建設委員会

1962-05-07 参議院 全255発言

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会議録情報#0
昭和三十七年五月七日(月曜日)
   午後二時二十二分開会
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  委員の異動
四月二十七日委員小沢久太郎君及び藤
田進君辞任につき、その補欠として吉
江勝保君及び山口重彦君を議長におい
て指名した。
四月二十八日委員吉江勝保君辞任につ
き、その補欠として小沢久太郎君を議
長において指名した。
四月三十日委員米田正文君及び村上春
藏君辞任につき、その補欠として郡祐
一君及び小柳牧衞君を議長において指
名した。
五月一日委員郡祐一君、小柳牧衞君及
び三木與吉郎君辞任につき、その補欠
として米田正文君、村上春藏君及び野
村吉三郎君を議長において指名した。
五月二日委員村上春藏君、米田正文君
及び徳永正利君辞任につき、その補欠
として館哲二君、鍋島直紹君及び木村
篤太郎君を議長において指名した。
五月四日委員館哲二君、野村吉三郎
君、鍋島直紹君及び田上松衞君辞任に
つき、その補欠として木島義夫君、三
木與吉郎君、米田正文君及び松浦清一
君を議長において指名した。
五月六日委員田中清一君、米田正文君
及び木下友敬君辞任につき、その補欠
として鍋島直紹君、吉江勝保君及び鈴
木強君を議長において指名した。
本日委員吉江勝保君、木村篤太郎君、
鍋島直紹君、木島義夫君、山口重彦君
及び鈴木強君辞任につき、その補欠と
して米田正文君、徳永正利君、田中清
一君、村上春藏君、武内五郎君及び木
下友敬君を議長において指名した。
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 出席者は左の通り。
   委員長     大河原一次君
   理事
           田中 清一君
           徳永 正利君
           村上 春藏君
   委員
           稲浦 鹿藏君
           太田 正孝君
           後藤 義隆君
           三木與吉郎君
           米田 正文君
           内村 清次君
           木下 友敬君
           田中  一君
           松浦 清一君
           小平 芳平君
           村上 義一君
  国務大臣
   建 設 大 臣 中村 梅吉君
  政府委員
   大蔵政務次官  堀本 宜実君
   建設省計画局長 関盛 吉雄君
   建設省都市局長 前田 光嘉君
   建設省河川局長 山内 一郎君
   建設省道路局長 河北 正治君
   建設省住宅局長 斎藤 常勝君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       武井  篤君
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  本日の会議に付した案件
○理事の補欠互選の件
○国民のための公共事業実施に関する
 請願(第二八〇三号)(第二八〇四
 号)
○建設業法施行令改正に関する請願
 (第一七八二号)(第二九四四号)
 (第二九六四号)
○宅地建物取引業法の一都改正に関す
 る請願(第一八一〇号)(第二〇三
 五号)(第三五五八号)(第三五五
 九号)(第三五七六号)(第三五七
 八号)(第三五七九号)(第三五八
 〇号)
○東京都阿佐ケ谷駅南口改正道路を甲
 州街道まで延長する等の請願(第九
 六二号)
○福島県常磐市の立体交差橋建設場所
 移転に関する請願(第二二〇一号)
○都市計画に基づく東京都昭和通り横
 断道路廃止変更に関する請願(第二
 六八二号)
○熊本県鮎ノ瀬ダム早期実現に関する
 請願(第八六号)
○岩手県四十四田ダム建設に伴う代替
 地の補償等に関する請願(第八六一
 号)
○災害応急対策費全額国庫補助に関す
 る請願(第一五〇号)
○第二室戸台風による災害の早期復旧
 に関する請願(第一五一号)
○山梨県富士川等の改修工事等に関す
 る請願(第一五五号)
○茨城県久慈川改修工事等促進に関す
 る請願(第三五八一号)
○公営住宅建築基準単価引上げ等に関
 する請願(第一四九号)
○住宅建設促進に関する請願(第一五
 六号)
○第二室戸台風等による被害対策に関
 する請願(第二六〇号)
○公営住宅法の一部改正に関する請願
 (第二五六八号)
○道路整備に関する請願(第二二〇
 号)
○積雪寒冷特別地域における道路交通
 確保に関する特別措置法に基づく除
 雪作業経費国庫補助の請願(第二五
 九号)
○昭和三十七年度道路予算に関する請
 願(第一一〇三号)
○二級国道一一〇号級と一一二号級と
 の連結国道新設に関する請願(第一
 六七号)
○門司駅、恒見間幹線道路建設促進に
 関する請願(第三五三五号)
○一級国道二十号線整備促進に関する
 請願(第七〇六号)(第七二三号)
○一級国道四号線舗装工事促進に関す
 る請願(第八五九号)
○県道花巻六郷線改良工事施行促進に
 関する請願(第八八九号)
○鹿児島県内の一級及び二級国道全線
 早期舗装等に関する請願(第一二九
 三号)
○佐野行田線、館林寺岡線両道路の舗
 装工事等施行促進に関する請願(第
 二六六六号)
○二級国道桜島鹿児島線中鹿児島市、
 西桜島村袴腰間橋りよう架設に関す
 る請願(第一七六六号)
○府道福知山宮津線の国道編入に関す
 る請願(第五七八号)
○主要地方道盛岡毛馬内線等の二線国
 道編入に関する請願(第八六〇号)
○岩手県道大更停車場八幡平鹿湯線の
 有料道路実施に関する請願(第八六
 二号)
○標浜新道戸塚支線の有料解除に関す
 る請願(第一〇六一号)
○国土開発縦貫自動車道九州自動車道
 建設促進に関する請願(第一一〇二
 号)
○九州縦貫高速自動車道の都城市通過
 に関する請願(第二六一一号)
○名神高速道路高架下空地貸与等に関
 する請願(第二九六三号)
○一都事務組合に工業団地取得造成の
 ための土地収用権付与に関する請願
 (第一〇八号)(第一〇九号)(第
 一一〇号)
○建設事業並びに建設諸計画に関する
 調査(国土建設の推進に関する件)
○継続調査要求に関する件
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大河原一次#1
○委員長(大河原一次君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
 速記をとめて。
  〔速記中止〕
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大河原一次#2
○委員長(大河原一次君) 速記をつけて。
 理事の補欠互選についてお諮りいたします。
 先般の委員の異動に伴いまして理事が欠員となっておりますので、この際その補欠互選を行ないたいと存じます。先例によりまして手続を省略いたしまして、委員長の指名に御一任願いたいと思います。さよう取り運ぶことについて御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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大河原一次#3
○委員長(大河原一次君) 御異議ないと認めます。それでは委員長から、村上春藏君、徳永正利君、田中清一君武内五郎君を理事に指名いたします。
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大河原一次#4
○委員長(大河原一次君) 次に、議事の都合により、この際お諮りいたしますが、建設事業並びに建設諸計画に関する調査につきましては、閉会中の継続調査要求を行なうことにいたしたいと存じますが、さよう決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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大河原一次#5
○委員長(大河原一次君) 御異議ないと認めます。それではさよう決定いたしました。要求書につきましては委員長に御一任願います。
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大河原一次#6
○委員長(大河原一次君) 次に、請願の審査を行ないます。便宜上お手元に配付の付託請願一覧表によりまして審査を進めます。
 まず整理番号一、二、二件を一括いたしまして、専門員に説明いたさせます。
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武井篤#7
○専門員(武井篤君) 文書表の二八〇三号、二八〇四号でございます。件名は、国民のための公共事業実施に関する請願でありまして、請願の趣意は独占資本本位の公共投資政策をやめ、真に国民のための公共事業を実施するために、一、河川砂防に重点をおいた完全なる治山治水計画の立案と早期実施、二、地元民の要求に基づき、水没住民との友好的話し合いによる治水計画に合致した多目的ダム建設、三、地方分担金なしの全額国庫負担による一カ年以内の科学的かつ完全に改良された災害復旧工事、四、独占資本本位の特殊高速道路の建設よりも国民のための地方道建設、五、土地所有者、土地利用者の立場に立った完全なる生活保障方式の採用による土地収用、六、民間をたよりにしない国家による低家賃住宅の早期建設、七、農市民を犠牲にし、独占資本奉仕の水資源開発公団設立反対、八、国民を収奪、弾圧しようとする災害対策基本法改悪反対、九、国民のための公共事業の実施と事業量に見合った人員計画、十、建設労働者に首切りをもたらす請負化反対、直営工事を守れ、こういう要求だと言っております。
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大河原一次#8
○委員長(大河原一次君) 御質疑並びに御意見のおありの方は発言を願います。
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田中一#9
○田中一君 政府の見解。それぞれ各担当の部局の見解を述べて下さい。
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大河原一次#10
○委員長(大河原一次君) 建設省、自治省の見解をお述べ願います。
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山内一郎#11
○政府委員(山内一郎君) 第一の河川砂防に重点をおいた完全なる治山治水計画の立案と早期実施の点でございますが、これは、現在も御承知のように三十五年度から治水十カ年計画どおり進めているわけでございます。しかし最近の災害の状況等、あるいは水資源の開発の促進の必要上から、さらに繰り上げとかあるいは抜本的な方法を講じなければいけないと思って現在努力をしている最中でございます。
 それから第二の多目的ダム建設におきます水没住民とよく話し合ってやれという趣旨でございますが、この点も従来も努力をいたしましておりますが、さらに水没の住民の方々と話し合いをしまして、円満な方法で建設をやりたい、こういうふうに考えております。
 それから第三点の災害復旧工事の点でございますが、全額国庫負担というのはこれは非常に無理があるのじゃなかろうか。それから一カ年以内という点につきましても、重要な個所は一カ年以内で現在もやっておりますが、これを全部ということになると、やはり問題点が相当あるのじゃなかろうか、こういうふうに考えております。
 それから次は水資源開発公団設立反対の点でございますが、これはすでに五月一日から公団が発足をいたしまして、今後大いに水資源の開発をやる、こういうことになっているわけでございます。
 河川局関係は以上でございます。
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関盛吉雄#12
○政府委員(関盛吉雄君) ただいまの請願のうち関係する、土地所有者なりあるいは土地利用者の立場に立った、国民のための公共事業を実施するにあたっての生活保障方式を、土地収用の場合に適用すべきものであるという請願になっておりますが、その内容はつまびらかではございませんが、現在の制度におきましては、財産権に対する保障と、さらに保障と相待って行なわれるような生活再建対策というものを、特別の事業については法律上実施するということになっておりまして、かつその財産権の対象に対しまして損失を補償すべきものの内容は、本年三月に補償基準に関する審議会から答申をいただきまして、その線に沿いまして目下提案を急いでおるわけでございます。その際におきましても、生活権保障というような補償項目をあらためて取り上ぐべきことの可否について、いろいろ議論が行なわれたわけでございますが、それは適切ではないという答申もいただいておりますし、ただいまの請願の内容は、「生活保障方式の採用による」という言葉で内容がよくわかりませんけれども、目下のところにおきましては、この請願のような趣旨の制度は、にわかには問題であろうというふうに考えております。
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河北正治#13
○政府委員(河北正治君) 四の「独占資本本位の特殊高速道路」でございますが、私どものやっております高速道路は、これはやはり国民全体の輸送効率の向上のためにやっておるつもりでございます。それから地方道も同様でございます。
 それから、十の建設労働者云々でございますが、私のほうといたしましては、事業の効率的消化のために請負を活用しているつもりでございます。
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斎藤常勝#14
○政府委員(斎藤常勝君) 住宅局関係といたしましては六番目であります。民間建設をたよりにしない国家による低家賃住宅の早期建設」ということでございますが、私ども住宅政策を推進して参ります場合に、その中核となりますのは、何と申しましても公営、公庫、公団のいわゆる政府施策住宅でございます。今後ともこういうものをさらに一そう推進したい、住宅業の十全を期したいと、こういうふうに考えております。
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田中一#15
○田中一君 今の政府の答弁、いろいろ見解を伺いますと、国としてもまたわれわれとしても、取るべき請願も相当入っておりますけれども、何せごちゃごちゃいろいろな問題が入っておりますので、一つ一つ分離して請願された場合には受けられるものもあると思うんですが、このまま一括請願を採択しても混乱があるのじゃないかというように考えますので、紹介者がもしいれば、紹介者から意見を聞いておくこともいいと思うんですが、どうでしょう。
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大河原一次#16
○委員長(大河原一次君) ちょっと速記を止めて。
  〔速記中止〕
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大河原一次#17
○委員長(大河原一次君) 速記をつけて。
 他に御発言もないようでありますが、本件の請願の取り扱いにつきましては、いかがいたしますか。改めてお諮りいたします。
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徳永正利#18
○徳永正利君 先ほど来いろいろの御意見があったように、この二件については保留いたしたいと思います。
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大河原一次#19
○委員長(大河原一次君) 他にございませんか。それでは一、二保留と決定いたしたいと思います。さよう御承知願いたいと思います。
 次に、建設局関係三、四、五を議題といたします。専門員に説明させます。
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武井篤#20
○専門員(武井篤君) 請願文書番号は第一七八二号、第二九四四号、第二九六四号であります。請願の趣意は、「建設業法施行令第一条に『建設業法第三条第一号の政令で定める軽微な工事は工事一件の請負代金の額が五十万円に満たない工事とする』とあるが、右の五十万円を百万円に改正されたい。」という請願であります。
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田中一#21
○田中一君 これは私が紹介者になっておりますから説明しますが、政府の見解としては……。
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関盛吉雄#22
○政府委員(関盛吉雄君) ただいまの御審議になっております請願は、いわゆる建設業の登録を受けることを要しない軽微な工事の金額を定めることについて、現行五十万円を百万円に引き上げろという趣旨でございます。もっとも物価の関係から見ますと、ただいま行なわれております一件五十万円という基準は、昭和三十一年に改定されたのでございまして、三十一年当時から見ますと、若干の物価の関係の上昇を見ておるのが現状でございます。しかしこの現在五十万円になりましたのは、昭和二十四年の当時に定められておりましたものを、三十一年に引き上げられまして五十万円になったのでございまして、その当時から見ますと、二十四年と三十一年とは建築材料が二三二%という日銀の調査もございますし、経済企画庁におきまする調査におきましても、総合物価指数が昭和二十四年を一〇〇といたしまして昭和三十一年が一四五%という指数を示しておるのでございます。ただいま申しました指数を三十一年と三十五年とを比較してみますと、建築材料におきましては、日銀の調べによりまして三十一年を一〇〇といたしますと三十五年が一〇九%という指数を示しております。また経済企画庁の総合物価指数におきましても、三十一年を一〇〇といたしました場合に建築費の指数が一〇三・二%、こういうようなことでございますので、必ずしも請願で御主張されております点とは見解を同じくしないわけでございます。かりにそれが同じといたしましても、この問題は昨年の二月に中央建設業審議会におきましていろいろな角度から検討されまして、五十万円という基準は小規模建設工事の保護という立場からするならば、五十万円という金額は基準としてはなお維持する必要があると、こういう各方面の詰まった議論がこのような形となって全会一致で答申が行なわれておりますので、将来にわたりまして検討はすべきものとは考えておりますけれども、今われわれのほうといたしましては、直ちにその時期ではないのではないか、こういう考え方でございます。
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徳永正利#23
○徳永正利君 私は、ちょっと説明しますけれども、請願の趣旨には賛意を表しまして、採択が適当と思います。
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田中一#24
○田中一君 昨年三十六年の予算編成にあたっての公営住宅の単価から、十月補正予算の際に少なくとも学校建築あるいは公営住宅、住宅金融公庫法の融資住宅等、すべて二割以上の単価の更正をしているわけです。この現実というものをもしも認めるならば、少なくとも三十七年の新予算がこれを踏襲しているということになるならば、零細企業云々という政治的な配慮ではなくして、実態そのものが二〇%の値上がりを示しているということを政府は容認したものである。もしかりにこれが建築材料において一〇九、それから労銀において一〇三、どっちが三か九だかわからぬけれども、というならば予算そのものが不当なる予算を計上しているということにならざるを得ないのです。どういうところからその指数を持ち出してきたかは知らぬけれども、今説明されているような問題はみずからが予算の編成内容というものに対して否定をしていることになるか、あるいは収集された資料というものが不十分なものか、私はこれは受け取れないわけです。その点はどちらが正しいのですか。
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関盛吉雄#25
○政府委員(関盛吉雄君) 私が申し上げましたのは、本請願の要旨に掲げておりますところの、物価の関係の時期につきましての上がり率の見解を申し上げたのでございます。最近の物価の年度別のスライドの状況につきまして触れたわけではございません。そこでこの建設業者の登録を受けることを要しない工事の範囲についての議論が行なわれましたときは、むしろ小規模の工事といえどもいわゆるそれを実施するということにおいて、適正なる工事の実施を確保するということにおいて、いわゆる請負を行なう人の資格を審査して、施工者の立場から保護すべきのがその法の建前じゃなかろうか、こういう意味におきまして小規模工事の保護という立場から、やはり金額は小さくても登録要件にすべきじゃないか、というのが察議会の総意であったということを申し上げたのでございます。
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田中一#26
○田中一君 建設業法の制定は昭和二十四年です。この立法の精神を受け継いで政令によって、小規模請負事業というものは事業税の非課税対象となるが、これは三十万円ときめております。三十一年にそれが改定されて五十万円となったわけです。この立法の精神並びにその経過を考えてみる場合には、当然、物価の上昇によっては、当該建設者が業法登録を受けざる範囲であり、並びに事業税の対象とならない、という小規模建設事業というものをうたっている以上、現に二〇%の予算において値上げを認めているならば、今度その額までは認めるべきであるということは当然です。建設大臣の諮問機関である中央建設業審議会はその計数、数字というものを無視して政治論的な、請負業者であるならばことごとく登録をすべきではないか、という議論も最初から起きている問題です。立法の精神はそういうものではないのです。小規模の請負そのものは業という利潤追求の事業として行なわないでも、職人が賃金だけでもって取りまとめができるという規模をさしておるのであって、私はそれで少しも不当ではないと思うのです。言葉を中央建設業審議会等の答申に藉口して、それに対する意見を差しはさむのは困ると思うのです。もしもこういう考え方が……現在予算化されている二〇%の値上がりというものを認めて予算編成をしている以上は、検討するという余地はあるはずだ。したがってこの請願は採択をすべきが私は正しいと思うのです。百万という額を示しておるけれども、これは検討してくれればよろしいのであって、昨年の予算委員会におきましても、現在の建設大臣はこの問題は十分に検討いたします、ちょうど二月の建設業審議会でそういう答申があったというけれども、昨年の私の質問は五月ごろの質問です。六月か七月か近い将来に必ずこの問題に対しましては審議会にかけて検討いたします、ということを約束しているのです。昨年の暮にも中央建設業審議会があったはずでありますけれども、これはそのまま付議されなかったらしいけれども、ひとつ議事録を調べて下さい。昨年の予算委員会か建設常任委員会で建設大臣が六月ないし七月に必ず中央建設業審議会のほうに、私の要求がむっともであるか検討するように付議するということを約束しておるのですが、それは御存じないですか。
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関盛吉雄#27
○政府委員(関盛吉雄君) ただいまの御発言のように、この問題は先ほど昨年の二月の建設業審議会の審議の模様を申し上げたのでございまして、われわれといたしましても経済情勢の推移に従って、この問題は検討すべき問題だと考えております。ただ経過を申し上げた、こういうことでございます。
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田中一#28
○田中一君 採択をしていただきたいと思います。
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大河原一次#29
○委員長(大河原一次君) 他に御質疑並びに御意見ございませんか。
  〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
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