大臣政務官      宮澤 博行君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房審議官) 田中愛智朗君
   政府参考人
   (内閣府国際平和協力本部事務局長)        宮島 昭夫君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 堀江 宏之君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 三上 正裕君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 飯島 俊郎君
   政府参考人
   (外務省アジア大洋州局長)            金杉 憲治君
   政府参考人
   (外務省北米局長)    森  健良君
   政府参考人
   (外務省欧州局長)    正木  靖君
   政府参考人
   (国土交通省総合政策局次長)           篠原 康弘君
   政府参考人
   (防衛省大臣官房審議官) 土本 英樹君
   政府参考人
   (防衛省防衛政策局次長) 伊澤  修君
   政府参考人
   (防衛省人事教育局長)  鈴木 良之君
   政府参考人
   (防衛省統合幕僚監部総括官)           辰己 昌良君
   外務委員会専門員     辻本 頼昭君
    —————————————
委員の異動
三月二十一日
 辞任         補欠選任
  笠井  亮君     宮本  徹君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(第百九十二回国会条約第二号)
 日本国の自衛隊とオーストラリア国防軍との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とオーストラリア政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
 日本国の自衛隊とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の軍隊との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第二号)
     ————◇—————
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三ッ矢憲生#1
○三ッ矢委員長 これより会議を開きます。
 第百九十二回国会提出、日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件、今国会提出、日本国の自衛隊とオーストラリア国防軍との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とオーストラリア政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び日本国の自衛隊とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の軍隊との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件の各件を議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 各件審査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房審議官三上正裕君、大臣官房参事官飯島俊郎君、アジア大洋州局長金杉憲治君、北米局長森健良君、欧州局長正木靖君、内閣府大臣官房審議官田中愛智朗君、国際平和協力本部事務局長宮島昭夫君、総務省大臣官房審議官堀江宏之君、国土交通省総合政策局次長篠原康弘君、防衛省大臣官房審議官土本英樹君、防衛政策局次長伊澤修君、人事教育局長鈴木良之君、統合幕僚監部総括官辰己昌良君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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三ッ矢憲生#2
○三ッ矢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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三ッ矢憲生#3
○三ッ矢委員長 これより防衛大臣出席のもと質疑を行います。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉良州司君。
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吉良州司#4
○吉良委員 民進党の吉良州司でございます。
 まずは、岸田大臣、稲田大臣、日ロ2プラス2、お疲れさまでございました。この件につきましては、私の場合、また後半に時間をいただいておりますので、岸田大臣にいろいろとお聞かせいただきたいと思いますけれども、この十分間、場合によっては同僚議員の了解を得て少し十分を超えるかもしれませんけれども、稲田大臣に対して、南スーダンPKO派遣についての事柄につき質問をさせていただきたいと思います。
 稲田大臣、質問通告はしていませんが、ごく一般的なこととしてまずお聞きしたいんですが、防衛大臣に就任後、稲田大臣の一つの生活パターンについて、といっても細かいことではなくて、大体、何時ぐらいに起床されて、何時ぐらいに防衛省に行かれて、何時ぐらいに戻られて、また就寝されるか。大臣の場合は、海外出張、国内出張、そしていろいろなイベント参加もありますので、なかなか一様ではないとは思うんですけれども、一般的な日常について、もしお答えいただけるのであればお答えいただきたいと思います。
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稲田朋美#5
○稲田国務大臣 その日の国会の様子やさまざまな状況において異なりますけれども、起床するのは大体四時半から六時半の間ぐらいですね。そして、役所に行くのも、国会があるときには政府控室の場合もありますし、役所に行くこともありますし、官邸にまず行くこともありますし、さまざまでございます。そして、帰るのは大体九時半から十時ぐらい。寝ますのは十二時から一時ぐらいかというふうに思います。
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吉良州司#6
○吉良委員 幾分プライベートにかかわることにもかかわらず、お答えいただいてありがとうございました。
 それではもう一点、今、南スーダン・ジュバの現地時間は何時でしょうか。
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稲田朋美#7
○稲田国務大臣 大体朝八時ぐらいかなと思います。
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吉良州司#8
○吉良委員 ありがとうございます。南スーダンと日本とは時差が六時間ありますので、今、現地時間では八時過ぎなんだろうというふうに思います。
 なぜ最初にこのような質問をさせていただいたかといいますと、稲田大臣は、ジュバに隊員を派遣している責任者として、もちろん最高責任者は総理ですけれども、実質的な責任者が稲田防衛大臣ということで、常に、今日本では何時だけれども、現地ジュバでは何時で、そしてどういう生活をしている、ちょうど今、インフラ整備のために宿営地を出たころだろうとか、その辺のところを常に現地に思いをはせながら毎日過ごしておられるか。念のため確認で、お答えいただけますか。
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稲田朋美#9
○稲田国務大臣 もちろん、私、大臣になりましてから、毎日、ジュバの状況については事務方から報告を受けております。それは、今問題になっている日報からの情報のみならず、現地の情報、そして国連からの情報、他国部隊からの情報、そして、きょう施設隊が何をやる予定で、次に何をやる準備をしているか等々、報告を受けております。
 そうすることによって、週末は除きますけれども、この直近の十二時間の様子をしっかりと確認しつつ、自衛隊員が安全を確保しつつ有意義な活動ができている状況かどうかということ、そして、今回、活動終了を決めて、五月に全員無事に日本に帰国して家族のところに戻れるまで、緊張感を持ってその安全状況等を確認してまいりたいと考えております。
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吉良州司#10
○吉良委員 今の答弁の中で、責任感を持って、現地にも思いをはせている、また家族にも思いをはせているという話がありました。
 私、なぜこの話をさせてもらったかといいますと、防衛大臣として稲田さんの先輩に当たる石破茂元防衛庁長官そして防衛大臣、この石破茂さんと一緒にアメリカでとある会合に出席する機会があって、そのとき、ちょうどイラクのサマワに、イラク復興支援のために、石破大臣が責任者として部隊を送った、そのときでありました。
 石破大臣の話を聞いて、私はもう大変な感銘を受けたんですけれども、石破さんは、部隊を派遣している間、大体三時間ぐらいなんだそうです、睡眠が。なぜか。それは、石破大臣は、日本時間とサマワ時間と、両方とも生きていたということなんですね。どんな状態がいかなるときに起ころうとも即座に対応できるようにということと、あの灼熱の地で活動している自衛隊員とともにあるということを、みずからその覚悟を持って、かつ、それを生活の中に組み入れておられた、こういう話を聞いて大変感銘を受けたんです。
 そういう意味で、稲田大臣も、今、報告を受けてとかありましたけれども、今回、南スーダンに対しては、それでなくても治安状況が非常に悪くなっている、だからこそ、これだけ国会でも問題になっている、しかも、それに加えて、危険度がさらに増す駆けつけ警護の任務も与えた中で送り出している。その稲田大臣が、寝ても覚めても隊員の活動や思いに、まさに思いをはせて、彼ら隊員とともにいるのかというその覚悟をお聞きしたくて先ほどのような質問をさせてもらったわけです。
 実は、その覚悟について、申しわけないですけれども、疑わざるを得ないようなことがあります。これは、今、これから恐らく日報についてはいろいろな他の議員がやるでありましょうけれども、私はちょっと観点が違って、駆けつけ警護にかかわることなんです。
 まず、駆けつけ警護の任務付与を指示したといいますか、その付与した責任者は稲田大臣ということで間違いございませんね。
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稲田朋美#11
○稲田国務大臣 そのように認識しています。
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吉良州司#12
○吉良委員 では、駆けつけ警護にかかわる、ある種、危険手当とでも言えるかと思いますけれども、駆けつけ警護手当、これは日常の国際平和協力手当に加えて、駆けつけ警護の手当が幾らで、どういう状況の中で支給されるということが決まっておりますけれども、これを決めた責任者も稲田大臣という了解でよろしいでしょうか。
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宮島昭夫#13
○宮島政府参考人 失礼いたします。
 いわゆる駆けつけ警護に関する国際平和協力手当につきましては、PKO法上の第十七条の第一項に基づきまして、派遣先国の勤務状況と任務の特性等を総合的に勘案して決めるということで、現在支給されている日額一万六千円とともに、日額八千円を新たに支給することになりました。
 これに関しましては、内閣府が、防衛省等関係省庁と調整の上、南スーダン国際平和協力隊の設置等に関する政令を改正し、昨年十二月六日に閣議決定をいたしまして、同九日より施行いたした次第でございます。
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吉良州司#14
○吉良委員 私は、その決めた責任は稲田大臣ですかと聞きましたけれども、今のお話ですと、事務局があり、防衛省があり、そして内閣があるということでありました。
 ただ、稲田大臣に確認したいのは、この駆けつけ警護手当とその支給条件については大臣が送り出す責任者として認めた、これは間違いないですね。
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稲田朋美#15
○稲田国務大臣 これは昨年十二月六日に閣議決定をしたものであり、その中において私も了承したということでございます。
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吉良州司#16
○吉良委員 私は、実は、この駆けつけ警護の、金額は横に置いておきまして、支給の条件というものがどうしても納得ができないんです。それで今回これを取り上げているんですね。
 それは、与党の皆さんも御存じだと思いますけれども、駆けつけ警護の任務は付与している、だけれども、駆けつけ警護の手当については実際に駆けつけ警護の任務に当たったときのみ支給されるという条件です。これで本当にいいんでしょうか。
 駆けつけ警護という任務を与えることが決まり、隊員たちはそれに基づいて日々訓練を重ね、そして、国会でいかなる答弁をしようとも、実際、隊員たちは、南スーダンは今危険な状態にある、その中にあって、さらに危険度の高い駆けつけ警護の任務を帯びていく。そのような使命感と覚悟を、大臣がその任務を付与して派遣した時点から、隊員たちはその覚悟で臨んでいるんじゃないですか。であるならば、任務を付与して現地に派遣した時点からこの駆けつけ警護の手当を支払うのが筋ではないでしょうか。いかがですか、大臣。
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稲田朋美#17
○稲田国務大臣 この駆けつけ警護、これは、今までのPKO活動の中でもそういう要請があって、法的根拠がない中でも、邦人保護のために自衛隊員が駆けつけて邦人を保護したりなどいたしました。
 そういう要請等もあり、法的根拠、さらには、しっかり訓練をして駆けつけ警護という任務を付与したわけですけれども、これは、自衛隊部隊の近傍でNGO等の活動関係者が襲われ、ほかに速やかに対応できる現地治安当局や国連部隊等が存在しないといった極めて限定的な場合に、緊急的な要請を受けて、人道性の観点から、応急的、一時的な措置として、その能力の範囲内で行うものであります。
 したがって、派遣施設隊の要員に駆けつけ警護の業務が新たに付与されても、それが日々の国際平和協力業務の性格が変わらないものであることから、駆けつけ警護に実際に従事した場合にのみ支給することとしたものです。
 新たな任務を付与する以上、任務を遂行する現場の自衛隊員に対し、任務の実施される環境や任務の特質などに見合った新たな国際平和協力手当を支給することは当然であって、これによって、任務を遂行した現場の自衛隊員の労苦に報いることにもつながるというふうに考えているところでございます。
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吉良州司#18
○吉良委員 私の論点に正確に答えていただいていないと思っているんです。私は、駆けつけ警護手当がだめだと言っているんじゃないんですよ。逆に、そのときだけじゃなくて、任務を付与した時点で、そしてそれを現地に派遣した時点で渡すのが筋でしょうということを言っているんです。
 冒頭、石破茂元防衛庁長官、防衛大臣の例を出したのも、隊員の日々の気持ちに寄り添い、その危険を絶えず思っているということを、その大臣の覚悟に感銘を受けたということを言いました。
 私が、なれないですけれども、防衛大臣の立場だったら、今言った、政府内でこのような決定がなされようとしたときに、ふざけるな、冗談じゃない、この危険な地域に、これだけの任務を与えて出す、そのときに……ヤジうるさい。そのときに、自衛隊員としては、先ほど言いましたように、任務が付与された時点で、非常に高い使命感を持ち、覚悟を持つんです。そして、恐らく派遣前には、家族にもそのことを伝えて、危険かもしれないけれども、自分は日本のために、そして南スーダンのために、命がけで行くんだということを家族にも伝えているはずです。
 その覚悟に対してきちっとした手当を払う。もちろん、自衛隊員たちは、お金のためにやっているんじゃないですね、崇高なまさに任務のためにやっている、それはわかります。けれども、送り出す側は、それに甘えるのではなくて、隊員たちにも家族にも納得してもらえるような、まさに援護射撃をするのが防衛大臣の役割ではないんでしょうか。いかがですか、大臣。
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稲田朋美#19
○稲田国務大臣 駆けつけ警護の任務を与えたことによって、今、南スーダンで、施設隊の活動しているその業務の内容が変わるわけではありません。あくまでも本質は、施設隊としての活動です。しかも、この駆けつけ警護、何かすごく特別なことをやるということではなくて、今までも、そういう要請がある中で、法的根拠がなくても、自衛隊員は、助けられるものであれば、邦人がそういう状況になっているときには助けに行っていました。
 しかしながら、今回、しっかりと法的根拠も与え、しっかりと訓練もし、緊急的、人道的に、しかもみずからが対応できる場合に限ってこの保護を行うことができるというふうにしたものでございます。
 したがいまして、活動の本質は今までどおりである。しかしながら、先ほど申し上げましたように、駆けつけ警護に実際に従事した場合にしっかりと手当を付与するということでございます。
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吉良州司#20
○吉良委員 やはりちょっと論点がずれていると思えてしようがないんですけれども。
 今までの任務と変わらないとおっしゃいましたけれども、結果的には一度も駆けつけ警護に、そういう場面に遭遇しなかった場合もあり得るでしょう、けれども、先ほど言っているように、危険な地域において、より危険度の高い任務を付与して送り出した。現地に着任した途端に、その時点から、実は、駆けつけ警護にいざとなったら行くんだ、また行かざるを得ないんだという覚悟が自衛隊員にはあるんですよ。その自衛隊員の、先ほど言った覚悟に対して、使命感に対して、送り出す側はきちっと報いるべきではないか、このことを申し上げているんです。
 もう時間が来ましたので、私が言いたかったことは、今言ったようなことも含めて、絶えず現地の自衛隊員に寄り添い、自衛隊員の命を必ず守り抜くという覚悟で臨んでいただきたいと思っていますけれども、その確信が持てないので、申しわけないですけれども、辞任をされてはいかがでしょうかということと、それからもう一つについては、撤退を決めたこと自体は私は評価をしますけれども、一日も早い撤退を強く望んで、私の質問を終わります……ヤジわかりました。一日も早い撤収を強く希望して、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。
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三ッ矢憲生#21
○三ッ矢委員長 次に、小熊慎司君。
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小熊慎司#22
○小熊委員 民進党の小熊慎司でございます。
 まず冒頭、原口一博先輩が久々に委員会に戻られて、また、委員長初め、新藤筆頭を初め理事の皆さんにも特別な御配慮をいただいたことにまず感謝を申し上げます。
 また、冒頭、きょうの午前中、北朝鮮がまたミサイル発射を行ったようで、これは大変遺憾なことでもあります。まだ詳細は伝わっておらないわけでありますけれども、これは、日本の安全保障だけではなくて、地域の安全保障にもかかわり、また、世界の安定に対しても、冒険主義的な、挑戦的な、許しがたい行為であるというふうに思います。
 このミサイル発射について、稲田朋美大臣、どのように今詳細を把握し、対応しているか、お伺いいたします。
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稲田朋美#23
○稲田国務大臣 北朝鮮の核、ミサイルに関する動向については、政府として、重大な関心を持って、平素から情報収集、分析に努めておりますが、個々の具体的な情報の内容や分析については、事柄の性質上、コメントは差し控えたいと思います。
 その上で申し上げれば、我が国に飛来するミサイル等は確認されておらず、我が国の安全保障に直接の影響を及ぼす事態が発生したとは認識いたしておりません。
 いずれにせよ、引き続き、米国、韓国等と緊密に連携しつつ、挑発行動の自制及び関連する安保理決議などの遵守を求めていくとともに、いかなる事態にも対応することができるよう、緊張感を持って情報収集、警戒監視等に全力を挙げ、我が国の平和と安全の確保に万全を期してまいりたいと考えております。
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小熊慎司#24
○小熊委員 緊張感を持ってやっていただきたい。日本には今回影響がなかった。とはいえ、発射して爆発をしたというような情報が今伝わっていますけれども、爆発しなければ日本の経済水域に落ちたのかどうかということも含めて、しっかりと分析をして、今後対応していただきたい。
 また、こうした状況が続いておりますので、しっかりと北朝鮮に対して、こうした暴挙に走らないように、これは外務大臣含め、さまざまな外交努力の中で、北朝鮮のこうした行為をとめられるように努力をしていただくことをお願い申し上げます。
 質問に移りますけれども、先ほどの吉良委員と同じく、南スーダンのPKOについてであります。
 今回、撤収を決めたわけでありますけれども、撤収する大きな理由というのは幾つかありますが、大きな理由としては、私は、二点、政府の説明ではあるのかなというふうに思っています。
 そこで確認ですが、撤収する理由、一つは、国連が四千名規模の新たなPKO部隊を首都ジュバを初めとする地域に展開することになったということで、一定の役割が日本の自衛隊としては終わったのではないか。また、もう一つは、三月中に南スーダンでの国民対話、政治プロセスの進展があるということで、撤収を決めた。そのほかの理由もありますけれども、大きな理由としてはこの二点でよろしいかどうか、簡潔に確認をさせてください。
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稲田朋美#25
○稲田国務大臣 まず、南スーダンの新しい国づくりのPKO、まさしく、平成二十四年、施設隊が行ったのは一月、野田政権において大きな決断のもとでPKOを派遣したわけであります。その後、さまざまな武力衝突、大きな衝突がありましたけれども、そこからことしで五年を経過して、施設隊の派遣としては過去最長となった。
 そんな中で、かねてより今後のあり方について検討を行ってきて、そして今委員が御指摘になったようなことなどがあり、これまで我が国のPKO活動の中で過去最大規模の実績を積み重ねてきたことから、一定の区切りをつけることができたというふうに考えたものでございます。
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小熊慎司#26
○小熊委員 簡潔に答弁をお願いします。
 撤収を決めたのは、国連の四千名規模の新たな展開があるというのも一つの理由に挙げていますよね。それは間違いないですね。
 ところが、昨年十月の派遣継続のときも、政府のいろいろな資料を見ると、逆に、国際社会は取り組みを強化しているから派遣を継続するんだと、この四千名規模の話を派遣継続の理由に使っているんですね。今回はこれを派遣撤収の理由に使っているんですね。
 整理していただきたいのは、これを継続の理由に使いながら撤収の理由にも使っている、一見矛盾するように思えるんですが、ここをどういうふうに整理されているんですか。
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稲田朋美#27
○稲田国務大臣 昨年の段階では、国連は新たなPKO部隊、地域保護部隊の増強を決定したものの、南スーダン政府はその受け入れについて態度を明確にしておらず、部隊の展開のめども立っておりませんでした。
 また、キール大統領の行う国民対話のような、民族間の融和に向けた、すなわち、南スーダン、非常に治安が厳しい一つの要因であるところの部族間の対立、衝突というものが多くありますけれども、そういった民族間の融和に向けた具体的な取り組みも進んでいない状況であり、また、国連の要請によって行っていた首都ジュバの国連施設の整備もまだ途上であったことなどを勘案して、引き続き部隊を派遣することが適当だというふうにしてきたわけでございます。
 しかしながら、今回、派遣開始から五年の区切りがついた。また、治安改善のための地域保護部隊の展開も、一定の安定に向けた取り組みが進みつつあります。また、南スーダン政府による民族融和を進めるための国民対話の発表もあり、国内の安定に向けた取り組みが進展して、新たな段階に入ろうとしているということでございます。
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小熊慎司#28
○小熊委員 政府の派遣継続に関する基本的な考え方というこのホームページだと、今大臣言われたのは、増派は決定していたけれども十月はまだ出そろっていなかった、だから派遣継続したと。これがそろったから今回は撤収するんだということですが、この十月の派遣継続に関する基本的な考え方だと、創設して、増派を決めて、国際社会は取り組みを強化しているんだ、撤収させた国は今ないんだ、だから日本も撤収させずに派遣を継続するんだ、増派をするぐらい国連は強化しているんだから、日本もそれをやらなきゃいけないんだと。
 強化をするのでそれがそろったら撤退なんていう文言、読み込めないですよ。逆に、強化しているんだから日本もそれをやっていかなきゃいけないという理由でこのホームページに載っているんですね、政府の説明が。
 そろったから今回やめるということなんですか。派遣継続のときはそんなふうに読み込めませんよ。みんながやっているんだから、我々もやっていくんだということですよ。みんながやって、そろったから撤収じゃないですよ、十月のこの説明は。
 簡潔に、もう一度お願いします。
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稲田朋美#29
○稲田国務大臣 先ほど申し上げましたように、新たなPKO部隊の地域保護部隊の増強についても現実に進みつつある。しかも、国民対話など、キール大統領が各地を回って民族融和を進めるための国民対話も進んでいる。そんな中において、一定の区切りをできるような、国連施設の整備が四月末に、また、首都ジュバで行っている道路整備も五月末には、それぞれ完了する見込みであることから活動に一定の区切り、もう五年たっていますから、野田政権が派遣されてから五年がたって、そして大きな成果も上げているわけですね。そこで区切りが、まず五月末をもって活動を終了する。
 そして、全て撤退するということではなくて、UNMISSの司令部への自衛官の派遣は継続をして、引き続き国連PKOへの貢献を行っていくということでございます。
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