予算委員会第八分科会

2023-02-20 衆議院 全360発言

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会議録情報#0
本分科会は令和五年二月十五日(水曜日)委員会において、設置することに決した。
二月十七日
 本分科員は委員長の指名で、次のとおり選任された。
      石破  茂君    田中 和徳君
      八木 哲也君    源馬謙太郎君
      赤羽 一嘉君    櫛渕 万里君
二月十七日
 赤羽一嘉君が委員長の指名で、主査に選任された。
令和五年二月二十日(月曜日)
    午前九時開議
 出席分科員
   主査 赤羽 一嘉君
      石破  茂君    石原 正敬君
      小森 卓郎君    瀬戸 隆一君
      田中 和徳君    八木 哲也君
      伊藤 俊輔君    源馬謙太郎君
      佐藤 公治君    末松 義規君
      湯原 俊二君    櫛渕 万里君
   兼務 上田 英俊君 兼務 加藤 鮎子君
   兼務 城井  崇君 兼務 篠原  孝君
   兼務 赤木 正幸君 兼務 河西 宏一君
   兼務 佐藤 英道君 兼務 平林  晃君
   兼務 田中  健君
    …………………………………
   国土交通大臣       斉藤 鉄夫君
   国土交通副大臣      豊田 俊郎君
   国土交通副大臣      石井 浩郎君
   総務大臣政務官      中川 貴元君
   国土交通大臣政務官    清水 真人君
   国土交通大臣政務官    西田 昭二君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 三橋 一彦君
   政府参考人
   (財務省主計局次長)   前田  努君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官)         山田  仁君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長)            井上 博雄君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房長) 宇野 善昌君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房政策立案総括審議官)     大澤 一夫君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房公共交通・物流政策審議官)  鶴田 浩久君
   政府参考人
   (国土交通省総合政策局長)            瓦林 康人君
   政府参考人
   (国土交通省国土政策局長)            木村  実君
   政府参考人
   (国土交通省不動産・建設経済局長)        長橋 和久君
   政府参考人
   (国土交通省都市局長)  天河 宏文君
   政府参考人
   (国土交通省水管理・国土保全局長)        岡村 次郎君
   政府参考人
   (国土交通省道路局長)  丹羽 克彦君
   政府参考人
   (国土交通省住宅局長)  塩見 英之君
   政府参考人
   (国土交通省鉄道局長)  上原  淳君
   政府参考人
   (国土交通省自動車局長) 堀内丈太郎君
   政府参考人
   (国土交通省港湾局長)  堀田  治君
   政府参考人
   (国土交通省航空局長)  久保田雅晴君
   政府参考人
   (国土交通省国際統括官) 平岡 成哲君
   政府参考人
   (観光庁次長)      秡川 直也君
   参考人
   (独立行政法人都市再生機構理事)         田島 満信君
   国土交通委員会専門員   鈴木 鉄夫君
   予算委員会専門員     齋藤 育子君
    ―――――――――――――
分科員の異動
二月二十日
 辞任         補欠選任
  石破  茂君     小森 卓郎君
  田中 和徳君     石原 正敬君
  源馬謙太郎君     佐藤 公治君
同日
 辞任         補欠選任
  石原 正敬君     瀬戸 隆一君
  小森 卓郎君     石破  茂君
  佐藤 公治君     湯原 俊二君
同日
 辞任         補欠選任
  瀬戸 隆一君     田中 和徳君
  湯原 俊二君     伊藤 俊輔君
同日
 辞任         補欠選任
  伊藤 俊輔君     末松 義規君
同日
 辞任         補欠選任
  末松 義規君     源馬謙太郎君
同日
 第二分科員加藤鮎子君、平林晃君、田中健君、第四分科員上田英俊君、第六分科員赤木正幸君、第七分科員城井崇君、篠原孝君、河西宏一君及び佐藤英道君が本分科兼務となった。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 令和五年度一般会計予算
 令和五年度特別会計予算
 令和五年度政府関係機関予算
 (国土交通省所管)
     ――――◇―――――
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赤羽一嘉#1
○赤羽主査 これより予算委員会第八分科会を開会いたします。
 本分科会の主査を務めることになりました赤羽一嘉でございます。どうかよろしくお願いいたします。
 本分科会は、国土交通省所管について審査を行うことになっております。
 令和五年度一般会計予算、令和五年度特別会計予算及び令和五年度政府関係機関予算中国土交通省所管について、政府から説明を聴取いたします。斉藤国土交通大臣。
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斉藤鉄夫#2
○斉藤(鉄)国務大臣 国土交通省関係の令和五年度予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。
 まず、一般会計予算の国費総額は、五兆八千七百十四億円です。
 また、復興庁の東日本大震災復興特別会計に一括計上されている国土交通省関係予算の国費総額は、四百一億円です。このほか、自動車安全特別会計及び財政投融資特別会計に所要の予算を計上しております。
 北海道、離島及び奄美群島に係る公共事業予算につきましては、他省関係予算を含め、国土交通省予算に所要額を一括計上しております。
 財政投融資計画には、二兆三千二百七十五億円を計上しております。
 次に、令和五年度予算の基本的な考え方を御説明申し上げます。
 我が国は、豪雨や大雪等の自然災害の激甚化、頻発化や資源価格高騰等、内外の難局に直面しています。また、ウィズコロナへの移行を進めているところですが、交通、観光事業は引き続き厳しい状況にあります。一方で、GX、DXへの投資の加速や経済安全保障の強化等、新たな時代の課題にも適切に対応することが求められています。このような状況の中、国民の命と暮らしを守り抜き、現在の難局を乗り越えるとともに、デジタル田園都市国家構想の実現等により、新しい資本主義を加速させることが急務となっています。
 こうした認識の下、令和五年度予算では、国民の安全、安心の確保、経済社会活動の確実な回復と経済好循環の加速、拡大及び豊かで活力ある地方づくりと分散型国づくりを三本柱として、令和四年度第二次補正予算と併せて、切れ目なく取組を進めてまいります。
 この際、公共事業を的確に推進するため、資材価格の高騰等を踏まえて、必要な事業量を確保するとともに、新担い手三法も踏まえ、施工時期等の平準化や適正価格、工期での契約、必要な変更契約等による適切な価格転嫁等を進めてまいります。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
 なお、時間の関係もございますので、詳細な説明は省略させていただきますが、主査におかれましては、お手元の印刷物の内容を会議録に掲載されますようお願い申し上げます。
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赤羽一嘉#3
○赤羽主査 この際、お諮りいたします。
 ただいま斉藤国土交通大臣から申出がありましたとおり、国土交通省所管関係予算の概要につきましては、その詳細な説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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赤羽一嘉#4
○赤羽主査 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
    〔予算概要説明は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
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赤羽一嘉#5
○赤羽主査 以上をもちまして国土交通省所管についての説明は終わりました。
    ―――――――――――――
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赤羽一嘉#6
○赤羽主査 この際、分科員各位に申し上げます。
 質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 なお、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
 これより質疑に入ります。
 質疑の申出がありますので、順次これを許します。平林晃さん。
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平林晃#7
○平林分科員 皆様おはようございます。公明党の平林晃です。
 本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。斉藤大臣、石井副大臣、清水政務官含めまして、国土交通省の関係者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 まず初めに、中国自動車道の加計スマートインターチェンジに関してお伺いいたします。
 広島県安芸太田町に位置しております同スマートインターチェンジは、現在、東側の出入口のみ設置された、いわゆるハーフと呼ばれる状態になっております。これをフルの状態にする、すなわち、反対の西側の出入口を増設することは重要であります。
 地元においては、アフターコロナに向けた新たなアウトドアの取組やマイクロツーリズムなど、更なる地域連携活動に取り組まれていると伺っており、期待が高まってきています。こうした期待にお応えするために、斉藤大臣御判断の下、今年度の準備段階調査に御選定いただき、国において調査を開始されていると認識をしております。
 そこで、斉藤大臣にお伺いいたします。
 加計スマートインターチェンジの調査の状況と今後の方針について見解を伺います。
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斉藤鉄夫#8
○斉藤(鉄)国務大臣 加計スマートインターチェンジは、中国自動車道の千代田インターチェンジと戸河内インターチェンジとの間にある大阪方面への出入りのみが可能なスマートインターチェンジであり、平成十六年十二月に開通しております。
 一方、山口方面への出入りを可能とするスマートインターチェンジのフル化については、安芸太田町による検討の中で、災害時におけるリダンダンシーの確保などの必要性が確認されたことから、昨年九月に、国による準備段階調査に着手したところでございます。
 準備段階調査においては、スマートインターチェンジの詳細な構造の検討や、利用交通量の確認などについて、現在、安芸太田町と国が調査検討を推進しているところでございます。
 国土交通省としましては、引き続き、安芸太田町やNEXCO西日本と連携し、調査を推進してまいります。
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平林晃#9
○平林分科員 ありがとうございます。
 新年度、令和五年度の事業化に向けて準備段階調査を鋭意進めていただけるということでございまして、大変ありがたく存じます。是非とも、実行いただきまして、早期実現をお願い申し上げます。
 続きまして、広島市安佐北区に検討されております山陽自動車道の高陽スマートインターチェンジについてお伺いできればと思います。
 構想場所は、広島東インターチェンジから西に三キロ程度、その構想場所から更に三・四キロで今度は広島インターチェンジがございます。やや近接したように感じられるかもしれませんが、広島は、市域でありましても、山や川によって地域間の移動が容易ではない、こんな事情がございます。
 実際、構想の御地元であります高陽地区の北、東、南の三方には山がありまして、また、西には太田川が流れております。その太田川に架かる橋ですけれども、先日私も確認したんですが、センターラインがない二車線道路ということで、非常に狭いところを車両が注意をしながら行き交っている、こういう状態でございます。
 また一方で、地元であります高陽地区には消防学校が位置しているということであります。平成三十年の西日本豪雨災害では、二府四県から派遣された緊急消防援助隊の宿営地として使われたということであります。このとき、地元県道の混雑により活動に支障を来したということも伺っておりまして、スマートインターの設置によってこの問題も改善され、豪雨災害が頻発している広島市域における意義はとても大きいと考えております。
 このように、幾重にも意義ある構想であり、先般、広島市松井市長も斉藤大臣に要望に来られ、私も同席をさせていただきました。その際には、現地視察も要請されております。地元の期待も高まる中、高陽スマートインターチェンジの調査の状況と今後の進め方に関しまして、国土交通大臣の見解をお伺いいたします。
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斉藤鉄夫#10
○斉藤(鉄)国務大臣 スマートインターチェンジの設置につきましては、まず、地方公共団体が主体となり、インターチェンジの必要性などの検討を進めていくということになっております。
 御指摘の高陽地区におけるスマートインターチェンジにつきましては、現在、広島市が、山陽自動車道の広島東インターチェンジと広島インターチェンジとの間において、設置する場所や構造の検討、周辺の渋滞緩和や防災機能の向上などの必要性の整理などを行っていると聞いております。
 国土交通省としましては、広島市に対し、引き続き、必要な協力を行ってまいりたいと思っております。
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平林晃#11
○平林分科員 ありがとうございます。
 広島市に引き続き調査をするようにということでございまして、国としてもできる限り御支援をいただけるものと認識をさせていただいております。
 是非、お時間もお忙しいと思いますけれども、御視察可能であればいただきまして、具体的な進め方の御検討を是非ともよろしくお願いを申し上げます。
 大臣、ありがとうございました。
 では、続きまして、トラック物流業界に関連した話題についてお尋ねをさせていただければと思います。
 トラック物流業界におかれましては、国民の暮らしと経済を支える物流の基幹的な役割を担っていただいておりまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。
 もう周知のとおりでございますが、二〇二四年四月一日からトラックドライバーの時間外労働時間が年間九百六十時間に制限をされます。これは、物流に対する影響は甚大であると考えております。
 こうした中、国土交通省におかれましては、ドライバーの拘束時間短縮を目的として、中継輸送と呼ばれる輸送形態の社会実験を実施されると伺いました。荷物の出発地と到着地の間に中継拠点を設けまして、その拠点において、トレーラーのヘッドを取り替えたり、荷物そのものを積み替えたり、あるいは、トラックはそのままで、荷物もそのままで、ドライバーが交代する、こういう三種類の方法を想定いたしまして、ドライバーは出発地から中継地点までの約半分の往復を運転すれば済むという方策でありまして、非常に重要だと思います。
 私の地元広島は、関西圏と福岡圏のほぼ中間に位置しておりまして、山陽道と国道二号を利用するトラックドライバーが共に活用できる休憩施設の整備は有効であると考えております。実際、令和三年度に国主体で実施をされた、宮島サービスエリア、これは既設のサービスエリアですけれども、これを利用した実証実験により、事業者さんが効果を実感いただいたという声もあると伺っています。
 先日も、宮島の御地元の廿日市の市長、あるいは、中国トラック協会会長が国土交通省に来られ、現在、国道二号線にある佐方サービスエリア付近、これは近接しておりまして、トラックドライバー休憩施設を整備する要望に来られたと伺っております。その整備の見通しに関しまして、国土交通省の見解をお伺いいたします。
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丹羽克彦#12
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 御指摘の広島県廿日市市付近は、福岡圏と関西圏の中間に位置しておりまして、両都市圏からの日帰り圏内であることから、複数のドライバーが長い輸送行程を分担することで日帰り運行を実現する中継輸送の拠点として需要が見込まれているところでございます。
 このため、昨年、山陽道の宮島サービスエリアにおいて、中継拠点としての有効性などを確認するため、実証実験を行ったところでございます。
 実証実験の結果といたしまして、双方向からのドライバーの日帰り運行が可能となりまして、車中泊の負担が軽減されるなど、その有効性が確認されたところでございます。
 この中継輸送は、ドライバーの労働環境改善、また法令遵守に大きく寄与するものと期待されておりまして、物流の二〇二四年問題の解決にも寄与するものというふうに考えております。
 このため、実験により得られました結果を踏まえまして、近傍の西広島バイパス佐方サービスエリア付近での中継輸送の拠点の整備に向けて検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
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平林晃#13
○平林分科員 ありがとうございます。
 整備に向けまして検討を続けていくという御答弁でございました。是非とも実現に向けて歩みを進めていただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、中国地方の大動脈であります国道二号線について、二点お伺いできればと思います。
 まずは、広島市中区域におけます西広島バイパスの東側延伸についてお伺いいたします。
 西広島バイパス、今の局長の御答弁にもちょっと出てきたかと思いますけれども、広島市中心部から西側に延びます国道二号のバイパス区間でありまして、無料の自動車専用道路であります。先ほど取り上げました佐方サービスエリアは、このバイパスの西端付近に位置をしているということであります。その反対の広島市街地周辺では、舟入出口で自動車専用道路は途切れております。このため、ここまで高架橋があるんですけれども、その高架橋、下りるために、朝の通勤時間帯には、舟入出口を先頭に一キロ以上、その一つ手前の庚午出口でも、末端の渋滞を避けるためにと考えられますが、四キロ以上の渋滞が発生しているということでございます。
 自動車専用道路が途切れるとともに高架橋も途切れますので、その先の市街中心部、例えば原爆ドームがあったり県庁や市役所がある、そういったエリアになりますけれども、その市街地中心部に大量の交通が流れ込みますので、残念なことに、高架橋設置地域と比較をしまして、今、高架橋が設置をされていないこの中心部で交通事故がより多く発生をしているということも伺っております。市街中心部を目的地としない大型車両も中心部を通過しますので、騒音も問題になるということであります。
 これらを解決するために、西広島バイパスの都心部延伸は極めて重要と考えますが、本事業の進捗状況、そして今後の見通しに関しまして、国土交通省の見解を伺います。
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丹羽克彦#14
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 国道二号の西広島バイパスでありますが、広島市から廿日市市に至る延長十九・四キロのバイパスでありまして、これまで十七・一キロが開通しているところでございます。
 この西広島バイパスを整備することで、慢性的な交通渋滞の緩和、交通事故の削減、沿道環境の改善、こういったことが期待されているところでございます。
 未開通区間であります、残る二・三キロの都市部の延伸区間でございますけれども、現在、一日当たり約五万九千台から六万六千台もの交通によりまして、深刻な渋滞が発生している状況でございます。早期の工事着手に向け、高架橋の詳細設計を今実施しているところでございます。
 引き続き、地域の皆様の御理解、御協力を得ながら、一日も早い完成を目指して整備を進めてまいりたいと考えております。
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平林晃#15
○平林分科員 ありがとうございます。
 効果をしっかりと認識をしていただいているということで、今設計をしていただいているということと承りました。是非ともその作業もお進めをいただきまして、交通事故低減、また渋滞低減、そういったものの効果を発揮できるようにしていただければと御期待申し上げます。よろしくお願いいたします。
 続きまして、同じく国道二号線ですけれども、山口県の山口市、防府市区間の整備についてお伺いをいたします。
 この地域、台道と呼ばれているエリアになりますが、その両サイドは四車線なのですが、この台道というエリアのおよそ二・八キロメートルの区間のみが二車線である、こういうエリアでございます。
 そうしますと、当然そのエリアに東からも西からも流入する際には車線の絞り込みが必要であったり、あるいは、沿道の出入り交通による進行阻害等が発生をして、速度低下が発生をするということでございます。また、周辺には物流の拠点や産業団地も造成をされておりまして、こういった意味におきましても、交通の円滑な流れは重要であると考えております。
 山口、防府の両市長からも強い要望をいただいているところでございます。この拡幅、私も是非促進していくべきと考えますが、国土交通省の見解を伺います。
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丹羽克彦#16
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 山口県防府市から山口市の国道二号、バイパス事業あるいは拡幅事業によりまして、順次機能強化を進めてきております。現在、防府市内の富海拡幅、これを令和七年度の開通に向け工事を進めているところでございます。
 国道二号の残る二車線区間のうち、防府市台道から山口市の鋳銭司間、これは、朝夕の速度低下、また事故などが発生しておりまして、課題が大きな区間だというふうに考えております。
 このため、この区間の整備方針の検討を行う目的で、国、山口県、防府市、山口市から成る検討会を令和四年の三月に設置いたしまして、令和五年の二月十六日の第三回の検討会では、これまでの検討結果を取りまとめまして、現道拡幅案で整備を進めるということを決定したところでございます。
 国土交通省といたしましては、今後、県、市と連携いたしまして、都市計画変更の手続に向け、引き続き準備を進めてまいりたいと考えております。
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平林晃#17
○平林分科員 ありがとうございます。
 事故、渋滞、そういった影響があるので、進める重要性を認識していただいているということでございます。
 また、令和四年三月に設置された検討会、第三回目がつい先日、先週だったと思いますが、開催されたということも私も認識をしておりまして、現道、今の道路の拡幅ということで方針が固まったということも伺っております。是非、この方向性を定めていただいて、都市計画変更手続も迅速に御対応いただきまして、事業化に早期にこぎ着けられるように、引き続きの御対応をお願いできればと思います。よろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、日本海側の方に話を移させていただければと思います。山陰自動車道の整備について伺えればと存じます。
 鳥取市から下関市にかけての日本海沿岸地域を結ぶ山陰道は、国の骨格を形成する高速道路ネットワークの重要な一部になっております。当然、地方創生を実現するためにも必要不可欠な社会インフラと認識をしております。
 このうち、島根県西部の益田市周辺の久城―高津間は、高津川と益田川という二本の川に挟まれた浸水想定区域内であるということで、洪水時に緊急輸送道路ネットワークが途絶してしまうなど、防災面の課題を有していると認識をしております。現在、益田市が一時避難所として防災公園を整備し、広域防災拠点としての活用を計画していると聞いておりまして、この防災公園と一体となった整備が有効であろうと考えております。
 防災面の課題解決のために、この久城―高津間の山陰道を早期事業化すべきと考えますが、国土交通省の見解をお伺いいたします。
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丹羽克彦#18
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 山陰道は、鳥取県、島根県、山口県、これの主要都市を東西に結ぶ延長三百八十キロの高規格道路でございます。
 このうち、島根県内においては、全体計画約百八十一キロのうち、未事業化区間は十一キロというふうになっております。
 御質問の久城インターチェンジから高津インターチェンジ間三キロにつきましては、東西の隣接区間が共に開通済みのいわゆるミッシングリンクとなっております。
 また、この区間は、洪水浸水想定区域内に位置しておりまして、大雨などの災害発生時には一般道路が浸水するなど、課題が大きな区間となっております。
 国土交通省といたしましては、この区間における高規格道路の必要性について十分認識をいたしているところでございまして、早期に事業化できるよう検討してまいりたいと考えております。
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平林晃#19
○平林分科員 ありがとうございます。
 三キロのミッシングリンクはその必要性を十分御認識いただいているということで、新規事業化、是非とも御検討いただければと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 そして、山陰道、更に西の方に参りまして、山口県内についてまたちょっと伺えればと思います。
 同県内につきましては、未整備の区間が多くありまして、県境を越えた経済交流や連携を図る上で大きなハンディキャップになってしまっております。その中で、山陰道の三隅―長門間におきましては、地元の意向を踏まえまして、長門市へのアクセスを考慮した中間インターを設置する形で都市計画手続が進められております。この内容を、先日、山口県知事、長門市長が斉藤大臣に要望をされたところでありまして、私も御一緒させていただきました。
 山陰道、この三隅―長門間の早期事業化に関しまして、国土交通省の見解をお伺いいたします。
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丹羽克彦#20
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 山口県内の山陰道につきましては、全体計画約百十キロのうち二十キロが開通しておりまして、三十三キロが事業を進めているところでございまして、残る五十七キロが未事業化区間となっております。
 この未事業化区間のうち、三隅―長門間約十キロでありますが、平成二十九年度から計画段階評価を進めておりまして、令和四年の八月に計画ルート帯を公表し、令和四年の八月から、山口県において都市計画の手続を進めているところでございます。
 この区間には崩れやすい地層が分布しておりまして、中間のインターチェンジであります仙崎インターチェンジでは長大な切土のり面を計画していることから、現在、国土交通省におきまして、こののり面の安全対策に要する費用の精査を行っているところでございます。
 国土交通省といたしましては、本事業の必要性は十分認識しているところでございまして、早期に事業化できるよう検討してまいりたいと考えております。
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平林晃#21
○平林分科員 ありがとうございます。
 ここも認識はしていただいているということで、早期事業化に向けてということの御答弁をいただきました。
 私も現地に足を運ばせていただきましたが、崩れやすい地層ということで技術者の方から御説明をいただいたところでございます。そういう難しさもございますが、是非とも御検討を継続いただきますようお願いを申し上げます。
 そして、山陰道、三点目になりますけれども、その長門市の西側が山口県の下関市となります。その周辺区間であります豊田―下関間の整備も、九州方面からの人及び物の流れを考えますと極めて重要であります。ここがつながると一気に流れができてくるというところでございます。
 山口県知事及び下関市長からも御要望をいただいておりまして、私もこの区間の調査を推進すべきと考えておりますが、国土交通省の見解をお伺いできればと思います。
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丹羽克彦#22
○丹羽政府参考人 お答え申し上げます。
 先ほど申し上げましたとおり、山口県の山陰道、約二十キロは開通いたしまして、三十三キロの区間で事業を進めているところでございます。
 特に、山口県の下関周辺区間におきましては、現在、俵山豊田道路、これを事業中でございます。トンネルや橋梁などの工事を鋭意進めているところでございます。
 御指摘の豊田から下関区間につきましては、九州からのアクセスを向上し、産業振興、防災などの効果が期待される重要な道路と認識しております。
 俵山豊田道路を始めとした周辺の事業の進捗状況、また、地域の交通状況等を踏まえまして、調査を実施してまいりたいと考えております。
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平林晃#23
○平林分科員 ありがとうございます。
 前後区間の進捗も踏まえながらと思いますけれども、計画段階手続に早期に着手できますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 では、最後になりますが、労務単価の引上げに関しましてお伺いできればと思います。
 労務単価の引上げに伴う賃上げですけれども、報道されておりますとおり、国土交通省は、公共工事で働く人の賃金の基準となる労務単価を、三月から全国平均で五・二%引き上げることを決められたということでございます。十一年連続の引上げでありまして、引上げ幅が五%を超えるのは九年ぶりとのことであります。歴代国交大臣の取組に深く敬意を表するところでございます。
 その上で、重要なのは賃金の上昇でありまして、単価の引上げが賃金の引上げにきちんと反映をされているのか、また、反映されるための仕組みができているのか、それが重要であると考えます。
 賃上げのこれまでの取組とその結果、また今後の取組について、国土交通省の見解を伺います。
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長橋和久#24
○長橋政府参考人 お答え申し上げます。
 先生御指摘のように、二月十四日に、本年三月から適用される公共工事設計労務単価を公表いたしました。全国全職種平均で前年度比プラス五・二%と十一年連続上昇となり、最近の物価上昇を上回る大幅な引上げになったところでございます。
 これは、国土交通大臣と建設業四団体のトップとで定期的に意見交換会を行うなど、官民一体となって賃上げに向けた機運醸成を進めてきたといったことに加えまして、安定的な公共事業予算の確保、適正価格での公共工事の発注とダンピング対策、適正な請負代金での下請契約の締結促進といった、様々な取組が建設業界における賃上げに結びついた成果と認識してございます。
 この流れが今後、地方公共団体やあるいは民間の工事にも広がり、技能労働者の賃金水準の上昇につながる好循環としてこれが維持、持続できるよう、官民一体となった取組の一層の推進に努めていきたいと考えてございますし、特に、建設業界は高齢化が非常に進展しておりまして、若い人の入職を確保するといったことが喫緊の課題です。
 将来の担い手確保を進めることが非常に重要でございますので、引き続き、関係業界と連携しまして、賃金上昇を始めとした現場の技能労働者の処遇改善、あるいは、公共工事での週休二日の確保など、働き方改革をしっかり進めまして、建設業を若い人たちが魅力を感じて入職していただける産業にできるよう努めてまいりたいと考えてございます。
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平林晃#25
○平林分科員 ありがとうございます。
 本当に様々な御努力をしていただいておりまして、賃金自体も上昇傾向にあるということですので、こうした傾向、公共事業のみならず民間にも広がっていく、そのための努力を心からお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。
 大変にありがとうございました。
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赤羽一嘉#26
○赤羽主査 これにて平林晃さんの質疑は終了いたしました。
 次に、小森卓郎さん。
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小森卓郎#27
○小森分科員 金沢選出、自由民主党の小森卓郎です。
 初めて国土交通省に質問する機会をいただきました。斉藤大臣始め政府の皆様、そして委員会の方々、どうぞ本日はよろしくお願いいたします。
 昨年八月、日本海側を中心とする地域を大雨が襲いました。石川県では、小松市などで大きな被害が生じ、金沢でも規模は小さいものの被害が生じました。
 当日の河川の状況について、市役所から後日詳しく教えてもらいましたが、金沢市内の各河川の水位は大きく上がり、大規模な水害には至らなかったものの、これまで営々と積み重ねてきた治水対策がなければ、被害はずっと大きなものになった危険があったと思われました。
 昨年の豪雨の特徴の一つは、日本海側を中心に、これまで豪雨被害に遭う経験が少なかった地域でも大きな水害が発生したことだと思います。地球温暖化の進行などもあり、今後も着実に治山治水対策を進めていかなければ、県民や市民の安全な生活を守ることはできません。
 そこで、私と同じ石川県選出で日頃からお世話になっております西田政務官に、頻発する大規模な水害等の防止に向けた決意についてまず伺います。
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西
西田昭二#28
○西田大臣政務官 おはようございます。
 小森議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。
 毎年のように大規模な水害や土砂災害が頻発しており、全国各地で甚大な被害が発生をしているところでございます。
 昨年の八月の大雨では、同郷であります小森議員と私の地元の石川県を流れる梯川においても、これまでの河川整備により被害の軽減が図られているものの、梯川本川から越水、支川の鍋谷川の堤防決壊、小松市街地の内水被害などが発生をいたしました。
 今後、気候変動による降雨量の増加により、水害の激甚化、頻発化が予想されていることから、更なる事前防災対策の強化が不可欠でございます。
 これらに対応するため、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策も活用しながら、ハード、ソフト両面にわたる流域治水の取組を加速化し、災害に強い国土づくりにスピード感を持って取り組んでまいりたいと思います。
 以上でございます。
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小森卓郎#29
○小森分科員 ありがとうございます。
 今、五か年の加速化対策についても言及をいただきました。これまで計画的に事業を進めてきたところでございます。防災等の事業は、数年若しくは更に長い年月を要するものも多くあるところでございます。加速化対策の期間も残すところが二年となりました。次の計画を早く作らなければ、先を見据えた事業を行うことができません。
 斉藤大臣に、令和八年度以降の新しい国土強靱化計画に向ける思いを伺います。
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