商工委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十五年十二月二十一日(水曜日)
午前十時三十三分開会
―――――――――――――
出席者は左の通り。
委員長 剱木 亨弘君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
牛田 寛君
委員
赤間 文三君
井川 伊平君
上原 正吉君
岸田 幸雄君
斎藤 昇君
鈴木 万平君
山本 利壽君
阿部 竹松君
近藤 信一君
椿 繁夫君
吉田 法晴君
国務大臣
国 務 大 臣 迫水 久常君
政府委員
経済企画庁調整
局長 中野 正一君
通商産業政務次
官 始関 伊平君
中小企業庁長官 小山 雄二君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○海外経済協力基金法案(内閣送付、
提出、衆議院送付)
○請願の審査に関する件
○商工組合中央金庫法の一部を改正す
る法律案(内閣提出、衆議院送付)
―――――――――――――
この発言だけを見る →午前十時三十三分開会
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出席者は左の通り。
委員長 剱木 亨弘君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
牛田 寛君
委員
赤間 文三君
井川 伊平君
上原 正吉君
岸田 幸雄君
斎藤 昇君
鈴木 万平君
山本 利壽君
阿部 竹松君
近藤 信一君
椿 繁夫君
吉田 法晴君
国務大臣
国 務 大 臣 迫水 久常君
政府委員
経済企画庁調整
局長 中野 正一君
通商産業政務次
官 始関 伊平君
中小企業庁長官 小山 雄二君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○海外経済協力基金法案(内閣送付、
提出、衆議院送付)
○請願の審査に関する件
○商工組合中央金庫法の一部を改正す
る法律案(内閣提出、衆議院送付)
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剱
剱木亨弘#1
○委員長(剱木亨弘君) これより商工委員会を開会いたします。
理事会の申し合わせにより、本日は、まず、海外経済協力基金法案について審議を行ない、次いで、昨日衆議院から送付されました商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案の審議を行ないます。
それでは、まず、海外経済協力基金法案を議題とし、質疑を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
この発言だけを見る →理事会の申し合わせにより、本日は、まず、海外経済協力基金法案について審議を行ない、次いで、昨日衆議院から送付されました商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案の審議を行ないます。
それでは、まず、海外経済協力基金法案を議題とし、質疑を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
井
迫
井
中
中野正一#5
○政府委員(中野正一君) 現在、日本輸出入銀行に東南アジア開発協力基金といたしまして五十億の金が積んでございまして、これは資金運用部に全部預けて運用しておるわけでございます。だから、全割現金でございます。
この発言だけを見る →井
中
井
中
中野正一#9
○政府委員(中野正一君) 本基金の性格上、全額政府出資でやりたい。と申しますのは、輸出入銀行よりも貸付の期間も長くなりますし、それから、貸付の利率も輸出入銀行より幾分安くしたいと、長期低利の金を貸したいと、こういうことで、ほかから、たとえば資金運用部あたりから資金の融資を受けてまた貸すということになりますと、どうしても利子が高くなるわけであります。そういうことで、さしあたりは今の五十三億七千五百万円程度のもので出発いたしますが、来年度につきましては、さらに予算で少なくとももう五十億ぐらいは追加出資をしてもらうということで、この基金の運用をすべき金は、全額、今後金が足りなくなればまた政府からさらに予算で出資をしてもらう、こういう考え方でございます。
この発言だけを見る →井
井川伊平#10
○井川伊平君 低利で貸し付けるという意味は、国内の金利に比べての話であるか、あるいは、同じ地方に対する各国の投融資をしておる金利に比べての話でありますか。かっ、どのくらいの率になりますか。
この発言だけを見る →中
中野正一#11
○政府委員(中野正一君) これは、一つには輸出入銀行の貸し出しの金利でございますね、これをまず参考にいたします。また、投資先における競争国でございますね、そういう国の国際的な金利、そういうものを勘案して決定したい。現在のところではまだきめておりませんが、輸出入銀行が大体こういう投資金融等につきましては四分五区画以上という規定になっておりますので、大体四分程度を基準にして考えていきたいと思っております。
この発言だけを見る →井
中
中野正一#13
○政府委員(中野正一君) 各国の貸し出しのいろいろこれに似たような機関もございますが、それぞれ違っておりますが、今私が申し上げました程度であれば、各国の金利に比べてそう高いということはないのじゃないかと考えております。
この発言だけを見る →井
川
川上為治#15
○川上為治君 私、一点だけ御質問したいと思うのですが、第二十条の第三号に「開発事業の試験的実施のために必要な資金を貸し付ける工ということになっておりますが、(業務の範囲)のところでですね。第二十一条によりますと、その第二号には「その達成が確実であると認める場合」と、こういうことになっておりますが、どうも試験的な段階におきましては、はたしてその事業が達成されるかどうかわからないというような場合が往々にしてあるんですが、この第二十条の二号と第二十一条の二号の関係はどういうことになっておるのでしょうか。どうもこの辺よくわからない点がありますから、その点を一つ御質問したいと思います。
この発言だけを見る →中
中野正一#16
○政府委員(中野正一君) 御指摘のように、開発事業の試験的実施のために必要な金も貸し付けることはできるわけであります。二十一条でそれがさらに貸し付ける場合の条件が書いてございまして、その事業計画の内容が適切でその達成が確実であるということは、試験的実施ということの点だけをとらえまして、その内容がよくて、それが達成が確実であるというふうに考えれば貸し付けができるというふうに解釈しております。
この発言だけを見る →川
川上為治#17
○川上為治君 そうしますと、二十一条の第二号の「その達成が確実であると認められる場合」というのはこれは試験的な実施の問題については、その試験的な実施が達成が確実であるというふうに解釈するわけですね。
この発言だけを見る →中
栗
栗山良夫#19
○栗山良夫君 実は私この基金の問題につきまして前の委員会で局長と若干の質疑応答をしたのですが、たまたま、長官が御出席でなかったために、政府としてのいわゆるこの構想に対する御所信を伺うことが実はできなかったものですから、質問を若干保留していたのですが、その点について一、三重複する点があるかもしれませんが、ごく簡単にお尋ねしたいのですが、私がお尋ねいたします点は、一番重要なことは、今国民の中で、この法案がこの春の国会に提出されて流産になっておりますが、アメリカのドル防衛の問題が起きてきてから同じ構想で出されておるわけですが、それについて国内の一部でありますか、その程度はよくわかりませんが、とにかくアメリカが海外経済協力についてだいぶしぼらざるを得ない。従ってその肩がわりを日本がさせられるのではないか。そういう疑惑を持っておる向きもあるのですが、その点について長官に国民の理解し得るようなもしお考えがあれば、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →迫
迫水久常#20
○国務大臣(迫水久常君) アメリカのドル防衛の措置の中に、アメリカの海外経済協力を先進国に肩がわりしてもらうというようなことがありますことは事実でありますが、具体的にわが国に対してこういうことを肩がわりしてほしいということを要請された事実はまだございません。それで、昨日も総理大臣が予算委員会で御答弁に相なりましたが、同じような御質問に御答弁に相なりましたが、アメリカから要請してきた場合には、それが日本の国として、そういう後進国を援助することが適当であるかどうか、これがその国のためにもなり、また日本のためにもなる、そういう独自な判断をして経済協力をしていきたい、こう思うということを総理大臣は答弁をしておられますし、私たちもみなそういう考え方でございます。
この発言だけを見る →栗
迫
栗
栗山良夫#23
○栗山良夫君 そういうことがあるものですから、私はこの法案の業務の問題につきまして、資金を投入するのに四つばかりの例が掲げてありますが、その四つのウエートはどの程度のものであろうかということを質問をしたわけです。ところが、まだ明確なものは答える段階にないという御答弁でありましたから、そこで私は次のように重ねて質問をしたのです。この種の法律というものは、現に輸銀が若干の仕事を進めてきて、そしてだんだんと輸銀が輸銀本来の業務では処理し切れない新しい要請がどんどん出てきている。それを始末するためにこの基金法案を作り、基金を設けなければならない、こういう工合に、過去の仕事の実績の積み上げがこういうものを要請してきたのかどうか。そういうことであれば、この業務の内容、その業務の内容に対する資金の予定ですね、そういうものがおのずからはっきりしてくるのではないか、こういう尋ね方をしたのですが、それについてはどうも明確でない。積み上げであるようでもあるし、またある一つの理想を持って海外経済協力に応じよう、こういう構想のようでもある。従ってそこがどうも明確でない。そうするというと、五十億という基金がはたして十分であるかどうか。さらに合、来年度に五十億くらいほしいという話がありましたが、そういう五十億、五十億というような金がはたして適切であるかどうか、こういうことも見当がわからない。それは一体どちらであるかということをお尋ねしたわけです。
この発言だけを見る →迫
迫水久常#24
○国務大臣(迫水久常君) 輸出入銀行の当初の構想というものは、要するに銀行でありまして、それは必ずしもそうではないが、大体一般の銀行という名前で呼ばれている機関と同じような経営方針である、こういう考え方だったと思います。ところが実際問題としては、たとえば担保の問題であるとか、あるいはあまりにも長期になる、ことに試験のために出資するというようなことについては、これは金融機関としては対象にならない。こういうようなものが出てきまして、世界的にいいましても、世界銀行ではまかない切れない部分があるというので第二世銀ということが考えられると同じように、雑駁な言い方ですけれども、同じような一つの考え方から、今度の基金というものを設定しようと考えたのであります。きょうお手元に差し上げましたような資料でも明らかでありますように借款が考えられる、こういうようなものが現在ある。しかもそれは輸出入銀行ではどうもまかない切れない、こういうものを一つ対象にして考えてみようじゃないかというのが、この基金の構想だと思います。五十億の金では当初から不足がちである、こう思いましたので、来年度の予算でさらに五十億を要求いたしているのは御承知の通りであります。
この発言だけを見る →栗
中
栗
栗山良夫#27
○栗山良夫君 これが信ずべきものであるよすれば、この前の局長の答弁が少し明確さを欠いたので、私はこれをお尋ねしたわけです。五十億とおっしゃるが、実際に所要の裏づけがあるわけですかという私の質問に対して、一、二の例は質疑応答の中で出てきたが、締めくくりはなかった。そういうことであれば、私もわからぬでもないのです。そこで問題はきのうの外務委員会との連合審査のときに永野委員からいろいろお話がありまして、こういう基金というものは、その運用についてあまり取り扱いが厳格であればやはり効用を失するのではないか、といってあまあらゆるめれば乱脈に流れて、国民の批判の的になりやしないか、その調整をどうするんだというお話がありましたが、私も実はその点について前回質問を保留しておるわけです。日本人の性質からいいまして、ゆるめ過ぎる方の問題は、あまり法律でゆるめておかなくとも、ゆるめ過ぎる方のことは特技として自由に伸びていく。ところが、締める方はなかなかこれはできない。そこで締める方についてのやはり原則というものがなければならないと思う。これはリスクを相当伴うものであるからということ身前置きにして御説明がありましたが、少なくとも国会における答弁としては、国家資金を使うわけでありますから、融資をして後進国の開発をするということについては、だれも異議はないでしょうが、その場合に、その融資をいたしました金がほんとうに有効に利用されるということでなければならない。そこに非常な効率の悪い、あるいは不当批難事項が出るということになれば、これは国民が期待するところではありませんから、その点は、やはりリスクが出るだろうということはあくまでも例外的なことであって、リスクが出ないということを前提条件にして説明がなければならないし、法案の作成も必要である。また、ここにあります業務方法吾等の内容においてもそういうことでなければならないと思う。業務方法書の内容においてもそういうことでなければならない。私はそういう工合に考えるのですが、この点いかがですか、ものの考え方の問題ですが。
この発言だけを見る →迫
迫水久常#28
○国務大臣(迫水久常君) ただいまの御質問はきわめて重要な点だと思います。ただ、私の率直な感じから言いますというと、ゆるめる方は楽にゆるむけれども、締める方はどうもというのではなしに、この基金がやはり銀行らしく、ひどく幼稚になりはしないかという心配の方が私としては実は強いような感じがしておるのですが、結局そのことは、この基金を円満に、ほんとうの目的にかなったように運営するのは、これからの理事者の高等円満なる常識に待つ以外にないのですが、業務の執行方法としては、原則としては担保を結局とらせるようにしていきたい。まあその担保というものが、銀行のいわゆる担保というのではなしに、輸出入銀行に規定しているような担保よりはもう少しゆるいものであるかもしれませんが、とにかく担保というのはとらせるような方法に指導したい、こう思っております。その担保の内容というのは、あるいは先方の中央銀行の保証でありますとか、そういうようなものも考えられると思いますけれども、お話の通りルーズにならないように、何といいますか、一種の利権屋さんのえじきにならないようにするということは最も気をつけなければならないことだと考えております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#29
○栗山良夫君 今の担保主義で、この融資資金の保全をはかっていくということが原則になるということであれば、私の意見と大体同じでありますからいいわけでありますが、その担保をとっていくというのは、一般の融資資金と、それから社債ですね、この二つについてだろうと思いますがね。実際の投資の場合はどうなりますか
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