外務委員会
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会
会議録情報#0
平成二十五年四月五日(金曜日)
午前八時四十五分開議
出席委員
委員長 河井 克行君
理事 岸 信夫君 理事 鈴木 馨祐君
理事 薗浦健太郎君 理事 土屋 品子君
理事 原田 義昭君 理事 山口 壯君
理事 小熊 慎司君 理事 佐藤 茂樹君
あべ 俊子君 井上 貴博君
城内 実君 黄川田仁志君
小林 鷹之君 島田 佳和君
東郷 哲也君 星野 剛士君
牧島かれん君 松島みどり君
三ッ矢憲生君 武藤 貴也君
村井 英樹君 菊田真紀子君
玄葉光一郎君 長島 昭久君
岩永 裕貴君 村上 政俊君
岡本 三成君 山内 康一君
笠井 亮君 玉城デニー君
…………………………………
外務大臣 岸田 文雄君
外務副大臣 鈴木 俊一君
外務大臣政務官 あべ 俊子君
外務大臣政務官 城内 実君
防衛大臣政務官 左藤 章君
政府参考人
(内閣府大臣官房長) 阪本 和道君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 齋木 尚子君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 五嶋 賢二君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 福島 章君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 金杉 憲治君
政府参考人
(外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長) 北野 充君
政府参考人
(資源エネルギー庁資源・燃料部長) 安藤 久佳君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 鈴木 敦夫君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 宮園 司史君
外務委員会専門員 細矢 隆義君
—————————————
委員の異動
四月五日
辞任 補欠選任
河野 太郎君 牧島かれん君
星野 剛士君 井上 貴博君
牧原 秀樹君 村井 英樹君
浦野 靖人君 岩永 裕貴君
同日
辞任 補欠選任
井上 貴博君 星野 剛士君
牧島かれん君 河野 太郎君
村井 英樹君 牧原 秀樹君
岩永 裕貴君 浦野 靖人君
—————————————
四月四日
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
三月二十九日
米軍輸送機オスプレイの配備撤回・低空飛行訓練の中止に関する請願(玉城デニー君紹介)(第一八八号)
同(赤嶺政賢君紹介)(第二一八号)
同(笠井亮君紹介)(第二一九号)
同(穀田恵二君紹介)(第二二〇号)
同(佐々木憲昭君紹介)(第二二一号)
同(志位和夫君紹介)(第二二二号)
同(塩川鉄也君紹介)(第二二三号)
同(高橋千鶴子君紹介)(第二二四号)
同(宮本岳志君紹介)(第二二五号)
思いやり予算の削減・廃止を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二一六号)
普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二一七号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
国際情勢に関する件
————◇—————
この発言だけを見る →午前八時四十五分開議
出席委員
委員長 河井 克行君
理事 岸 信夫君 理事 鈴木 馨祐君
理事 薗浦健太郎君 理事 土屋 品子君
理事 原田 義昭君 理事 山口 壯君
理事 小熊 慎司君 理事 佐藤 茂樹君
あべ 俊子君 井上 貴博君
城内 実君 黄川田仁志君
小林 鷹之君 島田 佳和君
東郷 哲也君 星野 剛士君
牧島かれん君 松島みどり君
三ッ矢憲生君 武藤 貴也君
村井 英樹君 菊田真紀子君
玄葉光一郎君 長島 昭久君
岩永 裕貴君 村上 政俊君
岡本 三成君 山内 康一君
笠井 亮君 玉城デニー君
…………………………………
外務大臣 岸田 文雄君
外務副大臣 鈴木 俊一君
外務大臣政務官 あべ 俊子君
外務大臣政務官 城内 実君
防衛大臣政務官 左藤 章君
政府参考人
(内閣府大臣官房長) 阪本 和道君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 齋木 尚子君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 五嶋 賢二君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 福島 章君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 金杉 憲治君
政府参考人
(外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長) 北野 充君
政府参考人
(資源エネルギー庁資源・燃料部長) 安藤 久佳君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 鈴木 敦夫君
政府参考人
(防衛省大臣官房審議官) 宮園 司史君
外務委員会専門員 細矢 隆義君
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委員の異動
四月五日
辞任 補欠選任
河野 太郎君 牧島かれん君
星野 剛士君 井上 貴博君
牧原 秀樹君 村井 英樹君
浦野 靖人君 岩永 裕貴君
同日
辞任 補欠選任
井上 貴博君 星野 剛士君
牧島かれん君 河野 太郎君
村井 英樹君 牧原 秀樹君
岩永 裕貴君 浦野 靖人君
—————————————
四月四日
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
三月二十九日
米軍輸送機オスプレイの配備撤回・低空飛行訓練の中止に関する請願(玉城デニー君紹介)(第一八八号)
同(赤嶺政賢君紹介)(第二一八号)
同(笠井亮君紹介)(第二一九号)
同(穀田恵二君紹介)(第二二〇号)
同(佐々木憲昭君紹介)(第二二一号)
同(志位和夫君紹介)(第二二二号)
同(塩川鉄也君紹介)(第二二三号)
同(高橋千鶴子君紹介)(第二二四号)
同(宮本岳志君紹介)(第二二五号)
思いやり予算の削減・廃止を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二一六号)
普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二一七号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について承認を求めるの件(条約第一号)
国際情勢に関する件
————◇—————
河
岸
岸田文雄#2
○岸田国務大臣 昨日の衆議院本会議において、国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約、ハーグ条約につき趣旨説明を申し上げたところでありますが、ハーグ条約につきましては、昭和五十五年十月に作成され、昭和五十八年に発効以来、三十年が経過し、八十九カ国が締約国となっている一方で、G8の中で我が国のみが未締結の状態です。
ハーグ条約をめぐる国会の過去のいきさつについては、私どもも内心じくじたる思いがありますが、それらを乗り越えて、本条約が子の利益を最重要に考えるものであり、その締結は我が国の国益にとって非常に重要であることから、ぜひとも速やかな御審議をお願いしたく存じます。
————◇—————
この発言だけを見る →ハーグ条約をめぐる国会の過去のいきさつについては、私どもも内心じくじたる思いがありますが、それらを乗り越えて、本条約が子の利益を最重要に考えるものであり、その締結は我が国の国益にとって非常に重要であることから、ぜひとも速やかな御審議をお願いしたく存じます。
————◇—————
河
河井克行#3
○河井委員長 国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房審議官齋木尚子君、大臣官房審議官五嶋賢二君、大臣官房審議官福島章君、大臣官房参事官金杉憲治君、総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長北野充君、内閣府大臣官房長阪本和道君、資源エネルギー庁資源・燃料部長安藤久佳君、防衛省大臣官房審議官鈴木敦夫君、大臣官房審議官宮園司史君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房審議官齋木尚子君、大臣官房審議官五嶋賢二君、大臣官房審議官福島章君、大臣官房参事官金杉憲治君、総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長北野充君、内閣府大臣官房長阪本和道君、資源エネルギー庁資源・燃料部長安藤久佳君、防衛省大臣官房審議官鈴木敦夫君、大臣官房審議官宮園司史君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河
河
長
長島昭久#6
○長島(昭)委員 おはようございます。民主党の長島昭久です。質疑の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。
岸田大臣初め政府の皆さん、早朝からお疲れさまでございます。
今、岸田大臣の御発言、多としたいというふうに思っております。もとより、私どもが政府におりましたときも、このハーグ条約、日米のみならず、日加、あらゆる外交局面でこの問題は俎上に上っておりました。私どもも、内心じくじたる思いで、これを何とか早く処理しなければならぬ、こういう思いでやっておりまして、過去のいきさつについて、ここで私も今さらぐだぐだ申し上げるつもりもありません。外交、安全保障は、与党も野党もないという、そういう国家的な課題でありますので、そういう観点で質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、本題に入る前に、河井委員長、今、岸田外務大臣からも昨日の本会議での御発言のお話がありましたけれども、昨日の本会議のハーグ条約の趣旨説明、その後の討論の中で、河井外務委員長のお名前が何度か出てまいりました。特に我が党の菊田議員からの質問の中で、河井委員長の言動について、きのう聞いておられたと思いますが、御感想などあれば一言賜りたいと思います。
この発言だけを見る →岸田大臣初め政府の皆さん、早朝からお疲れさまでございます。
今、岸田大臣の御発言、多としたいというふうに思っております。もとより、私どもが政府におりましたときも、このハーグ条約、日米のみならず、日加、あらゆる外交局面でこの問題は俎上に上っておりました。私どもも、内心じくじたる思いで、これを何とか早く処理しなければならぬ、こういう思いでやっておりまして、過去のいきさつについて、ここで私も今さらぐだぐだ申し上げるつもりもありません。外交、安全保障は、与党も野党もないという、そういう国家的な課題でありますので、そういう観点で質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、本題に入る前に、河井委員長、今、岸田外務大臣からも昨日の本会議での御発言のお話がありましたけれども、昨日の本会議のハーグ条約の趣旨説明、その後の討論の中で、河井外務委員長のお名前が何度か出てまいりました。特に我が党の菊田議員からの質問の中で、河井委員長の言動について、きのう聞いておられたと思いますが、御感想などあれば一言賜りたいと思います。
河
河井克行#7
○河井委員長 委員会の議事の公正かつ円満な運営に努める、そして、議事の進行については、与党、野党の理事の先生方と十分に相談させていただいた上で進めていく、これが私に与えられた委員長としての役割でございますので、この職責をこれからもしっかりと果たしていく決意でございます。
この発言だけを見る →長
長島昭久#8
○長島(昭)委員 そうしますと、きのう菊田さんが触れた、去る二月、ルース駐日米国大使を委員長室に迎え、六月中旬の英国G8サミットまでにこのハーグ条約関連法案が国会承認されるよう全力を挙げると発言され、御自分のホームページにもそのようにアピールされておりますが、公平中立の立場で委員会を運営すべき委員長が独断で対外的に成立の時期まで述べられることは、国会の原則に照らして立場を逸脱しているように思いますがと、こういう発言がありました。
今の委員長の御発言は、それを受けて、改めて公明正大な議事運営を、与野党の委員ともしっかりと議論をし、諮って、そういうことで進めていきたい、こういう御発言というふうに受けとめましたが、対外的に成立の時期まで言及したことについてはいささか反省をしておられるということでよろしいでしょうか。
この発言だけを見る →今の委員長の御発言は、それを受けて、改めて公明正大な議事運営を、与野党の委員ともしっかりと議論をし、諮って、そういうことで進めていきたい、こういう御発言というふうに受けとめましたが、対外的に成立の時期まで言及したことについてはいささか反省をしておられるということでよろしいでしょうか。
河
河井克行#9
○河井委員長 外務委員長として公正円満な委員会運営に努めていく、これが私に与えられた役割ということでございますので、しっかりと、これまでも、そしてこれからも、公平中立な委員会の運営について、与党、野党の理事の先生方と相談をしながら進めていく決意でございます。
この発言だけを見る →長
長島昭久#10
○長島(昭)委員 済みません、本当に異例の質疑が続いておるわけでありますが。
そこで、河井委員長、河井委員長の月刊河井克行二月号、「安倍総理の親書をNATO事務総長に手渡す」、これを読みますと、これは御自分が書いているんじゃないんでしょうね、何か編集委員でもいらっしゃるんでしょうかね、「河井克行衆議院外務委員長は一月十五日から十九日まで欧州各国を訪問しました。外交・安全保障の建て直しを新政権の最重要課題に掲げる安倍総理は、河井克行委員長にラスムセンNATO事務総長宛の親書を託し、自由・民主主義・法の支配・人権など価値観を共有する欧州を重視する姿勢を打ち出そうと派遣したものです。」
つまり、総理大臣が立法府の外務委員長に親書を託し、事務総長と面談するように派遣をしたとこの月刊河井克行二月号に書かれているんですが、これは事実でしょうか。
この発言だけを見る →そこで、河井委員長、河井委員長の月刊河井克行二月号、「安倍総理の親書をNATO事務総長に手渡す」、これを読みますと、これは御自分が書いているんじゃないんでしょうね、何か編集委員でもいらっしゃるんでしょうかね、「河井克行衆議院外務委員長は一月十五日から十九日まで欧州各国を訪問しました。外交・安全保障の建て直しを新政権の最重要課題に掲げる安倍総理は、河井克行委員長にラスムセンNATO事務総長宛の親書を託し、自由・民主主義・法の支配・人権など価値観を共有する欧州を重視する姿勢を打ち出そうと派遣したものです。」
つまり、総理大臣が立法府の外務委員長に親書を託し、事務総長と面談するように派遣をしたとこの月刊河井克行二月号に書かれているんですが、これは事実でしょうか。
河
河井克行#11
○河井委員長 長島昭久委員に申し上げます。
きょうのこの外務委員会は、あくまでも、国際情勢に関する件を議題として、政府に対して質疑を行っていただく場でございまして、先ほど申し上げましたように、委員長は、その議事進行、議事整理が職責ということでありますので、きょうこの場で直接委員に対して私が答弁する立場にはございませんので、どうぞ、貴重な時間でありますので、政府に対して質疑を行っていただきたいと存じます。
この発言だけを見る →きょうのこの外務委員会は、あくまでも、国際情勢に関する件を議題として、政府に対して質疑を行っていただく場でございまして、先ほど申し上げましたように、委員長は、その議事進行、議事整理が職責ということでありますので、きょうこの場で直接委員に対して私が答弁する立場にはございませんので、どうぞ、貴重な時間でありますので、政府に対して質疑を行っていただきたいと存じます。
長
長島昭久#12
○長島(昭)委員 委員長、これが事実かどうかぐらいはここで答弁できるでしょう。議事が進まないですよ、こんなところで委員長が答えないと。
それで、私は、このことだけをもって委員長を糾弾するつもりはないですし、別に党派的にここで委員長を問い詰めるつもりもないんですよ。ただ、やはり三権分立という観点から、委員長、これは普通の日刊の新聞にも報道されているんですよ、委員長のこの親書を手渡したという行動は。
ですから、委員長はいろいろ活発に、外務委員会の委員長として沖縄に行かれたり、いろいろな行動をされることはすばらしいことだと思いますよ。いろいろな方にお会いになる、対外的な発信もする、いいことだと思いますが、やはり、行政と立法府の三権分立の観点から、こういう行動、言動は、私は、少しお考えになってやられた方がいいと思うんですが、最後に一言。
この発言だけを見る →それで、私は、このことだけをもって委員長を糾弾するつもりはないですし、別に党派的にここで委員長を問い詰めるつもりもないんですよ。ただ、やはり三権分立という観点から、委員長、これは普通の日刊の新聞にも報道されているんですよ、委員長のこの親書を手渡したという行動は。
ですから、委員長はいろいろ活発に、外務委員会の委員長として沖縄に行かれたり、いろいろな行動をされることはすばらしいことだと思いますよ。いろいろな方にお会いになる、対外的な発信もする、いいことだと思いますが、やはり、行政と立法府の三権分立の観点から、こういう行動、言動は、私は、少しお考えになってやられた方がいいと思うんですが、最後に一言。
河
長
長島昭久#14
○長島(昭)委員 このぐらいにしますけれども、その点は、外務委員長としての職責をわきまえて、しっかり全うしていただきたいというふうに思います。
それでは、政府に対する質疑を行わせていただきます。
けさの産経新聞にも、「挑発激化 発射強行も」と、北朝鮮の情勢が本当に緊迫化していることが書かれております。まさに開戦前夜のような、そんな報道ぶりがあるわけであります。
少しおさらいをしておきたいと思いますが、北朝鮮をめぐる最近の動きとしては、昨年の十二月に、これは私どもがまだ政府におりましたときでありますが、事実上の長距離弾道ミサイルを発射した。そして、ことしの二月十二日には、三度目の核実験を行った。
そして、三月に入りますと、これはかなり強硬になりますが、五日に、朝鮮戦争の休戦協定を十一日から白紙化すると表明、八日には南北間の不可侵合意を破棄、そして十一日には、板門店の南北直通電話を遮断、戦時状態にある、こう表明をいたしました。そして二十六日には、全ての野戦砲兵軍集団を一号戦闘勤務態勢に入らせる、こう宣言をし、三十一日には、横須賀、三沢、沖縄と日本の三つの地域の名前を挙げて、ミサイルの射程圏内にあるんだ、こういうことを表明。
今月の二日には、一度稼働をとめました寧辺の核施設の再稼働を表明。昨日でありますけれども、けさのこの報道にも出ておりますが、新しい中距離ミサイル、KN08、ムスダンの改良型と言われておりますけれども、発射の兆候がある、日本海側にこれを輸送したという情報がある。そして、同じ四日でありますが、北朝鮮の軍の総参謀部報道官が、核攻撃による作戦が最終的に決定された状態にあることを米国に通告する、こういう発言をしております。
これに対してアメリカは、三月十五日、ヘーゲル新国防長官が、迎撃ミサイルの追加配備、カリフォルニアとアラスカでありますが、二〇一七年までに追加配備をするという発表をいたしました。三月二十五日には、北朝鮮の通常兵器による挑発に備えて、米韓両国が、詳細な挑発対応共同計画、コンバインド・カウンタープロボケーション・プランというのに署名をし、三十日には、通常は行動が秘匿されるはずのB2爆撃機の行動をあえて公表。北朝鮮の長距離弾道ミサイルの射程圏外のミズーリの、アメリカの内陸部ですね、中西部のミズーリ州にある基地からこのB2爆撃機が離陸をして、一万キロ飛んで、朝鮮半島近傍で行われている米韓合同演習に参加をして、黄海上の無人島にある射撃場に訓練用の不活性弾を投下して帰還をしたと。本来であればこういうことは表に出さないことでありますが、あえてこの演習参加を公表する。
そして、四月三日、一昨日でありますが、これもヘーゲル国防長官が、北朝鮮は米国にとっても現実の明白な危険、脅威に当たる、数週間以内にグアムに、今まではアラスカだったわけですけれども、グアムに最新鋭の迎撃ミサイル、THAADと言われている戦域の高高度の防衛ミサイルを配備する、こう発表した。
北朝鮮もエスカレーションする、米側も、これを見る限りでは、かなり緊張感を高めていく、こういう状況にあるわけですけれども、三月二十八日の国会審議で安倍総理が、休戦協定を完全に白紙化するとの表現は初めて使われた、米韓と連携し、情報収集、分析をしている、こう発言されてもう一週間近くたつわけですけれども、外務大臣から、現状の認識、北朝鮮の動き、アメリカの動き、総合的に御判断をして、今、この間分析を続けてきた、そういう中で、この国会で、ぎりぎりおっしゃれる範囲で結構でございますから、現状認識を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →それでは、政府に対する質疑を行わせていただきます。
けさの産経新聞にも、「挑発激化 発射強行も」と、北朝鮮の情勢が本当に緊迫化していることが書かれております。まさに開戦前夜のような、そんな報道ぶりがあるわけであります。
少しおさらいをしておきたいと思いますが、北朝鮮をめぐる最近の動きとしては、昨年の十二月に、これは私どもがまだ政府におりましたときでありますが、事実上の長距離弾道ミサイルを発射した。そして、ことしの二月十二日には、三度目の核実験を行った。
そして、三月に入りますと、これはかなり強硬になりますが、五日に、朝鮮戦争の休戦協定を十一日から白紙化すると表明、八日には南北間の不可侵合意を破棄、そして十一日には、板門店の南北直通電話を遮断、戦時状態にある、こう表明をいたしました。そして二十六日には、全ての野戦砲兵軍集団を一号戦闘勤務態勢に入らせる、こう宣言をし、三十一日には、横須賀、三沢、沖縄と日本の三つの地域の名前を挙げて、ミサイルの射程圏内にあるんだ、こういうことを表明。
今月の二日には、一度稼働をとめました寧辺の核施設の再稼働を表明。昨日でありますけれども、けさのこの報道にも出ておりますが、新しい中距離ミサイル、KN08、ムスダンの改良型と言われておりますけれども、発射の兆候がある、日本海側にこれを輸送したという情報がある。そして、同じ四日でありますが、北朝鮮の軍の総参謀部報道官が、核攻撃による作戦が最終的に決定された状態にあることを米国に通告する、こういう発言をしております。
これに対してアメリカは、三月十五日、ヘーゲル新国防長官が、迎撃ミサイルの追加配備、カリフォルニアとアラスカでありますが、二〇一七年までに追加配備をするという発表をいたしました。三月二十五日には、北朝鮮の通常兵器による挑発に備えて、米韓両国が、詳細な挑発対応共同計画、コンバインド・カウンタープロボケーション・プランというのに署名をし、三十日には、通常は行動が秘匿されるはずのB2爆撃機の行動をあえて公表。北朝鮮の長距離弾道ミサイルの射程圏外のミズーリの、アメリカの内陸部ですね、中西部のミズーリ州にある基地からこのB2爆撃機が離陸をして、一万キロ飛んで、朝鮮半島近傍で行われている米韓合同演習に参加をして、黄海上の無人島にある射撃場に訓練用の不活性弾を投下して帰還をしたと。本来であればこういうことは表に出さないことでありますが、あえてこの演習参加を公表する。
そして、四月三日、一昨日でありますが、これもヘーゲル国防長官が、北朝鮮は米国にとっても現実の明白な危険、脅威に当たる、数週間以内にグアムに、今まではアラスカだったわけですけれども、グアムに最新鋭の迎撃ミサイル、THAADと言われている戦域の高高度の防衛ミサイルを配備する、こう発表した。
北朝鮮もエスカレーションする、米側も、これを見る限りでは、かなり緊張感を高めていく、こういう状況にあるわけですけれども、三月二十八日の国会審議で安倍総理が、休戦協定を完全に白紙化するとの表現は初めて使われた、米韓と連携し、情報収集、分析をしている、こう発言されてもう一週間近くたつわけですけれども、外務大臣から、現状の認識、北朝鮮の動き、アメリカの動き、総合的に御判断をして、今、この間分析を続けてきた、そういう中で、この国会で、ぎりぎりおっしゃれる範囲で結構でございますから、現状認識を伺いたいと思います。
岸
岸田文雄#15
○岸田国務大臣 まず、北朝鮮のたび重なる挑発的な言動につきましては、我が国のみならず、東アジア、また国際社会全体の平和と安全に対する脅威であり、極めて遺憾だと思っています。
こうした事態に対して、まず一つは、こうした北朝鮮の言動に振り回されることなく、こうした行為、言動が何らみずからの利益にならないことを北朝鮮に理解させることがまず重要であります。
そのために、米国、韓国、中国、ロシアを初めとする関係各国との緊密な連携が大切になるわけですし、こうした連携を通じて一連の国連決議の完全実施を迫り、これ以上行為をエスカレートさせないように働きかけていかなければいけない、こうした外交努力がまず重要だと考えております。
一方、こうした北朝鮮の動向については、さまざまな報道もあるわけですが、我が国として、しっかりとした情報収集、分析に努めなければならないと考えています。そして、それに基づいて、我が国としても、さまざまなケースを想定して、不測の事態にも対応できる万全の態勢をとっていかなければならないと考えております。
情報収集の中身、そして具体的な対応、細かい対応につきましては明らかにすることは控えなければならないと思っていますが、このように、各国との連携、そして我が国のしっかりとした対応、この両面において、北朝鮮の動向を注視しながら、しっかりと対応していかなければいけない、このように認識をしております。
この発言だけを見る →こうした事態に対して、まず一つは、こうした北朝鮮の言動に振り回されることなく、こうした行為、言動が何らみずからの利益にならないことを北朝鮮に理解させることがまず重要であります。
そのために、米国、韓国、中国、ロシアを初めとする関係各国との緊密な連携が大切になるわけですし、こうした連携を通じて一連の国連決議の完全実施を迫り、これ以上行為をエスカレートさせないように働きかけていかなければいけない、こうした外交努力がまず重要だと考えております。
一方、こうした北朝鮮の動向については、さまざまな報道もあるわけですが、我が国として、しっかりとした情報収集、分析に努めなければならないと考えています。そして、それに基づいて、我が国としても、さまざまなケースを想定して、不測の事態にも対応できる万全の態勢をとっていかなければならないと考えております。
情報収集の中身、そして具体的な対応、細かい対応につきましては明らかにすることは控えなければならないと思っていますが、このように、各国との連携、そして我が国のしっかりとした対応、この両面において、北朝鮮の動向を注視しながら、しっかりと対応していかなければいけない、このように認識をしております。
長
長島昭久#16
○長島(昭)委員 防衛省の左藤政務官に伺いたいんですが、今、不測の事態に備えてという外務大臣の御発言がありました。
防衛省として、通常、ミサイル発射が予測される場合には、あらかじめ破壊措置命令をかけておくとか、いろいろなことが考えられると思うんですが、もちろん、日本側の行動が火に油を注ぐというか、エスカレーションの一段目になってはいけないという、そういう冷静な対応も必要でありますが、必要な対応というのはきちっとやっておかなきゃならぬと思うんです。今、防衛省で考えている、あるいは進めている対応について御答弁いただきたいと思います。
この発言だけを見る →防衛省として、通常、ミサイル発射が予測される場合には、あらかじめ破壊措置命令をかけておくとか、いろいろなことが考えられると思うんですが、もちろん、日本側の行動が火に油を注ぐというか、エスカレーションの一段目になってはいけないという、そういう冷静な対応も必要でありますが、必要な対応というのはきちっとやっておかなきゃならぬと思うんです。今、防衛省で考えている、あるいは進めている対応について御答弁いただきたいと思います。
左
左藤章#17
○左藤大臣政務官 今、長島先生、いろいろ報道等のことの御指摘がありました。全くそのとおりで、何とかしっかり対応しなきゃなりません。
防衛省においては、弾道ミサイルに関する動向を含め、北朝鮮の動向に関して、これまでも、内閣官房を中心として、関係省庁の会議等に参加して情報の共有等を図るとともに、大臣や私どもを含む政務三役も随時報告を受けて、情報収集、分析や、関係省庁、また米国との連携に関して必要な対応を打っておるところでございます。
引き続き、防衛省・自衛隊としては、警戒監視に万全を期するとともに、最近の北朝鮮の挑発的な言動も踏まえ、今後とも、米国と連携をしながら、関係する情報の収集及び分析に全力を挙げて、また、緊張感をしっかり持って、我が国の平和と安全のために頑張っていきたいと思っております。
この発言だけを見る →防衛省においては、弾道ミサイルに関する動向を含め、北朝鮮の動向に関して、これまでも、内閣官房を中心として、関係省庁の会議等に参加して情報の共有等を図るとともに、大臣や私どもを含む政務三役も随時報告を受けて、情報収集、分析や、関係省庁、また米国との連携に関して必要な対応を打っておるところでございます。
引き続き、防衛省・自衛隊としては、警戒監視に万全を期するとともに、最近の北朝鮮の挑発的な言動も踏まえ、今後とも、米国と連携をしながら、関係する情報の収集及び分析に全力を挙げて、また、緊張感をしっかり持って、我が国の平和と安全のために頑張っていきたいと思っております。
長
長島昭久#18
○長島(昭)委員 米国と連携をとることは大事だと思います。今のお話ですと、情報分析に努める、こういう話でしたが、さっき私が具体的に述べたように、米側はもうかなり動いているんですね。ミサイルディフェンスをグアムに持ってくる、あるいはB2を飛ばしたりとか、核搭載能力のあるB52も飛来しているわけですね。イージス艦を近傍に動かしている、こういう情報もあります。
日本として、情報収集はもちろん大事だと思いますけれども、ミサイル発射の可能性がある中で、具体的な軍事的な対応措置というのはおとりになっていないんでしょうか。
この発言だけを見る →日本として、情報収集はもちろん大事だと思いますけれども、ミサイル発射の可能性がある中で、具体的な軍事的な対応措置というのはおとりになっていないんでしょうか。
左
左藤章#19
○左藤大臣政務官 先ほど申し上げたように、内閣官房を中心として、関係省庁で情報収集、分析を行っているのでございますけれども、今後の対応、今いろいろ、毎日毎日情報が変わります。そして、その対応をしっかりしておりますけれども、手のうちを明かすようなことになりますので、ちょっとお答えは差し控えさせていただきたいと思っております。
ただ、弾道ミサイル等が我が国の領域に飛来した場合どうなるか、こういう事態に対しては、平素から不断に検討、検証をしているところでございます。絶対、日本の国民の生命財産を守るべく、万全の体制をとっていきたいと思っております。
この発言だけを見る →ただ、弾道ミサイル等が我が国の領域に飛来した場合どうなるか、こういう事態に対しては、平素から不断に検討、検証をしているところでございます。絶対、日本の国民の生命財産を守るべく、万全の体制をとっていきたいと思っております。
長
長島昭久#20
○長島(昭)委員 政務官、その万全な体制というのがどういうものであるのか、具体的におっしゃるのは微妙な問題だということはよくわかります。しかし、国民から見ると、政府が本当に具体的にしっかりやっているんだということを示してもらいたいということだと思うんですよね。
きょうの産経新聞を見ますと、これはCNNの報道だということなんですが、北朝鮮の通信内容を傍受した結果、数日から数週間以内に中距離弾道ミサイルの発射を計画している可能性があると米政府高官が話していると。そして、関係各国は、関係各国はですよ、日本も含めた関係各国は、金日成主席の誕生百一年目に当たる今月の十五日、あるいは軍の創建記念日である二十五日などの重要な節目、もう本当にあと十日ぐらいのレンジなんですよ、そこでミサイル発射を強行する可能性があると見て警戒をしていると。
もし仮に国民の生命財産に万全を尽くすということであれば、そろそろ破壊措置命令を出しておくタイミングになっているんじゃないかと思うんですが、そういうおつもりはないんでしょうか。
この発言だけを見る →きょうの産経新聞を見ますと、これはCNNの報道だということなんですが、北朝鮮の通信内容を傍受した結果、数日から数週間以内に中距離弾道ミサイルの発射を計画している可能性があると米政府高官が話していると。そして、関係各国は、関係各国はですよ、日本も含めた関係各国は、金日成主席の誕生百一年目に当たる今月の十五日、あるいは軍の創建記念日である二十五日などの重要な節目、もう本当にあと十日ぐらいのレンジなんですよ、そこでミサイル発射を強行する可能性があると見て警戒をしていると。
もし仮に国民の生命財産に万全を尽くすということであれば、そろそろ破壊措置命令を出しておくタイミングになっているんじゃないかと思うんですが、そういうおつもりはないんでしょうか。
左
左藤章#21
○左藤大臣政務官 先生御指摘のことは懸念をされておりますけれども、先ほど申し上げたように、具体的な情報については、事柄の性格上、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
ただ、昨年、例の人工衛星と称されるミサイルを発射されたときには、一応対応として、先生御存じのとおり、イージス艦三隻、PAC3を七カ所において配備して対応させていただいた。これも踏まえながら、これから情勢が変わりますので、今はそれをはっきり言うことができませんけれども、対応はしっかりやっていきたいと重ねて思います。
この発言だけを見る →ただ、昨年、例の人工衛星と称されるミサイルを発射されたときには、一応対応として、先生御存じのとおり、イージス艦三隻、PAC3を七カ所において配備して対応させていただいた。これも踏まえながら、これから情勢が変わりますので、今はそれをはっきり言うことができませんけれども、対応はしっかりやっていきたいと重ねて思います。
長
長島昭久#22
○長島(昭)委員 本当にしっかりやっていただきたいんですね。名指しで来ているわけですね、横須賀、三沢、沖縄と。PAC3も、移動するのに恐らく十日から二週間くらいかかるんだろうと思うんですね。そういうことも含めて、ぜひ万全を期してやっていただきたいと思います。
今回の事態で、米側が、過剰と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、かなり過敏に行動していることについて、私なりの分析といいますか所感を述べますと、これまでは、アメリカというのは、北朝鮮の核、ミサイルについては、我が事、自分に対する直接の脅威というよりは、どちらかというと核不拡散の問題の方が深刻だという捉え方をしておりましたけれども、いよいよムスダンとかそういう新型のミサイルが米国を射程圏内におさめつつある、こういう事態で、日本、韓国の脅威感とアメリカの脅威感が、これまで多少ずれていましたけれども、ここである意味で頭がそろったというか平仄が合ってきたというのは、これは、我が国の安全保障、脅威認識からいっても、実はプラスの面もあるのではないかというふうに思っています。
同時に、アメリカ側が直接脅威になるというと、自分たちの都市を犠牲にしてまで前方にある同盟国を守るのかという、いわゆるデカップリングの議論も実は出てくる可能性があるわけでありまして、ここに対しても、日本は、核抑止、つまりアメリカが提供している拡大抑止の実効性という観点から、アメリカとも緊密な連携をとっていかなきゃいかぬと思っている。日本や韓国に対するそういう不安を何とかミティゲートするために、彼らはB2なんかを飛ばして、何かあったときには必ず報復するんだ、そういう姿勢を恐らく示しているんだろうというふうに思います。
外務大臣、来週ですか、ケリー国務長官が韓国、日本を初めアジアを訪問されるということで、また外相会談もセットされるんだろうと思います。そういう場面で、ぜひ、日米間の政策協調、戦略目標のすり合わせをしっかりやっていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
この発言だけを見る →今回の事態で、米側が、過剰と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、かなり過敏に行動していることについて、私なりの分析といいますか所感を述べますと、これまでは、アメリカというのは、北朝鮮の核、ミサイルについては、我が事、自分に対する直接の脅威というよりは、どちらかというと核不拡散の問題の方が深刻だという捉え方をしておりましたけれども、いよいよムスダンとかそういう新型のミサイルが米国を射程圏内におさめつつある、こういう事態で、日本、韓国の脅威感とアメリカの脅威感が、これまで多少ずれていましたけれども、ここである意味で頭がそろったというか平仄が合ってきたというのは、これは、我が国の安全保障、脅威認識からいっても、実はプラスの面もあるのではないかというふうに思っています。
同時に、アメリカ側が直接脅威になるというと、自分たちの都市を犠牲にしてまで前方にある同盟国を守るのかという、いわゆるデカップリングの議論も実は出てくる可能性があるわけでありまして、ここに対しても、日本は、核抑止、つまりアメリカが提供している拡大抑止の実効性という観点から、アメリカとも緊密な連携をとっていかなきゃいかぬと思っている。日本や韓国に対するそういう不安を何とかミティゲートするために、彼らはB2なんかを飛ばして、何かあったときには必ず報復するんだ、そういう姿勢を恐らく示しているんだろうというふうに思います。
外務大臣、来週ですか、ケリー国務長官が韓国、日本を初めアジアを訪問されるということで、また外相会談もセットされるんだろうと思います。そういう場面で、ぜひ、日米間の政策協調、戦略目標のすり合わせをしっかりやっていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
岸
岸田文雄#23
○岸田国務大臣 御指摘のように、今、ケリー国務長官が十四、十五日ごろ我が国を訪問することで調整が行われております。ぜひ、こうした機会を捉えて、日米間のしっかりとした意思疎通を図っていかなければならない、このように思っております。
厳しさを増す安全保障環境の中で、我が国自身の防衛力を強化しながら、日米安保体制のもとで、核抑止力を含めた米国の抑止力を維持向上させていくこと、これは我が国の防衛にとっても現実的かつ適切な考え方だと思っております。
ぜひ、こうした認識についても日米間でしっかりとすり合わせを行い、そして、さまざまな、不透明な安全保障環境に対峙していかなければいけない、このように考えます。
この発言だけを見る →厳しさを増す安全保障環境の中で、我が国自身の防衛力を強化しながら、日米安保体制のもとで、核抑止力を含めた米国の抑止力を維持向上させていくこと、これは我が国の防衛にとっても現実的かつ適切な考え方だと思っております。
ぜひ、こうした認識についても日米間でしっかりとすり合わせを行い、そして、さまざまな、不透明な安全保障環境に対峙していかなければいけない、このように考えます。
長
長島昭久#24
○長島(昭)委員 ありがとうございます。
それでは、次の課題、日中関係に移りたいと思います。
日中関係は今、本当に厳しい情勢にあります。
昨年の九月に、尖閣諸島のうちの三つの島を政府が購入いたしました。それは、きょうは当時の玄葉外務大臣もおられますし、日中間で本当に奔走された山口筆頭もおられますけれども、私も当時官邸におりまして、本当にぎりぎりの判断というか、四月に石原都知事が、東京都が購入する、そして購入した上で、船だまりやあるいは人の常駐も含めて、尖閣を空島にしてはいけないんだ、しっかり日本が実効支配を、まさに実効性あるものにしていかなきゃいけないんだ、こういうことで宣言をされて、中国側は物すごく反発をして、結局、外交問題に発展するということから、私どもとしては、平穏かつ安定的な維持管理をしようということで、民間人に委ねるのではなくて、政府が責任を持ってこれを維持管理していこうということで購入を決定いたしました。
この購入をめぐっては、タイミングが悪いとかいろいろ御批判はありましたけれども、この手の問題で中国が納得できるようなタイミングというのは、私は、恐らく永遠にないんだろうというふうに思います。
尖閣に対する中国側のプレッシャーというのも、何も去年に始まったことではない。遠くさかのぼりますと、一九七八年に、百隻からの武装した漁船団が押し寄せてきた、そういうこともありました。一九七八年四月、福田政権でありました。日中平和友好条約の締結交渉が行われている真っただ中でそういうことが起こっている。最近でも、二〇〇四年には、活動家が七人上陸をした、こういう事案もありました。二〇一〇年の九月には、例の漁船衝突事案がありました。二〇〇八年ごろから中国は、公船を尖閣の領海内に何度も何度も入れてきた。こういう一連の流れの中で、やむを得ず日本としては、政府がこの尖閣の購入、こういう決断をしたわけです。
新しく外務大臣になられて、その政策を引き継いでおられ、今、日中交渉の最前線に立たれているわけですけれども、我が国固有の領土である尖閣諸島を、民間人に委ねるのではなくて、政府が購入し、きちっと平穏かつ安定的に維持管理をするという前政権の政策、今、外務大臣としてどうお考えになっているでしょうか。
この発言だけを見る →それでは、次の課題、日中関係に移りたいと思います。
日中関係は今、本当に厳しい情勢にあります。
昨年の九月に、尖閣諸島のうちの三つの島を政府が購入いたしました。それは、きょうは当時の玄葉外務大臣もおられますし、日中間で本当に奔走された山口筆頭もおられますけれども、私も当時官邸におりまして、本当にぎりぎりの判断というか、四月に石原都知事が、東京都が購入する、そして購入した上で、船だまりやあるいは人の常駐も含めて、尖閣を空島にしてはいけないんだ、しっかり日本が実効支配を、まさに実効性あるものにしていかなきゃいけないんだ、こういうことで宣言をされて、中国側は物すごく反発をして、結局、外交問題に発展するということから、私どもとしては、平穏かつ安定的な維持管理をしようということで、民間人に委ねるのではなくて、政府が責任を持ってこれを維持管理していこうということで購入を決定いたしました。
この購入をめぐっては、タイミングが悪いとかいろいろ御批判はありましたけれども、この手の問題で中国が納得できるようなタイミングというのは、私は、恐らく永遠にないんだろうというふうに思います。
尖閣に対する中国側のプレッシャーというのも、何も去年に始まったことではない。遠くさかのぼりますと、一九七八年に、百隻からの武装した漁船団が押し寄せてきた、そういうこともありました。一九七八年四月、福田政権でありました。日中平和友好条約の締結交渉が行われている真っただ中でそういうことが起こっている。最近でも、二〇〇四年には、活動家が七人上陸をした、こういう事案もありました。二〇一〇年の九月には、例の漁船衝突事案がありました。二〇〇八年ごろから中国は、公船を尖閣の領海内に何度も何度も入れてきた。こういう一連の流れの中で、やむを得ず日本としては、政府がこの尖閣の購入、こういう決断をしたわけです。
新しく外務大臣になられて、その政策を引き継いでおられ、今、日中交渉の最前線に立たれているわけですけれども、我が国固有の領土である尖閣諸島を、民間人に委ねるのではなくて、政府が購入し、きちっと平穏かつ安定的に維持管理をするという前政権の政策、今、外務大臣としてどうお考えになっているでしょうか。
岸
岸田文雄#25
○岸田国務大臣 まず、尖閣諸島につきましては、歴史的に見ても、また国際法上も、我が国固有の領土であるということは疑いがないところであり、現に我が国は有効に支配しております。尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないというのが我が国の基本的な立場です。
昨年九月の日本政府による尖閣三島の取得、保有については、そもそも、我が国の基本的な立場からして、本来、中国との間で何ら問題を惹起すべきものではないというふうに考えております。ですから、にもかかわらず、公船によるたび重なる領海侵入を含め、中国が独自の主張に基づく言動を繰り返していることによって日中関係が厳しい局面に陥っていること、これはまことに遺憾だと考えています。
中国側に、外交ルート等を通じて、これ以上エスカレートさせないようにしっかりと自制を求めていかなければならない、このように考えています。
この発言だけを見る →昨年九月の日本政府による尖閣三島の取得、保有については、そもそも、我が国の基本的な立場からして、本来、中国との間で何ら問題を惹起すべきものではないというふうに考えております。ですから、にもかかわらず、公船によるたび重なる領海侵入を含め、中国が独自の主張に基づく言動を繰り返していることによって日中関係が厳しい局面に陥っていること、これはまことに遺憾だと考えています。
中国側に、外交ルート等を通じて、これ以上エスカレートさせないようにしっかりと自制を求めていかなければならない、このように考えています。
長
長島昭久#26
○長島(昭)委員 私も、あの判断は適切だったし、あのタイミングではあれしかなかったというふうに確信をしているところであります。
この日中関係、何とかこれから、もとどおりというか、戦略的互恵関係を深めていくわけですけれども、尖閣の現状を何とか好転させるために、よく棚上げという議論があります。中国側が盛んに言ってきています。棚上げした合意があるのにもかかわらず、日本側が一方的にその棚上げをおろしたという言い方をしております。
外務省として、外務大臣として、中国との間、これは、トウショウヘイさんが一九七〇年代に盛んにおっしゃっていたということは私たちも認識しておりますけれども、日中間に、棚上げをしよう、ひとまず脇に置いて日中友好を進めていこう、こういう合意がまずあったのかなかったのか、このことをお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →この日中関係、何とかこれから、もとどおりというか、戦略的互恵関係を深めていくわけですけれども、尖閣の現状を何とか好転させるために、よく棚上げという議論があります。中国側が盛んに言ってきています。棚上げした合意があるのにもかかわらず、日本側が一方的にその棚上げをおろしたという言い方をしております。
外務省として、外務大臣として、中国との間、これは、トウショウヘイさんが一九七〇年代に盛んにおっしゃっていたということは私たちも認識しておりますけれども、日中間に、棚上げをしよう、ひとまず脇に置いて日中友好を進めていこう、こういう合意がまずあったのかなかったのか、このことをお伺いしたいと思います。
岸
岸田文雄#27
○岸田国務大臣 尖閣諸島をめぐる我が国の立場は先ほど答弁させていただいたとおりでありますが、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題がそもそも存在しないという立場であります。こういった我が国の立場は一貫しております。
ですから、今までの歴史の中で、中国側との間で、尖閣諸島について棚上げあるいは現状維持、こうした合意をしたということは全く事実ではありませんし、そもそも棚上げすべき問題が存在しないというのが認識であります。
この発言だけを見る →ですから、今までの歴史の中で、中国側との間で、尖閣諸島について棚上げあるいは現状維持、こうした合意をしたということは全く事実ではありませんし、そもそも棚上げすべき問題が存在しないというのが認識であります。
長
長島昭久#28
○長島(昭)委員 私の知る限り、中国側は執拗に、これからも、これまでも、これを棚上げしよう、まず紛争があることを認めろ、そしてそれを棚上げしよう、そして最後は共同管理、これは実は中国の常套手段でありまして、私は、この棚上げという提案というのは、結局は中国側の時間稼ぎに使われるだけだというふうに思いますので、そこはぜひ毅然とした対応を貫いていただきたい。
実際、もし仮に中国側の認識として棚上げをしていたとしても、最初におろしたのは実は二十年前なんですね。一九九二年に領海法を彼らが勝手に制定して、公布して、施行しました。このときは、尖閣も台湾も、そして南シナ海のほぼ全域をみずからの領土に指定して、しかも、この領海法の十四条では、中国の法律に違反した外国船舶に対する緊急追跡権を規定して、その実施に当たっては軍用船舶や軍用航空機を使用することを明記している。
こういうとんでもない法律を、彼らがまず二十年前に制定している。棚上げをおろしたと言うのだったら、実は彼らが先におろしているのでありまして、その点もぜひ外交交渉の中でしっかりお述べになっていただきたいと思います。
例えば、フィリピンとの間で問題になっているミスチーフ環礁ですね、一九九一年にフィリピンから米軍基地が全部撤去されました。クラーク空軍基地を初めスービック海軍基地、これが全部撤去されたら、翌年にこの領海法をつくって、そして九五年にミスチーフを軍事占領していくわけですけれども、その前に、実はトウショウヘイ氏は、二度にわたってフィリピンに棚上げの提案をしているんですね。七四年、当時のマルコス大統領、八八年、当時のコラソン・アキノ大統領、今のアキノ大統領のお母さんですね、この二人に、ミスチーフ環礁については棚上げしようじゃないか、こういう提案をし、フィリピンをその周辺から排除しながら、九五年に、アメリカ軍がいなくなったところを、まさに力の空白を埋める形で出ていって、軍事占領している。
こういう状況ですから、私は、尖閣周辺、今、本当に厳しい状況の中で海上保安庁の皆さんも頑張っていただいておりますが、ぜひ外務大臣も、まさに踏ん張っていただく、その先頭に立っていただきたい、このように思っています。
この尖閣諸島をめぐる中国のチャレンジでありますが、一つは、日本の実効支配に対するチャレンジが続いているわけですけれども、安全保障の観点から、この尖閣に対するチャレンジを外務大臣としてどうごらんになっているか、御答弁いただきたいと思います。
この発言だけを見る →実際、もし仮に中国側の認識として棚上げをしていたとしても、最初におろしたのは実は二十年前なんですね。一九九二年に領海法を彼らが勝手に制定して、公布して、施行しました。このときは、尖閣も台湾も、そして南シナ海のほぼ全域をみずからの領土に指定して、しかも、この領海法の十四条では、中国の法律に違反した外国船舶に対する緊急追跡権を規定して、その実施に当たっては軍用船舶や軍用航空機を使用することを明記している。
こういうとんでもない法律を、彼らがまず二十年前に制定している。棚上げをおろしたと言うのだったら、実は彼らが先におろしているのでありまして、その点もぜひ外交交渉の中でしっかりお述べになっていただきたいと思います。
例えば、フィリピンとの間で問題になっているミスチーフ環礁ですね、一九九一年にフィリピンから米軍基地が全部撤去されました。クラーク空軍基地を初めスービック海軍基地、これが全部撤去されたら、翌年にこの領海法をつくって、そして九五年にミスチーフを軍事占領していくわけですけれども、その前に、実はトウショウヘイ氏は、二度にわたってフィリピンに棚上げの提案をしているんですね。七四年、当時のマルコス大統領、八八年、当時のコラソン・アキノ大統領、今のアキノ大統領のお母さんですね、この二人に、ミスチーフ環礁については棚上げしようじゃないか、こういう提案をし、フィリピンをその周辺から排除しながら、九五年に、アメリカ軍がいなくなったところを、まさに力の空白を埋める形で出ていって、軍事占領している。
こういう状況ですから、私は、尖閣周辺、今、本当に厳しい状況の中で海上保安庁の皆さんも頑張っていただいておりますが、ぜひ外務大臣も、まさに踏ん張っていただく、その先頭に立っていただきたい、このように思っています。
この尖閣諸島をめぐる中国のチャレンジでありますが、一つは、日本の実効支配に対するチャレンジが続いているわけですけれども、安全保障の観点から、この尖閣に対するチャレンジを外務大臣としてどうごらんになっているか、御答弁いただきたいと思います。
岸
岸田文雄#29
○岸田国務大臣 こうした中国の海洋進出につきましては、我が国のみならず、東シナ海、そしてASEAN諸国を初め多くの国々にとっても共通の懸念事項だと認識をしています。
海洋というのは公共財であります。ぜひ、こうした海洋における平和と安定については、力ではなくして、法の支配によって安定を求めていかなければならない、こうした考えのもと、力による現状変更については、しっかりと各国が連携しながら、こうした動きをエスカレートさせないように働きかけていかなければならないと存じます。こうした力による現状変更、海洋進出というものは、地域の安全保障にとりましても大きな懸念事項になる、このように考えています。
この発言だけを見る →海洋というのは公共財であります。ぜひ、こうした海洋における平和と安定については、力ではなくして、法の支配によって安定を求めていかなければならない、こうした考えのもと、力による現状変更については、しっかりと各国が連携しながら、こうした動きをエスカレートさせないように働きかけていかなければならないと存じます。こうした力による現状変更、海洋進出というものは、地域の安全保障にとりましても大きな懸念事項になる、このように考えています。