予算委員会
⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。
会
会議録情報#0
平成十四年三月二十六日(火曜日)
午前十時開会
─────────────
委員の異動
三月二十五日
辞任 補欠選任
世耕 弘成君 南野知惠子君
谷川 秀善君 三浦 一水君
鶴保 庸介君 入澤 肇君
内藤 正光君 郡司 彰君
福本 潤一君 沢 たまき君
山本 保君 草川 昭三君
池田 幹幸君 紙 智子君
高橋紀世子君 岩本 荘太君
福島 瑞穂君 大渕 絹子君
三月二十六日
辞任 補欠選任
浅尾慶一郎君 小川 勝也君
郡司 彰君 内藤 正光君
櫻井 充君 峰崎 直樹君
宮本 岳志君 林 紀子君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 真鍋 賢二君
理 事
金田 勝年君
野沢 太三君
日出 英輔君
松谷蒼一郎君
齋藤 勁君
高嶋 良充君
魚住裕一郎君
小池 晃君
平野 貞夫君
委 員
有馬 朗人君
市川 一朗君
入澤 肇君
木村 仁君
国井 正幸君
佐藤 昭郎君
山東 昭子君
田中 直紀君
伊達 忠一君
段本 幸男君
仲道 俊哉君
南野知惠子君
松村 龍二君
三浦 一水君
宮崎 秀樹君
山崎 力君
山下 英利君
浅尾慶一郎君
江田 五月君
小川 勝也君
郡司 彰君
小宮山洋子君
佐藤 道夫君
内藤 正光君
藤原 正司君
峰崎 直樹君
柳田 稔君
若林 秀樹君
草川 昭三君
沢 たまき君
渡辺 孝男君
紙 智子君
大門実紀史君
林 紀子君
宮本 岳志君
岩本 荘太君
平野 達男君
大渕 絹子君
国務大臣
内閣総理大臣 小泉純一郎君
法務大臣 森山 眞弓君
外務大臣 川口 順子君
財務大臣 塩川正十郎君
厚生労働大臣 坂口 力君
農林水産大臣 武部 勤君
経済産業大臣 平沼 赳夫君
国務大臣
(内閣官房長官)
(男女共同参画
担当大臣) 福田 康夫君
内閣官房副長官
内閣官房副長官 上野 公成君
副大臣
総務副大臣 若松 謙維君
外務副大臣 植竹 繁雄君
財務副大臣 尾辻 秀久君
厚生労働副大臣 宮路 和明君
厚生労働副大臣 狩野 安君
農林水産副大臣 野間 赳君
経済産業副大臣 大島 慶久君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 奥山 茂彦君
事務局側
常任委員会専門
員 吉田 成宣君
政府参考人
総務省自治行政
局選挙部長 大竹 邦実君
農林水産省総合
食料局長 西藤 久三君
農林水産省生産
局長 須賀田菊仁君
参考人
明治大学客員教
授
農政ジャーナリ
スト 中村 靖彦君
東京大学大学院
農学生命科学研
究科教授 小野寺 節君
全国農業協同組
合連合会代表理
事専務 堀 喬君
─────────────
本日の会議に付した案件
○委嘱審査報告書に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○平成十四年度一般会計予算(内閣提出、衆議院
送付)
○平成十四年度特別会計予算(内閣提出、衆議院
送付)
○平成十四年度政府関係機関予算(内閣提出、衆
議院送付)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時開会
─────────────
委員の異動
三月二十五日
辞任 補欠選任
世耕 弘成君 南野知惠子君
谷川 秀善君 三浦 一水君
鶴保 庸介君 入澤 肇君
内藤 正光君 郡司 彰君
福本 潤一君 沢 たまき君
山本 保君 草川 昭三君
池田 幹幸君 紙 智子君
高橋紀世子君 岩本 荘太君
福島 瑞穂君 大渕 絹子君
三月二十六日
辞任 補欠選任
浅尾慶一郎君 小川 勝也君
郡司 彰君 内藤 正光君
櫻井 充君 峰崎 直樹君
宮本 岳志君 林 紀子君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 真鍋 賢二君
理 事
金田 勝年君
野沢 太三君
日出 英輔君
松谷蒼一郎君
齋藤 勁君
高嶋 良充君
魚住裕一郎君
小池 晃君
平野 貞夫君
委 員
有馬 朗人君
市川 一朗君
入澤 肇君
木村 仁君
国井 正幸君
佐藤 昭郎君
山東 昭子君
田中 直紀君
伊達 忠一君
段本 幸男君
仲道 俊哉君
南野知惠子君
松村 龍二君
三浦 一水君
宮崎 秀樹君
山崎 力君
山下 英利君
浅尾慶一郎君
江田 五月君
小川 勝也君
郡司 彰君
小宮山洋子君
佐藤 道夫君
内藤 正光君
藤原 正司君
峰崎 直樹君
柳田 稔君
若林 秀樹君
草川 昭三君
沢 たまき君
渡辺 孝男君
紙 智子君
大門実紀史君
林 紀子君
宮本 岳志君
岩本 荘太君
平野 達男君
大渕 絹子君
国務大臣
内閣総理大臣 小泉純一郎君
法務大臣 森山 眞弓君
外務大臣 川口 順子君
財務大臣 塩川正十郎君
厚生労働大臣 坂口 力君
農林水産大臣 武部 勤君
経済産業大臣 平沼 赳夫君
国務大臣
(内閣官房長官)
(男女共同参画
担当大臣) 福田 康夫君
内閣官房副長官
内閣官房副長官 上野 公成君
副大臣
総務副大臣 若松 謙維君
外務副大臣 植竹 繁雄君
財務副大臣 尾辻 秀久君
厚生労働副大臣 宮路 和明君
厚生労働副大臣 狩野 安君
農林水産副大臣 野間 赳君
経済産業副大臣 大島 慶久君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 奥山 茂彦君
事務局側
常任委員会専門
員 吉田 成宣君
政府参考人
総務省自治行政
局選挙部長 大竹 邦実君
農林水産省総合
食料局長 西藤 久三君
農林水産省生産
局長 須賀田菊仁君
参考人
明治大学客員教
授
農政ジャーナリ
スト 中村 靖彦君
東京大学大学院
農学生命科学研
究科教授 小野寺 節君
全国農業協同組
合連合会代表理
事専務 堀 喬君
─────────────
本日の会議に付した案件
○委嘱審査報告書に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○平成十四年度一般会計予算(内閣提出、衆議院
送付)
○平成十四年度特別会計予算(内閣提出、衆議院
送付)
○平成十四年度政府関係機関予算(内閣提出、衆
議院送付)
─────────────
真
真鍋賢二#1
○委員長(真鍋賢二君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
この際、御報告いたします。
本委員会は、平成十四年度総予算三案につきまして、内閣委員会外十一委員会にその審査を委嘱いたしておりましたが、各委員長からそれぞれ審査概要について報告書が提出されましたので、お手元に配付しております。
つきましては、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、御報告いたします。
本委員会は、平成十四年度総予算三案につきまして、内閣委員会外十一委員会にその審査を委嘱いたしておりましたが、各委員長からそれぞれ審査概要について報告書が提出されましたので、お手元に配付しております。
つきましては、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
真
真
真鍋賢二#3
○委員長(真鍋賢二君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十四年度総予算三案審査のため、本日の委員会に明治大学客員教授・農政ジャーナリスト中村靖彦君、東京大学大学院農学生命科学研究科教授小野寺節君及び全国農業協同組合連合会代表理事専務堀喬君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →平成十四年度総予算三案審査のため、本日の委員会に明治大学客員教授・農政ジャーナリスト中村靖彦君、東京大学大学院農学生命科学研究科教授小野寺節君及び全国農業協同組合連合会代表理事専務堀喬君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
真
真
真鍋賢二#5
○委員長(真鍋賢二君) 平成十四年度一般会計予算、平成十四年度特別会計予算、平成十四年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、参考人の方々に対し質疑を行います。
この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多忙中のところ当委員会に御出席をいただき、ありがとうございました。
当委員会におきましては、目下、平成十四年度総予算三案の審査を行っておりますが、BSE問題を始め食品安全に関し広範な質疑がなされております。当委員会といたしましては、この問題につきまして更に有識者の方々から御意見を伺う必要があると判断し、本日御出席いただいた次第であります。参考人におかれましては、忌憚のない御意見をお伺いしたいと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多忙中のところ当委員会に御出席をいただき、ありがとうございました。
当委員会におきましては、目下、平成十四年度総予算三案の審査を行っておりますが、BSE問題を始め食品安全に関し広範な質疑がなされております。当委員会といたしましては、この問題につきまして更に有識者の方々から御意見を伺う必要があると判断し、本日御出席いただいた次第であります。参考人におかれましては、忌憚のない御意見をお伺いしたいと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
郡
郡司彰#6
○郡司彰君 おはようございます。民主党・新緑風会の郡司でございます。
今日は三人の参考人の方においでをいただきまして、それぞれについて質問をさせていただきたいと思いますけれども、まず冒頭、皆様方から思いのたけを最初に語っていただくという時間がございませんので、恐縮でございますけれども、お許しをいただきたいと思っております。
まず最初に小野寺参考人の方にお聞かせをいただきたいと思いますが、検討委員会の委員もなされているということでございまして、既に九回ほど会合が持たれ、報告の案というものが二十二日には発表されております。これまでの九回の会合を振り返ってみて、現在のところの率直な御感想からお聞かせいただければと思いますが。
この発言だけを見る →今日は三人の参考人の方においでをいただきまして、それぞれについて質問をさせていただきたいと思いますけれども、まず冒頭、皆様方から思いのたけを最初に語っていただくという時間がございませんので、恐縮でございますけれども、お許しをいただきたいと思っております。
まず最初に小野寺参考人の方にお聞かせをいただきたいと思いますが、検討委員会の委員もなされているということでございまして、既に九回ほど会合が持たれ、報告の案というものが二十二日には発表されております。これまでの九回の会合を振り返ってみて、現在のところの率直な御感想からお聞かせいただければと思いますが。
小
小野寺節#7
○参考人(小野寺節君) 東京大学農学部の小野寺と申します。
今までもう九回、今度で十回ぐらいの委員会になりますけれども、今まで大体半数ぐらいが過去の行政の責任問題に対する検証で、これはかなり長い文章になるんじゃないかと思います。それで、あとの後半がこれからそういう問題をどう解決するかということなんですけれども、なかなかこれ、いろいろ全部調べるのもなかなか大変だったということなものですから、今まだ文章が、いろいろでき上がって大分いろいろプレスにリリースされているんですけれども、まだまだちょっと今、練っている最中で、まだ結論がなかなか出にくいと、そんなところなんですけれども。
こんなところでよろしいでしょうか。
この発言だけを見る →今までもう九回、今度で十回ぐらいの委員会になりますけれども、今まで大体半数ぐらいが過去の行政の責任問題に対する検証で、これはかなり長い文章になるんじゃないかと思います。それで、あとの後半がこれからそういう問題をどう解決するかということなんですけれども、なかなかこれ、いろいろ全部調べるのもなかなか大変だったということなものですから、今まだ文章が、いろいろでき上がって大分いろいろプレスにリリースされているんですけれども、まだまだちょっと今、練っている最中で、まだ結論がなかなか出にくいと、そんなところなんですけれども。
こんなところでよろしいでしょうか。
郡
郡司彰#8
○郡司彰君 今、小野寺参考人の方から、これまで責任問題の検証にかなり時間を費やしたということでございまして、これは最終のものではございませんけれども、二十二日にいただいたものを読ませていただきますと、確かにイギリスその他、EUからのOIEを含めての忠告といいますか、そのようなものが生かされていなかったというようなことが随所に散見をされるわけでありまして、そのようなところから最終的には重大な失政というような言葉が出てきたんだろうというふうに思っております。
その責任の所在の前に、これまでそういうような忠告その他が生かされなかった、日本において安全神話というものが独り歩きをしてきた、これはどういうことによってでき上がってきたんだろうというふうにお考えですか。小野寺参考人の方に。
この発言だけを見る →その責任の所在の前に、これまでそういうような忠告その他が生かされなかった、日本において安全神話というものが独り歩きをしてきた、これはどういうことによってでき上がってきたんだろうというふうにお考えですか。小野寺参考人の方に。
小
小野寺節#9
○参考人(小野寺節君) これに関しては、まだ文章をよく練っている最中なんですけれども、恐らく最終的には高橋委員長の方からいろいろ細かい説明があるかと思うんですけれども、今のところいろいろと、たしかEU委員会とかそういうところからいろいろ勧告があったということは我々も十分承知しておったわけですね。それに関して余り生かされなかったということもあるんですけれども、やっぱりどうしてもそれに関しては何かヨーロッパ対アジアという関係が若干あったみたいで、やっぱりアジアはほかの国との横並び的な発想がどうしてもあったので、恐らく周りの国を見ながら一応答えていたからそういうことになったのかなという気は僕個人は持っていますけれども。
この発言だけを見る →郡
郡司彰#10
○郡司彰君 私もいろいろな資料を読まさせていただく中で、例えば昨年の六月を境にして、いろんな勧告が出されて日本がそれを断った。三月から続いていたわけであります。そのときの、農水省からEU等に送った、このイギリスの政府に送った文章をずっと読まさせていただきますと、かなりちょっと高圧的だなという感じがするんですね。今、小野寺参考人優しくおっしゃっていただきましたが、日本は違うんだぞと、お前たち何が分かっているんだ、もう最後は、そんなことを言うんなら貿易をもう止めちゃうぞというような中身だろうというふうに読めるんですね。
そういうようなことがあったけれども起こってしまった。私は、普通の大人の感覚からすると、あのとき忠告いただいたけれども結果としてこんなことになってしまった、いや、大変恐縮をいたしましたというような日本側からの文書が改めて向こうの方に届いてもいいような気がするんですが、そのようなものはちょっと私、目にしておりません。
日本では、九月以降、改めてEU、イギリスあるいはOIEに対して、忠告いただいたのに大変申し訳なかったな、そんな文章は出されたということは、御存じなんでしょうか。
この発言だけを見る →そういうようなことがあったけれども起こってしまった。私は、普通の大人の感覚からすると、あのとき忠告いただいたけれども結果としてこんなことになってしまった、いや、大変恐縮をいたしましたというような日本側からの文書が改めて向こうの方に届いてもいいような気がするんですが、そのようなものはちょっと私、目にしておりません。
日本では、九月以降、改めてEU、イギリスあるいはOIEに対して、忠告いただいたのに大変申し訳なかったな、そんな文章は出されたということは、御存じなんでしょうか。
小
小野寺節#11
○参考人(小野寺節君) 一番最後の六月の文章ですね。それに関しても初めて委員会の場で知ったものですから、こちらもちょっと、半分ぐらい驚いているところなんですけれども。その後、我々が、やっぱり若干問題があったんじゃないかということで、その後改めてEU委員会にステータス評価をお願いしているわけですね。ですから、そのときの文章が何かあるんじゃないかと。恐らく、ただお願いするんじゃなくて、いろいろこの前はどうもということがあっただろうと僕は思いますけれども、その文章に関してはまだ見ておりません。
この発言だけを見る →郡
郡司彰#12
○郡司彰君 私も目にしていないものですから、もしそういうものがなくて行っているということになると、これは、日本の国というものはどういう国なんだろうということにこれ、日本人もちろんでありますけれども、世界の中からも見られるような、そんなことになってくるのかなというちょっと心配をしております。
そして、この報告の中では、また、実際に起こってしまった、そのときの対応するマニュアルが、厚生労働省の方は一九六四年のころから、一九九四年のころから一定程度作られてきて今回もそういう対応ができた、しかし農水省については全然作られていなかったということが明らかになってまいりましたが、これも安全神話のなせる業なんでしょうか。参考人、小野寺参考人。
この発言だけを見る →そして、この報告の中では、また、実際に起こってしまった、そのときの対応するマニュアルが、厚生労働省の方は一九六四年のころから、一九九四年のころから一定程度作られてきて今回もそういう対応ができた、しかし農水省については全然作られていなかったということが明らかになってまいりましたが、これも安全神話のなせる業なんでしょうか。参考人、小野寺参考人。
真
小
小野寺節#14
○参考人(小野寺節君) 農水省の方がどれだけ資料を持っていたか、例えばマニュアルを持っていたかというのは、恐らくまだいろいろ、農水省の方がいろいろまだ反論しているんじゃないかと僕はまだ理解しているんですね。まだ、一応来月、四月の二日に最終的な文章が出ると思いますので、それまでちょっと、もう少しこちらとしては農水省の意見を待ちたいなと僕は思っているんですけれども。実際に、最終的には四月二日にですか、すべての文章が一応出されると思いますけれども。
この発言だけを見る →郡
郡司彰#15
○郡司彰君 私は、結果としてはマニュアルが作られていなかったということでございますから、実は日本の国は、私、茨城に住んでおりますけれども、二年前にもジェー・シー・オーの事故を起こしました。同じようなことの議論を別な省庁でしたんですね。これは、一つの省庁じゃなくて、日本という国がそういう体質というものを持っているとすれば改めなくちゃいけない、危機管理に対する能力というものを発揮できるようなシステムがなければそれを作らなければいけないということで議論をして、結果として、省庁が飛び火をして別なところに来てみるとまるっきりなされてなかった、そういうことだろうと思いまして、この辺については私どもも十分に意を使っていかなければいけない。
そして、重大な失政があったというその後段のところに私は非常に重要な文章が見えると思うんですけれども、実は、行政の不作為ではなかったかというような記述がございます。私は、行政の不作為というのは、そもそも分かりやすく言えば、これはもう責任問題だぞというふうに理解をしたいなというふうにも思っているんですが、そのようなとらえ方でよろしゅうございましょうか。小野寺参考人。
この発言だけを見る →そして、重大な失政があったというその後段のところに私は非常に重要な文章が見えると思うんですけれども、実は、行政の不作為ではなかったかというような記述がございます。私は、行政の不作為というのは、そもそも分かりやすく言えば、これはもう責任問題だぞというふうに理解をしたいなというふうにも思っているんですが、そのようなとらえ方でよろしゅうございましょうか。小野寺参考人。
小
小野寺節#16
○参考人(小野寺節君) まだ、そういう行政の不作為という文章がたしか原案というか原文であったと思うんですけれども、それに関してどう最終的に文章を決めるかというのは、まだ今やっている最中なものですから、恐らくこれもまだ審議の途中だということだと私も理解しておりますから、後で、審議が終わった段階で高橋委員長の方から詳しく説明してもらえればと思うんですけれども。
この発言だけを見る →郡
郡司彰#17
○郡司彰君 私どもは、行政の不作為ということをただ単に使うだけではなくて、それは立法府の不作為であったのかもしれないという自省の念も持たなくてはいけないんだろうと思うんですね。その場合に、私どもがそういうことの判断に立てるような立場に立てる、それは、日常、ふだん個人個人の努力もそうでありますけれども、情報の公開ということがきちんとなされていたかというふうなことにもつながってくるんだろうと思うんです。
この辺は、ジャーナリストとして活躍もされておりました中村参考人の方にお聞きをしたいと思いますけれども、情報の公開ということ、これはまた最後のところでの安心、安全ということにもつながってくるんだと思いますが、御意見をお聞かせいただければと思いますが。
この発言だけを見る →この辺は、ジャーナリストとして活躍もされておりました中村参考人の方にお聞きをしたいと思いますけれども、情報の公開ということ、これはまた最後のところでの安心、安全ということにもつながってくるんだと思いますが、御意見をお聞かせいただければと思いますが。
中
中村靖彦#18
○参考人(中村靖彦君) 今の御質問に関連して申し上げれば、今までの、特にBSEに関しての情報の公開というのは決して十分ではなかったというふうに私は思います。それは、実は行政においても危機感が非常に薄かったということと、それから情報を伝えるべきそのメディアにおいても、私は長いことメディアで仕事をしておりましたが、そのメディアにおいても必ずしもその危機感がなかった、危機感がなかったというか基本的な実はその知識もなかったと。
ですから、九六年にWHOが肉骨粉の牛への使用をやめなさいという勧告をしたときに、行政の対応は確かに甘かったんですけれども、実はその甘さをつくだけのメディアに力量も実はなかった。これは大変に、私は自分自身、当時はまだ現役の解説委員でございましたので若干の自戒を込めて申し上げれば、それが実は現実でございまして、それはしかも、私でさえと言うと変ですけれども、解説委員という仕事をやっていた人間でさえそうだったということは、本当に第一線の記者とかライターの人においてはなおさらその知識もない、勉強が不足していた。それで、結局そういうことが全部併さって情報の提供が不足したというふうに言ってもよろしいのではないかと思います。
この発言だけを見る →ですから、九六年にWHOが肉骨粉の牛への使用をやめなさいという勧告をしたときに、行政の対応は確かに甘かったんですけれども、実はその甘さをつくだけのメディアに力量も実はなかった。これは大変に、私は自分自身、当時はまだ現役の解説委員でございましたので若干の自戒を込めて申し上げれば、それが実は現実でございまして、それはしかも、私でさえと言うと変ですけれども、解説委員という仕事をやっていた人間でさえそうだったということは、本当に第一線の記者とかライターの人においてはなおさらその知識もない、勉強が不足していた。それで、結局そういうことが全部併さって情報の提供が不足したというふうに言ってもよろしいのではないかと思います。
郡
郡司彰#19
○郡司彰君 小野寺参考人、これまでスクレイピーを始めとしていろんな研究をされてきたということをお伺いをしておりまして、そうしたところについて若干、二、三質問をさせていただきたいと思いますが。
まず、日本の技術レベルということについての記述がございまして、私ども、九月の二十日の日に特別に、国会の会期外でございましたけれども委員会を開かせてその問題も話し合いました。八月の六日あるいは九月、そして九月の二十一日というふうにかなりの時間が掛かった。これは、今のところまあ間違いなくクロだと思うけれども、イギリスの方に問い合わせをしているんですよ、ほかのところに行くともっと時間が掛かるんだけれども、急いでもらってもやっぱりそのぐらい掛かるんですよという説明がございました。
そのときに、これ、日本の国というのはそういうものを調べる能力があるのかないのか、いつもイギリスというところに頼って最終的なお墨付きをもらわなければいけないのか、そういう思いがあったんですが、この報告書を読むと、実はそうではないんではないかということがありまして、その辺の日本の技術のレベルについて、これまで研究なされてきました小野寺参考人からお聞かせをいただきたい。
この発言だけを見る →まず、日本の技術レベルということについての記述がございまして、私ども、九月の二十日の日に特別に、国会の会期外でございましたけれども委員会を開かせてその問題も話し合いました。八月の六日あるいは九月、そして九月の二十一日というふうにかなりの時間が掛かった。これは、今のところまあ間違いなくクロだと思うけれども、イギリスの方に問い合わせをしているんですよ、ほかのところに行くともっと時間が掛かるんだけれども、急いでもらってもやっぱりそのぐらい掛かるんですよという説明がございました。
そのときに、これ、日本の国というのはそういうものを調べる能力があるのかないのか、いつもイギリスというところに頼って最終的なお墨付きをもらわなければいけないのか、そういう思いがあったんですが、この報告書を読むと、実はそうではないんではないかということがありまして、その辺の日本の技術のレベルについて、これまで研究なされてきました小野寺参考人からお聞かせをいただきたい。
小
小野寺節#20
○参考人(小野寺節君) これはBSEの初発例だったものですから、そういうことがあって、EUの中でも、例えばドイツでも初発例というか、随分昔ですけれども輸入の牛でBSEが出たということがあったり、そのときイギリスに第一例だけ一応お願いをしていたということがあったものですから、そういう周りの、EUの中での一種のそういうしきたりみたいなものがあるものですから、それに日本もある程度やったらいいんじゃないかと思ったわけです。
そのなぜ時間が掛かったかということなんですが、本当はもう少し、こちらもイギリスの方に材料を送って、恐らく二、三日でできるんじゃないかと思っていたんですけれども、何かどうもその後、例の同時多発テロか何かあって、飛行機が材料を送ってくれないとかいろいろあって、何かそういうことで時間が掛かったと思います。
あと、イギリスに要するにそういうお願いをしておったというのは、私個人が昔いわゆる農水省の家畜衛生試験場で室長をやっていたときも、何かいろいろ、やっぱり分からないような牛の材料みたいなものはちょっとイギリスの方の意見を聞いたりしていたものですから、そういう今までの流れで同じようにやっていたと、そのつもりでおりました。
この発言だけを見る →そのなぜ時間が掛かったかということなんですが、本当はもう少し、こちらもイギリスの方に材料を送って、恐らく二、三日でできるんじゃないかと思っていたんですけれども、何かどうもその後、例の同時多発テロか何かあって、飛行機が材料を送ってくれないとかいろいろあって、何かそういうことで時間が掛かったと思います。
あと、イギリスに要するにそういうお願いをしておったというのは、私個人が昔いわゆる農水省の家畜衛生試験場で室長をやっていたときも、何かいろいろ、やっぱり分からないような牛の材料みたいなものはちょっとイギリスの方の意見を聞いたりしていたものですから、そういう今までの流れで同じようにやっていたと、そのつもりでおりました。
郡
郡司彰#21
○郡司彰君 私は小野寺先生の本も読まさせていただいたりしまして、技術的に問題はないんだろうというふうなことで思っておりますし、これからもそのような形で認識をしていきたいなというふうに思っておりますが、今お話に出されました家畜衛生試験場時代からそういうような研究をなさっていた、またこの報告を読んで私これもびっくりしたのでありますけれども、その予算は農水省ではなくて、科学技術振興調整費というんですか、科技庁から出ていたんだというようなことを読んで、なるほど、これは日本のそういう研究に携わる方に対して国の予算の在り方含めて問題なのかなというちょっと思いをいたしましたが、先生の実感としてはどのようなことでございましょうか。
この発言だけを見る →小
小野寺節#22
○参考人(小野寺節君) 科技庁の予算というのはかなりまとまった予算なものですから、それによってかなりこういう難しい病原体を扱えるようないわゆる施設とかそういうものが整えることができたという、少なくともBSEとかスクレイピーがある程度出る前にということはあったと思います。
しかしながら、やっぱりこれも昨日の委員会で一応向こうの農林水産技術会議の方から返事がありましたけれども、一応向こうの方から、科技庁から予算を取るよりも、農水省の当時の農林水産技術会議の連絡調整課ですかの協力が必要だということがあったものですから、それで、一応そういうことに関してまとまった予算が科技庁から来ていると、そういうバイオテクノロジー来ているというのがかなり助かったことは確かです。でも、一応、農水省の方でも全く予算がゼロだったというわけじゃなくて、多少、余りお金の掛からない仕事ですから、自然材料を集めるとかそういうことは農水省の予算でも多少はできたかと思いますけれども、スクレイピーについてですけれども。
この発言だけを見る →しかしながら、やっぱりこれも昨日の委員会で一応向こうの農林水産技術会議の方から返事がありましたけれども、一応向こうの方から、科技庁から予算を取るよりも、農水省の当時の農林水産技術会議の連絡調整課ですかの協力が必要だということがあったものですから、それで、一応そういうことに関してまとまった予算が科技庁から来ていると、そういうバイオテクノロジー来ているというのがかなり助かったことは確かです。でも、一応、農水省の方でも全く予算がゼロだったというわけじゃなくて、多少、余りお金の掛からない仕事ですから、自然材料を集めるとかそういうことは農水省の予算でも多少はできたかと思いますけれども、スクレイピーについてですけれども。
郡
郡司彰#23
○郡司彰君 これまではいずれにしましても起こり得ないというようなことが前提だったのかもしれませんが、このような形になった以降、予算の在り方としてこれまでどおりで良かったというふうにはならないんだと思うんですね。農水省も今回の予算の中では考えているかと思うんですが、大変難しい病気だろうと思うんですね。いつまでにというようなことを想定しての研究ということにもなりませんし、あるいは世界の中で風土的な問題があるやもしれない、いろんなことが出てくると思うんですが、どのような予算を取るということが望ましいというふうにお考えか、もう一度お聞かせいただけますか。
この発言だけを見る →小
小野寺節#24
○参考人(小野寺節君) そういう予算のことに関してはかなり、絶対、かなりこういう難しい病気でしかも取扱いの難しい病原体であるということもあって、かなり普通の施設じゃなかなか難しいということになりますから、僕個人としては、やっぱりこういう難しい病原体を扱ったり難しい要するに病気ということだったら、それなりのやっぱり施設を整えるとか、そういうことに関しては、かなり重点的な予算が必要なんじゃないかなと僕は思っていますけれども。
この発言だけを見る →中
中村靖彦#25
○参考人(中村靖彦君) 予算について申し上げれば、私は行政の人間ではありませんけれども、日本ではBSEを実際に実験の段階で感染させてそれで研究をするというような経験はございませんでした。やっぱりどうしても、病原体をきちんと究明して一体どのくらい例えばプリオン入りの肉骨粉を与えれば発病するのかというようなことは、どうしても何頭か何十頭かの牛を使って、牛はちょっとかわいそうでありますが、実験をしなければ真相は分からないと思います。
その点について、恐らく十四年度の予算で足掛かりができたと思います。これは非常に潜伏期間が長い病気でございますので、一年二年ではどうにもなりません。少なくとも五、六年の期間は全く症状が出ない牛を管理しながら研究しなければいけないというようなことになると思いますけれども、やっぱりそういう面での配慮も私は今後必要になってくるのではないかと思います。
この発言だけを見る →その点について、恐らく十四年度の予算で足掛かりができたと思います。これは非常に潜伏期間が長い病気でございますので、一年二年ではどうにもなりません。少なくとも五、六年の期間は全く症状が出ない牛を管理しながら研究しなければいけないというようなことになると思いますけれども、やっぱりそういう面での配慮も私は今後必要になってくるのではないかと思います。
郡
郡司彰#26
○郡司彰君 後ほどまた中村参考人、その辺もお聞きをしようと思っておりましたが、小野寺参考人には最後の質問にさせていただきたいと思いますが、この中で読んでいて私、非常に自分の感覚と違ったなというふうなものがございました。それは、昨年から三百頭に増やしてサーベイランス調査を行っていこうということで、これは一つ危機感を持ったということなのかなという認識でございました。
ところが、この報告を読みますと、それはそうではないんだと。これは日本が清浄化ということの証明のためにやっていたんだというような文章がございまして、これは私も大変にびっくりいたしました。もし、この報告が大臣も含めて一定程度ごらんになって、いいんではないかということになった、そういうことの前提の上に立って、ここに書いてある文章を読ませていただきますと、農林水産省側は清浄性を証明するという立場での対策であり、危機意識に差が感じられると、そういうような文章が二、三か所出てまいります。
これは、私、本当にびっくりしたのでありますが、委員の立場からなかなか発言しづらいのかもしれませんけれども、そんなことでよかったといいますか、そんなことだったんでしょうか。
この発言だけを見る →ところが、この報告を読みますと、それはそうではないんだと。これは日本が清浄化ということの証明のためにやっていたんだというような文章がございまして、これは私も大変にびっくりいたしました。もし、この報告が大臣も含めて一定程度ごらんになって、いいんではないかということになった、そういうことの前提の上に立って、ここに書いてある文章を読ませていただきますと、農林水産省側は清浄性を証明するという立場での対策であり、危機意識に差が感じられると、そういうような文章が二、三か所出てまいります。
これは、私、本当にびっくりしたのでありますが、委員の立場からなかなか発言しづらいのかもしれませんけれども、そんなことでよかったといいますか、そんなことだったんでしょうか。
小
小野寺節#27
○参考人(小野寺節君) 恐らく、それはEU委員会との交渉の中で、日本が清浄化であると、清浄国であるということを示すために、とにかく向こうはただ口で清浄国であるということを言ってもなかなか説得力がないものですから、少なくとも清浄国であるということを証拠を出しなさいという話になったと思います。
それで、じゃ、そういう証拠を出すということですと、まあ何頭ぐらい牛を見ればいいんですかという話になって、それは一応神経症状を起こした牛を三百頭ぐらい見たらという話があったんだろうと思います。それならばということで、その三百頭ですか、とにかく見ようということで見たわけですけれども、残念ながらその中に一頭いたということになったわけですね。
ですから、それは、清浄化ということは、向こうのヨーロッパのEU委員会との交渉の中で出てきた言葉かと思いますけれども。
この発言だけを見る →それで、じゃ、そういう証拠を出すということですと、まあ何頭ぐらい牛を見ればいいんですかという話になって、それは一応神経症状を起こした牛を三百頭ぐらい見たらという話があったんだろうと思います。それならばということで、その三百頭ですか、とにかく見ようということで見たわけですけれども、残念ながらその中に一頭いたということになったわけですね。
ですから、それは、清浄化ということは、向こうのヨーロッパのEU委員会との交渉の中で出てきた言葉かと思いますけれども。
郡
郡司彰#28
○郡司彰君 委員のお話として承っておきたいと思いますが、私はこれまでもいろんな委員会でも、増やしたということは一定の取組を前進させたのかなというような思いがありまして、そういった感覚でもって質問をしましたところ、大体これからもうそういうことで日本も実は危機意識を持ってやろうとしていた矢先だったんだみたいな説明があったんですね。これを読んで、何だというような思いを持ったことだけちょっとお伝えしておきたいなというふうに思っております。
それから、中村参考人の方にお尋ねをしたいと思いますが、ジャーナリストとして日本の発生以前からこの問題に着目をされてきておりまして、とうとう起こってしまった。発生前にジャーナリストとして日本の現状、どんなふうに見ておられましたでしょうか。
この発言だけを見る →それから、中村参考人の方にお尋ねをしたいと思いますが、ジャーナリストとして日本の発生以前からこの問題に着目をされてきておりまして、とうとう起こってしまった。発生前にジャーナリストとして日本の現状、どんなふうに見ておられましたでしょうか。
中
中村靖彦#29
○参考人(中村靖彦君) 正直言いまして、頭の片隅に日本も、どのぐらいの先かというのは分かりませんけれども、BSEが発生するであろうという予感はありました。その予感を踏まえて、去年の三月にイギリスとフランスに取材に参りまして、それで、これは本を書くために取材に行ったんでございますが、その後、もうほとんど本を書き上げた段階でBSEの第一号が出たということで、予感が非常に不幸にして、予感といいますか、何となく感触が的中したということで、非常に複雑な思いでいろんなその後の推移を取材したり見守っていたというのが実情でございます。
この発言だけを見る →