総務委員会
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会
会議録情報#0
令和五年三月十四日(火曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 浮島 智子君
理事 あかま二郎君 理事 斎藤 洋明君
理事 武村 展英君 理事 鳩山 二郎君
理事 石川 香織君 理事 奥野総一郎君
理事 守島 正君 理事 中川 康洋君
井林 辰憲君 井原 巧君
金子 恭之君 川崎ひでと君
国光あやの君 小森 卓郎君
佐々木 紀君 島尻安伊子君
杉田 水脈君 田所 嘉徳君
田中 良生君 中川 貴元君
中西 健治君 西野 太亮君
長谷川淳二君 古川 直季君
穂坂 泰君 松本 尚君
務台 俊介君 保岡 宏武君
渡辺 孝一君 伊藤 俊輔君
おおつき紅葉君 岡本あき子君
神谷 裕君 重徳 和彦君
道下 大樹君 伊東 信久君
市村浩一郎君 遠藤 良太君
沢田 良君 輿水 恵一君
西岡 秀子君 宮本 岳志君
吉川 赳君
…………………………………
総務大臣 松本 剛明君
総務副大臣 柘植 芳文君
総務大臣政務官 国光あやの君
総務大臣政務官 中川 貴元君
総務大臣政務官 長谷川淳二君
政府参考人
(総務省大臣官房長) 今川 拓郎君
政府参考人
(総務省大臣官房総括審議官) 鈴木 信也君
政府参考人
(総務省情報流通行政局長) 小笠原陽一君
参考人
(日本放送協会会長) 稲葉 延雄君
参考人
(日本放送協会専務理事) 林 理恵君
参考人
(日本放送協会専務理事) 板野 裕爾君
参考人
(日本放送協会専務理事) 伊藤 浩君
参考人
(日本放送協会理事・技師長) 児玉 圭司君
参考人
(日本放送協会理事) 安保 華子君
参考人
(日本放送協会理事) 山名 啓雄君
総務委員会専門員 阿部 哲也君
―――――――――――――
委員の異動
三月十四日
辞任 補欠選任
小森 卓郎君 松本 尚君
坂井 学君 穂坂 泰君
古川 直季君 中西 健治君
湯原 俊二君 伊藤 俊輔君
中司 宏君 遠藤 良太君
西岡 秀子君 田中 健君
同日
辞任 補欠選任
中西 健治君 古川 直季君
穂坂 泰君 田中 良生君
松本 尚君 小森 卓郎君
伊藤 俊輔君 湯原 俊二君
遠藤 良太君 沢田 良君
田中 健君 西岡 秀子君
同日
辞任 補欠選任
田中 良生君 坂井 学君
沢田 良君 中司 宏君
―――――――――――――
三月十三日
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第一号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第一号)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 浮島 智子君
理事 あかま二郎君 理事 斎藤 洋明君
理事 武村 展英君 理事 鳩山 二郎君
理事 石川 香織君 理事 奥野総一郎君
理事 守島 正君 理事 中川 康洋君
井林 辰憲君 井原 巧君
金子 恭之君 川崎ひでと君
国光あやの君 小森 卓郎君
佐々木 紀君 島尻安伊子君
杉田 水脈君 田所 嘉徳君
田中 良生君 中川 貴元君
中西 健治君 西野 太亮君
長谷川淳二君 古川 直季君
穂坂 泰君 松本 尚君
務台 俊介君 保岡 宏武君
渡辺 孝一君 伊藤 俊輔君
おおつき紅葉君 岡本あき子君
神谷 裕君 重徳 和彦君
道下 大樹君 伊東 信久君
市村浩一郎君 遠藤 良太君
沢田 良君 輿水 恵一君
西岡 秀子君 宮本 岳志君
吉川 赳君
…………………………………
総務大臣 松本 剛明君
総務副大臣 柘植 芳文君
総務大臣政務官 国光あやの君
総務大臣政務官 中川 貴元君
総務大臣政務官 長谷川淳二君
政府参考人
(総務省大臣官房長) 今川 拓郎君
政府参考人
(総務省大臣官房総括審議官) 鈴木 信也君
政府参考人
(総務省情報流通行政局長) 小笠原陽一君
参考人
(日本放送協会会長) 稲葉 延雄君
参考人
(日本放送協会専務理事) 林 理恵君
参考人
(日本放送協会専務理事) 板野 裕爾君
参考人
(日本放送協会専務理事) 伊藤 浩君
参考人
(日本放送協会理事・技師長) 児玉 圭司君
参考人
(日本放送協会理事) 安保 華子君
参考人
(日本放送協会理事) 山名 啓雄君
総務委員会専門員 阿部 哲也君
―――――――――――――
委員の異動
三月十四日
辞任 補欠選任
小森 卓郎君 松本 尚君
坂井 学君 穂坂 泰君
古川 直季君 中西 健治君
湯原 俊二君 伊藤 俊輔君
中司 宏君 遠藤 良太君
西岡 秀子君 田中 健君
同日
辞任 補欠選任
中西 健治君 古川 直季君
穂坂 泰君 田中 良生君
松本 尚君 小森 卓郎君
伊藤 俊輔君 湯原 俊二君
遠藤 良太君 沢田 良君
田中 健君 西岡 秀子君
同日
辞任 補欠選任
田中 良生君 坂井 学君
沢田 良君 中司 宏君
―――――――――――――
三月十三日
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第一号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件(内閣提出、承認第一号)
――――◇―――――
浮
浮島智子#1
○浮島委員長 これより会議を開きます。
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題とし、審査に入ります。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査中、参考人として日本放送協会の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題とし、審査に入ります。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件審査中、参考人として日本放送協会の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
浮
浮島智子#2
○浮島委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として総務省大臣官房長今川拓郎君、大臣官房総括審議官鈴木信也君及び情報流通行政局長小笠原陽一君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →引き続き、お諮りいたします。
本件審査のため、本日、政府参考人として総務省大臣官房長今川拓郎君、大臣官房総括審議官鈴木信也君及び情報流通行政局長小笠原陽一君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
浮
浮
浮島智子#4
○浮島委員長 まず、趣旨の説明を聴取いたします。松本総務大臣。
―――――――――――――
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
この発言だけを見る →―――――――――――――
放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
―――――――――――――
松
松本剛明#5
○松本国務大臣 日本放送協会の令和五年度の収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第七十条第二項の規定に基づき、総務大臣の意見を付すとともに、中期経営計画を添えて国会に提出するものであります。
まず、収支予算について、その概要を御説明申し上げます。
一般勘定事業収支につきましては、事業収入が六千四百四十億円、事業支出が六千七百二十億円となっており、事業収支における不足二百八十億円につきましては、財政安定のための繰越金の一部をもって充てることとしております。
一般勘定資本収支につきましては、資本収入が千百八十六億円、資本支出が九百六億円となっております。
次に、事業計画につきましては、受信料の値下げ、衛星波の一波削減、地域情報の発信強化、ユニバーサル放送・サービスの充実、営業経費の抑制、グループ全体での業務の見直しなどによる効率的で持続可能な組織の実現等に取り組むこととなっております。
総務大臣といたしましては、この収支予算等の執行に当たり、公共放送として提供する放送番組の質を維持しつつ、引き続き、公共放送の役割を果たすために必要な事業規模について不断の見直しを行い、事業経費の一層の合理化、効率化に取り組むとともに、受信料の適正かつ公平な負担の徹底に向けた取組を着実に進めることにより、受信料収入と事業規模との均衡を早期に確保することを求めております。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
この発言だけを見る →この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第七十条第二項の規定に基づき、総務大臣の意見を付すとともに、中期経営計画を添えて国会に提出するものであります。
まず、収支予算について、その概要を御説明申し上げます。
一般勘定事業収支につきましては、事業収入が六千四百四十億円、事業支出が六千七百二十億円となっており、事業収支における不足二百八十億円につきましては、財政安定のための繰越金の一部をもって充てることとしております。
一般勘定資本収支につきましては、資本収入が千百八十六億円、資本支出が九百六億円となっております。
次に、事業計画につきましては、受信料の値下げ、衛星波の一波削減、地域情報の発信強化、ユニバーサル放送・サービスの充実、営業経費の抑制、グループ全体での業務の見直しなどによる効率的で持続可能な組織の実現等に取り組むこととなっております。
総務大臣といたしましては、この収支予算等の執行に当たり、公共放送として提供する放送番組の質を維持しつつ、引き続き、公共放送の役割を果たすために必要な事業規模について不断の見直しを行い、事業経費の一層の合理化、効率化に取り組むとともに、受信料の適正かつ公平な負担の徹底に向けた取組を着実に進めることにより、受信料収入と事業規模との均衡を早期に確保することを求めております。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
浮
稲
稲葉延雄#7
○稲葉参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の令和五年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。
NHK経営計画、二〇二一―二〇二三年度の最終年度となる令和五年度は、経営計画の修正により、スリムで強靱な新しいNHKを目指した構造改革を更に強化します。衛星波の一波削減を着実に実施するとともに、経営努力の成果を視聴者の皆様へ還元するため、受信料の値下げを行います。
事業運営に当たりましては、受信料で成り立つ公共メディアとして信頼される情報の社会的基盤の役割を果たしていくため、自主自律を堅持し、正確な情報を公平公正に伝え、命と暮らしを守る報道に全力を挙げます。あわせて、多様で質の高いコンテンツを合理的なコストで、最適な媒体でお届けします。衛星波については、番組の質の維持を前提に、令和六年三月末に2Kのうち一波を削減します。また、日本を積極的に世界へ発信し、様々な分野で国際社会との相互理解を促進するとともに、地域の課題や情報を広く発信して地域の発展に貢献します。あわせて、ユニバーサル放送・サービスの充実にも取り組みます。
インターネット活用業務は、実施基準に示した費用の範囲内で、国内及び国際向けコンテンツを効果的に提供します。
受信料については、令和五年十月から地上契約、衛星契約共に一割の値下げを実施します。引き続き営業経費の抑制に努めるとともに、共感と納得に基づく営業活動により、公平負担と受信料制度の理解促進に取り組み、事業運営に必要な収入を確保いたします。
NHKグループ全体で業務の見直しやガバナンスの強化を図るとともに、働く一人一人の創造性を最大化する人事制度改革を加速させるなど、効率的で持続可能な組織の実現に向けた取組を強化します。
次に、建設計画については、緊急報道設備や番組制作設備の整備を進めるとともに、いかなる災害時等にも安定的に放送・サービスを継続するための設備整備等を実施します。また、老朽化した東京・渋谷の放送センターや地域の放送会館の建て替え事業を着実に推進してまいります。
以上の事業計画に対応する収支予算は、一般勘定の事業収支におきまして、受信料などの収入六千四百四十億円、国内放送費などの支出六千七百二十億円を計上しております。事業収支における不足二百八十億円につきましては、財政安定のための繰越金の一部をもって充てることとしております。
また、資本収支は、収入として、減価償却資金など総額千百八十六億円を計上し、支出には建設費九百六億円を計上してございます。
最後に、資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に基づいて、資金の需要及び調達を見込んだものでございます。
以上、令和五年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その概要を申し述べました。事業計画の一つ一つの施策を着実に実行し、公共メディアとして視聴者の皆様の期待に応えてまいりたいと存じます。
委員各位の御理解と御支援をお願いいたします。あわせて、何とぞよろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
この発言だけを見る →NHK経営計画、二〇二一―二〇二三年度の最終年度となる令和五年度は、経営計画の修正により、スリムで強靱な新しいNHKを目指した構造改革を更に強化します。衛星波の一波削減を着実に実施するとともに、経営努力の成果を視聴者の皆様へ還元するため、受信料の値下げを行います。
事業運営に当たりましては、受信料で成り立つ公共メディアとして信頼される情報の社会的基盤の役割を果たしていくため、自主自律を堅持し、正確な情報を公平公正に伝え、命と暮らしを守る報道に全力を挙げます。あわせて、多様で質の高いコンテンツを合理的なコストで、最適な媒体でお届けします。衛星波については、番組の質の維持を前提に、令和六年三月末に2Kのうち一波を削減します。また、日本を積極的に世界へ発信し、様々な分野で国際社会との相互理解を促進するとともに、地域の課題や情報を広く発信して地域の発展に貢献します。あわせて、ユニバーサル放送・サービスの充実にも取り組みます。
インターネット活用業務は、実施基準に示した費用の範囲内で、国内及び国際向けコンテンツを効果的に提供します。
受信料については、令和五年十月から地上契約、衛星契約共に一割の値下げを実施します。引き続き営業経費の抑制に努めるとともに、共感と納得に基づく営業活動により、公平負担と受信料制度の理解促進に取り組み、事業運営に必要な収入を確保いたします。
NHKグループ全体で業務の見直しやガバナンスの強化を図るとともに、働く一人一人の創造性を最大化する人事制度改革を加速させるなど、効率的で持続可能な組織の実現に向けた取組を強化します。
次に、建設計画については、緊急報道設備や番組制作設備の整備を進めるとともに、いかなる災害時等にも安定的に放送・サービスを継続するための設備整備等を実施します。また、老朽化した東京・渋谷の放送センターや地域の放送会館の建て替え事業を着実に推進してまいります。
以上の事業計画に対応する収支予算は、一般勘定の事業収支におきまして、受信料などの収入六千四百四十億円、国内放送費などの支出六千七百二十億円を計上しております。事業収支における不足二百八十億円につきましては、財政安定のための繰越金の一部をもって充てることとしております。
また、資本収支は、収入として、減価償却資金など総額千百八十六億円を計上し、支出には建設費九百六億円を計上してございます。
最後に、資金計画につきましては、収支予算及び事業計画に基づいて、資金の需要及び調達を見込んだものでございます。
以上、令和五年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その概要を申し述べました。事業計画の一つ一つの施策を着実に実行し、公共メディアとして視聴者の皆様の期待に応えてまいりたいと存じます。
委員各位の御理解と御支援をお願いいたします。あわせて、何とぞよろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
浮
浮
務
務台俊介#10
○務台委員 自由民主党の務台俊介です。
今回はトップバッターの質問をさせていただきまして、関係者の皆様に感謝申し上げたいと思います。
稲葉延雄NHK新会長の体制の下にNHKがスタートしました。私は、三年前に、当時の会長、前田様にも御質問させていただく機会がありました。今回は稲葉会長に質問させていただくということで、大変名誉に感じております。
私は、テレビは基本的にNHK以外は見ない、そういう偏った環境の中で生きてきましたが、現在も、NHKのニュース、ドキュメンタリー番組、大河ドラマはできるだけ見るようにしております。「映像の世紀バタフライエフェクト」などは本当に勉強になりまして、その都度新たな発見をいただいているということでございます。
例えば、最近では、ロシアのウクライナ侵略によって二酸化炭素がオランダ一国分、一億トン増えたなんという話もNHKの番組を通じて得ることができました。マッカーサー将軍が、朝鮮戦争時に二十六発の原爆使用権限をトルーマン大統領に当時求めて、それがゆえに解任されたということ、そして、その当時の日本人は、マッカーサー解任の理由を知らずに別れを惜しんだということ。当時、報道統制の下で日本がどういう状況に置かれていたか、これを現代的な目で知るということにもなりました。
それだけに、現在と過去を問わず、真実に迫る情報を引き続きしっかりとNHKには伝えていただきたい、そんなふうに思っております。
そんな期待を受けて、稲葉新会長は、日銀、リコーと責任ある立場を経た職歴、経験があると思っておりますが、これまでの前任者との対比も行いつつ、どのような基本姿勢でNHKという屋台骨を引っ張っていかれるのか、まず伺わせてください。
この発言だけを見る →今回はトップバッターの質問をさせていただきまして、関係者の皆様に感謝申し上げたいと思います。
稲葉延雄NHK新会長の体制の下にNHKがスタートしました。私は、三年前に、当時の会長、前田様にも御質問させていただく機会がありました。今回は稲葉会長に質問させていただくということで、大変名誉に感じております。
私は、テレビは基本的にNHK以外は見ない、そういう偏った環境の中で生きてきましたが、現在も、NHKのニュース、ドキュメンタリー番組、大河ドラマはできるだけ見るようにしております。「映像の世紀バタフライエフェクト」などは本当に勉強になりまして、その都度新たな発見をいただいているということでございます。
例えば、最近では、ロシアのウクライナ侵略によって二酸化炭素がオランダ一国分、一億トン増えたなんという話もNHKの番組を通じて得ることができました。マッカーサー将軍が、朝鮮戦争時に二十六発の原爆使用権限をトルーマン大統領に当時求めて、それがゆえに解任されたということ、そして、その当時の日本人は、マッカーサー解任の理由を知らずに別れを惜しんだということ。当時、報道統制の下で日本がどういう状況に置かれていたか、これを現代的な目で知るということにもなりました。
それだけに、現在と過去を問わず、真実に迫る情報を引き続きしっかりとNHKには伝えていただきたい、そんなふうに思っております。
そんな期待を受けて、稲葉新会長は、日銀、リコーと責任ある立場を経た職歴、経験があると思っておりますが、これまでの前任者との対比も行いつつ、どのような基本姿勢でNHKという屋台骨を引っ張っていかれるのか、まず伺わせてください。
稲
稲葉延雄#11
○稲葉参考人 私は、日銀時代に日銀法の改正に携わったことがございまして、その際に、放送法に接する機会がございました。その第一条に、放送の目的として、放送の効用を国民にあまねく普及し、表現の自由を確保し、健全な民主主義の発達に資するというふうに書かれていたこと、大変感銘を受けた記憶がございます。
今回、NHKの会長を引き受けることとなり、不思議な御縁を感じるとともに、こうした志の高い仕事に関わっていけることに、大変名誉に感じているところでございます。
放送法で定められた公共放送としての役割をしっかり果たしていくために、公平公正で確かな情報を間断なくお届けして、視聴者の皆様の日々の判断のよりどころになりたいというふうにも考えています。
また、質の高いエンターテインメントを供給することによって、視聴者の皆さんの生活がより豊かで文化的になるように貢献していきたいというふうに思ってございます。
委員お尋ねの歴代の会長との比較ということでございますが、あえて申し上げれば、私は日銀という公的な組織とそれから民間企業という両方を経験してきたという点で、違いといえば違いがあるのではないかというふうに思っております。会長の職務を遂行するに当たっては、そうした経験を生かしつつ、私なりの視点を大切にして職務に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →今回、NHKの会長を引き受けることとなり、不思議な御縁を感じるとともに、こうした志の高い仕事に関わっていけることに、大変名誉に感じているところでございます。
放送法で定められた公共放送としての役割をしっかり果たしていくために、公平公正で確かな情報を間断なくお届けして、視聴者の皆様の日々の判断のよりどころになりたいというふうにも考えています。
また、質の高いエンターテインメントを供給することによって、視聴者の皆さんの生活がより豊かで文化的になるように貢献していきたいというふうに思ってございます。
委員お尋ねの歴代の会長との比較ということでございますが、あえて申し上げれば、私は日銀という公的な組織とそれから民間企業という両方を経験してきたという点で、違いといえば違いがあるのではないかというふうに思っております。会長の職務を遂行するに当たっては、そうした経験を生かしつつ、私なりの視点を大切にして職務に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
務
務台俊介#12
○務台委員 稲葉会長、ただいま、日銀という公的組織と民間企業の両方をやった、そういう話がありましたが、NHKは受信料で成り立つ公共メディアです。一方で、同じように社会に情報を伝える民間企業としての民放がある。公共放送のNHKと民間放送の役割分担、これが常に問題とされています。
我々も仲間と議論する際に、仮にNHKが民放化したら何が起こるんだろうなんて、そんな架空の話をして盛り上がることもあるんですが、NHKとして、民放との関係、民放との役割分担について、どういう点に留意して考えていったらいいか、そんな点についてもちょっと伺わせてください。
この発言だけを見る →我々も仲間と議論する際に、仮にNHKが民放化したら何が起こるんだろうなんて、そんな架空の話をして盛り上がることもあるんですが、NHKとして、民放との関係、民放との役割分担について、どういう点に留意して考えていったらいいか、そんな点についてもちょっと伺わせてください。
稲
稲葉延雄#13
○稲葉参考人 昭和二十五年に制定された放送法の下で、受信料を基本財源とする公共放送のNHKと、それから広告収入を主な財源とする民間放送との二元体制というのが着実に根づき、日本の放送文化の根幹を成してきたというふうに受け止めております。今後も、民放とNHKとの二元体制というのは堅持していく必要があるというふうに考えてございます。
先ほど申しましたように、NHKとしては、やはり公平公正で確かな情報を間断なく皆様にお届けして、その皆様の日々の判断のよりどころとなりたい、こういうふうに思っておりますし、また、質の高いエンターテインメントを供給することで、豊かで文化的な生活を支える、そういう公共的役割を持っておりますが、それをしっかり果たしてまいりたいということでございますが、放送と通信の融合時代におきましても、その役割分担というのは変わらないのではないかというふうに思います。
民放とは切磋琢磨しつつ、お互い知恵を出し合い、協力できるところは協力しながら、社会に貢献していきたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →先ほど申しましたように、NHKとしては、やはり公平公正で確かな情報を間断なく皆様にお届けして、その皆様の日々の判断のよりどころとなりたい、こういうふうに思っておりますし、また、質の高いエンターテインメントを供給することで、豊かで文化的な生活を支える、そういう公共的役割を持っておりますが、それをしっかり果たしてまいりたいということでございますが、放送と通信の融合時代におきましても、その役割分担というのは変わらないのではないかというふうに思います。
民放とは切磋琢磨しつつ、お互い知恵を出し合い、協力できるところは協力しながら、社会に貢献していきたいというふうに考えてございます。
務
務台俊介#14
○務台委員 今年は関東大震災からちょうど百年の年です。大震災の際には、公共放送としてのNHKはもとより存在せず、ラジオもテレビもない中で、地震の被害に加えて、流言飛語により不幸な事態が、悲劇が生じたということを、我々も歴史で勉強するところでございます。
NHKの発足の背景として、災害時の適切な報道の仕方は何かという経緯もあったというふうに理解しておりますが、NHKの公共放送としての使命、そして災害報道との関係、これについてのお考えも伺わせてください。
この発言だけを見る →NHKの発足の背景として、災害時の適切な報道の仕方は何かという経緯もあったというふうに理解しておりますが、NHKの公共放送としての使命、そして災害報道との関係、これについてのお考えも伺わせてください。
稲
稲葉延雄#15
○稲葉参考人 委員御指摘のとおり、今年は関東大震災から百年の年でございます。甚大な被害により通信網がほぼ途絶する中で、被災した人たちに正確な情報が伝わらず、デマなどが広がったとされております。震災から二年後、一九二五年に国内でラジオ放送が誕生した背景には、こうしたことがあったのではないかと思っております。
いわば、これはNHKの原点と言えるものでございまして、災害放送を公共放送としての重要な使命として位置づけ、いかなる事態が起きても確かな情報をいち早く伝えるよう、取り組んでございます。
今後も、それぞれの地域に応じた防災・減災にしっかり貢献していくことで、視聴者あるいは国民の信頼や期待に応え、公共放送としての役割を果たしてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →いわば、これはNHKの原点と言えるものでございまして、災害放送を公共放送としての重要な使命として位置づけ、いかなる事態が起きても確かな情報をいち早く伝えるよう、取り組んでございます。
今後も、それぞれの地域に応じた防災・減災にしっかり貢献していくことで、視聴者あるいは国民の信頼や期待に応え、公共放送としての役割を果たしてまいりたいと考えております。
務
務台俊介#16
○務台委員 ただいま災害放送がNHKの原点だというお話を伺いまして、だからこそ受信料制度でこれを賄っているということも言えると思いますので、是非その原点をしっかりと貫徹していただきたい、そのように思います。
前田前会長は、NHK改革を大胆に進めてこられたと認識しております。その一環として、受信料の引下げも進められました。その結果は、おおむね国民の支持を受けていると私も認識しています。
一方で、その受信料引下げは、NHKの意向というよりも、どちらかというと政治の意向を受けて行われたという認識が一般的ではないかというふうに思っております。その中で、厳しい財政制約がこれから課されるということになります。そうなると、現在のNHKの公共放送の水準が果たして保たれるかという懸念の向きもあると思います。
稲葉会長自身の就任時の記者会見でも、想定どおりに財務の計数が表れてくるのか見極める、綻びやマイナス面が生じれば丁寧に対応したいという発言に接しておりますが、受信料引下げ局面の下で、NHKの経営といったものについてどう行っていくのか、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →前田前会長は、NHK改革を大胆に進めてこられたと認識しております。その一環として、受信料の引下げも進められました。その結果は、おおむね国民の支持を受けていると私も認識しています。
一方で、その受信料引下げは、NHKの意向というよりも、どちらかというと政治の意向を受けて行われたという認識が一般的ではないかというふうに思っております。その中で、厳しい財政制約がこれから課されるということになります。そうなると、現在のNHKの公共放送の水準が果たして保たれるかという懸念の向きもあると思います。
稲葉会長自身の就任時の記者会見でも、想定どおりに財務の計数が表れてくるのか見極める、綻びやマイナス面が生じれば丁寧に対応したいという発言に接しておりますが、受信料引下げ局面の下で、NHKの経営といったものについてどう行っていくのか、伺いたいと思います。
稲
稲葉延雄#17
○稲葉参考人 先ほど委員からお話がありましたように、修正された経営計画に基づきまして、この秋に受信料の値下げを実施するわけでございますけれども、その際、想定された財務の計数がきちんと出てくるかどうかを確認しながら、その辺を確認しながら、受信料引下げ、値下げを実施してまいりたいと思います。その下で、これまでの計画は、必要があれば手直しをするということで、その収支均衡への動きをつなげていきたいというふうに思います。
ただ、そうした中におきましても、コンテンツの質が下がるということがあってはやはりならないんだろうというふうに思います。限られた経営資源を、NHKならではといったコンテンツの取材、制作に集中するということが大事だと思いますし、昨今盛んになってきてございますデジタルテクノロジーをうまく活用して、高品質なコンテンツを効率的に制作していきたいというふうに考えてございます。
それを実現する上でも、大事なのは人材だというふうに考えてございます。NHKの職員は優れた専門家集団だと感じておりますけれども、職員一人一人が持つ能力を最大限発揮できるよう、多様なキャリアパスを示し、誰もが安心して職務に専念できる環境をつくり、厳しい状況の中でも視聴者・国民から信頼される組織づくりを進めていく、そういうことで質の高いコンテンツを十分に供給していきたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →ただ、そうした中におきましても、コンテンツの質が下がるということがあってはやはりならないんだろうというふうに思います。限られた経営資源を、NHKならではといったコンテンツの取材、制作に集中するということが大事だと思いますし、昨今盛んになってきてございますデジタルテクノロジーをうまく活用して、高品質なコンテンツを効率的に制作していきたいというふうに考えてございます。
それを実現する上でも、大事なのは人材だというふうに考えてございます。NHKの職員は優れた専門家集団だと感じておりますけれども、職員一人一人が持つ能力を最大限発揮できるよう、多様なキャリアパスを示し、誰もが安心して職務に専念できる環境をつくり、厳しい状況の中でも視聴者・国民から信頼される組織づくりを進めていく、そういうことで質の高いコンテンツを十分に供給していきたいというふうに考えてございます。
務
務台俊介#18
○務台委員 非常に難しい仕事だと思いますが、期待しております。
インターネットが飛躍的に進む中で、放送法はインターネット活用を補完的な位置づけにとどめていると認識しております。稲葉会長は、放送法の建前が現実社会とマッチしていないとの認識を会見で述べられておりますが、会長の目から見て、放送法の問題点はどういうところにあるのか、そしてNHKのインターネット活用について今後どうしていったらいいのか、伺いたいと思います。
先ほど、民放との二元体制の中で切磋琢磨をしていくというお話もありましたが、この点について、実は、民放とか大手新聞の関係者の話を聞くと、受信料を使って無料で情報提供をする、こういうNHKの手法に対して、公平な競争という観点から、ある意味で警戒心を持って見ている向きもあります。この点についてのお考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →インターネットが飛躍的に進む中で、放送法はインターネット活用を補完的な位置づけにとどめていると認識しております。稲葉会長は、放送法の建前が現実社会とマッチしていないとの認識を会見で述べられておりますが、会長の目から見て、放送法の問題点はどういうところにあるのか、そしてNHKのインターネット活用について今後どうしていったらいいのか、伺いたいと思います。
先ほど、民放との二元体制の中で切磋琢磨をしていくというお話もありましたが、この点について、実は、民放とか大手新聞の関係者の話を聞くと、受信料を使って無料で情報提供をする、こういうNHKの手法に対して、公平な競争という観点から、ある意味で警戒心を持って見ている向きもあります。この点についてのお考えを伺いたいと思います。
稲
稲葉延雄#19
○稲葉参考人 御指摘のとおり、現在の放送法では、NHKのインターネット活用業務は放送の補完という位置づけになってございますけれども、放送と通信の融合が進んでいる海外などと比べますと、社会の現状に合わなくなってきているのではないかというふうに考えております。
インターネットでは、一方で、フェイクニュースなど様々な問題も指摘されておりまして、そうした中では、NHKとしても、インターネット上においても放送と同様の公共的な役割が必要ではないかというふうに考えております。その一方で、同時に、正確で信頼できる情報を発信する担い手として、民放、あるいは新聞、そしてNHKが多元的に役割を果たしていくということも重要ではないかというふうに考えてございます。
その際の競争条件とか、そういった問題がございますが、これはNHKがインターネット上で果たすべき役割あるいは業務などについて、現在、総務省の有識者会議等で様々な議論が行われていると承知してございますので、その辺、注視していきたいと思います。
今後とも、民放との二元体制を堅持しながら、インターネットの適切な活用に取り組んでまいりたいというふうに思います。
この発言だけを見る →インターネットでは、一方で、フェイクニュースなど様々な問題も指摘されておりまして、そうした中では、NHKとしても、インターネット上においても放送と同様の公共的な役割が必要ではないかというふうに考えております。その一方で、同時に、正確で信頼できる情報を発信する担い手として、民放、あるいは新聞、そしてNHKが多元的に役割を果たしていくということも重要ではないかというふうに考えてございます。
その際の競争条件とか、そういった問題がございますが、これはNHKがインターネット上で果たすべき役割あるいは業務などについて、現在、総務省の有識者会議等で様々な議論が行われていると承知してございますので、その辺、注視していきたいと思います。
今後とも、民放との二元体制を堅持しながら、インターネットの適切な活用に取り組んでまいりたいというふうに思います。
務
務台俊介#20
○務台委員 我々も、NHKのインターネットコンテンツは本当に質が高いものと思っております。国民の目から見ると、それに期待するところはあるんですが、民放の立場もあるということで、今後、またこの議論が継続していくというふうに認識しております。
会長自身も、NHKの報道について、公平公正で確かな情報を伝えていきたいというふうにお述べになっております。日本の社会も、NHKの報道で報道されたということについては格段の信用を置く傾向があります。それだけ信用が高いということですが、信用が高いゆえに、思惑によって逆に悪用される、スピンされてしまう傾向もなきにしもあらずだというふうに思います。
三年前にも質問しましたが、長崎県軍艦島を取り上げた「緑なき島」の短編映画の画像の一部が韓国側の歴史認識の材料に切り取られ、釜山にある日帝強制動員博物館で、NHKの意図とは全く異なる形で使用されている現実があります。
私は、二月六日に同僚議員八名と長崎県の軍艦島を訪問し、当時の島民の皆様と話をしてまいりました。日本人の炭鉱夫と朝鮮半島から働きに来ていた炭鉱夫が平等な待遇の下で和気あいあいと暮らしていた実体験と比較し、朝鮮半島からの労働者が虐待され、虐殺された地獄島として位置づけられることに対して、島民の皆様はやるせない思いが募り、何とか是正してほしい、そして、韓国側のそうしたプロパガンダの材料として公共放送のNHKの画像が使われていることを正してほしいという切実な要求を承りました。
NHKとしても、「緑なき島」が六十年以上前の映像記録であり、事実関係を究明することは困難があると推察します。旧島民の皆様への調査結果の報告書も出されていますが、より真摯な対応を是非ともお願いしたいというふうに思います。
受信料を活用した公共放送が、事もあろうに反日プロパガンダの材料として使われているとしたら、受信料制度に対する国民の信頼を崩すことにもなりかねません。
私としては、NHKとしても、韓国側に対して不当な映像利用はやめるように是非とも求めていただきたいと考えますが、この点についての稲葉会長のお考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →会長自身も、NHKの報道について、公平公正で確かな情報を伝えていきたいというふうにお述べになっております。日本の社会も、NHKの報道で報道されたということについては格段の信用を置く傾向があります。それだけ信用が高いということですが、信用が高いゆえに、思惑によって逆に悪用される、スピンされてしまう傾向もなきにしもあらずだというふうに思います。
三年前にも質問しましたが、長崎県軍艦島を取り上げた「緑なき島」の短編映画の画像の一部が韓国側の歴史認識の材料に切り取られ、釜山にある日帝強制動員博物館で、NHKの意図とは全く異なる形で使用されている現実があります。
私は、二月六日に同僚議員八名と長崎県の軍艦島を訪問し、当時の島民の皆様と話をしてまいりました。日本人の炭鉱夫と朝鮮半島から働きに来ていた炭鉱夫が平等な待遇の下で和気あいあいと暮らしていた実体験と比較し、朝鮮半島からの労働者が虐待され、虐殺された地獄島として位置づけられることに対して、島民の皆様はやるせない思いが募り、何とか是正してほしい、そして、韓国側のそうしたプロパガンダの材料として公共放送のNHKの画像が使われていることを正してほしいという切実な要求を承りました。
NHKとしても、「緑なき島」が六十年以上前の映像記録であり、事実関係を究明することは困難があると推察します。旧島民の皆様への調査結果の報告書も出されていますが、より真摯な対応を是非ともお願いしたいというふうに思います。
受信料を活用した公共放送が、事もあろうに反日プロパガンダの材料として使われているとしたら、受信料制度に対する国民の信頼を崩すことにもなりかねません。
私としては、NHKとしても、韓国側に対して不当な映像利用はやめるように是非とも求めていただきたいと考えますが、この点についての稲葉会長のお考えを伺いたいと思います。
稲
稲葉延雄#21
○稲葉参考人 「緑なき島」の映像の一部が、番組の趣旨とは関係なく韓国の施設で展示されていることについて、元島民の方々が名誉を傷つけられたとお感じになっていることは大変遺憾だと思っております。
御質問の施設に対してNHKが映像を提供した事実はございませんし、展示されている映像には、韓国KBSで放送された番組の映像が使われていると受け取られる表示があったことは承知してございます。映像を提供した韓国KBSに対しては、これまでも、目的外使用や外部提供をしないよう申し入れてきてございます。
NHKの番組は様々な形で大きな影響を及ぼしますので、本当に心して制作していかなければいけないというふうに思ってございます。会長として、今後しっかりと現場を指揮してまいりたいと思っております。
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NHKの番組は様々な形で大きな影響を及ぼしますので、本当に心して制作していかなければいけないというふうに思ってございます。会長として、今後しっかりと現場を指揮してまいりたいと思っております。
務
務台俊介#22
○務台委員 この問題は、NHKの問題でもあると同時に、日本の政府、外務省の問題でもあるというふうに思っております。過日は、予算委員会の分科会で外務省にもこの点についてお伺いした経緯があります。是非、NHKが外務省とも連携して、対応していきたい、そして、場合によってはNHKが、これまでの経緯も踏まえて、改めて、軍艦島が世界遺産に登録されたという観点からドキュメンタリー番組を新たに作るというようなこともあってもいいというふうに私は思っております。
以上申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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浮
輿
輿水恵一#24
○輿水委員 おはようございます。公明党の輿水恵一でございます。
本日は質問の機会をいただきましたことに、心より感謝を申し上げます。
それでは、早速でございますが、日本放送協会、NHKの令和五年度収支予算並びに事業計画及び資金計画につきまして質問をさせていただきます。
先ほど稲葉会長より、「スリムで強靱な新しいNHKを目指した構造改革を更に強化します。」と力強い御決意を伺いました。このNHKの収入は、受信料の値下げや奨学金受給学生への免除に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で減収が続いています。このような状況の中で、構造改革を断行して約五百五十億円の支出削減を行いながら受信料の値下げに踏み込むNHKの姿勢を高く評価をさせていただきます。
ここで、令和五年度の受信料の支払い率は八〇%前後になると見込んでいると伺っておりますが、この受信料につきましては、適正かつ公平な徴収に向けて、より効果的かつ効率的な取組への対策も必要であると考えます。
そのためには、未契約者及び未支払い者について、その原因や理由について丁寧な調査と分析が大切であると思います。
そこで、NHKでは、未契約者及び未支払い者についてどのような分析の下、どのような対策が打たれたのか、また、今後はどのような取組を進めようとしているのか、お聞かせください。
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それでは、早速でございますが、日本放送協会、NHKの令和五年度収支予算並びに事業計画及び資金計画につきまして質問をさせていただきます。
先ほど稲葉会長より、「スリムで強靱な新しいNHKを目指した構造改革を更に強化します。」と力強い御決意を伺いました。このNHKの収入は、受信料の値下げや奨学金受給学生への免除に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で減収が続いています。このような状況の中で、構造改革を断行して約五百五十億円の支出削減を行いながら受信料の値下げに踏み込むNHKの姿勢を高く評価をさせていただきます。
ここで、令和五年度の受信料の支払い率は八〇%前後になると見込んでいると伺っておりますが、この受信料につきましては、適正かつ公平な徴収に向けて、より効果的かつ効率的な取組への対策も必要であると考えます。
そのためには、未契約者及び未支払い者について、その原因や理由について丁寧な調査と分析が大切であると思います。
そこで、NHKでは、未契約者及び未支払い者についてどのような分析の下、どのような対策が打たれたのか、また、今後はどのような取組を進めようとしているのか、お聞かせください。
稲
稲葉延雄#25
○稲葉参考人 現在、NHKでは、戸別の御家庭への訪問中心の営業活動から、訪問だけに頼らない営業活動への転換を進めているところでございます。
未契約世帯の多い大都市圏では、NHKのコンテンツへの接触とか受信料制度の理解が十分には進んでいないということや、世帯の移動が頻繁であるということが課題になっているというふうに認識しております。
このため、新生活を始められる方々や若年層向けには、デジタル広告などを通じてNHKの公共的価値や受信料制度の御案内を行うとともに、特別あて所配達郵便を送るなどして契約手続をお願いしているということでございます。
また、受信料のお支払いが滞っている方に向けては、支払い用紙を繰り返しお送りするとともに、受信料に関するウェブページに御案内する、お客様それぞれの状況に合ったアプローチに取り組んでございます。
今後とも、NHKの公共的価値を理解していただくというのが大事なことでございますので、この辺を納得していただき、受信料をお支払いいただけるよう取り組んでいきたいというふうに思っております。
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このため、新生活を始められる方々や若年層向けには、デジタル広告などを通じてNHKの公共的価値や受信料制度の御案内を行うとともに、特別あて所配達郵便を送るなどして契約手続をお願いしているということでございます。
また、受信料のお支払いが滞っている方に向けては、支払い用紙を繰り返しお送りするとともに、受信料に関するウェブページに御案内する、お客様それぞれの状況に合ったアプローチに取り組んでございます。
今後とも、NHKの公共的価値を理解していただくというのが大事なことでございますので、この辺を納得していただき、受信料をお支払いいただけるよう取り組んでいきたいというふうに思っております。
輿
輿水恵一#26
○輿水委員 どうもありがとうございました。
お一人お一人の事情とか状況を丁寧に確認していただきながら、適切な対応をお願いできればと思います。
続きまして、令和五年度の放送センターの建て替えや放送設備の整備などの建設予算、これが約九百六億円と伺っております。ここで、NHKでは、受信料の価値を最大化するためのマネジメント施策の一つとして、効率的な業務体制の確立と保有設備の削減を掲げる中で、中期経営計画で示された新放送センターの建設計画の抜本的な見直しを進めようとしています。具体的には、設備のシンプル化、集約化、クラウド化などで徹底的な建設経費の圧縮に取り組むとしておりますが、この新センター建て替え計画の抜本的な見直しの一環として、放送センター建て替えに伴いドラマなどの大型スタジオがなくなる間の代替機能を確保することを目的として二〇二〇年六月に計画決定した川口の施設についても、計画を変更すると聞いています。
そこで、具体的に、どのような考えの下でどのような変更がなされるのか、お聞かせ願えますでしょうか。
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続きまして、令和五年度の放送センターの建て替えや放送設備の整備などの建設予算、これが約九百六億円と伺っております。ここで、NHKでは、受信料の価値を最大化するためのマネジメント施策の一つとして、効率的な業務体制の確立と保有設備の削減を掲げる中で、中期経営計画で示された新放送センターの建設計画の抜本的な見直しを進めようとしています。具体的には、設備のシンプル化、集約化、クラウド化などで徹底的な建設経費の圧縮に取り組むとしておりますが、この新センター建て替え計画の抜本的な見直しの一環として、放送センター建て替えに伴いドラマなどの大型スタジオがなくなる間の代替機能を確保することを目的として二〇二〇年六月に計画決定した川口の施設についても、計画を変更すると聞いています。
そこで、具体的に、どのような考えの下でどのような変更がなされるのか、お聞かせ願えますでしょうか。
板
板野裕爾#27
○板野参考人 お答えいたします。
二〇二〇年、令和二年に経営決定いたしました川口施設、これは仮称でございますけれども、この基本計画案では、埼玉県川口市に四つのスタジオなどを備えた施設を整備しまして、放送センター建て替えでドラマ制作などの大型スタジオがなくなる間の代替施設、代替機能を確保することを主な目的としてまいりました。
今回、放送センター建て替え計画を抜本的に見直すに当たりまして、川口施設に本部で行うドラマ制作を集約をいたしまして効率のよい姿に改めるべきと考えまして、二〇二二年に、当初の基本計画の見直しを経営決定いたしました次第でございます。
具体的には、従来の計画から設備を拡充し、新たにスタジオを二つ追加整備することといたしました。これによりまして、新しい放送センターにはドラマ用のスタジオは整備をせず、渋谷と川口で機能分担を明確にしてまいりたいというふうに思っております。
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今回、放送センター建て替え計画を抜本的に見直すに当たりまして、川口施設に本部で行うドラマ制作を集約をいたしまして効率のよい姿に改めるべきと考えまして、二〇二二年に、当初の基本計画の見直しを経営決定いたしました次第でございます。
具体的には、従来の計画から設備を拡充し、新たにスタジオを二つ追加整備することといたしました。これによりまして、新しい放送センターにはドラマ用のスタジオは整備をせず、渋谷と川口で機能分担を明確にしてまいりたいというふうに思っております。
輿
輿水恵一#28
○輿水委員 どうもありがとうございます。
仮設ではなくて、しっかりと恒久的なそういったスタジオが川口の方でということでお聞きをいたしました。
この川口の施設の建設予定地であるSKIPシティは、二〇〇三年に埼玉県川口市にオープンしたさいたま新産業拠点で、SKIPというのは、サイタマ・カワグチ・インテリジェント・パークの略でございまして、ここは、映像制作の環境を整え、さらに、映像関連産業の集積地として計画をされているところでございます。
このSKIPシティには、映像の歴史や仕組み、映画の作り方等を学べる体験型イベントや、映像について新しい発見ができる企画展やワークショップを開催をしている映像ミュージアムや、埼玉県が収集し保存している画像や写真、また、NHKの懐かしい番組など、それらを無料で楽しめる埼玉県の彩の国ビジュアルプラザとNHKアーカイブスがあります。
そこで、今回のNHKの川口の施設へのドラマ撮影拠点の移転整備を契機に、NHKが開発を進めている最先端の4Kや8K画像の制作や配信の技術や、AR、VRを始め、視聴環境に応じた多様なコンテンツの表現を可能とする映像、音声世界を実体験できる空間など、SKIPシティの映像ミュージアムやNHKアーカイブスなどと連携し、NHKの最先端の映像技術を体験できる環境などを整備することも大変有意義ではないかと考えますが、お考えをお聞かせ願えますでしょうか。
この発言だけを見る →仮設ではなくて、しっかりと恒久的なそういったスタジオが川口の方でということでお聞きをいたしました。
この川口の施設の建設予定地であるSKIPシティは、二〇〇三年に埼玉県川口市にオープンしたさいたま新産業拠点で、SKIPというのは、サイタマ・カワグチ・インテリジェント・パークの略でございまして、ここは、映像制作の環境を整え、さらに、映像関連産業の集積地として計画をされているところでございます。
このSKIPシティには、映像の歴史や仕組み、映画の作り方等を学べる体験型イベントや、映像について新しい発見ができる企画展やワークショップを開催をしている映像ミュージアムや、埼玉県が収集し保存している画像や写真、また、NHKの懐かしい番組など、それらを無料で楽しめる埼玉県の彩の国ビジュアルプラザとNHKアーカイブスがあります。
そこで、今回のNHKの川口の施設へのドラマ撮影拠点の移転整備を契機に、NHKが開発を進めている最先端の4Kや8K画像の制作や配信の技術や、AR、VRを始め、視聴環境に応じた多様なコンテンツの表現を可能とする映像、音声世界を実体験できる空間など、SKIPシティの映像ミュージアムやNHKアーカイブスなどと連携し、NHKの最先端の映像技術を体験できる環境などを整備することも大変有意義ではないかと考えますが、お考えをお聞かせ願えますでしょうか。
板
板野裕爾#29
○板野参考人 お答えいたします。
川口施設は、ドラマスタジオなどを集めた制作拠点とする予定でございます。スタジオ内に設置した高精細なLEDパネルのCG映像を背景にして出演者が演技をする、バーチャルとリアルを融合した新たな映像表現など、様々な新しい手法を取り入れていきたいと考えている次第でございます。
こうしたスタジオ整備と併せまして、NHKのコンテンツに親しんでいただいたり、理解を深めていただいたりするための施策につきましても、SKIPシティにあるNHKアーカイブスなどの施設と連携して、取組を含めて検討していきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →川口施設は、ドラマスタジオなどを集めた制作拠点とする予定でございます。スタジオ内に設置した高精細なLEDパネルのCG映像を背景にして出演者が演技をする、バーチャルとリアルを融合した新たな映像表現など、様々な新しい手法を取り入れていきたいと考えている次第でございます。
こうしたスタジオ整備と併せまして、NHKのコンテンツに親しんでいただいたり、理解を深めていただいたりするための施策につきましても、SKIPシティにあるNHKアーカイブスなどの施設と連携して、取組を含めて検討していきたいというふうに考えております。