内閣委員会
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会
会議録情報#0
平成元年十一月十六日(木曜日)
午前十時開会
─────────────
委員氏名
委員長 板垣 正君
理 事 大城 眞順君
理 事 永野 茂門君
理 事 山口 哲夫君
理 事 吉川 春子君
大島 友治君
岡田 広君
後藤 正夫君
田村 秀昭君
名尾 良孝君
村上 正邦君
翫 正敏君
角田 義一君
野田 哲君
三石 久江君
八百板 正君
中川 嘉美君
吉岡 吉典君
星川 保松君
田渕 哲也君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 板垣 正君
理 事
大城 眞順君
永野 茂門君
山口 哲夫君
吉川 春子君
委 員
大島 友治君
岡田 広君
田村 秀昭君
名尾 良孝君
翫 正敏君
角田 義一君
野田 哲君
三石 久江君
八百板 正君
中川 嘉美君
星川 保松君
田渕 哲也君
国務大臣
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 森山 眞弓君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 水野 清君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 松本 十郎君
政府委員
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一
部長 大森 政輔君
人事院総裁 内海 倫君
人事院事務総局
管理局長 菅野 雄君
人事院事務総局
任用局長 森園 幸男君
人事院事務総局
給与局長 中島 忠能君
宮内庁次長 宮尾 盤君
皇室経済主管 永岡 祿朗君
総務庁長官官房
長 山田 馨司君
総務庁人事局長 勝又 博明君
総務庁統計局長 井出 満君
北海道開発庁計
画監理官 竹中 勝好君
防衛庁参事官 小野寺龍二君
防衛庁参事官 村田 直昭君
防衛庁参事官 鈴木 輝雄君
防衛庁長官官房
長 児玉 良雄君
防衛庁防衛局長 日吉 章君
防衛庁教育訓練
局長 米山 市郎君
防衛庁人事局長 畠山 蕃君
防衛庁経理局長 藤井 一夫君
防衛庁装備局長 植松 敏君
防衛施設庁長官 松本 宗和君
防衛施設庁総務
部長 吉住 愼吾君
防衛施設庁施設
部長 大原 重信君
防衛施設庁建設
部長 黒目 元雄君
防衛施設庁労務
部長 竹下 昭君
外務省北米局長 有馬 龍夫君
外務省情報調査
局長 山下新太郎君
事務局側
常任委員会専門
員 原 度君
説明員
内閣総理大臣官
房参事官 榊 誠君
国立公文書館次
長 溝口 喜久君
環境庁自然保護
局保護管理課長 小原 豊明君
外務省北米局安
全保障課長 重家 俊範君
外務省欧亜局審
議官 荒 義尚君
文部大臣官房人
事課長 岡村 豊君
海上保安庁警備
救難部警備第一
課長 中島 健三君
労働省婦人局婦
人政策課長 太田 芳枝君
建設省河川局水
政課長 飯田志農夫君
─────────────
本日の会議に付した案件
○国政調査に関する件
○国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査
(派遣委員の報告)
(潜水艦「なだしお」の航泊日誌に関する件)
(ウタリ問題の統一窓口に関する件)
(公務員の婦人の地位向上に関する件)
(防衛白書の軍事データに関する件)
(即位の礼及び大嘗祭に関する件)
(日米共同訓練に関する件)
(基地問題に関する件)
(次期防衛力整備計画に関する件)
(自衛隊の隊員施策の充実・人材確保に関する件)
(シベリア抑留者問題に関する件)
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この発言だけを見る →午前十時開会
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委員氏名
委員長 板垣 正君
理 事 大城 眞順君
理 事 永野 茂門君
理 事 山口 哲夫君
理 事 吉川 春子君
大島 友治君
岡田 広君
後藤 正夫君
田村 秀昭君
名尾 良孝君
村上 正邦君
翫 正敏君
角田 義一君
野田 哲君
三石 久江君
八百板 正君
中川 嘉美君
吉岡 吉典君
星川 保松君
田渕 哲也君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 板垣 正君
理 事
大城 眞順君
永野 茂門君
山口 哲夫君
吉川 春子君
委 員
大島 友治君
岡田 広君
田村 秀昭君
名尾 良孝君
翫 正敏君
角田 義一君
野田 哲君
三石 久江君
八百板 正君
中川 嘉美君
星川 保松君
田渕 哲也君
国務大臣
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 森山 眞弓君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 水野 清君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 松本 十郎君
政府委員
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一
部長 大森 政輔君
人事院総裁 内海 倫君
人事院事務総局
管理局長 菅野 雄君
人事院事務総局
任用局長 森園 幸男君
人事院事務総局
給与局長 中島 忠能君
宮内庁次長 宮尾 盤君
皇室経済主管 永岡 祿朗君
総務庁長官官房
長 山田 馨司君
総務庁人事局長 勝又 博明君
総務庁統計局長 井出 満君
北海道開発庁計
画監理官 竹中 勝好君
防衛庁参事官 小野寺龍二君
防衛庁参事官 村田 直昭君
防衛庁参事官 鈴木 輝雄君
防衛庁長官官房
長 児玉 良雄君
防衛庁防衛局長 日吉 章君
防衛庁教育訓練
局長 米山 市郎君
防衛庁人事局長 畠山 蕃君
防衛庁経理局長 藤井 一夫君
防衛庁装備局長 植松 敏君
防衛施設庁長官 松本 宗和君
防衛施設庁総務
部長 吉住 愼吾君
防衛施設庁施設
部長 大原 重信君
防衛施設庁建設
部長 黒目 元雄君
防衛施設庁労務
部長 竹下 昭君
外務省北米局長 有馬 龍夫君
外務省情報調査
局長 山下新太郎君
事務局側
常任委員会専門
員 原 度君
説明員
内閣総理大臣官
房参事官 榊 誠君
国立公文書館次
長 溝口 喜久君
環境庁自然保護
局保護管理課長 小原 豊明君
外務省北米局安
全保障課長 重家 俊範君
外務省欧亜局審
議官 荒 義尚君
文部大臣官房人
事課長 岡村 豊君
海上保安庁警備
救難部警備第一
課長 中島 健三君
労働省婦人局婦
人政策課長 太田 芳枝君
建設省河川局水
政課長 飯田志農夫君
─────────────
本日の会議に付した案件
○国政調査に関する件
○国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査
(派遣委員の報告)
(潜水艦「なだしお」の航泊日誌に関する件)
(ウタリ問題の統一窓口に関する件)
(公務員の婦人の地位向上に関する件)
(防衛白書の軍事データに関する件)
(即位の礼及び大嘗祭に関する件)
(日米共同訓練に関する件)
(基地問題に関する件)
(次期防衛力整備計画に関する件)
(自衛隊の隊員施策の充実・人材確保に関する件)
(シベリア抑留者問題に関する件)
─────────────
板
板垣正#1
○委員長(板垣正君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
板
板
板垣正#3
○委員長(板垣正君) 国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を議題といたします。
まず、先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。大城眞順君。
この発言だけを見る →まず、先般本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。大城眞順君。
大
大城眞順#4
○大城眞順君 委員派遣の報告をいたします。
板垣委員長、永野理事、山口理事、吉川理事、中川委員、星川委員及び私、大城理事の七名は、去る九月十二日から十四日までの三日間、北海道における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。
第一日目は、航空自衛隊第二航空団、陸上自衛隊北部方面総監部でそれぞれ業務説明を受け、基地内を視察いたしました。その後、人事院北海道事務局、総務庁北海道管区行政監察局、防衛施設庁札幌防衛施設局、北海道開発庁北海道開発局よりそれぞれ業務概要を聴取いたしました。
第二日目は、陸上自衛隊第二師団で業務説明を受け、駐屯地内を視察いたしました。午後は、北海道開発局より、十勝地域における開発事業の説明を受け、また、サホロリゾートを視察いたしました。
第三日目は、陸上自衛隊第五師団で業務説明を受け、駐屯地内を視察いたしました。
以下、調査の概要について、御報告申し上げます。
まず、国の地方支分部局及び公務員制度等についてであります。
人事院北海道事務局は、北海道における国家公務員の採用試験、任用状況調査、民間給与実態調査、公務員研修、公平審査等の業務を実施しており、事務局の組織は三課、職員数は十九名であります。
昭和六十三年度に実施した採用試験の回数は合計十四回、申込者は一万四千七百二十五名に達しておりました。しかし、申込者は年々減少しており、同局は学校訪問、説明会等に努め、本年度に至りその傾向に歯どめをかけたとのことでありました。民間給与実態調査は、北海道、札幌市の人事委員会と共同して、二百七十事業所を対象に実施しており、また、寒冷地手当の資料として灯油及び石炭の小売価格等の調査も行っておりました。なお、公務員問題懇話会が札幌市においても開かれたこと、公務員研修では倫理の高揚にも努めていること等の説明がありました。
質疑では、採用試験申込者の減少要因、単身赴任の現状と経済的負担、勤務条件に関する陳情内容等がただされました。
北海道管区行政監察局は、北海道における行政監察、さわやか行政サービス運動、行政相談、地方環境行政調査等の業務を実施しております。組織は、札幌市の本局に行政相談部、第一部、第二部が置かれているほか、函館市、旭川市、釧路市にそれぞれ行政監察分室が配置されており、職員数は本局五十二名、分室各十名の合計八十二名であります。
管内の行政機関等は、国、地方、特殊法人を合わせ六百十八機関に上り、いずれも過疎の拡大等で多くの行政課題を抱えているとのことでありました。
昭和六十三年度に実施した中央計画監察は「国と地方の関係等に関する調査」等三十件、地方監察は「救急患者の長距離搬送体制に関する実態調査」等十一件、「さわやか行政」への提言、行政相談等の受付件数は一万三千三百五十二件に達しているとの説明がありました。
質疑では、医療過疎地域の実態とその対策、スパイクタイヤ粉じん等環境問題、国有地の台帳記載漏れ問題、行政監察調査事項の選定方法等がただされました。
防衛庁札幌防衛施設局は、北海道を管轄区域として防衛施設の取得、管理、補償、防衛施設周辺整備等の業務を実施いたしております。組織は、札幌市の本局に総務部、施設部、事業部、建設部が置かれ、出先機関として帯広防衛施設支局、千歳防衛施設事務所、旭川出張所が配置されているほか、局長の諮問機関として防衛施設地方審議会が設置されております。職員数は、本局二百十三名、出先機関五十一名の合計二百六十四名であります。
北海道の防衛施設用地は、広大な演習場等約四百四十四平方キロに及んでおり、全国施設面積の約四二%に当たるとのことでありました。当面の課題としては、これらの施設を使用して日米共同訓練が予定されていること、米軍機の低空飛行訓練が住民被害をもたらしていること、足寄弾薬貯蔵施設の用地取得を進めていること等の説明がありました。
質疑では、低空飛行の被害状況と防止方の申し入れ、日米共同訓練の目的と区域・スケジュール、浜大樹演習場の買収契約等がただされました。
北海道開発局は、北海道における総合開発計画の調査を行い、これに基づく直轄事業の実施等を任務とする総合的な事業官庁であります。組織は、札幌市の本局に局長官房と建設部、農林水産部、港湾部、営繕部が置かれ、下部機関として十一の開発建設部、四十四の事務所、百二十七の事業所が配置されているほか、附属機関として開発土木研究所、建設機械工作所が設置されております。職員数は、本局七百七十八名、下部機関七千二百六十一名、附属機関四百四十二名の合計八千四百八十一名であります。
本年度は、第五期北海道総合開発計画の二年目に当たり、総額一兆二千五百四十九億円余の事業費をもって、新たな社会・経済に対応する基盤づくりが進められておりました。雄大な自然に囲まれた十勝地域では、昨年末噴火を繰り返した十勝岳の火山砂防事業、御影地区の畑地帯総合土地改良事業等の概況説明を聴取し、また、バカンス基地・新得町サホロリゾート事業を視察いたしました。
次に、自衛隊の組織及び業務運営等についてであります。
航空自衛隊第二航空団は、戦闘機をもってする防空行動及び領空侵犯に対する措置を主な任務としており、二飛行隊がともに要撃戦闘機F15で編成される航空自衛隊唯一のF15だけの戦闘航空団であります。
同航空団の所在する千歳基地は、約二千五百名の隊員が勤務しており、一年の約半分が雪及び氷の影響を受けるという厳しい自然環境の中で、飛行場の機能維持には特段の努力を要するとのことであります。
同基地においては、F15によるデモ・スクランブルの発進を視察いたしました。なお、日米共同訓練への参加部隊、実施区域、基地周辺の騒音対策等について質疑が交わされました。
陸上自衛隊北部方面総監部は、北部方面隊を統括しております。
北部方面隊は、北海道全域を警備区域とする陸上自衛隊最大の方面隊であり、主要な部隊として四個の師団を有し、総人数は全陸上自衛隊の約三分の一であります。人員の充足については、道内出身隊員及び道内定着隊員の比率を高める「郷土部隊化」を二年前から進めており、その割合は五五%まで向上しているとのことであります。
戦車、火砲、装甲車、ヘリコプター等の主要装備については重点的に配備を受け、ほぼ一〇〇%の充足であります。演習場については釧路北方の日本一広い矢臼日別演習場、千歳周辺の北海道大演習場等二十五カ所を数え、その面積は全国演習場の約五〇%を占めております。
部外協力については、「雪まつり」への参加、各種スキー大会の支援等を行っておりますが、今年は特に「はまなす国体」において、通信、救護の協力を行ったとのことでありました。
陸上自衛隊第二師団は、道北の防衛、警備及び災害派遣の実施等を主たる任務とし、四個普通科連隊及び特科連隊等をもって編成され、その定員は約九千人であります。なお、同師団は、昭和六十二年度に改編され、一個普通科連隊が装甲車化、三個普通科連隊が自動車化されております。
災害派遣に関しては、昨年末の十勝岳噴火活動の際に、師団として、関係機関と密接に連携を図りながら、指揮所の開設、情報の収集等万全の態勢を確保したとのことであります。
同師団においては、七四式戦車、短SAM等の装備品の展示を視察いたしました。なお、旭川駐屯地においては、隊舎、整備工場等の老朽化が目立っており、施設の改善に努めたいとの説明が
ありました。
陸上自衛隊第五師団は、道東の防衛、警備及び災害派遣の実施等を主たる任務とし、三個普通科連隊及び特科連隊等をもって編成され、その定員は約七千人であります。なお、同師団においても、昭和六十三年度に第二師団と同様の改編が行われております。
帯広駐屯地においては、対戦車ヘリコプターAH1Sの戦闘シミュレーターを視察いたしました。
陸上自衛隊各部隊におきましては、米軍との共同訓練の内容、演習場の取得計画の有無、施設の改善状況等について質疑が行われました。
以上が、調査の概要であります。
御協力をいただきました各位に対し御礼を申し上げ、報告を終わります。
この発言だけを見る →板垣委員長、永野理事、山口理事、吉川理事、中川委員、星川委員及び私、大城理事の七名は、去る九月十二日から十四日までの三日間、北海道における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。
第一日目は、航空自衛隊第二航空団、陸上自衛隊北部方面総監部でそれぞれ業務説明を受け、基地内を視察いたしました。その後、人事院北海道事務局、総務庁北海道管区行政監察局、防衛施設庁札幌防衛施設局、北海道開発庁北海道開発局よりそれぞれ業務概要を聴取いたしました。
第二日目は、陸上自衛隊第二師団で業務説明を受け、駐屯地内を視察いたしました。午後は、北海道開発局より、十勝地域における開発事業の説明を受け、また、サホロリゾートを視察いたしました。
第三日目は、陸上自衛隊第五師団で業務説明を受け、駐屯地内を視察いたしました。
以下、調査の概要について、御報告申し上げます。
まず、国の地方支分部局及び公務員制度等についてであります。
人事院北海道事務局は、北海道における国家公務員の採用試験、任用状況調査、民間給与実態調査、公務員研修、公平審査等の業務を実施しており、事務局の組織は三課、職員数は十九名であります。
昭和六十三年度に実施した採用試験の回数は合計十四回、申込者は一万四千七百二十五名に達しておりました。しかし、申込者は年々減少しており、同局は学校訪問、説明会等に努め、本年度に至りその傾向に歯どめをかけたとのことでありました。民間給与実態調査は、北海道、札幌市の人事委員会と共同して、二百七十事業所を対象に実施しており、また、寒冷地手当の資料として灯油及び石炭の小売価格等の調査も行っておりました。なお、公務員問題懇話会が札幌市においても開かれたこと、公務員研修では倫理の高揚にも努めていること等の説明がありました。
質疑では、採用試験申込者の減少要因、単身赴任の現状と経済的負担、勤務条件に関する陳情内容等がただされました。
北海道管区行政監察局は、北海道における行政監察、さわやか行政サービス運動、行政相談、地方環境行政調査等の業務を実施しております。組織は、札幌市の本局に行政相談部、第一部、第二部が置かれているほか、函館市、旭川市、釧路市にそれぞれ行政監察分室が配置されており、職員数は本局五十二名、分室各十名の合計八十二名であります。
管内の行政機関等は、国、地方、特殊法人を合わせ六百十八機関に上り、いずれも過疎の拡大等で多くの行政課題を抱えているとのことでありました。
昭和六十三年度に実施した中央計画監察は「国と地方の関係等に関する調査」等三十件、地方監察は「救急患者の長距離搬送体制に関する実態調査」等十一件、「さわやか行政」への提言、行政相談等の受付件数は一万三千三百五十二件に達しているとの説明がありました。
質疑では、医療過疎地域の実態とその対策、スパイクタイヤ粉じん等環境問題、国有地の台帳記載漏れ問題、行政監察調査事項の選定方法等がただされました。
防衛庁札幌防衛施設局は、北海道を管轄区域として防衛施設の取得、管理、補償、防衛施設周辺整備等の業務を実施いたしております。組織は、札幌市の本局に総務部、施設部、事業部、建設部が置かれ、出先機関として帯広防衛施設支局、千歳防衛施設事務所、旭川出張所が配置されているほか、局長の諮問機関として防衛施設地方審議会が設置されております。職員数は、本局二百十三名、出先機関五十一名の合計二百六十四名であります。
北海道の防衛施設用地は、広大な演習場等約四百四十四平方キロに及んでおり、全国施設面積の約四二%に当たるとのことでありました。当面の課題としては、これらの施設を使用して日米共同訓練が予定されていること、米軍機の低空飛行訓練が住民被害をもたらしていること、足寄弾薬貯蔵施設の用地取得を進めていること等の説明がありました。
質疑では、低空飛行の被害状況と防止方の申し入れ、日米共同訓練の目的と区域・スケジュール、浜大樹演習場の買収契約等がただされました。
北海道開発局は、北海道における総合開発計画の調査を行い、これに基づく直轄事業の実施等を任務とする総合的な事業官庁であります。組織は、札幌市の本局に局長官房と建設部、農林水産部、港湾部、営繕部が置かれ、下部機関として十一の開発建設部、四十四の事務所、百二十七の事業所が配置されているほか、附属機関として開発土木研究所、建設機械工作所が設置されております。職員数は、本局七百七十八名、下部機関七千二百六十一名、附属機関四百四十二名の合計八千四百八十一名であります。
本年度は、第五期北海道総合開発計画の二年目に当たり、総額一兆二千五百四十九億円余の事業費をもって、新たな社会・経済に対応する基盤づくりが進められておりました。雄大な自然に囲まれた十勝地域では、昨年末噴火を繰り返した十勝岳の火山砂防事業、御影地区の畑地帯総合土地改良事業等の概況説明を聴取し、また、バカンス基地・新得町サホロリゾート事業を視察いたしました。
次に、自衛隊の組織及び業務運営等についてであります。
航空自衛隊第二航空団は、戦闘機をもってする防空行動及び領空侵犯に対する措置を主な任務としており、二飛行隊がともに要撃戦闘機F15で編成される航空自衛隊唯一のF15だけの戦闘航空団であります。
同航空団の所在する千歳基地は、約二千五百名の隊員が勤務しており、一年の約半分が雪及び氷の影響を受けるという厳しい自然環境の中で、飛行場の機能維持には特段の努力を要するとのことであります。
同基地においては、F15によるデモ・スクランブルの発進を視察いたしました。なお、日米共同訓練への参加部隊、実施区域、基地周辺の騒音対策等について質疑が交わされました。
陸上自衛隊北部方面総監部は、北部方面隊を統括しております。
北部方面隊は、北海道全域を警備区域とする陸上自衛隊最大の方面隊であり、主要な部隊として四個の師団を有し、総人数は全陸上自衛隊の約三分の一であります。人員の充足については、道内出身隊員及び道内定着隊員の比率を高める「郷土部隊化」を二年前から進めており、その割合は五五%まで向上しているとのことであります。
戦車、火砲、装甲車、ヘリコプター等の主要装備については重点的に配備を受け、ほぼ一〇〇%の充足であります。演習場については釧路北方の日本一広い矢臼日別演習場、千歳周辺の北海道大演習場等二十五カ所を数え、その面積は全国演習場の約五〇%を占めております。
部外協力については、「雪まつり」への参加、各種スキー大会の支援等を行っておりますが、今年は特に「はまなす国体」において、通信、救護の協力を行ったとのことでありました。
陸上自衛隊第二師団は、道北の防衛、警備及び災害派遣の実施等を主たる任務とし、四個普通科連隊及び特科連隊等をもって編成され、その定員は約九千人であります。なお、同師団は、昭和六十二年度に改編され、一個普通科連隊が装甲車化、三個普通科連隊が自動車化されております。
災害派遣に関しては、昨年末の十勝岳噴火活動の際に、師団として、関係機関と密接に連携を図りながら、指揮所の開設、情報の収集等万全の態勢を確保したとのことであります。
同師団においては、七四式戦車、短SAM等の装備品の展示を視察いたしました。なお、旭川駐屯地においては、隊舎、整備工場等の老朽化が目立っており、施設の改善に努めたいとの説明が
ありました。
陸上自衛隊第五師団は、道東の防衛、警備及び災害派遣の実施等を主たる任務とし、三個普通科連隊及び特科連隊等をもって編成され、その定員は約七千人であります。なお、同師団においても、昭和六十三年度に第二師団と同様の改編が行われております。
帯広駐屯地においては、対戦車ヘリコプターAH1Sの戦闘シミュレーターを視察いたしました。
陸上自衛隊各部隊におきましては、米軍との共同訓練の内容、演習場の取得計画の有無、施設の改善状況等について質疑が行われました。
以上が、調査の概要であります。
御協力をいただきました各位に対し御礼を申し上げ、報告を終わります。
板
板垣正#5
○委員長(板垣正君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。
次に、国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →次に、国家行政組織及び国家公務員制度等に関する調査並びに国の防衛に関する調査を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
山
山口哲夫#6
○山口哲夫君 まず、「なだしお」の航泊日誌の改ざんの問題について質問をいたします。
海上保安庁にお尋ねをいたしますけれども、きのうの新聞報道によりますと、「航泊日誌の書き直しは、事故直後、第三管区海上保安本部(横浜)の捜査でも、「口裏合わせをし、航泊日誌も書き直している可能性が強い」と指摘されていた。」、こういうふうに述べておりますけれども、そういう事実についてあったのかどうか。
この発言だけを見る →海上保安庁にお尋ねをいたしますけれども、きのうの新聞報道によりますと、「航泊日誌の書き直しは、事故直後、第三管区海上保安本部(横浜)の捜査でも、「口裏合わせをし、航泊日誌も書き直している可能性が強い」と指摘されていた。」、こういうふうに述べておりますけれども、そういう事実についてあったのかどうか。
中
中島健三#7
○説明員(中島健三君) お答えいたします。
事故当初、横須賀地方総監部より私どもの横須賀海上保安部にあった連絡では、衝突時刻は十五時三十八分ということで連絡がございました。その時刻をもってその後の対外発表等も三十八分ということでさせていただいております。もちろん、送検のときには我々が認定した三十九分という時刻で発表しておりますけれども、それまでは対外発表等も一応三十八分ということで統一させていただいております。
この時刻そのものは今おっしゃいました航泊日誌の記載時刻と違っておりましたので、その辺の違いについても我々は調査しておったわけでございまして、そういう改ざんといいますか、清書といいますか、修正といいますか、そういう事実があったことは私どもも承知しておりました。
この発言だけを見る →事故当初、横須賀地方総監部より私どもの横須賀海上保安部にあった連絡では、衝突時刻は十五時三十八分ということで連絡がございました。その時刻をもってその後の対外発表等も三十八分ということでさせていただいております。もちろん、送検のときには我々が認定した三十九分という時刻で発表しておりますけれども、それまでは対外発表等も一応三十八分ということで統一させていただいております。
この時刻そのものは今おっしゃいました航泊日誌の記載時刻と違っておりましたので、その辺の違いについても我々は調査しておったわけでございまして、そういう改ざんといいますか、清書といいますか、修正といいますか、そういう事実があったことは私どもも承知しておりました。
山
山口哲夫#8
○山口哲夫君 そういう事実があったのに今まで全然発表されていなかったということについて非常に残念に思っております。今後そういう事実があった場合には直ちにやっぱり発表をしていただきたい、こんなふうに思っております。
それで、海上自衛隊には「記載要領に関する海上自衛隊達」というのがございます。これは航泊日誌の訂正についての方法について部内で通知をしている内容であります。
ちょっと読んでみますと、「記載事項の訂正は、青色又は黒色のペンで行うものとし、字句を削る場合又は字句を改める場合は当該字句を一線で抹消し、訂正印を押す。字句を追加する場合は、適宜の余白に追加する字句を記載し訂正印を押す。余白のない場合は、同質の他の白紙に記載し、本紙に添付することができる。この際、本紙と添付紙の両方に掛かるように割印する」、大変具体的に書いてございます。
それで、最初に「なだしお」が衝突した時刻、これは十五時三十八分、こういうふうに書かれておりました。その書かれていた航泊日誌のそのページを破棄いたしまして、そして新しいページに十五時四十分と書き改めさせたというその行為は部内で通知しているこの規則に違反している、そういうふうに考えますけれども、大臣いかがでしょうか。
この発言だけを見る →それで、海上自衛隊には「記載要領に関する海上自衛隊達」というのがございます。これは航泊日誌の訂正についての方法について部内で通知をしている内容であります。
ちょっと読んでみますと、「記載事項の訂正は、青色又は黒色のペンで行うものとし、字句を削る場合又は字句を改める場合は当該字句を一線で抹消し、訂正印を押す。字句を追加する場合は、適宜の余白に追加する字句を記載し訂正印を押す。余白のない場合は、同質の他の白紙に記載し、本紙に添付することができる。この際、本紙と添付紙の両方に掛かるように割印する」、大変具体的に書いてございます。
それで、最初に「なだしお」が衝突した時刻、これは十五時三十八分、こういうふうに書かれておりました。その書かれていた航泊日誌のそのページを破棄いたしまして、そして新しいページに十五時四十分と書き改めさせたというその行為は部内で通知しているこの規則に違反している、そういうふうに考えますけれども、大臣いかがでしょうか。
米
米山市郎#9
○政府委員(米山市郎君) 航泊日誌の記載の件でございますが、事故当時、非常に錯綜をした中で、航泊日誌につきましては鉛筆書きで時刻に対応してどういう事実があったかというようなものを走り書きしていたということでございます。事故後、それを清書した。これは航泊日誌自体はペン書き、まあボールペンでも結構でございますけれども、いずれにいたしましてもペン書きにすることによって航泊日誌として成立するわけでございます。非常に錯綜をしておりましたので、その事後におきまして鉛筆書きのものを整理いたしまして、ペンで書き直したということでございますので、これは航泊日誌の修正とか訂正とかいったような行為には該当しないと私どもは考えております。
この発言だけを見る →山
山口哲夫#10
○山口哲夫君 非常に達し文書の中には細かく書いていますよね。ですから、鉛筆であろうがボールペンであろうが何であろうが、一たん航泊日誌にその担当者が書いたということは、それは改ざんしてはならないから、訂正する場合においてはちゃんと線を引きなさいと、こういうふうに詳しく書いているわけでしょう。そして、そういったページを破棄できないようにわざわざ一連番号をずっと振っていますよね。その一連番号を振ったということは、もし書き改める場合には、それを破って新しいものを入れるのでなくしてそのものに訂正をしていかなきゃならない、そういうことになっているわけですね。だから、鉛筆で書こうが何であろうが、もし訂正する必要があるんならば、当然傍線を引いて、そこに割印をしていくのが当然でないんですか。
この発言だけを見る →米
米山市郎#11
○政府委員(米山市郎君) ただいま申し上げましたように、訓練とかあるいはこういった緊急な事態と申しますか、錯綜をした事態におきましては、やはりいろいろな事象が起こりますので鉛筆で走り書きをしておく。それを書き改める。その際に、予備紙というのがこの航泊日誌の末尾に、薄冊の後についております。これは当然そういう予備紙、一日一ページというのが原則のようでございまして、それ以上の事象が起こった場合にそれを書き足すとか、あるいは書き直す場合にその予備紙を使うということは一般的に認められていることでございます。
ただ、今先生おっしゃいましたように、こういった事態のもとでございましたので、今から考えればもとの鉛筆で書いたものを全くなくしてしまったということがそれで一〇〇%正しかったかどうかという点については、私どももそのようには考えてはおりません。できれば残しておくべきであったというふうには考えております。
この発言だけを見る →ただ、今先生おっしゃいましたように、こういった事態のもとでございましたので、今から考えればもとの鉛筆で書いたものを全くなくしてしまったということがそれで一〇〇%正しかったかどうかという点については、私どももそのようには考えてはおりません。できれば残しておくべきであったというふうには考えております。
山
山口哲夫#12
○山口哲夫君 鉛筆で書いたんだけれども、それを消してボールペンで書き直せば鉛筆の跡が残るんだと、それで改ざんしたように考えられるのが嫌であえてそれをなくして新しいものを入れた、こんなことも言われていますよね。ですから、これは非常に意図的にやられたというように考えられるわけです。今あなたが一応お認めになったように、たとえ鉛筆であったとしてもきちっとしたやっぱり訂正をするべきであったというふうにおっしゃっていましたけれども、そういうことからいきますと、部内でもって非常に細かく達しをしているこの規則に違反していたことだけは認めますね。
この発言だけを見る →米
米山市郎#13
○政府委員(米山市郎君) 冒頭に申し上げましたように、しっかりとしたペン書きになって初めて航泊日誌というものになるというふうに私ども考えておりますので、鉛筆書きのものを清書する、それは紙を別にして新たに書き改めるかあるいは鉛筆の上をなぞるか、それは状況にもよるだろうと思いますので、しっかりとペンで書いたものを破棄したというわけではございませんので、これが直ちに内規に違反をするかどうかということについては必ずしもそうとは言い切れない点があると思います。
この発言だけを見る →山
米
米山市郎#15
○政府委員(米山市郎君) 私が書いたものではございませんので、そのときにどういう判断をしたか、これは推察に属することでございますけれども、できるだけわかりやすく、鉛筆書きの上をなぞりますとどうしても汚く読みにくくなる面もご
ざいますので、その辺はわかりやすくしようというような判断があったのではないかと思っております。
この発言だけを見る →ざいますので、その辺はわかりやすくしようというような判断があったのではないかと思っております。
山
山口哲夫#16
○山口哲夫君 そんな甘いものじゃないでしょう。何のためにこれだけ厳しい達しをわざわざつくっているんですかね。新しいものをそこに持ってきて入れかえるような、そういうことを絶対にさせないために一連番号を打っているわけでしょう。
こういう記録というのは将来非常に重要な意味を持つわけですよね。だから、鉛筆であろうが何であろうが一たん書いたものは、もしどうしてもそれを直さなければならないんであれば、消しゴムで消してきちっとボールペンでその用紙に書くのが通常じゃないですか。そういうことを規定したのがこの達しなんでしょう。その精神からいってもこれは明らかに改ざんしたというふうに考えざるを得ないんじゃないですか。通達違反であることだけは認めた方がいいんじゃないですか。
この発言だけを見る →こういう記録というのは将来非常に重要な意味を持つわけですよね。だから、鉛筆であろうが何であろうが一たん書いたものは、もしどうしてもそれを直さなければならないんであれば、消しゴムで消してきちっとボールペンでその用紙に書くのが通常じゃないですか。そういうことを規定したのがこの達しなんでしょう。その精神からいってもこれは明らかに改ざんしたというふうに考えざるを得ないんじゃないですか。通達違反であることだけは認めた方がいいんじゃないですか。
米
米山市郎#17
○政府委員(米山市郎君) 再々御答弁申し上げておりますように、直ちにこれが通達違反になるかということについては、必ずしも私はそうは考えておりませんけれども、いずれにいたしましても、こういう事態になれば余計にその記録がどうであったかというのは大変重要な関心を持たれることでもございますので、今となっては残しておくのがよりよかったのではないかというふうな考えを持っております。
この発言だけを見る →山
山口哲夫#18
○山口哲夫君 もう少し謙虚に認めた方が私はいいと思うんですよ、こういう問題は。あなた方はそのためにこれだけの厳しい達しを出しているわけでしょう。これに違反したら、あなた方は上司としてそういう手続をきちっととらなかった人に対しては相当厳しく指摘をしなければならないんじゃないですか。そういう指摘する立場にある方が、自分たちがつくった達しをそういうふうに部下がやったことを何かかばうようなそういうやり方というのは、それはちょっと国民を欺くような行為ではないかなと私は思うんですね。
それで、あなた方は改ざんでないと言うんですが、こういう事実についてどう思いますか。これもきのうの新聞に載っておりますけれども、「海上保安庁の捜査官が来鑑する前に整理を終わっておけ」と山下艦長が命じた。「乗組員は「艦長が決定された以上、従うしかないと思った」などと、海上自衛隊の内部文書には、ろうばいし混乱する艦内の様子が記録されている。」、こういうふうに書いていますね。それから「乗組員の一人は、文書の中で」、これは内部文書だと思うんですけれども、「「航泊日誌を整理し直したことは、後で問題になると思い、苦痛だった」としている。」、こういうふうに言っているわけですね。だから、直された方は、山下艦長の命令によってやったんだけれども、これは良心の苛責というか、そういうものに非常にたえかねているようなそういう印象がずっと強くされているわけです。
けさの新聞にもこう書いています。書き直した幹部なんですけれども、「「航泊日誌を整理し直したことは後で問題になると思い悩み、苦痛だった」とし、このため、問い合わせに対して「事情を説明できなかった」としている。」。幹部から聞かれてさえ非常に自分は苦痛だったためにそのことを幹部にも言えなかった。本当に苦しんでいる状況がわかるわけです。
これは明らかに山下艦長が意図的に時間の改ざんをしたとしか私は思えないんです。どうですか。
この発言だけを見る →それで、あなた方は改ざんでないと言うんですが、こういう事実についてどう思いますか。これもきのうの新聞に載っておりますけれども、「海上保安庁の捜査官が来鑑する前に整理を終わっておけ」と山下艦長が命じた。「乗組員は「艦長が決定された以上、従うしかないと思った」などと、海上自衛隊の内部文書には、ろうばいし混乱する艦内の様子が記録されている。」、こういうふうに書いていますね。それから「乗組員の一人は、文書の中で」、これは内部文書だと思うんですけれども、「「航泊日誌を整理し直したことは、後で問題になると思い、苦痛だった」としている。」、こういうふうに言っているわけですね。だから、直された方は、山下艦長の命令によってやったんだけれども、これは良心の苛責というか、そういうものに非常にたえかねているようなそういう印象がずっと強くされているわけです。
けさの新聞にもこう書いています。書き直した幹部なんですけれども、「「航泊日誌を整理し直したことは後で問題になると思い悩み、苦痛だった」とし、このため、問い合わせに対して「事情を説明できなかった」としている。」。幹部から聞かれてさえ非常に自分は苦痛だったためにそのことを幹部にも言えなかった。本当に苦しんでいる状況がわかるわけです。
これは明らかに山下艦長が意図的に時間の改ざんをしたとしか私は思えないんです。どうですか。
米
米山市郎#19
○政府委員(米山市郎君) 特に衝突時刻について問題になっているわけでございますけれども、これは航泊日誌の方が三十八分という一応鉛筆の走り書きがあった。それから、鑑内のほかの記録、速力通信受信簿といったようなものも、これは機関室の方で記録をしているものでございますが、そういった記録もあるわけでございまして、その記録であるとかあるいは当時の関係者の状況報告等を総合的に判断して、みんなで艦長のもとで話し合って、三十八分と四十分という二つの数字があるものですから、どちらがより正確なものかということで、最終的には総合的な判断の上から四十分がより正しいであろうと。実際問題として時計とにらめっこをしながら記録をつけているわけではございません。むしろ、記録というのは後から、ああ何分ぐらいだったということで分単位で記録をしているものでございますので、実際問題として正確な衝突の時刻というのはなかなか特定するのは難しい面がございますが、そういう努力を鑑内でした結果が十五時四十分という結論に落ちついたというふうに私どもは承知をいたしているわけでございます。
したがいまして、先生御指摘のようにこれを改ざんとか何とかというふうには私どもは考えておりません。
この発言だけを見る →したがいまして、先生御指摘のようにこれを改ざんとか何とかというふうには私どもは考えておりません。
山
山口哲夫#20
○山口哲夫君 総合的に判断したということは、結局つじつま合わせをしたとしか考えられないんですよ。
これだけで時間をとれませんので、この問題については改めてまたやらなければならないというふうに考えているんですが、例えばこういう問題はどうなんですか。事故当日、横須賀海上保安部から山下艦長に出頭を求めた。ところがそれを拒否しているんです。それで、保安部の方としてはやむなく係官を「なだしお」に派遣をして事情聴取している。これは実は事故から七時間もたっているんですね。晩の十一時半ころに派遣されて事情聴取に行っているんです。
この間海上では遭難した方々の捜索のために海上保安庁とか民間の人たちが必死になって捜しているわけでしょう。その間自衛隊は一体何をやっていたんですか。鑑内でもって会議を開いて、そして重要な日誌の改ざんを実はやっていたわけです。そして、いつでも海上保安庁から来られて事情聴取されても何でもないように、そういったあなたの今言った総合的な判断によって、きちっと時刻をどう突っ込まれても大丈夫のように改ざんをして万全の態勢を整えているわけです。多くの命が失われていこうとしているそういう海上で、海上保安部や民間の人たちがそれこそ命がけで必死になって捜索をしているわけでしょう、救難しているわけでしょう。自衛隊はそういうときに鑑内でそんな文書の整理をしている、会議をしてつじつま合わせをするような、そんな余裕なんかないはずですよ。山下艦長というのは本当に血も涙もないそういう人かなと、こんなふうにも私は疑わざるを得ないんです。
防衛庁長官、先ほども読み上げましたように、幹部の方でさえ山下艦長から命じられて航泊日誌を書き直したことについて非常に苦痛に思っているわけです。そういうことが明らかにされている。そういう中で防衛庁長官は、「清書するときに鑑内の記録を総合的に判断して二分間直したもので、意図的にやったものではない、と聞いているので、そう信じている」と。部下の方からそう言われたのでそれを信じているというんですけれども、しかし今までの報道関係を見、今私が言ったようなことを考えて、今でもそんなふうに思いますか。そんなに信じていられますか。どうですか。
この発言だけを見る →これだけで時間をとれませんので、この問題については改めてまたやらなければならないというふうに考えているんですが、例えばこういう問題はどうなんですか。事故当日、横須賀海上保安部から山下艦長に出頭を求めた。ところがそれを拒否しているんです。それで、保安部の方としてはやむなく係官を「なだしお」に派遣をして事情聴取している。これは実は事故から七時間もたっているんですね。晩の十一時半ころに派遣されて事情聴取に行っているんです。
この間海上では遭難した方々の捜索のために海上保安庁とか民間の人たちが必死になって捜しているわけでしょう。その間自衛隊は一体何をやっていたんですか。鑑内でもって会議を開いて、そして重要な日誌の改ざんを実はやっていたわけです。そして、いつでも海上保安庁から来られて事情聴取されても何でもないように、そういったあなたの今言った総合的な判断によって、きちっと時刻をどう突っ込まれても大丈夫のように改ざんをして万全の態勢を整えているわけです。多くの命が失われていこうとしているそういう海上で、海上保安部や民間の人たちがそれこそ命がけで必死になって捜索をしているわけでしょう、救難しているわけでしょう。自衛隊はそういうときに鑑内でそんな文書の整理をしている、会議をしてつじつま合わせをするような、そんな余裕なんかないはずですよ。山下艦長というのは本当に血も涙もないそういう人かなと、こんなふうにも私は疑わざるを得ないんです。
防衛庁長官、先ほども読み上げましたように、幹部の方でさえ山下艦長から命じられて航泊日誌を書き直したことについて非常に苦痛に思っているわけです。そういうことが明らかにされている。そういう中で防衛庁長官は、「清書するときに鑑内の記録を総合的に判断して二分間直したもので、意図的にやったものではない、と聞いているので、そう信じている」と。部下の方からそう言われたのでそれを信じているというんですけれども、しかし今までの報道関係を見、今私が言ったようなことを考えて、今でもそんなふうに思いますか。そんなに信じていられますか。どうですか。
松
松本十郎#21
○国務大臣(松本十郎君) 清書し、書き直したことの事実なり経緯なりにつきましてはただいま政府委員から答弁したとおりでございまして、私はその報告を信じておるわけであります。ただ、改ざんしたのではないかというふうな誤解を与えたことについては、これは遺憾だと思っております。
なお、一言申し上げますが、「なだしお」に海上保安部の係官が訪れて事情聴取を行った時刻は、委員御指摘のように夜になってはおりますが、当時「なだしお」が行方不明の方々の捜索救助活動に従事していたために、当面緊急に必要である捜索救助活動を優先させることで、保安部の方との了解を得てその話が保安部から来るのが時間がおくれたということでございまして、「なだしお」も捜索と救助活動には全力を尽くしたことは事実でございます。
この発言だけを見る →なお、一言申し上げますが、「なだしお」に海上保安部の係官が訪れて事情聴取を行った時刻は、委員御指摘のように夜になってはおりますが、当時「なだしお」が行方不明の方々の捜索救助活動に従事していたために、当面緊急に必要である捜索救助活動を優先させることで、保安部の方との了解を得てその話が保安部から来るのが時間がおくれたということでございまして、「なだしお」も捜索と救助活動には全力を尽くしたことは事実でございます。
山
山口哲夫#22
○山口哲夫君 それはもちろん隊員の一部は救助活動に当たったことは事実です。
しかし、艦長初め十数名の幹部の人たちが士官室に集まって七時間もこういった文書の整理、私に言わせれば改ざん、それをやっていることは事実だと思う。そういうことをやっぱりお認めになった方がいいんじゃないですか。そして、防衛庁長官、幹部の中でさえ艦長から言われて日誌を書き改めたことについて非常に苦痛を感じているということが何人かの証言から出ているわけでしょう。そういうことを考えたときに、あなたは今、海上自衛隊の方から報告があったことをそのまま信じていいとお思いですか。もう少し内部を調査してみる、そういうお気持ちにはならないですか。
この発言だけを見る →しかし、艦長初め十数名の幹部の人たちが士官室に集まって七時間もこういった文書の整理、私に言わせれば改ざん、それをやっていることは事実だと思う。そういうことをやっぱりお認めになった方がいいんじゃないですか。そして、防衛庁長官、幹部の中でさえ艦長から言われて日誌を書き改めたことについて非常に苦痛を感じているということが何人かの証言から出ているわけでしょう。そういうことを考えたときに、あなたは今、海上自衛隊の方から報告があったことをそのまま信じていいとお思いですか。もう少し内部を調査してみる、そういうお気持ちにはならないですか。
米
米山市郎#23
○政府委員(米山市郎君) 七時間も会議をしていたわけではございません。先ほど長官の方から御答弁申し上げましたように、「なだしお」の乗組員も一生懸命行方不明者の捜索活動に従事をいたしておりました。先ほど申し上げましたような総合的に判断をした場と申しますのは八時過ぎごろからの会議と申しますか、集まって艦長を中心に状況報告等をしたり記録の突き合わせなどをしたというふうに聞いておりますので、そう長い時間ではなかったのではないかと思います。
この発言だけを見る →山
米
米山市郎#25
○政府委員(米山市郎君) 報道で言われる内部文書というのがどういうものであるか私は承知をいたしておりません。ただ、事故原因究明のために関係の者から事情を聞いたりというような形でのメモがいろいろあることは事実でございます。そのメモのどれであるかは私は特定はできておりません。
この発言だけを見る →山
山口哲夫#26
○山口哲夫君 私が推測するところによりますと、これは事故のてんまつをずっと書いたものでないかなというふうに思うわけですね。この内部文書は非常に重要だと思うんです。こういった中で幹部の人たちあるいは乗組員の一部の人たちが山下艦長からいろいろと指示をされている、その辺のいきさつがずっと書かれているわけですね。ですから、今後の審査のためにもこの内部文書それから航泊日誌、この二つをぜひ提出していただきたい、こう思いますけれども、どうですか。
この発言だけを見る →米
米山市郎#27
○政府委員(米山市郎君) 内部文書がどのものであるかが特定できないわけでございまして、いろいろなメモ、個人的なメモ等はたくさんございます。公式な形での文書というのはまだございません。したがいまして、今海上幕僚監部におきましても事故調査報告ということで調査をいたしておりますので、いずれそれがまとまりました段階で公式な形でそういったものの経緯なりあるいは事故原因についての報告がなされるものと思っております。
航泊日誌につきましては、海難審判の審理の場にも資料として提出をしてございます。
この発言だけを見る →航泊日誌につきましては、海難審判の審理の場にも資料として提出をしてございます。
山
米