農林水産委員会
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会
会議録情報#0
令和三年十二月二十二日(水曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 平口 洋君
理事 江藤 拓君 理事 高鳥 修一君
理事 宮下 一郎君 理事 簗 和生君
理事 金子 恵美君 理事 佐藤 公治君
理事 空本 誠喜君 理事 稲津 久君
東 国幹君 五十嵐 清君
上田 英俊君 尾崎 正直君
加藤 竜祥君 神田 潤一君
國場幸之助君 坂本 哲志君
高見 康裕君 武井 俊輔君
中川 郁子君 野中 厚君
長谷川淳二君 平沼正二郎君
古川 康君 保岡 宏武君
山口 晋君 若林 健太君
神谷 裕君 小山 展弘君
後藤 祐一君 野間 健君
緑川 貴士君 渡辺 創君
池畑浩太朗君 住吉 寛紀君
金城 泰邦君 庄子 賢一君
長友 慎治君 田村 貴昭君
北神 圭朗君
…………………………………
農林水産大臣 金子原二郎君
農林水産副大臣 武部 新君
農林水産副大臣 中村 裕之君
農林水産大臣政務官 下野 六太君
農林水産大臣政務官 宮崎 雅夫君
政府参考人
(農林水産省大臣官房総括審議官) 安東 隆君
政府参考人
(農林水産省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官) 信夫 隆生君
政府参考人
(農林水産省消費・安全局長) 小川 良介君
政府参考人
(農林水産省農産局長) 平形 雄策君
政府参考人
(農林水産省畜産局長) 森 健君
政府参考人
(農林水産省経営局長) 光吉 一君
政府参考人
(農林水産省農村振興局長) 牧元 幸司君
政府参考人
(林野庁長官) 天羽 隆君
政府参考人
(水産庁長官) 神谷 崇君
農林水産委員会専門員 森田 倫子君
―――――――――――――
委員の異動
十二月二十二日
辞任 補欠選任
北村 誠吾君 國場幸之助君
梅谷 守君 野間 健君
同日
辞任 補欠選任
國場幸之助君 北村 誠吾君
野間 健君 梅谷 守君
―――――――――――――
十二月二十一日
一、農林水産関係の基本施策に関する件
二、食料の安定供給に関する件
三、農林水産業の発展に関する件
四、農林漁業者の福祉に関する件
五、農山漁村の振興に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
農林水産関係の基本施策に関する件(畜産問題等)
令和四年度畜産物価格等に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 平口 洋君
理事 江藤 拓君 理事 高鳥 修一君
理事 宮下 一郎君 理事 簗 和生君
理事 金子 恵美君 理事 佐藤 公治君
理事 空本 誠喜君 理事 稲津 久君
東 国幹君 五十嵐 清君
上田 英俊君 尾崎 正直君
加藤 竜祥君 神田 潤一君
國場幸之助君 坂本 哲志君
高見 康裕君 武井 俊輔君
中川 郁子君 野中 厚君
長谷川淳二君 平沼正二郎君
古川 康君 保岡 宏武君
山口 晋君 若林 健太君
神谷 裕君 小山 展弘君
後藤 祐一君 野間 健君
緑川 貴士君 渡辺 創君
池畑浩太朗君 住吉 寛紀君
金城 泰邦君 庄子 賢一君
長友 慎治君 田村 貴昭君
北神 圭朗君
…………………………………
農林水産大臣 金子原二郎君
農林水産副大臣 武部 新君
農林水産副大臣 中村 裕之君
農林水産大臣政務官 下野 六太君
農林水産大臣政務官 宮崎 雅夫君
政府参考人
(農林水産省大臣官房総括審議官) 安東 隆君
政府参考人
(農林水産省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官) 信夫 隆生君
政府参考人
(農林水産省消費・安全局長) 小川 良介君
政府参考人
(農林水産省農産局長) 平形 雄策君
政府参考人
(農林水産省畜産局長) 森 健君
政府参考人
(農林水産省経営局長) 光吉 一君
政府参考人
(農林水産省農村振興局長) 牧元 幸司君
政府参考人
(林野庁長官) 天羽 隆君
政府参考人
(水産庁長官) 神谷 崇君
農林水産委員会専門員 森田 倫子君
―――――――――――――
委員の異動
十二月二十二日
辞任 補欠選任
北村 誠吾君 國場幸之助君
梅谷 守君 野間 健君
同日
辞任 補欠選任
國場幸之助君 北村 誠吾君
野間 健君 梅谷 守君
―――――――――――――
十二月二十一日
一、農林水産関係の基本施策に関する件
二、食料の安定供給に関する件
三、農林水産業の発展に関する件
四、農林漁業者の福祉に関する件
五、農山漁村の振興に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
農林水産関係の基本施策に関する件(畜産問題等)
令和四年度畜産物価格等に関する件
――――◇―――――
平
平口洋#1
○平口委員長 これより会議を開きます。
この際、農林水産大臣、農林水産副大臣及び農林水産大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。農林水産大臣金子原二郎君。
この発言だけを見る →この際、農林水産大臣、農林水産副大臣及び農林水産大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。農林水産大臣金子原二郎君。
金
金子原二郎#2
○金子(原)国務大臣 皆さん、おはようございます。
就任に際する御挨拶、農林水産大臣を拝命いたしました金子原二郎でございます。
この度、就任後初めて御挨拶の機会をいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
我が国の農林水産業は、関連産業である食品産業とともに、国民の皆様に食料を安定供給し、地域の経済やコミュニティーを支え、その営みを通じて、国土の保全、景観の維持等の多面的機能を発揮している、まさに国の本です。このような農林水産業を将来にわたって持続可能なものとしていくため、国際競争や災害にも負けない、足腰の強い農林水産業を構築していくことが必要と考えています。
現在、我が国の農林水産業、食品産業の現場では、依然として新型コロナウイルスの感染症による影響を受けておられる方々がいらっしゃるほか、人口減少に伴うマーケットの縮小や、農林漁業者の減少、高齢化など、厳しい状況に直面しています。
また、国内外で重要性が高まっている気候変動等への対応を適切に行うとともに、農林水産業、食品産業の生産力向上と持続性の両立を実現していくことも課題です。
他方、世界に目を向ければ、世界人口の拡大や所得の向上に伴い、世界の飲食料のマーケットは年々拡大しており、新型コロナウイルスの感染症の影響を受ける中でも、我が国の農林水産物・食品の輸出額は拡大が続いています。
農林水産省としては、まずは、新型コロナウイルスの感染症により影響を受けている外食産業や農林漁業者などの方々への対策をしっかり行ってまいります。
そして、年々拡大していく世界の食市場を獲得するため、農林水産物・食品の輸出促進、本年五月に策定したみどりの食料システム戦略を踏まえた環境負荷低減の取組の推進、さらには、これらを進めるための土台となるスマート農林水産業の推進などの施策を着実に進めてまいります。
農林水産業の生産基盤を強化し、農林水産業の成長産業化を推進するとともに、家族経営や中山間地域を含め、農林水産業や農山漁村の持つ多面的な機能を維持し、新しい資本主義の実現に貢献してまいります。
地域に寄り添い、現場を重視しながら、両副大臣、両政務官、そして職員全員と一つのチームとなってこうした諸課題に取り組んでまいります。
平口委員長を始め理事、委員各位におかれましては、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。拍手
この発言だけを見る →就任に際する御挨拶、農林水産大臣を拝命いたしました金子原二郎でございます。
この度、就任後初めて御挨拶の機会をいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
我が国の農林水産業は、関連産業である食品産業とともに、国民の皆様に食料を安定供給し、地域の経済やコミュニティーを支え、その営みを通じて、国土の保全、景観の維持等の多面的機能を発揮している、まさに国の本です。このような農林水産業を将来にわたって持続可能なものとしていくため、国際競争や災害にも負けない、足腰の強い農林水産業を構築していくことが必要と考えています。
現在、我が国の農林水産業、食品産業の現場では、依然として新型コロナウイルスの感染症による影響を受けておられる方々がいらっしゃるほか、人口減少に伴うマーケットの縮小や、農林漁業者の減少、高齢化など、厳しい状況に直面しています。
また、国内外で重要性が高まっている気候変動等への対応を適切に行うとともに、農林水産業、食品産業の生産力向上と持続性の両立を実現していくことも課題です。
他方、世界に目を向ければ、世界人口の拡大や所得の向上に伴い、世界の飲食料のマーケットは年々拡大しており、新型コロナウイルスの感染症の影響を受ける中でも、我が国の農林水産物・食品の輸出額は拡大が続いています。
農林水産省としては、まずは、新型コロナウイルスの感染症により影響を受けている外食産業や農林漁業者などの方々への対策をしっかり行ってまいります。
そして、年々拡大していく世界の食市場を獲得するため、農林水産物・食品の輸出促進、本年五月に策定したみどりの食料システム戦略を踏まえた環境負荷低減の取組の推進、さらには、これらを進めるための土台となるスマート農林水産業の推進などの施策を着実に進めてまいります。
農林水産業の生産基盤を強化し、農林水産業の成長産業化を推進するとともに、家族経営や中山間地域を含め、農林水産業や農山漁村の持つ多面的な機能を維持し、新しい資本主義の実現に貢献してまいります。
地域に寄り添い、現場を重視しながら、両副大臣、両政務官、そして職員全員と一つのチームとなってこうした諸課題に取り組んでまいります。
平口委員長を始め理事、委員各位におかれましては、今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。拍手
平
武
武部新#4
○武部副大臣 農林水産副大臣を拝命しました武部新でございます。
金子大臣を先頭に、政務三役、職員一同、一致結束して、我が国の誇る農林水産業、農山漁村の発展のために、次の世代にしっかりとつないでいけるように精いっぱい努力してまいります。
平口委員長を始め理事の皆様、委員の皆様方の御指導、御鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。拍手
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平口委員長を始め理事の皆様、委員の皆様方の御指導、御鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。拍手
平
中
中村裕之#6
○中村副大臣 この度、農林水産副大臣を拝命いたしました中村裕之でございます。
金子大臣の下、武部副大臣、下野大臣政務官、宮崎大臣政務官と一丸となって、地域に寄り添いながら、足腰の強い農林水産業の確立に向けて全力を尽くしてまいる所存でございます。
平口委員長、理事、委員の先生方の格別なる御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
ありがとうございます。拍手
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平口委員長、理事、委員の先生方の格別なる御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
ありがとうございます。拍手
平
下
下野六太#8
○下野大臣政務官 この度、農林水産大臣政務官を拝命いたしました下野六太でございます。
金子大臣を始め武部副大臣、中村副大臣、宮崎大臣政務官と力を合わせて、将来にわたって持続可能な農林水産業の実現に向けて全力を尽くす決意です。
平口委員長を始め理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。拍手
この発言だけを見る →金子大臣を始め武部副大臣、中村副大臣、宮崎大臣政務官と力を合わせて、将来にわたって持続可能な農林水産業の実現に向けて全力を尽くす決意です。
平口委員長を始め理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。拍手
平
宮
宮崎雅夫#10
○宮崎大臣政務官 この度、農林水産大臣政務官を拝命をいたしました宮崎雅夫でございます。
金子大臣の下、武部副大臣、中村副大臣、下野大臣政務官とともに、現場の声を大切にしながら、美しく活力ある農山漁村の実現に向けまして全力で取り組んでまいります。
平口委員長を始め理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。拍手
――――◇―――――
この発言だけを見る →金子大臣の下、武部副大臣、中村副大臣、下野大臣政務官とともに、現場の声を大切にしながら、美しく活力ある農山漁村の実現に向けまして全力で取り組んでまいります。
平口委員長を始め理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。拍手
――――◇―――――
平
平口洋#11
○平口委員長 次に、農林水産関係の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として農林水産省大臣官房総括審議官安東隆君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官信夫隆生君、消費・安全局長小川良介君、農産局長平形雄策君、畜産局長森健君、経営局長光吉一君、農村振興局長牧元幸司君、林野庁長官天羽隆君及び水産庁長官神谷崇君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として農林水産省大臣官房総括審議官安東隆君、大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官信夫隆生君、消費・安全局長小川良介君、農産局長平形雄策君、畜産局長森健君、経営局長光吉一君、農村振興局長牧元幸司君、林野庁長官天羽隆君及び水産庁長官神谷崇君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
平
平
中
中川郁子#14
○中川(郁)委員 自民党の中川郁子でございます。
本日は、質問の機会をいただきましたこと、誠にお礼を申し上げたいと思います。
まず冒頭に、本年、北海道太平洋岸に発生をいたしました赤潮被害についてですが、一昨日可決されました二〇二一年度補正予算で、北海道赤潮被害対策支援事業として十五億円をお決めをいただきました。誠にありがとうございました。
地方負担分も合わせた二十一億円の支援となります。特別交付税措置で実際の地方負担は少なくなるとのことで地域も安堵しておりますが、一方で、先の見えない不安感が消えているわけではありません。まずは、漁場を回復させ、漁業被害を防ぐ技術開発で、赤潮の発生を早期に把握する技術の精度向上や、発生メカニズムの解明などが待たれるところでございます。引き続きの御支援、よろしくお願いいたします。
また、アキサケ定置網漁業者にとっては、赤潮の発生後、サケ・マスふ化放流事業のための種卵の確保など、資源の回復に向けた緊急の支援が必要であり、減少が続いている回帰率の原因の解明、標識放流調査の拡充、不漁時における増殖事業の運営費支援制度の創設など、国の支援が必要であると強く感じています。
全国の漁業者にとって、海洋環境の変化による不漁、人手不足、高齢化、船舶、機械の老朽化など、課題が多い状況でありますが、燃料費の高騰対策、積立ぷらす、もうかる漁業、セーフティーネット資金などで漁業を支援し、資源回復に努めながら、水産大国日本の復活を目指して、国民への安定供給を図ることが求められており、金子大臣に期待が高まっているというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。
では、質問に入ります。生乳についての質問です。
先日も、金子大臣、両副大臣が記者会見で、牛乳をおいしそうに飲み干していただきました。そして、消費喚起を行っていただいたと聞いております。昨日も、岸田総理大臣が記者会見の中で、国民の皆さんに、牛乳を飲みましょうと呼びかけてくださいました。
このように、今、牛乳・乳製品は需給の緩和状況が続いているところでございます。
我が国の生乳需給は、飲用需要に優先的に生乳を供給するとともに、飲用需要の変動を乳製品加工で調整することで、消費者への生乳の安定供給、酪農経営、乳業経営の安定を図ってきました。
近年では、都府県の生乳生産が減少する中、不足分は北海道から供給することで生乳需給を調整する構造にシフトしていました。北海道への依存度が高まる中、輸送量の繁閑差、オーダーキャンセルなどの問題も発生していました。つまり、北海道酪農が、乳製品加工により需給調整の役割を担ってきたということです。
そのような状況の中で、新型コロナウイルス感染症が発生をいたしました。感染症蔓延防止のために、国民の皆様へ行動の自粛をお願いをしたという経過になります。
コロナの影響が長引く中、飲用需要を始めとする全国の生乳需要の減少を乳製品加工で調整してきた結果、バター、脱脂粉乳などの在庫が過去最高水準で積み増しされることになりました。こうした状況が放置されれば、乳製品加工による需給調整の構造が破綻し、飲用市場も含めた生乳流通全体の安定を保つことができなくなります。
これに対して、全国の生産者、乳業者が協調して、令和四年度には、脱脂粉乳の在庫二万トンを解消するために、生産者拠出四十億円、乳業者拠出四十億円、合わせて八十億円の負担による対策を実施することになったそうです。いまだ先の見えないコロナの影響が予測される中、このように全国の生産者、乳業者が在庫削減対策、需給調整対策に取り組んでいることは大変重要であると思います。
私は、全国の生産者、乳業者が協調して取り組む在庫削減対策に対して、国が関与し、支援することが必要と考えていますが、政府のお考えを聞かせてください。
この発言だけを見る →本日は、質問の機会をいただきましたこと、誠にお礼を申し上げたいと思います。
まず冒頭に、本年、北海道太平洋岸に発生をいたしました赤潮被害についてですが、一昨日可決されました二〇二一年度補正予算で、北海道赤潮被害対策支援事業として十五億円をお決めをいただきました。誠にありがとうございました。
地方負担分も合わせた二十一億円の支援となります。特別交付税措置で実際の地方負担は少なくなるとのことで地域も安堵しておりますが、一方で、先の見えない不安感が消えているわけではありません。まずは、漁場を回復させ、漁業被害を防ぐ技術開発で、赤潮の発生を早期に把握する技術の精度向上や、発生メカニズムの解明などが待たれるところでございます。引き続きの御支援、よろしくお願いいたします。
また、アキサケ定置網漁業者にとっては、赤潮の発生後、サケ・マスふ化放流事業のための種卵の確保など、資源の回復に向けた緊急の支援が必要であり、減少が続いている回帰率の原因の解明、標識放流調査の拡充、不漁時における増殖事業の運営費支援制度の創設など、国の支援が必要であると強く感じています。
全国の漁業者にとって、海洋環境の変化による不漁、人手不足、高齢化、船舶、機械の老朽化など、課題が多い状況でありますが、燃料費の高騰対策、積立ぷらす、もうかる漁業、セーフティーネット資金などで漁業を支援し、資源回復に努めながら、水産大国日本の復活を目指して、国民への安定供給を図ることが求められており、金子大臣に期待が高まっているというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。
では、質問に入ります。生乳についての質問です。
先日も、金子大臣、両副大臣が記者会見で、牛乳をおいしそうに飲み干していただきました。そして、消費喚起を行っていただいたと聞いております。昨日も、岸田総理大臣が記者会見の中で、国民の皆さんに、牛乳を飲みましょうと呼びかけてくださいました。
このように、今、牛乳・乳製品は需給の緩和状況が続いているところでございます。
我が国の生乳需給は、飲用需要に優先的に生乳を供給するとともに、飲用需要の変動を乳製品加工で調整することで、消費者への生乳の安定供給、酪農経営、乳業経営の安定を図ってきました。
近年では、都府県の生乳生産が減少する中、不足分は北海道から供給することで生乳需給を調整する構造にシフトしていました。北海道への依存度が高まる中、輸送量の繁閑差、オーダーキャンセルなどの問題も発生していました。つまり、北海道酪農が、乳製品加工により需給調整の役割を担ってきたということです。
そのような状況の中で、新型コロナウイルス感染症が発生をいたしました。感染症蔓延防止のために、国民の皆様へ行動の自粛をお願いをしたという経過になります。
コロナの影響が長引く中、飲用需要を始めとする全国の生乳需要の減少を乳製品加工で調整してきた結果、バター、脱脂粉乳などの在庫が過去最高水準で積み増しされることになりました。こうした状況が放置されれば、乳製品加工による需給調整の構造が破綻し、飲用市場も含めた生乳流通全体の安定を保つことができなくなります。
これに対して、全国の生産者、乳業者が協調して、令和四年度には、脱脂粉乳の在庫二万トンを解消するために、生産者拠出四十億円、乳業者拠出四十億円、合わせて八十億円の負担による対策を実施することになったそうです。いまだ先の見えないコロナの影響が予測される中、このように全国の生産者、乳業者が在庫削減対策、需給調整対策に取り組んでいることは大変重要であると思います。
私は、全国の生産者、乳業者が協調して取り組む在庫削減対策に対して、国が関与し、支援することが必要と考えていますが、政府のお考えを聞かせてください。
武
武部新#15
○武部副大臣 中川委員の御指摘のとおり、私も北海道でございますので、加工原料乳地帯の北海道が需給調整に大きな役割を担ってきた、そのように承知しております。特に、非需要期に対して大変な努力をしていただいております。
その上で、コロナの影響がございまして、牛乳・乳製品の業務用の需要が回復し切っておらず、乳製品の在庫が高水準になっているということを承知しております。
現在、脱脂粉乳の在庫の削減に向けて、全国の生産者と乳業メーカーが一体となった取組について、農林水産省も議論の中に参加して、この議論を進めております。
委員の御指摘のとおり、コロナの影響で積み上がった分の二万トン、これの在庫の削減対策に取り組むことについて議論が進んでいると承知しておりますが、農林水産省としましても、こうした関係者の取組状況を踏まえて、コロナの状況下で必要な対策をしっかりと検討してまいりたいと思います。
この発言だけを見る →その上で、コロナの影響がございまして、牛乳・乳製品の業務用の需要が回復し切っておらず、乳製品の在庫が高水準になっているということを承知しております。
現在、脱脂粉乳の在庫の削減に向けて、全国の生産者と乳業メーカーが一体となった取組について、農林水産省も議論の中に参加して、この議論を進めております。
委員の御指摘のとおり、コロナの影響で積み上がった分の二万トン、これの在庫の削減対策に取り組むことについて議論が進んでいると承知しておりますが、農林水産省としましても、こうした関係者の取組状況を踏まえて、コロナの状況下で必要な対策をしっかりと検討してまいりたいと思います。
中
中川郁子#16
○中川(郁)委員 ありがとうございます。是非お願いしたいと思います。
次は、国家貿易による輸入枠数量についてです。
先ほど質問させていただいたとおり、生産者、乳業者が協調して、約二万トン規模の脱脂粉乳の在庫削減対策に取り組むことになりました。
一方、国家貿易による輸入枠数量として、生乳換算で十三万七千トンのバター、脱脂粉乳の輸入が義務づけられております。
国際約束は承知していますが、国内の乳製品の在庫事情などを考慮して来年度の輸入枠数量を決めていただきたいと思います。
北海道のキャラバンの折にも、酪農家の皆さんから同様の御意見が多数ありました。北海道では、今年度より、酪農家がキロ当たり二円二十四銭、北海道全体で百億円、酪農家一戸当たり、年換算でありますと、数百万円単位で拠出しているということになります。
バター、脱脂粉乳の在庫削減対策にこのように取り組んでいます。酪農家の皆さんも本当に頑張っているのであります。我慢が怒りに変わらないうちに、不安が失望に変わらないうちに、政治の決断が必要であると考えています。
来年度の輸入枠数量について、政府のお考えをお聞かせください。
この発言だけを見る →次は、国家貿易による輸入枠数量についてです。
先ほど質問させていただいたとおり、生産者、乳業者が協調して、約二万トン規模の脱脂粉乳の在庫削減対策に取り組むことになりました。
一方、国家貿易による輸入枠数量として、生乳換算で十三万七千トンのバター、脱脂粉乳の輸入が義務づけられております。
国際約束は承知していますが、国内の乳製品の在庫事情などを考慮して来年度の輸入枠数量を決めていただきたいと思います。
北海道のキャラバンの折にも、酪農家の皆さんから同様の御意見が多数ありました。北海道では、今年度より、酪農家がキロ当たり二円二十四銭、北海道全体で百億円、酪農家一戸当たり、年換算でありますと、数百万円単位で拠出しているということになります。
バター、脱脂粉乳の在庫削減対策にこのように取り組んでいます。酪農家の皆さんも本当に頑張っているのであります。我慢が怒りに変わらないうちに、不安が失望に変わらないうちに、政治の決断が必要であると考えています。
来年度の輸入枠数量について、政府のお考えをお聞かせください。
森
森健#17
○森政府参考人 お答え申し上げます。
脱脂粉乳及びバターの国家貿易による輸入枠数量につきましては、過去の生産、消費動向を基に、毎年一月に、翌年度に必要な年間輸入枠数量を設定し、その後、五月と九月に直近の需給を踏まえて検証し、必要に応じて見直しを行っておるところでございます。
本年度の輸入枠数量につきましては、WTOで約束をしておりますカレントアクセス数量でございます生乳換算で十三万七千トンと、最低数量にとどめたところでございます。
来年度、令和四年度の輸入枠数量につきましては、今後、脱脂粉乳等の在庫の推移、生乳生産の動向等をよく見極めたいと思っております。例年一月末に、乳製品需給等情報交換会議というものを開催することになっております。関係者の御意見を伺いながら、適切に判断してまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →脱脂粉乳及びバターの国家貿易による輸入枠数量につきましては、過去の生産、消費動向を基に、毎年一月に、翌年度に必要な年間輸入枠数量を設定し、その後、五月と九月に直近の需給を踏まえて検証し、必要に応じて見直しを行っておるところでございます。
本年度の輸入枠数量につきましては、WTOで約束をしておりますカレントアクセス数量でございます生乳換算で十三万七千トンと、最低数量にとどめたところでございます。
来年度、令和四年度の輸入枠数量につきましては、今後、脱脂粉乳等の在庫の推移、生乳生産の動向等をよく見極めたいと思っております。例年一月末に、乳製品需給等情報交換会議というものを開催することになっております。関係者の御意見を伺いながら、適切に判断してまいりたいと考えております。
中
中川郁子#18
○中川(郁)委員 次に、加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金と総交付対象数量についてお尋ねしたいと思います。
加工原料乳生産者補給金については、生乳の需給環境が大幅に悪化する中で、購入飼料、資材、燃料費などの生産コストが増加しています。集送乳調整金についても、燃料費の上昇や、ドライバー不足などによる輸送費用が増加している現状にあります。
これらを踏まえて、加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金を合わせた単価について、十円八十五銭を上回る水準が必要と考えていますが、政府のお考えを聞かせていただきたいと思います。
また、総交付対象数量については、年間を通じた国内乳製品の安定供給が可能となるように、また、生産現場に向けて減産メッセージとならないように、現行の三百四十五万トンを維持する必要があると考えています。
昨日開かれました自民党の畜産・酪農対策委員会でも議論がありました。国民一人当たりの牛乳の消費量は増えているということでありますから、コロナの影響がなくなったときに牛乳・乳製品を国民の皆様に安定供給できるような価格、対象数量が必要であるというふうに思います。
加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金、総交付対象数量について、政府のお考えをお聞かせください。
この発言だけを見る →加工原料乳生産者補給金については、生乳の需給環境が大幅に悪化する中で、購入飼料、資材、燃料費などの生産コストが増加しています。集送乳調整金についても、燃料費の上昇や、ドライバー不足などによる輸送費用が増加している現状にあります。
これらを踏まえて、加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金を合わせた単価について、十円八十五銭を上回る水準が必要と考えていますが、政府のお考えを聞かせていただきたいと思います。
また、総交付対象数量については、年間を通じた国内乳製品の安定供給が可能となるように、また、生産現場に向けて減産メッセージとならないように、現行の三百四十五万トンを維持する必要があると考えています。
昨日開かれました自民党の畜産・酪農対策委員会でも議論がありました。国民一人当たりの牛乳の消費量は増えているということでありますから、コロナの影響がなくなったときに牛乳・乳製品を国民の皆様に安定供給できるような価格、対象数量が必要であるというふうに思います。
加工原料乳生産者補給金と集送乳調整金、総交付対象数量について、政府のお考えをお聞かせください。
森
森健#19
○森政府参考人 お答えいたします。
加工原料乳生産者補給金、集送乳調整金、それから総交付対象数量についての御質問をいただいたところでございます。
加工原料乳の生産者補給金の単価につきましては、加工原料乳生産地域での再生産が可能となりますように、生産コストの変動でございますとか直近の物価動向等を考慮するということになっております。
また、集送乳調整金単価につきましても、指定事業者が、あまねく、遠隔地も含めて集送乳の確保が可能となるように、集送乳に要するコストの変動でございますとか、これもまた直近の物価動向等を考慮することとしております。
他方、総交付対象数量につきましては、飲用牛乳及び乳製品の国内需給の状況、国内の生乳あるいは乳製品に対する需要といったものを考慮して定めるということでございます。
いずれのものにつきましても、食料・農業・農村政策審議会の意見を伺いまして決定をするということでございます。
引き続き、再生産、さらに、酪農経営が継続をできるように、本年度もこうしたルールにのっとりながら適切な算定を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
この発言だけを見る →加工原料乳生産者補給金、集送乳調整金、それから総交付対象数量についての御質問をいただいたところでございます。
加工原料乳の生産者補給金の単価につきましては、加工原料乳生産地域での再生産が可能となりますように、生産コストの変動でございますとか直近の物価動向等を考慮するということになっております。
また、集送乳調整金単価につきましても、指定事業者が、あまねく、遠隔地も含めて集送乳の確保が可能となるように、集送乳に要するコストの変動でございますとか、これもまた直近の物価動向等を考慮することとしております。
他方、総交付対象数量につきましては、飲用牛乳及び乳製品の国内需給の状況、国内の生乳あるいは乳製品に対する需要といったものを考慮して定めるということでございます。
いずれのものにつきましても、食料・農業・農村政策審議会の意見を伺いまして決定をするということでございます。
引き続き、再生産、さらに、酪農経営が継続をできるように、本年度もこうしたルールにのっとりながら適切な算定を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
中
中川郁子#20
○中川(郁)委員 全国の酪農現場の状況は様々であるというふうに思います。都府県のある地域では、粗飼料が調達できなくて困っている、こういう地域もあります。また、私の地元、北海道十勝では、今年は天気がよくて牧草もよく育った、粗飼料も本当にいいものがあって豊富である、でも、生産抑制をしなければいけない。
酪農家、生産者にとって、豊作が喜べない、こういう悲しい状況にはありますが、全国の酪農家の皆さんは本当に頑張っている状況でありますので、是非、皆様方の御要望、御意見に沿った形での数量、また補給金、調整金になりますようにお願いしたいと思います。
次は、新規就農対策についてお尋ねしたいと思います。
令和二年の農林業センサス調査によりますと、基幹的な農業従事者は百三十六万人であり、平成二十七年の百七十六万人から二割減少したことが公表されました。また、四十代以下の新規就農者数も減少する傾向にございます。
これらの傾向に歯止めをかけるため、国において新規就農対策の見直しが検討され、本年の夏に、経営開始時の投資を基本とする経営開始資金、研修向け農場の整備などの取組を総合的に支援することが概算要求されています。
その際、一部の事業について、国と地方が一体として支援するとして、これまで全額国費での対応から、新たに地方の負担が求められることとされています。
このことに対し、全国知事会などが、地方公共団体の財政力によって支援対象者数などに地域格差が生じるとして、従来どおり全額国費による措置にするよう要請がなされており、北海道についても、十月に、これまで同様、全額国費による措置を継続するよう要望がなされております。
現下の状況に鑑み、新規就農対策について見直し、充実が必要であると思います。地方の理解が得られないままに進めることはできないと思います。
全国から全額国費による措置を継続するように要望がなされていることについてどのように対応されているのか、大臣のお考えをお聞かせください。
この発言だけを見る →酪農家、生産者にとって、豊作が喜べない、こういう悲しい状況にはありますが、全国の酪農家の皆さんは本当に頑張っている状況でありますので、是非、皆様方の御要望、御意見に沿った形での数量、また補給金、調整金になりますようにお願いしたいと思います。
次は、新規就農対策についてお尋ねしたいと思います。
令和二年の農林業センサス調査によりますと、基幹的な農業従事者は百三十六万人であり、平成二十七年の百七十六万人から二割減少したことが公表されました。また、四十代以下の新規就農者数も減少する傾向にございます。
これらの傾向に歯止めをかけるため、国において新規就農対策の見直しが検討され、本年の夏に、経営開始時の投資を基本とする経営開始資金、研修向け農場の整備などの取組を総合的に支援することが概算要求されています。
その際、一部の事業について、国と地方が一体として支援するとして、これまで全額国費での対応から、新たに地方の負担が求められることとされています。
このことに対し、全国知事会などが、地方公共団体の財政力によって支援対象者数などに地域格差が生じるとして、従来どおり全額国費による措置にするよう要請がなされており、北海道についても、十月に、これまで同様、全額国費による措置を継続するよう要望がなされております。
現下の状況に鑑み、新規就農対策について見直し、充実が必要であると思います。地方の理解が得られないままに進めることはできないと思います。
全国から全額国費による措置を継続するように要望がなされていることについてどのように対応されているのか、大臣のお考えをお聞かせください。
金
金子原二郎#21
○金子(原)国務大臣 全国知事会から、本当に、知事さんの方がお見えになるたびに、この新規就農対策については従来どおりといった御要望がありました。
そういった中で、農業を担う人材の減少傾向が続いていることを踏まえまして、新規就農対策をしっかりと推進する必要があるというふうに考えております。
新規就農者の育成がうまくいっている地域では、都道府県や農業団体が新規就農者をサポートしまして、必要な初期投資を行った上でしっかりと経営を発展させていることから、令和四年度の予算の概算要求におきましては、こういったことも踏まえながらの内容で要求しているところであります。
概算要求後、地方の声を聞きながら関係方面との調整を進めてきたところであり、従来の事業を引き継ぐ形の就農に向けた研修資金、経営開始資金等については引き続き全額国費とするとともに、新たに措置する機械、設備等の導入支援につきましては、国と地方が連携して支援するといった方向で検討しているところであります。
いずれにしろ、新規就農者の皆さん方が本当にやりやすい、また、各県の要望を十分に踏まえた中で、限られた財源の中でよりよい方向に向かっていくように、私たちも今後の政策の中で考えていきたいと思っております。
以上です。
この発言だけを見る →そういった中で、農業を担う人材の減少傾向が続いていることを踏まえまして、新規就農対策をしっかりと推進する必要があるというふうに考えております。
新規就農者の育成がうまくいっている地域では、都道府県や農業団体が新規就農者をサポートしまして、必要な初期投資を行った上でしっかりと経営を発展させていることから、令和四年度の予算の概算要求におきましては、こういったことも踏まえながらの内容で要求しているところであります。
概算要求後、地方の声を聞きながら関係方面との調整を進めてきたところであり、従来の事業を引き継ぐ形の就農に向けた研修資金、経営開始資金等については引き続き全額国費とするとともに、新たに措置する機械、設備等の導入支援につきましては、国と地方が連携して支援するといった方向で検討しているところであります。
いずれにしろ、新規就農者の皆さん方が本当にやりやすい、また、各県の要望を十分に踏まえた中で、限られた財源の中でよりよい方向に向かっていくように、私たちも今後の政策の中で考えていきたいと思っております。
以上です。
中
中川郁子#22
○中川(郁)委員 金子大臣から力強い御答弁を頂戴しました。本当にありがとうございます。
私は、個人的に、農業女子プロジェクトとか、GIとか、食と農の景勝地事業とか、最近余り耳にすることがなくなったわけでありますけれども、これらの事業も再構築して、若者にとって農林業が魅力的に映るような、そういう政策をどんどん実施していただければというふうに考えています。
次に、エゾシカやアライグマなどの野生鳥獣による農林水産業への被害について質問させていただきたいというふうに思います。
北海道でも、このエゾシカ、アライグマは深刻化、広域化し、被害防止策の拡充や防止技術の確立など、更なる対策が求められているところでございます。
エゾシカの生息数は六十七万頭、アライグマは一万八千六百十五頭、こうなっています。また、近年はヒグマの人里への出没も相次いでおり、残雪期の捕獲など、個体数の適切な管理などが求められていると思います。
農林水産省のお考えをお聞かせいただければと思います。
この発言だけを見る →私は、個人的に、農業女子プロジェクトとか、GIとか、食と農の景勝地事業とか、最近余り耳にすることがなくなったわけでありますけれども、これらの事業も再構築して、若者にとって農林業が魅力的に映るような、そういう政策をどんどん実施していただければというふうに考えています。
次に、エゾシカやアライグマなどの野生鳥獣による農林水産業への被害について質問させていただきたいというふうに思います。
北海道でも、このエゾシカ、アライグマは深刻化、広域化し、被害防止策の拡充や防止技術の確立など、更なる対策が求められているところでございます。
エゾシカの生息数は六十七万頭、アライグマは一万八千六百十五頭、こうなっています。また、近年はヒグマの人里への出没も相次いでおり、残雪期の捕獲など、個体数の適切な管理などが求められていると思います。
農林水産省のお考えをお聞かせいただければと思います。
宮
宮崎雅夫#23
○宮崎大臣政務官 お答え申し上げます。
令和二年度の野生鳥獣による農作物の被害額は、全国で百六十一億円というふうになっております。
そのうち北海道でございますけれども、委員御指摘がございましたエゾシカによる被害額につきましては、令和二年度に約四十億円、前年度に比べて、残念ながら、二・九億円の増加ということになっております。また、アライグマによる被害額につきましても、約一・四億円ということになっておりまして、前年度に比べて約一千七百万円増加している状況でございます。また、ヒグマでございますけれども、その被害額は約二・四億円ということでございまして、前年度に比べて約四千万円増加しているという状況でございます。
こういうような状況を踏まえまして、エゾシカ、アライグマやヒグマによる農作物への被害防止につきましては、鳥獣被害防止総合対策交付金によりまして、これら有害獣の捕獲でございますとか生息環境管理に加えまして、捕獲者への講習会、侵入防止柵の設置等を支援をさせていただいているところでございます。
そして、もう一つ御指摘がございましたヒグマでございますけれども、人里に出没している状況もございます。農作物への被害にとどまらず、人身被害等も引き起こしているという状況でございますので、農林水産省では、環境省や警察庁と連携をいたしまして、熊を誘引する農作物残渣の除去、収納庫の施錠等の徹底等、農作業現場における出没防止対策の実施、熊が出没したときの警察等関係機関との連絡体制の整備、こういったことにつきまして、都道府県に対して通知をさせていただいております。
野生鳥獣による農作物の被害につきましては、農業者の営農意欲の減退、そういった被害額に表れる以上の深刻な影響を及ぼしておりますので、関係省庁と連携して対策に取り組んでまいりたいと思います。
この発言だけを見る →令和二年度の野生鳥獣による農作物の被害額は、全国で百六十一億円というふうになっております。
そのうち北海道でございますけれども、委員御指摘がございましたエゾシカによる被害額につきましては、令和二年度に約四十億円、前年度に比べて、残念ながら、二・九億円の増加ということになっております。また、アライグマによる被害額につきましても、約一・四億円ということになっておりまして、前年度に比べて約一千七百万円増加している状況でございます。また、ヒグマでございますけれども、その被害額は約二・四億円ということでございまして、前年度に比べて約四千万円増加しているという状況でございます。
こういうような状況を踏まえまして、エゾシカ、アライグマやヒグマによる農作物への被害防止につきましては、鳥獣被害防止総合対策交付金によりまして、これら有害獣の捕獲でございますとか生息環境管理に加えまして、捕獲者への講習会、侵入防止柵の設置等を支援をさせていただいているところでございます。
そして、もう一つ御指摘がございましたヒグマでございますけれども、人里に出没している状況もございます。農作物への被害にとどまらず、人身被害等も引き起こしているという状況でございますので、農林水産省では、環境省や警察庁と連携をいたしまして、熊を誘引する農作物残渣の除去、収納庫の施錠等の徹底等、農作業現場における出没防止対策の実施、熊が出没したときの警察等関係機関との連絡体制の整備、こういったことにつきまして、都道府県に対して通知をさせていただいております。
野生鳥獣による農作物の被害につきましては、農業者の営農意欲の減退、そういった被害額に表れる以上の深刻な影響を及ぼしておりますので、関係省庁と連携して対策に取り組んでまいりたいと思います。
中
中川郁子#24
○中川(郁)委員 大変ありがとうございました。
農家の皆さんにとっては、せっかく育てた農産物が野生鳥獣によって被害に遭うことは本当に切ないことであろうというふうに思いますし、是非積極的にお願いしたいというふうに思います。
少し時間が余りましたけれども、コロナによるいろいろな影響が農業に出ています。三白問題といって、ただいま質問させていただいた牛乳のほかに、米、砂糖などが挙げられるというふうに思います。
私の地域、十勝地域は、武部副大臣の地域もそうでありますけれども、ビート、てん菜の生産が盛んであります。この砂糖も、今、コロナによって消費が低迷をしているということで、農家の皆さんは非常に心配をしているところであります。
北海道では、輪作体系によって、連作障害を防ぎながら地力を維持し、そして生産量を上げている。農家の皆さんの知恵と努力によって続けられている四輪作、武部先生のところは三輪作でありますけれども、これを維持することは、政府が進めるみどりの食料システム戦略に合致しているというふうに思っています。
また、先ほどの酪農と関連することでありますけれども、てん菜は、その製造過程からできるビートパルプペレットは牛の餌になることから、耕畜連携の象徴とされています。
これらの取組、農家の皆さんの生産意欲が減退しないように、また、先ほども申し上げましたとおり、やはり減産メッセージにならないような政策が必要であるというふうに思います。収穫を喜べる農業、このことが必要だと思います。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →農家の皆さんにとっては、せっかく育てた農産物が野生鳥獣によって被害に遭うことは本当に切ないことであろうというふうに思いますし、是非積極的にお願いしたいというふうに思います。
少し時間が余りましたけれども、コロナによるいろいろな影響が農業に出ています。三白問題といって、ただいま質問させていただいた牛乳のほかに、米、砂糖などが挙げられるというふうに思います。
私の地域、十勝地域は、武部副大臣の地域もそうでありますけれども、ビート、てん菜の生産が盛んであります。この砂糖も、今、コロナによって消費が低迷をしているということで、農家の皆さんは非常に心配をしているところであります。
北海道では、輪作体系によって、連作障害を防ぎながら地力を維持し、そして生産量を上げている。農家の皆さんの知恵と努力によって続けられている四輪作、武部先生のところは三輪作でありますけれども、これを維持することは、政府が進めるみどりの食料システム戦略に合致しているというふうに思っています。
また、先ほどの酪農と関連することでありますけれども、てん菜は、その製造過程からできるビートパルプペレットは牛の餌になることから、耕畜連携の象徴とされています。
これらの取組、農家の皆さんの生産意欲が減退しないように、また、先ほども申し上げましたとおり、やはり減産メッセージにならないような政策が必要であるというふうに思います。収穫を喜べる農業、このことが必要だと思います。
ありがとうございました。
平
稲
稲津久#26
○稲津委員 おはようございます。公明党の稲津久でございます。
通告に従いまして、順次質問させていただきますが、質問に入ります前に、牛乳・乳製品の需給緩和について一言意見を申し述べさせていただきたいと思います。
先ほどの質疑にもありましたけれども、この牛乳・乳製品の需給緩和の問題について、今、政府の在庫対策に対して大変注目が集まっております。この問題に対しては、生産者団体と乳業メーカーが、例えば、輸入調製品から国産品への置き換えとか、餌、飼料への転換、こうしたことが進められていまして、大臣も消費拡大の取組に積極的、このように理解をしておりますが、今後一層国による支援が必要なところに来ている、私はそのように思っております。
今日は質問いたしませんが、是非とも早急な検討と、それから現場の声に沿ったそうした結論をいただきたい、このことをまず申し述べさせていただきたいと思います。
質問に入ります。
まず第一点目は、燃油高騰等に対する輸送コストの増大について質問させていただきたいと思います。
私の手元に、令和三年十二月十日調査の札幌市における石油製品小売価格の調査表がございます。
これを見ますと、例えば灯油について、これは、多量配送ということで申し上げますと、たくさん一遍に配送する、前年の同期比に比べて約四四・七%値上がりしております。それから、ガソリンの現金ですけれども、これはフル、いわゆるセルフでない、ここが一五・四%上がっている。軽油についても、現金のフルで一七・八%。
札幌市でこういう状況ですから、酪農現場で申し上げますと、北海道の郡部の方にそういう地帯がありますから、恐らくこの小売価格よりももっと高い数字になっていることは言うまでもありません。
この燃料費の上昇ですとか、あるいはドライバー不足、こうした問題によって輸送費用は確実に上昇している、全体の酪農の経営に関わるコストが上がっているということなんですけれども、こうしたことを踏まえて、私は、集送乳の調整金について、輸送費用などの上昇等を踏まえて適切に単価を設定する、そのことを強く申し上げたいと思いますが、この点についての見解をまずお伺いさせていただきます。
この発言だけを見る →通告に従いまして、順次質問させていただきますが、質問に入ります前に、牛乳・乳製品の需給緩和について一言意見を申し述べさせていただきたいと思います。
先ほどの質疑にもありましたけれども、この牛乳・乳製品の需給緩和の問題について、今、政府の在庫対策に対して大変注目が集まっております。この問題に対しては、生産者団体と乳業メーカーが、例えば、輸入調製品から国産品への置き換えとか、餌、飼料への転換、こうしたことが進められていまして、大臣も消費拡大の取組に積極的、このように理解をしておりますが、今後一層国による支援が必要なところに来ている、私はそのように思っております。
今日は質問いたしませんが、是非とも早急な検討と、それから現場の声に沿ったそうした結論をいただきたい、このことをまず申し述べさせていただきたいと思います。
質問に入ります。
まず第一点目は、燃油高騰等に対する輸送コストの増大について質問させていただきたいと思います。
私の手元に、令和三年十二月十日調査の札幌市における石油製品小売価格の調査表がございます。
これを見ますと、例えば灯油について、これは、多量配送ということで申し上げますと、たくさん一遍に配送する、前年の同期比に比べて約四四・七%値上がりしております。それから、ガソリンの現金ですけれども、これはフル、いわゆるセルフでない、ここが一五・四%上がっている。軽油についても、現金のフルで一七・八%。
札幌市でこういう状況ですから、酪農現場で申し上げますと、北海道の郡部の方にそういう地帯がありますから、恐らくこの小売価格よりももっと高い数字になっていることは言うまでもありません。
この燃料費の上昇ですとか、あるいはドライバー不足、こうした問題によって輸送費用は確実に上昇している、全体の酪農の経営に関わるコストが上がっているということなんですけれども、こうしたことを踏まえて、私は、集送乳の調整金について、輸送費用などの上昇等を踏まえて適切に単価を設定する、そのことを強く申し上げたいと思いますが、この点についての見解をまずお伺いさせていただきます。
森
森健#27
○森政府参考人 お答え申し上げます。
集送乳調整金につきまして御質問をいただきました。
集送乳調整金の単価につきましては、指定事業者があまねく集送乳の確保が可能となるようにという観点で設定をされるものでございます。燃油費等の集送乳に関するコストの変動でございますとか物価動向等の方をきちっと考慮をした上で、食料・農業・農村政策審議会の意見を聞いて決定をするということとしております。
本年度につきましても、こうした事情も踏まえながら、さらに、遠隔地を含めて適切な集乳が可能となるよう、ルールにのっとりまして適切に算定を行っていきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →集送乳調整金につきまして御質問をいただきました。
集送乳調整金の単価につきましては、指定事業者があまねく集送乳の確保が可能となるようにという観点で設定をされるものでございます。燃油費等の集送乳に関するコストの変動でございますとか物価動向等の方をきちっと考慮をした上で、食料・農業・農村政策審議会の意見を聞いて決定をするということとしております。
本年度につきましても、こうした事情も踏まえながら、さらに、遠隔地を含めて適切な集乳が可能となるよう、ルールにのっとりまして適切に算定を行っていきたいというふうに考えております。
稲
稲津久#28
○稲津委員 このことに関連してもう一点、飼料の、餌ですね、高騰対策についてお伺いしていきたいと思います。
JAの全農については、二〇二二年の一月から三月期の配合飼料の供給価格について、これは二一年の十月から十二月までのこの期に比べて、全国の全畜種総平均で一トン当たり二千九百円値上げする、こう発表がされました。トウモロコシとか大豆かすの相場が上がっていること、また円安があるということでございますけれども、これに加えて、副原料の糟糠、あるいは飼料用の油脂、添加物などが値上がりしている。
こういうことで、配合飼料価格安定制度における補填、これは一月から三月期も発動が見込まれるということで、この制度そのものは非常にありがたいものだというふうに改めてこういうときに感じていますが、今後の対策としては、輸入飼料への過度な依存からの脱却を図りますとともに、良質な自給飼料の確保、これが大変重要で、令和四年度の予算案につきましても、自給飼料対策予算として畜産生産力・生産体制強化対策事業で十七億円ということで、前年、倍増ということで、関係者の期待も大きいところでございます。
ただ、一方で、北海道の牛乳生産費の内訳を見ますと、やはり飼料費は全体の約四割ぐらいを占めているということで、生産コストの多くをこの餌代が占めているわけでございます。いわば経営に直接影響を与えるということです。
こうしたことからも、私は、この加工原料乳の生産者補給金について、酪農経営の持続的な再生産が可能となる水準で単価を設定すべき、このように思いますが、この点についての見解もお伺いしておきます。
この発言だけを見る →JAの全農については、二〇二二年の一月から三月期の配合飼料の供給価格について、これは二一年の十月から十二月までのこの期に比べて、全国の全畜種総平均で一トン当たり二千九百円値上げする、こう発表がされました。トウモロコシとか大豆かすの相場が上がっていること、また円安があるということでございますけれども、これに加えて、副原料の糟糠、あるいは飼料用の油脂、添加物などが値上がりしている。
こういうことで、配合飼料価格安定制度における補填、これは一月から三月期も発動が見込まれるということで、この制度そのものは非常にありがたいものだというふうに改めてこういうときに感じていますが、今後の対策としては、輸入飼料への過度な依存からの脱却を図りますとともに、良質な自給飼料の確保、これが大変重要で、令和四年度の予算案につきましても、自給飼料対策予算として畜産生産力・生産体制強化対策事業で十七億円ということで、前年、倍増ということで、関係者の期待も大きいところでございます。
ただ、一方で、北海道の牛乳生産費の内訳を見ますと、やはり飼料費は全体の約四割ぐらいを占めているということで、生産コストの多くをこの餌代が占めているわけでございます。いわば経営に直接影響を与えるということです。
こうしたことからも、私は、この加工原料乳の生産者補給金について、酪農経営の持続的な再生産が可能となる水準で単価を設定すべき、このように思いますが、この点についての見解もお伺いしておきます。
森
森健#29
○森政府参考人 お答え申し上げます。
加工原料乳の生産者補給金単価につきましては、加工原料乳生産地域での再生産が可能となるようにという趣旨で定められるものでございます。
委員御指摘の例えば飼料費でございますとか、あるいは一頭当たりの乳量の変動でございますとか、さらに、子牛等の副産物の収入といったような生産コストに影響を与えます諸要素の変動でございますとか直近の物価動向等を考慮いたしまして、食料・農業・農村政策審議会の意見を聞いて決定をするということでございます。
酪農経営の持続的再生産が可能となるように、本年度につきましても、ルールにのっとって適切に算定をしていきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →加工原料乳の生産者補給金単価につきましては、加工原料乳生産地域での再生産が可能となるようにという趣旨で定められるものでございます。
委員御指摘の例えば飼料費でございますとか、あるいは一頭当たりの乳量の変動でございますとか、さらに、子牛等の副産物の収入といったような生産コストに影響を与えます諸要素の変動でございますとか直近の物価動向等を考慮いたしまして、食料・農業・農村政策審議会の意見を聞いて決定をするということでございます。
酪農経営の持続的再生産が可能となるように、本年度につきましても、ルールにのっとって適切に算定をしていきたいというふうに考えております。