沖縄及び北方問題に関する特別委員会

2007-06-18 衆議院 全152発言

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会議録情報#0
平成十九年六月十八日(月曜日)
    午後零時十五分開議
 出席委員
   委員長 安住  淳君
   理事 井上 信治君 理事 石崎  岳君
   理事 仲村 正治君 理事 宮腰 光寛君
   理事 仲野 博子君 理事 山田 正彦君
   理事 東  順治君
      安次富 修君    大塚  拓君
      清水清一朗君  とかしきなおみ君
      西村 明宏君    橋本  岳君
      平口  洋君    福岡 資麿君
      森山  裕君    安井潤一郎君
      山崎  拓君    若宮 健嗣君
      市村浩一郎君    川内 博史君
      武正 公一君    丸谷 佳織君
      赤嶺 政賢君
    …………………………………
   外務大臣         麻生 太郎君
   国務大臣
   (沖縄及び北方対策担当) 高市 早苗君
   内閣府副大臣       平沢 勝栄君
   外務副大臣        岩屋  毅君
   国土交通副大臣      渡辺 具能君
   内閣府大臣政務官     谷本 龍哉君
   総務大臣政務官      土屋 正忠君
   政府参考人
   (内閣府政策統括官)   原田 正司君
   政府参考人
   (内閣府沖縄振興局長)  清水  治君
   政府参考人
   (外務省北米局長)    西宮 伸一君
   政府参考人
   (外務省欧州局長)    原田 親仁君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房審議官)           布村 幸彦君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議官)           荒井 和夫君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  松谷有希雄君
   政府参考人
   (水産庁資源管理部長)  山下  潤君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房審議官)           大野 裕夫君
   政府参考人
   (国土交通省航空局監理部長)           久保 成人君
   政府参考人
   (防衛施設庁長官)    北原 巖男君
   衆議院調査局第一特別調査室長           金澤 昭夫君
    —————————————
委員の異動
六月十八日
 辞任         補欠選任
  飯島 夕雁君     安井潤一郎君
  とかしきなおみ君   大塚  拓君
  馳   浩君     西村 明宏君
同日
 辞任         補欠選任
  大塚  拓君     とかしきなおみ君
  西村 明宏君     馳   浩君
  安井潤一郎君     飯島 夕雁君
    —————————————
六月五日 
 北方領土返還促進に関する請願(石崎岳君外四名紹介)(第一三九〇号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 沖縄及び北方問題に関する件
 派遣委員からの報告聴取
     ————◇—————
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安住淳#1
○安住委員長 これより会議を開きます。
 沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
 先般、沖縄本土復帰三十五周年に当たり、沖縄本島及び離島振興等に関する実情調査のため、委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表して、私から調査の概要を御報告いたします。
 派遣日程は五月十九日から二十一日までの三日間で、派遣委員は私を含めた八名であります。また、現地から一名が参加されました。
 沖縄県は、ことしで復帰三十五年目を迎えました。この間、三次にわたる沖縄振興開発計画が実施され、また、平成十四年度からは、従来の社会資本の整備に加え、沖縄の自立型経済の構築を目標とする沖縄振興計画に基づいて、観光、情報通信など沖縄県の優位性や地域の特性を生かした取り組みが進められております。しかし、そうした中でも、離島では、医療、教育、情報通信等の社会基盤整備のおくれが、本島との格差を生じさせているという問題があります。
 今回の委員派遣におきましては、このような状況を踏まえ、南大東村の実情を視察するとともに、沖縄の抱えるさまざまな問題について、沖縄県知事を初めとして関係者と意見交換を行いました。
 二十日、まず南大東島に渡り、仲田村長からサトウキビ栽培の島として発展してきた歴史と村の概要を聴取した後、意見交換を行いました。
 その後、島内視察を行い、農業基盤整備事業の進捗状況やサトウキビの生産状況の説明を聴取し、さらには、サトウキビからラム酒を製造している工場も視察しました。また、港湾物流の現場を視察するとともに、掘り込み式漁港としては国内最大級となる南大東漁港を視察しました。
 翌二十一日には、沖縄県庁において、仲井眞知事ら県幹部と、離島振興を含めさまざまな問題について意見交換を行いました。
 この場では特に、普天間飛行場移設先の環境現況調査に自衛艦が派遣された問題についても地元への配慮を求める県側の強い意向が示されました。
 次いで開かれた外務省沖縄大使、内閣府沖縄総合事務局長及び那覇防衛施設局長との懇談において、当委員会側から、環境現況調査に地元への配慮を求める県側の意向を伝えました。
 ところで、当初の予定では、二十日に北大東島にも渡る予定でしたが、台風の影響で訪問を取りやめざるを得ませんでした。
 今回の委員派遣では、離島の実情に触れ、離島振興の必要性を改めて認識いたしました。また、普天間飛行場移設先の環境現況調査に海上自衛隊を派遣したことに関連しては、地元への細心の配慮が必要ではなかったかとの感を強く持った次第であります。
 委員会としては、今回の視察で寄せられた地元関係者からの要望を当委員会の場に反映させ、一層、議論を深めてまいりたいと思います。
 以上、御報告を終わります。
 この際、お諮りいたします。
 ただいま御報告いたしました内容の詳細につきましては、これを調査報告書として本日の委員会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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安住淳#2
○安住委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
    〔報告書は本号末尾に掲載〕
    —————————————
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安住淳#3
○安住委員長 引き続き、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣府政策統括官原田正司君、内閣府沖縄振興局長清水治君、外務省北米局長西宮伸一君、外務省欧州局長原田親仁君、文部科学省大臣官房審議官布村幸彦君、厚生労働省大臣官房審議官荒井和夫君、厚生労働省医政局長松谷有希雄君、水産庁資源管理部長山下潤君、国土交通省大臣官房審議官大野裕夫君、国土交通省航空局監理部長久保成人君及び防衛施設庁長官北原巖男君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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安住淳#4
○安住委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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安住淳#5
○安住委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安次富修君。
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安次富修#6
○安次富委員 自由民主党の安次富修でございます。本日はよろしくお願い申し上げます。
 委員長のお許しを得ましたので、通告に基づき、質問をさせていただきます。当局におかれましては、誠意ある御答弁をお願い申し上げます。
 まず、基地問題からお聞きをいたします。
 日米同盟の将来に関する安全保障面での日米協議がなされ、沖縄における米軍の兵力態勢の再編、つまり普天間代替施設の建設や在沖海兵隊のグアム移転を初めとする在日米軍再編の各具体案について、2プラス2における共同文書に基づき、改めて確認されたところであります。
 そこで、普天間基地の移設問題について質問をいたします。
 最初に、二〇一四年までに名護市キャンプ・シュワブ域に普天間基地を移設するということ、政府案、修正案、中身はともかくとして、二〇一四年までに移設するというスケジュール、このことは県も名護市も同意しているのかどうかを確認させてください。お答えをいただきたいと思います。
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北原巖男#7
○北原政府参考人 安次富修先生に御答弁申し上げます。
 ただいま先生から御指摘をいただきました普天間飛行場代替施設につきましては、昨年五月の2プラス2のロードマップにおきまして、先生御指摘のように、二〇一四年までに完成させることを目標として進めているところでございます。この点につきましては、私ども、沖縄県や名護市に説明をしてきているところでございます。
 それからまた、普天間飛行場の移設に係る措置に関する政府と沖縄県、名護市等の地元が参加した協議会が発足しておりますが、この第三回、これは本年一月十九日に開催いたしましたが、この協議会の場におきまして、私ども防衛省から、代替施設の概略工程につきまして、二〇一四年までの完成を目標といたしますことを説明させていただきました。そして、この協議会では、今後、お互いの信頼関係をしっかりと築きながら協議を継続し、普天間飛行場の移設が早期にかつ円滑に進められるよう取り計らうことで意見が一致しているところでございます。
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安次富修#8
○安次富委員 意見が一致しているということは、わかった、二〇一四年までに移設をしていきましょうということだろうと思っております。
 次に、スケジュールに非常に関連してくるわけでございますが、仲井眞知事の公約である、普天間基地の三年以内の閉鎖状態をつくり出すということでございますが、政府としてこのことに何か具体的方策があるかどうかをまずお聞かせください。
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北原巖男#9
○北原政府参考人 御答弁申し上げます。
 私どもといたしましては、普天間飛行場の周辺住民の方々の不安を早期に解消していくといった面からも、まずこの飛行場の移設を早期に進めることが重要であると考えておりまして、現在、沖縄県あるいは名護市等の御理解のもとに、現況調査に着手をしているところでございます。
 普天間飛行場の危険性の除去といった点につきましては、先ほど触れました協議会での協議事項にもなっておりますが、我々防衛省といたしましては、普天間飛行場代替施設に移設するまでの間、普天間飛行場の危険性を低減していくためにどのような方法があるのか、いろいろな選択肢を考えるなど、可能な限り努力をしてまいりたい、そのように考えております。
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安次富修#10
○安次富委員 それでは、一つ提案があります。
 これは知事が言い出したことであって、政府が言ったことではないと思っていらっしゃるかもしれませんが、知事の公約として掲げ、県民の審判を仰いで、県民の負託を受けて当選したわけでございますので、政府としてもそのことを重く受けとめなければならないと思います。ぜひそうしてください。
 そこで、これは第一義的には県が積極的に動かなければならないと考えます。県に、例えば三年閉鎖プロジェクトチームをつくって、どういうことが可能かシミュレーションをしてみる、そして政府にも同様の三年閉鎖プロジェクトチームをつくって、事務レベルの協議を本格化させる。
 つまり、先ほどの二〇一四年までの全体スケジュールと関連いたしますが、三年たてば二〇一四年まで残り四年から五年ですから、その間だけ一時的に普天間を分散、移転させて、一時預かりをしてもらう。フィリピンであるとかグアムであるとか、国内、県内、ヘリコプターの数の分散、機能の分散、あらゆることを考える。いわゆる県道一〇四号線の国内への分散をいたしましたけれども、そういうようなことができるんじゃないか。政府の役割、県がやるべき役割、お互いが責任を押しつけ合うんじゃなくして、お互いが責任を共有する、そして行動を起こしていく。そういうことでないと、すぐに三年はやってくると思っております。
 まず、話し合うことが大事であり、早目にオン・ザ・テーブルをしなければならないと思いますが、どうでしょうか。お聞かせください。
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北原巖男#11
○北原政府参考人 御答弁申し上げます。
 我々政府といたしましても、いろいろと選択肢を考えるなどいたしまして、可能な限り努力をしてまいりたい、そのように考えております。
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安次富修#12
○安次富委員 次に、普天間基地の危険性の除去についてですが、これはもう早急に実施しなければならないと思いますし、政府には具体案があるはずであります。それをすぐ、順次実施していただきたい。移設の条件としてはいけないと思っておりますが、いかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。
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北原巖男#13
○北原政府参考人 私ども、現在ある普天間基地、大変地元にも迷惑をかけております。そうした中で、何としてもこれを早く移設したいと考えておりますので、先生の御指摘等を踏まえまして、真剣に取り組んでまいりたいと思っております。
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安次富修#14
○安次富委員 防衛省の中で考えていることがいろいろあるはずですから、早目にそれを公開して、そしてそれを実施していく。危険の除去というのはもう今すぐやるべきことでありますから、今すぐやっていただきたいと思っております。
 次に、防衛庁が防衛省となり、防衛施設庁が防衛省の中に統廃合される中で、地域とのかかわり、国民、住民とのかかわりはとりわけ重要であり、施設庁が果たしてきた基地周辺対策事業や民生安定事業等はいささかも機能が低下してはならないし、米軍再編の大事な時期に、地域住民の声に謙虚に耳を傾け、住民合意のもとに防衛政策を推し進めていかなければならないと考えます。特に、沖縄における那覇防衛施設局の果たしてきた役割は重要であり、たび重なる事件、事故、騒音防止、基地の負担の軽減等、歴代の那覇の局長を初めとする局のスタッフの皆さんには改めて深く敬意を表します。
 そこで、施設庁統廃合後の住民や地域とのかかわりについてお聞かせください。
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北原巖男#15
○北原政府参考人 御答弁申し上げます。
 我が国の平和と安全にとりまして、防衛施設の取得ですとか、あるいは安定的な運用を確保していくためには、関係自治体や地域住民の皆さんの御理解あるいは御協力が不可欠でございまして、そうした御理解あるいは御協力を得るために、防衛施設庁職員は、これまで、住民の皆さんの基地負担をできる限りみずからの皮膚感覚で感じながら、協議したり調整に努めてきたところでございます。これまで施設庁が果たしてまいりました機能は、何よりも地元の皆さんの信頼関係を前提としなければなりませんけれども、長年にわたります地道な努力の積み重ねが必要な、極めて重要な役割であると私ども認識しております。
 今後、私どもは、廃止、統合ということになるわけでございますけれども、これまで私どもが培ってまいりました地元との関係を維持発展させる、それからさらに、職員が経験を生かしまして、誇りを持って業務に従事できるような組織にすることが大事であると考えております。
 そうした中で、組織の改編に伴いまして地元の皆さん、地域とのかかわりにいささかの支障も生じてはならないと思っておりまして、そうした観点から組織改編を考えております。さらに、引き続き、豊富な経験を有する職員によって業務を遂行していくことが大事である、そのように考えているところでございます。
 我々といたしましては、いずれにいたしましても、真に国民の皆さんの負託にこたえ得る新しい組織にしっかりと移行し、スタートできるように、全力で今取り組んでいるところでございます。
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安次富修#16
○安次富委員 長官、今後とも職員一丸となってしっかり頑張っていただきたいと思っております。
 しかし、残念ながら、事故は日常的に起こっているんですね。米空軍嘉手納基地で五月二十五日に発生したジェット燃料漏れ事故は、漏れた燃料が地中に浸透し、地下水や河川など周囲の環境に悪い影響を与える可能性も考えられ、環境汚染への不安を消し去ることはできないと指摘されておりますが、この事故への当局の対応や再発防止策についてお答えいただきたいと思います。徹底した安全管理、再発防止をお願いいたします。
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北原巖男#17
○北原政府参考人 御答弁申し上げます。
 先生御指摘のように、徹底した安全管理または再発防止が重要ということでございまして、まず事実関係を十分踏まえまして、そしてこの問題の重要さを米軍当局にもお話しをし、米軍からも御理解をいただいておりまして、現在、汚染した土壌につきまして、私ども聞いているところでは、去る十五日に入札を終わっているというように聞いております。汚染土壌の入れかえでございます。
 そういった点等、米側とも十分、地元の気持ちを伝えながら、そして、こうしたことが二度と起こらないように我々としても全力を尽くしてまいりたい、そのように考えております。
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安次富修#18
○安次富委員 ぜひお願いいたします。住民の不安を払拭するという点で頑張っていただきたいと思います。
 次に、お待たせをいたしました。高市大臣にお聞きをいたします。口調も変わりまして、やわらかくなっておりますが、大臣、どうも御苦労さまでございます。
 復帰三十五周年を迎えた沖縄であります。青い海、青い空、豊かな自然、そしてチムグクル、ユイマールの精神、沖縄の特性を積極的に生かしつつ、自立的発展の基礎条件を整備し、我が国の南の玄関口として、アジアの中においても魅力あふれる、ダイヤモンドのようにきらきら光る、輝くアイランドとして、そのような沖縄づくりに邁進していかなければならないと考えるわけでありますが、復帰三十五周年を迎えての課題と、今後の沖縄振興に当たっての重点的取り組みをお聞かせください。
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高市早苗#19
○高市国務大臣 まず、安次富議員の優しいエールに感謝申し上げます。
 本土復帰から三十五周年を迎えまして、やはり沖縄県民の方々の御努力、それから政府や県の取り組みの中で、社会資本整備を中心にかなり進展してきたかなと思います。
 それからもう一つは、平成十四年度に開始しました沖縄振興計画に沿いまして、情報通信産業ですとか観光産業に関しましては好調に推移していると思います。
 課題ということでございますが、そうはいっても、まだ県民一人当たりの所得、それから失業率の高さ、そういったことは、所得水準も全国最低という形でございますので、まだまだ、豊かな、元気な沖縄ということでは課題はあると思います。
 今後の重点的な取り組みなのでございますけれども、私は、社会資本整備は、もちろんこれは沖縄の自立型経済活性化、そして安心、安全ということを考えると、着実に進めていく必要があると思うんですが、それ以上にやはり人材育成をしっかりやりたいと思います。つまり、特区制度などもありますので、企業誘致の可能性というものも随分開けてはきていると思うんですが、企業が来たときに、確実にこれを受ける優秀な人材、沖縄に行けば、例えば非常に高度なIT人材もいるよ、観光のサービスもすばらしいよ、また、これから可能性のあります健康産業などにおきましては沖縄ではすばらしい研究もされていて、それをアウトプットする能力を持った人材がいるよ、こういった形をつくっていきたいと思います。
 また、沖縄の産品、沖縄らしさを持った産品、こういったものの開発も地元でも努力していただいております。政府も工夫いたしているんですけれども、また今度、これを、しっかりと販路を切り開いていくということは大事だと思うんですね。今でしたら、JAさんが、例えば沖縄から奈良県にも見えます、マンゴーなんかの食べ方もつけたパンフレットを配りながら広報していただいておりますけれども、すばらしい産品、沖縄らしいものを全国に展開していく、こういった取り組みも必要だと思いますので、私自身は、まず沖縄ブランドの確立、それから各種の産業の高付加価値化、そして人材育成、ここに力を入れていきたいと思っております。
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安次富修#20
○安次富委員 今お話がございましたように、大臣就任以来、高市カラーを全面に押し出して頑張っておられることに敬意を表します。
 今お話がありましたように、人材育成にすごく力を入れておられるようでございますが、沖縄における人材育成の具体的進め方についてお聞かせください。アジア青年の家構想とか新世代交流塾等、高市プランを具体的に説明していただければありがたいと思います。
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高市早苗#21
○高市国務大臣 まず、人材育成につきまして、先日来、二つの構想を発表いたしました。
 一つが、今おっしゃっていただいたアジア青年の家なんですが、これは総理の御指示でございます。アジア青年の家構想というものを温めておられて、それを日本全国のどこかで展開したい、新規の施策としてやりたいということで、私自身、これは一番沖縄が合っているんじゃないかな、こう判断をいたしましたので、沖縄を中心にということでアジア青年の家構想を発表したんですが、これは、沖縄県と、沖縄県以外の日本じゅう、それからアジア各国からそれぞれ五十人ずつ若い人たちに集まっていただいて、一カ月間共同生活をしていただきます。これは合宿形式であり、そしてまた、一部、ホームステイ型でもございます。そして、この期間中に、彼らには、イノベーティブなマインドそれから科学技術の知識、当然英語力も含めて、国際的に活躍する一つの能力を培っていただきたいなと思っております。
 また、アジア各国や日本各地から青年が沖縄に集まってきますので、その人たちが沖縄のよさに触れ、沖縄に興味を持ち、そして沖縄の産品にも触れる、知っていただくといういい機会にもなるかなと思っております。
 二つ目が、若手経営者の新世代交流塾というもので、先般発表したばかりなんですが、おおむね四十代の若手経営者の方々に、沖縄側、本土側から参加していただいて、研修会ですとか自主活動をしていただきます。
 これは、自主活動の研究の中で生まれたビジネスアイデアを実現するための支援もあわせて行っていきたいと思いますので、ここで人脈を築き、ノウハウの習得、サービスであったらサービスイノベーションという考え方もあります、いろいろな気づきもしていただく。そして、先ほど申し上げましたように、また産品の販路拡大にも結びついていくんじゃないかなと思っておりますので、できたら即戦力になる若手経営者を育てていきたい、応援していきたい、こんな思いで発表したプロジェクトでございます。
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安次富修#22
○安次富委員 私も、一にも二にも人材育成であると思っておりますので、ぜひ施策の具体的充実をお願いいたします。
 次に、谷本政務官にもお聞きをいたします。
 谷本政務官がやっておられる、ビール、泡盛の飛躍的販路拡大のプロジェクト等に御尽力なされておられますことに大変感謝を申し上げます。
 沖縄振興におけるあらゆる面での御指導をいただければと思っておりますが、私がお聞きしたいのは、海洋性レジャーの整備促進について、体験滞在交流事業等も取り込んだ形での取り組み状況についてお聞かせいただきたいと思います。
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谷本龍哉#23
○谷本大臣政務官 安次富委員から御質問をいただきました。
 沖縄担当としてたびたび沖縄にも入りまして、今言われました泡盛の振興であったり、あるいは高度IT産業の集積等の研究会を今ずっと続けておりますが、その中で、海洋性レジャーの整備促進についてのお尋ねでございますけれども、今委員が言われたように、沖縄体験滞在交流促進事業の中で、今この整備促進を行っております。
 この沖縄体験滞在交流促進事業といいますのは、委員御存じのとおりですが、沖縄の特性を生かした滞在型、参加型観光を促進して、地域の活性化に資するため、市町村が地域住民の創意工夫を生かして実施する事業について国が支援を行うものでございます。
 これは当然、体験滞在交流型ですから、海のものばかりではないんですけれども、陸のものもありますが、その中で、例としましては、海のものとしては、例えばシーカヤック体験やシュノーケリング、ダイビング、こういった体験等の体験プログラムをまず作成して、そしてそれに必要な施設を整備していく。今までの例では、読谷村のゆんたんざ鳳整備事業においてシャワーや更衣室の整備を行いましたし、また、座間味村の海と島と人との出会い事業においては更衣室等の整備などを行ってまいりました。
 いずれにいたしましても、しっかり地域からの要望というものを聞きまして、それを踏まえて適切に対応していきたいというふうに思っております。
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安次富修#24
○安次富委員 ありがとうございました。
 今政務官からお話をいただいた海洋レジャーにおける、特に私がお聞きしたいのはダイビングスポーツの充実についてでありますけれども、夏本番に向けて、ダイビングスポットの整備がぜひとも必要でございます。整備途中のものも今お話をしていただきましたけれども、特にダイビングゾーンというものをモデル的につくって、そして、例えば北谷町の砂辺でありますとか嘉手納とか、今言われました読谷とか、ダイビングゾーンをつくって、そこに集中的にシャワー、更衣室、そしてちょっとした休憩等ができるような、いわゆるウエットスーツを着てアクアラングをつけてシュノーケルをしてホテルから出るわけにはいかないわけですから、特に女性の方なんか非常に不便をしているという切実な陳情等もまた受けておりますので、そういうダイビング振興の充実、そしてそれが海洋レジャーの普及につながると思いますけれども、ぜひ御検討をお願いいたします。
 それから、先日、元全日本バレーボールオリンピック選手だった川合俊一氏にお会いいたしました。川合氏は日本ビーチバレー連盟の会長をしておりまして、沖縄でのビーチバレーの世界大会を誘致してみたらどうかと思うのですが、内閣府がぜひ音頭をとっていただければありがたいと思うのですが、いかがでしょう。
 この二つの点について、政務官からお答えいただければと思います。
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谷本龍哉#25
○谷本大臣政務官 ただいま委員から、ダイビングパラダイス構想の話、それからビーチバレーの話がございました。私も沖縄はたびたび訪れまして、離島の方もたくさん行っておりますので、やはり沖縄の最大の魅力の一つは海だと思います。その海をしっかりとアピールしていくためには、こういったダイビングをもっとしっかり整備していく、あるいはビーチバレーの大会を誘致していくということは非常に大事なことだと思いますし、また先生の御提案は非常に有意義なものだというふうに思っております。
 ビーチバレーについては、御存じのとおり、宮古島や名護市の方で日本ビーチバレー連盟の公認大会も既に開かれておりますし、そういった関係者の方々あるいは市町村あるいは県の皆さんが一体どういう形でやっていきたいか、その要望をしっかり出していただいて、そしてそれをしっかり内閣府として支援していくという形になろうかと思います。
 特に、沖縄県にとっては今年度が第三次の沖縄県観光振興計画策定の時期であります。平成二十年度から二十三年度までの計画を今年度つくるということでございますので、その中にもしっかりと地域の要望を明示していただいて、そしてそれを踏まえて我々内閣府が連携をして支援していくというふうにしていきたいというふうに思っております。
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安次富修#26
○安次富委員 ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、集中豪雨の件ですが、去った六月十一日夜から十二日夜にかけて、沖縄本島地方では中南部を中心に土砂崩れや流出、冠水等、雨による被害が相次いで発生しました。特に、昨年六月に大規模な地すべりがあった中城村安里地区では、去年の地すべりがあった山の斜面から流れ出た泥水が国道にあふれ出して、住人が去年の恐怖がよみがえり、今なお不安な日々を送っております。また、北中城村荻道地区におきましても土砂崩れが発生しておりますが、そのことに対する被害対策、災害復旧、地すべり対策等について、その状況と今後の対応策について御説明をお願いいたします。
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清水治#27
○清水政府参考人 お答え申し上げます。
 六月十二日の午後から十三日の午前にかけまして沖縄県中南部において激しい降雨がございまして、人的被害や人家への被害はなかったところですが、道路冠水四カ所、駐車場の擁壁崩落一カ所、がけ崩れ二カ所、土砂崩れによる道路通行どめ一カ所等の被害が発生したところでございます。これらにつきましては、南城市、北中城村等の地元自治体により復旧措置がなされたところでございます。
 また、御指摘の昨年六月に発生いたしました中城村安里地区の土砂災害につきましては、発生後直ちに応急復旧をするとともに、内閣府による資機材の支援、国土交通省による専門家派遣及び災害復旧査定の速やかな実施などの支援を行ったところでございます。
 この復旧対策といたしましては、沖縄県及び中城村による道路災害復旧事業、沖縄県による災害関連緊急砂防等事業及び特定緊急地すべり対策事業が平成十八年度から実施されているところでございまして、速やかな復旧がなされますよう、これらの事業を鋭意推進してまいりたいと考えているところでございます。
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安次富修#28
○安次富委員 ぜひ住民が安心して日々の生活を送れるようよろしくお願いいたします。
 次に、沖縄の交通渋滞は九州においても福岡を抜いてワーストワンだと聞いております。慢性的交通渋滞による経済的損失もはかり知れないものがあるほど最悪の状況だと聞いておりますが、広大な米軍基地に阻まれて、なかなか南北、東西の道路がつなぎがうまくいっていないわけであります。はしご状道路ネットワークの整備等、沖縄における慢性的交通渋滞への抜本的解決に向け、その施策の展開をお聞かせください。
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高市早苗#29
○高市国務大臣 沖縄では陸上交通の大半が道路に依存しておりますので、やはり地域間の連携や交流の促進、それからまた経済産業の活性化ですとか今御指摘のあった交通渋滞の解消という意味では、幹線道路のネットワーク、それもはしご状のものといったものの整備が大変重要だと思います。
 具体的に、完成済みの沖縄自動車道と今整備を進めております那覇空港自動車道、それから沖縄西海岸道路を南北方向の軸として、これらを東西方向に結ぶ県道などの幹線道路で有機的に連結させて、最終的にはしご状の道路ネットワークの構築を進めるということは大変重要だと思っておりますので、沖縄県とよく御相談しながら、これからも積極的に推進をしてまいりたいと思っております。
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