安全保障委員会
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会
会議録情報#0
令和二年十一月十九日(木曜日)
午前九時一分開議
出席委員
委員長 若宮 健嗣君
理事 小田原 潔君 理事 大塚 拓君
理事 長島 昭久君 理事 宮澤 博行君
理事 山本ともひろ君 理事 重徳 和彦君
理事 村上 史好君 理事 遠山 清彦君
岩田 和親君 江渡 聡徳君
大岡 敏孝君 大西 宏幸君
大野敬太郎君 門山 宏哲君
北村 誠吾君 工藤 彰三君
塩谷 立君 鈴木 貴子君
中谷 元君 西銘恒三郎君
原田 憲治君 山下 貴司君
渡辺 孝一君 柿沢 未途君
篠原 豪君 照屋 寛徳君
本多 平直君 屋良 朝博君
佐藤 茂樹君 赤嶺 政賢君
杉本 和巳君
…………………………………
防衛大臣 岸 信夫君
外務副大臣 鷲尾英一郎君
防衛副大臣 中山 泰秀君
防衛大臣政務官 大西 宏幸君
防衛大臣政務官 松川 るい君
政府参考人
(防衛省大臣官房長) 芹澤 清君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 村岡 猛君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 岩元 達弘君
政府参考人
(防衛省防衛政策局長) 岡 真臣君
政府参考人
(防衛省整備計画局長) 土本 英樹君
政府参考人
(防衛省地方協力局長) 鈴木 敦夫君
政府参考人
(防衛省統合幕僚監部総括官) 加野 幸司君
安全保障委員会専門員 奥 克彦君
―――――――――――――
委員の異動
十一月十九日
辞任 補欠選任
大野敬太郎君 工藤 彰三君
同日
辞任 補欠選任
工藤 彰三君 鈴木 貴子君
同日
辞任 補欠選任
鈴木 貴子君 大野敬太郎君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第七号)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時一分開議
出席委員
委員長 若宮 健嗣君
理事 小田原 潔君 理事 大塚 拓君
理事 長島 昭久君 理事 宮澤 博行君
理事 山本ともひろ君 理事 重徳 和彦君
理事 村上 史好君 理事 遠山 清彦君
岩田 和親君 江渡 聡徳君
大岡 敏孝君 大西 宏幸君
大野敬太郎君 門山 宏哲君
北村 誠吾君 工藤 彰三君
塩谷 立君 鈴木 貴子君
中谷 元君 西銘恒三郎君
原田 憲治君 山下 貴司君
渡辺 孝一君 柿沢 未途君
篠原 豪君 照屋 寛徳君
本多 平直君 屋良 朝博君
佐藤 茂樹君 赤嶺 政賢君
杉本 和巳君
…………………………………
防衛大臣 岸 信夫君
外務副大臣 鷲尾英一郎君
防衛副大臣 中山 泰秀君
防衛大臣政務官 大西 宏幸君
防衛大臣政務官 松川 るい君
政府参考人
(防衛省大臣官房長) 芹澤 清君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 村岡 猛君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 岩元 達弘君
政府参考人
(防衛省防衛政策局長) 岡 真臣君
政府参考人
(防衛省整備計画局長) 土本 英樹君
政府参考人
(防衛省地方協力局長) 鈴木 敦夫君
政府参考人
(防衛省統合幕僚監部総括官) 加野 幸司君
安全保障委員会専門員 奥 克彦君
―――――――――――――
委員の異動
十一月十九日
辞任 補欠選任
大野敬太郎君 工藤 彰三君
同日
辞任 補欠選任
工藤 彰三君 鈴木 貴子君
同日
辞任 補欠選任
鈴木 貴子君 大野敬太郎君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第七号)
――――◇―――――
若
若宮健嗣#1
○若宮委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として防衛省大臣官房長芹澤清君、防衛省大臣官房審議官村岡猛君、防衛省大臣官房審議官岩元達弘君、防衛省防衛政策局長岡真臣君、防衛省整備計画局長土本英樹君、防衛省地方協力局長鈴木敦夫君、防衛省統合幕僚監部総括官加野幸司君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →内閣提出、防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として防衛省大臣官房長芹澤清君、防衛省大臣官房審議官村岡猛君、防衛省大臣官房審議官岩元達弘君、防衛省防衛政策局長岡真臣君、防衛省整備計画局長土本英樹君、防衛省地方協力局長鈴木敦夫君、防衛省統合幕僚監部総括官加野幸司君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
若
若
柿
柿沢未途#4
○柿沢委員 おはようございます。柿沢未途でございます。
冒頭、岸大臣と御質疑させていただくのはこれが初めてでございますので、改めて、防衛大臣御就任おめでとうございます。また、大きな御期待を申し上げております。
きょうは法案審議でございますが、法案審議の本論は同僚議員にお任せをいたしまして、私自身の問題意識に基づく質疑を行わせていただきたいというふうに思っております。
また、大変僣越なんですけれども、岸大臣に私の著書を後ほど御贈呈させていただきたいと思っておりまして、ここにもちょっと書いた内容をやるものですから、別に宣伝で言っているわけではありませんので、御了承いただきたいというふうに思います。
アメリカのマーク・エスパー国防長官、大統領選挙の直後に首になってしまいましたが、このエスパー国防長官が、民間シンクタンク、CSBA、戦略予算評価研究所、この十月六日の講演で、二〇四五年におけるアメリカ海軍の姿を示すバトルフォース二〇四五、こういう構想を公表しております。
これは、従来計画と大きな転換をしている、こうした特徴があります。従来計画では、戦闘艦艇の総数として、今の二百九十三隻体制から三百五十五隻体制にする、こういうことが従来計画では示されていたんですけれども、今回のバトルフォース二〇四五では、これを大幅に上回る五百隻以上の戦闘艦艇数を二〇四五年までに目指すとしている。その上で、従来計画の三百五十五隻の体制を二〇三五年までに達成する、こうした目標を掲げています。
この背景にあるのは、言うまでもなく、中国の海軍の、海軍力の大幅な、著しい伸長があるわけであります。中国海軍の近代化は猛烈なスピードで進んでいて、また、高い経済成長率を背景として、国防費の伸びでは、海軍力は大幅に増強されております。中国軍事力に関するアメリカの国防総省の報告書では、今や中国の戦闘艦艇数は既に約三百五十隻に達していて、二百九十三隻体制のアメリカを抜いて世界最大の海軍国になっているということであります。
一方のアメリカですけれども、かつて、一九五〇年代では戦闘艦艇数が千隻を超えるような比類なき海軍大国でありましたが、冷戦後の一九九〇年代には三百隻台に低下して、そして、二〇〇三年以降は三百隻を割り込むようになって、二百九十三隻体制ということで今推移しているわけであります。国防総省自身が、アメリカの中国海軍に対する優位は既に失われているということを報告書で認めているわけであります。
こうした中で出てきたのがバトルフォース二〇四五なわけですけれども、これはエスパー国防長官がトランプ大統領に首になったからといっていきなりうやむやになるようなそうした構想ではないというふうに思います。CSBAでは、例えば統合エアシーバトルとか、こうした作戦、戦術構想がこれまでも示されてきた場となってきているわけでありますので、これからのアメリカ海軍の全体方針というものをあらわしているものだというふうに思います。
このバトルフォース二〇四五の内容について政府がどのように把握しているかということについて、まず事務方にお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →冒頭、岸大臣と御質疑させていただくのはこれが初めてでございますので、改めて、防衛大臣御就任おめでとうございます。また、大きな御期待を申し上げております。
きょうは法案審議でございますが、法案審議の本論は同僚議員にお任せをいたしまして、私自身の問題意識に基づく質疑を行わせていただきたいというふうに思っております。
また、大変僣越なんですけれども、岸大臣に私の著書を後ほど御贈呈させていただきたいと思っておりまして、ここにもちょっと書いた内容をやるものですから、別に宣伝で言っているわけではありませんので、御了承いただきたいというふうに思います。
アメリカのマーク・エスパー国防長官、大統領選挙の直後に首になってしまいましたが、このエスパー国防長官が、民間シンクタンク、CSBA、戦略予算評価研究所、この十月六日の講演で、二〇四五年におけるアメリカ海軍の姿を示すバトルフォース二〇四五、こういう構想を公表しております。
これは、従来計画と大きな転換をしている、こうした特徴があります。従来計画では、戦闘艦艇の総数として、今の二百九十三隻体制から三百五十五隻体制にする、こういうことが従来計画では示されていたんですけれども、今回のバトルフォース二〇四五では、これを大幅に上回る五百隻以上の戦闘艦艇数を二〇四五年までに目指すとしている。その上で、従来計画の三百五十五隻の体制を二〇三五年までに達成する、こうした目標を掲げています。
この背景にあるのは、言うまでもなく、中国の海軍の、海軍力の大幅な、著しい伸長があるわけであります。中国海軍の近代化は猛烈なスピードで進んでいて、また、高い経済成長率を背景として、国防費の伸びでは、海軍力は大幅に増強されております。中国軍事力に関するアメリカの国防総省の報告書では、今や中国の戦闘艦艇数は既に約三百五十隻に達していて、二百九十三隻体制のアメリカを抜いて世界最大の海軍国になっているということであります。
一方のアメリカですけれども、かつて、一九五〇年代では戦闘艦艇数が千隻を超えるような比類なき海軍大国でありましたが、冷戦後の一九九〇年代には三百隻台に低下して、そして、二〇〇三年以降は三百隻を割り込むようになって、二百九十三隻体制ということで今推移しているわけであります。国防総省自身が、アメリカの中国海軍に対する優位は既に失われているということを報告書で認めているわけであります。
こうした中で出てきたのがバトルフォース二〇四五なわけですけれども、これはエスパー国防長官がトランプ大統領に首になったからといっていきなりうやむやになるようなそうした構想ではないというふうに思います。CSBAでは、例えば統合エアシーバトルとか、こうした作戦、戦術構想がこれまでも示されてきた場となってきているわけでありますので、これからのアメリカ海軍の全体方針というものをあらわしているものだというふうに思います。
このバトルフォース二〇四五の内容について政府がどのように把握しているかということについて、まず事務方にお伺いしたいと思います。
岡
岡真臣#5
○岡政府参考人 お答え申し上げます。
委員から御指摘がございましたとおり、本年十月に当時のエスパー国防長官がCSBAで行った演説の中で、このバトルフォース二〇四五と呼ばれる新たな艦隊構想の概要を発表したわけでございますけれども、この構想につきまして、エスパー長官の講演の中での説明からいたしますと、特に、これも御指摘がございましたが、中国軍の近代化への対応、これを念頭に置いた検討がなされたものであるということ、そして、米海軍は、無人のものを含めて五百隻以上の艦艇によるバランスのとれた艦隊構成を目指すことや、将来の艦隊は決定的な攻撃力の分散や高強度の紛争における残存性などの運用特性を備えるものとなるといったことが示されているというふうに承知しております。
その艦隊の特徴というところにつきましては、潜水艦部隊の増強、あるいは航空団や軽空母を含めた空母の活用、無人艦艇や、有人と無人のいずれかの運用形態を選択できる艦艇の導入、より多くの小型の水上戦闘艦艇の導入といった考え方が挙げられているというふうに承知をしているところでございます。
インド太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す状況にある中で、地域の平和と安定にとって米国の抑止力は不可欠でございまして、海軍の艦隊構想を含む米軍の戦力整備の動向について、引き続き注目してまいりたいと考えているところでございます。
この発言だけを見る →委員から御指摘がございましたとおり、本年十月に当時のエスパー国防長官がCSBAで行った演説の中で、このバトルフォース二〇四五と呼ばれる新たな艦隊構想の概要を発表したわけでございますけれども、この構想につきまして、エスパー長官の講演の中での説明からいたしますと、特に、これも御指摘がございましたが、中国軍の近代化への対応、これを念頭に置いた検討がなされたものであるということ、そして、米海軍は、無人のものを含めて五百隻以上の艦艇によるバランスのとれた艦隊構成を目指すことや、将来の艦隊は決定的な攻撃力の分散や高強度の紛争における残存性などの運用特性を備えるものとなるといったことが示されているというふうに承知しております。
その艦隊の特徴というところにつきましては、潜水艦部隊の増強、あるいは航空団や軽空母を含めた空母の活用、無人艦艇や、有人と無人のいずれかの運用形態を選択できる艦艇の導入、より多くの小型の水上戦闘艦艇の導入といった考え方が挙げられているというふうに承知をしているところでございます。
インド太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す状況にある中で、地域の平和と安定にとって米国の抑止力は不可欠でございまして、海軍の艦隊構想を含む米軍の戦力整備の動向について、引き続き注目してまいりたいと考えているところでございます。
柿
柿沢未途#6
○柿沢委員 まさしく今局長から御答弁をいただいたとおりなんですけれども、日本はアメリカの同盟国であり、まさにインド太平洋地域の安全保障の大きな役割を今や担う、そうした国でもあるわけであります。そして、アメリカ海軍の動向というものは、海洋国家である日本の安全保障にまさしく直結をしているわけであります。
そうした意味で、ここは基本認識を大臣にお伺いをしたいと思いますが、こうしたアメリカ海軍の長期的な戦力構築の計画、その転換が我が国に及ぼす影響というものをどのように見ているか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →そうした意味で、ここは基本認識を大臣にお伺いをしたいと思いますが、こうしたアメリカ海軍の長期的な戦力構築の計画、その転換が我が国に及ぼす影響というものをどのように見ているか、お伺いしたいと思います。
岸
岸信夫#7
○岸国務大臣 御質問ありがとうございます。
まず、御本をいただけるということで、しっかり読ませていただいて参考にさせていただければと思います。
今委員御指摘のバトルフォース二〇四五についてですけれども、まだこれは構想段階のものでありまして、今後、米政府の中で更にさまざまな検討が行われるもの、こういうふうに承知をしているところでございますが、その上で、日米間では、二〇一九年四月のいわゆる2プラス2を始め、累次の機会に、防衛大綱と米国の国防戦略、国家防衛戦略の整合性を確認をして、その上で、日米同盟の抑止力、対処力を、一層の強化に努めてきた、こういうところがございます。
そして、このバトルフォース二〇四五は、米国の国家防衛戦略で示された方針のもとで、国家間の競争が顕在化する中で、この競争に勝ち抜いていくために、米国が、米軍が戦力を適合させていくための取組である、こういうふうに理解をしております。
今後の検討の進捗をしっかり注視してまいりたいと思いますが、防衛省としては、引き続き、米国と緊密に連携をして日米同盟の抑止力、対処力を強化していきたい、こういうふうに思っています。
この発言だけを見る →まず、御本をいただけるということで、しっかり読ませていただいて参考にさせていただければと思います。
今委員御指摘のバトルフォース二〇四五についてですけれども、まだこれは構想段階のものでありまして、今後、米政府の中で更にさまざまな検討が行われるもの、こういうふうに承知をしているところでございますが、その上で、日米間では、二〇一九年四月のいわゆる2プラス2を始め、累次の機会に、防衛大綱と米国の国防戦略、国家防衛戦略の整合性を確認をして、その上で、日米同盟の抑止力、対処力を、一層の強化に努めてきた、こういうところがございます。
そして、このバトルフォース二〇四五は、米国の国家防衛戦略で示された方針のもとで、国家間の競争が顕在化する中で、この競争に勝ち抜いていくために、米国が、米軍が戦力を適合させていくための取組である、こういうふうに理解をしております。
今後の検討の進捗をしっかり注視してまいりたいと思いますが、防衛省としては、引き続き、米国と緊密に連携をして日米同盟の抑止力、対処力を強化していきたい、こういうふうに思っています。
柿
柿沢未途#8
○柿沢委員 御答弁ありがとうございます。
いわゆる接近阻止、領域拒否、A2AD能力の向上によって、アメリカ海軍にとっては、正規空母、また強襲揚陸艦、また大型水上艦艇、巡洋艦とかイージス艦ですね、こういうものが中国の攻撃能力によって脆弱性にさらされるのがアメリカ海軍の一番の今や懸案となり始めているわけであります。大きな正規空母を抱えていても空母キラーで一発でやられる、こういうリスクが実際に中国の能力増強によって高まってきているわけであります。
そういう意味では、空母というのはアメリカ海軍のパワープロジェクションの中核になるものですけれども、今申し上げたように、空母打撃群、そして遠征打撃群、こういうもので密集して、そして艦隊運用をされることになるわけですので、敵から発見されて攻撃を受けやすく、また、被害を受けて機能を喪失すれば致命的な戦力低下につながる、こういうことがまさに懸念をされているわけです。
そして、潜水艦の能力、戦力の低下も大きな懸念の一つでありまして、二〇二〇年代の終わりにかけて、攻撃型原潜、SSNが、二〇一六年ごろの五十七隻から、最悪で四十一隻まで減少が見込まれている。つまり、新型のバージニア級が旧型のロサンゼルス級をリプレースする、その退役のスピードに建造が追いつかない、こういうことで潜水艦の数が減っていくということが指摘をされています。
片や中国は、この間、性能はともあれ、七十から八十隻の潜水艦の大艦隊を構築すると見られていて、まさに攻撃型原潜が中国のA2AD能力を打ち砕くこうした戦力であることを考えると、この海洋領域における事態は私は深刻になっているというふうに思います。
このため、統合エアシーバトルとか、また統合作戦アクセスといった構想が米軍全体として示されて、アメリカ海軍としても、攻撃力分散構想、後にDMOになる、こうした構想が示されてきた。敵に発見されにくく、そして攻撃を受けにくい比較的小型の艦に高い攻撃力を持たせて、そして、分散運用をしてA2AD能力の脅威を克服する、こういう考え方が示されるに至ったということであります。
このバトルフォース二〇四五では、攻撃型原潜を七十から八十隻に大幅かつ迅速に増強する方向性が打ち出されていて、これは、計算すると、これからバージニア級原潜を毎年三隻ずつ建造し始める、こういうことになる、これぐらい急ピッチでの潜水艦戦力の増強が今打ち出されているわけです。
正規空母も、今の十一隻から、場合によっては八隻体制にこの正規空母が減らされる、これはまさに時代の大きな転換になり得るものだと思います。そのかわりに、短距離離陸垂直離着陸、STOVL機を搭載した軽空母、ライトキャリアを、また、新型強襲揚陸艦のアメリカ級、こうしたもの、今、第一号機というか第一号艦は佐世保にあるわけですけれども、十二機程度のF35Bを搭載したこうした軽空母等について増強する、これが六隻配備をされるということが想定をされています。
また、水上戦闘艦についても、小型のものが今五十二隻の計画ですけれども、それが六十から七十隻の体制にやはり上乗せされるということで、アメリカ海軍は、その始まりとして、新型の誘導ミサイルフリゲート艦の九隻の調達を含めて、五十六億ドルの契約を既に行っています。
攻撃型原潜の数をふやして、小型の水上戦闘艦や、また、後ほどお話ししますけれども、無人の艦艇、無人機、こうした数をふやすというのは、まさに先ほど申し上げた分散運用の形によって中国のA2AD能力に対抗するためということであります。これはまさに、今の中国のいわば脅威に対する対処の方法の転換を示しているというふうに思います。
私は、どちらかというとエネルギー政策を専門にしていまして、自然エネルギー一〇〇%、RE一〇〇の日本をつくるということを言っているんですけれども、三・一一以降、原発や大型火力のような大規模集中電源が一発でダウンすると、やはりリスクが大きい、首都圏がブラックアウトしかねない、こういうことで、分散型の、ネットワーク化したエネルギー供給の体制、これを自然エネルギーで提供するということが、災害や、あるいは有事におけるリスクに対するレジリエンスになるということを、私自身もいろいろと発言をさせていただいてまいりました。
戦争においても軍事においても、今や同じことが言えて、大きなものをどおんということではなくて、むしろ、小回りがきいて、なおかつ攻撃力が高い、こうしたものを分散的に運用するということがまさにトレンドになりつつあるわけです。しからば、アメリカ海軍の作戦、戦術構想、戦力構築構想の変化に対して我が国はどうなのかということをちょっとお伺いをしたいというふうに思うんです。
現行の防衛大綱の別表によれば、海上自衛隊が目指す護衛艦の数は、イージス護衛艦八隻を含めて五十四隻、潜水艦は二十二隻、こういうことであります。もっとも、イージス・アショアの配備撤回に伴って、その代替として新型イージス艦を二隻ふやす、こういうことになっていますので、本年内にはこれを踏まえた防衛大綱の小幅改定が見込まれていると思いますが、別表の内容としては、イージス十隻を含む護衛艦で五十六隻、そして潜水艦二十二隻ということになるのだろうというふうに思います。
ただ、防衛大綱の別表で護衛艦の数を規定するこのやり方に、私は、今若干問題が生じているのではないかというふうに思います。
護衛艦といっても非常に今多岐にわたっていて、それは「いずも」や「ひゅうが」のようなものもあれば、先ほど申し上げたようなミサイルフリゲート艦、三千九百トン護衛艦みたいなものもあるわけですね。大型から小型のものまで、一律にこれを護衛艦ということで数を規定しているものですから、これは、運用する側の防衛省あるいは海上自衛隊の思考としては、数の上限に定めがあるんだったら、個々の艦の規模を大きくして艦隊の充実を図ろうということにどうしても傾きがちだと思うんですね。
ですから、中国のA2ADの対応を想定した、小型で攻撃力の高いそうした艦を多数分散運用するという、この攻撃力分散の発想がなかなか採用されにくい、こういうことになっているのではないかと思います。
結局のところ、海自の戦力構成は、別表の結果として、どうしても大型艦重視になりがちではないかと思います。例えば、ヘリ搭載護衛艦、イージス、そして汎用護衛艦、こういうものであります。私は、言っちゃなんですけれども、その象徴が「いずも」であり、「ひゅうが」だと思うんですね。
そういう意味では、この護衛艦を一くくりにして、そして別表に示すというやり方によって、残念ながら、アメリカ海軍の構想に対して、海上自衛隊の今のあり方、あるいは将来の方向性というものに乖離が生じ始めてしまっているのではないか、こういう懸念を持っております。
ですから、日本の海上自衛隊も、せっかく防衛大綱を小幅にせよ改定するこうしたタイミングがあるわけですから、小幅改定に終わらせずに、こうした構想を取り込んだ、より小型で攻撃力の高いこうした艦艇を導入する、多数導入する、こうした方向性を示していくべきときではないかというふうに思います。お伺いしたいと思いますので、御答弁お願いします。
この発言だけを見る →いわゆる接近阻止、領域拒否、A2AD能力の向上によって、アメリカ海軍にとっては、正規空母、また強襲揚陸艦、また大型水上艦艇、巡洋艦とかイージス艦ですね、こういうものが中国の攻撃能力によって脆弱性にさらされるのがアメリカ海軍の一番の今や懸案となり始めているわけであります。大きな正規空母を抱えていても空母キラーで一発でやられる、こういうリスクが実際に中国の能力増強によって高まってきているわけであります。
そういう意味では、空母というのはアメリカ海軍のパワープロジェクションの中核になるものですけれども、今申し上げたように、空母打撃群、そして遠征打撃群、こういうもので密集して、そして艦隊運用をされることになるわけですので、敵から発見されて攻撃を受けやすく、また、被害を受けて機能を喪失すれば致命的な戦力低下につながる、こういうことがまさに懸念をされているわけです。
そして、潜水艦の能力、戦力の低下も大きな懸念の一つでありまして、二〇二〇年代の終わりにかけて、攻撃型原潜、SSNが、二〇一六年ごろの五十七隻から、最悪で四十一隻まで減少が見込まれている。つまり、新型のバージニア級が旧型のロサンゼルス級をリプレースする、その退役のスピードに建造が追いつかない、こういうことで潜水艦の数が減っていくということが指摘をされています。
片や中国は、この間、性能はともあれ、七十から八十隻の潜水艦の大艦隊を構築すると見られていて、まさに攻撃型原潜が中国のA2AD能力を打ち砕くこうした戦力であることを考えると、この海洋領域における事態は私は深刻になっているというふうに思います。
このため、統合エアシーバトルとか、また統合作戦アクセスといった構想が米軍全体として示されて、アメリカ海軍としても、攻撃力分散構想、後にDMOになる、こうした構想が示されてきた。敵に発見されにくく、そして攻撃を受けにくい比較的小型の艦に高い攻撃力を持たせて、そして、分散運用をしてA2AD能力の脅威を克服する、こういう考え方が示されるに至ったということであります。
このバトルフォース二〇四五では、攻撃型原潜を七十から八十隻に大幅かつ迅速に増強する方向性が打ち出されていて、これは、計算すると、これからバージニア級原潜を毎年三隻ずつ建造し始める、こういうことになる、これぐらい急ピッチでの潜水艦戦力の増強が今打ち出されているわけです。
正規空母も、今の十一隻から、場合によっては八隻体制にこの正規空母が減らされる、これはまさに時代の大きな転換になり得るものだと思います。そのかわりに、短距離離陸垂直離着陸、STOVL機を搭載した軽空母、ライトキャリアを、また、新型強襲揚陸艦のアメリカ級、こうしたもの、今、第一号機というか第一号艦は佐世保にあるわけですけれども、十二機程度のF35Bを搭載したこうした軽空母等について増強する、これが六隻配備をされるということが想定をされています。
また、水上戦闘艦についても、小型のものが今五十二隻の計画ですけれども、それが六十から七十隻の体制にやはり上乗せされるということで、アメリカ海軍は、その始まりとして、新型の誘導ミサイルフリゲート艦の九隻の調達を含めて、五十六億ドルの契約を既に行っています。
攻撃型原潜の数をふやして、小型の水上戦闘艦や、また、後ほどお話ししますけれども、無人の艦艇、無人機、こうした数をふやすというのは、まさに先ほど申し上げた分散運用の形によって中国のA2AD能力に対抗するためということであります。これはまさに、今の中国のいわば脅威に対する対処の方法の転換を示しているというふうに思います。
私は、どちらかというとエネルギー政策を専門にしていまして、自然エネルギー一〇〇%、RE一〇〇の日本をつくるということを言っているんですけれども、三・一一以降、原発や大型火力のような大規模集中電源が一発でダウンすると、やはりリスクが大きい、首都圏がブラックアウトしかねない、こういうことで、分散型の、ネットワーク化したエネルギー供給の体制、これを自然エネルギーで提供するということが、災害や、あるいは有事におけるリスクに対するレジリエンスになるということを、私自身もいろいろと発言をさせていただいてまいりました。
戦争においても軍事においても、今や同じことが言えて、大きなものをどおんということではなくて、むしろ、小回りがきいて、なおかつ攻撃力が高い、こうしたものを分散的に運用するということがまさにトレンドになりつつあるわけです。しからば、アメリカ海軍の作戦、戦術構想、戦力構築構想の変化に対して我が国はどうなのかということをちょっとお伺いをしたいというふうに思うんです。
現行の防衛大綱の別表によれば、海上自衛隊が目指す護衛艦の数は、イージス護衛艦八隻を含めて五十四隻、潜水艦は二十二隻、こういうことであります。もっとも、イージス・アショアの配備撤回に伴って、その代替として新型イージス艦を二隻ふやす、こういうことになっていますので、本年内にはこれを踏まえた防衛大綱の小幅改定が見込まれていると思いますが、別表の内容としては、イージス十隻を含む護衛艦で五十六隻、そして潜水艦二十二隻ということになるのだろうというふうに思います。
ただ、防衛大綱の別表で護衛艦の数を規定するこのやり方に、私は、今若干問題が生じているのではないかというふうに思います。
護衛艦といっても非常に今多岐にわたっていて、それは「いずも」や「ひゅうが」のようなものもあれば、先ほど申し上げたようなミサイルフリゲート艦、三千九百トン護衛艦みたいなものもあるわけですね。大型から小型のものまで、一律にこれを護衛艦ということで数を規定しているものですから、これは、運用する側の防衛省あるいは海上自衛隊の思考としては、数の上限に定めがあるんだったら、個々の艦の規模を大きくして艦隊の充実を図ろうということにどうしても傾きがちだと思うんですね。
ですから、中国のA2ADの対応を想定した、小型で攻撃力の高いそうした艦を多数分散運用するという、この攻撃力分散の発想がなかなか採用されにくい、こういうことになっているのではないかと思います。
結局のところ、海自の戦力構成は、別表の結果として、どうしても大型艦重視になりがちではないかと思います。例えば、ヘリ搭載護衛艦、イージス、そして汎用護衛艦、こういうものであります。私は、言っちゃなんですけれども、その象徴が「いずも」であり、「ひゅうが」だと思うんですね。
そういう意味では、この護衛艦を一くくりにして、そして別表に示すというやり方によって、残念ながら、アメリカ海軍の構想に対して、海上自衛隊の今のあり方、あるいは将来の方向性というものに乖離が生じ始めてしまっているのではないか、こういう懸念を持っております。
ですから、日本の海上自衛隊も、せっかく防衛大綱を小幅にせよ改定するこうしたタイミングがあるわけですから、小幅改定に終わらせずに、こうした構想を取り込んだ、より小型で攻撃力の高いこうした艦艇を導入する、多数導入する、こうした方向性を示していくべきときではないかというふうに思います。お伺いしたいと思いますので、御答弁お願いします。
岸
岸信夫#9
○岸国務大臣 まず、イージス・アショアの代替案についてでございますけれども、現在のところ、移動式の洋上プラットホームに搭載をするという方向で、米政府や日米の民間業者を始め、あるべき方策を取りまとめるべく鋭意検討をしているというところでございます。
その上で、防衛大綱及び中期防の見直しについても、現時点では決まっていない、予断を持ってお答えすることは差し控えたいというふうに思っております。
その上で、我が国を取り巻く安全保障環境は非常に厳しさを増している中で、海上自衛隊としては、現大綱に基づいた護衛艦五十四隻体制への増勢を進めております。また、この増勢に向けて、多様な任務への対応能力の向上と船体のコンパクト化、省人化を両立させた新型護衛艦、いわゆるFFMを今中期防期間中において十隻取得する予定でございます。
また、現大綱に基づいて、警戒監視に特化した哨戒艦を十二隻整備する予定であります。このほか、我が国周辺海域の水中における情報収集、警戒監視、哨戒及び防衛を有効に行うために、潜水艦二十二隻に増勢するということでございます。
この発言だけを見る →その上で、防衛大綱及び中期防の見直しについても、現時点では決まっていない、予断を持ってお答えすることは差し控えたいというふうに思っております。
その上で、我が国を取り巻く安全保障環境は非常に厳しさを増している中で、海上自衛隊としては、現大綱に基づいた護衛艦五十四隻体制への増勢を進めております。また、この増勢に向けて、多様な任務への対応能力の向上と船体のコンパクト化、省人化を両立させた新型護衛艦、いわゆるFFMを今中期防期間中において十隻取得する予定でございます。
また、現大綱に基づいて、警戒監視に特化した哨戒艦を十二隻整備する予定であります。このほか、我が国周辺海域の水中における情報収集、警戒監視、哨戒及び防衛を有効に行うために、潜水艦二十二隻に増勢するということでございます。
柿
柿沢未途#10
○柿沢委員 今、FFMの話がありましたが、三千九百トン型護衛艦という、小型の護衛艦ということで、フリゲート艦でありますが、一部の指摘には、アメリカでどちらかというとうまくいかなかったというふうに見られている沿海域戦闘艦、LCSを参考にして構想しているために、これはミサイルフリゲートというようなものではなくて、むしろ平時の警戒監視に当たる汎用的な護衛艦ということで位置づけられているわけです。
アメリカの構想を見ますと、どちらかというと、こういう小型の護衛艦に、ある種、全面での分散型攻撃力を持たせる、こういうことで進められているようでありまして、いわば日本のフリゲート艦は平時のローエンド対応に対して、こちらはハイエンドのまさに対応ということで、位置づけが大分違うということが言われております。
また、潜水艦に関してでございますが、これはちょっと御答弁をお願いしたいと思いますけれども、今、二十二隻にふやすという話はありましたが、今、最悪四十一隻まで減るかもしれないというアメリカが、今から七十から八十隻という体制に上げていくわけですね。今のタイミングで、日本がその二十二隻の数で所要に足りるのかということについてはアセスメントを行うべきではないかと思います。
また、潜水艦の位置づけというか、先ほどの話でいえば、分散攻撃力の中でどのような役割を持たせるのかということについての研究も必要ではないかと思います。
この潜水艦の体制について、今後、アメリカの海軍の構想を踏まえてどのように考えていくのか、お伺いします。
この発言だけを見る →アメリカの構想を見ますと、どちらかというと、こういう小型の護衛艦に、ある種、全面での分散型攻撃力を持たせる、こういうことで進められているようでありまして、いわば日本のフリゲート艦は平時のローエンド対応に対して、こちらはハイエンドのまさに対応ということで、位置づけが大分違うということが言われております。
また、潜水艦に関してでございますが、これはちょっと御答弁をお願いしたいと思いますけれども、今、二十二隻にふやすという話はありましたが、今、最悪四十一隻まで減るかもしれないというアメリカが、今から七十から八十隻という体制に上げていくわけですね。今のタイミングで、日本がその二十二隻の数で所要に足りるのかということについてはアセスメントを行うべきではないかと思います。
また、潜水艦の位置づけというか、先ほどの話でいえば、分散攻撃力の中でどのような役割を持たせるのかということについての研究も必要ではないかと思います。
この潜水艦の体制について、今後、アメリカの海軍の構想を踏まえてどのように考えていくのか、お伺いします。
岸
岸信夫#11
○岸国務大臣 現在のこの安全保障環境のもと、我が国周辺の海域の水中における情報収集、警戒監視、哨戒、防衛を有効に行うための潜水艦部隊の増強というものは不可欠である、このように考えております。
防衛省としては、防衛大綱で定められましたこの潜水艦二十二隻の体制の、まず早期の完成に向けて引き続き進んでまいりたい、こういうふうに考えておるところでございます。
先般、十月十四日に命名式、進水式が行われました二十九年度の計画の潜水艦の「たいげい」という潜水艦が令和三年度末に就役予定でございますので、これをもって潜水艦二十二隻体制が実現するという見込みになっております。
この発言だけを見る →防衛省としては、防衛大綱で定められましたこの潜水艦二十二隻の体制の、まず早期の完成に向けて引き続き進んでまいりたい、こういうふうに考えておるところでございます。
先般、十月十四日に命名式、進水式が行われました二十九年度の計画の潜水艦の「たいげい」という潜水艦が令和三年度末に就役予定でございますので、これをもって潜水艦二十二隻体制が実現するという見込みになっております。
柿
柿沢未途#12
○柿沢委員 次に、無人又は無人有人切りかえ可能な艦艇の導入についてお伺いをしたいと思います。
これは、バトルフォース二〇四五でも非常にメーンのポイントとして掲げられているところであります。そのための実験艇として、アメリカ海軍はシーハンターと呼ばれる無人の水上艇の実験を始めております。
航空機においても、やはり戦闘行動半径の長い無人機、例えば、戦闘機、空中給油機、あるいは早期警戒機、そして電子攻撃機、こうしたものの無人機を導入する必要がある、こういうこともあわせて示されております。
日本としても、こうした水上の無人艇、無人艦船あるいは無人機を含めて、もっと多くの無人機あるいは無人有人切りかえの艦艇というものを導入していくべきではないかと思うんです。
元来、海上自衛隊は、少子高齢化の上に、人材リクルートの面でも大変重い課題を抱えていて、イージス艦を二隻ふやすといっても人材確保をどうするのかといって頭を抱えているようなそんな状況だと承知しております。
そういう意味では、海上自衛隊こそ、この攻撃力分散の構想、バトルフォース二〇四五のアメリカの方向性を先取りして、艦艇の無人化、無人有人切りかえ艦艇の導入、そして省力化、省人化ということを追求していくべきであると思いますが、残念ながら、今の海上自衛隊にそうした方向性を大きく見出すのは難しい現状にあるのではないかと思います。ここにおいても、防衛大綱を小幅といいながら改定するわけですから、ぜひ打ち出していくべきではないかと思いますが、大臣の御所見を伺います。
この発言だけを見る →これは、バトルフォース二〇四五でも非常にメーンのポイントとして掲げられているところであります。そのための実験艇として、アメリカ海軍はシーハンターと呼ばれる無人の水上艇の実験を始めております。
航空機においても、やはり戦闘行動半径の長い無人機、例えば、戦闘機、空中給油機、あるいは早期警戒機、そして電子攻撃機、こうしたものの無人機を導入する必要がある、こういうこともあわせて示されております。
日本としても、こうした水上の無人艇、無人艦船あるいは無人機を含めて、もっと多くの無人機あるいは無人有人切りかえの艦艇というものを導入していくべきではないかと思うんです。
元来、海上自衛隊は、少子高齢化の上に、人材リクルートの面でも大変重い課題を抱えていて、イージス艦を二隻ふやすといっても人材確保をどうするのかといって頭を抱えているようなそんな状況だと承知しております。
そういう意味では、海上自衛隊こそ、この攻撃力分散の構想、バトルフォース二〇四五のアメリカの方向性を先取りして、艦艇の無人化、無人有人切りかえ艦艇の導入、そして省力化、省人化ということを追求していくべきであると思いますが、残念ながら、今の海上自衛隊にそうした方向性を大きく見出すのは難しい現状にあるのではないかと思います。ここにおいても、防衛大綱を小幅といいながら改定するわけですから、ぜひ打ち出していくべきではないかと思いますが、大臣の御所見を伺います。
岸
岸信夫#13
○岸国務大臣 繰り返しになりますけれども、大綱と中期防の見直しということについては、何も決まったものではございませんので、コメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、いずれにしても、現在の我が国の人口減少という状況、それから最近の情勢の中で、警戒監視活動等の各種任務が長期化をしてくる中で、無人装備の重要性というものは一層高まっている、こういうふうに認識をしております。
海上自衛隊においては、広大な海域、我が国の周辺の海域における常続監視体制を強化し、そして、海上自衛隊が現有する有人のヘリコプター、例えばSH60Kなどのパイロットの負担を軽減するために、その代替として、艦載型の無人機を、今期中、今期の中期防の期間において三機取得予定でございます。
そのほかに、太平洋の広域における洋上監視能力の強化の観点から、滞空型の無人機の導入について検討していくとしております。
また、無人の水中航走体、いわゆるUUVについては、隊員を危険にさらすことなく、警戒監視、海洋観測等の多様な任務に対応可能なこのUUVに必要な技術の研究について、令和元年度から着手をしたところでございます。
防衛省としては、限られた人材を最大限有用、有効に活用して防衛力を最大化していく、そのためにも、今後とも無人化の、あるいは省人化の取組を推進していきたいと考えております。
この発言だけを見る →海上自衛隊においては、広大な海域、我が国の周辺の海域における常続監視体制を強化し、そして、海上自衛隊が現有する有人のヘリコプター、例えばSH60Kなどのパイロットの負担を軽減するために、その代替として、艦載型の無人機を、今期中、今期の中期防の期間において三機取得予定でございます。
そのほかに、太平洋の広域における洋上監視能力の強化の観点から、滞空型の無人機の導入について検討していくとしております。
また、無人の水中航走体、いわゆるUUVについては、隊員を危険にさらすことなく、警戒監視、海洋観測等の多様な任務に対応可能なこのUUVに必要な技術の研究について、令和元年度から着手をしたところでございます。
防衛省としては、限られた人材を最大限有用、有効に活用して防衛力を最大化していく、そのためにも、今後とも無人化の、あるいは省人化の取組を推進していきたいと考えております。
柿
柿沢未途#14
○柿沢委員 御答弁ありがとうございます。
ぜひ別表のあり方について見直しを考えていただきたいと思います。今の、護衛艦というので十把一からげにしている、その状況は、言うなれば戦車やダンプカーと軽自動車を一緒のカテゴリーとして示しているというような、こういうことになっていると思うんですね。正直言って時代に合わないというふうに思いますし、それが戦力構想、体制整備の、ある意味では足かせというか邪魔になってしまっているのだとすれば、これは時代に合わせた見直しをやはり検討すべきではないかと思います。それを最後に申し上げておきます。
台湾についてお伺いをいたします。
台湾については、岸大臣も、大変国会でも随一のそうした交流をされておられる方だというふうに承知をいたしております。私も十二月に、超党派の訪問団で、昨年台湾を訪問してきたんですけれども、そのときにゴショウショウ、ジョセフ・ウー外交部長からいただいた御提言というか宿題についてお伺いをさせていただきたいと思います。
今、アメリカ大統領選挙の後の混乱した状況が続いているわけですけれども、これに乗じて中国が台湾を武力で脅かすかもしれないということをゴショウショウ外交部長自身が具体的に言及をしているような状態です。万が一にも台湾有事となれば、日本にとっては他人事ではありません。そういう意味で、昨今の中国の台湾周辺における活動状況を日本政府としてどう評価しているか。
また、第一列島線の延長線上に台湾もあれば日本列島もあるわけであります。勝手にこんな線を引かれて大変迷惑なわけですけれども。しかし、台湾で有事となれば、これは日本にとって極めて影響が大きい、あるいはみずからの安全保障に直結する事態になるわけです。そもそも台湾有事を想定して当初の周辺事態法は制定をされているわけでありまして、これはもちろん重要影響事態に認定され得ることになるというふうに思います。
ここについて、ぜひ大臣の御答弁、また明言をしていただきたいと思います。
この発言だけを見る →ぜひ別表のあり方について見直しを考えていただきたいと思います。今の、護衛艦というので十把一からげにしている、その状況は、言うなれば戦車やダンプカーと軽自動車を一緒のカテゴリーとして示しているというような、こういうことになっていると思うんですね。正直言って時代に合わないというふうに思いますし、それが戦力構想、体制整備の、ある意味では足かせというか邪魔になってしまっているのだとすれば、これは時代に合わせた見直しをやはり検討すべきではないかと思います。それを最後に申し上げておきます。
台湾についてお伺いをいたします。
台湾については、岸大臣も、大変国会でも随一のそうした交流をされておられる方だというふうに承知をいたしております。私も十二月に、超党派の訪問団で、昨年台湾を訪問してきたんですけれども、そのときにゴショウショウ、ジョセフ・ウー外交部長からいただいた御提言というか宿題についてお伺いをさせていただきたいと思います。
今、アメリカ大統領選挙の後の混乱した状況が続いているわけですけれども、これに乗じて中国が台湾を武力で脅かすかもしれないということをゴショウショウ外交部長自身が具体的に言及をしているような状態です。万が一にも台湾有事となれば、日本にとっては他人事ではありません。そういう意味で、昨今の中国の台湾周辺における活動状況を日本政府としてどう評価しているか。
また、第一列島線の延長線上に台湾もあれば日本列島もあるわけであります。勝手にこんな線を引かれて大変迷惑なわけですけれども。しかし、台湾で有事となれば、これは日本にとって極めて影響が大きい、あるいはみずからの安全保障に直結する事態になるわけです。そもそも台湾有事を想定して当初の周辺事態法は制定をされているわけでありまして、これはもちろん重要影響事態に認定され得ることになるというふうに思います。
ここについて、ぜひ大臣の御答弁、また明言をしていただきたいと思います。
岸
岸信夫#15
○岸国務大臣 ジョセフ・ウーの発言については承知をしているところでございますが、台湾有事といった仮定の御質問にはなかなかお答えすることは差し控えたいと思いますが、その上で申し上げます。
中国が最近台湾周辺の海空域において軍事活動を活発化させている。例えば、本年四月には空母遼寧などを含む中国軍の艦艇がバシー海峡を経て南シナ海において訓練を実施していた。またそのほか、本年二月、八月、九月には、中国軍機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側に侵入していたということも承知をしております。
近年、中国が軍事力を強化させている中で、中台の軍事バランスは全体として中国側に有利な方向に変化をしている、そして、その差というものがどんどん毎年広がってきているという厳しい状況になっているということでございます。
そういう意味で、防衛省としても引き続きこの関連動向というものを注視してまいりたい、こういうふうに思います。
そして、今台湾有事となれば重要影響事態になるかという御質問がございました。これも、この重要影響事態というものについて、政府が全ての情報を総合して客観的、合理的に判断するということになっておりますので、一概に述べるということは困難でありますが、その判断要素について申し上げるならば、実際に武力紛争が発生し又は差し迫っている等の場合において、個別具体的な状況に即して、主に、当事者の意思、能力、事態の発生場所、事態の規模、態様、推移を始めとして、当該事態に対する日米安保条約の目的の達成に寄与する活動を行う米軍その他の外国軍が行っている活動の内容等の要素を総合的に考慮して、我が国に戦禍が及ぶ可能性、国民に及ぶ被害等の影響の重要性などから客観的、合理的に判断をするということになると考えておるところでございます。
この発言だけを見る →中国が最近台湾周辺の海空域において軍事活動を活発化させている。例えば、本年四月には空母遼寧などを含む中国軍の艦艇がバシー海峡を経て南シナ海において訓練を実施していた。またそのほか、本年二月、八月、九月には、中国軍機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側に侵入していたということも承知をしております。
近年、中国が軍事力を強化させている中で、中台の軍事バランスは全体として中国側に有利な方向に変化をしている、そして、その差というものがどんどん毎年広がってきているという厳しい状況になっているということでございます。
そういう意味で、防衛省としても引き続きこの関連動向というものを注視してまいりたい、こういうふうに思います。
そして、今台湾有事となれば重要影響事態になるかという御質問がございました。これも、この重要影響事態というものについて、政府が全ての情報を総合して客観的、合理的に判断するということになっておりますので、一概に述べるということは困難でありますが、その判断要素について申し上げるならば、実際に武力紛争が発生し又は差し迫っている等の場合において、個別具体的な状況に即して、主に、当事者の意思、能力、事態の発生場所、事態の規模、態様、推移を始めとして、当該事態に対する日米安保条約の目的の達成に寄与する活動を行う米軍その他の外国軍が行っている活動の内容等の要素を総合的に考慮して、我が国に戦禍が及ぶ可能性、国民に及ぶ被害等の影響の重要性などから客観的、合理的に判断をするということになると考えておるところでございます。
柿
柿沢未途#16
○柿沢委員 こういう御答弁をせざるを得ないのは承知をしておりますが、ここは岸大臣のお心のうちを表情から読み取るべきなのかなと思って、残念ながらマスクで半分隠れてしまっているので若干読み取りにくい部分もありますが、私は読み取ったつもりでおります。
台湾の側も、蔡英文総統みずからが、日本との間で安全保障の実務における対話を高めたいということを語っておられます。しかるに、日本政府は、安全保障の面で台湾と対話をする、こういう意向を持っているのかどうかということをお伺いをしたいと思うんですね。
まさに同じ海域、そして、第一列島線と位置づけられて、ある意味では共通の戦略的利害を抱え、また脅威に直面していると言ってもいいこの台湾との間で、はっきり言えば、ミリミリで何かを情報共有するとかそうしたことが今できているのかといえば、私はできていないというふうに言わざるを得ないと思います。これで、仮に、万が一、もしかして有事になってしまった場合、本当に的確な事態対処が、台湾も日本もそしてアメリカもできるのかということを懸念をしております。
この点について、大臣、もう一度御答弁をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →台湾の側も、蔡英文総統みずからが、日本との間で安全保障の実務における対話を高めたいということを語っておられます。しかるに、日本政府は、安全保障の面で台湾と対話をする、こういう意向を持っているのかどうかということをお伺いをしたいと思うんですね。
まさに同じ海域、そして、第一列島線と位置づけられて、ある意味では共通の戦略的利害を抱え、また脅威に直面していると言ってもいいこの台湾との間で、はっきり言えば、ミリミリで何かを情報共有するとかそうしたことが今できているのかといえば、私はできていないというふうに言わざるを得ないと思います。これで、仮に、万が一、もしかして有事になってしまった場合、本当に的確な事態対処が、台湾も日本もそしてアメリカもできるのかということを懸念をしております。
この点について、大臣、もう一度御答弁をいただきたいと思います。
岸
岸信夫#17
○岸国務大臣 昨今、南シナ海や東シナ海での中国の、中国軍の活動が非常に活発化をしている、そして台湾は、その南シナ海、東シナ海の結節点に位置しているわけですから、当然、そういう意味で、この地域全体の安全保障の状況、これは非常に我々も注視をしているところでございます。
一方で、台湾は、我が国にとって、自由や民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有している、緊密な人的往来、そして経済関係を有しています極めて重要なパートナーという位置づけであります。そして、大切な友人でもあるところです。
その上で、我が国の台湾に対する基本的立場というものが、一九七二年の日中共同声明にあるとおり、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくということで一貫をしているということでございます。
御指摘の点を含めて、台湾との関係については、防衛省・自衛隊としてもこうした立場に基づいて適切に対処をしてまいりたい、こういうふうに思います。
この発言だけを見る →一方で、台湾は、我が国にとって、自由や民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有している、緊密な人的往来、そして経済関係を有しています極めて重要なパートナーという位置づけであります。そして、大切な友人でもあるところです。
その上で、我が国の台湾に対する基本的立場というものが、一九七二年の日中共同声明にあるとおり、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくということで一貫をしているということでございます。
御指摘の点を含めて、台湾との関係については、防衛省・自衛隊としてもこうした立場に基づいて適切に対処をしてまいりたい、こういうふうに思います。
柿
柿沢未途#18
○柿沢委員 表情から読み取らせていただきました。
言うまでもなく、アメリカは、台湾関係法というのがあるわけですね。兵器の供与なりあるいは訓練なりを、それに基づいて台湾との間で行ったりしているわけですが、ここの二条に、同地域、台湾の平和と安定は、合衆国の政治、安全保障及び経済的利益に合致し、国際的な関心事であることを宣言する、こういうふうに書かれていて、これが台湾との協力、あるいはさまざまなパートナーシップといいますか、こうしたものの根拠になっているわけですね。
この認識は、岸大臣、政治家としてもお伺いしたいと思うんですけれども、共有しているかということについてお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →言うまでもなく、アメリカは、台湾関係法というのがあるわけですね。兵器の供与なりあるいは訓練なりを、それに基づいて台湾との間で行ったりしているわけですが、ここの二条に、同地域、台湾の平和と安定は、合衆国の政治、安全保障及び経済的利益に合致し、国際的な関心事であることを宣言する、こういうふうに書かれていて、これが台湾との協力、あるいはさまざまなパートナーシップといいますか、こうしたものの根拠になっているわけですね。
この認識は、岸大臣、政治家としてもお伺いしたいと思うんですけれども、共有しているかということについてお伺いしたいと思います。
岸
岸信夫#19
○岸国務大臣 米国の場合は、国連において中国を承認、台湾と断交したところで、関係法というものを一方で国内法として設けたわけであります。
日本の場合はその状況がちょっと違ったと思うんですけれども、今、いわゆる台湾関係法というような、あるいはそれに相当するような法律というものは有していない。そういう意味では、台湾に対する関係という意味においては、米国と台湾の関係、あるいは日本の状況、これは違うものだということは思っています。
ただ、台湾をめぐる、あるいは地域の情勢ですね、そういった状況については、米国とは常にすり合わせを行っており、認識としては共有をしている、こういうふうに考えております。
この発言だけを見る →日本の場合はその状況がちょっと違ったと思うんですけれども、今、いわゆる台湾関係法というような、あるいはそれに相当するような法律というものは有していない。そういう意味では、台湾に対する関係という意味においては、米国と台湾の関係、あるいは日本の状況、これは違うものだということは思っています。
ただ、台湾をめぐる、あるいは地域の情勢ですね、そういった状況については、米国とは常にすり合わせを行っており、認識としては共有をしている、こういうふうに考えております。
柿
柿沢未途#20
○柿沢委員 御答弁ありがとうございました。
冒頭御紹介申し上げました私の本でも、台湾を重視せよという、この一章を設けさせていただいております。これは、かなり切迫した、いつ起こるかわからないリスクであり、危機だと思います。その状況下において、公式見解だけを唱え続けていて本当に事態に的確に対処できるのか、その点を私は大変気になっております。
もちろん、ここでは、表で答弁できないようなさまざまな水面下でのお取組があるものと承知をしておりますけれども、ぜひそこを、むしろ日本の姿勢として表に出してでも示していくということが今や求められつつあるのではないか、こうした認識を披瀝をさせていただいて、私の質問は終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →冒頭御紹介申し上げました私の本でも、台湾を重視せよという、この一章を設けさせていただいております。これは、かなり切迫した、いつ起こるかわからないリスクであり、危機だと思います。その状況下において、公式見解だけを唱え続けていて本当に事態に的確に対処できるのか、その点を私は大変気になっております。
もちろん、ここでは、表で答弁できないようなさまざまな水面下でのお取組があるものと承知をしておりますけれども、ぜひそこを、むしろ日本の姿勢として表に出してでも示していくということが今や求められつつあるのではないか、こうした認識を披瀝をさせていただいて、私の質問は終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
若
村
村上史好#22
○村上(史)委員 立憲民主党の村上史好でございます。
まずは、岸大臣、御就任おめでとうございます。今後の御活躍を期待をしたいと思います。
きょうは、初めての質疑ということで、法案審議を中心に、あわせて、岸大臣の安全保障にかかわるさまざまな問題について基本的な認識をお伺いをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
それでは、上程をされております給与法改正案について、まずお伺いをさせていただきたいと思います。
私も久しぶりに安全保障委員会に籍を置いたわけでございますけれども、いろいろな、必要に応じて、防衛省職員給与法改正案というものはその都度出されてまいります。また、そのときに、毎回のように、自衛隊の充足率はどうなんだとか、今の募集状況はどうなんだということを聞いてまいりました。
前回も同じようにお聞きしたと思いますけれども、前回からはどのような取組をなされたのか、そしてどのような改善があったのか、まず御説明をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →まずは、岸大臣、御就任おめでとうございます。今後の御活躍を期待をしたいと思います。
きょうは、初めての質疑ということで、法案審議を中心に、あわせて、岸大臣の安全保障にかかわるさまざまな問題について基本的な認識をお伺いをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
それでは、上程をされております給与法改正案について、まずお伺いをさせていただきたいと思います。
私も久しぶりに安全保障委員会に籍を置いたわけでございますけれども、いろいろな、必要に応じて、防衛省職員給与法改正案というものはその都度出されてまいります。また、そのときに、毎回のように、自衛隊の充足率はどうなんだとか、今の募集状況はどうなんだということを聞いてまいりました。
前回も同じようにお聞きしたと思いますけれども、前回からはどのような取組をなされたのか、そしてどのような改善があったのか、まず御説明をいただきたいと思います。
岸
岸信夫#23
○岸国務大臣 自衛隊の募集、また充足率等々について御質問がございました。
平成二十七年度から三十年度にかけては、入隊者が採用計画数を下回っておりました。令和元年度においては、採用計画数を上回る入隊者を確保しているというような状況でございます。
他方で、自衛官の採用については、少子化による採用対象の人口の減少、高学歴化によって厳しい状況というものは続いている、こう認識をしているわけでございます。
充足率の方は、令和元年度末時点で九二%であります。これは、おおむね、近年と比べても横ばいというような状況になっております。
これらを踏まえて、防衛省・自衛隊としては、自衛隊の充足を向上するためにさまざまな施策をとっておるわけですけれども、隊員の採用、流出防止、そして有効活用に関する総合的な取組という形で考えてきていることでございます。
具体的には、例えば、より多くの若者が目にするSNS等を活用した積極的な採用広報の展開、地方公共団体や関係各機関等との連携の強化など、採用に係る取組を強化するとともに、隊員の生活、勤務環境の改善、女性自衛官の活躍推進、ワーク・ライフ・バランスの推進、処遇の改善、ハラスメント防止、メンタルヘルスの施策の推進、こういったことで自衛隊の魅力の向上を図りつつ、人材の流出を抑えてきているところでございます。そして、定年の引上げそして再任用の拡大等によって即戦力となる人材を有効活用していく、こういった取組を今推進しているところでございます。
この発言だけを見る →平成二十七年度から三十年度にかけては、入隊者が採用計画数を下回っておりました。令和元年度においては、採用計画数を上回る入隊者を確保しているというような状況でございます。
他方で、自衛官の採用については、少子化による採用対象の人口の減少、高学歴化によって厳しい状況というものは続いている、こう認識をしているわけでございます。
充足率の方は、令和元年度末時点で九二%であります。これは、おおむね、近年と比べても横ばいというような状況になっております。
これらを踏まえて、防衛省・自衛隊としては、自衛隊の充足を向上するためにさまざまな施策をとっておるわけですけれども、隊員の採用、流出防止、そして有効活用に関する総合的な取組という形で考えてきていることでございます。
具体的には、例えば、より多くの若者が目にするSNS等を活用した積極的な採用広報の展開、地方公共団体や関係各機関等との連携の強化など、採用に係る取組を強化するとともに、隊員の生活、勤務環境の改善、女性自衛官の活躍推進、ワーク・ライフ・バランスの推進、処遇の改善、ハラスメント防止、メンタルヘルスの施策の推進、こういったことで自衛隊の魅力の向上を図りつつ、人材の流出を抑えてきているところでございます。そして、定年の引上げそして再任用の拡大等によって即戦力となる人材を有効活用していく、こういった取組を今推進しているところでございます。
村
村上史好#24
○村上(史)委員 ありがとうございます。
今大臣が言われましたように、本当に、人員の確保また人材の養成、確保というのが喫緊の課題だという認識のもとに、いろいろな取組をされてきたと思います。そういう意味での努力には評価をさせていただきたいと思いますけれども、まだまだやらなければならない課題があると思います。
やはり、自衛隊員の待遇をよりよくしていく中で、魅力のある職場として国民にアピールをする。あるいは、自衛隊そのもののイメージチェンジ。どうしても、かたいとか、また規律が厳しそうだとかいうイメージでとられてしまって、そういうところに身を置くのはどうかなとか、そういう方もいらっしゃると思います。そういう面で、明るく開かれた自衛隊だというようなイメージ。余りイメージにそういうことを強く出し過ぎると、自衛隊が弱いようにイメージされることもあるかもしれませんけれども、イメージチェンジをしていくということも、新たな人員を確保するという意味でも必要なことではないかなというふうに思います。
そういう視点に立って、今回の法案の対象となっております陸上自衛隊高等工科学校についてお尋ねをしたいと思います。
今、いろいろな人員確保に努力をされているということなんですけれども、工科学校については、海上自衛隊、航空自衛隊については平成二十三年に既に廃止をされております。陸上自衛隊の工科学校も、年々応募者数が減少しているという状況でございます。その原因と対策についてお尋ねをしたいと思います。
この発言だけを見る →今大臣が言われましたように、本当に、人員の確保また人材の養成、確保というのが喫緊の課題だという認識のもとに、いろいろな取組をされてきたと思います。そういう意味での努力には評価をさせていただきたいと思いますけれども、まだまだやらなければならない課題があると思います。
やはり、自衛隊員の待遇をよりよくしていく中で、魅力のある職場として国民にアピールをする。あるいは、自衛隊そのもののイメージチェンジ。どうしても、かたいとか、また規律が厳しそうだとかいうイメージでとられてしまって、そういうところに身を置くのはどうかなとか、そういう方もいらっしゃると思います。そういう面で、明るく開かれた自衛隊だというようなイメージ。余りイメージにそういうことを強く出し過ぎると、自衛隊が弱いようにイメージされることもあるかもしれませんけれども、イメージチェンジをしていくということも、新たな人員を確保するという意味でも必要なことではないかなというふうに思います。
そういう視点に立って、今回の法案の対象となっております陸上自衛隊高等工科学校についてお尋ねをしたいと思います。
今、いろいろな人員確保に努力をされているということなんですけれども、工科学校については、海上自衛隊、航空自衛隊については平成二十三年に既に廃止をされております。陸上自衛隊の工科学校も、年々応募者数が減少しているという状況でございます。その原因と対策についてお尋ねをしたいと思います。
岸
岸信夫#25
○岸国務大臣 まず、委員のおっしゃられた、自衛隊を魅力的な組織にしていくということ、これは常に考えていかなければいけないと思います。国民の皆さんから愛される自衛隊でなければいけないな、こういうふうに思っておるところでございます。
今お問合せの工科学校について、これは、中学校卒業者等を対象として、将来陸上自衛官になるべき者を養成するための機関であるということでございます。近年、高等工科学校への募集者数は減少傾向にあります。これは、少子化によって募集対象者の人口が減少しているということ、それから大学への志望者がふえているということが原因になるものと考えられております。
このような状況のもとで、高等工科学校の応募者を確保するために、応募対象者の保護者、学校に向けたパンフレット等の作成、配布、また採用説明会等の継続的な実施等に取り組んでいるところでございます。
また、今年度の試験については、試験日程や試験会場を増加させることによって、受験者の利便性の向上を図ってまいります。
今後、自衛隊、自衛官等の募集環境が厳しさを増す中で、優秀な人材を将来にわたり安定的に確保するために、引き続いてさまざまな取組を行ってまいりたい、こういうふうに思っています。
この発言だけを見る →今お問合せの工科学校について、これは、中学校卒業者等を対象として、将来陸上自衛官になるべき者を養成するための機関であるということでございます。近年、高等工科学校への募集者数は減少傾向にあります。これは、少子化によって募集対象者の人口が減少しているということ、それから大学への志望者がふえているということが原因になるものと考えられております。
このような状況のもとで、高等工科学校の応募者を確保するために、応募対象者の保護者、学校に向けたパンフレット等の作成、配布、また採用説明会等の継続的な実施等に取り組んでいるところでございます。
また、今年度の試験については、試験日程や試験会場を増加させることによって、受験者の利便性の向上を図ってまいります。
今後、自衛隊、自衛官等の募集環境が厳しさを増す中で、優秀な人材を将来にわたり安定的に確保するために、引き続いてさまざまな取組を行ってまいりたい、こういうふうに思っています。
村
村上史好#26
○村上(史)委員 あわせてですけれども、令和三年度予算では、本校のシステム・サイバー専修コース、三十人が定員と聞いておりますけれども、新設をされると聞いております。この内容について若干教えていただきたいなというふうに思います。
この発言だけを見る →岸
岸信夫#27
○岸国務大臣 陸上自衛隊高等工科学校は、将来陸上自衛官になるべき者を養成する学校として、普通科高校と同様の教育を行う一般教育、そして工業高校に準ずる専門的技術の教育を行う専門教育、そして陸上自衛官として必要な防衛に関する教養や各種訓練を行う防衛基礎学を主たる教育として実施をしているということでございます。
一般教育については、最終学年、三年のときに教養、理数、国際のいずれかの専修コースを履修することとなっておりますが、令和三年度からは、これらのコースに加えて、サイバー等に関する基礎的な教育を行うシステム・サイバー専修コースというものを新設し、サイバーに関する教育体制を整備していくということになっております。
そして、ここにおいては宇宙や電磁波、AIに特化した教育は現在行っておりませんけれども、陸上自衛隊について申し上げれば、電磁波については陸上自衛隊の通信学校において専門的な教育を行っているところでございます。
新領域やAIにおける人材の育成、確保は喫緊の課題であります。今後も人材育成のあり方について不断に検討してまいりたいと思います。
この発言だけを見る →一般教育については、最終学年、三年のときに教養、理数、国際のいずれかの専修コースを履修することとなっておりますが、令和三年度からは、これらのコースに加えて、サイバー等に関する基礎的な教育を行うシステム・サイバー専修コースというものを新設し、サイバーに関する教育体制を整備していくということになっております。
そして、ここにおいては宇宙や電磁波、AIに特化した教育は現在行っておりませんけれども、陸上自衛隊について申し上げれば、電磁波については陸上自衛隊の通信学校において専門的な教育を行っているところでございます。
新領域やAIにおける人材の育成、確保は喫緊の課題であります。今後も人材育成のあり方について不断に検討してまいりたいと思います。
村
村上史好#28
○村上(史)委員 ありがとうございます。
まさに、新領域の領域でも人材がもう必要な状況になってきております。まだまだ先の長い話ではあるんですけれども、将来を担う自衛隊、自衛官を養成するという意味においても、この工科学校の充実は図るべきではないかなというふうに思っております。
その一方、先ほど大臣も指摘をされましたけれども、少子高齢化社会の中で、募集人員も減ってきている、自衛隊全体に対する募集も横ばい状態であるという状況でございます。
そういう状況であればこそ、今、この工科学校は男子校でございます。そういう意味で、女性の活躍の場を広げるという意味においても、また人材を広く確保するという意味においても、この学校を男女共学にすべきではないかというふうに思うんですけれども、それに対する御見解はいかがでしょうか。
この発言だけを見る →まさに、新領域の領域でも人材がもう必要な状況になってきております。まだまだ先の長い話ではあるんですけれども、将来を担う自衛隊、自衛官を養成するという意味においても、この工科学校の充実は図るべきではないかなというふうに思っております。
その一方、先ほど大臣も指摘をされましたけれども、少子高齢化社会の中で、募集人員も減ってきている、自衛隊全体に対する募集も横ばい状態であるという状況でございます。
そういう状況であればこそ、今、この工科学校は男子校でございます。そういう意味で、女性の活躍の場を広げるという意味においても、また人材を広く確保するという意味においても、この学校を男女共学にすべきではないかというふうに思うんですけれども、それに対する御見解はいかがでしょうか。
岸
岸信夫#29
○岸国務大臣 今委員御指摘のとおり、陸上自衛隊の高等工科学校、こちらでは男子のみを今採用しています。これは、一般に、技術系を選択する女子が男子に比べて少ないということ、また技術関係の知識、技能を有する女性自衛官については、一般曹候補生や自衛官候補生の枠組みで入隊した者の中から確保していることなどによるものであるというふうになっております。
いずれにいたしましても、防衛省・自衛隊として、技術要員の確保のあり方については、今後の状況を踏まえつつ検討を続けてまいりたいと思います。
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