環境委員会

2010-10-26 衆議院 全68発言

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会議録情報#0
平成二十二年十月二十六日(火曜日)
    午前十時開議
 出席委員
   委員長 小沢 鋭仁君
   理事 大谷 信盛君 理事 太田 和美君
   理事 田島 一成君 理事 横光 克彦君
   理事 吉川 政重君 理事 田中 和徳君
   理事 江田 康幸君
      相原 史乃君    石井登志郎君
      石田 三示君    岡本 英子君
      川越 孝洋君   木村たけつか君
      菊池長右ェ門君    工藤 仁美君
      櫛渕 万里君   斎藤やすのり君
      阪口 直人君    玉置 公良君
      橋本 博明君    初鹿 明博君
      樋高  剛君    水野 智彦君
      湯原 俊二君    井上 信治君
      近藤三津枝君    齋藤  健君
      福井  照君    古川 禎久君
    …………………………………
   環境大臣         松本  龍君
   経済産業副大臣      池田 元久君
   経済産業副大臣      松下 忠洋君
   環境大臣政務官      樋高  剛君
   政府参考人
   (環境省大臣官房長)   谷津龍太郎君
   政府参考人
   (環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長)   伊藤 哲夫君
   政府参考人
   (環境省総合環境政策局長)            白石 順一君
   政府参考人
   (環境省地球環境局長)  寺田 達志君
   政府参考人
   (環境省水・大気環境局長)            鷺坂 長美君
   環境委員会専門員     高梨 金也君
    —————————————
委員の異動
十月二十六日
 辞任         補欠選任
  相原 史乃君     菊池長右ェ門君
  石田 三示君     水野 智彦君
  斎藤やすのり君    湯原 俊二君
  森岡洋一郎君     初鹿 明博君
  山崎  誠君     石井登志郎君
同日
 辞任         補欠選任
  石井登志郎君     山崎  誠君
  菊池長右ェ門君    相原 史乃君
  初鹿 明博君     森岡洋一郎君
  水野 智彦君     石田 三示君
  湯原 俊二君     斎藤やすのり君
    —————————————
十月二十日
 すべてのアスベスト被害者を補償し、被害の根絶を求めることに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第二九号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 環境の基本施策に関する件
     ————◇—————
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小沢鋭仁#1
○小沢委員長 これより会議を開きます。
 環境の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として環境省大臣官房長谷津龍太郎君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長伊藤哲夫君、環境省総合環境政策局長白石順一君、環境省地球環境局長寺田達志君、環境省水・大気環境局長鷺坂長美君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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小沢鋭仁#2
○小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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小沢鋭仁#3
○小沢委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中和徳君。
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田中和徳#4
○田中(和)委員 おはようございます。自由民主党の田中和徳でございます。
 私は、このたび、自由民主党が設けましたシャドーキャビネットで環境大臣という役目を受けまして、大変浅学非才でありますし、微力でありますけれども、環境政策の推進のために努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 松本大臣は、先日の所信演説の中で、地球は先祖から受け継いだものではなく未来の子供から預かっているものであるというアメリカ先住民の言葉を引用され、また、環境保全の視点を大胆に社会経済活動に織り込むことを通じて二十一世紀型の経済成長を実現するという考え方に立って、国益を保ちながら、地球益、人類益の実現を図ってまいりますと述べられました。私も全く同感であります。
 私もその視点から質問をしてまいりますけれども、その前に、現在は本委員会の委員長をお務めの小沢鋭仁前環境大臣に、どうしてもこの場で確認をさせていただきたいことがございますので、よろしくお願いしたいと思っております。
 委員長も先日の委員会の席で、就任のごあいさつで、特に公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存ですと極めて大きい声でおっしゃっていただきました。私もそのようにお願いをしたわけでございます。
 今国会でも政府から同じものが再提出されております温暖化対策基本法案は、国民生活や産業界に大きな影響を与える、しかも、私どもから言わせれば、大変問題の多い法案である、このように思っておりますけれども、審議不十分のまま、環境委員会では非常にまれというか初めてではなかったかと思いますけれども、強行採決が行われまして、私たちは、十二分に審議を尽くすべきである、このようなお願いをしたにもかかわらず、実は残念な採決になった経過がございます。
 しかも、その後、荷崩れしたまま参議院に行ったわけでございますが、参議院の方に行きましてからは、皆さんの、与党側の見通しが悪かったというのか、先が見えなかったというか、参議院の選挙の都合ということで、これまた実は流れてしまったわけでございます。
 私は、こういうことが絶対にあってはならない、このような認識に立っておりまして、委員長としてもぜひひとつ、お言葉がありましたように、公正な運営、我々少数の野党といいながらも十二分に質疑時間をとっていただくなどの配慮をしていただくということを前提にしつつ、強行採決はされないだろうと思いますけれども、その点、ぜひ御確認を、委員長の御見識を伺っておきたいと思います。
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小沢鋭仁#5
○小沢委員長 委員長として答弁といいますかお答えを申し上げたいと思います。
 先般の委員長のあいさつの中でも申し上げましたように、公平公正な委員会運営を図っていきたい、この一語に尽きると思っております。また、いわゆる委員会の運営は、与野党理事の皆さん方、御苦労をいただくわけでございますが、そういった理事の皆さん方の御協議をしっかり踏まえてやらせていただくことを申し上げたいと思います。
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田中和徳#6
○田中(和)委員 環境委員長としての決意、大変、委員長の御性格というのか、二度と強行採決はしない、こういうかたいお約束をされたんだ、このように思ってよろしゅうございますでしょうか。
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小沢鋭仁#7
○小沢委員長 先ほども申し上げましたように、理事の皆さん方とよく相談をしてやらせていただきたい、こう思います。
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田中和徳#8
○田中(和)委員 松本大臣、今委員長の御発言も、また雰囲気の感じ取りもしていただいたと思いますが、大臣にも当然御理解をいただかなければならないと思います。よろしゅうございますか。
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松本龍#9
○松本国務大臣 今委員長がおっしゃったとおり、委員長を初め理事の皆さん、そして委員の皆さんのしっかりとした見識の中でさまざまな問題が議論されることを大臣としても望んでおります。
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田中和徳#10
○田中(和)委員 次に移ります。
 実は、小沢元幹事長の件でございますけれども、北海道で民意が示されたということで、与党の要人、相当前向きな御答弁が出るようになりました。
 私たちは、野党時代の皆様方の御要望に対しては、渋々のときもあったと思いますけれども、実は、国会の中で説明責任を果たす、証人喚問あるいは参考人招致、場合によっては辞職勧告決議案の審議、こういうものにも非常に努力をしてきた経過があります。当然、政治家でありますし、御本人の御意向もあったと思いますけれども、説得をしたという、そこに汗を流したという過去のいろいろな経過がございます。
 民主党さんは、残念ながら、野党のときには非常に歯切れがよいいろいろなお話をしておられたのでございますが、政権につかれると、急に後ろ向きの態度、こう言わざるを得ないような状況がしばしば見受けられるわけでございまして、今回の小沢一郎氏のことも、全く私はそのとおりだと思っています。
 このところ、やはり国会で、国民の前で明らかにすべきだ、またそういう場に小沢一郎氏もお出になるべきだという与党側からも意見が出ておりますけれども、大臣、率直にお考えをお聞きしたいと思います。
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松本龍#11
○松本国務大臣 この件につきましては、小沢元代表御自身が、国会で決めた決定は私はいつでも従うという話がございます。そういう意味では、国会で御議論、御決定いただくべきというふうに考えております。
 今お話があったのは、恐らく政治とお金の話ということでありましょうけれども、若干時間をいただいて、私自身が経験した政治とお金の話をちょっとさせていただきますが、実は三十年ほど前に、私の父は参議院議員をしておりまして、その父がある会社から、ある建設会社でしたけれども、口ききはしていないんですけれども、菓子折りの中に三百万忍ばせて営業部長が父のところに持ってきたことがあります。
 そういうことがあって、その三百万を父はわかりながら、ありがとうと言って、その営業部長を帰しました。私は息子として、こんなことをやっていいのかな、これは賄賂じゃないかというふうに思って、ちょっと憤慨しておりましたけれども、三十分ぐらいして私に、龍、社長に電話しろということを言って、社長に電話して社長につながって、おやじに電話をつなぎました。そしたら、おやじがその社長に、今営業部長が忘れ物をしていったから、あしたでもとりに来てくれというふうに言って、次の日のお昼ごろその社長が来たときに、これはきのう部長が忘れたからと、三百万、ふろしき包みにお金を入れて返しました。
 何でそのときに返さなかったのかということを自分ではいぶかしく思っておりましたから、後で聞きましたら、部長にそのまま返したら三百万、部長の懐に入るかわからぬやないか、おまえそのくらいわからぬとかというふうに言われて、社長に三百万返したんです。
 これはおやじの自慢話じゃなくて、結局、政治家と金というのは物すごく不断の見識が要るなと。そのまま部長に返していたら、多分おやじはもらったことになったかもしれない、社長に報告しなければ。ただ、社長に三百万返したとしても、今度部長はそのままおやじがもらったと言うかもしれない。だから、そういう何か物すごく難しいことがあるんだろうというふうに思って、そのときからずっと政治とお金の問題のことについて考えてきました。
 そういう難しい問題があるということを認識しながら、やはり小沢元代表御本人がこれからのことについてはしっかり考えていかれるんだろうというふうに思っております。
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田中和徳#12
○田中(和)委員 幹事長と言ったかもしれませんが、考えたら代表でいらっしゃいますので、元代表のお話ということにさせていただきたいと思います。
 今大臣からもみずからの経験を語られたわけでございまして、大臣自身十二分に政治家の立場、またいろいろなその重さというものもよくお考えのようでございますけれども、私は、事の次第というものは御本人がお出になって語られるという態度こそが国民の政治に対する信頼を一番回復する基だと思っておりますし、大臣もそのように思っていらっしゃるから今そのようにお答えになったと思うし、ぜひ小沢一郎氏が国会の中に出てこられて、証人喚問をお受けになられる方が、一番信頼回復に早道ではないかと思っておりますけれども、重ねてその点について、大臣、もう一度お答えをいただければと思います。大臣もそう思っていらっしゃるかどうか。
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松本龍#13
○松本国務大臣 繰り返すようですけれども、みずからの出処進退は政治家みずからが判断すべきものと考えております。
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田中和徳#14
○田中(和)委員 みずから判断するのはもちろんなんですが、これは菅政権のもと、菅代表、党の党首でございますし、こういう指導力がそこに生かされるかどうか。当然、閣僚の皆さんもどのように思っていらっしゃるかということが私は一番重要なことなんだろうと思っています。ですから、これは人ごととか、御本人がどうだということももちろん言い分としてはあると思うんですけれども、私はこう思っていますと大臣のお言葉からすっきりと自分自身の意思をお答えいただくというのが大切なんだろうと私は思います。
 もう一度、小沢一郎先生のということではなくて、私はこう考えておりますと御発言いただければと思います。
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松本龍#15
○松本国務大臣 繰り返すようですけれども、政治家みずからが判断すべきだということを繰り返さざるを得ません。
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田中和徳#16
○田中(和)委員 大臣もいろいろなことを考えて御発言されたんだと思いますけれども、私の求めた、期待をした御答弁とはちょっと違いますけれども、次に移ります。
 実は私の神奈川でも先般災害があったのでございますが、奄美大島では十月二十日に記録的な集中豪雨が起こりました。死傷者の方もたくさん出て、島全体でも二千人以上が避難勧告を受けられた、また川のはんらん等で今でも大変な孤立状態にあるということでございます。亡くなられた方、被災された皆様に心より御冥福とお見舞いを申し上げる次第でございます。
 一方、COP10がございます。大臣が御就任をされる前からCOP10のスケジュールはすべて決まっておったのでございます。一部の報道を見ますと、大臣も、防災がないがしろになるんじゃないか、こういう危惧の念を示されたと聞いております。
 私からも、環境大臣という大変なお役を受けられる、これまた防災大臣も、リアルタイム、三百六十五日、国民の生命財産にかかわることでございますし、いっときも気が抜けない。今まで環境大臣と防災大臣というのは、幾つかの大臣の組み合わせはあったんですけれども、過去に前例がない、しかも重たい仕事が両方あるということで、私は、はっきり言って、いかに松本大臣の能力がスーパーマンであろうとも、心配しております。
 私だけじゃないですね、国民の多くの皆さんからそういう声が上がっているんですが、大臣、そこはどうですか。
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松本龍#17
○松本国務大臣 私も同じような、今先生から御指摘のことを思いました。菅総理から環境、防災ということを言われたときに、それこそ大変な任務だなということで実は逡巡をいたしましたけれども、地球の命を守る、自然を守る、そして未来の子供たちのために動く、そして防災は何よりも人の命を守っていくということでありますから、そういう意味では共通の理念があるんだなというふうに思っております。
 今言われましたように、三日後にCOP10の作業でニューヨークに参りました。そのときも、まだ副大臣、政務官は決まっておりませんでしたので、ぜひとも東京在住の副大臣、政務官を置いてくれということを言ってニューヨークに参りました。
 奄美のことにつきましても、二十日の日に、私も結構COP10のことで疲れておりましたけれども、奄美の被害を聞いて、時間百三十一ミリ、二時間で二百六十ミリというのは想像を絶する雨だということで、私は夜もずっと防災の方に詰めまして、鹿児島県に電話をして、ある程度指示をいたしました。まず二次災害の防止をしよう、そして孤立している人たちに対して安全、安心を提供しよう。また、小中学校にも三百人近い子供たちがいましたので、その子たちの安全も守ってくれよということでやりました。そして、何かありましたら何でも言ってくださいと鹿児島県に申し出て、私たちはいつでもお手伝いしますということでやりました。
 二十三日の日、土曜日でしたけれども、東副大臣に早速現地に行っていただいて、様子を見、そして避難している方々のことをしっかり見守りながら、何よりライフラインがかなり切断しておりましたので、その復旧に向けていろいろな方々を督励し、まさに警察、消防、自衛隊、本当に一生懸命やられて、また住民の方々も、結いという共同体みたいなものがありまして、その結束が強くて、ボランティアの方々もやっておられるし、そういう報告を受けました。
 そういう意味では、大変荷が重いし、スーパーマンどころではない能力の足りない私でありますけれども、しっかりそこのところは腹に入れていきながら、決してそごのないように、万全を期していきたいというふうに思っておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
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田中和徳#18
○田中(和)委員 もう大臣、認識はしておられるということは今の答弁でわかるんですけれども、率直に言って、環境大臣のお立場、COP10の議長、いわば昨今の、今世紀の我が国の国際会議で本当に最大の会議と言っても過言でないと思うんですね。しかも、これからの時代の極めて重要な案件を審議される。
 一方において、本当に残念ながら災害が起こってしまう。日本は災害列島と言われるほど自然的な災害の多い国なんですよね。どっちを優先されるんだ、一般の国民から見ればこう聞かなきゃいけませんし、両方大丈夫だよといっても、身は一つですよね。
 これはどうされますか。
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松本龍#19
○松本国務大臣 大変重い責任だということを重々理解はいたしております。優先順位をどちらにつけるかということはありません。どちらも大事ということで、今COP10のお話がありました。大変今厳しい状況ですけれども、この委員会が終わったら早速、名古屋に行って全体会合、あるいはあしたに備えて仕込みをしていかなければならない。バイの会談もたくさん用意しております。そういう意味では、大変荷が重うございますけれども、しっかり取り組んでまいりたい。優先順位はつける気はありません。COP10も大事ですし、奄美の復興も大事です。
 前に私も、十五年前の阪神・淡路のときに、御党の村岡兼造先生、谷洋一先生、そして私、三人で、実は災害復興プロジェクトの座長をやったんですけれども、そのときの思いもしっかり腹に入れていきながら、防災というもの、そして復興というものに全力をこれから挙げていきたいというふうに思っております。
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田中和徳#20
○田中(和)委員 奄美大島の皆さんも、大臣に実際に来ていただいて見ていただきたいと。想像を絶する大変な雨量だった。大変不安な中に時を過ごしておられると思うんですね。大臣はいつ奄美に行かれるんですか。
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松本龍#21
○松本国務大臣 今のところ、時間調整をしておりますが、COP10が終わるのが二十九日、それ以降のことになろうかと思いますけれども、一日も早く現地に入って、さまざまな方々の話を聞いていきながら、例えばそこから学ぶべきもの、中越のときもそうでしたけれども、孤立集落の問題、あるいはグループホームの問題、老人ホームとか老健施設がさまざま被害に遭っております。災害弱者の問題、そして携帯が通じないという通信の問題等々、この間、奄美の問題でいろいろ取りざたされてきた問題がありますから、そのことについてもしっかり取り組んでいきたいなと思います。
 おくれましたけれども、三名の方々がこの記録的な豪雨によって亡くなられました。哀悼の誠をささげたいというふうに思っております。
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田中和徳#22
○田中(和)委員 私は、大臣は過去に防災のお仕事をされた経験をお持ちだということも知っております。ですから、防災担当の大臣、環境大臣は言う必要もないわけですけれども、どれだけ重い仕事を兼ねられるかということでございまして、私は、大臣が最初にお役を受けられるというやりとりをされたときに危惧の念を示されたということでございまして、それは本当に正しかったと。しかし、お受けになったということはやや間違っていたのではないかな、こう思っております。
 何か承りますと、仙谷総理大臣が大丈夫だ大丈夫だとおっしゃったというんですけれども、仙谷総理の方がどうも判断ミスじゃないかとあえて御指摘をして、次に移ってまいります。
 実は、これも人事の話なんです。小沢前大臣の顔を見ながらお話ししますけれども、大臣、副大臣、政務官、COP10に向けて、MOP5もございますし、大変お忙しい中、頑張られて準備をされたんだと思うんですよ。しかも、今回これだけの盛りだくさんの議案があるわけですね。松本大臣の能力云々というんじゃないんです。私は、かわっちゃいけなかったんじゃないかと思うんですね。続投すべきですよ、普通で考えれば。例えば、万が一大臣がおかわりになるときには副大臣、政務官がお残りになるとか。全部入れかわったというのは、これはまあ総理がお決めになることですから私の言う話ではないんですけれども、国益ということで考えれば本当におかしな話だなと。
 しかも、やはり外国の人たちから見ても、名古屋のCOP10等について日本の政府は本当に、重要だ重要だと言いながら本当に重要に考えているんだろうか、こういう声も実は私のところに二、三ございました。
 大臣からお話をお聞きするということなんだと思いますが、もう就任をされた大臣に今さらという話でもございますけれども、どういうふうに思っていらっしゃいますか。
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松本龍#23
○松本国務大臣 今、以前の政務三役が全部そろわれて、小沢大臣、そして田島副大臣、大谷政務官、おられます。この方々の活動というのは、政権交代して約一年間、本当に必死になって頑張ってこられた姿を私は見てまいりました。
 継続性の問題というふうに言われたと思いますけれども、私は前の日まで大臣になるというのを全く予測しておりませんで、もう次の日の四時ぐらいの飛行機で帰ろうかなとしておりました。朝、電話がかかって、環境大臣と防災を担当してくれないかというふうに言われて、実は逡巡というか、そのときは、やはり継続性が大事だなということで、今おっしゃったとおり、もう一度御再考を願えればと。ここだけの話って、もう広がっていますけれども、ここだけの話ですけれども、もう一度御再考を願います、私としてもやはり継続性が大事だということが頭にありましたので、御再考を願えますかと言いましたら、それからまたしばらく、三十分以上たって電話があって、ぜひよろしくお願いしますということで、二度電話があって断るわけにはいかないなということでお引き受けをしたところであります。
 その後、三日後にニューヨークに参りましたけれども、ニューヨークに参ったときに、本当に小沢前大臣が努力をされてずっと道をつくって、さまざまなバイ会談といいますか、さまざまな世界の国々の方々と会って下準備をされていたなということをつくづく思いました。田島副大臣も大谷政務官もそうですけれども、その道に乗って私はしっかり、二十日に行ったときも、バイ会談といいますか、例えばG77のイエメンの大使とか、あるいはEUの気候変動のヘデゴーさんとか、イギリスのスペルマンさんとか、ベルギーの大臣とか、あるいはEUの環境のポトチュニックとか、さまざま会って会談をしてまいりました。
 私のモチベーションは、中断したということの、中断といいますか引き継いだということのそごがないようにということが私の一番のモチベーションでして、小沢前大臣にも恥をかかせてはいけないし、それこそ先ほど言われた、国益を損なってはいけないということでずっと仕事を続けてきたところであります。
 ようやくCOP10も十八日に始まって、そのときにニューヨークで会った方々が、しっかり頑張ってくださいよという話をしていただきました。ABSの担当のジョグラフ事務局長も最初は、まだ大臣になられて三日ですかという話もされましたけれども、このごろはしっかり信頼関係を持ちながら、繰り返しますけれども、小沢前大臣初め三役がやってこられた本当にしっかりした道をたどりながら、そしてCOP10成功に向けて努力をしていく、このことが、私は、そういう状況になったことに対する私の使命であり責任であるというふうに思っております。
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田中和徳#24
○田中(和)委員 大臣も、私の今指摘した内容についてはもう嫌ほど理解をした上での答弁でございますけれども、私は、本当に変な人事だなと率直に思いましたね。大谷筆頭理事も大臣政務官、田島先生は副大臣、委員長が何といったって直前の大臣でいらっしゃいまして、本当に心残りだったんだろうな、残念だったんだろうなと。
 お一人お一人お話を聞きたいと思うんですが、委員長、ちょっと感想を述べてください。
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小沢鋭仁#25
○小沢委員長 一言、では私からもお答えを申し上げたいと思います。
 人事でございますので、田中委員のおっしゃる継続性というのはもちろん重要な話でありますけれども、その他いろいろな要素を勘案して、人事権者の菅総理初め今の執行部の皆さんがお決めいただいたことだ、こういうふうに思っているわけであります。松本新大臣あるいは近藤副大臣あるいは樋高政務官初め、大変皆さん御立派な方で、私としては、もう本当に後を託すことに全く心配なくお願いをしているわけでありまして、そういった意味では、何らそういう心配もなくお任せできることを大変よかったこと、こう思っております。
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田中和徳#26
○田中(和)委員 私は、野党の筆頭でございますから、違うことを考えているんですよ。
 温対法の法案が再び出てきましたね。これを通すために、COP10よりも優先したんじゃないか、こちらを。大臣を委員長、副大臣、大臣政務官が委員会の要職につかれて、全くそのまま議会側に来ておられるわけでして、本当に、先ほど委員長に強行採決のことを何度もしつこく伺ったわけでございますが、御確認いただいたわけでございますが、私たちにとりましては、まさしく雇用、あるいは産業の存廃、こういうことも含めて重大な法律の内容だ、こういうふうに思っておりますので、これは今後の審議の過程の中でいろいろと議論させていただきますけれども、やや、COP10を重要に考えていただく人事の継承というものが今政権でもあってよかったんじゃないかなと指摘をして、次に移ります。
 実は、名古屋議定書の話でございますけれども、ABSの交渉というのが難航しているということが新聞にも相当報道されております。
 これは非常に、利害関係が先進国と遺伝子の提供国で相当違うものですから無理もないという一面もあるんですけれども、今までの時点での大臣の評価というんですか、議長としての大変なお役割があるわけでございます、いよいよきょうの午後からもまた名古屋に行かれるわけでございますが、刻一刻と終わりが近づいてくるわけでございますけれども、どういうふうに取りまとめようとしておられるのか承りたいと思います。
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松本龍#27
○松本国務大臣 COP10に触れていただき、また成功を祈っていただいたこと、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 まず、ABSの問題に限って言いましたら、実は両議長、ティモシー・ホッジスというカナダの人とフェルナンド・カサスというコロンビアの方が両議長になっておられまして、この二人が本当にもう先月会ったときから精力的に、モントリオールからずっと引き続いて、ニューヨークに来て、名古屋にも早く来て作業を進めてこられました。ですから、私は二十二日までに結論を出してくださいと言いましたけれども、先般、全体会議で、もう一回猶予が欲しいということで、きのうまで、土日を使って、それこそ寝る暇もないくらいこの二人が努力をして、また、非公式でありますけれども、作業グループのみんなも努力を重ねてまいりました。必ずしもいい状況ではないと思いますけれども、私はこの二人の力、そしてそれを支える人たちの力を信じたいと思います。
 いずれにしても、共通しているCOP10の人たちの課題は、空白期間をつくってはならない。ポスト二〇一〇年目標がずっとありました。これは、二〇一〇年までに生物多様性の損失速度を著しく減少させるんだという二〇〇二年からの二〇一〇年目標がありましたけれども、報告で、これが実現しない。これはみんなが落胆して、みんながこのままではいけないという思いが共通としてありました。その共通の思いをもう一度、あしたからハイレベル協議がありますけれども、喚起をしていきながら、人類のために何ができるのかということをしっかり喚起していきながら、最後の最後まであきらめずにこのCOP10、きょうの午後から臨んでいきたいと思っておりますので、よろしく御支援を賜りたいと思います。
    〔委員長退席、田島(一)委員長代理着席〕
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田中和徳#28
○田中(和)委員 大臣からも決意のほどを伺ったわけでございますけれども、私も実は、国民の声というのか、率直に言って心配しているところもあるんですよ。これがまとまって、いろいろと遺伝子に係る費用がかさむということになれば、国民の負担が非常に大きくなる可能性があるわけですね。そういう意味からすれば、日本の大臣として国民の利益を守らなければならないという重要な使命があり、もう一方では、今回の議定書、ABSの取りまとめをして結果を出そう、こういう大切な役割を帯びておられるわけでございまして、ちょっと方向性が、角度が違う一面があるわけですね。
 そういう面について、大臣は大臣の戦略があろうと思いますが、承りたいと思います。
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樋高剛#29
○樋高大臣政務官 恐れ入ります。お答えをさせていただきたいと思います。
 まず最初に、田中先生、環境政策についての造詣の深いところで日ごろから御尽力いただいておりますことに対しまして、心から深甚なる敬意と感謝を申し上げさせていただきたいと思います。また、先ほどのお話の中では、自民党さんの環境大臣になられたということでございまして、御活躍を心から御祈念申し上げると同時に、今後ともぜひとも御高説を賜ってまいりたいと申し上げさせていただきたいと思います。
 大臣は今回、国際会議におきまして議長という、取りまとめというお役をいただいているものですから、大変僣越ではございますけれども、私の方からお答えをさせていただきたいというふうに思う次第でございます。
 先生御指摘のとおり、このABSの問題につきましては、生物多様性条約の三つの目的の一つでありまして、重要な課題である、このように認識をしているところであります。我が国を含めましていずれの国も、遺伝資源の提供国や、あるいは一方で利用国にもなり得るということでありますけれども、遺伝資源を持続可能な形で利用をして、そしてその利益を適切に配分することが人類の福利と生物多様性の保全に大きく貢献をするというふうに認識をしているところであります。
 そこで、先生の御指摘でありますけれども、いわゆるABSの交渉につきまして、議長国の立場のほかに、まさしく、国内産業への場合によっては悪影響が出るのではないか、利用国の立場としても取り組むべきではないかという御指摘ではないかというふうに理解をしたところでありますけれども、遺伝資源というのは、先生御案内のとおり食品や医薬品あるいは化学などさまざまな産業に利用されているのが現状でございまして、遺伝資源の適切な利用を促進することは国内産業を初め我が国の国益を守る上でも大変重要であるというふうに答弁をさせていただきたいと思う次第であります。
 また、現在、ABSにつきましては鋭意交渉が進められているということでありまして、我が国が受け入れ可能な形での合意を目指すことはもちろんのことでありますけれども、結果として利用国と提供国双方の利益につながるような合意がなされるように誠実に議長国として努めてまいりたい、このように考えているところであります。
 ありがとうございます。
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