鉱工業委員会
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会
会議録情報#0
昭和二十二年十二月八日(月曜日)
午後二時十分開議
出席委員
委員長 伊藤卯四郎君
理事 大矢 省三君 理事 松本 七郎君
理事生悦住貞太郎君 理事 早川 崇君
今澄 勇君 衞藤 速君
菊川 忠雄君 村尾 薩男君
生越 三郎君 西田 隆男君
長谷川俊一君 三好 竹勇君
神田 博君 深津玉一郎君
谷口 武雄君 前田 正男君
高倉 定助君
出席政府委員
商工政務次官 冨吉 榮二君
委員外の出席者
議 員 海野 三朗君
商工事務官 齋藤 正年君
専門調査員 谷崎 明君
専門調査員 保科 治朗君
―――――――――――――
十二月二日
釜石製鐵所銑鋼一貫事業再開促進の請願(志賀
健次郎君外七名紹介)(第一二六五號)
關東信越地方の野鍛冶業者に燃料増配の請願(
押川定秋君紹介)(第一二九四號)
十二月五日
日本製鐵輪西製鐵所の熔鑛爐に火入促進の請願
(山中日露史君外三名紹介)(第一三五八號)
の審査を本委員會に付託された。
十二月四日
亞炭増産に關する陳情書
(第六八四號)
を本委員會に送付された。
―――――――――――――
本日の會議に付した事件
請願
一 赤澤炭鑛における亞炭採堀中止の請願(中
野寅吉君紹介)(第二四二號)
二 全國の伸鐵業者に鋼材及び石炭割當増加の
請願(岡田勢一君外一名紹介)(第四二三
號)
三 赤澤炭鑛における亞炭採堀中止の請願(關
内正一君外一名紹介)(第五八七號)
四 亞炭増産に關する請願(圖司安正君外二名
紹介)(第七四〇號)
五 長野縣に纎維檢査所設置の請願(小林運美
君紹介)(第七七九號)
六 配炭公團法の一部改正に關する請願(今澄
勇君紹介)(第八五七號)
七 新庄町に國立亞炭研究所設置の請願(圖司
安正君外一名紹介)(第八七六號)
八 窯爐研究指導費國庫補助の請願(海野三朗
君紹介)(第九一四號)
九 釜石製鐵所銑鋼一貫作業再開促進の請願(
鈴木善幸君外七名紹介)(第九三八號)
一〇 新庄町に國立亞炭研究所設置の請願(圖司
安正君外三名紹介)(第一〇三〇號)
一一 東北地方鐵鋼業振興に關する請願(海野三
朗君紹介)(第一〇四〇號)
一二 北海道における家庭用石炭確保の請願(三
好竹勇君外二名紹介)(第一一七號)
一三 北海道における家庭用石炭價格補給の請願
(三好竹勇君外二名紹介)(第一一一八
號)
一四 繊纎産業從業員に報奬物資配給の請願(原
孝吉君紹介)(第一一五四號)
一五 釜石製鐵所鐵鋼一貫事業再開促進の請願)
小澤佐重喜君外七名紹介)(第一二四五
號)
一六 同(志賀健次郎君紹介)(第一二四七號)
一七 同(志賀健次郎君外七名紹介)(第一二六
五號)
一八 關東信越地方の野鍛冶業者に燃料増配の請
願(押川定秋君紹介)(第一二九四號)
一九 日本製鐵輪西製鐵所の熔鑛爐に火入促進の
請願(山中日露史君外三名紹介)(第一三
五八號)
陳情書
一 金屬鑛業再建復興對策に關する陳情書
(第二四號)
二 石炭生産確保に關する陳情書
(第四八號)
三 賠償實施公團設立に關する陳情書
(第一三七號)
四 炭鑛國家管理反對の陳情書外一件
(第一八七號)
五 炭鑛國家管理に關する陳情書
(第二五七
號)
六 纎維生産に關する陳情書
(第三二二號)
七 炭鑛國家管理實施に關する陳情書
(第
三五〇號)
八 石炭生産損失補償金支拂促進の陳情書
(第三五八號)
九 金屬鑛山事業に對し經濟力集中排除法適用
除外に關する陳情書
(第
37二號)
一〇 炭鑛業社會化に關する陳情書
(第三七九
號)
一一 日立鑛山水害復舊特別融資に關する陳情書
(第四六九號)
一二 關東信越地區鑛山水害舊對策に關する陳情
書(
第四七一號)
一三 金屬鑛業復興對策に關する陳情書
(第四七七號)
一四 農林水用石油販賣に關する陳情書
(第
五二五號)
一五 炭鑛國家管理方式に關する陳情
(第五七四號)
一六 硫化鑛山資材勞働資金に關する陳情書
(第五九三號)
一七 亞炭増産に關する陳情書
(第六八四號)
纎維工業、化學肥料工業及び鐵鋼業に關する件
―――――――――――――
この発言だけを見る →午後二時十分開議
出席委員
委員長 伊藤卯四郎君
理事 大矢 省三君 理事 松本 七郎君
理事生悦住貞太郎君 理事 早川 崇君
今澄 勇君 衞藤 速君
菊川 忠雄君 村尾 薩男君
生越 三郎君 西田 隆男君
長谷川俊一君 三好 竹勇君
神田 博君 深津玉一郎君
谷口 武雄君 前田 正男君
高倉 定助君
出席政府委員
商工政務次官 冨吉 榮二君
委員外の出席者
議 員 海野 三朗君
商工事務官 齋藤 正年君
専門調査員 谷崎 明君
専門調査員 保科 治朗君
―――――――――――――
十二月二日
釜石製鐵所銑鋼一貫事業再開促進の請願(志賀
健次郎君外七名紹介)(第一二六五號)
關東信越地方の野鍛冶業者に燃料増配の請願(
押川定秋君紹介)(第一二九四號)
十二月五日
日本製鐵輪西製鐵所の熔鑛爐に火入促進の請願
(山中日露史君外三名紹介)(第一三五八號)
の審査を本委員會に付託された。
十二月四日
亞炭増産に關する陳情書
(第六八四號)
を本委員會に送付された。
―――――――――――――
本日の會議に付した事件
請願
一 赤澤炭鑛における亞炭採堀中止の請願(中
野寅吉君紹介)(第二四二號)
二 全國の伸鐵業者に鋼材及び石炭割當増加の
請願(岡田勢一君外一名紹介)(第四二三
號)
三 赤澤炭鑛における亞炭採堀中止の請願(關
内正一君外一名紹介)(第五八七號)
四 亞炭増産に關する請願(圖司安正君外二名
紹介)(第七四〇號)
五 長野縣に纎維檢査所設置の請願(小林運美
君紹介)(第七七九號)
六 配炭公團法の一部改正に關する請願(今澄
勇君紹介)(第八五七號)
七 新庄町に國立亞炭研究所設置の請願(圖司
安正君外一名紹介)(第八七六號)
八 窯爐研究指導費國庫補助の請願(海野三朗
君紹介)(第九一四號)
九 釜石製鐵所銑鋼一貫作業再開促進の請願(
鈴木善幸君外七名紹介)(第九三八號)
一〇 新庄町に國立亞炭研究所設置の請願(圖司
安正君外三名紹介)(第一〇三〇號)
一一 東北地方鐵鋼業振興に關する請願(海野三
朗君紹介)(第一〇四〇號)
一二 北海道における家庭用石炭確保の請願(三
好竹勇君外二名紹介)(第一一七號)
一三 北海道における家庭用石炭價格補給の請願
(三好竹勇君外二名紹介)(第一一一八
號)
一四 繊纎産業從業員に報奬物資配給の請願(原
孝吉君紹介)(第一一五四號)
一五 釜石製鐵所鐵鋼一貫事業再開促進の請願)
小澤佐重喜君外七名紹介)(第一二四五
號)
一六 同(志賀健次郎君紹介)(第一二四七號)
一七 同(志賀健次郎君外七名紹介)(第一二六
五號)
一八 關東信越地方の野鍛冶業者に燃料増配の請
願(押川定秋君紹介)(第一二九四號)
一九 日本製鐵輪西製鐵所の熔鑛爐に火入促進の
請願(山中日露史君外三名紹介)(第一三
五八號)
陳情書
一 金屬鑛業再建復興對策に關する陳情書
(第二四號)
二 石炭生産確保に關する陳情書
(第四八號)
三 賠償實施公團設立に關する陳情書
(第一三七號)
四 炭鑛國家管理反對の陳情書外一件
(第一八七號)
五 炭鑛國家管理に關する陳情書
(第二五七
號)
六 纎維生産に關する陳情書
(第三二二號)
七 炭鑛國家管理實施に關する陳情書
(第
三五〇號)
八 石炭生産損失補償金支拂促進の陳情書
(第三五八號)
九 金屬鑛山事業に對し經濟力集中排除法適用
除外に關する陳情書
(第
37二號)
一〇 炭鑛業社會化に關する陳情書
(第三七九
號)
一一 日立鑛山水害復舊特別融資に關する陳情書
(第四六九號)
一二 關東信越地區鑛山水害舊對策に關する陳情
書(
第四七一號)
一三 金屬鑛業復興對策に關する陳情書
(第四七七號)
一四 農林水用石油販賣に關する陳情書
(第
五二五號)
一五 炭鑛國家管理方式に關する陳情
(第五七四號)
一六 硫化鑛山資材勞働資金に關する陳情書
(第五九三號)
一七 亞炭増産に關する陳情書
(第六八四號)
纎維工業、化學肥料工業及び鐵鋼業に關する件
―――――――――――――
伊
伊藤卯四郎#1
○伊藤委員長 これより會議を開きます。
本日をもつて、今會期における本委員會の議事を全部終了いたしたいと存じますので、請願及び陳情書全部の審査を終了するとともに、今會期に實施いたしました纎維工業、化學肥料工業及び鐵鋼業に關する國政調査の結論をまとめたいと思います。委員各位におかれましては、本委員會の權威のためにも、最後まで御精勵のほどを願つておきます。
それでは、先ず請願より審査いたします。請願審査の方法は、從前通り、紹介議員より説明を聽取し、政府の所見を質した後、質疑を行うことといたしまして、その可否は、全部を一括して決することにいたしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。
この発言だけを見る →本日をもつて、今會期における本委員會の議事を全部終了いたしたいと存じますので、請願及び陳情書全部の審査を終了するとともに、今會期に實施いたしました纎維工業、化學肥料工業及び鐵鋼業に關する國政調査の結論をまとめたいと思います。委員各位におかれましては、本委員會の權威のためにも、最後まで御精勵のほどを願つておきます。
それでは、先ず請願より審査いたします。請願審査の方法は、從前通り、紹介議員より説明を聽取し、政府の所見を質した後、質疑を行うことといたしまして、その可否は、全部を一括して決することにいたしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。
伊
伊藤卯四郎#2
○伊藤委員長 御異議なしと認めまして、そのように取扱うことと決してます。なお紹介議員等の御都合によりまして、日程の順序を變更いしたますから、あらかじめ御了承を願つておきます。
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伊
海
海野三朗#4
○海野三朗君 本邦の工業、特に中小工業における窯爐は、概してその設計竝びに燃料の處理方法につきましては、ほとんど明治以來の舊態を持續し、これが改良進歩は、すこぶる遲々たるものがあり、また熱經濟に對するそれらの從業員の智識も、はなはだ乏しく、いたずらに燃料を浪費し、さらに爐材竝びに保温に關する智識にも缺けるところ多く、誠に寒心にたえないところでございます。殊に近時燃料供給難とともに、その製品に必要な温度に對し不十分な點が多く、從いまして、製品に遺憾の點が夥しく、なお工場の設備の惡いために、見返品等の大量生産に應ずることができず、一方燃料の品質低下によりまして、低質炭及び電熱の利用を考慮しなければならない状況でございます。從いまして、この際、できるだけ少量の燃料及び低カロリー炭或は電熱をもつて適切な窯爐及び燃燒と餘熱装置、竝びにその操作方法を急速に研究實施することが、是非必要であるのでございます。さきに文部省竝びに日本學術振興會におきまして、この目的のために窯爐竝びに爐材委員會が設けられ、委員として權威者三十二名竝びに多數の研究囑託が無報酬で努力いたしてまいりましたが、經費三萬四千圓にすぎず、十分にその目的を逹することができず、貧困な燃料資源の現在及び將來を考えるとき、窯爐の能率を高め、燃料の節約、製品の良好、竝びに經濟的生産を目指す意味におきまして研究に精進するとともに、あまねく中小工業者の熱管理その他、工場の實際を指導いたしまして、わが國工業再建に特に力を傾注しなければならないことを確信し、ここに右に關しまする經費五十萬圓を支出されるよう望む次第でございます。
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冨
冨吉榮二#6
○冨吉政府委員 お答えいたします。最近の燃料不足は、早急に解決する見込はなく、商工省といたしましては、石炭廳、燃料研究所及び化學局等關係部門で燃燒の指導による燃料の節約竝びに亞炭又は代用燃料の利用をはかつておりまして、さらに窯爐の構造自體の再檢討は、燃料節約の見地から、きわめて重要なことと考えておる次第でございます。しかしながら、國家餘算が極端に膨脹している今日、商工省といたしましては、一般工業化研究には補助金を交付せず、研究の結果その利益を受ける者より研究費を支出していただくことにしております。なお、工業化研究の重要性に鑑みまして、民間研究機關の研究補助につきましては、目下對策を考慮中でございます。文部省におきましては、基礎研究に關する補助金として、學術振興會補助金のほかに自然科學研究費がありますので、參考までに申添えておきます。何とぞ、以上のような次第でありまするから、御了承をお願いいたしたいと思います。
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伊
海
海野三朗#8
○海野三朗君 終戰後の國内鐵鋼生産は、政府のいわゆる超重點施策にもかかわらず、幾多の困難な條件に制約せられて、生産の伸張が思うようにはかどらず、日本再建途上の重大な障害となつておるのでありますが、政府が從來の頭を切り替え、東北地方の鐵鋼工業に對して、特段の重點を置いた生産計畫を實施しますれば、困難な一般的條件のもとにおきましても、なおかつ全體として増産に寄與することができると思う次第でございます。
すなわち周知のごとく、東北地方は、鐵鋼生産に要する原料、動力等の各種資源を豐富に擁し、鐵鋼工場としての立地條件の優位なことは、他の地方においても比肩すべきものがございません。現在では、これら資源は、ほとんど全部、遠く他の既成工業地帶に搬送して、その利用に委ねられているのでありますが、これを地元の十二分に設備と技術とを備えた鐵鋼工場に投入して製品化しますれば、極度に窮屈は今日の海陸輸送を節減し、莫大な送電ロスを防遇することができまして、それだけ國全體の鐵鋼増産を可能になるのでございます。ひるがえつて考えますのに、敗戰日本の復興再建が地域的には、東北の産業、就中工業の急速な振興發展にまたなければならないことは、今日多言を要しないのでありますが、殊に、鐵鋼業はあらゆる産業を振興展開せしめる基盤でありまして、東北振興という國策的課題よりましても、東北鐵鋼業の振興増産は、實に刻下の急務であると信ずるのでございます。
東北地方の製鐵製鋼工場四十社は、このような信念に基きまして、當局が、日本製鐵釜石製鐵所の鐵鋼一貫作業の再開、東北地方工場の電氣製鐵、電氣製鋼、壓延鋼材、鑄鋼及び鍛鋼の増産を實現するために、適切な措置を講ぜられんことを請願する次第でございます。
この発言だけを見る →すなわち周知のごとく、東北地方は、鐵鋼生産に要する原料、動力等の各種資源を豐富に擁し、鐵鋼工場としての立地條件の優位なことは、他の地方においても比肩すべきものがございません。現在では、これら資源は、ほとんど全部、遠く他の既成工業地帶に搬送して、その利用に委ねられているのでありますが、これを地元の十二分に設備と技術とを備えた鐵鋼工場に投入して製品化しますれば、極度に窮屈は今日の海陸輸送を節減し、莫大な送電ロスを防遇することができまして、それだけ國全體の鐵鋼増産を可能になるのでございます。ひるがえつて考えますのに、敗戰日本の復興再建が地域的には、東北の産業、就中工業の急速な振興發展にまたなければならないことは、今日多言を要しないのでありますが、殊に、鐵鋼業はあらゆる産業を振興展開せしめる基盤でありまして、東北振興という國策的課題よりましても、東北鐵鋼業の振興増産は、實に刻下の急務であると信ずるのでございます。
東北地方の製鐵製鋼工場四十社は、このような信念に基きまして、當局が、日本製鐵釜石製鐵所の鐵鋼一貫作業の再開、東北地方工場の電氣製鐵、電氣製鋼、壓延鋼材、鑄鋼及び鍛鋼の増産を實現するために、適切な措置を講ぜられんことを請願する次第でございます。
冨
冨吉榮二#9
○冨吉政府委員 お答えいたします。東北地方の大規模の製鐵工場にとりましては、相當問題がありまして、必ずしも立地條件は良好ではございません。すなわち、製銑製鋼に最も重要で、目下最も給供不足であります粘結炭、發生爐炭が、東北地方には絶無でございます。從いまして、右石炭の輸入、國内増産等により、石炭事情緩和をまつほかはないのであります。
次に、常磐炭鑛及び豐水電力に關する立地條件は良好でありまして、電氣銑、フエロアロイ、特殊鋼、鑄鍛鋼につきましては、振興の可能性があるのでありますが、電氣銑、フエロアロイについては、現下のところ、燃料、副資材の關係上、生産總量が低く、これがため東北地方にはできるだけ重點を置いております。特殊鋼、鑄鍛鋼についても、燃料、副資材の關係上、總生産が少く、從いまして、需要も重要部門に限られており、この重要部門との連繋いかんが、この産業の振興をはかるものでございます。
この発言だけを見る →次に、常磐炭鑛及び豐水電力に關する立地條件は良好でありまして、電氣銑、フエロアロイ、特殊鋼、鑄鍛鋼につきましては、振興の可能性があるのでありますが、電氣銑、フエロアロイについては、現下のところ、燃料、副資材の關係上、生産總量が低く、これがため東北地方にはできるだけ重點を置いております。特殊鋼、鑄鍛鋼についても、燃料、副資材の關係上、總生産が少く、從いまして、需要も重要部門に限られており、この重要部門との連繋いかんが、この産業の振興をはかるものでございます。
伊
伊藤卯四郎#10
○伊藤委員長 日程第一は、既に八月二十六日に審査をいたしておりますから、これは後刻他の請願と一括して、その可否を決することといたしまして、日程第二、全國の伸鐵業者の鋼材及び石炭割當増加の請願を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。
この発言だけを見る →生
生越三郎#11
○生越委員 紹介議員が出席されおりませんから、代つて説明いたします。本請願の要旨は、伸鐵事業の特異性竝びにその利用價値については(一)スクラツプの利用活用により鋼材の増産ができる(二)生産に當り燃料、副資材が僅少なこと(三)特に市場に緊迫している小型條鋼に生産の重點があること(四)材料の點は心配がないこと等の理由により伸鐵の最高度利用のため、全國伸鐵業者に對して鋼材生産年額十二萬トン石炭供給額六萬トンを割當てられたいというのであります。
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齋藤正年#12
○齋藤説明員 お答えいたします。割當額につきましては、今度の物資割當計畫により決定いたすものでございまして今ここで、明言することはできませんが、今後は増配するよう努力いたしたいと考えているわけであります。
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伊
伊藤卯四郎#13
○伊藤委員長 次に移ります。日程第三、赤澤炭鑛における亞炭採掘中止の請願は、日程第一と同じ趣旨でありますので、審査を省略し、後刻その可否を決したいと思いますが、御異議ありませんか。
この発言だけを見る →伊
伊
生
生越三郎#16
○生越委員 紹介議員が出席されておりませんから、代つて説明いたします。本請願の要旨は、山形縣下の亞炭は、埋藏量約三億トン、年産約三十萬トンで、品質は五千カロリー内外が多く、一般家庭用、工業用、鐵道用として重要なものでありましたが、亞炭配炭公團が設けられた結果、本縣の亞炭生産業者は壞減せんとしているのでありまして、ついては、(一)物價廳告示第四〇二號の取扱いを本縣産亞炭は品位C級に改め、(二)責任生産制を實施し、超過生産に對し自主運營を認め(三)生産量の二分の一を縣内工業用竝びに煖厨房用に充當させ、需給統制の權限を地方廳に委任する(四)雪害期間の小運送料金を公定料金の一〇〇%加算の認可(五)亞炭生産に必要物資の配給増加、勞務加配米を石炭同樣に取扱う(六)亞炭鑛山に對し、設備、運轉資金の融資竝びに越冬資金のの支給をされたいといふのであります。
この発言だけを見る →齋
齋藤正年#17
○齋藤説明員 山形縣下の亞炭はきわめて優秀でありますので、政府といたしましても、その増産に大いに努力し援助をいたしたいと考えております。山形縣下の亞炭の生産者價格は、現在A級すなわち一級炭五百二十圓となつておりますが、各地の代表的炭鑛の生産費を基準として定めたわけでありまして、當然積雪地方事情も考慮したわけでありますが、請願の御趣旨については、物價廰とも協議いたしたいと存じます。なお現在のところ、全亞炭山について責任生産額を科學的客觀的に算定することは困難であります。次に、現下の燃料事情においては、超過生産分の自由處分ということは適當と考えられますので、責任生産制については、現在のところ、政府といたしましては、なお研究を要すると考えおる次第でございます。
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伊
生
生越三郎#19
○生越委員 紹介議員が出席されておりませんから、代つて説明いたします。本請願の要旨は、纎維製品の檢査が近く國營に移管されると聞いておりますが、長野縣は全國第一の蠶絲縣であるばかりでなく、綿裁培、緬羊飼育、雜纎維の開發等の資源を有する一面、纎維工業の各工場が散在し、全國有數の纎維主産縣であるのであります。しかるに本縣が他府縣の檢査所管内に編入されることになれば、纎維業者の犠牲は多大であり、延いては輸出事務の停滞、配給の不圓滑、生産の低下等を來すこととなるのでありますから、本縣に纎維檢査本所を設置されたいというのであります。
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冨吉榮二#20
○冨吉政府委員 お答えいたします。ただいまの請願の御趣旨はごもつともでございますが、速やかにこれを設置いたすことはきわめて困難でございますが、極力設置に努力するつもりでございます。さよう御了承を願いたいと思います。
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伊
伊藤卯四郎#21
○伊藤委員長 次に移ります。日程第六、配給公團法の一部改正に關する請願は、十一月二十八日に審査をいたしまして、その可否のみが未決定となつておりますので、後刻他の請願と一括して決することといたしますが、御異議ありませんか。
この発言だけを見る →伊
伊
伊藤卯四郎#23
○伊藤委員長 次に移ります。日程第七及び日程第一〇は、同趣旨の請願でありますので、一括議題といたします。新庄町に國立亞炭研究所設置の請願を議題といたします。紹介説明を求めます。
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生越三郎#24
○生越委員 紹介議員が出席されておりませんから、代つて説明いたします。本請願の要旨は、亞炭は山形縣木友炭鑛が唯一の重要炭鑛であり、木友炭鑛を中心とする最上北村山炭田は埋藏量三億トンといわれ。しかも古くから加工方面の調査研究を重ね、その設備も完備しているばかりでなく、交通も至便であり、近代産業都市としての立地條件も申分ないのでありますから、この際山形縣新庄町に國立亞炭研究所を設置されたいというのであります。
この発言だけを見る →齋
齋藤正年#25
○齋藤説明員 お答えいたします。資源の乏しいわが國におきましては、新しい資源を今後極力開發いたさねばならないのでありますが、亞炭は未開發資源中の最たるものでありまして、政府といたしましても、この亞炭を大いに開發いたしまして、燃料事情の緩和をはかり速やかに經濟の安定をはかりたいと考えてをります。ところが、この亞炭の採掘及びその利用につきましては、まだまだ多分に研究の餘地があり、かつ一般の認識もきわめて低いと申さねばなりません。そこで政府といたしましても、組織的科學的に亞炭の採掘から加工乾溜、さらにその燃燒に至るまで、亞炭に最も適しますところの方策を研究する必要をつとに痛感いたしておるわけであります。
現在も亞炭に關する國立の研究所の設置方につきまして、關係方面と鋭意折衝中でありますが、その設置については、未だ確定はいたしませんが、もし設置します場合は、東北方面が適當ではないかと、ただいまのところ考えている次第でございます。今後關係方面各位の御協力をいただきまして、是非とも國立亞炭研究所の設立を實現いたしたいと思つている次第でございます。
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伊
伊藤卯四郎#26
○伊藤委員長 次に移ります。日程第九、第一五、第一六及び第一七は同趣旨の請願でありますから、一括議題といたします。釜石製鐵所銑鋼一貫事業再開促進の請願、紹介説明を求めます。
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生越三郎#27
○生越委員 紹介議員が出席されておりませんから、代つて説明いたします。本請願の要旨は、釜石製鐵所は戰禍の中より起ち上つて、銑鐵年間十萬トンを中心とする銑鋼一貫作業設備を完成いたしましたが、現在配炭未定のため、放出輸入重油による一部製鋼壓延作業を除いて復舊成つた熔鑛爐にまだ火は點ぜられておりません。ついては、産業の基礎材たる鐵鋼の重要性に鑑み、優先的に釜石製鐵所の銑鋼一貫作業再開の促進に適切なる措置を講ぜらたいというのであります。
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冨吉榮二#28
○冨吉政府委員 お答えいたします。現下の燃料事情、特に粘結炭の供給状況から見まして、釜石製鐵所熔鑛爐の火入は、とうてい見込みはないのでございますが、目下粘結炭の輸入についてG・H・Qに懇請中でありまして、石炭輸入の實現を見まして、石炭事情が緩和いたしました際には、右製鐵所熔鑛爐稼働について、愼重に考慮することといたします。さよう御了承を願いたいと思います。
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この発言だけを見る →—————————————
伊