予算委員会

1997-02-18 衆議院 全337発言

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会議録情報#0
平成九年二月十八日(火曜日)
    午前九時一分開議
 出席委員
  委員長 深谷 隆司君
   理事 小里 貞利君 理事 高橋 一郎君
   理事 中川 秀直君 理事 藤井 孝男君
   理事 石井  一君 理事 権藤 恒夫君
   理事 二階 俊博君 理事 中沢 健次君
   理事 穀田 恵二君
      相沢 英之君    飯島 忠義君
      石川 要三君    臼井日出男君
      江藤 隆美君    尾身 幸次君
      越智 伊平君    越智 通雄君
      大原 一三君    菊池福治郎君
      桜井  新君    下村 博文君
      関谷 勝嗣君    田中 和徳君
      高鳥  修君    中山 正暉君
      西川 公也君    野中 広務君
      葉梨 信行君    松永  光君
      村上誠一郎君    村山 達雄君
      目片  信君    谷津 義男君
     吉田六左エ門君    渡辺 博道君
      愛知 和男君    愛野興一郎君
      石田 勝之君    太田 昭宏君
      岡田 克也君    北側 一雄君
      小池百合子君    坂口  力君
      田中 慶秋君    中井  洽君
      西川 知雄君    西田  猛君
      平田 米男君    生方 幸夫君
      枝野 幸男君    海江田万里君
      坂上 富男君    仙谷 由人君
      日野 市朗君    前原 誠司君
      佐々木陸海君    古堅 実吉君
      松本 善明君    矢島 恒夫君
      上原 康助君    北沢 清功君
      岩國 哲人君    小坂 憲次君
      新井 将敬君    石破  茂君
 出席国務大臣
        内閣総理大臣  橋本龍太郎君
        法 務 大 臣 松浦  功君
        外 務 大 臣 池田 行彦君
        大 蔵 大 臣 三塚  博君
        厚 生 大 臣 小泉純一郎君
        農林水産大臣  藤本 孝雄君
        通商産業大臣  佐藤 信二君
        運 輸 大 臣 古賀  誠君
        労 働 大 臣 岡野  裕君
        建 設 大 臣 亀井 静香君
        自 治 大 臣
        国家公安委員会
        委員長     白川 勝彦君
        国 務 大 臣
        (内閣官房長官)梶山 静六君
        国 務 大 臣
        (総務庁長官) 武藤 嘉文君
        国 務 大 臣
        (防衛庁長官) 久間 章生君
        国 務 大 臣
        (経済企画庁長 麻生 太郎君
        官)
        国 務 大 臣
        (沖縄開発庁長 稲垣 実男君
        官)
        国 務 大 臣
        (国土庁長官) 伊藤 公介君
 出席政府委員
        内閣官房内閣安
        全保障室長   三井 康有君
        内閣法制局長官 大森 政輔君
        行政改革会議事
        務局次長    八木 俊道君
        公正取引委員会
        事務総局経済取
        引局取引部長  山田 昭雄君
        公正取引委員会
        事務総局審査局
        長       矢部丈太郎君
        警察庁長官官房
        長       野田  健君
        警察庁生活安全
        局長      泉  幸伸君
        警察庁交通局長 田中 節夫君
        総務庁人事局長 菊池 光興君
        総務庁行政管理
        局長      陶山  晧君
        総務庁行政監察
        局長      土屋  勲君
        防衛庁防衛局長 秋山 昌廣君
        防衛庁経理局長 佐藤  謙君
        防衛庁装備局長 鴇田 勝彦君
        防衛施設庁長官 諸冨 増夫君
        防衛施設庁総務
        部長      伊藤 康成君
        防衛施設庁施設
        部長      首藤 新悟君
        経済企画庁調整
        局長      土志田征一君
        経済企画庁物価
        局長      河出 英治君
        経済企画庁総合
        計画局長    坂本 導聰君
        科学技術庁長官
        官房長     沖村 憲樹君
        科学技術庁長官
        官房審議官   興  直孝君
        科学技術庁研究
        開発局長    落合 俊雄君
        科学技術庁原子
        力安全局長   池田  要君
        沖縄開発庁総務
        局長      嘉手川 勇君
        国土庁計画・調
        整局長     塩谷 隆英君
        国土庁防災局長 福田 秀文君
        法務省民事局長 濱崎 恭生君
        法務省刑事局長 原田 明夫君
        法務省入国管理
        局長      伊集院明夫君
        外務大臣官房領
        事移住部長   齋藤 正樹君
        外務省総合外交
        政策局長    川島  裕君
        外務省総合外交
        政策局国際社会 朝海 和夫君
        協力部長
        外務省アジア局
        長       加藤 良三君
        外務省北米局長 折田 正樹君
        外務省条約局長 林   暘君
        大蔵大臣官房長 涌井 洋治君
        大蔵省主計局長 小村  武君
        大蔵省主税局長 薄井 信明君
        大蔵省理財局長 伏屋 和彦君
        大蔵省証券局長 長野 厖士君
        大蔵省銀行局長 山口 公生君
        大蔵省銀行局保
        険部長     福田  誠君
        文部大臣官房長 佐藤 禎一君
        文部省高等教育
        局長      雨宮  忠君
        厚生大臣官房総
        務審議官    中西 明典君
        厚生省健康政策
        局長      谷  修一君
        厚生省生活衛生
        局長      小野 昭雄君
        厚生省薬務局長 丸山 晴男君
        厚生省社会・援
        護局長     亀田 克彦君
        厚生省老人保健
        福祉局長    羽毛田信吾君
        厚生省児童家庭
        局長      横田 吉男君
        厚生省保険局長 高木 俊明君
        厚生省年金局長 矢野 朝水君
        社会保険庁運営
        部長      真野  章君
        農林水産大臣官
        房長      堤  英隆君
        農林水産省構造
        改善局長    山本  徹君
        食糧庁長官   高木 勇樹君
        水産庁長官   嶌田 道夫君
        通商産業大臣官
        房長      広瀬 勝貞君
        通商産業省環境
        立地局長    稲川 泰弘君
        環境エネルギー
        庁長官     江崎  格君
        資源エネルギー
        庁石炭部長   中村 利雄君
        特許庁長官   荒井 寿光君
        中小企業庁長官 石黒 正大君
        運輸大臣官房長 土井 勝二君
        運輸大臣官房総
        務審議官    西村 泰彦君
        運輸省運輸政策
        局長      相原  力君
        運輸省鉄道局長 梅崎  壽君
        運輸省自動車交
        通局長     荒谷 俊昭君
        運輸省海上交通
        局長      岩田 貞男君
        海上保安庁長官 土坂 泰敏君
        労働大臣官房長 渡邊  信君
        労働省職業安定
        局高齢・障害者
        対策部長    坂本 哲也君
        労働省職業能力
        開発局長    山中 秀樹君
        建設大臣官房長 小野 邦久君
        建設省建設経済
        局長      小鷲  茂君
        建設省道路局長 佐藤 信彦君
        建設省住宅局長 小川 忠男君
        自治省行政局長 松本 英昭君
        自治省行政局選
        挙部長     牧之内隆久君
        自治省財政局長 二橋 正弘君
        消防庁長官   佐野 徹治君
 委員外の出席者
        予算委員会調査
        室長      大坪 道信君
    —————————————
委員の異動
二月十八日
 辞任         補欠選任
  相沢 英之君     目片  信君
  臼井日出男君     渡辺 博道君
  尾身 幸次君    吉田六左エ門君
  越智 伊平君     西川 公也君
  越智 通雄君     飯島 忠義君
  小池百合子君     西田  猛君
  西川 知雄君     坂口  力君
  生方 幸夫君     坂上 富男君
  海江田万里君     前原 誠司君
  仙谷 由人君     枝野 幸男君
  松本 善明君     古堅 実吉君
  矢島 恒夫君     佐々木陸海君
  岩國 哲人君     小坂 憲次君
  新井 将敬君     石破  茂君
同日
 辞任         補欠選任
  飯島 忠義君     下村 博文君
  西川 公也君     越智 伊平君
  目片  信君     相沢 英之君
 吉田六左エ門君     尾身 幸次君
  渡辺 博道君     田中 和徳君
  坂口  力君     西川 知雄君
  西田  猛君     小池百合子君
  枝野 幸男君     仙谷 由人君
  坂上 富男君     生方 幸夫君
  前原 誠司君     海江田万里君
  佐々木陸海君     矢島 恒夫君
  古堅 実吉君     松本 善明君
  小坂 憲次君     岩國 哲人君
  石破  茂君     新井 将敬君
同日
 辞任         補欠選任
  下村 博文君     越智 通雄君
  田中 和徳君     臼井日出男君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 平成九年度一般会計予算
 平成九年度特別会計予算
 平成九年度政府関係機関予算
     ————◇—————
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深谷隆司#1
○深谷委員長 これより会議を開きます。
 平成九年度一般会計予算、平成九年度特別会計予算、平成九年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
 昨日に引き続き、経済、行財政、危機管理及び沖縄問題等について集中審議を行います。
 この際、昨日の愛知和男君の質疑に関連し、中井洽君及び坂口力君から関連質疑の申し出があります。愛知君の持ち時間の範囲内でこれを許します。
 なお、昨日の委員会終了間際に、質問がございました際、大臣の答弁に食い違いがあるという御指摘がありました。理事間で協議をいたしまして、本日は、大臣の再答弁を求めて審議を行うということにいたしました。
 この際、政府から発言を求められておりますので、順次これを許します。松浦法務大臣。
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松浦功#2
○松浦国務大臣 法務当局といたしましては、国会の御審議や御議論につきまして、これを最大限に尊重するとの立場から、事案の真相解明に支障のない限りにおいてできる限りの御協力をすべきものと考えております。
 ただ、捜査内容等の公表につきましては、関係者の名誉、人権の保護、適正な捜査、公安活動の遂行等の観点から、おのずから制約があるということについては御了解を願いたいと存じます。
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深谷隆司#3
○深谷委員長 白川国家公安委員長。
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白川勝彦#4
○白川国務大臣 警察といたしましては、従来より、捜査に関する事項については、捜査の秘密やプライバシー保護等の観点から支障のない限り、国民の代表たる国会を尊重するとの立場から、できるだけ明らかにしてきたところであります。昨日の私の答弁も、同様の考えで申し上げたものであります。
 具体的にどの程度まで言えるかは、個々のケースによって捜査への支障等の制約はありますが、今後ともこのような考え方で対応してまいる所存であります。
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深谷隆司#5
○深谷委員長 中井洽君。
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中井洽#6
○中井委員 それぞれに御答弁をいただきました。
 しかし、警察、検察、それぞれ国民から見て、同じく捜査をされ、法というものを守られておる機関である。国会における議員の質疑に対して、捜査中の事件に対して、これに答えていく対応が、今のお話では、法務省、うまく言葉を選んではいただいておりますが、結局何も出せないということであろうか、そして公安委員長の方は、積極的に出していくんだ、こういう立場であるというふうに思わざるを得ません。
 その点をお打ち合わせをいただいて、間違いなく歩調を合わせてやっているんだ、ここのところをもう一度、法務大臣、御答弁いただきます。
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松浦功#7
○松浦国務大臣 御指摘の趣旨を十分胸に畳んで、過ちのないように取り締まっていきたい、こう思っております。
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中井洽#8
○中井委員 それでは、昨日に続いていわゆる泉井事件のことでお聞きをしながら、その中でただいまのお答えが間違いないかどうかも見させていただきながら質疑を進めてまいりたい、このように思います。
 通産大臣にお尋ねをいたします。
 十三日の各新聞は一斉に、泉井容疑者に絡んで、電力会社二社に元エネ庁の幹部が三菱石油のC重油の納入方を特別に依頼をした、こういう疑惑が報じられております。これについて既に検察庁では調査が進んでいると報じられておりますが、通産省は、この報じられた中身について調査をされ、事実をつかんでおられますか。
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佐藤信二#9
○佐藤国務大臣 いわゆる泉井事件、これは新聞報道でもって私も存じておりますが、まず、現在まさに検察当局がその捜査を行っているということで、その捜査の推移を見守っていくというのが当省の方針でございます。
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中井洽#10
○中井委員 通産省として、電力会社を日ごろから行政的に指導なさっておる大臣のお答えとは到底思えません。
 検察が調べておるのは検察の仕事、しかし通産省として、当然、電力会社と、あるいはまた名指された元エネ庁の幹部も含めて事情をお聞きになる、お調べになる、当然のことではないでしょうか。
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佐藤信二#11
○佐藤国務大臣 お言葉ではございますが、私の方は捜査権を持っておるわけではございませんので、事件というものに推移している以上、それについて立ち入ることはできない、こうした立場でございます。
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中井洽#12
○中井委員 それはおかしな話ではないでしょうか。この泉井事件に絡んで、あるいは逆に、この泉井事件の本質というものは、通産省と泉井という男の特異な結びつき、そこから発生するもろもろの疑惑、これが疑われて、通産省だって内部で御調査をなすったわけでありましょう。そして、処分もされたわけでありましょう。
 しかし、その処分の中身は、つき合いがあると疑惑を疑われたということだけで、何人かの方々が、減給二カ月、訓告、訓告、訓告、厳重注意、厳重注意、こういう形で終わられております。そして、この通産省の報告書の中には、このように書かれております。「これまでの調査では、泉井氏と接触があったことで石油政策が歪められたことは無かったものと確信しているが、石油政策が今回の」云々と書いてございます。
 まことに申しわけないんですけれども、このエネ庁の長官が、電力二社に三菱石油のC重油を特別に何とかしろ、こういう要請をされたこと自体が石油行政をゆがめたことではないでしょうか。こういったことを調査しないで、検察に任せてある、検察が立件しなかったら通産は知らぬ顔、こういうことですか。
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佐藤信二#13
○佐藤国務大臣 若干誤解があるかと思いますので説明させてもらいますと、昨年の十二月に、私が大臣になってから六名の者を処分したことは事実でありますが、それはあくまでも綱紀粛正という、こうした観点から、やはり過度のつき合いがあったということで、泉井氏とのつき合いを中心にそうした処分をしたわけでございまして、その際に、当省の職員、食事をしたりゴルフをしたというのがございましたので、その行き過ぎた行為に対して監督処分も含めてああした処置をしたわけでございますが、その段階において金銭の授受はなかったということでございますし、当然、そのつき合いの中においても石油行政に関することが一切なかったというふうな報告を実は受けているわけでございます。
 今問題になっている人は、もう既に私の方の役所を退職いたしまして、そして、ほかの会社に今再就職している、こういうことでございますので、これが果たして事件性があるかどうかというところまで私の方から立ち入る必要はないということでもって、検察当局の動きを実は見守っているということでございます。
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中井洽#14
○中井委員 お話ですが、二つの点で私は納得がいきません。
 一つは、今回報じられましたこの事件は、当時省エネをやかましく言われた時代でありまして、電力各社は重油の使用量が減り始めた時期であります。そして、電力各社の重油の使用というものは、昨今少し入札制度等が取り入れられてまいりましたけれども、極めてパーセントも固定をしている中で、エネ庁の極めて幹部の方が直接電力会社に、三菱石油の重油を購入をしてほしい、こういう依頼をやったわけであります。そして、報じられているところでは二社でありますが、私の調査では、まだ他の電力会社にも要請をした、こういうのが上がってきております。
 これを受けて、検察がどういう形でお調べになるかはこれは検察の仕事。しかし、当時エネ庁の幹部がエネ庁の幹部として電力会社に要請をした、そしてその人は泉井からたびたび接待を受けておった、これは明らかなことであります。また、ここにあります例の九四年の泉井の年末のパーティーにも出ておる人でもあります。したがって、通産大臣として、通産当局としてお呼びになってお調べになるのが当然であろう、このように思います。
 それからもう一つは、佐藤通産大臣は、商工委員会等の答弁におかれましても、たびたび、OBについてはもう退職しておる、したがって調べない、こういうことを言われました。
 しかし、この泉井問題だけでなしに岡光さんの問題も含めて、あるいは大蔵省の不祥事も含めて、すべての役所関係の目を覆うばかりのずさんなモラルの低下の問題は、現職の問題だけではないのだろうと私は思います。現職の官僚の皆さんにいろいろな意見を聞いておりますと、実際、ぐちで、私らの代よりも古い時代はもっとひどかったとか、あるいは古い時代からのつき合いだ、こういう話が出てまいります。
 こういうOBに対する調査を、すべての役所がこの間からの綱紀粛正の中で怠ってきたところは、私はおかしいと思っています。退職されたからと言われるけれども、すべての役所は高級官僚の退職先の仕事のお世話をしておるではありませんか。いわゆる天下りということで面倒を見ておるわけであります。また、OBも就職するときにはちゃんと役所へ報告をされているわけでありまして、そういう意味では、役所にもいまだに私はモラル等の監督を担う責任はある、このように思います。
 以上二点でお答えを重ねていただきます。
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佐藤信二#15
○佐藤国務大臣 先ほどから申すように、綱紀粛正でもって処分したということは、要するに、いわゆる通産省の監督下にある者は、それに対して処分というか罰を科すことができるわけですが、OBに関しては罰を科すことができない、一点はこういうことでございます。そして、先ほど申したように、既にその者が再就職している場合には、そこの会社に対する、会社の監督問題、そういう問題に関係をしてくるわけでございますので、私の方はあくまでも、これがしかも捜査問題、こういうふうになっている場合には、それの推移を見守っていくということしか考えようがございません。
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中井洽#16
○中井委員 それは納得できません。通産省御自分の調査で、さっきも申しましたが、泉井との接触で石油政策がゆがめられたことはなかったとお出しになっているわけであります。しかし、一九九二年のことであります、この依頼をされました電力会社のうち一社が子会社を通じて三菱石油の石油を買われたのは九四年以降今日まで続いております。約五年間で十四、五万キロリットル、金額にして二十億円の商いを新たに行っているわけであります。それも石油が、幾らでも重油が電力会社は欲しい、こういうときじゃなしに、省エネで、火力発電も少しずつその当時は量が減っておった時期にあえてふやしている。これはエネ庁の幹部の要請にこたえたからでありましょう。ここで石油行政に関連をしてくるじゃありませんか。このことを調べないということはどうしてですか。これは納得できません。
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佐藤信二#17
○佐藤国務大臣 御存じのように私の方では、今の話は、OBは調査の対象というか調べませんでしたが、現職を中心に、先はどのように綱紀粛正という観点から調査をした、その段階に石油行政に対してかかわりがないという実は調査の結果を得たわけでございます。
 それの延長線でもってということと、それからもう一つは、一般論として言えることは、やはり政策目的を持ってそうしたことを紹介するということは往々にしてあることでございまして、問題は、その際に金銭の授受があったかどうかということだと思うのです。それがいわゆる捜査の対象となっているということだと申し上げたわけでございます。
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中井洽#18
○中井委員 佐藤大臣、少し違うんじゃないでしょうか。政策の要求とかいうことではないんですね。三菱石油の石油を買ってくれ、入れてやってくれと、当時のエネ庁長官と言われておりますが、エネ庁長官であった方が頼まれておるわけです。これは政策じゃないんです。しかも、彼は泉井との交流が深くて、たびたび宴会にも招かれておった。お調べになったらどうですか。もし通産大臣が政策だと言うのなら、多分そのころありました富士興産絡みのことだろうかと私もわからないわけではありません。しかし、それは通産省もお調べになることがはっきりする最大の要因でありましょう。調べずに検察にまっている。検察がそれでは贈収賄か何かで立件できなかったら、やみの中ですか。そういうことになるじゃありませんか。
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広瀬勝貞#19
○広瀬政府委員 恐縮でございますが、ちょっと事務的な、私、現役の調査をやったものですから、その関係で御説明をさせていただきますが、先ほどから委員御指摘の、政策に対して影響がなかったのではないかと通産省が言っている、こういうことでございますが、これは十一月の末から、私ども、現役百三十八名でございますけれども、幅広く泉井氏との接触について調査をいたしまして、その結果を十二月五日に発表しております。
 その中で、現役について調査をした結果、四十六名が泉井氏と接触があった。名刺の交換等で終わったのは四名おりますから、会食等が四十二名、こういうことでございます。
 その中で、現役にはそのときに、泉井氏の接触に当たって職務について何か具体的な依頼がなかったか、あるいは金銭の授受がなかったかといったようなことを詳細に聞いておりまして、その結果としては、現役については何もなかったということでございます。そのことははっきり申し上げておきたいと存じます。
 それから、もう一つ大臣が申し上げたのは、今度の事件に関しまして、委員御指摘のように新聞でいろいろ取りざたされておりますけれども、その件についてはただいま検察で調査をしておられるということなので、具体的な言及を避けるというふうに大臣は申し上げたのだと思います。
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中井洽#20
○中井委員 言及を避けるとか避けないということじゃなしに、通産省でお調べになられましたかと聞いておるわけです。だって、調べてないとおっしゃるから。言及を避けているんじゃないのですよ、調べる必要がないとおっしゃっている、OBは調査しませんと。しかし、OBが現職当時やったと言われておるじゃないかと申し上げておるのに、それもOBだから調べないとおっしゃっているから、それはおかしい、こう言っておるわけでありまして、これはちゃんと調べる、お約束いただくまでは質問できません。
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佐藤信二#21
○佐藤国務大臣 今言われているのは、新聞紙上でそういうことが言われていることは私承知しておりますが、そのことの確証があるわけでないし、それが今捜査線に入っているということでございますので、捜査権を持っていない当省として調べる必要がない、かように申し上げたわけでございます。
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中井洽#22
○中井委員 そんなばかな話はないのであります。捜査権のない通産省は調べる必要がない、そんなことがありますか。何か問題があったら、電力会社なんかすぐお呼びになるじゃありませんか。これだけ通産省の元幹部が、幹部時代に監督下にある電力会社に対して疑惑を持たれる行為をしたと報じられている。検察も調べられておる。こういう報道がなされ、電力会社も検察へ呼ばれたということを既に公表されている事件で、通産省がこの事実をお調べにならないというのはあり得ないでしょう。こんな答弁は納得できません。ちょっと出てください。やってください。
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佐藤信二#23
○佐藤国務大臣 私の方は別に捜査に協力しないと言っているわけじゃないのです。ただ、今のように、本人のやはりプライバシーという問題、先ほど出ましたが、あるわけですね。やはり、そうした捜査線上にあるものというものは、私の方が聞くというのはいかがなものだろうか、かように申し上げているわけです。
 ただ、石油行政に対してどういうふうにかかわりがあるだろうかということは、一般論でございますが、今まで既に現職、現役の者にいろいろ事情を聞いておりまして、その意味では、今までにおいては石油行政を曲げたことはない、かような実は心証を得ているわけでございます。
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中井洽#24
○中井委員 これは、こんなことで私も時間をむだに使いたくありませんが、到底納得できません。
 通産省が九つの電力会社からこういう事実があったかどうかをお聞きになる。そして電力会社に頼んだと言われるOBをお呼びになって、プライバシーと言われるけれども私もプライバシーを尊重してお名前を申し上げておりません、お呼びになって事情をお聞きになる、これぐらいのことは当然やってしかるべきじゃないでしょうか。
 その中で、通産省としてどこに綱紀粛正の面で欠陥があったのだろう、これから現職の通産行政の中にどういう反省をすべきだろうか。罪と問われるかどうかは検察の仕事であります。おっしゃるとおりであります。しかし、通産省としてほかにするべきことはあるでしょう。それをやらないというのは私は怠慢だ、おかしい。
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深谷隆司#25
○深谷委員長 速記をとめてください。
    〔速記中止〕
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深谷隆司#26
○深谷委員長 では、速記を再開いたします。
 続けて、佐藤通商産業大臣より答弁を求めます。
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佐藤信二#27
○佐藤国務大臣 今のお話でございますが、一応石油行政を曲げたかどうかという点について調査をいたします。
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中井洽#28
○中井委員 曲げたかどうかじゃなしに、電力会社に泉井から頼まれてこういう要請をしたのかどうかということを含めて、九つの電力会社にもお尋ねをいただきたいし、御当人にも尋ねる、こういうことでいいですね。
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佐藤信二#29
○佐藤国務大臣 今委員が御指摘の点も含めまし
 て調査をいたします。
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