外交防衛委員会

2004-11-18 参議院 全115発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成十六年十一月十八日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 十一月十一日
    辞任         補欠選任
     尾立 源幸君     喜納 昌吉君
 十一月十七日
    辞任         補欠選任
     白  眞勲君     藤末 健三君
     澤  雄二君     浜田 昌良君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         林  芳正君
    理 事
                浅野 勝人君
                三浦 一水君
                山本 一太君
                齋藤  勁君
                榛葉賀津也君
    委 員
                岡田 直樹君
                柏村 武昭君
                桜井  新君
                谷川 秀善君
                山谷えり子君
                今泉  昭君
                喜納 昌吉君
                佐藤 道夫君
                田村 秀昭君
                藤末 健三君
                荒木 清寛君
                浜田 昌良君
                緒方 靖夫君
                大田 昌秀君
   国務大臣
       国務大臣
       (防衛庁長官)  大野 功統君
   副大臣
       防衛庁副長官   今津  寛君
       外務副大臣    谷川 秀善君
   大臣政務官
       防衛庁長官政務
       官        柏村 武昭君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        泊  秀行君
   政府参考人
       内閣府政策統括
       官        武田 宗高君
       防衛庁運用局長  大古 和雄君
       防衛施設庁長官  山中 昭栄君
       外務大臣官房審
       議官       遠藤 善久君
       外務大臣官房審
       議官       齋木 昭隆君
       外務大臣官房参
       事官       宮家 邦彦君
       外務省領事局長  鹿取 克章君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○外交、防衛等に関する調査
 (第三回日朝実務者協議と日本人拉致問題に関
 する件)
 (中国原子力潜水艦による領海侵犯事案に関す
 る件)
 (イラクの治安情勢と自衛隊の派遣に関する件
 )
 (北方領土問題に関する件)
 (陸上自衛隊東部方面隊の不正経理問題に関す
 る件)
 (沖縄米軍基地問題に関する件)
    ─────────────
この発言だけを見る →
林芳正#1
○委員長(林芳正君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る十一日、尾立源幸君が委員を辞任され、その補欠として喜納昌吉君が選任されました。
 また、昨十七日、白眞勲君及び澤雄二君が委員を辞任され、その補欠として藤末健三君及び浜田昌良君が選任をされました。
    ─────────────
この発言だけを見る →
林芳正#2
○委員長(林芳正君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に内閣府政策統括官武田宗高君、防衛庁運用局長大古和雄君、防衛施設庁長官山中昭栄君、外務大臣官房審議官遠藤善久君、外務大臣官房審議官齋木昭隆君、外務大臣官房参事官宮家邦彦君及び外務省領事局長鹿取克章君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
林芳正#3
○委員長(林芳正君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
この発言だけを見る →
林芳正#4
○委員長(林芳正君) 外交、防衛等に関する調査を議題といたします。
 質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →
齋藤勁#5
○齋藤勁君 おはようございます。齋藤勁でございます。
 防衛庁長官、過日はありがとうございました、視察させていただきまして。
 今日は、外務大臣が海外と申しましょうか、外交活動で、外交で出られていますが、谷川副大臣、よろしくお願いいたします。
 最初に、外務省にお尋ねをいたします。
 海外日系人訪日事業でございます。
 海外に移住しておおむね五十年以上帰国したことがない方、そして訪日を考えていますけれども経費負担の能力の乏しい人、そして来られても健康に問題のない方、あるいは日本に受入れの親族縁者のいる方、こういった資格で、これまで継続してこの海外日系人訪日事業を続けてきていると思いますが、承れば、補助金交付事業として今年度、平成十六年度をもって終了と、こういうふうに伺ってきております。
 そこで、このことに関しまして、過般、衆議院でもこの事業についての質疑がございました。その折に、外務省の逢沢副大臣の方から、幾つかのやり取りがある中で、今後どのような形でこの事業を、あるいはまた事業の趣旨を引き継いでいったらいいか、よく検討させていただきたいと、こういう答弁がまとめとしてあるんですけれども、よく検討させていただきたいということになりますと、この事業そのものが存続するのかしないのかと、事業の中身、問題が、このことについて、ある意味ではまあちょっと釈然としない部分もございますので、このことについて御説明いただければというふうに思います。
この発言だけを見る →
谷川秀善#6
○副大臣(谷川秀善君) 皆さん、おはようございます。
 齋藤先生の御質問につきましてお答えをさせていただきます。
 ただいま齋藤先生からお話がございましたように、海外日系人訪日団受入れ事業につきましては、従前から行ってきた政府の措置は平成十六年度をもって終了するということに相なっております。
 そこで、政府といたしましては、今後実施団体である海外日系人協会とも協議をいたしました上、この事業の趣旨を今後に引き継いでいくために何ができるのかとか、幅広い観点からいろいろと検討してまいりたいというふうに思っておりますけれども、衆議院に引き続きまして参議院でも問題提起をいただきましたことを重く受け止めまして、具体的な検討に着手してまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#7
○齋藤勁君 こういうふうに受け止めてよろしいですか。補助金交付事業としては平成十六年度をもって打ち切るけれども、この訪日事業についての中身、訪日をしてもらう、これは継続していくということで、いろいろ補助金に代わる財政的、予算的裏付け措置を今検討しているのだということで、訪日事業を継続をしていくんだということで理解してよろしいですか。
この発言だけを見る →
谷川秀善#8
○副大臣(谷川秀善君) それも含めまして、補助金事業は一応まあ十六年度をもって終わるということでございますが、この趣旨等は別に変わったわけでも何でもございませんから、どういう形でやるのが一番いいのかということを関係団体ともよく打合せをいたしまして、趣旨に沿った形で継続できるものならしたいというふうに考えておりますので、そういうふうに御理解いただいて結構でございます。
この発言だけを見る →
齋藤勁#9
○齋藤勁君 どうもありがとうございます。
 で、この中身は、来られた方のその後の感想とかあるいは協会の方々のお話を伺いますと、もう率直に言いまして、本当に涙が出る思いの感想を述べられたりですね、おりまして、言ってみれば高齢になっていらっしゃることも含めてだと思いますが、一度も移住した後戻られていないということで、成功した方もいらっしゃるかも分かりませんが、成功した方ばっかりではないわけであって。やはり、率直に言えば、またブラジルに戻る、あるいは移住地に戻るにしても、祖国を見て縁者を訪ねたいという本当にもう心の底から見ると共鳴することであり、確かに対象者数は少なくても、補助金事業としては打ち切るけれども、この制度、事業、訪日事業は継続していくということで政府が様々ないろんな団体や人たちと連携取って、継続していくということで、そういう意味で受け止めさせていただきました。
 ただ、苦言を呈させていただければ、こうして衆参で、私ども衆議院でも民主党の同僚議員が質問をしているんですが、十六年度に補助金交付事業が終わるというのは数年前から分かっている。であるならば、打ち切るという時点でこの事業は継続していくんですよということのメッセージを私は出しておくべきではなかったのかというふうに思いまして、このことをあえて、答弁は求めませんけれども、指摘をさせていただきたいと思います。そして、具体的にこういうふうなことで、形態で訪日事業をやっていきますということを明らかにしていただく日を、なるべく早く御説明いただく日を待っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 次に、日朝実務者協議で、日朝実務者協議についてお尋ねさせていただきたいと思います。
 それで、まず九日から十四日まで六日間、大変齋木さん、お疲れで御苦労さまでございました。今日は同時平行で衆議院でも外務委員会をやっていられて、そちらの方にも局長が行っているということですけれども、一つは、たくさんの報道等でいいますと、コンテナで物的資料とか証拠とか、こういうのが運ばれてきたというふうに言われているんですが、コンテナに運ぶほどのその内容、件数、内容だったのかどうか、これをまずちょっとお尋ねいたします。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#10
○政府参考人(齋木昭隆君) お答え申し上げます。
 コンテナがテレビの映像で映されておりまして、そこで、いろいろと中身が何なのかということで様々な推測、憶測があったことを私どもも後で聞きました。コンテナは、私ども飛行機会社とちょっと後で確認を求めましたけれども、基本的には私どもが持って帰ってきた物証は全部機内に手荷物として大事に我々持って帰ってきております。
 全部でたしか十一個コンテナが今回使われておりますが、そのうち我々代表団の荷物等のために使われたものは一つ。四個が航空会社が運航上に必要な機材を積み込むために必要であるということで使われたと。残りの六個でございますか、これは空でございました。ただ、この空ということの意味は、要するに、もしかしたら何かあるかもしれぬということで航空会社の方で手配して持っていったようでございますけれども、いずれにしましても、私どもはチャーターということで人数が割合に少なかったものですから、航空会社の方としては、運航のときの機体のバランスをきちんと維持するためにコンテナをそれだけ積み込んで持って帰ってくる必要があったという、そういう技術的な説明を私ども受けております。
 以上でございます。
この発言だけを見る →
齋藤勁#11
○齋藤勁君 ありがとうございます。
 いや、あのコンテナという、一つでも大きいわけですけれども、数が本当にまあそういう意味じゃ十個、十一個というと、そしてまあしかし説明いただくと、物的証拠については、写真とか、生徒証とかめぐみさん関係についてもそうなんですが、果たして何が運ばれてきたんだろうかという思いがありましたけれども、手荷物だったということでこれは理解いたしました。
 それで、昨日参議院の拉致特でこのカルテについて、横田めぐみさんのカルテについて信憑性があるという、そういう答弁がされておりました。これから政府の方は、この物的証拠について信憑性とか、信憑性がないとかですね、これを一つ一つ判断した時点で、ある意味では、家族会の方、家族の方にも、我々あるいは国民に対しても説明をしていくと、こういう流れでよろしいんですか、受け止めて。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#12
○政府参考人(齋木昭隆君) お答え申し上げます。
 おっしゃりましたとおり、私ども先方からの提供を受けた物的証拠を幾つか持って帰ってまいりました。横田めぐみさんの骨と言われているもの、それから病院のカルテの写しとか、それから交通事故で亡くなったとされている方々の言わば調書のたぐい、あるいはその裁判に処せられたとされる人たちの裁判記録の写しとか持って帰っておりました。いずれにしましても、それぞれ私ども、内容的にはほとんどすべて朝鮮語で書かれておりますから、その中身を今至急、私どもの朝鮮語の専門家を総動員する形で精査しておる最中でございます。
 それからまた、骨の鑑定等につきましては、外務省というよりはその辺の専門的な技術、知見を持っているところでこれを至急やってもらうということで、政府を挙げて持って帰ってきた物証を今精査に着手しておるところでございます。
 どのくらい時間が掛かるかについては、私、今それを、定かなことを申し上げることはできませんけれども、いずれにいたしましても、精査が終わったところできちんと御報告、御説明申し上げるのは当然だというふうに思っております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#13
○齋藤勁君 この物的証拠については、例えば北朝鮮側から、何という表現がいいんでしょうか、この一件一件、目録というんでしょうかね、こういうようなその説明が付いて、一つ一つそれは、まあその信憑性は日本政府、我々側の方が解明するんでしょうけれども、北朝鮮側からの方は、これはこういうものですということを、そうした付記したものがあったのかどうか。
 それからもう一つ、先ほど聞いたのは、昨日、その薮中さんが参議院の拉致特で、このカルテについては信憑性があるということで、一つこれもう発言しているわけですよ。
 ですから、これから、その遺骨の問題もそうでしょうし、あらゆる物的証拠一つ一つが判明した時点で、これは信憑性があるとか、いや疑わしいとか、そうではないとかいうことを公にするのかどうか、ちょっと二つお尋ねします。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#14
○政府参考人(齋木昭隆君) あの最初の……
この発言だけを見る →
林芳正#15
○委員長(林芳正君) 齋木審議官。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#16
○政府参考人(齋木昭隆君) あっ、済みません。
 目録の件でございますけれども、これは先方とのやり取りの中でいろんな、私どもの方から相当突っ込んだ質問、詳細なる質問をいたしましたし、向こうからもそれなりの説明を受けておりますけれども、いずれにしても、それぞれの方について今彼らが手に保管している物証についてはこの協議の機会に日本側にお渡ししますということで、協議の席上、それぞれの物証について明示的に提示をしつつ、これはこういうものでありますということを我々の方に目録という形で添えながらその提示があって、我々はそれを引き受けて持って帰ったわけでございます。
 それから、カルテの話でございますけれども、これは相当古いカルテの原本というものを私ども先方から提示を受けまして、ほとんど全部朝鮮語で書かれております。ただ、医学用語でございますから、日本の場合も多分恐らく同じだと思いますけれども、ところどころ英語あるいはドイツ語とおぼしき手書きの病名、あるいは薬の名前が書いているのが見られましたし、全体として、今もちろんきちんと精査しておりますけれども、相当古い紙、古い手書きの紙が分厚くとじられた形で私どもの方に提示がございました。一見するとめぐみさんのものであろうということで向こうが、めぐみさんのものであるということで向こうが提示してたのを、大体一貫してそういう記述になっておるというのが取りあえずの私どもとしての印象でございます。
 ただ、その中身、真偽のほど、これはしっかりとよく精査してみないと、今の段階でははっきりしたことは申し上げられないというふうに考えております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#17
○齋藤勁君 今一点一点と申しましたのは、例えば、昨日の夕から今日の朝にかけまして、救う会の方々が、このめぐみさんのこの写真三枚のうち、合成写真の疑いということをこれは明らかにしているわけですね、まあ疑いということで。これは、前、時間でいう、時間差でいうと、このカルテの方は信憑性があるという、横田めぐみさん関係でいうと、この写真も物的証拠としてきていますけれども、この写真、合成写真の疑いということについて、これはもうこの救う会の方が、プロのカメラマンがそうじゃないかということで発表していますね。
 このように、政府側が、救う会なり国民の方から指摘されたことについて、やっぱりなるべく早くそうであるとか、そうではないとかと答えるべきではないかという意味で、全部精査したら発表するということではなくて、一つ一つやっぱり明らかにしていくということが、これは家族会の方にとっても、対しても私たちに対しても必要ではないかという意味で、もし具体的にこの合成写真の疑いがあるということについて、これ写真見れば多分分かると思うんで、プロのカメラマンがああっというふうに言ったんでしょうから、そのぐらいはもう外務省も、あるいは問われたときに対応しなきゃならないと思いますんで、お考え方用意されているんじゃないかと思いますが、いかがですか。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#18
○政府参考人(齋木昭隆君) 写真の件、私も今朝の報道でそういう分析を救う会の方でされたというふうに承知いたしました。
 写真そのものの、正にその本物なのか合成なのかについての鑑定につきましても、外務省というよりは、むしろその辺の専門的な知見、技術を持っておる関係の機関の方で今しっかりと見ておるというふうに私どもは理解しておりますので、その辺のところにつきましては、判明次第私どもとしても情報を共有したいというふうに思っております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#19
○齋藤勁君 私も、現物ではなくてこの新聞で写っている、立たれている写真をこうやって、そういうふうに指摘を、見てみますと、確かにめぐみさんの影と裏の、後ろの方にあるものの影が位置が違いますから、いや、これだけ見てもおかしいなというふうに思いますんで、なるべく早く、私は結論出る問題ではないかと思いますので、こういった疑問について解明する努力を早急にしていただきたい。
 それから、あと、私自身、今回この遺骨についてどうしても釈然としませんのは、当然やり取りされたんじゃないかと思いますし、拉致特でもされたのかも分かりませんので、昨日、ちょっと詳細について、参議院拉致特傍聴していませんので分からないんで、重複するかも分かりませんが。
 普通、埋葬してあると、火葬ではなくて、てあると、肉親の方とかの思うと、その埋葬のところへお連れして、関係者をお連れしてここに埋葬してありますということが、普通、人間社会としては常識ではないのかなというふうに思うわけで、それを、遺骨をこのお墓から掘り起こして火葬するということは、ある程度、ある意味じゃ、何というんでしょうかね、分かるようで、遺族の立場に立ったやり方であるのかどうかというのは、そこは疑問に思うんで、ここら辺は、例えばその実務者協議の中でそういったやり取りをされたのかどうか、そういう観点に立つということは不自然な考え方なのかどうか、いや、それはあなたが言っているのはおかしいんですということなのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
この発言だけを見る →
齋木昭隆#20
○政府参考人(齋木昭隆君) めぐみさんのものとされる遺骨のその所在、扱いにつきましては、その夫と言われている人物、キム・チョルジュンさんとの面談をやる中で、そのキム・チョルジュンさんの方から、どういう経緯で元々土葬で埋葬してあったその御遺骸を自分の手でそれを運び出して、今こういう形で保存しているという、そういう辺の説明は確かにございましたけれども、どういう手法でどういうふうに扱ったかということについての詳細なる説明というのはそのときはございませんでした。
 いずれにしましても、私どもとしては、確かな物証がない以上は亡くなっているということを前提として話をするわけにはまいりませんし、向こうから渡されたその遺骨であるというものについても、果たして中身が本当なのかどうかについてもよくきちんと精査して、それこそDNA鑑定も含めて、できる限り関係の部署で今精査をやることで手続を進めておると理解しておりますので、まずはその精査の結果をきちんと踏まえて、その上で、果たしてあのときあの人が言ったことが本当だったのかどうかということを、やり取りの内容も含めて改めてよく検討してみるということであろうかというふうに思っております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#21
○齋藤勁君 実務者協議で、やり取りの中でその夫とされる方と会ったわけで、身近に置きたいということで二年半後に掘り起こして火葬したというふうに言われていますね、これは多分そういうやり取りだったと思うんですが。このDNA鑑定で、これは専門家がいろいろもう発表しておりますが、火葬されると状況が一変するということで、なかなか判定が困難だということを思うとですね、ということを私たちみんなも普通に念頭に思いながらすると、むしろ土葬にあるなら土葬にしたままの方が判定がしやすいわけであって、そういうことも実は思って、これは意味が大体受け止めてもらえていると思いますが、そういうことで実務者協議の中でそういうやり取りがあったんだろうかということをお尋ねさせていただきました。
 昨日、衆議院の方で、私ども民主党の岡田代表と総理とのいろいろ今後の日朝問題について、米の問題だとか、経済制裁等の問題についてやりました。これは、ある意味では、総理がある意味ではそういった方向性を示唆した答弁だと思うんで、私としては、まずこの物的証拠、資料について大至急精査をしていただいて、一つ一つ解明したものについて国民の前に明らかにしてほしいと。そして、年内にも再協議をするというおつもりなのかどうか分かりませんが、できれば、そんなに掛からないんではないかというふうに思いますので、少なくとも我が政府としての敏速な北朝鮮に対する私は実務者協議というのを申し入れるべきではないかというふうに思います。
 一方、経済制裁等の問題もあり、家族会の方々の思いもあるんで、これは総合的に、是非またこの物的証拠の精査の内容次第によっては、そういった点について、やはり踏み切るとか踏み切らないというのは大変なやはり大きな課題になっていくと思いますので、総合的にやはり御検討いただくと。しかし、まずは物的証拠について速やかに精査をしていただいて国民に明らかにすると。その内容によっては、実務者協議に行くのか、経済制裁に行くのか、大変重要な問題になると思いますので、是非国民的議論をして結論を出すべきだというふうに思います。
 お考えがあれば、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
谷川秀善#22
○副大臣(谷川秀善君) ただいま第三回の実務者協議につきましての内容について、資料その他持って帰りました、これを早急に精査することがまず何より大切であろうというふうに思っております。この精査の結果いかんによっては、いろいろとまた、対北朝鮮に第四回の実務者協議を申し入れるのかどうかも含めましてですね、やっぱり考えなきゃならないということでありますし、またいわゆる対話と制裁、経済制裁の問題につきましても、その何といいますか、第三回で持ち帰った中身の精査いかんによってはいろいろまた判断すべき時期が来ようかと思います。
 そういうことで、まず第一にやらなきゃならないことは、しっかりと正確に精査をするということだろうと。これはもう早急にやるべきだろうというふうに考えております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#23
○齋藤勁君 日朝問題についてはその程度にさせていただきます、今日は。
 次にちょっと一、二点、中国原潜の領海侵犯、これは後、同僚先輩議員がやられると思いますが、一、二点だけ私、中国原潜の領海侵犯問題について伺いたいと思います。
 副大臣、これは最終的に、これも昨日今日の報道ですが、日中ね、今度は、日中の首脳トップ会談、これがAPECかどこだかそちらの方でされる見通しということが書いてあるんですが、される見通しというのではなくてされるというふうに、小泉総理とですね、中国側トップと、こういうことで受け止めてよろしいですか。
この発言だけを見る →
谷川秀善#24
○副大臣(谷川秀善君) 中国の原潜につきましては、中国側が我が国の原潜であるということを正式に認めております。そういう意味で、我々としては抗議を申込み、謝罪をしろということでございましたが、一応中国も認めたわけでございますので、それに基づきまして、今APECでいわゆる日中外相の会談とですね、それから首脳、小泉総理との会談をセットをいたしておりまして、ほぼ大体そういう形で進むのではないかと、最終的にはまだ決定をいたしておりませんが、そういうふうに私としては情報を受け止めております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#25
○齋藤勁君 そこで、再発防止策というのが当然課題になると思うんですけれども、何も、ただ問題だといって、そして謝ったということで数秒で終わる内容じゃないと思うんですね、この領海侵犯問題については。で、当然日本政府側として、外務省なり防衛庁として領海侵犯問題でどういうことが課題だ、残ったんだろうかと。そして話合いするなら、この課題について、中国はどういう課題なんだろうかと、双方課題を突き詰めて、そして話合いして、再発防止策に行くんではないかと思うんですが、政府側、日本政府側として、防衛庁そして外務省も、今度の領海侵犯について、この再発防止という観点に立つならば、日本側として、課題としてはどういう点があるんだと。で、その課題を中国側に提起をするつもりなのかということも含めてお聞かせいただければと思います。
この発言だけを見る →
谷川秀善#26
○副大臣(谷川秀善君) おっしゃるとおりでございまして、原因が、まず何が原因であったのかということを正確にお互いが認識をする必要があると思います。どうも中国側は、何か故障したとか、まあいろいろおっしゃっているようでございます。その辺ははっきりさすべきだろうと思いまして、それに基づいて、今後こういう事態がどうすれば防げるのかということも含めてですね、やっぱり真摯に話し合う必要があるのではないかなというふうに思っております。
この発言だけを見る →
大野功統#27
○国務大臣(大野功統君) まず、潜水艦でありますから、日本の領海入るときはですね、きちっと浮かび上がって旗を出して、国際ルールに従って入ってくるという意識がなきゃいけない、このことはもう当然のことであります。
 それからもう一つはですね、やはり水の中ですから、明らかにこの領海を侵犯したということが断定するのがなかなか難しいというような点があります。ここのところは、したがいまして、この領海近くに来たという場合に、もうこちらとしては態勢を組むことを考えなきゃいけないな。一番の問題は、やっぱり迅速に、そういう問題が起こった場合に迅速に対応する、そして毅然とした態度でやる。これが私は今後の課題としてですね、一度今回の問題を検証して、改めるべき、運用面で改めるところがあれば考えていかなきゃいけない。まず迅速、そして毅然とした態度でやる、こういう運用を考えていかなきゃいけないなと、このように思っております。
この発言だけを見る →
齋藤勁#28
○齋藤勁君 この日中、日中でですね、どういうレベルでどの課題を話し合うのかというのはあると思うんですけれども、いずれにしろ、この我が国の周辺海域の、この海上保安庁なり、それから私ども、防衛庁なり、相当ある意味では監視態勢というのは相当進んできていると思うんですね。ですから、少なくともそういったことについてはある意味では承知の上、周辺国あると思うんですね、私は承知の上だと思うんですよ。
 で、問題は、今防衛庁長官おっしゃいましたけれども、発見をしたと、そしてまあ海上、上から、まあ船の場合もあるだろうし、それから今回みたいにP3Cあると思うんですが、そしてまたソナーで、スクリュー音とかいろいろ、で、ほぼ断定できると。そのときにですね、断定して、断定して、相手国に対して、あなたの国の船ですよというふうに言うシステムかですね、疑わしいときに、あなたの国のこの船ではないのかとかいうことを言えるような関係なのかどうか、今回そういうことを言ったのかどうか。言うことが、少なくともどういうレベルにせよ、技術的問題ですとかですね、それから双方再発防止策を考えましょうということを言う以上、ある程度やっぱりそこら辺は詰めていかないと詰まる話じゃないでしょうね、率直に言えば。いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
大野功統#29
○国務大臣(大野功統君) まず、潜水艦でございますから、どこの国のものであるか、これ特定するのは大変難しい問題が含まれております。したがいまして、今回もある程度大陸の方に進んで、北北東の方へ進んで、ある程度の距離まで行ったところで海上警備行動を解除しているわけであります。したがいまして、その点は、どこの国のものか特定するということよりもですね、まず浮かび上がって旗出してください、これによって国籍を特定するということになろうかと思いますが、先生おっしゃったように、いち早くどの国のものだと断定できるかできないか、これは防衛上の手のうちを明かすというような問題になりますので、ちょっとその辺、今、明快なお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、少なくともいろんな総合的に判断して、そして、この国のものであると特定できるその段階できちっと外交ルートで抗議を申し込む、これが筋だと思っています。
 私が申し上げているのは、やはりそういう行動を、潜水艦で潜っていますからなかなか特定しにくいんですけれども、特定しにくいというのは、領海に入ったかどうかを特定しにくい、それからもう一つは国籍もなかなか特定しにくい、こういうことを申し上げているんですが、そういう意味で、迅速にその辺を特定して迅速なこの海上警備行動の発令をやっていく、このことが今後の課題であるなというふうに思っております。
この発言だけを見る →
← 戻る