原子力問題調査特別委員会
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会
会議録情報#0
令和五年六月八日(木曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 鈴木 淳司君
理事 石川 昭政君 理事 石原 宏高君
理事 細田 健一君 理事 宮澤 博行君
理事 野間 健君 理事 山岸 一生君
理事 一谷勇一郎君 理事 中野 洋昌君
青山 周平君 赤澤 亮正君
井林 辰憲君 泉田 裕彦君
今村 雅弘君 江渡 聡徳君
大岡 敏孝君 神田 憲次君
神田 潤一君 高木 宏壽君
津島 淳君 土井 亨君
長坂 康正君 平沼正二郎君
穂坂 泰君 宗清 皇一君
阿部 知子君 逢坂 誠二君
菅 直人君 田嶋 要君
米山 隆一君 足立 康史君
空本 誠喜君 中川 康洋君
平林 晃君 浅野 哲君
笠井 亮君
…………………………………
厚生労働大臣政務官 畦元 将吾君
政府特別補佐人
(原子力規制委員会委員長) 山中 伸介君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 松下 整君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 伊藤 茂樹君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 中村 和彦君
政府参考人
(財務省理財局次長) 嶋田 俊之君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 奥野 真君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 鳥井 陽一君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 梶原 輝昭君
政府参考人
(厚生労働省労働基準局安全衛生部長) 美濃 芳郎君
政府参考人
(水産庁漁政部長) 山口潤一郎君
政府参考人
(経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官) 湯本 啓市君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 井上 博雄君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 松山 泰浩君
政府参考人
(原子力規制庁長官官房緊急事態対策監) 古金谷敏之君
政府参考人
(原子力規制庁原子力規制部長) 大島 俊之君
参考人
(原子力委員会委員長) 上坂 充君
衆議院調査局原子力問題調査特別調査室長 吉田はるみ君
―――――――――――――
委員の異動
四月十九日
辞任 補欠選任
神田 潤一君 平沼正二郎君
津島 淳君 松本 尚君
中川 康洋君 福重 隆浩君
同日
辞任 補欠選任
平沼正二郎君 神田 潤一君
松本 尚君 津島 淳君
福重 隆浩君 中川 康洋君
六月八日
辞任 補欠選任
津島 淳君 平沼正二郎君
同日
辞任 補欠選任
平沼正二郎君 津島 淳君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
原子力問題に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 鈴木 淳司君
理事 石川 昭政君 理事 石原 宏高君
理事 細田 健一君 理事 宮澤 博行君
理事 野間 健君 理事 山岸 一生君
理事 一谷勇一郎君 理事 中野 洋昌君
青山 周平君 赤澤 亮正君
井林 辰憲君 泉田 裕彦君
今村 雅弘君 江渡 聡徳君
大岡 敏孝君 神田 憲次君
神田 潤一君 高木 宏壽君
津島 淳君 土井 亨君
長坂 康正君 平沼正二郎君
穂坂 泰君 宗清 皇一君
阿部 知子君 逢坂 誠二君
菅 直人君 田嶋 要君
米山 隆一君 足立 康史君
空本 誠喜君 中川 康洋君
平林 晃君 浅野 哲君
笠井 亮君
…………………………………
厚生労働大臣政務官 畦元 将吾君
政府特別補佐人
(原子力規制委員会委員長) 山中 伸介君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 松下 整君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 伊藤 茂樹君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 中村 和彦君
政府参考人
(財務省理財局次長) 嶋田 俊之君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 奥野 真君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 鳥井 陽一君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 梶原 輝昭君
政府参考人
(厚生労働省労働基準局安全衛生部長) 美濃 芳郎君
政府参考人
(水産庁漁政部長) 山口潤一郎君
政府参考人
(経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官) 湯本 啓市君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 井上 博雄君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 松山 泰浩君
政府参考人
(原子力規制庁長官官房緊急事態対策監) 古金谷敏之君
政府参考人
(原子力規制庁原子力規制部長) 大島 俊之君
参考人
(原子力委員会委員長) 上坂 充君
衆議院調査局原子力問題調査特別調査室長 吉田はるみ君
―――――――――――――
委員の異動
四月十九日
辞任 補欠選任
神田 潤一君 平沼正二郎君
津島 淳君 松本 尚君
中川 康洋君 福重 隆浩君
同日
辞任 補欠選任
平沼正二郎君 神田 潤一君
松本 尚君 津島 淳君
福重 隆浩君 中川 康洋君
六月八日
辞任 補欠選任
津島 淳君 平沼正二郎君
同日
辞任 補欠選任
平沼正二郎君 津島 淳君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
原子力問題に関する件
――――◇―――――
鈴
鈴木淳司#1
○鈴木委員長 これより会議を開きます。
原子力問題に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として原子力委員会委員長上坂充君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として内閣府大臣官房審議官松下整君、外務省大臣官房審議官伊藤茂樹君、外務省大臣官房審議官中村和彦君、財務省理財局次長嶋田俊之君、文部科学省大臣官房審議官奥野真君、厚生労働省大臣官房審議官鳥井陽一君、厚生労働省大臣官房審議官梶原輝昭君、厚生労働省労働基準局安全衛生部長美濃芳郎君、水産庁漁政部長山口潤一郎君、経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官湯本啓市君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長井上博雄君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長松山泰浩君、原子力規制庁長官官房緊急事態対策監古金谷敏之君及び原子力規制庁原子力規制部長大島俊之君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →原子力問題に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として原子力委員会委員長上坂充君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として内閣府大臣官房審議官松下整君、外務省大臣官房審議官伊藤茂樹君、外務省大臣官房審議官中村和彦君、財務省理財局次長嶋田俊之君、文部科学省大臣官房審議官奥野真君、厚生労働省大臣官房審議官鳥井陽一君、厚生労働省大臣官房審議官梶原輝昭君、厚生労働省労働基準局安全衛生部長美濃芳郎君、水産庁漁政部長山口潤一郎君、経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官湯本啓市君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長井上博雄君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長松山泰浩君、原子力規制庁長官官房緊急事態対策監古金谷敏之君及び原子力規制庁原子力規制部長大島俊之君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
鈴
鈴
石
石川昭政#4
○石川(昭)委員 おはようございます。自由民主党の石川昭政です。
委員長、それから役所の皆さん、ありがとうございます。
先般、広島でG7サミットの首脳会合が開かれました。様々な形で日本から世界に発信していくということで、大変すばらしい成果が上がったと思います。そんな中、今現在抱えている問題として、ALPS処理水の放出について政府は地元と今様々な協議を行っていただいていると思います。
私は、前回、経済産業委員会だったと思いますけれども、質疑の中で、このG7を活用しましてALPS処理水の理解活動を、風評被害を起こさないようにこういう絶好の機会を生かすべきだ、こういう質問をさせていただきました。
そこで、政府において、今回のG7サミットにおいてALPS処理水の問題、課題について各国にいろいろ働きかけをし、安全性などのPRも行ったと承知をしております。また、IAEAが来日をしまして福島の現地に行って、装置などの確認また分析、こういったこともレビューを行ったということです。また、最近ですけれども、韓国から視察団が福島に来まして現地を視察しどういうような結果になったか、これについて是非政府の方からお答えをいただきたいと思います。
この発言だけを見る →委員長、それから役所の皆さん、ありがとうございます。
先般、広島でG7サミットの首脳会合が開かれました。様々な形で日本から世界に発信していくということで、大変すばらしい成果が上がったと思います。そんな中、今現在抱えている問題として、ALPS処理水の放出について政府は地元と今様々な協議を行っていただいていると思います。
私は、前回、経済産業委員会だったと思いますけれども、質疑の中で、このG7を活用しましてALPS処理水の理解活動を、風評被害を起こさないようにこういう絶好の機会を生かすべきだ、こういう質問をさせていただきました。
そこで、政府において、今回のG7サミットにおいてALPS処理水の問題、課題について各国にいろいろ働きかけをし、安全性などのPRも行ったと承知をしております。また、IAEAが来日をしまして福島の現地に行って、装置などの確認また分析、こういったこともレビューを行ったということです。また、最近ですけれども、韓国から視察団が福島に来まして現地を視察しどういうような結果になったか、これについて是非政府の方からお答えをいただきたいと思います。
中
中村和彦#5
○中村政府参考人 御質問のうち、まずG7広島サミットに向けた対応についてお答えいたします。
G7広島サミットに向けました、先生からお話のあった各種情報提供、啓発の活動に加えまして、首脳コミュニケでの言及について政府として議論、交渉してまいったところでございます。
その結果、広島サミット首脳コミュニケにおきましては、廃炉の着実な進展や、科学的根拠に基づきIAEAとともに行われている我が国の透明性のある取組、これらが歓迎されるとともに、ALPS処理水の放出が、IAEA安全基準及び国際法に整合的に実施され、人体や環境にいかなる害も及ぼさないことを確保するためのIAEAによる独立したレビューが支持されたところでございます。
当省といたしましては、ほかの関係省庁と協力連携しつつ、こうした科学的根拠に基づく透明性のある取組を今後とも継続してまいりますとともに、今後とも、引き続き行われますIAEAによるALPS処理水の安全性レビューに万全の対応を取ってまいる所存でございます。
この発言だけを見る →G7広島サミットに向けました、先生からお話のあった各種情報提供、啓発の活動に加えまして、首脳コミュニケでの言及について政府として議論、交渉してまいったところでございます。
その結果、広島サミット首脳コミュニケにおきましては、廃炉の着実な進展や、科学的根拠に基づきIAEAとともに行われている我が国の透明性のある取組、これらが歓迎されるとともに、ALPS処理水の放出が、IAEA安全基準及び国際法に整合的に実施され、人体や環境にいかなる害も及ぼさないことを確保するためのIAEAによる独立したレビューが支持されたところでございます。
当省といたしましては、ほかの関係省庁と協力連携しつつ、こうした科学的根拠に基づく透明性のある取組を今後とも継続してまいりますとともに、今後とも、引き続き行われますIAEAによるALPS処理水の安全性レビューに万全の対応を取ってまいる所存でございます。
湯
湯本啓市#6
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
三点お尋ねいただいたかと思います。
まず、G7でございますけれども、今回の日本開催の機会を捉えまして、御指摘のとおり、訪日をする閣僚の方々等に対して、福島第一原発を始め福島県を訪問いただくという形で招待させていただきました。
その結果ですけれども、ドイツのレムケ環境大臣や英国のハリソン自然環境大臣などに実際に福島第一原発へ入っていただいて、御視察をいただいたところでございます。ハリソン大臣からは、廃炉作業の進捗あるいはALPS処理水の安全性について大変理解が深まったというようなコメントもいただいたところでございます。
次に、IAEAのレビューでございますけれども、五月三十一日に、六番目の報告書となりますALPS処理水の核種分析に関する報告書というのが公表されてございます。こちらでは、東京電力とIAEA研究所、それから第三国の分析機関、それぞれの分析結果を比較いたしまして、東京電力が高水準の測定の正確性と高い技術的能力を持つというような評価をいただいたところでございます。さらに、五月の二十九日から六月の二日にかけまして、これまでのレビューを総括する形で、包括的なレビューミッションが行われたところでございます。
今後、海洋放出前の最終的な結論を含みます包括報告書というのが公表される予定というふうに承知しておりますけれども、公表後には、これまでと同様に、IAEAの協力もいただきながら、この内容を国内外に向けて分かりやすく発信していきたいというふうに考えてございます。
最後に、韓国の視察団でございますけれども、韓国専門家現地視察団というのが五月二十二日から二十五日にかけまして訪日をいたしております。今回の視察では、韓国側の希望に可能な限り沿う形で、東電福島第一原発の視察箇所、こちらを設定いたしまして、さらに、韓国側から資料提供依頼といったこともございましたけれども、こちらにも誠実に対応したところでございます。また、東京電力及び日本政府から、各設備の仕様ですとかその運用方法、ALPS処理水の安全性等につきまして、データに基づいて丁寧に現地で御説明をいたしました。
視察団の劉国熙団長ですけれども、五月三十一日にソウルで記者会見を行っておりまして、今回の視察は、現場を直接確認し、資料確保を通じて科学的、技術的検討過程において意味のある進展があったというコメントをいただいておりますし、視察の結果は今後公表するというふうに述べていると承知しております。
今回の視察全体を通じまして、視察団のALPS処理水の安全性に関する理解が深まり、韓国国内においても理解醸成が進むことを期待しております。
この発言だけを見る →三点お尋ねいただいたかと思います。
まず、G7でございますけれども、今回の日本開催の機会を捉えまして、御指摘のとおり、訪日をする閣僚の方々等に対して、福島第一原発を始め福島県を訪問いただくという形で招待させていただきました。
その結果ですけれども、ドイツのレムケ環境大臣や英国のハリソン自然環境大臣などに実際に福島第一原発へ入っていただいて、御視察をいただいたところでございます。ハリソン大臣からは、廃炉作業の進捗あるいはALPS処理水の安全性について大変理解が深まったというようなコメントもいただいたところでございます。
次に、IAEAのレビューでございますけれども、五月三十一日に、六番目の報告書となりますALPS処理水の核種分析に関する報告書というのが公表されてございます。こちらでは、東京電力とIAEA研究所、それから第三国の分析機関、それぞれの分析結果を比較いたしまして、東京電力が高水準の測定の正確性と高い技術的能力を持つというような評価をいただいたところでございます。さらに、五月の二十九日から六月の二日にかけまして、これまでのレビューを総括する形で、包括的なレビューミッションが行われたところでございます。
今後、海洋放出前の最終的な結論を含みます包括報告書というのが公表される予定というふうに承知しておりますけれども、公表後には、これまでと同様に、IAEAの協力もいただきながら、この内容を国内外に向けて分かりやすく発信していきたいというふうに考えてございます。
最後に、韓国の視察団でございますけれども、韓国専門家現地視察団というのが五月二十二日から二十五日にかけまして訪日をいたしております。今回の視察では、韓国側の希望に可能な限り沿う形で、東電福島第一原発の視察箇所、こちらを設定いたしまして、さらに、韓国側から資料提供依頼といったこともございましたけれども、こちらにも誠実に対応したところでございます。また、東京電力及び日本政府から、各設備の仕様ですとかその運用方法、ALPS処理水の安全性等につきまして、データに基づいて丁寧に現地で御説明をいたしました。
視察団の劉国熙団長ですけれども、五月三十一日にソウルで記者会見を行っておりまして、今回の視察は、現場を直接確認し、資料確保を通じて科学的、技術的検討過程において意味のある進展があったというコメントをいただいておりますし、視察の結果は今後公表するというふうに述べていると承知しております。
今回の視察全体を通じまして、視察団のALPS処理水の安全性に関する理解が深まり、韓国国内においても理解醸成が進むことを期待しております。
石
石川昭政#7
○石川(昭)委員 様々取り組みをいただいて、ありがとうございます。
これからIAEAが包括の報告書を出すということであります。是非、グロッシー事務局長に機会があれば日本に来ていただいて、直接説明もいただきたい、こんな要望もしたいと思っております。
韓国の方からも、高い技術力があるということを知ってもらい、また、分析力、透明性、いろいろなことが、韓国それから中国、ロシアなど、懸念を表明している国に対して是非今後もコミュニケーションを取っていっていただきたいと思います。
問題は、これからこういった手続を踏んだ上で、春から夏頃という放出の時期、方針を決めておるわけですけれども、タイミングにつきましてはいろいろ議論があるところです。例えば、これから夏休みに入って、海水浴シーズンに入るわけですね。そこに合わせてまさか放出するようなことがないように、地元とはよくコミュニケーションを取っていただきたいというのがまず第一点。
それから、放出が始まりますと、やはり一定の風評被害が発生するおそれがあると思っております。そういう意味では、水産業また水産加工業に対してどのように対策を打っていくのか。
今、風評被害が起きた場合の基金を三百億円積んで、第三者機関において審査の上、基金を、そこから予算を執行する、こういう手続になっているわけですけれども、適正に迅速に対応していただかないと、これまでの賠償のスキーム、賠償のやり方ではやはり時間がかかり過ぎるということでございますので、是非こういったところを迅速に対応していただく必要があると思います。そして、水産業、水産加工業に対して国としてどう対処していくのか、併せてお聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →これからIAEAが包括の報告書を出すということであります。是非、グロッシー事務局長に機会があれば日本に来ていただいて、直接説明もいただきたい、こんな要望もしたいと思っております。
韓国の方からも、高い技術力があるということを知ってもらい、また、分析力、透明性、いろいろなことが、韓国それから中国、ロシアなど、懸念を表明している国に対して是非今後もコミュニケーションを取っていっていただきたいと思います。
問題は、これからこういった手続を踏んだ上で、春から夏頃という放出の時期、方針を決めておるわけですけれども、タイミングにつきましてはいろいろ議論があるところです。例えば、これから夏休みに入って、海水浴シーズンに入るわけですね。そこに合わせてまさか放出するようなことがないように、地元とはよくコミュニケーションを取っていただきたいというのがまず第一点。
それから、放出が始まりますと、やはり一定の風評被害が発生するおそれがあると思っております。そういう意味では、水産業また水産加工業に対してどのように対策を打っていくのか。
今、風評被害が起きた場合の基金を三百億円積んで、第三者機関において審査の上、基金を、そこから予算を執行する、こういう手続になっているわけですけれども、適正に迅速に対応していただかないと、これまでの賠償のスキーム、賠償のやり方ではやはり時間がかかり過ぎるということでございますので、是非こういったところを迅速に対応していただく必要があると思います。そして、水産業、水産加工業に対して国としてどう対処していくのか、併せてお聞かせいただきたいと思います。
湯
湯本啓市#8
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
まず、ALPS処理水の放出時期につきましては、本年一月の関係閣僚等会議におきまして、海洋放出設備工事の完了、工事後の原子力規制委員会による使用前検査、それから御指摘にありましたIAEAの包括報告書の発出を経まして、本年春から夏頃に放出を開始することを見込んでいるとしているところでございます。その上で、ALPS処理水の具体的な放出時期につきましては、安全性の確保や風評対策の取組の状況、こういったものを政府全体で確認いたしまして、最終的に判断をしていくこととしてございます。
それから、御指摘の需要対策基金でございますけれども、需要者に過度の負担をかけないで迅速に執行できるような運営体制というのを今整備を進めているところでございます。
また、水産物の需要減少等の風評が生じた場合でございますけれども、水産加工業につきましても、水産物の社員食堂等への提供やネット販売、販促のPR、直売会の開催、新商品開発などなどの多様な販路拡大の取組に対して支援を行うこととしてございます。
大都市圏を含みます全国規模での消費拡大ということでございますが、テレビCM等を通じた情報発信に加えまして、SNSなどでシェアしやすいコンテンツを作成、発信することや、生活情報誌への福島の水産物の魅力、ALPS処理水の安全性を伝える広報掲載など、広報活動に取り組んできております。それから、ごひいき!三陸常磐キャンペーンと打ちまして、よみうりランドや東京ドーム等のイベントで三陸、常磐産品の魅力発信も行ってまいりました。さらに、小売関係の業界団体と経産省との連絡会を定期的に開催しておりまして、この中で小売業界から、三陸、常磐物をこれまでどおり取り扱っていきたいというお考えをお示しいただいたところでございます。
さらに、官民連携の枠組みとして立ち上げました魅力発見!三陸・常磐ものネットワークでございますけれども、こちらも約千者の企業の方々に全国から参画をいただいたところでございます。二月から三月にかけまして三陸・常磐ウィークスというのを開催いたしましたけれども、こちらでは、約十五万食の三陸、常磐物を提供したところでございまして、この夏にも消費拡大キャンペーンを実施する予定でございます。
風評影響を生じさせないという決意の下で、こうした魅力発信を含む対策に引き続き取り組んでいきたいと思っております。
この発言だけを見る →まず、ALPS処理水の放出時期につきましては、本年一月の関係閣僚等会議におきまして、海洋放出設備工事の完了、工事後の原子力規制委員会による使用前検査、それから御指摘にありましたIAEAの包括報告書の発出を経まして、本年春から夏頃に放出を開始することを見込んでいるとしているところでございます。その上で、ALPS処理水の具体的な放出時期につきましては、安全性の確保や風評対策の取組の状況、こういったものを政府全体で確認いたしまして、最終的に判断をしていくこととしてございます。
それから、御指摘の需要対策基金でございますけれども、需要者に過度の負担をかけないで迅速に執行できるような運営体制というのを今整備を進めているところでございます。
また、水産物の需要減少等の風評が生じた場合でございますけれども、水産加工業につきましても、水産物の社員食堂等への提供やネット販売、販促のPR、直売会の開催、新商品開発などなどの多様な販路拡大の取組に対して支援を行うこととしてございます。
大都市圏を含みます全国規模での消費拡大ということでございますが、テレビCM等を通じた情報発信に加えまして、SNSなどでシェアしやすいコンテンツを作成、発信することや、生活情報誌への福島の水産物の魅力、ALPS処理水の安全性を伝える広報掲載など、広報活動に取り組んできております。それから、ごひいき!三陸常磐キャンペーンと打ちまして、よみうりランドや東京ドーム等のイベントで三陸、常磐産品の魅力発信も行ってまいりました。さらに、小売関係の業界団体と経産省との連絡会を定期的に開催しておりまして、この中で小売業界から、三陸、常磐物をこれまでどおり取り扱っていきたいというお考えをお示しいただいたところでございます。
さらに、官民連携の枠組みとして立ち上げました魅力発見!三陸・常磐ものネットワークでございますけれども、こちらも約千者の企業の方々に全国から参画をいただいたところでございます。二月から三月にかけまして三陸・常磐ウィークスというのを開催いたしましたけれども、こちらでは、約十五万食の三陸、常磐物を提供したところでございまして、この夏にも消費拡大キャンペーンを実施する予定でございます。
風評影響を生じさせないという決意の下で、こうした魅力発信を含む対策に引き続き取り組んでいきたいと思っております。
山
山口潤一郎#9
○山口政府参考人 お答えいたします。
水産関係の対策といたしましては、ただいま御答弁のありました基金のほかに、風評を生じさせないために、水産物のトリチウム検査を強化するとともに、生産、加工、流通、消費、それぞれの段階において各種支援策を講じてございます。
具体的には、漁業への支援につきましては、被災地次世代漁業人材確保支援事業で、漁家子弟を含めた長期研修支援等や、新規就業者の就業に必要な漁船、漁具のリース方式による導入支援の対象県を、令和五年度から、従来の福島県に加えまして、茨城県を含む青森県から千葉県に対象を拡大したところでございます。加えて、がんばる漁業復興支援事業で、収益向上メニュー、こちらを追加したところでございます。
また、水産加工業への支援につきましては、昨年度から、水産業復興販売加速化支援事業で、茨城県を含む被災地の水産加工品の魅力発信、具体的には、三陸、常磐エリアの水産加工品情報を作り手の思いとともに発信する取組や、外食店を活用したフェアの開催、量販店やECサイト等を通じた被災地水産加工品の販売の取組などを実施してございます。
今後とも、こうした対策の実施状況を踏まえながら、関係省庁とも連携し、関連対策が円滑に実施されるよう万全を尽くしてまいります。
この発言だけを見る →水産関係の対策といたしましては、ただいま御答弁のありました基金のほかに、風評を生じさせないために、水産物のトリチウム検査を強化するとともに、生産、加工、流通、消費、それぞれの段階において各種支援策を講じてございます。
具体的には、漁業への支援につきましては、被災地次世代漁業人材確保支援事業で、漁家子弟を含めた長期研修支援等や、新規就業者の就業に必要な漁船、漁具のリース方式による導入支援の対象県を、令和五年度から、従来の福島県に加えまして、茨城県を含む青森県から千葉県に対象を拡大したところでございます。加えて、がんばる漁業復興支援事業で、収益向上メニュー、こちらを追加したところでございます。
また、水産加工業への支援につきましては、昨年度から、水産業復興販売加速化支援事業で、茨城県を含む被災地の水産加工品の魅力発信、具体的には、三陸、常磐エリアの水産加工品情報を作り手の思いとともに発信する取組や、外食店を活用したフェアの開催、量販店やECサイト等を通じた被災地水産加工品の販売の取組などを実施してございます。
今後とも、こうした対策の実施状況を踏まえながら、関係省庁とも連携し、関連対策が円滑に実施されるよう万全を尽くしてまいります。
石
石川昭政#10
○石川(昭)委員 ありがとうございます。対象地域を拡大して幅広く救済していく、こういう考え方でやっていただいて、本当にありがとうございます。
それでは、次に、委員長にお尋ねをしたいと思います。
最近、新規制基準の審査の中で書類のミス、不備が大量に見つかっている、こういうことでございます。本来であれば、事業者が責任を持って書類を作り、審査に臨むべきものであります。一方で、書類は、審査会合の二週間前程度に提出するような、そういう運用でやっているというふうに思います。提出期限に間に合わせるため、詳細まで詰め切れずに精度の低い書類をもしかしたら提出している、そういうことがあったらルールとして意味がないんだろうと思います。
お互いの審査の効率化のためには、双方の事前確認というのが私は大事だと思います。ヒアリング二回ルールというのがあって、審査会合までには二回ヒアリングが行われるということでありますけれども、こういったことももう少し柔軟に行った方がお互いのためだと思うんですけれども、委員長の今の御見解を、ルールの柔軟化についてどう考えるか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →それでは、次に、委員長にお尋ねをしたいと思います。
最近、新規制基準の審査の中で書類のミス、不備が大量に見つかっている、こういうことでございます。本来であれば、事業者が責任を持って書類を作り、審査に臨むべきものであります。一方で、書類は、審査会合の二週間前程度に提出するような、そういう運用でやっているというふうに思います。提出期限に間に合わせるため、詳細まで詰め切れずに精度の低い書類をもしかしたら提出している、そういうことがあったらルールとして意味がないんだろうと思います。
お互いの審査の効率化のためには、双方の事前確認というのが私は大事だと思います。ヒアリング二回ルールというのがあって、審査会合までには二回ヒアリングが行われるということでありますけれども、こういったことももう少し柔軟に行った方がお互いのためだと思うんですけれども、委員長の今の御見解を、ルールの柔軟化についてどう考えるか、お伺いしたいと思います。
山
山中伸介#11
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。
審査会合において必要な審査をしっかりと行うために、事業者が基準適合性を示すための科学的、技術的に精度の高い資料を準備することは、規制委員会としても強く望むところでございます。
そのような資料を用いて審査会合での充実した確認を行うためには、規制委員会側も資料を事前に読み込む必要がございます。事業者から二週間程度前に資料の提出を求めている場合もございます。その上で、審査会合で充実した議論ができない資料となっている場合には、審査会合の日程を再調整するなど、柔軟に対応することが可能であると考えております。
また、規制委員会としては、審査の透明性を確保する観点から、公開の会合で審査を行うことが大前提であると考えております。そのため、審査会合前のヒアリングは同一案件について目安として二回までとして、それ以上のヒアリングが必要と考える場合であっても、その時点で一度、公開の審査会合において問題を取り上げることとしております。その上で、審査会合を頻度高く開催するなどの対応を図っているところでございます。
いずれにいたしましても、審査が適切に行われるよう、引き続き、事業者とコミュニケーションを図りつつ、審査プロセスの改善に努めてまいります。
この発言だけを見る →審査会合において必要な審査をしっかりと行うために、事業者が基準適合性を示すための科学的、技術的に精度の高い資料を準備することは、規制委員会としても強く望むところでございます。
そのような資料を用いて審査会合での充実した確認を行うためには、規制委員会側も資料を事前に読み込む必要がございます。事業者から二週間程度前に資料の提出を求めている場合もございます。その上で、審査会合で充実した議論ができない資料となっている場合には、審査会合の日程を再調整するなど、柔軟に対応することが可能であると考えております。
また、規制委員会としては、審査の透明性を確保する観点から、公開の会合で審査を行うことが大前提であると考えております。そのため、審査会合前のヒアリングは同一案件について目安として二回までとして、それ以上のヒアリングが必要と考える場合であっても、その時点で一度、公開の審査会合において問題を取り上げることとしております。その上で、審査会合を頻度高く開催するなどの対応を図っているところでございます。
いずれにいたしましても、審査が適切に行われるよう、引き続き、事業者とコミュニケーションを図りつつ、審査プロセスの改善に努めてまいります。
石
石川昭政#12
○石川(昭)委員 済みません、時間が少ないものですから、ちょっと飛ばしまして、質問の四に飛びたいと思います。
今、次世代のがん治療、BNCTという、難治性がんを治すための機器の開発というのを、東海村のいばらき中性子医療研究センターというところで筑波大学と連携して進めているところでございます。このがん治療は極めて難治性がんなどでも有効だということでございますが、これから国としてどう支援していくのか、また、今後の見通し等がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →今、次世代のがん治療、BNCTという、難治性がんを治すための機器の開発というのを、東海村のいばらき中性子医療研究センターというところで筑波大学と連携して進めているところでございます。このがん治療は極めて難治性がんなどでも有効だということでございますが、これから国としてどう支援していくのか、また、今後の見通し等がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
奥
奥野真#13
○奥野政府参考人 お答え申し上げます。
いばらき中性子医療研究センターにおきましては、筑波大学や高エネルギー加速器研究機構などが連携いたしまして、産学官の連携チームを形成し、加速器を用いたBNCTの開発等を行っているものと承知してございます。
文部科学省におきましては、このBNCTに関しましては、現在、橋渡し研究プログラム事業におきまして、悪性脳腫瘍に対するBNCTを用いた治療法の研究開発等への支援を筑波大学に対して行っておるところです。
このように、今後も、文部科学省といたしましては、こうした放射線医科学に関するがん治療法の研究開発の推進に向けまして、第四期がん対策基本計画やがん研究十か年戦略などに基づきまして、関係府省と連携して取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
この発言だけを見る →いばらき中性子医療研究センターにおきましては、筑波大学や高エネルギー加速器研究機構などが連携いたしまして、産学官の連携チームを形成し、加速器を用いたBNCTの開発等を行っているものと承知してございます。
文部科学省におきましては、このBNCTに関しましては、現在、橋渡し研究プログラム事業におきまして、悪性脳腫瘍に対するBNCTを用いた治療法の研究開発等への支援を筑波大学に対して行っておるところです。
このように、今後も、文部科学省といたしましては、こうした放射線医科学に関するがん治療法の研究開発の推進に向けまして、第四期がん対策基本計画やがん研究十か年戦略などに基づきまして、関係府省と連携して取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
鳥
鳥井陽一#14
○鳥井政府参考人 厚生労働省からもお答え申し上げます。
御指摘のBNCTにつきましては、これまで研究開発を進めてきたところでございますが、現状では、一部の頭頸部がんに対する治療として、医療機器、医薬品共に薬事承認をされ、保険適用となってございます。
厚生労働省におきましては、本年三月に閣議決定された第四期がん対策推進基本計画、それから現在見直しに向けて議論を行っておりますがん研究十か年戦略に基づきましてがん研究の推進に取り組んでいるところでございまして、引き続き、BNCTを含む先進的ながん治療法の開発支援に努めてまいりたいと考えております。
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厚生労働省におきましては、本年三月に閣議決定された第四期がん対策推進基本計画、それから現在見直しに向けて議論を行っておりますがん研究十か年戦略に基づきましてがん研究の推進に取り組んでいるところでございまして、引き続き、BNCTを含む先進的ながん治療法の開発支援に努めてまいりたいと考えております。
石
石川昭政#15
○石川(昭)委員 ありがとうございました。是非、全国展開も含めて研究開発を進めていただきたいと思います。
積み残しの質問につきましては、また次回の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
この発言だけを見る →積み残しの質問につきましては、また次回の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
鈴
宮
宮澤博行#17
○宮澤委員 おはようございます。自民党の宮澤博行です。
早速質疑に入ってまいります。
終盤国会になってきますと、骨太の方針、経済財政運営の基本方針の議論が与党の中で非常に活発になってくるんですけれども、それに向けて国会開会からずっといろいろな議員連盟やプロジェクトチームで政策を練ってきて練ってきて、それを最後に大臣にぶつけて骨太の中に落とし込んでいく、そういう作業、サイクルがあるわけなんです。
今回の提言を様々見てみても、カーボンニュートラルに向けてどうするのか、そして物価高に対してどう対応していくのかということが非常に大きな柱、論点になってきているなというふうに感じます。そういう中においても、カーボンニュートラル、脱炭素、それに一番貢献できるのは原子力でしかない、それは断言しなくちゃいけないと思うんですね。
ですから、再稼働推進、確かにそれは政治的な立場かもしれませんが、少なくとも審査を急がなければならない。しかも、標準処理期間、二年ですからね、それが十年以上かかっているというのは行政における不作為だというふうに指摘されてもおかしくない事象だと思います。そういう点において、審査の迅速化、これは国としても非常に重要な責務だと考えています。
我々は再稼働を進めるべきだという立場ですけれども、私は静岡の人間なんですけれども、浜岡を抱えております。東日本大震災以降、放射性物質が検出されたものですから、静岡県のお茶というものは売行きが一気にダウンいたしました。ですから、再稼働に最も反対されている住民はどんな方々かというと、お茶農家であったわけです。ところが、肥料も高い、油も高い、電気も高いという中において、お茶農家の皆さんも、これは再稼働を進めていただいて電気代を安くしていかないと経営が立ち行かない、そういう声が出てきているわけなんです。
明らかに世の中が変わってまいりました。安全が確認されたのであるならばきちんと再稼働を進めてほしい、そういう声が出てきております。だからこそ、まずは審査を急いでいただきたい、私はそう思います。
でありますが、新規制基準適合性審査の進め方、これは令和四年の九月七日に出ているんですね、原子力規制庁の方から。この行政文書を読むと、まず一言申し上げます、分かりにくい。難し過ぎるんですよ、言葉が。いや、それは、宮澤、あんたが頭悪いからしょんないだろうと言われるかもしらぬけれども、これからやはりコミュニケーションが必要になってきますよ、国民の皆さんと。こんな難解な文書でいいんですか。しかも、重複がたくさんあるように思うんですよ。きちんと、行政文書においても、論点を整理した上で、分かりやすい表現を心がけるべきだ、まずはそれを申し上げておきたいなと思います。
その中において、令和四年九月七日の適合性審査の進め方の文書、私なりに論点を整理すると、三点だと思います。一点目は、論点の明確化、二点目は、進め方の整理若しくは進め方の共有、三点目は、規制委員、規制庁職員の現地確認、この三点に集約されると思います。ですので、この三点において、いろいろ細かく書いてありますが、それぞれについてどういう進捗状況なのか聞いていきたいと思います。
まず、論点の明確化においては、細かく三点。規制庁と事業者の共通理解、必要に応じた文書化が一点目、二点目は、基準や審査ガイドの明確化、三点目は、論点や確認事項の事前通知、こういう細部にわたる三点に整理されると思いますけれども、それぞれについて進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。お願いします。
この発言だけを見る →早速質疑に入ってまいります。
終盤国会になってきますと、骨太の方針、経済財政運営の基本方針の議論が与党の中で非常に活発になってくるんですけれども、それに向けて国会開会からずっといろいろな議員連盟やプロジェクトチームで政策を練ってきて練ってきて、それを最後に大臣にぶつけて骨太の中に落とし込んでいく、そういう作業、サイクルがあるわけなんです。
今回の提言を様々見てみても、カーボンニュートラルに向けてどうするのか、そして物価高に対してどう対応していくのかということが非常に大きな柱、論点になってきているなというふうに感じます。そういう中においても、カーボンニュートラル、脱炭素、それに一番貢献できるのは原子力でしかない、それは断言しなくちゃいけないと思うんですね。
ですから、再稼働推進、確かにそれは政治的な立場かもしれませんが、少なくとも審査を急がなければならない。しかも、標準処理期間、二年ですからね、それが十年以上かかっているというのは行政における不作為だというふうに指摘されてもおかしくない事象だと思います。そういう点において、審査の迅速化、これは国としても非常に重要な責務だと考えています。
我々は再稼働を進めるべきだという立場ですけれども、私は静岡の人間なんですけれども、浜岡を抱えております。東日本大震災以降、放射性物質が検出されたものですから、静岡県のお茶というものは売行きが一気にダウンいたしました。ですから、再稼働に最も反対されている住民はどんな方々かというと、お茶農家であったわけです。ところが、肥料も高い、油も高い、電気も高いという中において、お茶農家の皆さんも、これは再稼働を進めていただいて電気代を安くしていかないと経営が立ち行かない、そういう声が出てきているわけなんです。
明らかに世の中が変わってまいりました。安全が確認されたのであるならばきちんと再稼働を進めてほしい、そういう声が出てきております。だからこそ、まずは審査を急いでいただきたい、私はそう思います。
でありますが、新規制基準適合性審査の進め方、これは令和四年の九月七日に出ているんですね、原子力規制庁の方から。この行政文書を読むと、まず一言申し上げます、分かりにくい。難し過ぎるんですよ、言葉が。いや、それは、宮澤、あんたが頭悪いからしょんないだろうと言われるかもしらぬけれども、これからやはりコミュニケーションが必要になってきますよ、国民の皆さんと。こんな難解な文書でいいんですか。しかも、重複がたくさんあるように思うんですよ。きちんと、行政文書においても、論点を整理した上で、分かりやすい表現を心がけるべきだ、まずはそれを申し上げておきたいなと思います。
その中において、令和四年九月七日の適合性審査の進め方の文書、私なりに論点を整理すると、三点だと思います。一点目は、論点の明確化、二点目は、進め方の整理若しくは進め方の共有、三点目は、規制委員、規制庁職員の現地確認、この三点に集約されると思います。ですので、この三点において、いろいろ細かく書いてありますが、それぞれについてどういう進捗状況なのか聞いていきたいと思います。
まず、論点の明確化においては、細かく三点。規制庁と事業者の共通理解、必要に応じた文書化が一点目、二点目は、基準や審査ガイドの明確化、三点目は、論点や確認事項の事前通知、こういう細部にわたる三点に整理されると思いますけれども、それぞれについて進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。お願いします。
大
大島俊之#18
○大島政府参考人 お答え申し上げます。
先生御指摘のとおり、令和四年九月七日に、新規制基準適合性プロセスの改善というものを委員会に諮らせていただいております。
この中で、論点の明確化の取組については、審査会合の最後に指摘事項を事業者と規制庁側双方で確認し、共通理解を得るという取組をしております。例えば、北海道電力の泊三号炉につきましては、これまで二十一回審査会合をしておりますけれども、そのたびにこのような確認をしているところでございます。
また、規制基準をより分かりやすいものにする観点から、基準の更なる具体化や表現の改善を行うため、事業者からも具体的な意見等を提案してもらい、反映させる取組を行っております。
さらに、残された論点を規制庁が文書化し、事業者に提示するという取組でございますけれども、これも泊三号炉の例でございますと、残された論点を提示して、その後の審査会合で作業状況を確認するということを徹底している。
このような工夫をしているところでございます。
この発言だけを見る →先生御指摘のとおり、令和四年九月七日に、新規制基準適合性プロセスの改善というものを委員会に諮らせていただいております。
この中で、論点の明確化の取組については、審査会合の最後に指摘事項を事業者と規制庁側双方で確認し、共通理解を得るという取組をしております。例えば、北海道電力の泊三号炉につきましては、これまで二十一回審査会合をしておりますけれども、そのたびにこのような確認をしているところでございます。
また、規制基準をより分かりやすいものにする観点から、基準の更なる具体化や表現の改善を行うため、事業者からも具体的な意見等を提案してもらい、反映させる取組を行っております。
さらに、残された論点を規制庁が文書化し、事業者に提示するという取組でございますけれども、これも泊三号炉の例でございますと、残された論点を提示して、その後の審査会合で作業状況を確認するということを徹底している。
このような工夫をしているところでございます。
宮
宮澤博行#19
○宮澤委員 文書化、そして会合の最後での確認、それは確かにいいですよ。大丈夫でしょうね、それ。新しい知見とかなんとかいって、会合の中で、これはこういうふうにまたやってくださいよと新しく言われる。ゴールポストを動かすというような言い方をしますけれども、そんなことはこれからないかどうか断言していただきたいと思うんですよ。それについてはどうですか。
この発言だけを見る →大
大島俊之#20
○大島政府参考人 お答え申し上げます。
先生の御指摘のようなことがないように、あらかじめ論点をしっかりと整理し、それを事業者と共通理解を図った上で行う、これを徹底することによって審査の手戻りがないようにしていきたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →先生の御指摘のようなことがないように、あらかじめ論点をしっかりと整理し、それを事業者と共通理解を図った上で行う、これを徹底することによって審査の手戻りがないようにしていきたいというふうに考えてございます。
宮
宮澤博行#21
○宮澤委員 是非とも、そこのところはやっていただきたいと思います。強く要望しておきます。
二点目、進め方の共有、ここですよね。進め方の議論、審査会合の開催頻度の改善。たったかたったかとリズムよくやっていかぬとこれはいつまでたっても終わらぬ問題ですけれども、これについてはどういうふうに整理されているんでしょうか。お願いします。
この発言だけを見る →二点目、進め方の共有、ここですよね。進め方の議論、審査会合の開催頻度の改善。たったかたったかとリズムよくやっていかぬとこれはいつまでたっても終わらぬ問題ですけれども、これについてはどういうふうに整理されているんでしょうか。お願いします。
大
大島俊之#22
○大島政府参考人 お答え申し上げます。
特に、審査会合の場合、自然ハザードの審査に時間がかかっていることは御存じのとおりでございます。この点につきましては、事業者の地質等の調査というものが必要になっておりますので、規制側としては、調査方針や実施内容をあらかじめ確認し、早い段階から指摘を行うための審査会合を追加的に開催するなどの取組を行っているところでございます。
具体的には、調査結果が出てから審議をするのでは時間がかかってしまいますので、まず調査を始める前の段階でどういうことをやるのかということを確認しております。例えば、中部電力浜岡原子力発電所三号炉及び四号炉の敷地内断層の活動性評価に関する事業者の追加調査の実施と並行いたしまして、その方針を確認するための審査会合を追加で二回行ったり、同じ発電所の基準津波の策定に関する方針をあらかじめ確認するための審査会合を先日も追加で行ったところでございます。また、北海道電力泊原子力発電所三号炉の基準津波の策定に関しては、評価方針を確認するためにあらかじめ追加で審査会合を行って、規制側から指摘事項を行うというような取組を行っているところでございます。
この発言だけを見る →特に、審査会合の場合、自然ハザードの審査に時間がかかっていることは御存じのとおりでございます。この点につきましては、事業者の地質等の調査というものが必要になっておりますので、規制側としては、調査方針や実施内容をあらかじめ確認し、早い段階から指摘を行うための審査会合を追加的に開催するなどの取組を行っているところでございます。
具体的には、調査結果が出てから審議をするのでは時間がかかってしまいますので、まず調査を始める前の段階でどういうことをやるのかということを確認しております。例えば、中部電力浜岡原子力発電所三号炉及び四号炉の敷地内断層の活動性評価に関する事業者の追加調査の実施と並行いたしまして、その方針を確認するための審査会合を追加で二回行ったり、同じ発電所の基準津波の策定に関する方針をあらかじめ確認するための審査会合を先日も追加で行ったところでございます。また、北海道電力泊原子力発電所三号炉の基準津波の策定に関しては、評価方針を確認するためにあらかじめ追加で審査会合を行って、規制側から指摘事項を行うというような取組を行っているところでございます。
宮
宮澤博行#23
○宮澤委員 ありがとうございました。調査を始める前にその内容や論点についてまとめておく、非常に重要なことだと思いますので、これもまた徹底していただきたいなと思います。
ですけれども、委員の方の他の仕事の都合とか、委員の方の体調とか、そういうもので開けないだなんて、こんなばかな話があったらやはりいかぬですよ。そうすると、いろいろな専門分野があろうかと思いますが、その専門分野においては複数の委員をあらかじめ選任しておき、審査会合はリズムよくやるということが私は必要だと思います。
これについては、大きな問題ですので、是非委員長にお答えいただきたいんですけれども、これをやっていかないと審査が進んでいかないと思いますけれども、見解はいかがでしょうか。
この発言だけを見る →ですけれども、委員の方の他の仕事の都合とか、委員の方の体調とか、そういうもので開けないだなんて、こんなばかな話があったらやはりいかぬですよ。そうすると、いろいろな専門分野があろうかと思いますが、その専門分野においては複数の委員をあらかじめ選任しておき、審査会合はリズムよくやるということが私は必要だと思います。
これについては、大きな問題ですので、是非委員長にお答えいただきたいんですけれども、これをやっていかないと審査が進んでいかないと思いますけれども、見解はいかがでしょうか。
山
山中伸介#24
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。
審査会合は、原則として担当の委員出席の下で行うこととしております。
委員の担当につきましては、原子力規制委員会設置法において委員長及び委員が専門的知見に基づき職権を行使することとされていることから、それぞれの委員の専門性を生かして効果的な議論が行えるよう、公開の委員会で議論を行い、役割分担を決めたものでございます。
その上で、審査の長期化しているサイトについては、担当する委員の数的な制約というよりは、地震や津波の規模の想定、敷地内断層の選定などの審査過程において、事業者の調査や検討が追加で必要となり、それらに時間を要しているところが大きいと考えております。
いずれにいたしましても、審査が適切に行われるように、引き続き、事業者とコミュニケーションを図りつつ、審査プロセスの改善に努めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →審査会合は、原則として担当の委員出席の下で行うこととしております。
委員の担当につきましては、原子力規制委員会設置法において委員長及び委員が専門的知見に基づき職権を行使することとされていることから、それぞれの委員の専門性を生かして効果的な議論が行えるよう、公開の委員会で議論を行い、役割分担を決めたものでございます。
その上で、審査の長期化しているサイトについては、担当する委員の数的な制約というよりは、地震や津波の規模の想定、敷地内断層の選定などの審査過程において、事業者の調査や検討が追加で必要となり、それらに時間を要しているところが大きいと考えております。
いずれにいたしましても、審査が適切に行われるように、引き続き、事業者とコミュニケーションを図りつつ、審査プロセスの改善に努めてまいりたいと考えております。
宮
宮澤博行#25
○宮澤委員 事業者の方のとか、地元の調査の難易度とか、確かにそれはそうかもしれませんけれども、学者さんにおいても、学会がどうのとか、大学の中での会議があるとか、そういった都合で委員会が設定できないだなんという事例は、じゃ、これからはないと断言できるんですか。そこをちゃんとやっていただきたい。
学会だから駄目です、だったら学会を欠席してくださいよ、これは国家の方の重要な仕事なんですよ、そういうふうにして引きずり出してくることは、これからやっていただかなければなりませんが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →学会だから駄目です、だったら学会を欠席してくださいよ、これは国家の方の重要な仕事なんですよ、そういうふうにして引きずり出してくることは、これからやっていただかなければなりませんが、いかがでしょうか。
山
山中伸介#26
○山中政府特別補佐人 審査会合につきましては、原子力規制委員会委員が直接担当することになっておりますので、外部の方々の御都合ということは特段問題にならないと思いますし、委員はそれに専念するということになっておりますので、審査会合については適切に進めてまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →宮
宮澤博行#27
○宮澤委員 委員はそれに専念することになっているということであって、学会だろうと学内の理事会や会議だろうと、こちらを優先していただくということでよろしいんですね。はい、確認させていただきました。ありがとうございました。
それでは、三点目の論点といたしまして、規制委員や規制庁職員の現地確認。審査資料上議論のある論点を踏まえた現地視察ということが盛り込まれておりますけれども、実績、今後の見通し等々は今いかがなっていますでしょうか。お願いします。
この発言だけを見る →それでは、三点目の論点といたしまして、規制委員や規制庁職員の現地確認。審査資料上議論のある論点を踏まえた現地視察ということが盛り込まれておりますけれども、実績、今後の見通し等々は今いかがなっていますでしょうか。お願いします。
大
大島俊之#28
○大島政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘のとおり、審査資料上議論のある論点につきまして、議論の前提となる認識を共有し、審査を円滑に進めるために、これまでより早いタイミングで、委員、原子力規制庁職員による現地調査の取組を始めたところでございます。これにつきましては、先ほども御答弁させていただきました令和四年九月七日の進め方を踏まえて対応しているところでございます。
具体的には、例えば、電源開発大間原子力発電所では、敷地内断層の活動性評価に係る露頭、トレンチ、ボーリング調査のコア試料等を現地であらかじめ実際に確認するということを行っております。また、中部電力浜岡原子力発電所三号炉及び四号炉では、敷地内断層の活動性評価に関する事業者の追加調査を進めるということで審査会合で説明がございました。これについては、先ほども申しましたけれども、評価結果が出てから我々が審査会合を行うのでは遅くなりますので、調査する地点をあらかじめ確認させていただくということで、これも規制庁職員が現地で実際に、現場に行って、これから調査をやるところがどういう状況になっているのかということを確認させていただきました。
このような取組を引き続き行っていきたいというふうに思ってございます。
この発言だけを見る →御指摘のとおり、審査資料上議論のある論点につきまして、議論の前提となる認識を共有し、審査を円滑に進めるために、これまでより早いタイミングで、委員、原子力規制庁職員による現地調査の取組を始めたところでございます。これにつきましては、先ほども御答弁させていただきました令和四年九月七日の進め方を踏まえて対応しているところでございます。
具体的には、例えば、電源開発大間原子力発電所では、敷地内断層の活動性評価に係る露頭、トレンチ、ボーリング調査のコア試料等を現地であらかじめ実際に確認するということを行っております。また、中部電力浜岡原子力発電所三号炉及び四号炉では、敷地内断層の活動性評価に関する事業者の追加調査を進めるということで審査会合で説明がございました。これについては、先ほども申しましたけれども、評価結果が出てから我々が審査会合を行うのでは遅くなりますので、調査する地点をあらかじめ確認させていただくということで、これも規制庁職員が現地で実際に、現場に行って、これから調査をやるところがどういう状況になっているのかということを確認させていただきました。
このような取組を引き続き行っていきたいというふうに思ってございます。
宮
宮澤博行#29
○宮澤委員 改めて地元の市長さんだったり市役所にヒアリングもしてみたんですけれども、仮に適合性審査が通った場合ですけれども、通った場合、やはり気になる論点がまだまだあると言うんですよ。
それは、一点目は住民説明なんです。通ったはいいけれども、この説明を市役所だとか市長さんにやらせるだったら、これはたまったもんじゃないというのが本音ですよ。この住民説明をきちんと国が責任持ってやっていただけるか、このところはいかがですか。御見解をお願いします。
この発言だけを見る →それは、一点目は住民説明なんです。通ったはいいけれども、この説明を市役所だとか市長さんにやらせるだったら、これはたまったもんじゃないというのが本音ですよ。この住民説明をきちんと国が責任持ってやっていただけるか、このところはいかがですか。御見解をお願いします。