安全保障委員会

2000-04-18 衆議院 全246発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成十二年四月十八日(火曜日)
    午前九時三十五分開議
 出席委員
   委員長 西村 章三君
   理事 下地 幹郎君 理事 中谷  元君
   理事 浜田 靖一君 理事 船田  元君
   理事 上原 康助君 理事 島   聡君
   理事 遠藤 乙彦君 理事 佐々木陸海君
      安倍 晋三君    浅野 勝人君
      伊藤 達也君    池田 行彦君
      石破  茂君    今村 雅弘君
      嘉数 知賢君    高村 正彦君
      佐藤  勉君    阪上 善秀君
      下村 博文君    中山 利生君
      西川 公也君    野田 聖子君
      萩山 教嚴君    桧田  仁君
      福田 康夫君    松本  純君
      御法川英文君    宮下 創平君
      森  英介君    吉川 貴盛君
      渡辺 具能君    伊藤 英成君
      桑原  豊君    冨沢 篤紘君
      中野 寛成君    前原 誠司君
      遠藤 和良君    草川 昭三君
      佐藤 茂樹君    中路 雅弘君
      東中 光雄君    西川太一郎君
      西村 眞悟君    米津 等史君
      辻元 清美君
    …………………………………
   外務大臣         河野 洋平君
   国務大臣
   (防衛庁長官)      瓦   力君
   防衛政務次官       依田 智治君
   防衛政務次官       西川太一郎君
   外務政務次官       江崎 鐵磨君
   政府参考人
   (防衛施設庁長官)    大森 敬治君
   政府参考人
   (外務省北米局長)    藤崎 一郎君
   政府参考人
   (運輸省航空局長)    岩村  敬君
   政府参考人
   (海上保安庁長官)    荒井 正吾君
   安全保障委員会専門員   田中 達郎君
    —————————————
委員の異動
四月十八日
 辞任         補欠選任
  嘉数 知賢君     下村 博文君
  高村 正彦君     野田 聖子君
  中山 利生君     森  英介君
  福田 康夫君     御法川英文君
  宮島 大典君     桧田  仁君
  山崎  拓君     渡辺 具能君
  山中あき子君     松本  純君
  吉川 貴盛君     今村 雅弘君
  伊藤 英成君     前原 誠司君
  平田 米男君     遠藤 和良君
  東中 光雄君     中路 雅弘君
  西村 眞悟君     米津 等史君
同日
 辞任         補欠選任
  今村 雅弘君     吉川 貴盛君
  下村 博文君     嘉数 知賢君
  野田 聖子君     高村 正彦君
  桧田  仁君     宮島 大典君
  松本  純君     山中あき子君
  御法川英文君     福田 康夫君
  森  英介君     中山 利生君
  渡辺 具能君     山崎  拓君
  前原 誠司君     伊藤 英成君
  遠藤 和良君     平田 米男君
  中路 雅弘君     東中 光雄君
  米津 等史君     西村 眞悟君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 防衛庁設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出第一八号)

    午前九時三十五分開議
     ————◇—————
この発言だけを見る →
西
西村章三#1
○西村委員長 これより会議を開きます。
 内閣提出、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 本案審査のため、本日、政府参考人として防衛施設庁長官大森敬治君、外務省北米局長藤崎一郎君、運輸省航空局長岩村敬君及び海上保安庁長官荒井正吾君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
西
西村章三#2
○西村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
この発言だけを見る →
西
西村章三#3
○西村委員長 これより質疑に入ります。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。下地幹郎君。
この発言だけを見る →
下地幹郎#4
○下地委員 自由民主党の下地でございます。質問をさせていただきます。
 四点についてきょうは質問させていただきますけれども、たまに河野外務大臣から、与党らしくない質問をすると怒られるときもありますけれども、国を思うばかりでありますから、少々厳しくなってもお許しをいただきたいと思っております。
 きょうは、一点目はPCBの逆送の問題についてちょっと御質問をさせていただきたいのですけれども、沖縄でもPCBの問題、非常に大きな問題がありました。
 嘉手納基地の中でPCBの投棄があった、一九六〇年代から七〇年代にかけてあったということで、地域の住民から物すごく大きな影響が出るのではないかという心配をいただいて、やったわけであります。そのときにはアメリカ側も二回調査団を派遣していただいて、そして当時の、今もそうでありますけれども、嘉手納基地のスミス司令が、マスコミにきちっとオープンにしたり、いろいろなことで、疑問を持っていることに関して、いかにして前向きにこたえるかという姿勢が非常に評価をされたということもあります。
 そして、私も当時沖縄開発庁の政務次官をしていましたけれども、外務省と防衛施設局、そして環境庁、あと施設庁ですか、四つのチームで、私が団長になって、三回も私どもは検査に立ち会ったわけでありますけれども、結果的には、アメリカ政府の報告書では、六・二五ppmのPCBが検出をされた。しかし、その六・二五ppmは人体には全く影響ないということでありました。そして、日本側の調査においてはPCBは検出をされなかった。
 そういうふうなことを考えると、これからこういう環境問題に関しては日米の共同チームでおやりになる方がいいのではないかということも外務委員会でも質問させていただきましたけれども、私は、先進国同士でありますから、共同でこういう環境問題をやるということは大事だろうと思っております。
 今度、今新聞紙上でも大きく取り上げられておりますけれども、このPCBを含んだ有害物質をカナダとアメリカ本国に輸送するというふうなことで、両方から拒否をされたということになって、この拒否をされた船がきょうまた横浜の方に入ってくるというふうなことになって、七時半に入ってきて、八時半から荷揚げをするというふうなことでありますけれども、北米局長、この事実関係だけちょっと御説明をお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →
藤崎一郎#5
○藤崎政府参考人 お答え申し上げます。
 今下地議員がおっしゃられたとおりでございまして、この船は、米軍がPCBを含みます廃棄物をカナダにおいて処理するという方針で輸送いたしましたが、これが実現いたしませんで、戻ってこざるを得なくなりまして、一時的に横浜港に本日荷揚げされるということになると承知しております。これはあくまで一時的な保管でございまして、アメリカ側も、一カ月以内に再輸送するという方針を発表しているところでございます。
この発言だけを見る →
下地幹郎#6
○下地委員 そうすると、アメリカサイドはもう一回本国に受け入れるという理解でいいわけですね。
この発言だけを見る →
藤崎一郎#7
○藤崎政府参考人 実は、本件の再輸送先について、私どもとして承知しているわけでございませんが、本件につきまして、非常に大きな問題であるということで、アメリカ側に、十分配慮した措置をとるようにという申し入れをしてまいりまして、その話し合いの結果、アメリカが今申し上げたような措置をとることにしたわけでございます。
 この輸送先について、私どもとして今承知しているわけではございません。
この発言だけを見る →
下地幹郎#8
○下地委員 輸送先がわからないというのは、局長、本当はおかしな話で、わからないはずはないんですよ。そういうことを言うからおかしくなるんだけれども。
 それで、米軍基地の中というといつでも治外法権だというふうな話をしているわけですから、米軍基地で発生したものが、アメリカ本国で他国からの持ち込みを禁止する国内法に抵触して入れないというのは、私からするとちょっとおかしな話。これは、米軍基地が使い分けをしている。あるときは治外法権だと言いながら、あるときは、ここは国内法に抵触するからと言って入れないとか、そういうふうなことを言っているようではちょっと問題があるというふうに思っているんです。
 それで、話を進めたいんですけれども、沖縄にもあるDRMO、余剰物質の処理所というところが、これはキャンプ・キンザーの中に入っているわけでありますけれども、沖縄にどれだけのPCBを含む有害物質があるのか、どれだけ残されているのかというのを一点お聞きしたい。
 そして、今度このキャンプ・キンザーから運ばれたというふうなことになっていますけれども、キャンプ・キンザーの中には港湾はないわけでありまして、この有害物質を持ち出して、那覇港になるのかどこになるのかわかりませんけれども、運び出すときに日本政府に通告があったのか、そしてそれを日本政府は沖縄県に通告して、一般道を通って運んだのかどうなのかというその事実関係と、二つをちょっとお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →
藤崎一郎#9
○藤崎政府参考人 先ほどの下地議員のお話でございますが、米軍の施設・区域は治外法権ということではございませんで、地位協定のもとで管理を米軍がしているということでございます。
 ただいま御質問のございました二点、すなわち今どれだけのものが保管されているのかという点につきまして、これは流動的ということでございまして、私ども具体的に説明を受けているわけではございません。また、搬出に当たりましてどのような経路をとったのかということについては、実は連絡を受けておりません。
この発言だけを見る →
下地幹郎#10
○下地委員 この地位協定の問題が今論議を呼んでいますけれども、地位協定をこれからもっと多くの皆さんに理解をさせるには、このような問題がオープンにならないとだめなんです。日米安保を認めながらも、こういうふうな問題に関して日米の両国が県民にきちっと教えるということ、これは理解が深まることでありますから、ファジーにすることが問題だと思うんです。
 きょうはこの問題だけで追及するわけにいかないので、追及という言葉で失礼しましたけれども、長くはお話しできませんけれども、この問題の最後に外務大臣にお願いしたいんです。
 今こういうふうな流れになっていて、やっていくと、最終的には日本政府の中でこういうふうな有害物質の処理施設をつくることが私は賢明じゃないかなと思うんです。その方が逆に、オープンにして、日本政府がつくって、ある意味ではアメリカじゃなくて日本の方で処理していくという形を整えられる方が私は理解が深まると思うんですけれども、この部分に関していかがでしょうか。
この発言だけを見る →
河野洋平#11
○河野国務大臣 少なくとも現時点では、米軍のこうした廃棄物については米軍において処理をするという考え方を我々としてはとっていってほしい、支持したいと思っております。
 今下地議員のお話しになりました考え方は確かに一つのアイデアだと思いますが、少なくとも現時点におきましては、この種のものは米軍において責任を持って処理するということでやってきているわけでございますし、今、私どもは直ちにその方針を変えるという気持ちはございません。
 議員の御提案は御提案として、私承っておきたいと思います。
この発言だけを見る →
下地幹郎#12
○下地委員 私のPCBの代表団としての経験からしますと、共同でこういうふうな環境問題をやるというのは地域住民からすると非常に安心をもたらすものでありまして、できたら、これはアメリカがとかという、もう日米安保条約、お互いの国を守っていくという意味での条約でありますから、日米でこういうふうな問題にも取り組む姿勢というのがいいのではないかなということを私は提案させていただきたいと思っております。
 それで、航空局長、時間だといいますから、嘉手納のRAPCONの、この前の外務委員会でも少しやらせていただきましたけれども、バックアップという言葉じゃなくて、今嘉手納のRAPCONがありますけれども、今のRAPCONが壊れると、それを補佐する仕組みがないので、日米の間で合意をした内容を踏まえて、私は外に新たな施設をつくって、そこで日本とアメリカが共同で訓練をしておいて、嘉手納の今のRAPCONを将来はなくして、そしてアメリカと共同でやっている今の仕組みを将来は日本だけでやって、沖縄の那覇に、鹿児島にも名古屋にも二つレーダー基地があるわけでありますけれども、管制塔があるわけですけれども、そのようなことをやるとむだにもならないし、早目に新設のものをつくってやるという方向を示した方がいいのではないかというふうなことを申し上げているんですけれども、これはいかがでしょうか。
この発言だけを見る →
岩村敬#13
○岩村政府参考人 下地委員御指摘のRAPCONの施設の問題でございますが、御承知のように、先般のコーエン国防長官の外務大臣に対します発言を受けまして、今、日本側への移管について米軍との協議を行っておるところでございます。
 その中で、施設の整備、それからやり方等々を協議していかなければならないわけでございまして、今のところ、どういう施設でどうやるかというところはまだ協議がついておりませんので、これをできるだけ急いで協議し、そして、御指摘のような施設整備、一刻も早くできるような体制ができるようにしたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
下地幹郎#14
○下地委員 先ほど私申し上げましたように、新しい施設をつくると、この前の電力の切断事故だとかそういうふうなもので四時間も民間空港がとまったという経緯を踏まえますと、そういうふうなトラブルに見舞われなくなりますから、そのことに対して、アメリカ側に早目に要求をして、もう返還も決まったわけでありますから、その段取りの方法を、日本側としては共同の施設を新しくつくってやるということを提案する気持ちはありませんか。
この発言だけを見る →
岩村敬#15
○岩村政府参考人 まさにその施設を、どういうものをつくるかもこれからの相談事でございますが、ただ、一点、現在米軍が使っている施設と今度我々が整備しようと思っているもの、時代のずれもありますし技術の進歩もございますので、米軍がそういう新しい施設で操作ができるか、運用ができるかという問題もございます。
 いずれにしても、そういう施設の整備、運用の問題、すべて米軍と協議をいたしませんといけませんが、今先生からのせっかくの御指摘でございますので、今後の協議の中で施設整備、時間がかかりますので、そういったものについて早く結論が得られるように努力をしていきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
下地幹郎#16
○下地委員 RAPCONの問題は、アメリカとの協議の中で、信頼関係をどう構築するかということが一番大事でありますから、新しい施設にアメリカがノウハウ的に追いつくとか追いつかないという論理の展開は、私は根本の的が外れていると思いますよ。
 これは新しい施設をつくって共同でやろうという姿勢を示すことから、このRAPCONの問題が、日本への返還の決定が速やかに行われる条件整備として一番いいことでありますから、私はその提案を早くやっていただきたいなというふうに思っております。
 そして、今度は三点目でありますけれども、普天間基地の移設の問題を少し質問させていただきたいのです。この新しい施設をつくる予算と申しますか、それはどちらが出してやる予定ですか。
この発言だけを見る →
大森敬治#17
○大森政府参考人 お答え申し上げます。
 普天間の基地の移設につきましては、昨年末の閣議決定におきまして、代替施設は軍民共用空港を念頭に置いて整備を図るということになっております。
 そこで、その施設整備の内容でございますけれども、工法ですとか具体的建設場所につきましては、今後、政府部内またさらには沖縄県、名護市との間で十分話をいたしまして、また、アメリカとも緊密に協議する必要があると思います。
 そういうことで、現時点で軍民共用空港の建設経費の負担のあり方につきまして、具体的に申し上げられるような状況にはございません。
この発言だけを見る →
下地幹郎#18
○下地委員 これはおかしい話で、どこに場所をつくるかどうかというのはこれからありますけれども、この経費をだれが出すかもまだわからないわけ。
 方法は二つしかないのですよ。一つは民空だから空港特会でつくるのかというのと、防衛施設局がつくるのかという二つしかなくて、それそのものも決まっていないとおっしゃるのですか。
この発言だけを見る →
大森敬治#19
○大森政府参考人 お答え申し上げます。
 現在の普天間基地の移設ということになりますと、軍用施設を移転するわけでございますので、これにつきましては、SACOの最終報告で、閣議決定にありますように、政府として適切な予算措置をとるというふうな中において、原則として、政府といいますか防衛施設庁の方でその経費を負担するということになろうかと思うのでございます。
 現在進めております代替施設の整備の方向といたしましては、先ほど申しました軍民共用空港を念頭に置いてということでございまして、その民間部門の需要ないしその構想をどういうふうにするかということにつきましては、これから具体的にその検討を進める過程にありますので、その面で、現在において経費負担につきまして十分な詰めができておりませんので、先ほど申しましたように、具体的に申し上げる状況にないということでございます。
この発言だけを見る →
下地幹郎#20
○下地委員 これは決まっているのですね。施設庁がつくって、財産はアメリカ軍になるわけですよ。そして、三沢の基地と同じように、民航が使ったときに、民航が今三沢でお金を払っているように、払うのか払わないのかというやり方をどうするかという話であって、だれがつくるかというのは防衛施設局がつくる、そして、その財産がアメリカのものになる、それで、アメリカのものになって、そこに民航がおりたら民航が使用料を払う、そういうふうな形になるのじゃないの。
この発言だけを見る →
大森敬治#21
○大森政府参考人 先ほどお答えしました繰り返しになるかと思うのでございますけれども、現在、政府部内また県ないし名護市との間で、軍民共用空港は具体的にどういうものを考えるかということにつきまして、現在その話を進めているところでございまして、今先生御指摘のような点も含めましてこれから検討しなければいけないわけでございますので、そういう意味で、具体的な経費負担のあり方につきまして申し上げることは難しゅうございます。
この発言だけを見る →
下地幹郎#22
○下地委員 そういうことを言っているから普天間の問題は前に進まないのですよ。
 施設庁長官、聞いておいてくださいよ。
 沖縄には三千メートルの飛行場が那覇空港にあるのですよ。今度運輸省は三千メートルの飛行場をまた沖合展開してつくりたいと言っている。下地島空港に三千メートルの飛行場がある。北部に軍民共用といって二千五百メートルか三千メートルの飛行場をつくる。観光客四百五十万から五百万人、百二十万の地域に二千五百メートルから三千メートルの飛行場が四つもあるわけですよ。これは、僕は沖縄だから、つくれるのだったら幾らでもつくってください、景気よくなりますからと言うわけにはいかない。それは国民の税を使ってやるわけですから、どうやって効率的に使うかというのを決めなきゃいけない。
 私が今申し上げているのは、沖合展開をやるのだったら、北部の空港の軍民共用は三千メートルとか二千五百メートルを使ったら、これは余り効果は出てこないと私は思うのですね。もし沖合展開をやらないで三千メートルつくるのだったらその方がいいというふうに思うのです。だから、どっちかを選択しなければいけない時期に来ていると私は思うのです。しかし、去年の十二月に決めてからこの五カ月間、その論議がない。もう概算要求になる。そして、財界だとかいろいろなところで沖合展開をやれと言っている。これは、防衛施設庁がしっかりと方向性を早く示さないからずるずるこうやって今なっているのです。
 航空局長にこれだけお聞きしますけれども、こういうふうに、私が今言っているような、施設庁がつくって、そして米軍の管理になってやる場合に、今三つの税金を取っているわけですよね。着陸料と燃料税と航行援助施設利用料という三つの税金を取っているわけですけれども、そういうふうな段階のときには、私が言ったような形になったら、この税金は航空局としては取る権利はないのじゃないですか、施設局がつくった場合に関しては。
この発言だけを見る →
岩村敬#23
○岩村政府参考人 普天間代替飛行場の態様がどうなるかは今防衛施設庁長官からございましたが、仮に三沢と同様な扱いになるという委員の御指摘に立った場合に、現在三沢の空港につきましては、実は着陸料を国が徴取しております。その理由は、一つは、米軍が三沢の飛行場を管理しておるわけですが、そのための滑走路の維持管理費を民間で一部負担をせいということで、そういう協定がございます、それに基づきまして、運輸省から米軍の方に管理費を払っておる。
 それから、米軍の施設だけではなくて、民間が使用するエプロン等の施設、これはみずから民間の方で整備をしておるわけでございまして、運輸省が整備をしておりますので、その費用が要るということで、実は、着陸料については航空会社から他の空港並に徴取をしているところでございます。
 それから、航行援助施設利用料でございますが、これについては、離陸から着陸までの運輸省が提供しております航行援助サービスを航空機が受ける、その対価でございますので、これについても、米軍の飛行場から出る場合であっても徴取をしております。
 また、最後の航空機燃料税でございますが、これは航空機の使用する燃料に課税でございますので、三沢から発着する飛行機からも徴しております。
 そういうことで、三沢の例に倣うのであれば、今度の代替飛行場を利用される航空機について、着陸料、そして航行援助施設料、そして航空機燃料税について徴取をすることになろうかというふうに考えております。
 ちなみに、現在、沖縄については、十四年度末までの時限ではございますが、今申し上げたそれぞれの費用につきまして大幅な減免措置を講じているところは委員御承知のとおりでございます。
この発言だけを見る →
下地幹郎#24
○下地委員 今申し上げましたように、三沢と同じ形だと同じような税金が取られるという形になる。沖縄だけ今二分の一だとか六分の一だとかということで、この政策は観光客を伸ばしているわけですけれども、あの北部の軍民共用という基地を、政策的に向こうに軍民共用という要望がある基地をつくる場合は、この税制のあり方そのものを問い直した形でやっていかなければならない。だから、施設局がつくって米軍が管理をしてというふうなことになると、どうしても米軍にいろいろな形で使用料を払わなければいけない状況になってきますから、この新しい軍民共用というものはノータックスになれる空港になるのかどうか。空港特会でつくるものじゃないわけですから、そういうふうなものをしっかりと考えた中で、仕組みをうまいぐあいにつくりながら稲嶺知事が言っている軍民共用を考えていただかなければならないということをしっかりと提案をさせていただきたいと思っております。
 そこで、外務大臣にお聞きしますけれども、これは、去年の十二月に決まってから、協議会がスタートしない、そして、全く前に進んでいない。私ども地元の国会議員でも何がどうなっているのか意味がわからないのですよね。ちょっと裏話を聞くと、サミットが終わるまではもう騒がないようにしておこうという論理が一つ。
 サミットの論議とこの普天間の移設の問題は別レベルの問題でして、あの十万人のど真ん中にある普天間は一日も早く返還をしなければいけないという橋本総理そして小渕前総理の思いが込められてこの仕事はスタートしているわけですから、サミットはサミット、この問題はこの問題、そういうふうなことを認識して、長さの問題から、工法の問題から、環境の問題から、事務方にお任せをするのではなくて、積極的にやっていく必要があると私は思っております。
 そして、北部の振興策は大事であります。やらなければいけないことはもう今でもやっています。しかし、それと並行して、普天間の移設の問題が前に進んでいるかというと、進んでいない。このことを、外務大臣の方からもっと積極的に明確にサミットとは関係なく進めるのだということをやっていくことが大事だと私は思っておりますから、ぜひお願いをしたいと思っております。
この発言だけを見る →
河野洋平#25
○河野国務大臣 御指摘のとおりでございます。
 普天間基地の移設、移転につきましては、サミット以前から普天間基地周辺住民の非常に強い希望もあってこの問題は提起をされているわけでございまして、このことが、サミットと絡めて何か少しブレーキを踏んでいるのではないかというふうにお考えの方があるとすれば、それはそうではないのでございまして、まさに議員がおっしゃるように、サミットはサミットとして粛々と準備を進める、普天間の移転、移設については、普天間の移設についてさまざまな角度からの検討が国内でまず行われるということが重要でございまして、それらの点については私どもも十分承知をしているつもりでございます。
この発言だけを見る →
下地幹郎#26
○下地委員 外務省としては、サミットと関係なく進めていただく。
 防衛庁長官、一言、五月中に協議会を開いてきちっとやるというふうな方向性を、やはり政治が引っ張らないと、役所にだけ任せているとこの問題はずるずるいきますから、ぜひ、担当部署としておやりになるということを明快にお話をなされることが大事だと思うんです。
この発言だけを見る →
瓦力#27
○瓦国務大臣 下地委員の御質問につきましては、委員が土地の事情、住民の感情、これらを熟知しておられる方でございますし、また御要請も非常に熱意のこもったものであることは承知をいたします。
 今御質問の点につきましては、同施設は軍民共用空港を念頭に整備を図ることといたしておりまして、民間部分のあり方につきまして沖縄県のお考えも十分お聞きをする、拝聴する中で協議機関の設置時期等について相談をしてまいる、こういうことになっておるわけでございます。昨年十二月二十八日の閣議決定、これらを踏まえまして、委員の御要請というものを踏まえながら努力をしてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →
下地幹郎#28
○下地委員 それでは最後に、十五年問題について質問させていただきます。
 使用期限の問題について政府で閣議決定をしているわけですけれども、それ以来の発言を見ますと、アジアの安全保障の環境は期限を設ける状況ではないという否定的な発言だとか、期限を設けることは実行できないだとか、その時々の状況や脅威によって決められて、人為的な限定を決めるものではない、これはアメリカ側が言っている。日本側からすると、日米安保の根本にかかわる問題だとか、日米安保を維持する上で代替施設をどうするか検討する必要がある、防衛庁としては難しいとか、ちょっと誤解をされるようなメッセージを他の国々に送るのではないかという否定的な言葉が出ているのですね。
 この十五年問題というのは三十年問題なんですよ。きょう、決めるとしても、環境アセスに五年間かかって、建設までに十年間かかって、そして十五年後と稲嶺知事が言っているのは三十年後の問題の話だということをもう何回も申し上げているわけです。三十年後を予想できる政治家はだれもいないと思います。しかし、三十年後に向かってどんな目標を立てるかということを明確にすることは、政治家としては当たり前の仕事なんですね。
 今、日本の、アジアの環境、アジアの平和状況を見た場合、大きな影響を及ぼすのはやはり朝鮮問題、そして中台の海峡問題、この二つは日本の安全保障に大きな影響を及ぼすものだと私は思うんです。だからこそ、日本は、拉致問題がいろいろありながらも、国連機関を通して食糧の十万トンの輸出も行っているのは、北風方式じゃなくて太陽方式だよ、そういうふうな和解をしていかなければならない、そして、日本政府の方向としては、中国の問題も、一国二制度、一国主義を持ちながら、そして対話をしてくれという日本側の姿勢は今でも変わらない。
 そういうふうな姿勢をすると、日本は確実にアジアの平和の問題に向かって、外交的にはその方向を示しているではないですか。それと、いざこの十五年問題になったら、いや、それはもう自分たちとしては予想ができない問題だから論じることはできないと言うことは、その二つの問題に方向性を示している国が、この二つの問題で影響を受ける問題に関してその予想がつかないと言うこと自体が、私は何か矛盾を感じる。
 そこで、私どもが、沖縄側が申し上げたいのは、三十年後には基地はなくしますよという断定をしなくても結構です、目標の設定はしっかりしてもらいたい。そして、アメリカのアーミテージさんの構想が言っているように、完成してから十年後で協議会を開きましょうよという提案をしているわけですね。これは、ブッシュ政権の中の国防問題のブレーンとしてそうおっしゃっている方でありますけれども。
 私は、この期限問題を、ただ単にアメリカの提案ではなくて、日本側から提案する。完成するのに十五年かかりますから、十年後までに協議会を開いて、完成をしたら五年ごとにその協議会を開きながら、この基地をどういうふうな方向でやるのか、縮小の対象にしてどうしていくのか、それとも、そのときにアジアの不安定な状況があったらそれはもう動かさないというのはだれでも決まっていることでありますから、この段取りと目標をはっきりと今示さないと、基地問題に対する一つの理解というのが得られないのではないかなというふうに私は思っているのです。
 三十年という時間は長い時間でありながら、しかし、ゆっくりと基地問題を解決できる、利益になる考え方だと私は思っていますから、その辺のところを外務大臣に、積極的な外交姿勢、基地問題に対する姿勢をアメリカと協議をしてぜひ見せてもらいたいということを提案をさせていただきたい。
 そして、具体的に県民にもわかるように、いつまでも右左の論議ではない、基地をすぐ全部なくせという論議も、もうこれはナンセンスです、しかし、経済のために基地をいつまでも持っていなければいけないという話ももうナンセンス。整理縮小の方向は決まっているわけですから。だから閣議決定しているわけですから。そのことをぜひ真剣に考えてコメントをしていただきたいなというふうに思っております。
この発言だけを見る →
河野洋平#29
○河野国務大臣 下地議員の、いつもながら大変郷土を愛し、そしてまた未来を考えた御発言に感銘を受けております。
 確かに、我が国を取り巻く国際情勢については、今議員がおっしゃいましたように、朝鮮半島の問題があり、一方で中国周辺の問題があり、単純化すればそういう二つの問題が極めて大きな問題であるということは、おっしゃるとおりだと思います。
 しかし、日米安保条約に基づいてここに米軍のプレゼンスがあるということが、総じて周辺の安定とか平和維持のために大きな役割を果たしているという前提もまた考えなければならないわけでございまして、こうしたことなども十分考慮の上、したがいまして、日米両国首脳が日米安保共同宣言などでいろいろと双方の意見の交換をしておられる、考え方のすり合わせをしておられるわけでございます。
 私どもといたしましては、今議員が御指摘のとおり、外交政策によって、できるだけこれら周辺状況を肯定的な状況にするべく最大の努力をするというふうに考えておりまして、そのために、現在、朝鮮半島でもこれまでと少し違った動きも見えてきておりますし、そうしたことを十分注視しながら、願わくば問題の根本的な解決が行われるために努力をしたいというふうに思っております。
 沖縄の皆様方のこれまでの御負担、お気持ちを十分承知をしながらも、これから先、できる限りの努力をいたしたいと思います。
この発言だけを見る →
← 戻る