決算委員会

2018-06-04 参議院 全220発言

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会議録情報#0
平成三十年六月四日(月曜日)
   午後一時一分開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月二十八日
    辞任         補欠選任
     今井絵理子君     片山さつき君
     青木  愛君     又市 征治君
     松沢 成文君     行田 邦子君
 五月二十九日
    辞任         補欠選任
     磯崎 仁彦君     藤井 基之君
     熊野 正士君     秋野 公造君
     大野 元裕君     古賀 之士君
 五月三十一日
    辞任         補欠選任
     進藤金日子君     今井絵理子君
 六月一日
    辞任         補欠選任
     今井絵理子君     進藤金日子君
     そのだ修光君     中西  哲君
     松下 新平君     足立 敏之君
     古賀 之士君     田名部匡代君
     高木かおり君     石井  章君
     又市 征治君     木戸口英司君
 六月四日
    辞任         補欠選任
     秋野 公造君     矢倉 克夫君
     宮崎  勝君     里見 隆治君
     石井  章君     高木かおり君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         二之湯 智君
    理 事
                豊田 俊郎君
                西田 昌司君
                宮本 周司君
               佐々木さやか君
                浜口  誠君
                仁比 聡平君
    委 員
                足立 敏之君
                阿達 雅志君
                岡田  広君
                片山さつき君
                進藤金日子君
                中西  哲君
                馬場 成志君
                藤井 基之君
                古川 俊治君
                三木  亨君
                森屋  宏君
                里見 隆治君
                矢倉 克夫君
                田名部匡代君
                矢田わか子君
                小川 勝也君
                風間 直樹君
                吉良よし子君
                石井  章君
                石井 苗子君
                高木かおり君
                木戸口英司君
                行田 邦子君
                平山佐知子君
   国務大臣
       国土交通大臣   石井 啓一君
       国務大臣
       (復興大臣)   吉野 正芳君
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)    小此木八郎君
   副大臣
       財務副大臣    木原  稔君
   大臣政務官
       国土交通大臣政
       務官       秋本 真利君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        秋谷 薫司君
   政府参考人
       警察庁長官官房
       審議官      小田部耕治君
       警察庁長官官房
       審議官      大賀 眞一君
       警察庁長官官房
       審議官      長谷川 豊君
       復興庁統括官   加藤 久喜君
       復興庁統括官   黒田 憲司君
       復興庁統括官   小糸 正樹君
       消防庁審議官   猿渡 知之君
       財務省理財局次
       長        市川 健太君
       文部科学大臣官
       房審議官     下間 康行君
       厚生労働省職業
       安定局長     小川  誠君
       農林水産大臣官
       房輸出促進審議
       官        新井ゆたか君
       経済産業大臣官
       房審議官     小瀬 達之君
       資源エネルギー
       庁省エネルギー
       ・新エネルギー
       部長       高科  淳君
       国土交通大臣官
       房建設流通政策
       審議官      青木 由行君
       国土交通大臣官
       房物流審議官   重田 雅史君
       国土交通大臣官
       房技術審議官   五道 仁実君
       国土交通省総合
       政策局長     由木 文彦君
       国土交通省国土
       政策局長     野村 正史君
       国土交通省土地
       ・建設産業局長  田村  計君
       国土交通省都市
       局長       栗田 卓也君
       国土交通省水管
       理・国土保全局
       長        山田 邦博君
       国土交通省道路
       局長       石川 雄一君
       国土交通省住宅
       局長       伊藤 明子君
       国土交通省鉄道
       局長       藤井 直樹君
       国土交通省自動
       車局長      奥田 哲也君
       国土交通省海事
       局長       蒲生 篤実君
       国土交通省港湾
       局長       菊地身智雄君
       国土交通省航空
       局長       蝦名 邦晴君
       国土交通省国際
       統括官      篠原 康弘君
       観光庁長官    田村明比古君
       気象庁長官    橋田 俊彦君
       環境省地球環境
       局長       森下  哲君
   説明員
       会計検査院事務
       総局事務総長官
       房審議官     渡辺 雅幸君
       会計検査院事務
       総局第一局長   鈴土  靖君
       会計検査院事務
       総局第三局長   戸田 直行君
       会計検査院事務
       総局第五局長   堀川 義一君
   参考人
       独立行政法人都
       市再生機構理事  天河 宏文君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○平成二十八年度一般会計歳入歳出決算、平成二
 十八年度特別会計歳入歳出決算、平成二十八年
 度国税収納金整理資金受払計算書、平成二十八
 年度政府関係機関決算書(第百九十五回国会内
 閣提出)(継続案件)
○平成二十八年度国有財産増減及び現在額総計算
 書(第百九十五回国会内閣提出)(継続案件)
○平成二十八年度国有財産無償貸付状況総計算書
 (第百九十五回国会内閣提出)(継続案件)
 (復興庁、国土交通省及び警察庁の部)
    ─────────────
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二之湯智#1
○委員長(二之湯智君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る一日までに、青木愛君、松沢成文君、今井絵理子君、熊野正士君、磯崎仁彦君、大野元裕君、高木かおり君、そのだ修光君及び松下新平君が委員を辞任され、その補欠として行田邦子君、片山さつき君、秋野公造君、藤井基之君、田名部匡代君、石井章君、木戸口英司君、中西哲君及び足立敏之君が選任されました。
 また、本日、秋野公造君及び宮崎勝君が委員を辞任され、その補欠として矢倉克夫君及び里見隆治君が選任されました。
    ─────────────
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二之湯智#2
○委員長(二之湯智君) 平成二十八年度決算外二件を議題といたします。
 本日は、復興庁、国土交通省及び警察庁の決算について審査を行います。
    ─────────────
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二之湯智#3
○委員長(二之湯智君) この際、お諮りいたします。
 議事の都合により、これら決算の概要説明及び決算検査の概要説明は、いずれも省略して、本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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二之湯智#4
○委員長(二之湯智君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ─────────────
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二之湯智#5
○委員長(二之湯智君) これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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浜口誠#6
○浜口誠君 皆さん、こんにちは。国民民主党・新緑風会の浜口誠でございます。
 今日は、石井大臣、小此木国家公安委員長、さらには吉野大臣、本当、ありがとうございます。大変お忙しい中で御対応いただきまして、ありがとうございます。
 まず冒頭、私の方からは、森友学園問題に関して三名の皆様に御質問させていただきたいというふうに思っております。
 まず最初、森友学園問題、一年以上にわたりましてこの国会でも質疑を、議論を行ってきております。今日、財務省の方から、文書改ざんについての処分が発表されるという予定にもなっております。
 この一年間の議論で、国会での虚偽答弁であったり公文書の改ざんであったり、さらには文書の破棄等々、森友学園に関するいろんな不祥事も明確になってきております。この森友学園問題、国会のこの審議にもそうですし、あと、国会と行政との信頼関係にも大きく影響を及ぼした、こういう一連の出来事であったかなというふうに思っております。
 つきましては、三名の皆様に、今回の森友学園問題が国会あるいは行政への信頼等々に関してどのような影響を与えたというふうに閣僚のお一人として考えておられるのか、その点について三名の方から御意見をお伺いしたいというふうに思います。
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石井啓一#7
○国務大臣(石井啓一君) 森友学園問題につきましては、国土交通省としては、大阪航空局が傘下にございますので、直接関わる問題でございますけれども、特に、委員から今御指摘がありました公文書に関して、これが改ざんあるいは意図的な破棄ということが指摘をされておりますが、先日、安倍総理から、この公文書等をめぐる問題につきまして、国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがす状態となっており、その責任を痛感しながら、まずはしっかりとうみを出し切ることによって国民の皆様の信頼を再び勝ち取っていかなければならないと考えていると、こういう答弁がございました。
 私も総理同様、引き続き、様々な点、指摘をされておりますので、丁寧な説明に努めながら、国民の皆様の信頼を再び得られるように努めてまいりたいと考えています。
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小此木八郎#8
○国務大臣(小此木八郎君) お尋ねの件につきまして、所管でもなく、具体的な事実関係も把握をしておりませんけれども、これまでも総理始めとして答弁はしてきましたが、なお政治に対する信用、信頼の話になってまいりますと、我々もしっかりと一閣僚といたしまして身を引き締めて、気を引き締めて、事に、それぞれの仕事に当たっていかなければならないと存じております。
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吉野正芳#9
○国務大臣(吉野正芳君) 一連の公文書をめぐる問題によって、公文書への信頼、そして行政全体への信頼が損なわれたことは極めて重く受け止めております。
 復興庁においては、四月から、政府の新ガイドラインを踏まえた改正文書管理規則を施行し、職員に周知するとともに、職員を対象とした公文書管理研修を開催するなどしておるところでございます。
 今後とも、国民の信頼を得るべく、適切な公文書管理にしっかりと努めてまいる所存です。
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浜口誠#10
○浜口誠君 ありがとうございました。それぞれのお立場で今回の問題の受け止め、お話をいただきました。
 一方で、今回の森友の問題を振り返ってみますと、直近で財務省が公開した改ざん前の交渉記録、文書等を見てみると、総理夫人の記載がもう三十か所以上あると。実際、籠池さん側から総理夫人の方にいろんな照会があり、その照会を受けて夫人付きの職員の方が財務省に問合せをしておったりと、こういう一連の経過も文書の中でも記載をされているというところでございます。
 こんな中で、今回の森友学園問題に対して安倍総理夫人が与えた影響、この点について、三名の皆様、どう受け止めておられるか、その点をお伺いしたいと思います。
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石井啓一#11
○国務大臣(石井啓一君) 総理夫人が、森友学園に対する、この本件土地の売却にどのような影響を与えたかについては承知をしていないところでございますけれども、この土地の地下埋設物の見積り、大阪航空局がやったわけでありますが、これは売主の責任が一切免除されるとの特約を付けることを前提にしまして、その実効性を担保するために、既存の調査で明らかになっていた範囲に加えて、職員による現地確認などの追加の材料も含めまして、当時検証可能なあらゆる材料を用いて行われたものと考えております。
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小此木八郎#12
○国務大臣(小此木八郎君) 詳細を存じておりませんので、お答えすることができません。
 影響があったかないかについては、国民世論というもの、毎日のように報道等で目に、耳にいたしますので、与党として、あるいは閣僚として、これは影響がいろんな形であったと存じます。
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吉野正芳#13
○国務大臣(吉野正芳君) 既に総理や関係大臣が国会等で説明しております。それ以上のコメントは差し控えさせてください。
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浜口誠#14
○浜口誠君 今回の問題、今日、いろんな処分が財務省から発表されるという予定になっております。まだ僕、内容見ていないので、そのことについてコメントは差し控えますけれども、その一方で、財務省のトップである財務大臣の責任をこれどう考えるか、これはやっぱりいろいろ議論があると思います。世間の見方も非常に厳しいんではないかなという受け止めを私自身はしております。
 今回の一連の財務省で起こった森友学園問題の不祥事に対して、省のトップである財務大臣の責任を皆様はどうお考えになられているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
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石井啓一#15
○国務大臣(石井啓一君) これは、それぞれの大臣が各府省の抱える問題についてどのように責任を取るかというのはそれぞれの大臣の御判断だと思っております。
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小此木八郎#16
○国務大臣(小此木八郎君) まさに所管ではありませんので、ここについてお答えするものではないと存じます。
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吉野正芳#17
○国務大臣(吉野正芳君) やはりコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
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浜口誠#18
○浜口誠君 それぞれのお立場でなかなか言及することできないということだと思いますが、これ、本当に一連の財務省での出来事、国土交通省なんかも関係していますし、いろいろ関係していた省庁もあるかもしれませんけれども、まずは財務省として、今回の一連の調査結果も踏まえて、そのトップである大臣の責任をどう果たすのかと、ここはいろんな世論も踏まえてお考えいただく必要があるんではないかなと、私自身はそう考えておりますので、またこの点についてもいろんな場面で御議論させていただきたいなと、こんなふうに思っております。
 じゃ、ここで国家公安委員長と復興大臣については、質問通告ございませんので、どうもありがとうございました。
 じゃ、続きまして、自動車安全特別会計について議論をさせていただきたいというふうに思っております。
 これ、自賠責保険、自動車ユーザーが払っていただいております自賠責保険を原資とする特別会計になっております自動車安全特別会計ですが、石井大臣、そして麻生大臣、年末にいろいろ調整をいただいて、ぎりぎりの調整いただいて、これまで特別会計から一般会計の方に約六千二百億円近くが繰入れされて繰戻しができていなかったと、十五年、一円も返ってきていなかったというのがこれまでの実態であります。
 ただ、平成三十年度、年末に結んでいただいた新しい覚書も含めて、二十三・二億円、繰戻しが行われたと。それは本当、一定の前進があったかなというふうに思っております。ただ、その一方で、まだ六千百億円を超える金額が一般会計の方に繰り入れられたままになっております。
 今度結んでいただいた新しい覚書は、今まで返済期限が七年だったものが四年に短縮もしていただいていますし、あと、被害者の方のニーズをしっかり踏まえて、被害者救済事業がこれからも安定的に継続的に実施できるような、そういう点も十分に配慮して繰戻しをやっていこうと、こんな内容にもなっております。
 是非、来年度以降も、単発で終わらせるのではなくて、継続して繰戻しいただいて、なおかつ期限の四年、二〇二二年度までには全額返済していただくというのが、これはもう国土交通省としてはそこは譲れないというふうに私は思っているんですけれども、今後のこの自動車安全特別会計の一般会計から特別会計への繰戻し、新しい覚書を踏まえてどのように対応しようと考えておられるのか、この点を確認したいと思います。
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石井啓一#19
○国務大臣(石井啓一君) 一般会計から特別会計への繰戻しにつきましては、今委員から御紹介いただいたとおり、財務省と協議を行った結果、平成三十年度予算におきまして二十三・二億円の繰戻しが行われることとなりました。この繰戻しは平成十五年度以来十五年ぶりとなるものでありまして、被害者保護増進事業等の継続性や安定性に対する交通事故被害者の皆様及びその御家族の不安の声にもお応えをする重要な一歩になるものと考えております。
 また、財務大臣との間で交わしました新たな合意におきましては、平成三十一年度以降の毎年度の繰戻し額につきまして、被害者等のニーズに応じて、被害者保護増進事業等が安定的、継続的に将来にわたって実施されるよう十分留意しつつ、協議の上決定することとするなど、従来より踏み込んだ内容となってございます。
 一般会計への繰入金につきましては、被害者保護増進事業等の貴重な財源でありまして、被害者及びその御家族の皆様の声にお応えをし、今後も着実に繰戻しがなされるよう、新たな合意に基づきまして、平成三十一年度以降の予算要求におきまして財務省とよく協議をしてまいりたいと考えております。
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浜口誠#20
○浜口誠君 是非、石井大臣、お願いしたいと思います。これ、被害者の方、その御家族の方も毎年の繰戻しどうなるのかというところは注目されると思いますし、今回の単発で終わらせないというのが本当に大事だというふうに思っておりますので、改めてその点をお願い申し上げておきたいというふうに思っております。
 では、続きまして、自動車整備士の不足の問題についてお伺いしたいと思います。
 自動車整備士、国家資格であります。自動車ユーザーの方が車検を通したり、あるいは定期点検、故障したときの修理等々、非常に重要な役割を担っていただいております。
 そんな中で、自動車整備士、有効求人倍率、非常にやっぱり人手不足で高くなってきております。全産業平均の二倍以上の二・九というような数字も直近では聞いておりますけれども、非常に人手不足に陥っております。そんな中で、整備士の方の高齢化、若者が整備士になろうという方が減ってきていると、こんな状況に今あります。業界でも、整備士の方をどのように確保していくのかというのが大きな課題になってきております。
 まさに国家資格であって、自動車社会の安全を守る本当に重要な仕事だと私は思っておりますし、多くの自動車ユーザーの方も自動車整備士に対してそういう思いを持っていただいているのではないかなというふうに思っております。
 まず、この自動車整備士の重要性、必要性について、大臣としてどのように受け止めておられるのかをお伺いしたいと思います。
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石井啓一#21
○国務大臣(石井啓一君) 自動車整備士は、専門的な知識と技能を持って自動車の点検整備を行う国家資格に基づく職業であり、安全、安心な車社会に欠くことのできない存在であると認識をしております。また、近年、電気自動車や自動運転車など、自動車技術の高度化が急速に進展しておりまして、高い専門性を有する自動車整備士の重要性、必要性は今後一層大きくなると考えております。
 一方、近年、自動車整備士を志す若者が減少するとともに、自動車整備工場で働く整備士の平均年齢が上昇するなど、自動車整備工場が整備士を確保するための環境は厳しくなっております。
 将来にわたり安全、安心な車社会を維持していくためには、今後も自動車整備士を継続して育成確保していくことが必要でありまして、関係者と連携をしながらそのための取組をしっかりと進めてまいりたいと考えております。
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浜口誠#22
○浜口誠君 今大臣の方からも、自動車整備士の方の育成確保をしっかり進めていきたいというお言葉もいただきました。
 一方で、やはり若い人たちに、自動車整備士の仕事の魅力というか、やっぱり自動車整備士というのはこういう大事な仕事だし、非常にやりがいのある仕事なんだよということを子供たちや若い人たちにどう伝えていくのか。自動車整備士の仕事の夢を語るようなことをしっかりしていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。
 今、若い人たちに自動車整備士のイメージを聞くと、三K職場じゃないのと。きつい仕事であったり、あるいは危険な仕事、こんなイメージが非常に広がってきていると。さらには、女性の整備士の方が安心して働けるような職場環境の整備、さらには働き方の改革、こういったものも非常に重要だというふうに思っております。
 また、整備士の方の年間の給与なんかを見てみますと、全産業平均と比べてやっぱり四十万ぐらい年間の給与は低いと。整備士さんの平均で大体三百八十万ぐらい、年収ということですね。国家資格にもかかわらず、それぐらいの年収にとどまっていると。こういった処遇面での改善もしていく必要があるんではないかなというふうに思っております。
 こんな中で、国土交通省としても、整備士不足への対応ということでいろんな取組をしてきていただいていると思いますが、それらの取組の概要と、結果として整備士の不足に歯止めが掛かっているのかどうか、その辺の政策の効果をどのように今判断されているのか、この点についてお伺いしたいと思います。
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奥田哲也#23
○政府参考人(奥田哲也君) お答え申し上げます。
 自動車の整備士は、ユーザーの委託に応じて自動車の点検整備や修理を行う、車社会に不可欠な人材でございますが、その有効求人倍率は、平成二十三年度の一・〇七から平成二十九年度には三・七三へ増加しておりまして、また、平成二十九年度に業界団体が実施した調査では、約二割の事業者が整備士が不足していると回答したところでございます。
 整備士の不足の主たる要因としては、少子化の進展や、若者の車離れや職業選択の多様化により、整備士を志す若者が減少していることにあるというふうに認識をいたしております。
 このため、国土交通省では、平成二十六年度より関係団体と自動車整備人材確保・育成推進協議会というものを設置いたしまして、整備士の確保、育成に向けた取組を進めております。
 具体的には、若者に整備士の仕事や魅力を伝えるポスター、パンフレットの作成、配布、運輸支局長などによる高等学校の訪問、整備工場における職場体験といった取組を全国において進めているところでございます。
 また、平成二十九年度には、整備士の働き方改革を推進するため、女性が働きやすい環境整備のためのガイドラインを策定したほか、整備工場の経営者を対象とした人材確保セミナーを新たに開始をいたしました。また、若者の生の声を聞くために、自動車整備士専門学校の学生に対するアンケートやインタビューも行っております。
 これらの取組の結果、これまでに訪問した高等学校の多くで、進路指導の際、整備士の仕事を紹介することに前向きな反応をいただいております。
 本年度は、これらも踏まえながら、若者向けの動画を作成しインターネットに公開するとともに、高等学校訪問においても活用することとし、第一弾として四月より整備士の魅力を伝えるインタビュー動画をユーチューブ等で公開し、高校生らにPRをしているところでございます。
 また、ポスターにつきましても、より若者に届きやすいデザインを目指しまして、初の試みとして、現に自動車整備士を志している自動車整備養成施設に通う方々からポスターデザインを募集しているところでございます。
 国土交通省では、引き続き、これらの施策を推進し、また、それぞれの施策の効果を見極めながら、自動車整備士不足の解消にしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。
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浜口誠#24
○浜口誠君 いろいろ取組は御説明いただきましたけれども、その効果として歯止めは掛かっているのかどうかというのも聞いたんですけれども、そこの現時点での評価はどうなっているんでしょう。
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奥田哲也#25
○政府参考人(奥田哲也君) お答え申し上げます。
 国土交通省では、整備士不足の状況を把握いたしますために、自動車整備士の総数、人手が不足している整備工場の数、自動車整備の有効求人倍率、自動車整備専門学校の入学・卒業数、そのうち訪問した高校からの入学者数といったデータに基づいて調査分析を行っております。
 これらの指標は、様々な外的要因の影響がございますので、施策の効果との関係については慎重な評価が必要かと考えておりますが、例えば一例を申し上げれば、関東運輸局管内では、高校訪問を開始した翌年度以降の三年間、平成二十七年度から二十九年度に自動車専門整備学校の入学をした者に占める訪問学校の卒業生の割合が平均三二・一%となっておりまして、それ以前の三年間と比較して例えば一・二ポイント増加したと、こういった状況を把握しております。
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浜口誠#26
○浜口誠君 ありがとうございます。一例ではありましたけれども、少しずつ効果も出てきているという御報告だったというふうに思います。
 その一方で、業界団体ですとか、あと企業の皆さんもいろいろ努力をされてきております、整備士の確保に向けてですね。岩手県の自動車整備振興会なんかは、整備士になろうというテレビコマーシャルなんかを独自に作って、これ全国初で放送をして取り組んでおられたりとか、あるいは整備士資格を持っていない高卒の社員を採用して、社内で教育をしたり、あるいは資格を取る支援をしているというような企業もあります。また、ある企業は、整備士になる専門学校に通っている学生さんに、入社を条件に、うちに来てくれたら奨学金出すよということで、専門学校に通っている方にそういった奨学金のサポートをしておったりとか、あるいは外国人の整備士の採用を拡大していると。いろんな民間なり業界団体なりも整備士不足への対応をやっておられます。
 こうした民間の取組に是非政府としても、補助金を出すなり、いろんな活動をサポートしていくということもこれ必要ではないかなというふうに思っておるんですけれども、その辺に関して現時点での見解があればお聞かせいただきたいと思います。
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奥田哲也#27
○政府参考人(奥田哲也君) お答え申し上げます。
 国土交通省では、自動車整備士不足への対策のために、平成二十九年度及び三十年度にそれぞれ約二百万円、予算を確保いたしております。また、国土交通省と関係団体から構成されます自動車整備人材確保・育成推進協議会におきましても、国の予算に加えまして毎年約五百万円の予算を確保いたしております。
 国土交通省といたしましては、自動車整備士不足への対策のため、これまでの取組にとどまらず、自動車整備工場の生産性向上、離職者の原因分析と対策の検討など、幅広く施策を検討、実施することとしておりまして、引き続き必要な予算の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
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浜口誠#28
○浜口誠君 予算規模二百万とかだとちょっと少ないなと正直思いますね。整備士国家資格、大事だと皆さん思われているのであれば、もっともっと予算についても厚く措置をしていただいて、これ、今年の四月なんかいろいろニュースになったことで、引っ越し業者さんが人手不足でもう引っ越しできないと、引っ越し難民の方が世の中にたくさん発生していますというような報道もありましたけれども、このまま本当、整備士の方が不足をして、若い人たちの整備士のなり手がなくなっていくと、車検制度自体がもう維持できない、整備ができない、まさに車検難民とか整備難民と言われるような人たちが出てくる。そんな社会になっていく可能性も今のままだと十分あるんではないかなというふうに思っておりますので、是非、国交省としても、これまでいろんな取組やっていただいてきておりますけれども、更に、更に業界の皆さん、民間企業の皆さんとも連携して政府としての後押しを強くお願い申し上げておきたいというふうに思います。
 大臣、何か御意見ありましたら、是非最後一言お願いします。
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石井啓一#29
○国務大臣(石井啓一君) これまでも取組を進めてきましたが、やはり自動車整備士不足への対応は非常に重要だと思いますので、引き続きしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
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