文教委員会
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会
会議録情報#0
昭和五十六年三月三十一日(火曜日)
午前十時六分開会
—————————————
委員の異動
三月二十四日
辞任 補欠選任
松浦 功君 鍋島 直紹君
三月二十七日
辞任 補欠選任
鍋島 直紹君 松浦 功君
下田 京子君 佐藤 昭夫君
三月三十日
辞任 補欠選任
佐藤 昭夫君 下田 京子君
—————————————
出席者は左のとおり。
委員長 降矢 敬義君
理 事
大島 友治君
世耕 政隆君
勝又 武一君
下田 京子君
委 員
井上 裕君
山東 昭子君
田沢 智治君
内藤誉三郎君
仲川 幸男君
松浦 功君
小野 明君
本岡 昭次君
柏原 ヤス君
高木健太郎君
小西 博行君
発 議 者 小野 明君
発 議 者 本岡 昭次君
発 議 者 勝又 武一君
国務大臣
文 部 大 臣 田中 龍夫君
政府委員
文部政務次官 石橋 一弥君
文部大臣官房長 鈴木 勲君
文部大臣官房会
計課長 植木 浩君
文部省初等中等
教育局長 三角 哲生君
文部省大学局長 宮地 貫一君
文部省学術国際
局長 松浦泰次郎君
文部省体育局長 柳川 覺治君
文部省管理局長 吉田 壽雄君
事務局側
常任委員会専門
員 瀧 嘉衛君
国立国会図書館側
総 務 部 長 高橋徳太郎君
説明員
公正取引委員会
事務局経済部企
業課長 関根 芳郎君
科学技術庁原子
力局調査国際協
力課長 佐々木白眉君
厚生省年金局企
画課長 長尾 立子君
—————————————
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○教育、文化及び学術に関する調査
(文教行政の基本施策に関する件)
(昭和五十六年度文部省関係予算に関する件)
○義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施
設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休
業に関する法律の一部を改正する法律案(小野
明君外一名発議)
○義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施
設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休
業に関する法律の一部を改正する法律案(粕谷
照美君外一名発議)
○女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保
に関する法律の一部を改正する法律案(勝又武
一君外一名発議)
○学校教育法及び教育職員免許法の一部を改正す
る法律案(勝又武一君外一名発議)
○国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出、衆議院送付)
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この発言だけを見る →午前十時六分開会
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委員の異動
三月二十四日
辞任 補欠選任
松浦 功君 鍋島 直紹君
三月二十七日
辞任 補欠選任
鍋島 直紹君 松浦 功君
下田 京子君 佐藤 昭夫君
三月三十日
辞任 補欠選任
佐藤 昭夫君 下田 京子君
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出席者は左のとおり。
委員長 降矢 敬義君
理 事
大島 友治君
世耕 政隆君
勝又 武一君
下田 京子君
委 員
井上 裕君
山東 昭子君
田沢 智治君
内藤誉三郎君
仲川 幸男君
松浦 功君
小野 明君
本岡 昭次君
柏原 ヤス君
高木健太郎君
小西 博行君
発 議 者 小野 明君
発 議 者 本岡 昭次君
発 議 者 勝又 武一君
国務大臣
文 部 大 臣 田中 龍夫君
政府委員
文部政務次官 石橋 一弥君
文部大臣官房長 鈴木 勲君
文部大臣官房会
計課長 植木 浩君
文部省初等中等
教育局長 三角 哲生君
文部省大学局長 宮地 貫一君
文部省学術国際
局長 松浦泰次郎君
文部省体育局長 柳川 覺治君
文部省管理局長 吉田 壽雄君
事務局側
常任委員会専門
員 瀧 嘉衛君
国立国会図書館側
総 務 部 長 高橋徳太郎君
説明員
公正取引委員会
事務局経済部企
業課長 関根 芳郎君
科学技術庁原子
力局調査国際協
力課長 佐々木白眉君
厚生省年金局企
画課長 長尾 立子君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○教育、文化及び学術に関する調査
(文教行政の基本施策に関する件)
(昭和五十六年度文部省関係予算に関する件)
○義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施
設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休
業に関する法律の一部を改正する法律案(小野
明君外一名発議)
○義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施
設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休
業に関する法律の一部を改正する法律案(粕谷
照美君外一名発議)
○女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保
に関する法律の一部を改正する法律案(勝又武
一君外一名発議)
○学校教育法及び教育職員免許法の一部を改正す
る法律案(勝又武一君外一名発議)
○国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出、衆議院送付)
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降
降矢敬義#1
○委員長(降矢敬義君) ただいまから文教委員会を開会いたします。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
降
降
降矢敬義#3
○委員長(降矢敬義君) 次に、前回に引き続き教育、文化及び学術に関する調査中、文教行政の基本施策に関する件及び昭和五十六年度文部省関係予算に関する件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →質疑のある方は順次御発言願います。
本
本岡昭次#4
○本岡昭次君 大臣、この間の甲子園での高校選抜野球の開会式、御苦労さんでございました。私の地元でございまして、行けなかったんですが、テレビで大臣のあいさつや始球式の様子を拝見さしていただきました。国会を離れての久しぶりのああした場で、ひとつ御感想いかがでございますか。
この発言だけを見る →田
田中龍夫#5
○国務大臣(田中龍夫君) 選抜野球戦は、夏の高校野球と並ぶ二大行事でございますが、非常に地元の御協力もありまして盛大に行われましたことは本当にうれしい次第でございます。
なお、一応のごあいさつをいたしましてから始球をいたしましたが、どうも私はバッターの後ろの方に行くくせがございまして、今回もちょっと球が背中の方に参りまして、まことに申しわけなかった次第でございます。
しかしながら、本当に熱気あふれるりっぱな大会でございまして、地元の各位におかれましても、さぞかし御尽力、御苦労が多かったろうと思いまして、厚く御礼を申し上げます。
この発言だけを見る →なお、一応のごあいさつをいたしましてから始球をいたしましたが、どうも私はバッターの後ろの方に行くくせがございまして、今回もちょっと球が背中の方に参りまして、まことに申しわけなかった次第でございます。
しかしながら、本当に熱気あふれるりっぱな大会でございまして、地元の各位におかれましても、さぞかし御尽力、御苦労が多かったろうと思いまして、厚く御礼を申し上げます。
本
本岡昭次#6
○本岡昭次君 私たちはああした高校野球の華やかな場面のみに目を奪われることなく、やはり底辺にいる子供たちをどのようにして押し上げていくか、あるいはまた水面下にあって悩んでいる子供たちをどのようにして引き上げていくか、こうしたことに政治の力を集中していかなければならないということで、ますますこれからそうした子供たちのために大臣の御尽力をお願いしたいと思うんですが、ああしたすばらしい球児、高校野球が晴れ舞台でできる生徒が育ってくるには、小学校、中学校、そして高等学校の一つの教育の成果があると思うんですが、私は決してその成果というものが教員なりあるいはまたすばらしい野球のコーチによって導かれるものでないと思っております。学校の中には、養護教員、実習助手、あるいはまた事務職員、栄養職員、調理師、用務員、あるいはまた寮母、舎監、さまざまな人たちが学校に働いて、そしてああした高校野球の晴れ舞台を踏む児童生徒を教育をしているということを忘れてはならないといつも思うんですが、きょうはそうした人たちの中で、特に子供たちの非行や暴力あるいはノイローゼ、自殺、登校拒否あるいはまた背骨の曲がっている子供ができているというふうな状況下にあって、学校の中で直接子供たちにかかわってきている養護教諭の問題について実態を訴え、一日も早いひとつ文部省の改善を求めたいと思うわけですが、一人の養護教諭が私に手紙を書いてよこしておりますので、それを若干披露を申し上げて所見をひとついただきたいと思います。
これは神戸市立本山第一小学校の養護教諭なんですが、「児童数千四百十六名で神戸市内では比較的閑静な住宅環境にあり、子ども達も落ち着いている。」と言っております。「休み時間が終ると、ドッとケガ人が押しよせてきて「先生ケガした。」「痛いよー。」「先生すりむいて血が止まらへん。」と、口々に自分が先にしてもらおうと訴える。「来た人の順番に並んで! でも小さい子は痛がってるから先にしてやろうネ。」と始業のチャイムが気になりながらさばくという感じである。
勉強時間でも「頭が痛い。」「しんどい。」「お腹が痛い。」「だるい。」と訴える子どもが次々に」保健室に来室します。「保健室を訪れる子どもはケガや身体的な病気だけでなく、高学年になると悩みの相談(友だちのこと・体のこと)をもって来る。子どもの訴えを聞いていると、友だちとの関係がうまくいかなかったり、自分を表現する力がないために、自分の願いや反対を無視された方向に物事が決められていくことへのイライラ。自分で気づいていない幼児期の成長の中で、親や」「兄弟関係のひずみを背負っているため、心因性の病気が症状となって出ている子どもも少なくない。そうした子ども達は喘息、皮膚疾患、どもり、学校緘黙(家では話せるが、学校に来ると話すことができない)などが表面化している。ひどくなれば登校拒否や家庭内暴力まで発展した事例もあった。私達、養護教諭は、学校保健法で定められた健康診断や予防接種、各種の検診、検査、測定を学校行事との兼ね合い、校医さんの都合を考慮しながら日程を組み、学年との調整についても保健部の先生方と相談をしたりすることだけに、かなりの日数と時間を要してしまう。健康診断等でみつけた視力の悪い子、むし歯の多い子、肥満傾向の子、聴力障害の子、言語障害の子の健康管理については、担任の先生との連携の中ですすめているとはいえ、教科を教えることの多い担任の先生では充分な事後措置が行えない。一人の子供の健康を追求していくうちに出てくる家庭の問題(欠損家庭・共稼ぎ・経済状況etc)まで目を向けなければどうにもならない所が出て来る。担任と相談し家庭訪問をしたり、保護者に保健室まで来てもらって、その子どもの生育歴を尋ねていく内に、原因をみつけるにはとても時間がかかる。子どもを通して親の悩みや姑さんとの関係での問題なども出てくると、一人の相談に二時間や三時間の時間を使って」も解決しない。「裸の対話をできるようになるには、何回かの面接を重ねていかなければならない。」、以下、ずっとこう書いています。
このように学校の中でがんばっている養護教諭の実態、大臣の手元にも、一日どのような仕事をしているかという執務記録をお渡ししてあると思うんですが、とにかく大変な過重労働を養護教諭は必死になってやっているという現状です。子供の心と体を直接学校で預かっている養護教諭が一人もいない学校が現にあるし、大規模校——二千人近い学校でも一人しかいないというふうな学校が現にあるわけなんですが、第五次教職員定数改善の問題も論議されておりますけれども、十二年間という長期の年月では待てないこの子供の実態を考えるときに、ひとつ文部大臣の積極的な御見解を賜りたいと、このように思うんです。
この発言だけを見る →これは神戸市立本山第一小学校の養護教諭なんですが、「児童数千四百十六名で神戸市内では比較的閑静な住宅環境にあり、子ども達も落ち着いている。」と言っております。「休み時間が終ると、ドッとケガ人が押しよせてきて「先生ケガした。」「痛いよー。」「先生すりむいて血が止まらへん。」と、口々に自分が先にしてもらおうと訴える。「来た人の順番に並んで! でも小さい子は痛がってるから先にしてやろうネ。」と始業のチャイムが気になりながらさばくという感じである。
勉強時間でも「頭が痛い。」「しんどい。」「お腹が痛い。」「だるい。」と訴える子どもが次々に」保健室に来室します。「保健室を訪れる子どもはケガや身体的な病気だけでなく、高学年になると悩みの相談(友だちのこと・体のこと)をもって来る。子どもの訴えを聞いていると、友だちとの関係がうまくいかなかったり、自分を表現する力がないために、自分の願いや反対を無視された方向に物事が決められていくことへのイライラ。自分で気づいていない幼児期の成長の中で、親や」「兄弟関係のひずみを背負っているため、心因性の病気が症状となって出ている子どもも少なくない。そうした子ども達は喘息、皮膚疾患、どもり、学校緘黙(家では話せるが、学校に来ると話すことができない)などが表面化している。ひどくなれば登校拒否や家庭内暴力まで発展した事例もあった。私達、養護教諭は、学校保健法で定められた健康診断や予防接種、各種の検診、検査、測定を学校行事との兼ね合い、校医さんの都合を考慮しながら日程を組み、学年との調整についても保健部の先生方と相談をしたりすることだけに、かなりの日数と時間を要してしまう。健康診断等でみつけた視力の悪い子、むし歯の多い子、肥満傾向の子、聴力障害の子、言語障害の子の健康管理については、担任の先生との連携の中ですすめているとはいえ、教科を教えることの多い担任の先生では充分な事後措置が行えない。一人の子供の健康を追求していくうちに出てくる家庭の問題(欠損家庭・共稼ぎ・経済状況etc)まで目を向けなければどうにもならない所が出て来る。担任と相談し家庭訪問をしたり、保護者に保健室まで来てもらって、その子どもの生育歴を尋ねていく内に、原因をみつけるにはとても時間がかかる。子どもを通して親の悩みや姑さんとの関係での問題なども出てくると、一人の相談に二時間や三時間の時間を使って」も解決しない。「裸の対話をできるようになるには、何回かの面接を重ねていかなければならない。」、以下、ずっとこう書いています。
このように学校の中でがんばっている養護教諭の実態、大臣の手元にも、一日どのような仕事をしているかという執務記録をお渡ししてあると思うんですが、とにかく大変な過重労働を養護教諭は必死になってやっているという現状です。子供の心と体を直接学校で預かっている養護教諭が一人もいない学校が現にあるし、大規模校——二千人近い学校でも一人しかいないというふうな学校が現にあるわけなんですが、第五次教職員定数改善の問題も論議されておりますけれども、十二年間という長期の年月では待てないこの子供の実態を考えるときに、ひとつ文部大臣の積極的な御見解を賜りたいと、このように思うんです。
田
田中龍夫#7
○国務大臣(田中龍夫君) 先生からちょうだいいたしましたタイムスタディーの表を私拝見しまして、ずいぶんハードなスケジュールだなと存じた次第でございます。ただいま御指摘のように、養護教諭の方々の御苦労というのは大変なものであろうと存じますが、特に大きな学校、大規模な学校におきまする養護教諭の方々は多数の児童生徒の健康管理、指導に携わっておられるのでありますが、本当に子供さんたちのめんどうを見ることは大変なことだと、かようにも存じております。
しかし、学校におきます児童、生徒の健康管理、指導というものは、養護教諭の方々はもちろんでございますが、同時にまたすべての教職員の先生方がやはり分担をして、御一緒にお手助けをしてあげなければ、とてもむずかしいことであろうと、養護教諭の方々の労働過重というようにならないように指導してまいらなくちゃならぬ、かように考えてもおります。また、養護教諭の定数の標準は、これまで全小中学校七五%とされておりましたが、昭和五十五年の計画を初年度といたします第五次の教職員定数改善計画もございます次第でありまして、なお具体的なこれらの問題につきましては政府委員からお答えをいたします。
この発言だけを見る →しかし、学校におきます児童、生徒の健康管理、指導というものは、養護教諭の方々はもちろんでございますが、同時にまたすべての教職員の先生方がやはり分担をして、御一緒にお手助けをしてあげなければ、とてもむずかしいことであろうと、養護教諭の方々の労働過重というようにならないように指導してまいらなくちゃならぬ、かように考えてもおります。また、養護教諭の定数の標準は、これまで全小中学校七五%とされておりましたが、昭和五十五年の計画を初年度といたします第五次の教職員定数改善計画もございます次第でありまして、なお具体的なこれらの問題につきましては政府委員からお答えをいたします。
三
三角哲生#8
○政府委員(三角哲生君) ただいま大臣申されました、また本岡委員もお話しになりました今回の定数改善計画におきましては、四学級以上の学校にとにかく一人完全に配置しようと、それから三学級の学校の七五%に配置をしていこうと、こういうぐあいに措置いたしまして、したがいましてこの計画の完成いたしました場合には約九八%の学校に養護教諭の先生が配置される、こういうことにいたしておりまして、そのための所要人員を約五千百人余りと見込んでおるわけでございます。そういうことで、とにかく養護教諭の先生がいないところができるだけないようにしていこうと。——これは極端に小規模の学校にすべて必ず一人配置するというところまではまいりませんけれども、ほぼそれに近い形まで持っていきたいというのが私どもの現在の目標でございます。おっしゃいますように、確かに大規模の学校におきまして、一人ですべての子供たちに対応していくということは、これは非常に現実問題としてむずかしい、困難なことでございます。養護教諭の先生方は、先ほどのお話にございましたように、非常に熱心に、一生懸命に尽くしていただいている方が非常に多いわけでございます。大規模校の場合にはしかるべき校務分掌体制をつくっていただきまして、養護教諭の先生が本当に必要で、かなめかなめのところを児童生徒の健康の管理、指導のために押さえていただいて、いろいろの具体のことは、やはり大規模校の場合には先生も多いわけでございますので、先ほど大臣から申されましたように、適宜そこのところは分担してやっていっていただかないとうまくいかないんではないかと、こういうふうに思っておるわけでございます。
こういった養護教諭の先生方の処遇につきましても、でございますから、人材確保法で教諭と同様に扱って改善を図ってきた次第でございまして、私どもとしては、現場におきますいろいろな意味の協力関係で養護教諭の先生だけが労働過重になるというようなことがないように、この点は指導、助言をしてまいりたいと、こういうふうに思っておるわけでございます。
この発言だけを見る →こういった養護教諭の先生方の処遇につきましても、でございますから、人材確保法で教諭と同様に扱って改善を図ってきた次第でございまして、私どもとしては、現場におきますいろいろな意味の協力関係で養護教諭の先生だけが労働過重になるというようなことがないように、この点は指導、助言をしてまいりたいと、こういうふうに思っておるわけでございます。
本
本岡昭次#9
○本岡昭次君 学校の教師集団の協力体制、それは保健教育という立場でそれはやるにしても、やはり実際子供の心とか体の問題にかかわっていく専門的な仕事は養護教諭が受け持たなければならないわけで、その点でやはり私はいまの十二年計画の中にある四学級以上は全校必置十二年間と、それから三学級以下は七五%、あるいはまた二つの学校をかけ持ちさせることもあるというふうなことじゃなくて、これはやっぱり一学級から十四学級ぐらいまでは一人で何とかこれは持てる。しかし、千人を超し始めると、もう一人ではこれは持てないということですから、これは二人配置して、本当に小学校、中学校段階の子供たちの心や体の問題を専門的に見守っていき、将来の生涯にわたって自分の体のこと、心の問題にかかわって自立的にやっていける心身ともに健全な児童生徒を育成するという立場から積極的な対応が望まれると、このように考えているんです。
それで、何をさておいてもけしからぬのは、学校教育法の百三条に「当分の間」というのがいまだに存在しておって、三十年間にわたって「当分の間、養護教諭は、これを置かないことができる。」という、この法律の存在そのものが養護教諭全校必置という問題をやはり妨げているんではないかと、このように思うんですね。今日の時代にあって、先ほどの実態から見て、まずこの百三条を削除して、全校必置、そして大規模校には複数配置という点に向けて、積極的なひとつ検討を文部省に開始していただきたいという要望をするんですが、一言見解をひとつ文部大臣にお願いして次の問題に進みたい、このように思います。
この発言だけを見る →それで、何をさておいてもけしからぬのは、学校教育法の百三条に「当分の間」というのがいまだに存在しておって、三十年間にわたって「当分の間、養護教諭は、これを置かないことができる。」という、この法律の存在そのものが養護教諭全校必置という問題をやはり妨げているんではないかと、このように思うんですね。今日の時代にあって、先ほどの実態から見て、まずこの百三条を削除して、全校必置、そして大規模校には複数配置という点に向けて、積極的なひとつ検討を文部省に開始していただきたいという要望をするんですが、一言見解をひとつ文部大臣にお願いして次の問題に進みたい、このように思います。
三
本
三
三角哲生#12
○政府委員(三角哲生君) 学校教育法第百三条の問題の御指摘がございましたのでお答え申し上げますが、この問題につきましては、以前に他の委員会でも同趣旨の御質問があったことがございます。これはやはり、法律があるから事実ができ上がらないという観点からの御指摘のようにも承りましたが、そしてこの「当分の間」ということですが、「当分の間」という意味は、これは私から申し上げるのもなにかと思いますが、法律上は不確定期限を表現しております字でございまして、「当分の間」という字があるから、それはごく短期の間の話だということではないわけでございます。やはり私どもとしましては、先ほど御説明申し上げましたような、全校にできるだけ配置をしていくということを事実の政策として国会の御承認も得て、この第五次定数改善計画を進めておりまして、先ほど申し上げましたように、これが済みますとほとんど、ごく小規模校を除いては全校配置になるわけでございますが、それにいたしましても、なお一学級の学校とか二学級の学校とかまでは無理だということはございますので、この規定はやはり残しておかないと事実に照らしておかしいことになりますので、この規定はやはり残しておく必要がある。ただ、この規定があるために私どものいろいろな政策が阻まれるとか、できないとか、こういうふうには私どもは受けとめておらないのでございます。
この発言だけを見る →田
田中龍夫#13
○国務大臣(田中龍夫君) 本岡さんのおっしゃる内容はよくわかるわけでありまして、養護教諭の方々が非常にお忙しい、同時にまた、そういう養護教諭というものが学校になくてはならない大事な存在でありまするし、他方におきましては定員その他のいろんな問題もございましょうけれども、われわれの気持ちといたしましては、本岡さんと同じように、何とかこの問題を解消すると同時に、養護教諭の方々ばかりに負担がかかるということがないように、みんなが助け合っていくようにしていただきたい、かように思っております。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#14
○本岡昭次君 不十分なお答えしかいただかなかったのですが、また改めての機会にさらに論議をさせていただきたい、このように思います。
次に、軍縮教育の問題についてお尋ねしますが、一九八〇年六月、昨年の六月、パリでユネスコ主催の軍縮教育世界会議が開かれておりますが、日本政府はこれに参加したのか、あるいはまた参加した場合はどういう態度でこれに臨んだのか、ひとつ簡単に御報告いただきたいと思います。
この発言だけを見る →次に、軍縮教育の問題についてお尋ねしますが、一九八〇年六月、昨年の六月、パリでユネスコ主催の軍縮教育世界会議が開かれておりますが、日本政府はこれに参加したのか、あるいはまた参加した場合はどういう態度でこれに臨んだのか、ひとつ簡単に御報告いただきたいと思います。
松
松浦泰次郎#15
○政府委員(松浦泰次郎君) お尋ねのユネスコの軍縮教育世界会議は昨年六月九日から十三日まで、パリのユネスコ本部において開催されました。ただ、これは個人資格による参加者を中心とする会議でございまして、政府間の会議ではございせん。したがいまして、わが国からもこれに基づきます個人資格の参加者が十名出席いたしまして、そこで軍縮に関する意見、経験等の討議が行われたわけでございます。政府としましては、ユネスコ日本政府代表部におります板橋書記官がオブザーバーとして参加いたした、そういうような経過でございます。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#16
○本岡昭次君 そうすると、オブザーバーというのは、これは全くのいわば傍聴というふうな意味ですか。それとも何かオブザーバーであっても、政府の代表の立場で日本の何か基本的な態度をもって臨んだのか。そこのところ、どうですか。
この発言だけを見る →松
本
松
松浦泰次郎#19
○政府委員(松浦泰次郎君) これにつきましては、いま申し上げましたような性格の会議でございまして、その会議がまとめました報告書をユネスコの事務局長に対して提出したというものでございます。したがいまして、ユネスコ当局から直接このことについて各国政府に特別のことを要請してまいったということはないわけでございます。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#20
○本岡昭次君 そうすると、この最終文書というものを私たちはここに持っているんですが、そうすると、これはユネスコの事務局長にこれが送られて、ユネスコとしては各国にあるユネスコ委員会に対してこれをどういうふうに扱うかということの態度をまだ決めていない、こういうことですか。
この発言だけを見る →松
松浦泰次郎#21
○政府委員(松浦泰次郎君) おっしゃるような状況でございまして、報告書の内容も、いろいろ先生もお持ちのようで、いろいろあるのでございますが、軍縮教育のあり方というようなものについて述べておりますのと、それから事務局長に対しまして軍縮教育を第二次軍縮のための十年の重要な手段として、国連事務総長を通じて国連総会に提言をしてほしいということ、それから、そのことについてユネスコとしていろんな活動を展開してほしいというような内容のものでございますが、特にわが国に対しましてもユネスコからは言ってまいっておりません。ただ、いまのようなユネスコ事務局長に対する要請がありました関係で、昨年の秋のユネスコ総会におきまして一九八一年から八三年までのユネスコ本部としての事業計画の予算が審議されましたが、その中におきまして軍縮に関する地域セミナーを開催するということが盛り込まれたというように聞いております。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#22
○本岡昭次君 経過は大体わかりましたが、そこで日本のユネスコ国内委員会としてはこの軍縮教育世界会議の最終文書というものに対する態度はどのような態度を持っておられますか、扱い等は。
この発言だけを見る →松
松浦泰次郎#23
○政府委員(松浦泰次郎君) 先ほど御説明いたしましたように、ユネスコ本部からはわが国政府には直接のことは言ってまいっておりませんが、お手持ちのような資料を私どもも持っておりまして、その内容につきましては外務省とか、あるいは文部省なり、関係局課で承知いたしておるところでございます。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#24
○本岡昭次君 私の意見なんですが、これからユネスコでも軍縮教育の問題について、いまセミナーを開くとかいうお話がありましたが、この報告文書を読む限りでは、結局各国が積極的にこの軍縮教育というものを取り上げていくべきだと、こういう内容になっているわけで、世界に類例のないと言われている平和憲法を持つ日本、そしてまた広島、長崎に原爆投下という経験をしている日本、そういう立場から、この軍縮教育の問題についてこういう最終報告ができたということを文部広報なり、あるいは文部時報、教育委員会月報等、文部省が所管しているさまざまな広報活動の場があるんですが、そういうところにこうした最終文書を載せて、この軍縮教育というものが国連規模で、あるいはまたユネスコ規模で行われているということについて、文部省が広報活動をユネスコとしてもやるべきだと、最低それはやるべき一だと思うんですが、いかがですか。
この発言だけを見る →松
本
本岡昭次#26
○本岡昭次君 いや、そういうことじゃなくって、ユネスコは文部省が責任を持ってやっているんでしょう。そしてユネスコ、そして国連、そうしたところが世界の平和にかかわって非常に重要な意味を持っていると。日本の外交も、要するに国連の活動に依拠して世界の平和のために尽力しているという立場からすれば、当然ユネスコでこのような軍縮教育の問題が論議されれば、このことを日本の国内に広報していく、文部省がそれを皆に伝えていくという当然の責務があるんではないかと思うんですが、いかがですか。
この発言だけを見る →松
松浦泰次郎#27
○政府委員(松浦泰次郎君) 状況によりましてはそのような対応も必要であろうかと思いますが、先ほど申し上げましたように、この会議は個人資格による参加者が集まりまして、事務局長に対しまして報告書を提出したというような段階になっておりまして、私ども、ユネスコ本部がそれに基づく決定とか方針を示して政府レベルに申してまいりましたら、当然先生のお話のような措置を積極的にとることになろうと思うんでございますが、先ほどの性格からしまして、本件につきましては特別の対応はいたしていないわけでございます。
この発言だけを見る →本
本岡昭次#28
○本岡昭次君 先ほど私が言いましたように、手続上の問題はともかくとして、軍縮教育というものが平和教育の中で大きな位置を占めるであろうということがここにるる述べられているわけで、先ほど言った広島、長崎という経験をした日本が、むしろユネスコの場で積極的に平和の問題について世界に訴えていくべきであろうということを私はあなたに尋ねているわけで、手続上ユネスコがどういう責任をとらなければならないかということは先ほどの応答でわかりましたが、いま一つ積極的に日本の立場からユネスコ活動の一つとして、広島、長崎の被爆の状況、そして核兵器というものの持つ恐ろしさ、核戦争というものを二度と起こしてはならぬというアピールをこの中で積極的に取り上げていくことが日本のユネスコ活動にとって重要ではないかと、このようにあなたに尋ねているんです。
この発言だけを見る →松
松浦泰次郎#29
○政府委員(松浦泰次郎君) 平和問題あるいは軍縮問題等につきましては、日本の戦後のああいう特別の状況から、私どもとしては日本は非常にそういう精神を基調としまして、世界各国の中でも積極的に平和の精神に基づく活動を展開してきておると思っております。でございますから、このことにつきまして特別のことはいたしておりませんけれども、日本としては、私どもユネスコヘの対応としましては、その平和尊重の精神で、他の国に比べてもひけをとらないような姿勢で対応してまいりたいというふうに思っている次第でございます。
この発言だけを見る →