内閣委員会
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会
会議録情報#0
昭和二十九年五月二十五日(火曜日)
午後一時十八分開議
出席委員
委員長代理理事 下川儀太郎君
理事 大村 清一君 理事 平井 義一君
理事 山本 正一君 理事 高瀬 傳君
永田 良吉君 長野 長廣君
八木 一郎君 飛鳥田一雄君
田中 稔男君 冨吉 榮二君
中村 高一君 辻 政信君
出席国務大臣
国 務 大 臣 木村篤太郎君
出席政府委員
保安政務次官 前田 正男君
保安庁局長
(人事局長) 加藤 陽三君
委員外の出席者
専 門 員 龜卦川 浩君
専 門 員 小關 紹夫君
—————————————
五月二十二日
委員逢澤寛君、高橋等君及び山下春江君辞任に
つき、その補欠として大村清一君、福田喜東君
及び三木武夫君が議長の指名で委員に選任され
た。
同日
委員、福田喜東君辞任につき、その補欠として
高橋等君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十五日
委員山本正一君及び三木武夫君辞任につき、そ
の補欠として三和精一君及び松村謙三君が議長
の指名で委員に選任された。
同日
委員三和精一君辞任につき、その補欠として山
本正一君が議長の指名で委員に選任された。
同日
大村湾一君及び山本正一君が理事に補欠当選し
た。
—————————————
本日の会議に付した事件
理事の互選
保安隊及び警備隊(国防会議の構成に関する問
題)
—————————————
この発言だけを見る →午後一時十八分開議
出席委員
委員長代理理事 下川儀太郎君
理事 大村 清一君 理事 平井 義一君
理事 山本 正一君 理事 高瀬 傳君
永田 良吉君 長野 長廣君
八木 一郎君 飛鳥田一雄君
田中 稔男君 冨吉 榮二君
中村 高一君 辻 政信君
出席国務大臣
国 務 大 臣 木村篤太郎君
出席政府委員
保安政務次官 前田 正男君
保安庁局長
(人事局長) 加藤 陽三君
委員外の出席者
専 門 員 龜卦川 浩君
専 門 員 小關 紹夫君
—————————————
五月二十二日
委員逢澤寛君、高橋等君及び山下春江君辞任に
つき、その補欠として大村清一君、福田喜東君
及び三木武夫君が議長の指名で委員に選任され
た。
同日
委員、福田喜東君辞任につき、その補欠として
高橋等君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十五日
委員山本正一君及び三木武夫君辞任につき、そ
の補欠として三和精一君及び松村謙三君が議長
の指名で委員に選任された。
同日
委員三和精一君辞任につき、その補欠として山
本正一君が議長の指名で委員に選任された。
同日
大村湾一君及び山本正一君が理事に補欠当選し
た。
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本日の会議に付した事件
理事の互選
保安隊及び警備隊(国防会議の構成に関する問
題)
—————————————
下
下川儀太郎#1
○下川委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、理事である私が委員長の職務を行います。
この際お諮りいたします。理事大村清一君が去る十九日委員を辞任され、理事が一名欠員となつておりましたが、同君は再び委員に選任されましたので、同君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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この際お諮りいたします。理事大村清一君が去る十九日委員を辞任され、理事が一名欠員となつておりましたが、同君は再び委員に選任されましたので、同君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
下
下川儀太郎#2
○下川委員長代理 御異議がなければ同君を理事に指名いたします。
それでは先日に引続きまして、保安隊及び警備隊に関する件、国防会議の構成に関する件について質疑を続行いたします。質疑の通告がありますので、これを許します。辻政信君。
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辻
辻政信#3
○辻(政)委員 国防会議の問題につきまして二、三お伺いいたします。「内閣総理大臣は、左の事項については、国防会議にはからなければならない。」ということが防衛庁設置法案の第四十二条に書いてございますが、ただいま配付されました国防会議の構成等に関する件、保安庁案によりますと、国防会議は内閣総理大臣の諮問機関である、こう書いてあります。そうしますと、この四十二条に書いてある重要事項について国防会議にはからなければならないというこの文句は、単に手続上形式的にやらねばならぬというお気持でありますか、それとも内容について権威ある議決機関になさる意味か、それをちよつとお伺いいたします。
この発言だけを見る →加
加藤陽三#4
○加藤政府委員 第四十二条には、「重要事項を審議する機関として、内閣に、国防会議を置く。」、「内閣総理大臣は、左の事項については、国防会議にはからなければならない。」とこう書いでございます。すなわちこれは諮らなければならないというのでありまして、諮つた結果の決議に法律上拘束をせられるというものではないのであります。法律上拘束せられるものを、通常の意味において議決機関、こう申しております。そういう意味ではこれは議決機関ではございません。その趣旨で諮問機関、ところ書いうのでございます。
この発言だけを見る →辻
加
辻
加
辻
辻政信#9
○辻(政)委員 そうしますと、こういう重大な問題、ことに防衛出動の可否というような問題について、国防会議は単に形式的に、手続上聞きおく程度のものであつて、本質的にこれを決定する何らの権限もなければ責任も持たない、こう解釈していいですか。
この発言だけを見る →加
加藤陽三#10
○加藤政府委員 私の申し上げておりまするのは、法律的な立場からの解釈でありまして、政治的にどういうふうに重大性を持つかということはまた別でございます。これは大臣からお答えいたましす。
この発言だけを見る →辻
木
木村篤太郎#12
○木村国務大臣 その点について私からお答えいたします。行政機関でありまする内閣が政治責任を負うことは、日本の憲法上の建前であります。すべて国民の負託によつて選挙され、そうしてそのもとに構成されました内閣が行政について全般的の責任を負うことは当然言をまたないのであります。そこで、国防の基本方針その他防衛に関する計画を立てまするのもこれ一つの行政であります。御承知の通り、新憲法におきましては、昔のような統帥権は認めていないのでございます。すべてその時の内閣が全責任を持つてそれをきめるべきものであることは、当然言をまたない。そうしてそれをきめるにあたりましての経過においてどうあるべきかということが問題であるのであります。国防会議もこの内閣の責任制に基いて、きめるべき過程において十分これらが審議され、そうしてそのもとにおいて内閣総理大臣がすべてこれを決定するという建前をとつたのでありまして、今加藤局長から申し上げましたように、決定機関ではないのであります。しかしこれにおいて審議され決定されたことが政治的に大きな意味を持つことは当然言をまたないのであります。そうでなければこの会議を置く必要はごうもないのであります。実際問題といたしまして、政治的にこの会議できめられたことについて十分な意味があることは当然言をまたない、こう考えております。
この発言だけを見る →辻
辻政信#13
○辻(政)委員 十分な意味があつても十分な権限を持たない、責任も持たない機関、こういうふうに解釈されるのであります。ことに政府の原案によヶますと、これは大体七名の大臣を集めて構成しておられる。そうすると、これは戦時中にあつた戦時閣僚会議と同じでありまして、ほかの伴食大臣を別にして、七名の者だけ集めてやる機関であるならば、ここに麗々しく国防会議というものをお出しになる意味が少しもなくなる、こういうふうに私は考えます。権限がその通りであり、構成の内容がその通りであるならば、麗々しく国防会議とお出しになる意味が全然なくなります。むしろ関係閣僚の、たとえば経済閣僚懇談会というものがありますが、それと同じような意味において、防衛閣僚懇談会といいますか、そういうものにおやりになつたらどうでございます。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#14
○木村国務大臣 この国防会議は常設機関であります。閣僚懇談会のようなものと性質を全然異にいたしております。要するに国防に関係のある大臣が常時これについて検討をして、そうして国の国防の基本方針を求めて行くということであります。
なおつけ加えて申しますが、これがもしも決定機関であるということになりますと、内閣にまつたく異なつたものが国の国防の基本方針をきめて、それに内閣か従わなければならぬということになり、内閣が責任をとれぬことになる。これは内閣責任制から申しましてゆゆしき大事である。時の内閣かすべて責任を持つて事を処理するということでなくては民主主義の根底が破壊されるもの、とこう私は考えております。
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辻
木
木村篤太郎#16
○木村国務大臣 これは申すまでもなく会議機関であります。機関と申しては語弊がありますが、会議を持つてやるのであります。各省において研究した結果をすべてここに持ち寄りまして、これで総合判断をしてこの会議において決定しよう、こういうことであります。
この発言だけを見る →辻
辻政信#17
○辻(政)委員 各省データを持つて来て相談してきめるというか、その会議の議題になるべき基本方針を起案し、まとめるものが必要になつて参ります、仕事をやる上において。七人の大臣が出て来て、おのおの自分の見解から、経済力はこうだ、防衛力はどうだ、そういうのでは木に竹を継いだようになつて、それをこなしたまとまつた国防の基本方針というものは単位からは生れて参らぬ。幹事があり、事務局があつて、こういう資料をお互いに持ち寄つて来て、そうしてそこで正しい設計をしなければならない。その設計したものに基いて各大臣が会議において意見を述べて本物にする、こういう過程をとらなければならない。そうしますと、この大綱なり方針なりを、ほんとうに各方面のデータを集めて総合して、いわゆる参謀の立場においてこれをまとめて起案するのはどこかという点であります。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#18
○木村国務大臣 辻委員の今のお考えは、事務当局にまず根本的な起案をさせるというように私伺つたのでありますが、あるいはそうでないかもわかりません。われわれの構想といたしましては、関係の大臣が所掌の官庁において十分練つたものをここへ持ち寄つて一つの案をきめようというのでありますから、あらかじめ事務局でもつて立案させるというようなことは考えていないのであります。その庶務はどこでやるかというと、われわれとしては、防衛庁内においてやらせることが適当だ、とこう考えている次第であります。
この発言だけを見る →辻
辻政信#19
○辻(政)委員 そうしますと、この会議に出席する防衛庁の木村長官は、山田保安局長の書いた一つの素案を持つてそこに臨まれる、外務大臣は次官が書いたものを持つてそこに臨まれる、大蔵大臣は大蔵次官の起案したものを持つて来てそこで述べる、それをかき集めてその会議で案を立てるのでございますか。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#20
○木村国務大臣 私の方の部内のことについて今お言葉がありましたから申し上げますが、何も山田局長が案を立ててやるわけではありません。今度の防衛庁設置法案において明瞭でありまするように、私のもとにおいては、いろいろの幕僚があります。その幕僚によつて保安庁としての考え方はきめるわけであります。
この発言だけを見る →辻
辻政信#21
○辻(政)委員 山田局長といつたのは間違いではないのであります。この法案におきましては防衛局長が防衛なり、保安隊の基本について事務として主管をする責任者であります。でありますからほかの者はそれに基いて下請作業をやるにすぎない。でありますから長官が会議に出たときには防衛計画の大綱とか国防の基本方針をあなたの幕僚として立案をする、筆をとつてほんとうに書くのはどうしたつて防衛局長なんです。もちろんそれに対しては統幕議長の意見もお聞きになるでしようし、次長の意見もお聞きになるでしようが、幕僚機関の中心としては防衛局長がやつておるわけです。そこで私の聞きたいことは、さらにそののりを越えて日本の国防の基本方針、日本国家の防衛計画の大綱、防衛出動の可否、こういう重大な問題は、大蔵大臣や外務大臣では起案できないのです。会議に配付する書類、議案を起案できない。結局木村長官が一つの草案を持つて来て、そうして外交の見地、あるいは財政の見地からそれぞれの大臣が意見を言うて修正するというのが実際の仕事の運びぶりだと思うのですが、それでよろしゆうございますか。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#22
○木村国務大臣 決してそうじやありません。この国防の基本方針というものは、これは申すまでもなく、わが国として将来どうあるべきか、たとえば自由国家群の一員としてどういう方向に進むべきであるか。具体的に申しますと、ある国との間にいろいろの折衝がある、その折衝は国防の見地から見てどういう方針を立てて行こうかというような、大所高所から国防の基本方針をきめるわけでありまして、それらのことについては外部大臣の発言権も重きをなしますし、あるいは大蔵大臣の発言権も重きをなす。ただ単純な作戦という面だけのことではないのであります。そういう点については関係の者が寄り合つてその方向をきめるということになると思います。
この発言だけを見る →辻
辻政信#23
○辻(政)委員 そうしますと、防衛計画の大綱というのは、内容的にどういうことになりますか。これは兵力の配置、運用、補給というものを含んでおるものと私は見ますが、そうじやないのですか。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#24
○木村国務大臣 この国防会議においてきめられるべき国防計画の大綱は、大きな観点からわれわれは考えておるのであります。すなわち、具体的に申しますれば、どこの国においてどういう戦略的配置をしているか、それについて、わが国としてはこれに対する防衛体制をどう立てて行くか。しかうしてそれらの面について誤りなからしめるためには、あるいは運輸的の観点、あるいは食糧の観点、あるいは通信の観点、いろいろな面から十分考えて、これらの計画を立てて行きたいと考えております。
この発言だけを見る →辻
辻政信#25
○辻(政)委員 そういうような重大な議案を配付されて仕事をして行かねばならぬのですが、そういうものをまとめて一つの草案をどこかで書かねばならぬのであります。まさか大臣を五人集めて、そこで鉛筆を持つてどなたかの大臣が主任になつて起案されるものではないと思うのです。そうじやないのですか。
この発言だけを見る →木
辻
辻政信#27
○辻(政)委員 その意味におきまして、私は、この事務局というものが非常に重大な役割をなすと思うのです。政府案には単に国防会議の庶務と書いてありますが、これは会議をどこでやるとか、お茶を出すとか、出張するとか、こんなものが庶務なんであります。そうではなしに、国防会議にはそれに伴ういわゆるスタッフのほんとうの仕事をしてやる事務局が必要になる、その事務局というものをおつくりになるつもりか、単に給仕とか小使いだけを置いた庶務をおやりになるつもりかどうか。
この発言だけを見る →木
木村篤太郎#28
○木村国務大臣 これは今申し上げました通り、申すまでもなくこの案を立てるについては、各省が関係しておるのです。おそらくそのもとにおいて各省からあるいは局長がその下相談に出るとか、あるいは実際の事務を扱うとかいうことで、各省のそれ相当の人間が出て来て、そこでいろいろな事務をとるべきことであろうと考えます。
この発言だけを見る →下