外交防衛委員会

2016-04-14 参議院 全133発言

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会議録情報#0
平成二十八年四月十四日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月五日
    辞任         補欠選任
     井原  巧君     宇都 隆史君
     礒崎 哲史君     大野 元裕君
 四月六日
    辞任         補欠選任
     堀井  巌君     岡田  広君
 四月七日
    辞任         補欠選任
     岡田  広君     堀井  巌君
 四月十三日
    辞任         補欠選任
     片山さつき君     高橋 克法君
     大野 元裕君     風間 直樹君
     福山 哲郎君     野田 国義君
     石川 博崇君     河野 義博君
 四月十四日
    辞任         補欠選任
     高橋 克法君     片山さつき君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         佐藤 正久君
    理 事
                古賀友一郎君
                塚田 一郎君
                三木  亨君
                榛葉賀津也君
                荒木 清寛君
    委 員
                宇都 隆史君
                片山さつき君
                高橋 克法君
                中曽根弘文君
                中原 八一君
                堀井  巌君
                小野 次郎君
                風間 直樹君
                北澤 俊美君
                野田 国義君
                藤田 幸久君
                河野 義博君
                井上 哲士君
              アントニオ猪木君
                糸数 慶子君
                浜田 和幸君
   国務大臣
       外務大臣     岸田 文雄君
       防衛大臣     中谷  元君
   大臣政務官
       外務大臣政務官  山田 美樹君
       防衛大臣政務官  藤丸  敏君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        宇佐美正行君
   政府参考人
       外務大臣官房審
       議官       水嶋 光一君
       外務大臣官房参
       事官       宮川  学君
       外務大臣官房参
       事官       大鷹 正人君
       外務大臣官房参
       事官       吉田 朋之君
       外務省アジア大
       洋州局南部アジ
       ア部長      梨田 和也君
       外務省北米局長  森  健良君
       外務省領事局長  能化 正樹君
       国税庁調査査察
       部長       中村 信行君
       国土交通省水管
       理・国土保全局
       次長       野村 正史君
       観光庁審議官   古澤 ゆり君
       海上保安庁警備
       救難部長     秋本 茂雄君
       防衛大臣官房審
       議官       山本 達夫君
       防衛省防衛政策
       局長       前田  哲君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○航空業務に関する日本国とカンボジア王国との
 間の協定の締結について承認を求めるの件(第
 百八十九回国会内閣提出、第百九十回国会衆議
 院送付)
○航空業務に関する日本国とラオス人民民主共和
 国との間の協定の締結について承認を求めるの
 件(第百八十九回国会内閣提出、第百九十回国
 会衆議院送付)
    ─────────────
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佐藤正久#1
○委員長(佐藤正久君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、礒崎哲史君、井原巧君、石川博崇君、福山哲郎君及び片山さつきさんが委員を辞任され、その補欠として宇都隆史君、河野義博君、風間直樹君、野田国義君及び高橋克法君が選任されました。
    ─────────────
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佐藤正久#2
○委員長(佐藤正久君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 航空業務に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件外一件の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として外務大臣官房審議官水嶋光一君外十二名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐藤正久#3
○委員長(佐藤正久君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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佐藤正久#4
○委員長(佐藤正久君) 航空業務に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び航空業務に関する日本国とラオス人民民主共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件の両件を一括して議題といたします。
 両件の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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三木亨#5
○三木亨君 おはようございます。
 いきなり関係のないような話かもしれませんが、私の女房が広島の出身でございまして、たまに実家に帰ったりするんですが、実家に帰るというのは一緒にですよ。女房と一緒に実家に帰って、家族で帰るんでございますけれども、子供などを連れて買物に行きますと、広島の方というのは、まあ大臣もそうなんですけど、非常に人懐っこいところ、人柄の良いところがありまして、レジとかでちょこちょこ、イントネーションが多分違うんでしょうね、どこから来なすったんですかみたいなことを言われるので、いや、徳島の方ですが、ああそうですか、四国はいいところですねみたいなことをおっしゃっていただくんです。前に、レジでそういうふうに二、三言話していたんですが、お金を払う段になって急に相手の方が黙りまして、こちらが何を話しかけても話してくれないというような状態になりました。何があったんだろうと、私はそのときに非常に不思議に思ったんですが。帰って自分の財布をよくよく見ますと、この財布なんですが、真ん中にトラッキー君が付いておりまして、阪神ファンということが分かった時点で何も話してくれないと、広島の方のカープ愛というのはすごいなというふうに思いました。
 ともかく、そのカープ愛に象徴されるように、広島の方というのは非常に情も深くて、また、恩義も情けも長い間忘れずに何もかもいろんなことに真面目に取り組んでこられている県民性があるんだなというふうに思います。
 さきの大戦のときに長崎と広島と非常に大きな災禍がございまして、人類にとって非常に不幸な出来事だったと思います。そういった中で、その焼け野原の中から立ち上がられて、しかも、今現在、その災禍を世界に二度と起こしてはならないという強い気持ちをこの七十年間持ち続けて世界に発信続けられているこの広島の方というのに、本当に私どもは、長崎もそうですけれども、もう両県の方々に本当に心から敬意を表したいなと思います。
 そんな広島の地で、先日G7の外相会合が行われました。四月の十日と十一日の二日間、御地元の広島で行われたわけですけれども、内容としては、テロの暴力的な過激主義の対策や、あるいは難民問題、北朝鮮のこと、そしてまた、海洋安全保障、軍縮・核不拡散など幅広いテーマで議論が行われたというふうに報道でも伺っております。五月のG7の伊勢志摩サミットがあるわけですけれども、こういったことも視野に入れて今回いろんなお話をされてこられたんだと思います。
 そこでお聞きしたいこと、二点ございます。
 今度の伊勢志摩サミットに向けて今回の会合で行われた強調すべき点ということが一つと、また、広島での開催の意義、先ほど私が申し上げたような地でございますので、そこで開催するということに非常に大きな意義があるんだと思うんですけれども、広島での開催といったことの意義に併せて、岸田大臣が訴えられました核兵器のない世界、こういったことの実現に向けた今般の会合の成果について大臣に総括的にお伺いしたいと思います。
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岸田文雄#6
○国務大臣(岸田文雄君) まず、広島県の県民性についてお褒めをいただきましてありがとうございました。奥様にもよろしくお伝えいただきたいと思います。
 その上で、今回のこのG7広島外相会合についての御質問ですが、まず、この外相会合開催に当たりましては、各国と長い時間を掛けて綿密に準備を積み上げてきました。
 その結果として、この会議におきましては、まずは外相会合ですので国際社会の喫緊の課題について議論をするということで、やはり大きなテーマは、テロ、暴力的過激主義、そして難民問題、こうした課題が大きく取り上げられました。そして、地域情勢としましては、やはり中東、そしてウクライナ、こうした地域の情勢が議論の中心でありました。
 そして、あわせて、八年ぶりにアジアで開催されるG7会合ですので、アジアの問題、これをしっかりと議論しなければならないということで、北朝鮮問題あるいは海洋の安全保障、こういった議論が行われました。そして、今回、開催地が被爆地広島ということもあり、核軍縮・不拡散につきましても議論が行われた、こういったことでありました。
 その結果として、広島宣言という国際社会に対して核軍縮・不拡散の分野における明確なメッセージを発することができました。この広島宣言につきましては、今回の外相会合に合わせて、G7各国外相が平和公園を訪問し、資料館を訪問、さらには原爆ドームの訪問、こういったことが行われたわけですが、こうしたことと相まって国際社会に対して再び核兵器のない世界をつくろうという機運を盛り上げるためにこのきっかけをつくることができたのではないか、このように考えています。
 そして、伊勢志摩サミットへの影響、意味ということにつきましては、御案内のとおり、サミットは経済問題を始め外交・安全保障、さらには気候変動等、グローバルな課題、幅広く議論を行います。今回の外相会談は、その中で特に外交・安全保障の分野について突っ込んだ集中的な議論を行い、この分野における考え方を整理するという意義があったと思います。
 是非、この外交・安全保障の分野における広島外相会合の成果、これを五月の伊勢志摩サミットにしっかりと引き継いで成果につなげていきたいと考えます。
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三木亨#7
○三木亨君 ありがとうございます。
 ちなみに、女房は安佐南区でございますので、大臣の選挙区からちょっと外れておりますので、それは残念だなと思いますが。済みません、ありがとうございました。ちょっと時間なくなってきたので、飛ばしますけれども。
 今大臣の中に海洋の安全保障ということも話し合われたというふうにございました。G7会合の中では、東シナ海や南シナ海における一方的な現状変更に懸念が示され、埋立てや軍事利用の自制が求められるなど、これは中国を念頭に置いた海洋活動について議論を大臣の方からかけていただいたというふうに聞いております。
 こうした中国の海洋活動について、我が国や米国の捉え方と、また地理的に非常に距離がある欧州諸国というのは、言わば対岸の火事というか、余り自分たちには関係のないことであるし、また中国との経済的な結び付きが強いということで捉え方にもしかしたら差があったんじゃないかというふうな感じがいたしますけれども、今回の会合を通じてこのG7の諸国は、こういった東シナ海、南シナ海での中国の行動に対する現状というもの、これを認識できたのか、認識を共有できたのかということについてお伺いしたいと思います。
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岸田文雄#8
○国務大臣(岸田文雄君) 現在、海洋においては、緊張を高める一方的な現状変更など、国際秩序の安定を損なう行動が見られるこうした現状に対して議論を行いました。そして、海における法の支配の確保促進に向けたG7の連帯の強化の重要性をまず確認をいたしました。その中で、東シナ海そして南シナ海についても、一方的な現状変更の試みが見られるこういった点について議論を行った次第です。欧州を含むG7として、現在の情勢についての懸念を共有しました。そして、いかなる一方的な現状変更の試みに対しても強く反対する、こういったことでは一致をいたしました。
 そして、海洋の安全保障に関する共同声明という文書を取りまとめたわけですが、その中で、全ての国に対し一方的な行動の自制を求めていくこと及び国際法に基づく紛争の平和的解決の重要性、そして海賊対策等を含めた海上交通の安全確保に向けた取組の重要性、こういったものについて一致をした次第です。
 そして、委員の方から、欧州と日米等においては考え方、違いがあったのではないか、こういった御指摘がありました。随分と時間を掛けて突っ込んだ議論をしました。その中で、確かにそれぞれの立場とか考え方の違いを感じる部分もありましたが、しかしその議論の結果、この海上の安全保障における共同声明をまとめることができました。立場や考え方の違いがあったとしても、今回まとめた文書の中身というのは、立場や考え方の違いがあっても、各国のボトムライン、少なくともここまではG7各国は考え方を共有したということが確認できたことは大きかったのではないかと思います。
 是非、この文書を基に、引き続き海における法支配の重要性、海上の安全保障についてしっかりと国際的な議論に取り組んでいかなければならない、このように考えます。
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三木亨#9
○三木亨君 ありがとうございます。
 今回の海洋の安全保障を話し合う段において、中国から各国に対して非常に大きなプレッシャーがあったというふうにも聞いておりますけれども、そういった中で国際的なルール、本当に基本的なルールを各国で確認し合えたというのは非常に大きな意義が私もあると思います。
 では、航空協定の方、メーンでございますので、こちらの方のお話を伺ってまいりたいと思います。
 端的にお聞きしますけれども、今回、カンボジアとラオスの航空協定を結ぶわけですけれども、今回の航空協定によって人的なまた物的な交流というのが両国と盛んになることというのが期待されますけれども、具体的なこの協定の効果というものについてお伺いしたいと思います。
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梨田和也#10
○政府参考人(梨田和也君) お答え申し上げます。
 委員御指摘のとおり、カンボジア、ラオスとの間で人的交流、経済交流は急速に拡大しており、その観点から航空需要も飛躍的に高まっております。今回、国会の御承認を得て航空協定が締結されれば、まず両国との間で、要人往来のみならず、留学生を含む青少年、各界、自治体、あるいは民間友好団体等の交流、あらゆるレベルの人的交流が加速化されることが見込まれます。加えまして、両国への直接投資、日本からの直接投資は非常に日本の投資家の関心を集めておりまして、今増大しつつある日系企業の進出も更に加速化するものと期待されます。
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三木亨#11
○三木亨君 ありがとうございます。
 航空というものは人類の交通にとって最も革命的なものだと思います。この航空網が発達したということによって、時間と空間を飛び越えて世界中が活発に活動できる、人的な、物的な、また文化的な交流ができるというのは本当に画期的なことだと思いますし、そういった意味では、今のグローバルな社会をつくっている最も大きな根本は航空ではないかと思いますし、航空協定全般に言えることですけれども、この航空の基本的なルールを各国間で定めて、これを活発にまた安全にやっていくということは非常に重要なことだろうというふうに考えております。
 内容について少し入ってお聞きしたいと思います。カンボジアとラオスというのは我が国の支援、多数入っております。一九九〇年代以降、両国ともトップドナーとして我が国は支援しているわけですけれども、他方、両国はASEAN十か国の中でも、先ほどの海洋安全保障の話とちょっと重なりますけれども、中国と非常に政治的にもまた経済的にも結び付きが強いというふうに聞いております。今般、カンボジア、ラオスと航空協定を締結するんですが、先ほどの海洋安全保障の話を国際会議の中でも話したときでも、カンボジア、ラオスはどちらかというと中国寄りの立場を取ることも多いというふうにも伺っております。
 両国との航空協定の締結というのは、我が国の両国に対する外交政策上、こういった背景を持つ国々ですから、どういった意義を有するのかということ、そして我が国として、両国に対する中国の影響も踏まえて、関係をより一層逆にこれは強化していくべきだと考えますけれども、両国との関係強化に向けた政府の取組というものについてお伺いしたいと思います。
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岸田文雄#12
○国務大臣(岸田文雄君) まず、カンボジア、ラオスを含むこのメコン地域ですが、これは海上輸送につきましても、そして陸上輸送につきましても要衝に当たります。経済成長についても大きな潜在性を持っていると思いますし、また、我が国にとってこの地域は地政学的にも経済的にも極めて重要であると考えます。
 そして、カンボジア、ラオスは、メコン地域においては後発国であると評価されています。ですから、この両国とその地域内外との連結性を航空協定によって強化していくということは、結果としてメコン地域全体の底上げにもつながるという考え方ができると思っています。
 そして、この両国との関係、中国の影響が強いのではないかと言われている中にあって両国との関係どう進めていくかということでありますが、この両国との関係強化、これ、我が国は大変重要視しておりますし、必要としております。両国とも戦略的パートナーシップの関係にあるわけですが、安倍総理も昨年、フン・セン・カンボジア首相、トンシン・ラオス首相、それぞれ三回首脳会談を行っています。こうした緊密な友好関係に加えて、日・メコンの協力の多国間の枠組み、二〇〇九年から既に七回、日・メコン首脳会議を行っておりますが、こうした枠組みもしっかりと活用しながら、政治、経済、経済協力、人的交流、文化交流、こうした幅広い関係強化に努めていきたいと考えます。
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三木亨#13
○三木亨君 ありがとうございます。
 最後の質問にしたいと思いますけれども、我が国は現在六十七の国と航空協定を結んでおります。ただ、まだ結んでいない国も多うございまして、例えば中南米やアフリカにおいては重要な国でも協定を締結しない国が多数存在すると聞いております。そしてまた、過去に締結した航空協定には、最近の航空協定にもう必ず入っている保安措置や安全措置というものについての規定がなくて、これらはまた別途行政当局間で話合いで取決めが行われるというふうにも聞いております。
 新たな協定の締結に加えて既存の協定を、これを新しく内容を変えていく必要があると思うんですけれども、航空協定全般についての今後の取組についてお伺いしたいと思います。
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吉田朋之#14
○政府参考人(吉田朋之君) お答え申し上げます。
 ただいま御指摘いただきましたように、これまで五十八の協定、六十七の国・地域との間で航空協定を結んできております。今回御審議いただいている二本について御承認いただければ、六十の協定、六十九の国・地域をカバーすることになります。
 これまで、そういうことでニーズの高い国についてはかなりの程度カバーされてきているというふうに認識はしておりますが、今後とも、定期航空路線開設についての需要の見込み、それから政治、経済、文化等の各分野における二国間関係、相手国航空企業の安全基準等の諸点、こういったものを総合的に考慮した上で今後の航空協定の締結に臨んでいきたいと存じ上げます。
 それから、御指摘いただきました保安とか安全に関する措置でございますけれども、航空保安につきましては一九八六年にICAOの理事会で決定されたモデル条項がございまして、それ以降の協定にはこのモデル条項の趣旨を反映してきてございます。それから、航空安全につきましては二〇〇一年に同じくICAOの理事会で決定されたモデル条項がございまして、これらを順次それ以降の協定には反映をしてきております。
 それから、それらの保安・安全規定を置いていない国との関係におきましては、御指摘ございましたけれども、航空当局間においてシカゴ条約の附属書の規定、逸脱があった場合には運営許可を停止するといった措置をとる等で合意をしてきておりますけれども、大変重要な御指摘だと存じ上げますので、今後の新しい協定、それから協定の改定の中でそういったものについても真剣に取り組んでいきたいと存じ上げます。
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三木亨#15
○三木亨君 終わります。ありがとうございました。
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榛葉賀津也#16
○榛葉賀津也君 民進党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。
 本日は、日・カンボジア、日・ラオスの航空協定ということですが、その前に、先ほど来話がございますG7の外相会合、広島宣言が採択されました。核軍縮・不拡散、極めて大きな成果を大臣遂げられたと思いますし、野党からも、この広島宣言並びにG7の外相会合そのものを私は高く評価をしたいと思います。これだけの外相が一堂に被爆地広島を訪れていただいて政治的な成果をなされた、大変有意義なことだったと思います。
 私が評価をしたいもう一つの理由が、この広島宣言が決して加害者を責めたり責任追及ではなくて、極めて未来志向で共に努力をしていこうと、この姿勢は私は極めて評価をしたいと思っています。一部報道で意訳の在り方、翻訳の在り方どうこうということがございましたが、それはそれとして、いろんな評価があるかもしれませんが、トータルとすると私は極めて大きな成果をなされたんだろうと思います。この国の国会議員として誇りに思いますし、是非、サミットの際にはオバマ大統領も広島を若しくは長崎を訪れていただければ幸いに思います。
 地元の関係者にも心から敬意を表すると同時に、裏方の調整は相当大変だったと思います。大臣、是非裏方の方々にも労をねぎらってやっていただきたいと思います。
 広島が大分クローズアップされましたが、是非、大臣、長崎も忘れずに、広島と長崎がこれセットでございますから、そのことを忘れずにお願いをしたいと思います。
 我々は、航空協定、これは賛成でございます。航空協定の質問幾つか用意してあるんですが、練りに練った質問を考えているんですが、ちょっとその前にどうしても防衛省に聞かなければならない問題がございますので、先に防衛省にお伺いをしたいと思います。その後、航空協定、是非、防衛省には航空協定の質問ができるように簡潔な答弁をお願いをしたいと思います。
 まず、大臣、四月六日十四時三十五分頃、入間基地所属の航空自衛隊飛行点検隊のU125が鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地の北約十キロに墜落するという事故がございました。心からこの六名のお亡くなりになった隊員の皆様に御冥福をお祈りすると同時に、御遺族の皆様方には心からのお悔やみを申し上げたいと思います。本日、葬送式が行われるということでございますが、是非、我々の思いも胸に、立派な葬送式を執り行っていただきたいと思います。大臣にお願いしたいのは、是非、一日も早い事故調査委員会における原因の追求、それから原因の究明、それと今後の飛行に対しまして是非安全確保をお願いをしたいということでございます。是非お願いをしたいと思います。
 さて、本題に入りたいと思います。
 文字どおり自衛官や防衛省職員が常に緊張感ある現場で時には生命を懸けてまで国防の任に当たっているそのときに、政務三役、バッジ組が足を引っ張るというとんでもない、情けない事案が発生をいたしました。
 藤丸敏防衛大臣政務官が過日、佐賀市で商工会関係者に講演を行ったと聞いています。その題名が、オスプレイ配備計画に係る地域振興策について、防衛大臣政務官藤丸敏と、会場に立派な垂れ幕も掛かっておりました。
 防衛省では、小野寺大臣当時から佐賀空港への部隊配備について検討がなされ、平成二十六年度から三年度にわたって今日まで、御地元の佐賀県、佐賀市、漁協の皆さん、県有明漁協の皆さんと粘り強く協議をし、説明をし、話合いをして今日まで至りました。歴代の政務三役も再三にわたって御地元を訪れ、二年間にわたって知事に申入れを行ってまいりました。
 昨年十月二十九日には中谷防衛大臣自らが山口佐賀県知事と会談を行い、翌月の十一月九日には真部防衛省整備計画局長が改めて知事を訪問し説明。今年に入っても、三月二十二日、後ろに座っておりますけれども、辰己防衛大臣官房審議官が、大臣官房審議官自らが佐賀県議会の特別委員会にまで行って県議会に説明をされました。そして、皆さんの努力もあって、二日後の三月二十四日には県議会において佐賀空港への陸上自衛隊配備に対する決議という決議を行っていただいて、いろいろな問題はある、分からないこともあるけれども、議論を前向きに進めていこうじゃないかという決議を佐賀県にしていただいた。
 その矢先ですよ、その矢先の三月二十八日、決議の四日後です、地元商工会連絡協議会の講演で藤丸政務官はまさにちゃぶ台をひっくり返したんだ。うっかり発言とか誤ったことを言ったんではなくて、私もその会合に出席された方から直接聞きました、もう聞いていて恥ずかしくなるような失言に次ぐ失言ですよ。今までの苦労を全て無にするようなこの失言に次ぐ失言、まさに失言のコンビニエンスストアみたいな感じで、私も聞いたら驚くことばかり言っているんです。
 藤丸大臣政務官は見識もあって立派な方かもしれませんが、私は、安全保障、国会議員になって十五年ずっと一貫して安全保障やってまいりましたが、まだ分からないことばかりです。しかし、政務官は冒頭、私はまさか防衛大臣政務官になるとは思っていなかった、しかし昨年十月から必死に勉強したのであらかた防衛のことは理解していると。すばらしいなと思いました。是非私も御指導賜りたいと思います。
 私がびっくりしたのは、二〇一五年度の佐賀空港関連施設整備関連予算、この百六億の内訳、年度が替わって繰り越すことになるでしょう。それを政務官、あなたは、調査費、基本検討費、造成設計費、実施設計費、敷地造成費、用地取得費、移転等補償費、全て項目別に列挙をして数字を全部言っただけではなくて、御丁寧にその数字をスクリーンに映し出して講演をされた。
 政務官、この数字、どこから手に入れたんですか。
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藤丸敏#17
○大臣政務官(藤丸敏君) お答えいたします。
 私は、三月の二十八日、今申されたように、多久市佐城地区商工会連合会協議会が主催する研修会におきまして、佐賀空港へのオスプレイ配備計画に係る地域振興策についてと題する講演を行いました。
 この講演は、あくまで政務の一環として行わさせていただいたものでございまして、その際の私の発言がこれまで防衛省から地元に説明させていただいた内容と異なった見解を示したと受け取られて、地元をいたずらに混乱をさせてしまったことを深く反省しております。
 その上で申し上げれば、地元の新聞などで報道されております私の発言は、あくまでも佐賀空港とその周辺地域の振興を切に希望した国会議員としての立場から希望を申し上げたものであります、隣町の国会議員でございますので。防衛省の見解を示した、純粋に示したものではございません。
 しかしながら、政務の一環とはいえ、これまで防衛省の見解とは異なる内容の発言により、佐賀県や市や漁協を始め関係者の方々をお騒がせし、御迷惑を掛けたことについて大変、大変反省しているところでございます。
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佐藤正久#18
○委員長(佐藤正久君) 政務官、質疑者は資料の入手の先を聞いておりますので、端的にお答え願います。お願いします。
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藤丸敏#19
○大臣政務官(藤丸敏君) はい、それは防衛政務官として中身を承知しておりました。
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榛葉賀津也#20
○榛葉賀津也君 今、政務官、政務で行ったと言った。当然、秘書官も副官も付いていっていないんですね、あなた単独行動だ。しかし、この数字は、あなた、防衛省からもらった資料と今認めましたね。いいんですね。
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藤丸敏#21
○大臣政務官(藤丸敏君) はい、そうでございます。
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榛葉賀津也#22
○榛葉賀津也君 それでは、この数字は知事も知らされていない、市長も知らない、地元地権者も知らない、漁協も知らない、その数字を是非委員会に出していただきたいと思います。そして加えて、知事や市長や漁協にもしっかりその数字を出してください。あなたは今、防衛省からこの数字を入手したと言ったんですから、出してください。委員長。
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藤丸敏#23
○大臣政務官(藤丸敏君) ただ、講演における私の発言に関して、用地取得について、今後、地権者との交渉に支障を及ぼすおそれがありますので、当該経費についてお答えすることは差し控えるべきものであると。それにもかかわらず、政務の一環とはいえ、これまでの防衛省が話していないことを話したということは、大変関係者の方々に御迷惑をお掛けしましたので、大変反省して、猛省しているところでございます。
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榛葉賀津也#24
○榛葉賀津也君 これ、理事が質問すると止められないのであれですけど、ちょっと答弁ひど過ぎませんか。あなた、スクリーンに出して全部数字言って、メモを取っている方もいるし、もう各御地元の新聞には全部表になっているので、オープンになっているんですよ。その数字を改めて出すと地元に混乱すると。もう地元混乱しているんです。
 資料を出してください。委員長、取り計らっていただきたいと思います。
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佐藤正久#25
○委員長(佐藤正久君) 後刻理事会で協議をさせていただきたいと思います。
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榛葉賀津也#26
○榛葉賀津也君 こういうことを余り理事会で協議したくないんですけれどもね。
 あと、あなたは、何で佐賀にオスプレイという話になったかということも説明されていますね。東シナ海、南シナ海に中国が出てきてガス田をどんどん造ってきたと。小野寺大臣が防衛を見直さないといけないと、アメリカに何とかしてくれと言ったそうだが、アメリカは嫌だと言った。アメリカにすれば、自分たちが出ていくだけで日本は助けてくれないんじゃないかと。それで、小野寺さんが安倍総理に相談した、その結果安保法案になったと。
 随分立派な論法ですけれども、このことを言ったことは事実ですね。
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藤丸敏#27
○大臣政務官(藤丸敏君) 申し訳ありません。
 商工会で会員の方々の出席ということを聞いてありましたので、七十分しゃべっておりましたので、いろんな少し聞きやすいように話したことが大変そういう発言になったのでございますが、不徳の致すところでございます。
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榛葉賀津也#28
○榛葉賀津也君 政務も公務もないんです。あなたは二十四時間防衛大臣政務官なんです。地元の商工会だから分かりやすく意訳して言ったと。いつアメリカが自分たちが出ていくだけで日本は助けてくれないと、誰が言ったんですか。トランプさんですか。誰と話したんですか、あなた。
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藤丸敏#29
○大臣政務官(藤丸敏君) 申し訳ございません。
 それは私の思いでありまして、不徳の致すところでございます。
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