文部科学委員会

2019-11-15 衆議院 全328発言

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会議録情報#0
令和元年十一月十五日(金曜日)
    午前九時二分開議
 出席委員
   委員長 橘 慶一郎君
   理事 池田 佳隆君 理事 上川 陽子君
   理事 白須賀貴樹君 理事 馳   浩君
   理事 村井 英樹君 理事 川内 博史君
   理事 城井  崇君 理事 浮島 智子君
      青山 周平君    安藤  裕君
      石川 昭政君    上杉謙太郎君
      小此木八郎君    大岡 敏孝君
      大串 正樹君    神山 佐市君
      木村 哲也君    櫻田 義孝君
      柴山 昌彦君    田畑 裕明君
      高木  啓君    谷川 弥一君
      出畑  実君    中村 裕之君
      根本 幸典君    福井  照君
      船田  元君    古田 圭一君
      宮路 拓馬君    渡辺 孝一君
      吉良 州司君    菊田真紀子君
      中川 正春君    初鹿 明博君
      牧  義夫君    村上 史好君
      矢上 雅義君    山本和嘉子君
      吉川  元君    高木 陽介君
      鰐淵 洋子君    畑野 君枝君
      森  夏枝君    笠  浩史君
    …………………………………
   文部科学大臣       萩生田光一君
   文部科学大臣政務官
   兼内閣府大臣政務官    青山 周平君
   政府参考人
   (総務省自治行政局公務員部長)          大村 慎一君
   政府参考人
   (財務省主計局次長)   阪田  渉君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房長) 柳   孝君
   政府参考人
   (文部科学省総合教育政策局長)          浅田 和伸君
   政府参考人
   (文部科学省初等中等教育局長)          丸山 洋司君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局長)            伯井 美徳君
   政府参考人
   (スポーツ庁次長)    瀧本  寛君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議官)           吉永 和生君
   参考人
   (独立行政法人大学入試センター理事)       義本 博司君
   文部科学委員会専門員   吉田 郁子君
    ―――――――――――――
委員の異動
十一月十五日
 辞任         補欠選任
  谷川 弥一君     渡辺 孝一君
  福井  照君     大岡 敏孝君
  宮路 拓馬君     木村 哲也君
  村上 史好君     初鹿 明博君
  山本和嘉子君     矢上 雅義君
同日
 辞任         補欠選任
  大岡 敏孝君     福井  照君
  木村 哲也君     宮路 拓馬君
  渡辺 孝一君     谷川 弥一君
  初鹿 明博君     村上 史好君
  矢上 雅義君     山本和嘉子君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律案(内閣提出第一四号)
     ――――◇―――――
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橘慶一郎#1
○橘委員長 これより会議を開きます。
 内閣提出、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 本案審査のため、本日、参考人として独立行政法人大学入試センター理事義本博司君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として総務省自治行政局公務員部長大村慎一君、財務省主計局次長阪田渉君、文部科学省大臣官房長柳孝君、総合教育政策局長浅田和伸君、初等中等教育局長丸山洋司君、高等教育局長伯井美徳君、スポーツ庁次長瀧本寛君及び厚生労働省大臣官房審議官吉永和生君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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橘慶一郎#2
○橘委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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橘慶一郎#3
○橘委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。初鹿明博君。
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初鹿明博#4
○初鹿委員 おはようございます。共同会派、立国社の初鹿明博です。
 きょうは、給特法の改正案の審議でありますが、それと加えて記述式の試験の問題などについても質問をさせていただきます。
 まずその前に、最初に、水曜日の我が会派の村上議員の質問で、桜を見る会の件について萩生田大臣にお伺いをしたと思います。その際に、萩生田大臣は、議事録を皆様のお手元にお配りしていますが、萩生田大臣の後援会の常任幹事会の方々が一緒に桜を見る会で写真を撮っているというようなことがあったということで、その件について聞いております。
 大臣が推薦をしたのかどうかということですけれども、大臣はそれに対して、いいえ、違います、あくまで個人が招待されておりまして、その方たちと現場でお会いしたということでございます、推薦する仕組みはございませんとお答えになっているんですよね。
 ところが、この間、自民党の議員の方々の中でも、例えば石破議員が、推薦枠があったというような発言があったり、あと、首相官邸のホームページにも動画が出ていて、そこの中で世耕さんが、ひまわりの会です、ことしは副長官じゃなくなったので招待枠でと発言しているのが映っているんですよ。
 もうTBSで報じられていますが、我々民主党政権のときにも、推薦をしてくださいだったか、そういうのがあって、招待者について、民主党政権の場合はきちんと文書が明らかになっていますが、招待者について、国民から疑惑が持たれないよう十分に考慮して選考するようにというただし書きをつけていて、公開を前提とする、そういうような文書を出しているわけですが。
 いずれにしても、各議員から、何人か招待したい人をリストアップして内閣府へ上げてくれ、最終的に招待するかどうかは内閣府が判断をして招待状を出すという仕組みにはなっているわけですが、いずれにしても、議員からの名簿を上げる、そういう仕組みはずっと続いていたんだというふうに思うわけですよ。今でも変わっていないと思いますよ。
 今回、何がこれだけ大騒ぎになっているかといったら、総理が地元から、五人とか十人だったらまだしも、八百五十人も連れてきて、バスで、しかも、開始時間よりも早く新宿御苑に入ったりして写真撮影をしたり、前の日にはホテルニューオータニで五千円会費でパーティーをやっていた、こういうことが後援会活動ではないかとか、あと、この経費を誰が負担をしたんだとか、そういう問題が、疑義があるということで我々野党は取り上げているわけであります。
 ですから、萩生田大臣が実際に推薦をしていたなら推薦をしていましたとはっきり言っていただければいいんですよ。それを、こういう、推薦する仕組みはございませんなんという答弁をしているわけですが、これは明らかに私は虚偽ではないかと思います。これ、どうですか、大臣。真実をちゃんと述べて、虚偽であるならばちゃんと、虚偽でしたと謝罪をしていただけないでしょうか。
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萩生田光一#5
○萩生田国務大臣 おはようございます。
 まず、先日の御質問は、後援会の方たちにフォーカスを当てた二〇一三年のことを問われました。これを私、正直に申し上げていまして、初鹿先生も多分、東京なので御理解いただけると思うんですけれども、率直に申し上げて、割と東京の方が多いのは地理的に事実です。お話ししたように、私がこの人を呼んでくださいとお願いをしたんじゃなくて、各種団体などから、名簿が上がった中で呼ばれている人たちがまずいらっしゃいました。その人たちとは、私は、その人たちが来る、来ないは全くわかりません。ですから、そういう意味で、全て私が何か呼んだんじゃないかと、こういう指摘だったものですから、まずそのことは否定をさせていただいたので、そこにうそも偽りも全くございません。
 先日、官房長官が述べたように、これまでの桜を見る会の招待者について、内閣官房及び内閣府から各省庁に推薦依頼を行った上で、提出された推薦者につき取りまとめを行っており、内閣官房の取りまとめに当たっては、長年の慣例で、官邸や与党にも事務的に推薦依頼を行っており、提出された推薦者につき取りまとめを行っていた旨の説明がありました。
 確かに、長年の慣例で行われる中で、これまで、地域で活躍されている方など、桜を見る会の参加にふさわしいと思われる方を事務的にお伝えをしていたことについては私も認識をしておりました。しかし、当該作業が内閣官房からの推薦依頼という仕組みのもとで行われていたとは承知しておりませんでしたので、十三日の答弁においては、推薦する仕組みはございませんとお答えをしました。
 繰り返しとなりますけれども、内閣官房及び内閣府が行っている取りまとめ作業に私自身は関与しておりませんので、その作業過程の中で官邸幹部や与党が推薦できる仕組みがあるとは思っておりませんでした。石破さんや二階先生が発言した内容のことを私が承知していたかと言われれば、私は承知していませんでした。決して偽って虚偽の答弁をしたわけではございません。
 あのときに呼ばれた人の中には、もともと呼ばれている人、そして事務的にお願いをしたら呼んでもらうことができた人がいて、多分、呼んでもらえなかった人もいたんだと思います。そういう中での発言でございますので、要は、あらかじめ私が何人呼べるんだということでお呼びをするようなことの仕組みがないということを申し上げたつもりでございます。
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初鹿明博#6
○初鹿委員 整理をすると、何人かいた中で、私も一回鳩山政権のときに出ているので、行ってみたら知り合いの方がいて、ああ、来ていたんですねと言って、一緒に写真を撮ったりとかもしましたからわかります、東京ですからね。
 ただ、今のお話だと、何人かの方は事務的に地元で、例えば何らかの会の代表とかやっていて貢献しているからこの人を呼んでいただけないですかということで内閣府に、まあ、名簿のようなものを上げていたかはわかりませんけれども、お伝えをしていて、それで招待をされていたということはあったと。大臣が、この人をと言って伝えた人が招待をされて来ていたことはあったということでよろしいわけですよね。
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萩生田光一#7
○萩生田国務大臣 私、答弁の中でも主体的にという言葉を使いました。率直に申し上げて、私がAさんをとか私がBさんをということじゃなくて、事務的にこういう団体の皆さんをということで、事務所の方でそういった作業をしていたということは、後に報告を受けております。
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初鹿明博#8
○初鹿委員 大臣が積極的にはやっていないけれども、事務所が、この人、この人、この人という人を伝えて、そしてその人に招待状が送られ、出席をしていたということはあったという、そこはお認めになられたということですね。
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萩生田光一#9
○萩生田国務大臣 その方たちが全てお招きをいただく結果になって参加をしたかどうかというのは、ちょっと私はわかりませんけれども、そういう、言うならばやりとりがあったことは、報告を聞いております。
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初鹿明博#10
○初鹿委員 つまり、各議員の皆さん方が、地元の人の中でこの人を呼びたいという人があったら伝えて、その人たちに対して招待状が、全員に行くかどうかは内閣府が最終的に判断するので選別はあるのかもしれないけれども、一定の内閣府の要項の範囲の中で対象となる人には案内状を出していたということが今の大臣の答弁で明らかになったという理解でよろしいですね。
 では、次、この問題はおいておいて、記述式の試験に移らせていただきます。
 ちょっと質問の順番を変えて、まず皆さんに、この試験の何が問題かというと、そもそもこれは記述式の問題と言えるのかということと、採点が本当にこれで適切なのかということを先に説明をさせていただきたいと思います。
 まず、ちょっとパネルを用意してきたのでパネルを見ていただきたいんですが、資料の五ページを見てください。東京大学の文系のことしの試験問題です。ここに書いてあるとおり、「座標平面の原点をOとし、」云々と書いてありますが、ここで、「qとrをpで表し、p、q、rそれぞれのとりうる値の範囲を求めよ。」というのが問一なんですよ。
 これは代々木ゼミナールの解答例を使っていますが、今、消していますけれども、大臣、こういう問題で、解答ってこうなるんですよ。これ全部が解答なんですね、記述式というのは。つまりこれが、全部書くのが記述式問題ですよ。皆さんもそういう理解じゃないですか。
 ところが、今回導入するという記述式というのは、こういう問題なんですよ。ここに解答欄(い)というのがあって、「解答欄(い)に記述せよ。」と書いてありますが、答えは、こういう一つの数式を書く、3cos云々という。
 これは、マークシートで、一何々、二何々、三何々、四何々、五何々というものが、幾つかの選択肢があってそこから一つ選ぶのとこれを書くのと何が違うんですかということなんですよね。何が違うかといったら、この式を自分で書くというだけのことです。基本的に計算はしなければなりません。だから、問える思考力というのは基本的に一緒です。ただ、選択肢があるから、全くわからなくても勘で書いたら当たるかもしれないというだけの違いです。
 でも、じゃ、そんなに簡単に当たるのかということですが、次の問題をいきますね。
 これは大学入試センターのプレテストのページの中にあった参考例という問題であって、プレテスト自体ではありません。
 例えば、ここの数式、イからキまで数字を書いて、全部当たったら、これは正解になるんですよ。これ、y=-5/2x2+220xなんですよ。イはマイナスだから、多分プラスとマイナスのどっちかを選ぶ。あとはゼロから九までの数字を選んでいく。そうすると、五個数字を選んで、プラス、マイナス、二つ、どっちか選ぶということになると、ゼロから九までの十の数字を選ぶものが五通りあるわけですから、これで一万通りあるわけですね。それの掛ける二だから二万通りの答えがあるわけですから、当たる確率は、まぐれで当たる確率は二万分の一です。わかりますよね。だから、そんなに簡単じゃないんですよ。
 だから、今のマークシート方式でもまぐれ当たりというのはほとんどなくて、基本的には計算をして出すから、思考力を問うということでは、先ほどの、ただ単にこうやって書くものと、こうやって選ぶのと、何ら遜色がない問題になっているわけです。ただ、何が違うかといったら、さっき言ったまぐれ当たりがあるかもしれないという、本当にすごいわずかな確率で。
 そして、採点ということで考えると、マークシートは機械でやりますから、間違いはありません。しかし、例えばこれですね、3cos云々となっていますけれども、例えばこれはcosをcasと書いたら正解にするのか間違いにするのかとか、字が汚くてcなのかsなのかわからない場合とか、そういう場合に、記述式だと採点に混乱をする。そう考えたら、記述式にするよりもマークシートでやった方がいいんじゃないでしょうか。
 大臣に伺いますけれども、この形式で記述式と言っていますが、予備校の先生たちでこの問題に取り組んでいる先生方は、これは空所補充問題だという言い方をしておりましたが、この形式の記述式と現在のマークシートと何が違うのか、どこが変わるのかということをきちんと説明してください。
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萩生田光一#11
○萩生田国務大臣 大学入試センターが行った調査研究によれば、数式を書かせる程度であっても、同一又は同様の内容の問題について、記述式とマーク式という異なる解答様式で解答させた場合の解答状況の違いを比較してみると、記述式の方がマーク式よりも正答率が低くなる傾向が見られるという調査があります。
 大学入学共通テストにおいて記述式問題を導入することによって、解答を選択肢から選ぶのではなく、文や文章を書いたり式やグラフ等を描いたりすることを通じて思考のプロセスがより自覚的なものとなることにより、より論理的な思考力、表現力を発揮することが期待されると考えております。
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初鹿明博#12
○初鹿委員 さっきも言いましたけれども、まあまぐれで当たることはあるかもしれないけれども、基本的にそんなに差はないと思いますよ。
 もっと言えば、この問三のところ、これは、グラフの形式がどうなるかという質問なんですけれども、「上に凸で、頂点のx座標が正であるという特徴。」というのが答えになるんですが、条件をつけちゃっているんですね、二つの語句、凸と頂点のx座標というのを用いろと。凸と書いてあったら、グラフが上向きになるって、誰だってわかるじゃないですか。下向きになるときは凸なんて書かないですよね。下に凸なんという日本語を使わないと思うんですよ。それで、頂点のx座標だから、つまり、グラフの特徴を考えたら、この頂点が正になるか負になるか、プラスかマイナスか、どっちになるかしかないわけですよ。
 こんなの、見た瞬間にほとんどの人は、ああ、正か負かそれだけ考えればいいんだな、もうプラスかマイナスかで、頭を見ればマイナスがついているかプラスがついているかで上向きか下向きかわかるんだから、こんなのは考えないでもできちゃうような問題ですよ。これで何の思考力を問えるんですか。
 私は、マークシートでやるのとほとんど変わらないという指摘をさせていただきます。
 次に、国語です。国語は、採点の条件というものを示させていただきました。小一問から三問までは資料につけさせていただいておりますが、ここは小一の、一問目だけのグラフです。
 条件が三つあるんですね。三十字以内で書かれていること、この問題の場合は、言葉を用いないということや指さしによるということが書かれていること、そして、コミュニケーションがとれる又は相手に注意を向けさせるということが書かれていること、この三つの条件があるんですね。
 通常、記述式問題って点数だと皆さん思っていませんか、十点とか。違うんですよ。この条件に合わせて、この条件が幾つクリアしたかでこの表のとおりaからdまでの四段階の評価になるんです。これが、おかしいところが幾つかあります。
 例えば、これは三十字以内で書く問題なんですけれども、普通、三十字以内で書く問題だったら、字数制限をオーバーしたらバツじゃないですか。皆さんたち高校や中学のとき、試験をやって、三十一文字になったら、それだけでバッテンですよ。ところが、見てください。三十文字、満たしていなくてもいいんですよね。点数とれるんですよ、ほかを満たしていれば。
 それで、一番の問題はここですよ。この注意というところに何て書いてあるかというと、正答の条件を満たしているかどうか判断できない誤字脱字があった場合は条件を満たしていないこととすると書いてあるんですが、裏を返すと、誤字脱字があっても減点しないということですよ。
 例えば、きちんと点数をつける場合は、十点満点で、漢字の間違いが一つあったら一点引かれる、三つあったら三点引かれて七点になりませんか。ところが、これはそうならないんですよ。
 その結果どうなるかというと、字数をオーバーして漢字を三つ間違えていても、ちゃんとこの下の二つの条件がクリアされていると、段階はbになるんです。ところが、字数内で誤字なく書かれていても、例えば、ここの一つの条件をクリアしていないとcになるんですよ。そうやって、誤字で減点しないということで評価が一ランク違う。
 一ランク違うとどうなるかというと、全体の評価が、先ほどのは問一ですけれども、問二、問三とあわせてこういう表で五段階で評価される、そういう形になっているんですよ。
 これって、実際に答案を書いて答案を純粋に点数をつけた評価とこの評価が一致すると思いますか。この表に合理的な根拠がありますか。
 大臣、これは合理的な根拠がある表だと思いますか。お答えください。
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萩生田光一#13
○萩生田国務大臣 大学入学共通テストにおける記述式問題については、平成二十九年の七月に大学入学共通テスト検討・準備グループにおける議論等を踏まえて策定された、大学入学共通テスト実施方針及びその策定に当たっての考え方において、設問ごとの形式面、内容面についての正答の条件への適合性を判定し、その結果を、例えば三から五段階程度の複数段階であらわすことについて検討することが示されております。
 この方針を踏まえ、大学入試センターにおいて、試行調査を通じて各教科の専門家やテスト理論の専門家の協力を得て検証し、このような表示方法になったものと承知をしております。
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初鹿明博#14
○初鹿委員 大臣、自分の言葉で答えてもらいたいんですよね。今の説明を聞いておかしいと思わないんですか。
 これ、五段階で評価するんですけれども、じゃ、実際に大学が使うときどうなるかというと、マークシートと合算して、点数で、マークシートの配分を例えば八、こちらの記述式を二とすると、例えば四十点として、この五段階の評価を点数に割り戻して換算していくんですよ。そうすると、一段階違いで五点とか八点とかそういう差になるんですよ。さっきの、誤字があるかないかで一点、二点と減点をされる、それが、そういうふうになっていなくて、一つの評価が違うだけで五点とか八点とか差になってくるんですよ。
 大学入試というのは一点の勝負ですよ。それが、ちょっとした違いで五点とか差があったら、これはえらい影響を及ぼしますよ。そういう面でも、非常に不適切な評価の方法になっていると思います。
 そして、先ほどのこれを見て、皆さん、自己採点なんてできると思いますか。漢字を間違えていたときに、その漢字が内容まで影響しているのかどうか判断できないじゃないですか。だから、減点されるかどうかもわからないでしょう。
 例えば、「ことばを用いなくても意思が伝達できること。」、意思の思を志で書いたら、これは条件を満たしていることになるのか、満たしていないのか。どちらなのか、皆さん判断つきますか。わからないですよね。私もわかりません。予備校の先生に聞かないとわからないと思います。
 伯井さん、わかりますか、これが志だったら。
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伯井美徳#15
○伯井政府参考人 今先生がお示しいただいているこの段階づけ評価の表ですけれども、これも大学入試センターで専門的見地から……(初鹿委員「いや、段階づけ評価のことは聞いていない」と呼ぶ)入試センターで決めているものでございまして……(初鹿委員「志と書いてあったらこれは正解になるのか」と呼ぶ)
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橘慶一郎#16
○橘委員長 手を挙げて言ってください。
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初鹿明博#17
○初鹿委員 ここが、意思の思が思うじゃなくて志だったら条件に合うのか、合わないのか、どっちですか。
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伯井美徳#18
○伯井政府参考人 それは私が決めるというよりは、この段階づけの表をしっかりと大学入試センターにおいて高校生にわかりやすく説明していくということをしていくということでございます。
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初鹿明博#19
○初鹿委員 つまり、これ、採点する方も、自己採点だけじゃなくて採点する人も、結構ちゃんと研修をしないとわからないんですよ。
 それで、研修はどうなるのかということですけれども、大学入試センターと受注業者との間で結んだ契約書の仕様書を皆さんにお配りをしております。こちらを見ていただきたいんです。
 (二)以下に、「本試験実施前までに、採点に関する以下の準備を行うこと。」とあります。この一のところで、実は、先般の質疑で城井さんが指摘をしましたが、この採点基準に関して、センターが設置する採点基準策定委員会というものにこの受注業者の人が入って、先に質問や答えを知ることができるということになっていると。それに対して、少数ですよ、限られた人数ですよという答えをしておりました。ここは限られた人数なんですよ。
 ところが、ずっと下を見ていただいて、三の、採点者の確保及び採点者への研修の実施というところを見てください。先ほど言った、採点の研修をするということが書かれています。
 ここには、「採点者及び採点監督者に必要な研修プログラム(正答の条件等を踏まえた採点作業に関する研修、システム操作に関する研修、」、下線を引きましたが「正答の条件」、さっきのやつですね。これですね、正答の条件の内容面、内容面というのは多分、一はこれ、二はこれ、三はこれということ、そして形式面というのはこういう表で評価をしていくということ、「に関する研修、」、そして「採点の演習等)」、つまり練習で採点をやりましょうということですね、「を編成し、採点開始日までに事前研修を完了すること。」と書いてあるんですよ。
 皆さん、わかりましたか。採点開始日までに事前に研修をすることと書いてあるわけですよ。つまり、事前にこれを採点者みんなに見せて研修をするということですよ。
 採点者、何人いるんですか。大臣、採点者、一万人とか、五千人いるとか、そういう数字が出てきていますよね。まだはっきりはしていないけれども、でも数千人は必要ですよ、五十万人ですから。数千人にこの採点の条件、全部先に知らせる。試験前ですよ、採点実施前ですから。
 これ、どうですか。守秘義務があるからといって、この情報が絶対に漏れないと言えるんでしょうか、大臣。
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萩生田光一#20
○萩生田国務大臣 大学入学共通テストの記述式問題の採点事業者においては、大学入試センターが作成した採点基準をわかりやすく採点者に伝えるための採点マニュアルを作成することとしておるところです。
 採点マニュアルは、試験終了を確定した後に採点者に示されることとなっておりますし、また、今御指摘いただきましたように、業者との間では、請負契約書において、第三者に漏えいしてはならないという守秘義務を課しております。これを遵守していただけると信じております。
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初鹿明博#21
○初鹿委員 いやいや、ちょっとそれはおかしいですよ。事前に研修すると書いてあるじゃないですか。仕様書に書いてあるんですよ、事前に。しかも正答の条件で、内容面、形式面に関する研修と書いてあるんだから、正答の条件の内容といったら、この内容を、事前に採点者みんなでちゃんと確認しましょう、覚えておきましょうということをやると書いてあるじゃないですか、仕様書に。ちゃんと答えてくださいよ。
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萩生田光一#22
○萩生田国務大臣 事前研修では正答の条件の考え方やモデル問題を用いた演習等を行うものであり、これらの研修において実際に出題される試験問題が用いられることはないと承知をしております。
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初鹿明博#23
○初鹿委員 いや、それはちょっと確認をしてもらいたいんですけれども。正答の条件は、これ、具体的に見ないと採点できないですよね。こんな考え方で採点できますか。
 じゃ、採点期間が始まった二十日間の間で研修をやるということですか。これ、研修やらないで皆さんできると思いますか。できないですよ。大臣、今の答弁はおかしいと思いますよ。
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伯井美徳#24
○伯井政府参考人 今大臣がお答えいたしましたように、事前研修では、これまでの試行調査の問題とかモデル問題の正答の条件の考え方などを用いて演習を行うということでございまして、事前研修においてその年度に実際に出題される試験問題が用いられることはないというふうに承知しております。
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初鹿明博#25
○初鹿委員 それは大学入試センターに確認をした上で答えていますか。
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伯井美徳#26
○伯井政府参考人 大学入試センターによれば今のような御答弁でございます。
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初鹿明博#27
○初鹿委員 採点期間二十日間ということですが、先日確認したところ、二十日でも目いっぱいだというお話もありました。二十日のうちの一日を実際の研修に使うのは無理だというお話もありました。
 じゃ、具体的に、この条件は、試験が終わって、採点が始まる初日に研修を改めて行うということなんでしょうか。
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伯井美徳#28
○伯井政府参考人 採点者が事前に試験問題を見るということはございません。
 そのため、採点基準をわかりやすく採点者に伝えるための採点マニュアルを作成するということで、おおむね二十日間以内という短い期間で正確な採点作業を実施するというような工程になっております。
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初鹿明博#29
○初鹿委員 それだと正確な採点作業はできないと思いますよ。これはちゃんと一万人とかの人数に徹底できるんですか。
 私は、仕様書から見ると、「採点開始日までに事前研修を完了すること」と書いてあるわけだから、採点実施日になってから研修をやることにはなっていないわけですよ。「研修を完了すること」となっているんですよ、仕様書には。今の答弁はおかしいと思いますよ。
 じゃ、採点者が事前に問題を見ることがないとどこに仕様書に書いてありますか。また、問題は見なくても、正答の条件を先に見ることはあるんじゃないんですか。この仕様書は正答の条件のことを書いてあるわけだから。これを見ないと多分採点できないんですよ。違いますか。
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