農林水産委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十二年七月九日(火曜日)
午前十時四十八分開会
―――――――――――――
委員の異動
六月十七日委員小林孝平君辞任につ
き、その補欠として戸叶武君を議長に
おいて指名した。
七月八日委員平井太郎君辞任につき、
その補欠として雨森常夫君を議長にお
いて指名した。
―――――――――――――
出席者は左の通り。
委員長 堀 末治君
理事 重政 庸徳君
藤野 繁雄君
東 隆君
清澤 俊英君
河野 謙三君
委員
青山 正一君
秋山俊一郎君
雨森 常夫君
柴田 栄君
関根 久藏君
田中 啓一君
仲原 善一君
北村 暢君
上林 忠次君
島村 軍次君
千田 正君
北條 雋八君
事務局側
常任委員会専門
員 安楽城敏男君
説明員
農林大臣官房長 永野 正二君
食糧庁長官 小倉 武一君
食糧庁総務
部企画課長 中西 一郎君
水産庁長官 岡井 正男君
水産庁生産部漁
港課長 林 眞治君
運輸省海運局長 粟澤 一男君
運輸省海運局海
運調整部海務課
長 井上 弘君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○派遣委員の報告
○農林水産政策に関する調査の件
(国際収支改善緊急対策と農林水産
業に関する件)
(船舶航行と漁業に関する件)
(昭和三十二年産米価に関する件)
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この発言だけを見る →午前十時四十八分開会
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委員の異動
六月十七日委員小林孝平君辞任につ
き、その補欠として戸叶武君を議長に
おいて指名した。
七月八日委員平井太郎君辞任につき、
その補欠として雨森常夫君を議長にお
いて指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 堀 末治君
理事 重政 庸徳君
藤野 繁雄君
東 隆君
清澤 俊英君
河野 謙三君
委員
青山 正一君
秋山俊一郎君
雨森 常夫君
柴田 栄君
関根 久藏君
田中 啓一君
仲原 善一君
北村 暢君
上林 忠次君
島村 軍次君
千田 正君
北條 雋八君
事務局側
常任委員会専門
員 安楽城敏男君
説明員
農林大臣官房長 永野 正二君
食糧庁長官 小倉 武一君
食糧庁総務
部企画課長 中西 一郎君
水産庁長官 岡井 正男君
水産庁生産部漁
港課長 林 眞治君
運輸省海運局長 粟澤 一男君
運輸省海運局海
運調整部海務課
長 井上 弘君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○派遣委員の報告
○農林水産政策に関する調査の件
(国際収支改善緊急対策と農林水産
業に関する件)
(船舶航行と漁業に関する件)
(昭和三十二年産米価に関する件)
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堀
堀末治#1
○委員長(堀末治君) ただいまより農林水産委員会を開催いたします。
本日の委員会の議事は、お手元にお配りいたしておきましたように予定いたしておりますので、お含みの上、御協力をお願い申し上げます。
最初に、委員の変更について御報告いたします。去る六月十七日小林孝平君が辞任されて、戸叶武君が選任されました。なお、七月八日、平井太郎君が辞任されて、雨森常夫君が選任されました。
―――――――――――――
この発言だけを見る →本日の委員会の議事は、お手元にお配りいたしておきましたように予定いたしておりますので、お含みの上、御協力をお願い申し上げます。
最初に、委員の変更について御報告いたします。去る六月十七日小林孝平君が辞任されて、戸叶武君が選任されました。なお、七月八日、平井太郎君が辞任されて、雨森常夫君が選任されました。
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堀
堀末治#2
○委員長(堀末治君) 委員派遣報告の件を議題にいたします。
農林水産事情調査のため、先般、石川県及び富山県に御出張をわずらわしておりましたが、派遣委員におかれましては、気候不順の折柄遠路御足労いただき、ありがとうございました。ただいまから御報告を願うことにいたします。
この発言だけを見る →農林水産事情調査のため、先般、石川県及び富山県に御出張をわずらわしておりましたが、派遣委員におかれましては、気候不順の折柄遠路御足労いただき、ありがとうございました。ただいまから御報告を願うことにいたします。
千
千田正#3
○千田正君 今般、農林水産業の実情調査のため、石川県、富山県の両県に派遣されましたことにつきまして、御報告を申し上げます。
派遣されました委員は、堀委員長、小笠原二三男委員と私の三名でありますが、去る六月の二十五日東京を出発、五日間の日程をもって、まず石川県に参り、金沢市の県庁において、県当局及び県下の各種農林団体の代表者から農林業の実情について、また七尾市においては、県当局及び各地から参集の漁業団体の代表者から漁業問題について、説明を聞き懇談を行いました。現地の視察といたしましては、能美郡根上町及び河北郡内灘町において海岸砂地地帯農業の状況を、鹿島郡鳥屋町において新農山漁村建設総合対策事業を七尾市及び能登島町において漁港等水産施設を、それぞれ視察し、地元代表と懇談をいたしました。なお、この間、小松市にあるところの農林省加賀三湖干拓建設事務所において、事業の状況について説明を聞きました。
次に、富山県に参り、氷見市において、漁業問題について県当局及び氷見市、新湊市、魚津市等県下各地からの漁業代表と懇談を行い、富山市の県庁においては、同様、県当局及び県下の各種農林団体代表者と懇談を行いました。実地視察としましては、氷見市及び魚津市において水産施設を視察し、立山町、滑川市、魚津市において、新農山漁村建設総合対策事業の実施状況を視察しまた、氷見市実地内において、海岸砂地地帯農業の状況を視察いたしました。
時間の関係もあり、詳細につきましては、別途資料によってごらん願いたいと存じますが、要望のありましたもののうち、おもなるものについて概況を申し上げます。
まず、石川県における状況について申し上げますというと、農業問題について知事から、
一、農地問題として、小作地引揚要求が昭和三十年には四百十三件、同三十一年には四百五十三件あったが、県としては農地法の精神により処理してきているが、政府においても、地方行政上に摩擦を生ずることのないよう、この種問題の取扱いには慎重に配慮されたい。
二、この地方は米の単作地帯であり、冬季の対策として、家畜を導入し、畜産物の処理施設を設置したい。
三、米価については、早場米地帯として特に時期別価格差の時期、区分、格差等を前年通りとして、それを下回ることのないように配慮されたい。
四、団体営の土地改良について、補助対象たる受益地は二十町歩の制限があるが、その点、能登地方等、後進地区の小団地の開発に特別の考慮をなし、特別地域に指定されたい。
五、石川県は傾斜地が多く、耕地は一七%であって、八三%は遊休地である。家畜を導入し、傾斜地農業が必要であるが、国においても対策を考えてほしい。
という要望意見が述べられ、また市町村代表、農業団体代表から、米価の時期別価格差、農業改良普及員制度の強化による指導体制の確立、肥料価格の適正な決定機関の確立等のほか、土地改良の補助率を全国一律とせず、石川県のごとくおくれているところの地域に対しては、実態に則応して高率とすべきであり、補助金等適正化法の運用についても、冬季積雪のため工事ができない空白期間がある地域であるから、仕越し工事または土地改良の継続工事等を認められたいと要望されております。
海岸砂地地帯農業の状況を能美郡根上町において視察しましたが、ここは海岸砂地地帯農業振興計画に基く予定の百二十町歩の水田造成を完成し、三台の揚水機により灌漑して成果をあげており、時あたかも田植えの最中でありました。また河北郡内灘町の砂丘地を視察しましたが、これは全額国庫負担により、道路を作り、河北潟の水を引いて畑地海潮を行い、またアカシヤの木を植えて砂地に対する砂防林としておりますが、タバコを耕作しております。いずれも不毛の砂丘地が、諸施設を行なったことにより、りっぱな耕地となって、増産に大きな寄与をいたしております現状をまのあたりにして、この種土地改良事業の必要と効果を確信いたしました。
次に、鹿島郡鳥屋町において、農山漁村振興計画に基く各種共同施設、生活文化研修施設、適地適産奨励施設等の特別助成事業の実施状況を視察しましたが、今後家畜の導入に努力したいが、国としても乳価の安定には特に考慮を払われたいとのことでありました。また、県当局としましても、地元としても、新農村建設事業は現在総合対策要綱によって行われているが、今後単なる一時的のものに終ることなく、国としては長期間をもって、かつ資金量もさらに増額して、積極的に行われたいとの要望がありました。またこの地区においても、県としても、現在のような畦畔は――いわゆるあぜ、くろですね、畦畔は労力のみ多くして非生産的であるので、大団地式のコンクリート畦畔により土地の有効利用を研究しているとのことでありました。
漁業問題については、七尾市において県当局及び各地からの漁業団体代表と懇談いたしました。沿岸漁業が大部分であるが、沿岸の漁場が資源的に枯渇し、一方漁民の五割五分が半農半漁であり、零細漁民は疲弊している。沿岸漁業の振興に関する抜本的政策が樹立されることを期待しているとのことでありました。
一、水産資源の維持増殖のための浅海増殖事業に対する補助の割合を、現行の三分の一から二分の一に引き上げられたい。
二、南部沿海州沖に出漁した機帆船底びき網漁船が、去る四月ソ連監視船から帰還命令を受けて以来中止の状況にあるので、再出漁できるようソ連との交渉等を配慮されたい。
三、北洋出漁のサケ、マスの独航船の隻数は、今後遠洋漁業に恵まれない日本海側からは減船しないよう要望する。
四、サケ、マス延べなわ漁業について二十三隻が出漁しているが、平均トン数二十トンで、小型のため危険が多いから、四十トンまで引き上げてもらいたい。
五、アユの放流助成補助を今後増額継続されたい。
六、漁業共済制度の早期実現をはかられたい。
七、漁船乗組員養成事業の継続及び国庫補助増額を要望する。
八、漁業調整委員会の費用の増額をはかられたい。
九、漁業協同組合の強化による沿岸漁業振興のため、漁業協同組合連合会の指導事業に対し国庫助成の制度を創設されたい。
十、農林漁業団体職員共済組合法を早急に制定して、農林漁業団体職員の身分の安定と育成をはかられたい。
十一、中小漁業融資保証法を改正して、中小漁業者が出資しなくても利用できるよう配慮されたい。
十二、漁業においても改良基金制度を樹立し、また技術改良普及員制度を確立されたい。
十三、漁業権は漁業協同組合に免許されるよう、手続等において配慮されたい。この要望がありました。
波高く悪天候のもとに能登島を視察しましたが、本島は離島振興法による離島でありまして、野崎漁港は三十二年度から第一期計画として漁港修築が実施され、また鰀ノ目漁港についても配慮を願いたいとのことでありました。
能登島町は、新農山漁村振興対策の指定地でありますが、共同施設に対して、地方税の不動産取得税の対策になるとて、地方税務当局が実地調査を行なっていますが、補助事業L課税されないよう御配慮されたいとの要望がありました。
次に、富山県における状況について申し上げます。
まず、氷見市において、漁業問題について県当局及び県下の各種水産団体の代表者から要望がありましたが、そのおもなるものを申し上げますと、
一、富山県は沿岸漁業が発達し、特に定置漁業は全体の生産量の半ば以上を占めており、日本一の定置漁業県である。北洋及び北海道方面にも出漁しているが、定置漁業が中心であったため、大型漁業は少いので、今後は漁船の建造による沖合、遠洋漁業への進出、増殖、加工による水産物の高度利用等に力を注ぎたいから、国としても施策に配慮してほしい。
二、氷見漁港は三十数年前に完成した漁港であり、現在の発達した漁業の実情に適しないので、拡張修築事業を実施したい。しかしながら整備計画から漏れているので、特段の措置により実現を配慮されたい。
三、定置漁業権の免許期間を、現行の五年から十年に延長されたい。近時豊凶の差が大きいので、五年では採算上危険が大きい。
四、漁業共済制度について、イワシ網漁業を特に配慮されたい。
五、県下の工場建設が増加するに伴い、水質汚濁もはなはだしい。工場が廃液処理を十分にするよう対策を講ぜられたい。
六、北洋漁業に出漁しているが、その裏作になる漁業がないので、秋から春にかけて北海道からカムチャッカの漁場において、タラ漁業を行いたいので、大臣許可の漁業として許可されたい。
七、漁船建設資金の確保、対馬暖流等漁場調査及び水産加工の振興等、国として考慮されたい。
八、北陸電力の料金改訂は、不合理な点が多い。製氷冷凍事業は日本海の漁業と深い関係を有し、工場は八十七工場に及んでいる。今回の値上りは四〇%をこえるものとなり、鮮魚、冷凍魚、蔬菜、果実等の価格に甚大な影響を及ぼすおそれがあるから、負荷率割引制の存続を初め、料金改訂が最小にとどまるよう特に配慮されたい。と、強い要望がありました。
次に、県庁において、農林問題について、県当局及び各種農林団体との間に懇談を重ねましたが、
一、富山県は山岳と水に恵まれ、耕地の九二%は水田であり、水田単作地帯で、一方に工業化も進んでいる。土地改良と畜産振興が必要であるから、国としても配慮されたい。
二、米価については、単作、早場地帯であるから、時期別価格差、歩どまり加算等不利にならないように措置し、米の質については栄養上の観点からも考慮されたい。
三、農林漁業資金の県信連取扱い範囲は、現在一市町村の区域をこえない農協もしくは土地改良区の行う事業に限定されている。災害復旧事業、都道府県営事業、一市町村の区域をこえる農協もしくは土地改良区の行う事業は、農林中央金庫の取扱い範囲となっているが、これを借受者の自由選択とし、取扱い範囲の制限を撤廃し、県信連の取扱い範囲の拡大を要望する。
四、県の厚生農業協同組合連合会の経営病院の診療一点単価が据え置かれているので、単価改訂を行われたい。また厚生病院の設備資金について、補助の平等と厚生年金資金導入の道を講ぜられたい。農村巡回診療活動経費援助並びに関係法令改正等、農協病院に対して国で種々配慮されたい。
五、農業災害補償制度に適用する水稲の基準反収引き上げ、及び農業共済団体事務費国庫負担額を増加されたい。
六、林業に関しては立地条件が悪いが、造林事業に対する国庫補助率の引き上げ、森林災害補償制度の確立、治山事業費の増額、林道改良事業に対する国庫補助、積雪寒冷地帯に対する林道の補助率算出の特例、森林組合育成、林業技術員の増員、木炭検査に対する国庫補助、農林漁業資金の融資条件の緩和等について配慮されたい。また森林問題については、富山県に植物検査所を設置、木材貨車輸送増強、建築材料規格統一等についても要望したい。
七、土地改良事業については、昭和三十三年の予算確保、三十二年度事業量の繰り延べ反対、土地改良信用保証制度の制定、補助金適正化法の改正、農林漁業資金のワク拡大、農業水利改良事業予算増額、国庫補助を継続費として計上する等について配慮されたい。
八、畜産関係として、環境衛生適正化法により、食肉販売に制約が設けられ、肉畜生産に影響するから、支障のないよう運営に特に考慮されたい。枝肉処理機関の拡充を期せられたい。県の畜産会が行う経営診断事業に指導員等財政援助を要望する。このことでありました。
最後に、農業地区として、立山町、滑川市、早月加積、漁業地区として魚津市等の、新農山漁村建設の実情を視察しましたが、いずれも共同組織による多角経営を実施しております。富山県は水稲単作地帯であり、畜産が不振であり、また七割余が兼業農家であることを前提として、その是正を新農村対策の目標としております。農業改良普及員が計画を立て、その助言により適地適産の計画をすることを目標としていますが、十分に検討される期間がなくて行われる危険があるので、下部からの話し合いにより、機運が熟して計画が実施されるようにしたいとのことでありました。
以上、両県の実情並びに要望の概況について申し上げましたが、農林水産振興のため、国、地元一体となって解決に努力すべきものと存じますので、何分の御協力をお願いいたしまして、報告を終ります。
この発言だけを見る →派遣されました委員は、堀委員長、小笠原二三男委員と私の三名でありますが、去る六月の二十五日東京を出発、五日間の日程をもって、まず石川県に参り、金沢市の県庁において、県当局及び県下の各種農林団体の代表者から農林業の実情について、また七尾市においては、県当局及び各地から参集の漁業団体の代表者から漁業問題について、説明を聞き懇談を行いました。現地の視察といたしましては、能美郡根上町及び河北郡内灘町において海岸砂地地帯農業の状況を、鹿島郡鳥屋町において新農山漁村建設総合対策事業を七尾市及び能登島町において漁港等水産施設を、それぞれ視察し、地元代表と懇談をいたしました。なお、この間、小松市にあるところの農林省加賀三湖干拓建設事務所において、事業の状況について説明を聞きました。
次に、富山県に参り、氷見市において、漁業問題について県当局及び氷見市、新湊市、魚津市等県下各地からの漁業代表と懇談を行い、富山市の県庁においては、同様、県当局及び県下の各種農林団体代表者と懇談を行いました。実地視察としましては、氷見市及び魚津市において水産施設を視察し、立山町、滑川市、魚津市において、新農山漁村建設総合対策事業の実施状況を視察しまた、氷見市実地内において、海岸砂地地帯農業の状況を視察いたしました。
時間の関係もあり、詳細につきましては、別途資料によってごらん願いたいと存じますが、要望のありましたもののうち、おもなるものについて概況を申し上げます。
まず、石川県における状況について申し上げますというと、農業問題について知事から、
一、農地問題として、小作地引揚要求が昭和三十年には四百十三件、同三十一年には四百五十三件あったが、県としては農地法の精神により処理してきているが、政府においても、地方行政上に摩擦を生ずることのないよう、この種問題の取扱いには慎重に配慮されたい。
二、この地方は米の単作地帯であり、冬季の対策として、家畜を導入し、畜産物の処理施設を設置したい。
三、米価については、早場米地帯として特に時期別価格差の時期、区分、格差等を前年通りとして、それを下回ることのないように配慮されたい。
四、団体営の土地改良について、補助対象たる受益地は二十町歩の制限があるが、その点、能登地方等、後進地区の小団地の開発に特別の考慮をなし、特別地域に指定されたい。
五、石川県は傾斜地が多く、耕地は一七%であって、八三%は遊休地である。家畜を導入し、傾斜地農業が必要であるが、国においても対策を考えてほしい。
という要望意見が述べられ、また市町村代表、農業団体代表から、米価の時期別価格差、農業改良普及員制度の強化による指導体制の確立、肥料価格の適正な決定機関の確立等のほか、土地改良の補助率を全国一律とせず、石川県のごとくおくれているところの地域に対しては、実態に則応して高率とすべきであり、補助金等適正化法の運用についても、冬季積雪のため工事ができない空白期間がある地域であるから、仕越し工事または土地改良の継続工事等を認められたいと要望されております。
海岸砂地地帯農業の状況を能美郡根上町において視察しましたが、ここは海岸砂地地帯農業振興計画に基く予定の百二十町歩の水田造成を完成し、三台の揚水機により灌漑して成果をあげており、時あたかも田植えの最中でありました。また河北郡内灘町の砂丘地を視察しましたが、これは全額国庫負担により、道路を作り、河北潟の水を引いて畑地海潮を行い、またアカシヤの木を植えて砂地に対する砂防林としておりますが、タバコを耕作しております。いずれも不毛の砂丘地が、諸施設を行なったことにより、りっぱな耕地となって、増産に大きな寄与をいたしております現状をまのあたりにして、この種土地改良事業の必要と効果を確信いたしました。
次に、鹿島郡鳥屋町において、農山漁村振興計画に基く各種共同施設、生活文化研修施設、適地適産奨励施設等の特別助成事業の実施状況を視察しましたが、今後家畜の導入に努力したいが、国としても乳価の安定には特に考慮を払われたいとのことでありました。また、県当局としましても、地元としても、新農村建設事業は現在総合対策要綱によって行われているが、今後単なる一時的のものに終ることなく、国としては長期間をもって、かつ資金量もさらに増額して、積極的に行われたいとの要望がありました。またこの地区においても、県としても、現在のような畦畔は――いわゆるあぜ、くろですね、畦畔は労力のみ多くして非生産的であるので、大団地式のコンクリート畦畔により土地の有効利用を研究しているとのことでありました。
漁業問題については、七尾市において県当局及び各地からの漁業団体代表と懇談いたしました。沿岸漁業が大部分であるが、沿岸の漁場が資源的に枯渇し、一方漁民の五割五分が半農半漁であり、零細漁民は疲弊している。沿岸漁業の振興に関する抜本的政策が樹立されることを期待しているとのことでありました。
一、水産資源の維持増殖のための浅海増殖事業に対する補助の割合を、現行の三分の一から二分の一に引き上げられたい。
二、南部沿海州沖に出漁した機帆船底びき網漁船が、去る四月ソ連監視船から帰還命令を受けて以来中止の状況にあるので、再出漁できるようソ連との交渉等を配慮されたい。
三、北洋出漁のサケ、マスの独航船の隻数は、今後遠洋漁業に恵まれない日本海側からは減船しないよう要望する。
四、サケ、マス延べなわ漁業について二十三隻が出漁しているが、平均トン数二十トンで、小型のため危険が多いから、四十トンまで引き上げてもらいたい。
五、アユの放流助成補助を今後増額継続されたい。
六、漁業共済制度の早期実現をはかられたい。
七、漁船乗組員養成事業の継続及び国庫補助増額を要望する。
八、漁業調整委員会の費用の増額をはかられたい。
九、漁業協同組合の強化による沿岸漁業振興のため、漁業協同組合連合会の指導事業に対し国庫助成の制度を創設されたい。
十、農林漁業団体職員共済組合法を早急に制定して、農林漁業団体職員の身分の安定と育成をはかられたい。
十一、中小漁業融資保証法を改正して、中小漁業者が出資しなくても利用できるよう配慮されたい。
十二、漁業においても改良基金制度を樹立し、また技術改良普及員制度を確立されたい。
十三、漁業権は漁業協同組合に免許されるよう、手続等において配慮されたい。この要望がありました。
波高く悪天候のもとに能登島を視察しましたが、本島は離島振興法による離島でありまして、野崎漁港は三十二年度から第一期計画として漁港修築が実施され、また鰀ノ目漁港についても配慮を願いたいとのことでありました。
能登島町は、新農山漁村振興対策の指定地でありますが、共同施設に対して、地方税の不動産取得税の対策になるとて、地方税務当局が実地調査を行なっていますが、補助事業L課税されないよう御配慮されたいとの要望がありました。
次に、富山県における状況について申し上げます。
まず、氷見市において、漁業問題について県当局及び県下の各種水産団体の代表者から要望がありましたが、そのおもなるものを申し上げますと、
一、富山県は沿岸漁業が発達し、特に定置漁業は全体の生産量の半ば以上を占めており、日本一の定置漁業県である。北洋及び北海道方面にも出漁しているが、定置漁業が中心であったため、大型漁業は少いので、今後は漁船の建造による沖合、遠洋漁業への進出、増殖、加工による水産物の高度利用等に力を注ぎたいから、国としても施策に配慮してほしい。
二、氷見漁港は三十数年前に完成した漁港であり、現在の発達した漁業の実情に適しないので、拡張修築事業を実施したい。しかしながら整備計画から漏れているので、特段の措置により実現を配慮されたい。
三、定置漁業権の免許期間を、現行の五年から十年に延長されたい。近時豊凶の差が大きいので、五年では採算上危険が大きい。
四、漁業共済制度について、イワシ網漁業を特に配慮されたい。
五、県下の工場建設が増加するに伴い、水質汚濁もはなはだしい。工場が廃液処理を十分にするよう対策を講ぜられたい。
六、北洋漁業に出漁しているが、その裏作になる漁業がないので、秋から春にかけて北海道からカムチャッカの漁場において、タラ漁業を行いたいので、大臣許可の漁業として許可されたい。
七、漁船建設資金の確保、対馬暖流等漁場調査及び水産加工の振興等、国として考慮されたい。
八、北陸電力の料金改訂は、不合理な点が多い。製氷冷凍事業は日本海の漁業と深い関係を有し、工場は八十七工場に及んでいる。今回の値上りは四〇%をこえるものとなり、鮮魚、冷凍魚、蔬菜、果実等の価格に甚大な影響を及ぼすおそれがあるから、負荷率割引制の存続を初め、料金改訂が最小にとどまるよう特に配慮されたい。と、強い要望がありました。
次に、県庁において、農林問題について、県当局及び各種農林団体との間に懇談を重ねましたが、
一、富山県は山岳と水に恵まれ、耕地の九二%は水田であり、水田単作地帯で、一方に工業化も進んでいる。土地改良と畜産振興が必要であるから、国としても配慮されたい。
二、米価については、単作、早場地帯であるから、時期別価格差、歩どまり加算等不利にならないように措置し、米の質については栄養上の観点からも考慮されたい。
三、農林漁業資金の県信連取扱い範囲は、現在一市町村の区域をこえない農協もしくは土地改良区の行う事業に限定されている。災害復旧事業、都道府県営事業、一市町村の区域をこえる農協もしくは土地改良区の行う事業は、農林中央金庫の取扱い範囲となっているが、これを借受者の自由選択とし、取扱い範囲の制限を撤廃し、県信連の取扱い範囲の拡大を要望する。
四、県の厚生農業協同組合連合会の経営病院の診療一点単価が据え置かれているので、単価改訂を行われたい。また厚生病院の設備資金について、補助の平等と厚生年金資金導入の道を講ぜられたい。農村巡回診療活動経費援助並びに関係法令改正等、農協病院に対して国で種々配慮されたい。
五、農業災害補償制度に適用する水稲の基準反収引き上げ、及び農業共済団体事務費国庫負担額を増加されたい。
六、林業に関しては立地条件が悪いが、造林事業に対する国庫補助率の引き上げ、森林災害補償制度の確立、治山事業費の増額、林道改良事業に対する国庫補助、積雪寒冷地帯に対する林道の補助率算出の特例、森林組合育成、林業技術員の増員、木炭検査に対する国庫補助、農林漁業資金の融資条件の緩和等について配慮されたい。また森林問題については、富山県に植物検査所を設置、木材貨車輸送増強、建築材料規格統一等についても要望したい。
七、土地改良事業については、昭和三十三年の予算確保、三十二年度事業量の繰り延べ反対、土地改良信用保証制度の制定、補助金適正化法の改正、農林漁業資金のワク拡大、農業水利改良事業予算増額、国庫補助を継続費として計上する等について配慮されたい。
八、畜産関係として、環境衛生適正化法により、食肉販売に制約が設けられ、肉畜生産に影響するから、支障のないよう運営に特に考慮されたい。枝肉処理機関の拡充を期せられたい。県の畜産会が行う経営診断事業に指導員等財政援助を要望する。このことでありました。
最後に、農業地区として、立山町、滑川市、早月加積、漁業地区として魚津市等の、新農山漁村建設の実情を視察しましたが、いずれも共同組織による多角経営を実施しております。富山県は水稲単作地帯であり、畜産が不振であり、また七割余が兼業農家であることを前提として、その是正を新農村対策の目標としております。農業改良普及員が計画を立て、その助言により適地適産の計画をすることを目標としていますが、十分に検討される期間がなくて行われる危険があるので、下部からの話し合いにより、機運が熟して計画が実施されるようにしたいとのことでありました。
以上、両県の実情並びに要望の概況について申し上げましたが、農林水産振興のため、国、地元一体となって解決に努力すべきものと存じますので、何分の御協力をお願いいたしまして、報告を終ります。
堀
堀末治#4
○委員長(堀末治君) ありがとうございました。
ただいまの報告について、派遣委員に対して御質疑がございましたら、お願いいたします。――同じ問題について、政府委員に御質疑がございませんですか。幸い政府から官房長の永野君と、水産庁の生産部漁港課長の林君が見えております。
この発言だけを見る →ただいまの報告について、派遣委員に対して御質疑がございましたら、お願いいたします。――同じ問題について、政府委員に御質疑がございませんですか。幸い政府から官房長の永野君と、水産庁の生産部漁港課長の林君が見えております。
青
青山正一#5
○青山正一君 ちょっと漁港課長にお伺いしたいと思いますけれども、ほんの簡単な要項ですけれども、ただいま千田先生から御陳情のあった氷見漁港に関して、政府当局は今後どう処置するか、その点について承わりたいと思います。
それから、また、これも先ほど私どもが出張した際に現地を視察したわけでありますが、まあ災害の発生地である九州の南端の漁港の串木野とか、あるいは枕崎とか、あるいは油津漁港、これは年々歳々受ける被害というものは非常に大きいわけなんですが、この三つの漁港について政府はどう処置しておるか、その点について漁港課長としての御意見を承わりたいと思います。
この発言だけを見る →それから、また、これも先ほど私どもが出張した際に現地を視察したわけでありますが、まあ災害の発生地である九州の南端の漁港の串木野とか、あるいは枕崎とか、あるいは油津漁港、これは年々歳々受ける被害というものは非常に大きいわけなんですが、この三つの漁港について政府はどう処置しておるか、その点について漁港課長としての御意見を承わりたいと思います。
林
林眞治#6
○説明員(林眞治君) 氷見の問題につきましてお答え申し上げます。氷見の漁港は、先ほど千田さんから御説明がございましたように、相当古くできたのではございますが、一応現在のところ、ある程度まとまった港を形成しておるわけであります。しかし、不幸にいたしまして、立地条件が多少悪く、心臓部に河川が流入しておるわけでありまして、その河川につきましても、中小河川改修によりまして、上中流部の改修が行われたと聞いておりまするが、流入いたします土砂がなかなか減少いたさないのであります。過去年々土砂の流入が相当多量にございまして、これらにつきましては災害復旧の法律がございますので、この法律の許される範囲内におきまして、できるだけその復旧に努めて参ったのでありますが、とうていこれではどうにもならないということでございまして、三十年及び三十一年におきまして、大体総工費一千五百万円程度の局部改良事業といたしまして、河川を港の外へ出す、つけかえるという工事をいたしたわけであります。これによりまして、港内に流入いたします土砂は、だいぶといいますか、ほとんど減って参るのではないか。これと災害復旧とあわせまして、現在の港がある程度十分に使えまするようにやりたいということで、県及び地元の関係者の方々と御相談いたしまして、実施をいたしたわけであります。まあ現在の港につきましては、この工事がただいま終ったところでございますから、今後はややよくなるのではないかと考えております。
なお、また、御要望のありました拡張という問題でございますが、これらにつきましては、私どもといたしましても、十分いろいろなデータによりまして検討を加えまして、拡張をする場合におきまする計画をまず考えまして、お話のございましたように、ただいまのところでは、例の漁港整備計画に編入をされておりませんので、適当な機会に、改良、拡張につきましては、整備計画の体制という問題にからんで参ると思うのですが、適当な機会をつかまえまして善処いたして、その推進に努力したいと考えております。
それから九州串木野等におきまする災害でございますが、九州の南端は常に災害に見舞われるわけであります。最近三十一年度におきまして、局部的といいますか、特定な地域でございましたが、串木野等につきましては非常なる災害を受けたわけであります。災害の復旧につきましては、原則といたしまして三カ年間に大体三・五・二の比率で復旧を進めて参りたいということで努力をいたしておるわけでございますが、予算の都合等もございまして、必ずしも三割まで参らない場合もございますが、被害甚大な所につきましては、特に実施に当ります府県当局とも十分協議をいたしまして、三割程度以上に予備費においてもっけております。
なお三十二年度におきましても、大体災害復旧の大半が完成できますように、現在努力中でございます。
なお、また、串木野等につきましては改良修築工事をあわせてやっておるわけでありますが、将来の災害によります漁船等の被害を減少いたしますために、既定の経費におきます計画の内容変更を多少考えまして、あるいは防波堤の補強をいたしますとか、そういう問題もただいま研究中でございまして、なるべくならばそういうことで実施をして参るというふうに考えておる次第でございます。
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それから九州串木野等におきまする災害でございますが、九州の南端は常に災害に見舞われるわけであります。最近三十一年度におきまして、局部的といいますか、特定な地域でございましたが、串木野等につきましては非常なる災害を受けたわけであります。災害の復旧につきましては、原則といたしまして三カ年間に大体三・五・二の比率で復旧を進めて参りたいということで努力をいたしておるわけでございますが、予算の都合等もございまして、必ずしも三割まで参らない場合もございますが、被害甚大な所につきましては、特に実施に当ります府県当局とも十分協議をいたしまして、三割程度以上に予備費においてもっけております。
なお三十二年度におきましても、大体災害復旧の大半が完成できますように、現在努力中でございます。
なお、また、串木野等につきましては改良修築工事をあわせてやっておるわけでありますが、将来の災害によります漁船等の被害を減少いたしますために、既定の経費におきます計画の内容変更を多少考えまして、あるいは防波堤の補強をいたしますとか、そういう問題もただいま研究中でございまして、なるべくならばそういうことで実施をして参るというふうに考えておる次第でございます。
千
千田正#7
○千田正君 今、漁港課長さんの御説明で大体わかるのですが、現実にわれわれが調査に行って氷見の漁港を見ました場合に、局部改良によって一応土砂の導入を防いだのですが、そのために港における使用領域が、大体三分の一くらいはもう使えなくなったのじゃないですか。あとの三分の二を浚渫して一応使おう、こういう目標のもとにやっておるのと違いますか。
この発言だけを見る →林
林眞治#8
○説明員(林眞治君) 河川の区域を考えますと、そういうことになります。これは、もともと古い時代、漁船が手押し等で非常に小さい場合には、河川を使ってやっていたわけであります。だんだん大型化いたして参りますと、あの川といたしましては、とうてい水深の相当程度の維持は地理的条件からできないという、そこで多少狭くなるのでありますが、しかし多少狭くなりましても完全に使える所ができた方が、実際問題としていいのじゃないかというようなことで、締め切って川を外へ出しますから、川の流域に相当します所は利用できる場合もございますし、利用できない場合も出てくると思います。その場合については、一応地元の方々とも十分当時お打ち合せをいたしましてやったわけでございます。で、あとの十分使えるであろう所に今後は中心をおいて、一つ運営をやっていただこうというように考えておるわけでございます。
この発言だけを見る →千
千田正#9
○千田正君 これは氷見市において、先ほど御報告申し上げた中にもありました通り、氷見の市民の大部分、市民ばかりでなくて、あの沿岸の漁業団体からも陳情があったわけでありますが、それは、これほどの港を整備計画の中に入れてもらえなかったことは非常に残念で、どうかしてこれを早くしてもらいたい。そうして今おっしゃられたように、港はある程度小さくなったが、船がだんだん大型化していくと、あの港は小さい船だまり程度にしかならない。拡大した港を作って、一日も早く漁業基地としての振興をはかりたいという要望でしたが、ごもっともなんですが、一体何十年という古いああした港が、なぜ整備計画の中に入らなかったかという点を、委員長初めわれわれも聞いたのです。ところが、どうも富山県そのものが熱がなかったのか、氷見の漁港に対しては、氷見の市民が熱烈なる要望があるにかかわらず、富山県の漁業政策というものがあまり関心を持たなかった。むしろ局部改良の程度で一応押えてみようという段階にしか見えないというように、われわれは感じてきたのでありますが、今あなたのおっしゃる通り、近い将来においてこれを整備計画の範囲の中に入れる、こういうチャンスが、適当な機会というのは、大体相当早く見られますか、どうですか。
この発言だけを見る →林
林眞治#10
○説明員(林眞治君) 整備計画の改正の時期につきましては、ただいまのところ、いつということをはっきり申し上げる亡とはまだちょっとむずかしかろうと思います。御承知のように、二十六年に最初に整備計画を樹立いたしました。その後大きい情勢の変化がございましたので、三十年に改正をいたしたわけであります。これを極力現在推進しておるわけでございます。ある程度改正いたしました計画後の実施が進んで参りました場合に、改正を行うというのが、いわゆる常識的な考え方だと思いますが、多少その他にも条件の変更等がございますので、これらをどう扱いますか、目下いろいろ研究をいたしておるわけであります。いろいろな障害があろうかと思いますが、われわれといたしましてはできるだけそういう問題が解消いたしまするように、なるべく早い機会をつかまえまして、改正といいますか、追加といいますか、そういうことに努力をいたしたいと思います。ただ、今、いつだと言われましても、これはちょっと申し上げかねます。
この発言だけを見る →千
千田正#11
○千田正君 漁港課長の苦衷はよくお察ししますが、大体載らなかったのがどうかしているという点もありますし、これはまあいろいろな、今の整備計画中にも、実施に当りましていろいろな条件で予定の通りいかない問題もあるわけですね。そういう場合においてバランスをよく見て、適当な最も早い機会にああいう漁港を一つ考慮して、できるだけ漁民の期待に沿うように実行していただきたい。これは、われわれが現地視察してみて、特に陳情もされ、また現地も見て痛感しましたから、特にあなた方に要望しておきます七
この発言だけを見る →林
島
島村軍次#13
○島村軍次君 私の方の視察で、今直接、この次になってもいいんですけれども、幸い千田さんからお話が出ましたから……。鹿児島、それから宮崎の漁港を見まして、とにかくあの地方は非常に恵まれていないという気がしますね。そして串木野にしても油津にしても、それからお話の出た東市来の、小さな漁港ですけれども、導流堤を少し作っておるけれども、船だまりじゃないんで、砂のたまりというような感じがしますね。
それからも一つは、災害復旧で一部やりかけた。ところが、初めは建設省関係ですか、それを認めた。農林省になって、会計検査院が行って、こんなものは災害復旧でないからと、途中でふつ切った。このために画龍点睛でなくして、中途半端になってしまっている。こういう問題は、それは復旧工事というものが主体であったんでしょうけれども、一たんは建設省の時代には認めておったのが、工事が進まない間にまた災害を受ける、そして今度は農林省関係になると復旧には入らぬという、会計検査院の調査官が行って途中からオミットしてしまったと、こういうようなことは、これは実際に実情に合わないので、改良工事についてはもっと農林省は積極的に会計検査院とも打ち合わして、有効な方法を講ずべきじゃないかということを特に痛切に感じたんですが、これに対してどういうふうに考えるか。
この発言だけを見る →それからも一つは、災害復旧で一部やりかけた。ところが、初めは建設省関係ですか、それを認めた。農林省になって、会計検査院が行って、こんなものは災害復旧でないからと、途中でふつ切った。このために画龍点睛でなくして、中途半端になってしまっている。こういう問題は、それは復旧工事というものが主体であったんでしょうけれども、一たんは建設省の時代には認めておったのが、工事が進まない間にまた災害を受ける、そして今度は農林省関係になると復旧には入らぬという、会計検査院の調査官が行って途中からオミットしてしまったと、こういうようなことは、これは実際に実情に合わないので、改良工事についてはもっと農林省は積極的に会計検査院とも打ち合わして、有効な方法を講ずべきじゃないかということを特に痛切に感じたんですが、これに対してどういうふうに考えるか。
林
林眞治#14
○説明員(林眞治君) 九州南部の鹿児島、宮崎両県等におきまする事業が非常に低調ではないかというようなお話でございますが、まあわれわれの今までやって参りましたところを振り返ってみますと、特に低調だというふうにも考えていないのでありますが、全般的になかなか計画いたしました事業がうまく進捗いたしておりませんので、両県につきましても同様なことは言えると思いますが……。
油津等の災害の問題は、これも数年にわたって相当港内での漁船の被害等があったわけでございます。これは御承知のように、一部は漁港でございまして、一部は一般港湾になっておるわけでございます。以前は外の防波堤につきましては、港湾局の方で全部やっていただくことになっておったわけでありますが、なかなかこれも進捗しないというような関係で、途中から話し合いをいたしまして、半分の方につきましては私どもの方で、農林省で所管をして参るということになって、両方から外防波堤の延長をいたすことにいたしました結果、大体それができ上りましたので、今後の被害というようなものは相当軽減されるのじゃないかというふうに考えております。
それから建設省所管の災害が農林省に……。
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それから建設省所管の災害が農林省に……。
島
林
林眞治#16
○説明員(林眞治君) 市来につきましては、最近といいますか、相当前から、まだ具体的に国庫補助等の工事をいたしておりませんので、そういう点につきましては今後改良できますように研究して参りたいと思います。まだ今まで実施しておりませんので……。
この発言だけを見る →島
林
林眞治#18
○説明員(林眞治君) 災害復旧につきましては、建設省所管のものが、あるいは運輸省所管であったものが、途中から農林省所管に変るという措置は実はとっていないのであります。査定当時に、建設省なり、あるいは運輸省で査定されたものは、それが完了するまでは向うでやっていただく、その後の災害はこちらでやりますということで、実はやっておるわけであります。農林省所管の災害につきましても、その後の状況の変化等によりまして、検査院の現地検査の結果指摘を受けたことは遺憾に存じておりますが、所管が変りましたために落されたというものはないのではないかというふうに考えております。大体査定したところにおきまして、その査定した災害復旧事業につきましては、責任を持って完了するというような協定をいたしておるわけであります。所管の変ったということはちょっとないんじゃないかと思います。
この発言だけを見る →島
島村軍次#19
○島村軍次君 もう一ぺん御調査されてみれば、よくわかると思います。特に東市来の港漁の災害復旧の工事と、それから小さな港ですけれども、あれはエダ川に沿うたところの工事ですが、今のような問題がありますから、これは会計検査院に対して非常な不満を持っております。これは名前まで聞いてきたんですが、これは委員会で取り上げてもいいんですが、まず農林省の方で一つそういう問題については、小さい港だからといって放置しておきますと、小さい船ですけれども、八十二隻も持っている。希望かたがた御調査願うととを要求しておきます。
この発言だけを見る →林
千
千田正#21
○千田正君 官房長が見えておるようですから、官房長に注文しておきます。それは、今までの漁港整備計画は順調に進んでいるとはいうものの、実際からいうと、きわめて当初の計画から離れて、おくれておる。年々の予算の実行を見ましても、三十億前後。水産行政の大宗であるところの公共事業費の大宗というものは、ほとんど漁港整備計画だという点から見まして、水産庁の方の要求予算でいつでも苦労するんですが、農林省全体の予算の割合から見まして、三十億程度というものは少な過ぎると思う。漁港整備は、このままでいったら、何年かかったら一体漁港の整備ができるかというふうにわれわれは考えるんですが、来年度の予算の獲得に対して、三十億程度では、とうてい今も陳情のあった問題なんか処理できないわけです。もう少し大幅に大蔵省に要求するだけの、一つあれをやっていただきたい。官房長どうですか、お考えを一つ述べていただきたい。来年は一つ取って下さいよ。三十億という今の調子だと、五十年たっても、農林省の漁港整備計画は達成できないですよ。
この発言だけを見る →永
永野正二#22
○説明員(永野正二君) 私どもも、最近のような漁業の非常な急テンポな発達に伴いまして、漁港の関係の予算を強化するということにつきましては、十分必要性を感じているわけでございますが、毎年私どもとしては、当初要求には相当な額を要求しておるのでございますが、最終段階になりまして、なかなか要求通りの予算を獲得することができないのが実情でございます。来年度につきましても、事前に十分いろいろ準備をいたします。また各方面の御援助も十分いただきまして、ただいまお話のような方向に極力努力をいたしたい、こう考えております。
この発言だけを見る →千
千田正#23
○千田正君 やっぱりあれですか、大臣の力の差によって、ある場合によってはよけい取れ、ある場合によってはよう取れないというのじゃないですか。そんなことをいうと、農林大臣の首のすげかえに対してわれわれは注文しなければならないことになる。官房長は、大いにその輔弼の任にあるのだから、どんな大臣が来ようと、一つ、今の御発表の通り、大いにやっていただきたいと思います。注文をつけておきます。
この発言だけを見る →仲
仲原善一#24
○仲原善一君 官房長にちょっとお尋ねいたしたいのですが、先ほど千田委員からの報告の中で、富山県でしたか、例の環境衛生に関連して、食肉業者の問題で、あれに入ったために生産者である畜産業者に非常に影響があるだろうと、その点の運営をよろしくという陳情があったように聞きましたが、それで、あれほどの問題になって、経過はよく御存じですから省略いたしますが、その後厚生大臣なりと農林大臣なりとよくお話し合いになって、運営の面で何か御研究になっておるかどうかということ。
もう一つは、われわれ参議院の方では、ああいうふうな議決をやって修正案までやったわけですが、あれは議員提案でございますが、政府として、不合理であれば、次の国会にでもあれは修正して、食肉販売業者とそれから氷雪業者を落すような修正案を出す意思があるかどうか。特に一番関係のある農林省当局では、そういう意思があるかどうか、その辺の事情を一つお知らせ願いたいと思います。
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永
永野正二#25
○説明員(永野正二君) 前国会で成立いたしました環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律につきましては、当時私ども農林省の事務当局といたしましては、あの法律に含まれております食肉販売業及び氷雪販売業をあの法律の対象といたしますことにつきましては、非常に疑義があるという見解を持っておったのでございます。単に環境衛生という見地から、これらの営業につきまして、その業務の内容につきまして、相当な規制が行われるということは、これにつながっておりますところの生産者及びこれらの営業を利用しております消費者というものの、利害関係というものを十分に考慮すべきである、単にこれらの営業の衛生的な見地からのみして、ああいう事業的な規制をすることについてはいかがであろうか、という見解を持っておったのでございます。この法律の審議に当りましては、国会方面におきましてもいろいろな御論議があったことは、よく御承知の通りでございますが、一応前国会で、衆議院の当初案通り成立をいたしたわけでございますけれども、これの実施に当りましては、農林省の事務当局及び厚生省の事務当局の間に話し合いをいたしておるのでございます。少くとも当分の間、そういう生産者及び消費者の利害関係に重大な影響を及ぼすような、先ほど申し上げました二業種につきましては、これらの法律を直ちに適用して動かしていくということについては問題があるから、十分農林省と協議をした上で、これを実施をするという約束を取りつけておるのでございます。
私どもといたしましては、できますならば、来たるべき機会におきまして、こういう一方的な事情から、これらの営業についての規制をするというようなことが、実は適当でないように存じまずるので、できるだけ機会をもちまして、これらの点については法律の改正もいたしたいと考えているのでございます。その趣旨で、農林大臣及び厚生大臣の間におきまして、あるいは衆議院の与党の方面との間におきまして、話し合いも行われているわけでございますので、できるだけ早い機会にそういう措置をいたしたい、こう考えているわけでございます。
この発言だけを見る →私どもといたしましては、できますならば、来たるべき機会におきまして、こういう一方的な事情から、これらの営業についての規制をするというようなことが、実は適当でないように存じまずるので、できるだけ機会をもちまして、これらの点については法律の改正もいたしたいと考えているのでございます。その趣旨で、農林大臣及び厚生大臣の間におきまして、あるいは衆議院の与党の方面との間におきまして、話し合いも行われているわけでございますので、できるだけ早い機会にそういう措置をいたしたい、こう考えているわけでございます。
重
重政庸徳#26
○重政庸徳君 関連して。今の問題ですね、これは第一番に、当時われわれは強く主張したのだが、結局農林省がうかつだった。それから、一方からいえば、無視せられたことになる。いわゆる一方的にああいう法律が出てきた、こういう状態であるのだから、今その後の収拾策について、厚生省と農林省と打ち合せて、話がまとまっているのだが、これは何か文書で、厚生次官と農林次官と、文書で何とかそういう申し合せを確認するというように、はっきりやっているのですか。はっきりやっておらぬ場合においては、大体もとの状態がもとの状態なんだからと、農林省は安閑としていては困るので、文書ではっきりそういう申し合せをしているかどうかということを、まず第一番にお尋ねします。
この発言だけを見る →永
永野正二#27
○説明員(永野正二君) 私どもといたしましては、国会で成立をいたしました法律でございまするので、それについてどうするというようなことを、事務当局同士で文書をもって確認するという点は実はいかがであろうかと、こういう点も顧慮しているのでございます。問題は、成立をいたしました法律の実施につきまして、事務当局としてどういうふうに運んでゆくかという点につきまして、文書をもって協議をいたして、確認をいたしているのでございます。
この発言だけを見る →重
重政庸徳#28
○重政庸徳君 法律でできているから文書をもってやるのはいかぬ、どうかと思う、というような答弁はおかしいと思うのですよ。その運営に関しての事項については、私は文書をとってはっきりしておかなければならないと、こう思う。だから、少し甘いですよ、これは。
それから、もう一つ、何か文書でやった事項があれば、これは一つ委員会に示してもらいたい。その点、どうです。
この発言だけを見る →それから、もう一つ、何か文書でやった事項があれば、これは一つ委員会に示してもらいたい。その点、どうです。
永
永野正二#29
○説明員(永野正二君) お尋ねが、法律の規定につきましての措置を含んでいると思いましたので、先ほどのようなお答えをいたしたのでございますが、ただいまお話しのように、との法律の運営につきまして、明確に当分の間、十分農林省と協議をした上でなければ、実際の適用をいたさないという協議ができまして、それを文書をもって確認をいたしているのでございます。
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