外務委員会
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会
会議録情報#0
昭和六十一年十月二十九日(水曜日)
午前十時開議
出席委員
委員長 山口 敏夫君
理事 甘利 明君 理事 浦野 烋興君
理事 奥田 敬和君 理事 北川 石松君
理事 中山 利生君 理事 高沢 寅男君
理事 神崎 武法君 理事 永末 英一君
小川 元君 大石 正光君
椎名 素夫君 塩谷 一夫君
竹内 黎一君 武村 正義君
中山 正暉君 村上誠一郎君
森 美秀君 河上 民雄君
鳥居 一雄君 伏屋 修治君
岡崎万寿秀君 松本 善明君
出席国務大臣
外 務 大 臣 倉成 正君
出席政府委員
外務大臣官房長 北村 汎君
外務省アジア局
長事務代理 渋谷 治彦君
外務省北米局長 藤井 宏昭君
外務省欧亜局長 西山 健彦君
外務省中近東ア
フリカ局長 三宅 和助君
外務省経済局次
長 池田 廸彦君
外務省経済協力
局長 英 正道君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 中平 立君
委員外の出席者
防衛庁防衛局防
衛課長 宝珠山 昇君
防衛庁教育訓練
局訓練課長 藤島 正之君
外務大臣官房審
議官 松田 慶文君
外務大臣官房領
事移住部長 妹尾 正毅君
大蔵省理財局国
有財産審査課長 長谷川正榮君
国税庁直税部審
理室長 諏訪 茂君
文部大臣官房審
議官 青柳 徹君
文部省初等中等
教育局高等学校
課長 小西 亘君
農林水産省経済
局国際部国際協
力課長 高橋 勉君
通商産業省基礎
産業局バイオイ
ンダストリー室
長 岡林 哲夫君
自治省税務局企
画課長 杉原 正純君
外務委員会調査
室長 門田 省三君
─────────────
十月二十九日
理事永末英一君同月十七日委員辞任につき、そ
の補欠として永末英一君が理事に当選した。
─────────────
十月二十八日
非核三原則の厳守に関する陳情書(第二七号)
は本委員会に参考送付された。
─────────────
本日の会議に付した案件
理事の補欠選任
国際情勢に関する件
────◇─────
この発言だけを見る →午前十時開議
出席委員
委員長 山口 敏夫君
理事 甘利 明君 理事 浦野 烋興君
理事 奥田 敬和君 理事 北川 石松君
理事 中山 利生君 理事 高沢 寅男君
理事 神崎 武法君 理事 永末 英一君
小川 元君 大石 正光君
椎名 素夫君 塩谷 一夫君
竹内 黎一君 武村 正義君
中山 正暉君 村上誠一郎君
森 美秀君 河上 民雄君
鳥居 一雄君 伏屋 修治君
岡崎万寿秀君 松本 善明君
出席国務大臣
外 務 大 臣 倉成 正君
出席政府委員
外務大臣官房長 北村 汎君
外務省アジア局
長事務代理 渋谷 治彦君
外務省北米局長 藤井 宏昭君
外務省欧亜局長 西山 健彦君
外務省中近東ア
フリカ局長 三宅 和助君
外務省経済局次
長 池田 廸彦君
外務省経済協力
局長 英 正道君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 中平 立君
委員外の出席者
防衛庁防衛局防
衛課長 宝珠山 昇君
防衛庁教育訓練
局訓練課長 藤島 正之君
外務大臣官房審
議官 松田 慶文君
外務大臣官房領
事移住部長 妹尾 正毅君
大蔵省理財局国
有財産審査課長 長谷川正榮君
国税庁直税部審
理室長 諏訪 茂君
文部大臣官房審
議官 青柳 徹君
文部省初等中等
教育局高等学校
課長 小西 亘君
農林水産省経済
局国際部国際協
力課長 高橋 勉君
通商産業省基礎
産業局バイオイ
ンダストリー室
長 岡林 哲夫君
自治省税務局企
画課長 杉原 正純君
外務委員会調査
室長 門田 省三君
─────────────
十月二十九日
理事永末英一君同月十七日委員辞任につき、そ
の補欠として永末英一君が理事に当選した。
─────────────
十月二十八日
非核三原則の厳守に関する陳情書(第二七号)
は本委員会に参考送付された。
─────────────
本日の会議に付した案件
理事の補欠選任
国際情勢に関する件
────◇─────
山
山口敏夫#1
○山口委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山
山
大
大石正光#4
○大石(正)委員 私は、このたびの第三十八回衆議院選挙に初当選をいたしました大石正光であります。国政にあずかる議員として、その責務に全力を挙げる覚悟でありますが、自民党の外務委員として日本のアジア政策について質問をさしていただきます。
去る十月十九日、ソ連のカピッツァ外務次官が四日間にわたり日本を訪問されました。彼はインドからの帰国の途中日本に立ち寄ったと聞いております。ソ連がこのような行動をとったことは、ソ連が今後アジア諸国の中でアジアの国家としてそれぞれの外交の立場をさらに強力に進めるという意向であると所存するわけであります。我が国は世界平和のために、そして世界の貢献のために全力を挙げてまいることはもちろんでありますが、日本と中国とお互いに相携えてこれからの世界の平和のためにともに協力をしていく必要があると思います。総理は来る十一月八日から中国の招きにより訪中をされるわけでありますが、このことを十分踏まえて総理は外国に行かれると思います。私は、日中関係は諸先輩の時代から随分と協議をされてまいりましたが、これらの問題の中で二、三、日中関係に関して御質問をさしていただきたいと思います。
まず最初に、カピッツァ外務次官が帰国後、日本は書記長来日についてのいろいろな協議をされてまいりました。日本はもちろん北方四島を含めた返還を主張しておりますが、その中において、きょう新聞に出ておりました、ソ連の日本大使が一月にゴルバチョフ書記長が来日をするという中で、ソロビヨフ大使が十一月の十三日から十四日にモスクワで事務レベルで日ソの協議を開くことの中で書記長の来日がほぼ決まるだろうという新聞報道がありましたが、大臣にその所見に関して御質問をいたします。
この発言だけを見る →去る十月十九日、ソ連のカピッツァ外務次官が四日間にわたり日本を訪問されました。彼はインドからの帰国の途中日本に立ち寄ったと聞いております。ソ連がこのような行動をとったことは、ソ連が今後アジア諸国の中でアジアの国家としてそれぞれの外交の立場をさらに強力に進めるという意向であると所存するわけであります。我が国は世界平和のために、そして世界の貢献のために全力を挙げてまいることはもちろんでありますが、日本と中国とお互いに相携えてこれからの世界の平和のためにともに協力をしていく必要があると思います。総理は来る十一月八日から中国の招きにより訪中をされるわけでありますが、このことを十分踏まえて総理は外国に行かれると思います。私は、日中関係は諸先輩の時代から随分と協議をされてまいりましたが、これらの問題の中で二、三、日中関係に関して御質問をさしていただきたいと思います。
まず最初に、カピッツァ外務次官が帰国後、日本は書記長来日についてのいろいろな協議をされてまいりました。日本はもちろん北方四島を含めた返還を主張しておりますが、その中において、きょう新聞に出ておりました、ソ連の日本大使が一月にゴルバチョフ書記長が来日をするという中で、ソロビヨフ大使が十一月の十三日から十四日にモスクワで事務レベルで日ソの協議を開くことの中で書記長の来日がほぼ決まるだろうという新聞報道がありましたが、大臣にその所見に関して御質問をいたします。
倉
倉成正#5
○倉成国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。
大石委員が外交政策について極めて深い関心をお持ちになり、これからまたいろいろ日本の外交問題について御検討いただく力強い御所見をいただきまして、私も大変うれしく存ずるわけでございます。
今、ソ連のゴルバチョフ書記長の来日に関してのお話でございますが、カピッツァ次官が先般日本に参りましていろいろレイキャビクの関係の報告をしたことも事実でございますし、私から再度日本の立場を明らかにして、ボールはソ連側にあるのでなるべく早く時期を確定するということが大切であるということを申し上げたことも事実でございます。また鹿取大使の発言に関して新聞紙上で伝えられておることも聞いておりますけれども、いつゴルバチョフ書記長が来日するかということについては、まだ正式の外交ルートを通じては何ら私の方に伝わってきておりません。もちろんいろいろな機会にいろいろな懇談が行われることであろうかと思いますし、また来月の十三、十四日に事務レベルの日ソの会議が行われることも事実でございますけれども、いつの時点においてゴルバチョフ書記長が来日するかということについては、まだ私の方に正式に何らボールがはね返ってきていないというのが事実でございます。
私といたしましては、先般のニューヨークのシェワルナゼ外相との会談において、ことしじゅうは無理である、しかし日本には来たいという希望を申されましたし、またカピッツァ次官も日本に来たいというゴルバチョフの希望については私に対しても強い期待感を述べられました。日本の主張は変わることなく、日本の政経分離はしないという基本的な態度は事あるごとに私は伝えておる次第でございます。
以上がありのまま申し上げました現況でございます。
この発言だけを見る →大石委員が外交政策について極めて深い関心をお持ちになり、これからまたいろいろ日本の外交問題について御検討いただく力強い御所見をいただきまして、私も大変うれしく存ずるわけでございます。
今、ソ連のゴルバチョフ書記長の来日に関してのお話でございますが、カピッツァ次官が先般日本に参りましていろいろレイキャビクの関係の報告をしたことも事実でございますし、私から再度日本の立場を明らかにして、ボールはソ連側にあるのでなるべく早く時期を確定するということが大切であるということを申し上げたことも事実でございます。また鹿取大使の発言に関して新聞紙上で伝えられておることも聞いておりますけれども、いつゴルバチョフ書記長が来日するかということについては、まだ正式の外交ルートを通じては何ら私の方に伝わってきておりません。もちろんいろいろな機会にいろいろな懇談が行われることであろうかと思いますし、また来月の十三、十四日に事務レベルの日ソの会議が行われることも事実でございますけれども、いつの時点においてゴルバチョフ書記長が来日するかということについては、まだ私の方に正式に何らボールがはね返ってきていないというのが事実でございます。
私といたしましては、先般のニューヨークのシェワルナゼ外相との会談において、ことしじゅうは無理である、しかし日本には来たいという希望を申されましたし、またカピッツァ次官も日本に来たいというゴルバチョフの希望については私に対しても強い期待感を述べられました。日本の主張は変わることなく、日本の政経分離はしないという基本的な態度は事あるごとに私は伝えておる次第でございます。
以上がありのまま申し上げました現況でございます。
大
大石正光#6
○大石(正)委員 ゴルバチョフ書記長が日本に来たいという希望を強く持っていらっしゃることは、今大臣のお話しのとおりでありますが、ソ連は日本が希望しなければ日本に来ないという意向を新聞紙上で強く示しているようでありまして、日ソ間におきましても、日本の経済に関心があるということの中で、日本だけではない、西ドイツやアメリカもそれだけのアプローチをソ連にしているという形での投げ返しの運動があるような気がいたします。
この中で、これらの諸問題をひとつ大きく前進する意味で、中曽根総理が中国を訪問するということは日本の外交史上の中で非常に大きなかぎを握っていると私は思うわけであります。私は、今回の十一月八日からの中曽根総理の訪中に関して、その目的を事務当局から御説明をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →この中で、これらの諸問題をひとつ大きく前進する意味で、中曽根総理が中国を訪問するということは日本の外交史上の中で非常に大きなかぎを握っていると私は思うわけであります。私は、今回の十一月八日からの中曽根総理の訪中に関して、その目的を事務当局から御説明をいただきたいと思います。
渋
渋谷治彦#7
○渋谷政府委員 中曽根総理は、十一月の八日、九日、胡耀邦氏の招きによりまして日中青年交流センターの定礎式に出席のため中国を訪問されます。その際に、中国の最高指導者たちとの間で国際情勢、日中関係等について話し合いが行われることになっております。
この発言だけを見る →大
大石正光#8
○大石(正)委員 その際に、中曽根総理が中国側に提案をしておりました青年交流センターの定礎式に出るという新聞報道もあるわけでございますが、その真意と、日本の中国に対しての二国間の援助の内容を事務的に御説明いただきたいと思います。
この発言だけを見る →英
英正道#9
○英政府委員 お答え申し上げます。
日中の青年交流センターにつきましては、昨日の閣議で三年間にわたりまして百一・一億円の規模で日中の青年の交流を目的とするいろいろな施設の建設の無償協力の計画を決定いただきました。極めて近い将来に中国側と所定の取り決めを結ぶことになっております。
それから中国に対する経済協力の基本方針ということでございますが、これはもう御案内のように、七案件につきまして七カ年で四千七百億円という規模で協力を行うということで着実に実施が行われている次第でございます。
この発言だけを見る →日中の青年交流センターにつきましては、昨日の閣議で三年間にわたりまして百一・一億円の規模で日中の青年の交流を目的とするいろいろな施設の建設の無償協力の計画を決定いただきました。極めて近い将来に中国側と所定の取り決めを結ぶことになっております。
それから中国に対する経済協力の基本方針ということでございますが、これはもう御案内のように、七案件につきまして七カ年で四千七百億円という規模で協力を行うということで着実に実施が行われている次第でございます。
大
大石正光#10
○大石(正)委員 ただいまのお話しの中で、日本が中国に対して有償、無償の援助をかなりされているということはお話しのとおりでありますが、その現実と、それがどの程度将来に向かって進んでいくか。その辺、鉄道とか建設という形以外でも、直接、日中友好病院や交流センターという形での民間のメンバーでかなり進んでいるわけでありますが、一体、何年先までそれが見通しとして決まっているか、その辺の御説明をいただきたい。
この発言だけを見る →英
英正道#11
○英政府委員 日中関係は今後とも非常に長期にわたりまして緊密な関係を保っていくということで、その中で経済協力というものが重要な役割を果たすであろうということは御案内のとおりでございます。
御案内のとおり、日本の経済協力は、無償の協力につきましては単年度予算主義でございますので、長期的な計画をつくって供与するという形にはなっていません。今度の青年交流センターの場合には、建設に相当時間がかかりますから、先般の日中友好病院と同じように、これはそういう長期間を要するものということで閣議の決定をいただいて実施しているわけでございます。あとは先方からの要請を待って、無償協力に関しましては、その必要性、先方の優先順位、それから我が方の協力の可能性等を見きわめながら個別に積み上げていく、今そういう形になっております。しかし、規模的には無償協力についてはたしか年間六十億ぐらいの規模で実施されてきておることは御存じのとおりでございます。それから、有償資金協力につきましては、当面先ほどの四千七百億円ということでかなり長期にわたっての意思の一致があるわけでございまして、このラインで行われると了解しております。
この発言だけを見る →御案内のとおり、日本の経済協力は、無償の協力につきましては単年度予算主義でございますので、長期的な計画をつくって供与するという形にはなっていません。今度の青年交流センターの場合には、建設に相当時間がかかりますから、先般の日中友好病院と同じように、これはそういう長期間を要するものということで閣議の決定をいただいて実施しているわけでございます。あとは先方からの要請を待って、無償協力に関しましては、その必要性、先方の優先順位、それから我が方の協力の可能性等を見きわめながら個別に積み上げていく、今そういう形になっております。しかし、規模的には無償協力についてはたしか年間六十億ぐらいの規模で実施されてきておることは御存じのとおりでございます。それから、有償資金協力につきましては、当面先ほどの四千七百億円ということでかなり長期にわたっての意思の一致があるわけでございまして、このラインで行われると了解しております。
大
大石正光#12
○大石(正)委員 そういたしますと、中国からの要望が非常に多いというお話でございますが、その要望の中で、中国もこれからの新しい中国の将来の発展のためにさまざまなプロジェクトの計画をしているように聞いております。その中で中国側としては、金額的に大きな技術協力をいただくと同時に、さらに周辺地域、すなわち僻地に対しての援助協力の希望もかなり持っておるようであります。
ただ、総額的にどうしても大きな金額が積み重なってくるために、なかなか末端に対する援助の希望がうまく積み上がらないような話を聞いておりますが、その現状はいかがなものでございますか。
この発言だけを見る →ただ、総額的にどうしても大きな金額が積み重なってくるために、なかなか末端に対する援助の希望がうまく積み上がらないような話を聞いておりますが、その現状はいかがなものでございますか。
英
英正道#13
○英政府委員 無償協力に限って申し上げたいと思いますけれども、私ども、中国側からいろいろな機会に出てきている計画は実に何ページかにわたるリストになっているわけでございます。その中で中国側は優先順位をつけて要請してくるということでございますけれども、今先生の仰せられたのは、今後は地方に重点を移していくということはどうであるかという御質問だと思いますけれども、確かに最近長春で水道関係の計画、浄水場の整備計画というのを行いました。大変好評でございました。中国側も今後地方のそういう計画を重視していきたいというような希望を持っておられるように承知しております。現在、具体的に検討しておりますもので、新疆のウイグル自治区に初等教育のための施設をつくるというようなものも検討しております。
この発言だけを見る →大
大石正光#14
○大石(正)委員 私は国会の中で農業問題に対していろいろと努力をして勉強しているわけでありますが、今中国は遺伝子、野生資源の非常に宝庫だと言われております。今盛んに農林省や通産省が新しいバイオという研究をされているわけでありますが、そのバイオの遺伝子の中で中国には相当な数の遺伝子の宝庫があると言われております。その辺で、これからの協力をしていく上で、ぜひとも農林省や通産省の姿勢で技術協力と経済協力の中にこういう点を取り入れていくことができれば、二十一世紀の食糧問題の中で非常に大きな一つの柱をつくることになるのじゃないかと思いますが、今その現状を踏まえて農林省としてはどのような形で中国に対するバイオの姿勢を示しているのか、事務当局より御説明をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →高
高橋勉#15
○高橋説明員 お答えいたします。
今御指摘のように、中国はバイオテクノロジーを進める上で、原生遺伝資源等生物資源の開発を進める上で非常に重要な国でありまして、植物の遺伝資源の宝庫と言われております。特に雲南等におきましては、稲等多くの有用遺伝資源が存在しております。我が農林水産省といたしましては、こういった中国雲南地方の有用な遺伝資源を利用いたしまして、水稲の耐冷、耐病、多収性品種の育成等について現在共同研究を進めておるところでございます。
この発言だけを見る →今御指摘のように、中国はバイオテクノロジーを進める上で、原生遺伝資源等生物資源の開発を進める上で非常に重要な国でありまして、植物の遺伝資源の宝庫と言われております。特に雲南等におきましては、稲等多くの有用遺伝資源が存在しております。我が農林水産省といたしましては、こういった中国雲南地方の有用な遺伝資源を利用いたしまして、水稲の耐冷、耐病、多収性品種の育成等について現在共同研究を進めておるところでございます。
大
岡
岡林哲夫#17
○岡林説明員 通産省といたしましても、バイオテクノロジーの重要性は非常に認識しておりまして、私ども、技術開発を中心に振興策を実施しておりますけれども、中国との関係におきましては、中国とのバイオテクノロジー面での協力の重要性についても十分認識しておりまして、通産省の積極的な支援のもとに、去る十月十五日から五日間、財団法人発酵工業協会バイオインダストリー振興事業部が開催した東京国際バイオ・フェアにも二名の講師をお招きしておりまして、今後も要請があればこのような協力の可能性というのを検討してみたいと思っております。
この発言だけを見る →大
大石正光#18
○大石(正)委員 ただいま、それぞれ農林省、通産省からの中国に対する新しいバイオの取り組みというものがあるわけでありますが、やはり無償供与に際しましても、外務省がリーダーとなって中国に対する指導というものをしていかない限り、直接に結びつくことが非常に難しい現状ではないかと判断するわけであります。そういう点に関して、これからの日中間のそういう新しいバイオに対する援助という方向を外務省としてはどのように考えていらっしゃるか、その点をぜひとも御指摘をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →英
英正道#19
○英政府委員 ただいま農林、通産両省の説明員から、我が国としてもこの面における協力に大変関心があるという御発言がありました。外務省としても、もちろん経済協力は先方側の要請を受けて先方の自助努力を補完するというのが基本でございますので、あくまでもそういう基礎の上に立ってではございますけれども、今後そういう分野についての先方の協力の要請が出てくる場合には、積極的に取り組んでまいりたいという考えでございます。特に科学技術協力の分野でいろいろな計画がございますけれども、こういう枠内でも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
この発言だけを見る →大
大石正光#20
○大石(正)委員 ただいまの御指摘の中で、新しい方向に向かってぜひとも強力に推進していただきたいと思うわけでありますが、中曽根総理が訪中される中で、青年交流センターという新しい文化への取り組みというものがあらわれているわけであります。私は、これから新しい中国の学生に対する指導というものの中で、新しい教育という面に関しての一つの日本の姿勢というものを強力に進める必要があると思います。
そういう意味におきまして、私は数回にわたり北京大学に行ってまいりました中で、学生がお互いに憩う場所、学生会館というものが非常に足りないということを強く痛切に感じているわけであります。もしそういう形での将来の展望の中で、直接学生の中に我々日本政府の手が差し伸べられるのであれば、将来の二十一世紀の日中間のお互いの交流の中で大きな足跡を残すことが可能である、そのように強く感じるわけでありますが、その点において文部省並びに外務省の中でのそういう新しい援助に対する姿勢の方向転換というものをどのように考えられているか、お答えいただきたいと思います。
この発言だけを見る →そういう意味におきまして、私は数回にわたり北京大学に行ってまいりました中で、学生がお互いに憩う場所、学生会館というものが非常に足りないということを強く痛切に感じているわけであります。もしそういう形での将来の展望の中で、直接学生の中に我々日本政府の手が差し伸べられるのであれば、将来の二十一世紀の日中間のお互いの交流の中で大きな足跡を残すことが可能である、そのように強く感じるわけでありますが、その点において文部省並びに外務省の中でのそういう新しい援助に対する姿勢の方向転換というものをどのように考えられているか、お答えいただきたいと思います。
英
英正道#21
○英政府委員 大石委員御指摘のとおり、今後の日中関係を担うものは若い人たちの力であると思います。その青年の間に友好の気持ちが生まれるということは非常に重要なことだと考えておりまして、従来からもこの分野につきましては大変積極的な努力を行ってきております。特に文化、教育分野での協力の重要性というのはよく認識しておるつもりでございます。先ほど触れました日中青年交流センターの建設企画も、このような考えに基づく総理の御発意によるものでございます。
この発言だけを見る →大
大石正光#22
○大石(正)委員 今日本は非常な経済の発展を遂げておりますし、そして中国に対する新しい、非常に友好的なすばらしい援助のもとに日本の国が発展していくことはもちろんでございます。これからは、今お話しのように日中間においての新しい教育に関する推進と同時に、お互いに心が触れ合うものをもっと強力に進める必要があると思います。周恩来総理の碑というものが日本の京都の嵐山にあるということを常々聞いておりますし、また中国から訪問される多くの皆様方は、その記念碑をぜひとも訪問したいという希望を強く持っております。
しかし、それを訪問しても、その碑というものがどうしても中国側から見れば非常に質素であるという気持ちを持って、期待に対して裏切られた形でかなり多くの中国人が帰っていくことを耳にしておりますときに、日中の友好の輪は、お互いに心を触れ合い、心の中をどのようにあけてすばらしい日中の将来に向かっていくかという大きなかぎを持っていると思います。そういう意味におきまして、日中間における多くの援助だけではなくて日本の中にあるそういうような施設に対してももっと心配りをすることこそが日中の二十一世紀に向かう大きなかぎになると思います。
これからの日中の友情の中で、倉成大臣が倉成外交としてのすばらしい展開を進めていらっしゃいますが、その外交の中でぜひともそういう細かい気の配りを進めて、二十一世紀に日中の柱が世界の平和として大きく結ぶような、そういうリーダー的な外交姿勢をこれからもっともっと推進していただくことが世界平和と日本の経済、また自由主義社会の安全という中で大きな責務を果たす、私はそのように強く感じるわけであります。その点を十分お含みの上、ぜひとも外務大臣に御所見を賜りたいと思うわけでございます。
この発言だけを見る →しかし、それを訪問しても、その碑というものがどうしても中国側から見れば非常に質素であるという気持ちを持って、期待に対して裏切られた形でかなり多くの中国人が帰っていくことを耳にしておりますときに、日中の友好の輪は、お互いに心を触れ合い、心の中をどのようにあけてすばらしい日中の将来に向かっていくかという大きなかぎを持っていると思います。そういう意味におきまして、日中間における多くの援助だけではなくて日本の中にあるそういうような施設に対してももっと心配りをすることこそが日中の二十一世紀に向かう大きなかぎになると思います。
これからの日中の友情の中で、倉成大臣が倉成外交としてのすばらしい展開を進めていらっしゃいますが、その外交の中でぜひともそういう細かい気の配りを進めて、二十一世紀に日中の柱が世界の平和として大きく結ぶような、そういうリーダー的な外交姿勢をこれからもっともっと推進していただくことが世界平和と日本の経済、また自由主義社会の安全という中で大きな責務を果たす、私はそのように強く感じるわけであります。その点を十分お含みの上、ぜひとも外務大臣に御所見を賜りたいと思うわけでございます。
倉
倉成正#23
○倉成国務大臣 ただいま大石委員御指摘のとおり、日本と中国両国の関係は国交正常化以来着実に発展を遂げておりまして、日中間には既に安定的な友好関係が確立されておると信じます。日本と中国とが本当に信頼し合い友好的な関係であるということは、日中間のみならずアジアの平和、安定、また世界の平和、安定にも通ずることでもございますから、我々は日中関係を大切にしていくということにおいてこれから最大の努力を払っていかなければならないと思うわけであります。
先ほどから農業の交流あるいは文化交流等についていろいろお話がございました。また経済交流についてもお話がございましたけれども、これらの全般の問題を通じて私どもは日中間の友好関係の確立を図ってまいりたいと思います。その際に、今後とも日本が日中の共同声明にうたっております平和友好、平等互恵、相互信頼、長期安定、この四原則を踏まえながら中国の近代化に協力していくことが大切じゃなかろうかと思うわけでございます。
なお、バイオについていろいろお話がございましたけれども、もう政府委員からお話を申しましたから私から蛇足でございますけれども、御案内のとおり、中国には多くの種子がございますね。未開の地域における種子がございます。そういう種子を遺伝子として利用していくという問題もありましょうし、日本の豚について申しますと非常に病気に弱い、しかし非常に悪食と申しますか悪い環境の中で育った豚であれば病気に対する抵抗力も相当強い。銀座のスズメが糖尿病にかかっているというような例えもあるわけでございますけれども、そういう意味で抵抗力の強い遺伝子を活用する、そういう意味においてのバイオテクノロジーの活用というものは非常に有意義であると思うわけでございまして、非常に大事な点を御指摘いただいたことに敬意を表したいと思います。
この発言だけを見る →先ほどから農業の交流あるいは文化交流等についていろいろお話がございました。また経済交流についてもお話がございましたけれども、これらの全般の問題を通じて私どもは日中間の友好関係の確立を図ってまいりたいと思います。その際に、今後とも日本が日中の共同声明にうたっております平和友好、平等互恵、相互信頼、長期安定、この四原則を踏まえながら中国の近代化に協力していくことが大切じゃなかろうかと思うわけでございます。
なお、バイオについていろいろお話がございましたけれども、もう政府委員からお話を申しましたから私から蛇足でございますけれども、御案内のとおり、中国には多くの種子がございますね。未開の地域における種子がございます。そういう種子を遺伝子として利用していくという問題もありましょうし、日本の豚について申しますと非常に病気に弱い、しかし非常に悪食と申しますか悪い環境の中で育った豚であれば病気に対する抵抗力も相当強い。銀座のスズメが糖尿病にかかっているというような例えもあるわけでございますけれども、そういう意味で抵抗力の強い遺伝子を活用する、そういう意味においてのバイオテクノロジーの活用というものは非常に有意義であると思うわけでございまして、非常に大事な点を御指摘いただいたことに敬意を表したいと思います。
大
大石正光#24
○大石(正)委員 ただいま外務大臣から御答弁があったわけでありますが、持ち時間も終了したわけでございます。御答弁の中で意に満たない点が非常にあるわけでありますが、時間が来ましたので、ここでやめさせていただきます。
どうかこれからの新しい中国に対する経済、そしてまた政治の方向というものをただいま大臣が申したような方向で推進をし、これから将来に向かう土台づくりのためにぜひとも心がけていただきたいと心からお願いを申し上げます。
これで大石正光として質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。
この発言だけを見る →どうかこれからの新しい中国に対する経済、そしてまた政治の方向というものをただいま大臣が申したような方向で推進をし、これから将来に向かう土台づくりのためにぜひとも心がけていただきたいと心からお願いを申し上げます。
これで大石正光として質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。
山
高
高沢寅男#26
○高沢委員 いろいろお尋ねしたいことがありますが、大変時間が制約されております。したがいまして、大臣にはどうぞ簡潔に、そして私のお聞きすることにまともに答えていただくということをまずお願いをいたしたいと思います。
私、今内外情勢は我が国の非核三原則をめぐって非常に重大な段階に来ているのじゃないか、こんなふうに考えますので、きょうはこのことでまず大臣の見解をお尋ねしたいと思います。
まず、我が国の非核三原則というものは、世界じゅうにもう一切核兵器がない、こういう時代になればともかく、そうなるまでは当然不変の大原則である、不変の国是である、こう考えますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →私、今内外情勢は我が国の非核三原則をめぐって非常に重大な段階に来ているのじゃないか、こんなふうに考えますので、きょうはこのことでまず大臣の見解をお尋ねしたいと思います。
まず、我が国の非核三原則というものは、世界じゅうにもう一切核兵器がない、こういう時代になればともかく、そうなるまでは当然不変の大原則である、不変の国是である、こう考えますが、いかがでしょうか。
倉
高
倉
倉成正#29
○倉成国務大臣 不変の、という意味がどういう意味を指しておられるのかわかりませんけれども、日本政府が採用している原則であるということを申し上げている次第でございます。
この発言だけを見る →