予算委員会

2011-04-29 衆議院 全307発言

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会議録情報#0
平成二十三年四月二十九日(金曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 中井  洽君
   理事 泉  健太君 理事 城井  崇君
   理事 武正 公一君 理事 手塚 仁雄君
   理事 中川 正春君 理事 若泉 征三君
   理事 塩崎 恭久君 理事 武部  勤君
   理事 富田 茂之君
      石毛えい子君    稲見 哲男君
      打越あかし君    生方 幸夫君
      小川 淳也君    小野塚勝俊君
      大串 博志君    加藤  学君
      金森  正君    川村秀三郎君
      木村たけつか君    吉良 州司君
      桑原  功君    後藤 祐一君
      郡  和子君    佐々木隆博君
      城島 光力君    高井 美穂君
      高邑  勉君    竹田 光明君
      津村 啓介君    中根 康浩君
      仲野 博子君    橋本 清仁君
      畑  浩治君    初鹿 明博君
      本多 平直君    三谷 光男君
      宮島 大典君    村越 祐民君
      室井 秀子君    山口  壯君
      渡部 恒三君    赤澤 亮正君
      秋葉 賢也君    石破  茂君
      江渡 聡徳君    小里 泰弘君
      金子 一義君    小泉進次郎君
      佐田玄一郎君    齋藤  健君
      菅原 一秀君    橘 慶一郎君
      谷  公一君    永岡 桂子君
      野田  毅君    馳   浩君
      山本 幸三君    吉野 正芳君
      石井 啓一君    遠山 清彦君
      笠井  亮君    高橋千鶴子君
      阿部 知子君    山内 康一君
      渡辺 喜美君    下地 幹郎君
      田中 康夫君
    …………………………………
   内閣総理大臣       菅  直人君
   総務大臣
   国務大臣
   (地域主権推進担当)   片山 善博君
   法務大臣         江田 五月君
   財務大臣         野田 佳彦君
   文部科学大臣       高木 義明君
   厚生労働大臣       細川 律夫君
   農林水産大臣       鹿野 道彦君
   経済産業大臣       海江田万里君
   国土交通大臣       大畠 章宏君
   環境大臣
   国務大臣
   (防災担当)       松本  龍君
   防衛大臣         北澤 俊美君
   国務大臣
   (内閣官房長官)
   (沖縄及び北方対策担当) 枝野 幸男君
   国務大臣
   (国家公安委員会委員長) 中野 寛成君
   国務大臣
   (金融担当)       自見庄三郎君
   国務大臣
   (消費者及び食品安全担当)
   (行政刷新担当)     蓮   舫君
   国務大臣
   (経済財政政策担当)
   (少子化対策担当)
   (男女共同参画担当)   与謝野 馨君
   国務大臣
   (「新しい公共」担当)
   (科学技術政策担当)   玄葉光一郎君
   財務副大臣        五十嵐文彦君
   財務大臣政務官      吉田  泉君
   財務大臣政務官      尾立 源幸君
   政府参考人
   (環境省大臣官房審議官) 関 荘一郎君
   政府参考人
   (環境省水・大気環境局長)            鷺坂 長美君
   参考人
   (東京電力株式会社取締役社長)          清水 正孝君
   予算委員会専門員     春日  昇君
    —————————————
委員の異動
四月二十九日
 辞任         補欠選任
  打越あかし君     小野塚勝俊君
  大串 博志君     木村たけつか君
  城島 光力君     後藤 祐一君
  竹田 光明君     橋本 清仁君
  水野 智彦君     畑  浩治君
  金田 勝年君     石破  茂君
  小泉進次郎君     赤澤 亮正君
  齋藤  健君     橘 慶一郎君
  馳   浩君     吉野 正芳君
  遠山 清彦君     石井 啓一君
  笠井  亮君     高橋千鶴子君
  山内 康一君     渡辺 喜美君
  下地 幹郎君     田中 康夫君
同日
 辞任         補欠選任
  小野塚勝俊君     打越あかし君
  木村たけつか君    大串 博志君
  後藤 祐一君     初鹿 明博君
  橋本 清仁君     桑原  功君
  赤澤 亮正君     小泉進次郎君
  石破  茂君     谷  公一君
  橘 慶一郎君     齋藤  健君
  吉野 正芳君     秋葉 賢也君
  石井 啓一君     遠山 清彦君
  高橋千鶴子君     笠井  亮君
  渡辺 喜美君     山内 康一君
  田中 康夫君     下地 幹郎君
同日
 辞任         補欠選任
  桑原  功君     竹田 光明君
  初鹿 明博君     室井 秀子君
  秋葉 賢也君     永岡 桂子君
  谷  公一君     江渡 聡徳君
同日
 辞任         補欠選任
  室井 秀子君     加藤  学君
  江渡 聡徳君     金田 勝年君
  永岡 桂子君     馳   浩君
同日
 辞任         補欠選任
  加藤  学君     城島 光力君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 平成二十三年度一般会計補正予算(第1号)
 平成二十三年度特別会計補正予算(特第1号)
 平成二十三年度政府関係機関補正予算(機第1号)
     ————◇—————
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中井洽#1
○中井委員長 これより会議を開きます。
 平成二十三年度一般会計補正予算(第1号)、平成二十三年度特別会計補正予算(特第1号)、平成二十三年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題とし、基本的質疑に入ります。
 この際、お諮りいたします。
 三案審査のため、本日、参考人として東京電力株式会社取締役社長清水正孝君の出席を求め、意見を聴取し、政府参考人として環境省大臣官房審議官関荘一郎君、環境省水・大気環境局長鷺坂長美君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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中井洽#2
○中井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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中井洽#3
○中井委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡部恒三君。
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渡部恒三#4
○渡部委員 渡部恒三であります。
 最初にお許しを得て、この千年に一度と言われる災害でとうとい命を失った皆さんの霊に手を合わせて、お祈り、おわび申し上げたいと思います。
 菅総理、これから質問させていただきます。
 今、ちょっと昔のことを思い出したんですが、私が中曽根内閣で厚生大臣で年金法と健康保険法をやっておったとき、社会労働委員にあなたがなられ、随分厳しい質問をされたことを今思い出しますけれども、きのう本会議の答弁を聞いていると、何か元気がなさそうで、やはりあなたは答弁より質問の方がお向きだったのかなという感じもしますけれども、しかし、国難と言われるこのとき、あなたはこの国で一番大事な総理大臣という立場にあるんです。
 今、災害地の皆さん、家族を失い、家を失い、ふるさとを失い、あすの生活がどうなるかわからない、この災害地の皆さんのために、あなたが働かなきゃならないんです。命をかけてやらなきゃならないんです。
 まず、総理の決意をお伺いしたい。
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菅直人#5
○菅内閣総理大臣 被災地でもある福島から選出をされている渡部恒三先生からお話をいただきました。私も今、渡部恒三先生が厚生大臣時代、被爆者援護法など、そういった課題でも何度も議論をさせていただいたことを思い出しながら、お話を聞いておりました。
 私も、この大震災発生以来、何度か現地を訪れ、特に、避難されている皆さんと直接ひざを交えて話をし、また、石巻を初め被災された地域を実際に歩いた中で、本当にすべてを失った皆さん、家族を失われた皆さんが、しかしその中で、何とか立ち直ろうと必死になって頑張っておられる姿をたくさん見てまいりました。
 こういうときに本当に私自身が総理というこの立場にあることは、これまでのとき以上、こういうことに対して何ができるか、一秒たりともそのことを頭から離れない形で考え、行動してきたつもりであります。
 とにかく、そうした被災を受けた皆さんが、一日も早くもとの生活にまずは戻り、そしてもう一度元気な地域社会を再建させていく、そのために政府としてできることは何でもやるんだ、金のことは心配するな、そういうつもりで取り組まなければいけない、そういう思いを強くいたしております。
 私にもまだまだ未熟なところがあり、また、必ずしも何か私の気持ちが十分に伝え切れないところもありますけれども、渡部恒三先生がおっしゃるように、このことに命をかけるというその覚悟で臨んでまいりたい、このように考えております。よろしく御指導をお願いします。ヤジ
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渡部恒三#6
○渡部委員 これから見えるように行動してほしいと思います。
 その中でも、津波、地震、これで大変みんな今苦しんでいる。さらに、我が福島県民は原発事故による苦しみをしております。ぜひこれは、内閣の皆さん、与野党の皆さんはもとより、国民の皆さんにも知ってほしいんですけれども、我が福島県の皆さんは、あの原子力発電所の建設に協力して、いろいろなことがありましたけれども、じっと耐えてきょうまでやってまいりました。
 あの福島県の原子力発電所の電気は、福島県民は一キロも使っていないんですよ。全部東京に送っているんです。京浜葉工業地帯、首都圏に送っているんです。我が福島県の原子力発電所周辺地域の皆さんがしっかりとじっと我慢して、この四十年間、東京の皆さんが節電なんということは全く考えないで電気を使って豊かな生活をしてきたんです。
 もちろん、責任は東電です。この四十年間、あの原子力発電にあぐらをかいてきた東電です。徹底的に東電の責任は追及しなければなりません。しかし、地域の人たちは、東電に協力したんじゃありません。国策だから、国民のために大事だからといって協力してきたんです。そして、その原発地域の皆さんが今どんな生活をしているか。
 私は、休みのとき、あの関係の地域の人にお目にかかると涙がとまらない。しかし、四十五年間、国のために頑張ってこられた人が、今、妻を失い、かわいい子供を失い、きょうの生活、きょうの生活どうしようかと、本当に苦しい立場にあるんです。この人たちが安心して暮らしていけるようにするのは、総理、あなたの責任です。総理のお考えをお聞きしたい。
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菅直人#7
○菅内閣総理大臣 地震と津波という自然災害に加えて、この原発の重大な事故が起きました。
 今おっしゃるように、東電福島原発から発電された電気はすべて、東京を中心とする関東に送られてきている、そして、私たち東京を中心とする地域のエネルギー源として大変豊かな生活を支えていただいている。まずしっかりとそのことを認識しなければならないと思います。
 そして、こういう原子力政策全体は、政府が国の政策として取り組み、推進してきた、まさに国策そのものだ、このように私も理解をいたしております。もちろん、東京電力という一つの民間事業体が運営はしていて、今回の事故も一義的にはそうした東京電力に責任があることは言うまでもありませんけれども、しかし、原子力発電所を推進するという立場で取り組んできた国の責任も免れるものではない、このように考えております。
 そういった意味で、この事故によって、特に従来住んでおられたところから避難を余儀なくされている皆さん、また自分たちがつくった野菜が出荷されない皆さん、さらには漁業の関係で被害を受けておられる皆さん、さらにいろいろな形の被害が出ておりますけれども、その被害に対してしっかりと補償することを国としても責任を持たなければならないし、何をおいても一日も早い収束のために、国内ばかりではなく世界の英知を集めて、全力を挙げて、現在も取り組んでおりますけれども、何としても一日も早い収束に向けて取り組みを国を挙げて進めていかなければならないと思っております。
 そうした姿勢で、この原子力事故については最後の最後まで国が面倒を見るんだ、そういう姿勢で臨んでまいりたい、このように考えております。
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渡部恒三#8
○渡部委員 今の言葉、あの災害が起こったときに言ってくだされば、福島県民の皆さん方、どんなにか安心したでしょう。ところが、そう言ってくれなかった。そのために今、二百万福島県民の怒りは頂点に達しています。あなたが福島に行って、知事や県にいろいろ失礼なことがあったかもしれませんけれども、きょうの言葉で、福島県は立ち上がるぞ、県民が元気を出してくれると思います。
 国は大事なんだけれども、やはり大事なのはふるさとなんだ、そのふるさとをあの地域の人たちは奪われようとしているんだ。生活を奪われ、職場を失われ、ふるさとを奪う。必ずもとに戻してやるよ、いや、前よりもっとよくしてやるぞという決意で、政府の皆さん、頑張ってください。
 苦しいこと、悲しいことの中で、うれしいこともあります。
 私がこの前、南相馬に行ったら、あの地域の人たちが、恒三先生、あっちは危ないから行かない方がいいと。そんなこと言っていられるかということで、あの南相馬の一番危険な区域に行ったら、鹿児島県のバスがありました。そして、行ったら、遠い鹿児島県から御婦人の皆さんがいっぱいおいでになって、一番危険だと言われる地域で一生懸命復旧に頑張ってくれている。私は涙が出ました。
 今、日本じゅうの人が、福島県の役に立てないか、福島県の野菜を買ってあげよう、福島県のお米を買わせてくれ、こういう国民の声に、私は、やはり日本は大丈夫だ、あすがあるという気持ちで、今この席をかりて、福島県の原発事故に心配し、そして何か福島県の役に立ってあげたいと言っている国民の皆さんに、心から感謝します。
 しかし、国民がこれほど一つになって、災害の地域の皆さんのために役に立って、やろうというときに、政治が党内で何か署名運動をやって、今度、連休明けは政局だなどと新聞に出ると、政治家の一人として私は恥ずかしい。
 もう党利党略なんか考える時代ではありません。私は、火曜日のこの国会の審議に参加して、恐らく野党の皆さんは菅総理を随分批判するんだろうと思って聞いておったら、自民党から共産党の皆さんの質問を聞いて、共産党が一番よかったかな、みんなが、あすの日本をどうするか、災害地の皆さんのために今何をなさなければ、何をしてあげるかという建設的な質問で、感動しました。
 もちろん、この災害は、与党であり菅内閣の責任ですが、今度の補正予算は第一歩です。さらに第二歩、第三歩、第四歩、もう党利党略でけんかをしているようなときではありません。党利党略なんか考えるときではありません。野党の皆さんも……ヤジ今変なやじをしているなんというのは例外で、本当に私は自民党から共産党の皆さんは立派だと思っているんです。民主党よりも立派だ。
 ですから、私は、連休が終わったら、菅総理、オール・ジャパン・キャビネット、自民党から共産党まで、災害対策のためには心を一つにして頑張る。やはり国民の皆さんが、政治はやってくれるという思いにするのがあなたの仕事だと思う。ヤジそのとおり。
 だから、私は、自民党の谷垣総裁にあなたが連立を求めたのは間違いでなかったと思う。しかし、やり方が間違っている。電話で入閣してくれなんて、あんなことは、やはりまだ政治の経験が浅い。私だったら、黙って自民党本部に行って、総裁室に行って谷垣総裁に手をついて、国のためです、あなた総理になってください、私は副総理でお仕えしますと言ったでしょう。そうしたら、恐らく谷垣総裁だって断れなかったと思う。連休後は、あなたの仕事はこれだ。ヤジああ、もちろん連休中もやらなきゃならない。
 やはり民主党を中心にして、自民党から共産党まで、この国の政治家はこの災害復旧のために命をかけたという姿をつくるのがあなたの仕事です。
 今、国民の皆さんは、この日本が滅びるんじゃないか、国難だと心配しています。が、国民の皆さんに申し上げたい。
 菅総理、あなたはあの戦争が終わったとき、おったのかな。(菅内閣総理大臣「戦後生まれです、二十一年生まれです」と呼ぶ)ああ、生まれていなかったのか。やはりちょっと違うんだな。
 あの戦争が終わったとき、私は中学一年でした。八月十五日、戦争に負けた。あのときも、私ら中学生は、日本が負けるなんて考えたこともない。必ず勝つと思っておった。それが、無条件降伏。東京、大阪、名古屋は焼け野が原。長崎に広島に原爆が落ちて、もう日本はつぶれてしまうんじゃないか、長崎にも広島にも人が住めなくなるだろうと言われておった。しかし、その後、国民が頑張って、勝った国アメリカを追い越す、競い合うまでの国になったんです。
 今、国民の皆さんは本当につらい。しかし、立ち上がれます。心を一つにして立ち上がらなければなりません。日本は立ち上がる、東日本も立ち上がる、東北も立ち上がる、一番苦しい福島県も立ち上がる、この気持ちで国民は頑張っています。どうぞ、この国民の期待にこたえて、さすがはあのとき菅内閣はよくやったと後世の歴史に残るような、命がけで、心のこもった、そして謙虚な姿勢で、重ねて申し上げる、心のこもった政策をやってくれることを願って、私の質問を終わらせていただきます。
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菅直人#9
○菅内閣総理大臣 私自身、今の渡部恒三先生のお話を聞きながら、自分自身を無にして頑張らなければならない。私の姿勢が謙虚さに欠けるというふうに見られがちで、大変そういう意味では、皆さんに、いろいろな面で私の態度が不十分であったことをおわび申し上げたいと思います。
 これからそういったことも十分気をつけながら、本当に政治は国民のためにあるという原点に立って頑張り抜きたいと、改めて決意を新たにさせていただきました。どうもありがとうございました。
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中井洽#10
○中井委員長 この際、橋本清仁君から関連質疑の申し出があります。渡部君の持ち時間の範囲内でこれを許します。橋本清仁君。
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橋本清仁#11
○橋本(清)委員 宮城の橋本清仁でございます。
 今回の災害に当たりまして、お亡くなりになられた多くの皆様方に哀悼の誠をささげますとともに、また、残された御遺族、そして今なお苦しい生活を余儀なくされている被災者の皆様方に、心からのお見舞いとお悔やみを申し上げさせていただきます。
 また、政府はもとより世界じゅうから、企業、団体、個人の皆様方から、多大なる応援を賜っておりますことに心からの感謝を申し上げます。そして、今回、この予算委員会という場での質問を賜りましたこと、委員長を初めとする皆様方に心からの感謝を申し上げさせていただきます。
 我々被災地一丸となって復旧復興に取り組み、この日本の再活性化に向けて頑張ってまいる所存でございます。政府におかれましては、地震、津波、原発事故というこの複合災害、世界じゅうの、もちろん党内の英知もしっかりと結集しながら、一刻も早く国民に安心と安全を取り戻していただきますことを心からお願い申し上げます。
 それでは、質問に移らせていただきます。
 私は、災害以来、地元を回っておりまして、さまざまな御意見を伺います。そういった中で、津波の被害に遭ったり地震の被害で工場が被災して、その再建を考えるときに、ほかの場所での再建を考えていらっしゃる経営者がいらっしゃいます。ほかの場所で再建されたならば、失業者がさらに増加してしまいます。
 また、私の地元には蔵王などの観光資源がございまして、そういったところでの観光客の減少が見受けられます。また、今回の津波で広範囲に及ぶ堤防の決壊、その結果として沿岸部が非常に危険な状態であります。そして、すべてを失った被災者の将来に対する不安。
 こういった中でぜひお願い申し上げたいのが、東北地方の高速道路の無料化です。東北地方の高速道路を無料化することによって、物流コストは圧縮されます。当然、製造コストが圧縮されることになります。被災した場所の近くでの再建のメリットがあるんです。また、温泉などの観光産業の復興にもつながります。
 そしてまた、今回の津波で非常に興味深かったのが、高速道路が堤防の役目を果たしたということです。高速道路の海側と陸側で被害が明確に分かれている。
 思い出してください。我々はマニフェストで、高速道路が無料になれば、乗りおり口が多くできて、そこに町ができると言ってまいりました。今、こういった状況の中、集団移転を考えていらっしゃる地元の方々もいます。そういったこれからのまちづくりに対しても、この高速道路の無料化というものは役に立つと考えております。何よりも、被災した方々にわかりやすい、将来をイメージできる、そういった政策であると思います。
 そこで、国土交通大臣、大畠大臣にお伺いいたします。高速道路無料化に対しての御所見をお伺いします。
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中井洽#12
○中井委員長 大畠国交大臣。端的に短くお願いします。
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大畠章宏#13
○大畠国務大臣 橋本議員の御質問にお答えを申し上げます。
 先ほど渡部恒三先生からも、今回の震災に当たっての政治家としての心構え、そして歩むべき道を教えていただきました。私も、全力でこの大震災に対して取り組んでまいりたいと思います。
 その中で、橋本議員から御質問をいただきました東北地方を中心とする高速道路の無料化の話でありますが、現在、非常に産業も地域も壊滅状態になっておりまして、これからどう立ち上がるかということでございますが、その一つの考えとして高速道路の無料化があろうと思います。これを起こすことによって、地域の産業あるいは地域の経済も大きく立ち直る、このようなきっかけになればと考えております。
 そういう意味で、ただいま各党間でいろいろな御意見を賜っておりますが、真剣に、橋本議員の御提案を受けて、各党の意見を拝聴しながら、国土交通省としても検討してまいりたいと思うところでございます。
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橋本清仁#14
○橋本(清)委員 ありがとうございます。
 やじ馬がふえるとか言われておりますけれども、やじ馬でも何でもいいから被災地の惨状を見ていただきたい。人が来れば、観光は潤い、物も売れます。そして、やじ馬で来た方も、被災地の惨状を見たら、お帰りになられた際、東北地方は大変だな、宮城県は大変だな、東北の米を買おう、野菜を買おう、お酒を買おう、そう言っていただければ本当にありがたく思います。
 少なくとも、未曾有の大災害だからこそ、東北の高速道路については無料化の社会実験をやるべきであり、新しい東北再興の創造的社会実験とも言える無料化実験であるこの高速の無料化、国民の理解は得られると思います。
 菅総理にお尋ねします。
 震災復興の起爆剤として、東北地方の高速道路の無料化について政治的決断をお願い申し上げます。
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菅直人#15
○菅内閣総理大臣 地元宮城の中でのいろいろな状況をこれまでもお伝えいただいて、ありがとうございます。
 その中で、これからいよいよ復旧復興に向けて歩み出すときに、いろいろな工場の立地、さらには観光のさらなる復活から発展へと、そのためには、高速道路、東北自動車道について料金を無料化していく、このことが大変効果的であるという御指摘は、私もそのように感じております。
 もちろん、相当程度の財政措置が必要でありますけれども、東北全体を復旧復興、さらには元気な東日本をつくっていく上で極めて有力な選択肢、そのようにとらえて検討してまいりたい、このように考えております。
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橋本清仁#16
○橋本(清)委員 総理、ありがとうございます。総理からのそのメッセージ、希望に向けて我々頑張ってまいりたいと思います。ありがとうございます。
 そして、鹿野道彦農林水産大臣におかれましては、私の地元名取市閖上地区で、津波で大きな被害を受けた排水機場を御視察いただきました。この排水機場は、国営かんがい排水事業南貞山堀沿岸地区の排水機場の一つです。今回の予算で事業に着手していただける、そういっためども立っておりました。しかしながら、今回の津波により深刻な被害が生じました。
 大臣は、御視察後、その場で直ちに農業排水路の復旧を命じられ、関係者に、今まで皆さん頑張ってもらった、これからは我々政治家が頑張る番だ、安心してくださいとおっしゃられました。この言葉とその後の瓦れき除去の開始のスピードに、私を含め関係者がどれだけ勇気づけられたかわかりません。本当にありがとうございました。
 さて、今回、除塩を含めた災害復旧事業を補正予算で計上なされたと伺っておりますが、今後の農地などの復旧方針について、大臣の御所見をお伺いいたします。
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鹿
鹿野道彦#17
○鹿野国務大臣 大変な被害を受けているこの農地、本当に恵まれて、今日まで長い間、連綿とすばらしい作物を供給してくれたこの農地を何とか復旧させなければならない、こんな思いの中で、今回、もう既にその復旧に向けて作業も始まっているわけでありますけれども、このたびの国会におきましても、まず除塩、そしてさらに区画整理をやっていく、こういうふうなことの新たな法律も提出をいたしているところでございます。
 そういう中で、とにかく一刻も早く作付をしたいという農業者の方々のお気持ちに何としてもこたえてまいりたい、このような考え方に立っているところでございます。
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橋本清仁#18
○橋本(清)委員 そういった中で、農地の復旧に一丸となってお取り組みになられていることは私も十分承知いたしておりますが、しかしながら、作付ができない方々がおります。そういった農家に対しましての支援についてお答えいただきたいと思います。
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鹿
鹿野道彦#19
○鹿野国務大臣 これから復旧に向けていろいろな作業が行われるわけでありますけれども、農業者の方々に直接その作業に当たっていただく、そしてまた復旧に向けて農業者の方々が共同でいろいろなことに当たっていくというふうなことにおいて組合を組織していただく、そしてそういう中で、被災農業経営再開支援事業というふうなもの、今回措置をしたわけでありますけれども、その事業に取り組んでいただくというふうなことで生活の今後の糧にしていただく。そして、農業者と一体的に農地の復旧に向けて取り組んでいきたい、こんな思いをいたしながら具体的な施策を講じさせていただいているところでございます。
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橋本清仁#20
○橋本(清)委員 農業者の保護、しっかりとやっていただきたいと思います。
 そしてまた、今回、大津波でございます。漁港は甚大な被害を受けました。私の地元においても、閖上、荒浜、磯浜の漁港がその被害に遭っております。
 今後の漁港の復興に当たり、どのように復興にお取り組みになられるのか、大臣の御所見を伺います。
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鹿
鹿野道彦#21
○鹿野国務大臣 今回、漁港も大変な被害を受けられました。太平洋沿岸部だけでも三百十九漁港に及んでおるところでございます。そういう中で、とにかく一刻も早く海に出たいという漁業者の方々のそういう思いにこたえるためにも、部分的にでも施設の使用が可能になるように、こういうふうなことで応急措置を進めておるところでございます。今委員が言われた閖上港はもう既に着手に入っております。
 そういう中で、今後、応急措置と同時に、どういう形で漁港を復旧復興させていくかということは、構想会議においてもいろいろ検討されるわけでありますけれども、地元の方々の考え方というものをお聞きしながら、県そして私どもが一体的にこれからも取り組んでいかなきゃならないと思っております。
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橋本清仁#22
○橋本(清)委員 先ほど大臣の御答弁にありましたけれども、ぜひとも地元の意見を聞きながら復旧復興に取り組んでいただきたいと思います。
 次に、自衛隊に関する質問です。
 今回、自衛隊の皆さんに非常に頑張っていただいておりますし、また、我々も、自衛隊の方々の姿を見ますと、本当に安心して被災地におることができる。
 そういった中で、陸上自衛隊の以前ございました行事で東北方面隊にお邪魔したことがございました。そのときに、今回の統合任務部隊を指揮する陸上自衛隊の君塚栄治方面総監とのお話の中で、何とかしなければならないと思ったことがございます。
 君塚方面総監のお話では、災害が起こった緊急時、自衛官同士で結婚している場合、エリアで招集がかかった場合、幼い子供を預ける人を探す暇がない、そういった悩みをおっしゃられていました。
 私は当時、近い将来、宮城県で必ず地震が起きると考えておりましたから、そういった災害のときに、自衛官の方々が後顧の憂いなく、家族を心配することなく災害復旧任務に当たっていただけるように、この問題を解決しなければならないと考え、本日、予算の理事として座っている城井崇君とともに、当時の楠田政務官、長島政務官、そしてその後、安住副大臣に対応をお願い申し上げた経緯がございます。
 北澤防衛大臣にお尋ねいたします。
 今回の震災に当たり、この問題点は解決されていたのかいなかったのかについての御答弁、よろしくお願い申し上げます。
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北澤俊美#23
○北澤国務大臣 大変細かなところに気のつく御質問をいただきました。
 我々とすれば、災害時の緊急招集について、常日ごろこのことについては意を用いておるわけでありまして、ちなみに申し上げますと、今回の震災についても、陸上自衛隊の十九個駐屯地において、震災発生当日、三月十一日に駐屯地施設内に児童一時預かり所を開設して、託児支援を実施いたしました。また、全国四カ所、陸でいいますと三宿、熊本、真駒内等、自衛隊駐屯地に設置しておりますところの庁内託児施設のうち、海上自衛隊横須賀基地については、隊員のニーズにより、緊急一時保育を実施いたしました。
 今回は、今までの自衛隊の歴史においてもない十万人態勢でありますから、十分に機能したとは言いませんが、常日ごろ心がけておりましたことが機能したというふうには思っております。
 そこで、さらに、二十三年度の予算については、各駐屯地に必要物品を整備するための予算も計上いたしておりますので、さらに一層この面についての充実を図ってまいりたい、このように思っています。
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橋本清仁#24
○橋本(清)委員 時間が来てしまいました。海江田大臣、質問、原子力災害の補償の問題があったんですけれども、またよろしくお願いします。
 政府一丸となってこの国難に立ち向かっていただきますようお願い申し上げるとともに、我々被災地一同、一丸となって復旧復興を通じてこの国の再活性化に貢献いたしますことをお約束申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。
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中井洽#25
○中井委員長 この際、畑浩治君から関連質疑の申し出があります。渡部君の持ち時間の範囲内でこれを許します。畑浩治君。
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畑浩治#26
○畑委員 岩手県選出の畑浩治でございます。本日は、被災地の皆様の思いを込めて質問に立たせていただきます。
 大臣各位におかれましては、震災以降、岩手においでいただき、被災状況を見ていただきまして、本当にありがとうございました。その際に、でき得ることは何でもやる、そして、とり得るあらゆる手段をとって進めていくという力強いお言葉をいただきました。また、震災以降、被災地復興復旧、そして支援活動、こういうものに取り組んでおられる関係機関の皆様にも深く敬意と感謝を申し上げます。そして、ボランティアあるいは物資支援でたくさんの方に支援をいただきましたことも、改めてこの場をおかりいたしまして御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 春の遅い岩手でもやっと桜が咲いております。津波で折れた枝からも桜が咲いております。私たちは、この逆境の中で咲く桜のように、一歩一歩着実に復興に向けて前進していきたいと思っております。
 さて、復旧復興のためには、まず今回の一次補正、これは迅速に通さなければならない。これはもう必須のことであります。ただ、これはあくまで第一歩だと思います。つまり、今回の災害は、二十五兆を超えると言われる非常に大きい被害額がございます。これ以降も万全な補正予算が必要になる、そういうわけでございますが、この中で若干、財源に関して気にかかるところがあります。というのは、財政規律にちょっと偏った議論が行われているんじゃないか。これは、いろいろな議論、報道等で聞きますと、若干私はそういう気持ちを受けるわけでございます。
 私は、現時点で、増税というものは財源確保策として厳に慎むべきだと思っております。被災地の議員として被災地にいますと、肌感覚として当然そういう気持ちにはなりませんが、これは被災地だけではありません。被災地を支える日本の経済を沈ませてはならない、そういう観点からも、増税、あるいはもう一つは、増税をして直ちに償還財源とセットにするという考え方も報道等でありますが、私は、これはいかがかなと思っております。
 なぜ増税がいけないのかということを、資料、パネルも含めて用意させていただきました。これは皆さんには恐らく釈迦に説法のところもございますが、乗数の比較でございます。
 この乗数は、この表でいきますと、下の方の紫といいますかピンクといいますか、VATアップ三%、下にマイナスでおりる部分の棒グラフがございます。これは、三%仮に消費税をアップさせた場合、どれぐらいGDPにマイナスの影響があるかということを示したデータでございます。数年にわたって五%のマイナスが続く。そして一方、この上の方、例えばIG、オレンジでありますけれども、これは公共投資であります。この公共投資は、五兆公共投資をしたときに数年にわたって二%ちょっとの乗数効果がある。
 ということを考えると、いろいろな政策をやっても、あわせて増税をするということは、恐らくそのマイナスの方が大きいんじゃないかなと思っておる次第でございます。
 そして、財源をどうやって確保するか、これは今後いろいろ政府でも考えられて議論をされるんでしょうが、私は、もちろん、一つは埋蔵金、いわゆる剰余金ですね、この活用はあってしかるべきと。二〇一〇年ベースでいきますと、予算ベースで十四・三兆、決算ベースで二十五兆ぐらいになるとも言われておりますが、これは、それぞれの制度に理由がある、だから、完全に使うことは無理なことは私も知っておりますが、こういう未曾有のときには、これを幾分使うということはあってもいい。つまり、これぐらいの額が必要なのかという観点からも、再検討が必要だと思っております。
 それから、もちろん、これだけで賄うのが大変であれば、国債という方法もあります。復興国債、建設国債であります。こういうことを含めて財源を万全に構えるべきだ。
 国債の信頼性云々と言われますが、これは、例えば政府と日銀の一体的運営で相当程度その問題を回避できる。つまり、国債を発行した場合に、それを市中で買ってもらう、その同額を日銀が同時のタイミングで市中から買う。そうすることによって市中の国債の需給は均衡している、変わらない、そして市中に資金が供給される。ということで、日銀の引き受けをしなくても、日銀引き受けと同じような効果が出るような運用ができると思います。これは一つの私案であります。
 財政健全化の方法はあるわけです。財政健全化というのは、財政規律というものは、純債務が分子、そして名目GDPが分母になりますが、この純債務の分子だけを減らすことを考えるのではなくて、分母のGDPもふやすことを考える。この両方のバランスをとって中長期で考えていけばいい話であって、何も私は、償還の財源を考えるなとか、増税はいかぬと言っているわけではない。ただ、今、少なくとも五年ぐらいの間で増税というのは、私はいかがかなと思っております。こういう問題意識を持っております。
 こういうことを踏まえまして、まず基本的な考えを総理にお伺いしたいわけでございます。
 総理、現在の経済に悪影響を及ぼさないような形での財源確保が必要だと考えておりますが、そこに対する御認識と、そして、復旧復興の財源確保と財政再建の議論がちょっと混同してリンクされ過ぎること、これは弊害だと思いますが、ここに対する御認識を伺いたいと思います。
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野田佳彦#27
○野田国務大臣 さまざまな観点から経済や財政への影響についての御指摘をいただきましたが、一部報道等で、財源ありき、あるいは増税ありき的な報道がありますけれども、政府として確定的にどの税目を上げて対応しようということではございません。
 今、復興構想会議において復興に向けての青写真づくりが行われております。青写真がつくられて、対策の規模が明らかになったときに、では、それを実現するための財源はどうするかというのがこれからの議論のプロセスであって、それは、当然のことながら、歳出歳入両面の観点からの議論を丁寧にやっていく必要があろうというふうに思いますし、今さまざま委員の御指摘いただいた点も含めて、経済への影響あるいは財政に対する内外の信認、いろいろな観点から議論をしていくべきだろうというふうに思います。
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畑浩治#28
○畑委員 今、財務大臣から御専門的なことを最初伺いましたが、総理も現地に入っていただいて、現地の厳しい状況を見ていただいておるわけですが、その肌感覚として、総理の今に対する総括的なお考え、個人的なお考えで結構で、ざくっとしたことでも結構ですので、ちょっとお答えいただければと思います。
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菅直人#29
○菅内閣総理大臣 私は、この復興を進める上で相当程度の財源が必要になる、それは、使い道をしっかりと、復興につながる、あるいは経済の活性化につながる、そういうものに振り向ければ経済的にも効果が高いわけでありますので、そこは思い切って財政出動が必要だと基本的には考えております。ですから、今の議論がやや財源論ありきではないかという御指摘には私も少し注意をしなければいけない。まずは、どういう青写真をつくり上げて、どういう新しい社会に向けての復興を進めていくかという、その中身が最も重要だと考えております。
 その上で、財政再建ということとこの問題を余り直接に結びつけるべきでないという御指摘もよくわかります。逆に言えば、同時に、日本の今の状況が、国際的にもあるいはマーケットからも信認を得続けている形の中でこの復興を進める、そういうためにどういう形で進めていくべきか、これはこれとして考えていかなければならないことであるということも触れておかなければいけないと思っております。
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